新戸緋沙子「…なんだこれは」 (48)

創真「なんだってスルメのはちみつ漬けにちりめんじゃことクリーム和え」

緋沙子「」

創真「あと、イカゲソのピーナッツバター和えと煮干しのジャム添え」

緋沙子「」

創真「ま、全部ガキの頃考えた料理だけどな」

緋沙子「こ、これを食えと…?」

創真「あぁ!おあがりよ!」

緋沙子「ふ、ふざけるなぁー!」

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緋沙子「…なんだこれは」

創真「…」

緋沙子「このバイクはなんだ?」

創真「いや、せっかく高校の時原付だけど免許取ったからその延長で…」

緋沙子「それはいい、免許を取るときも一声もらったからな」

創真「な、ならいいよな?」

緋沙子「は?」

創真「…」

緋沙子「本気で言っているのか?」

創真「…すいません」

緋沙子「…」

創真「あの、まさか返品ってことはないですよね?」

緋沙子「…いくらしたんだ?」

創真「……こみこみで60万」
緋沙子「はぁ!?」

創真「はしませんでした!」

緋沙子「…」

創真「なぁいいだろ?これ絶版車なんだよ、走行距離も3ケタだし、シングルだし…」

緋沙子「ただでさえそんな余裕はないというのに」

創真「…はい」

緋沙子「排気量は?」

創真「600ccです…」

緋沙子「会社は?」

創真「技術のYAMAHAです…」

緋沙子「聞いたことないな、車は作ってないのか?」

創真「トヨタ2000GTとかを」

緋沙子「それはトヨタが造った車だろ」

創真「え、エンジンを少々…」

緋沙子「…はぁ、私は言ったよな?大きいお金は相談して使おうって」

創真「えぇ~っと…」

緋沙子「…」

創真「はい、おっしゃいました」

緋沙子「はぁ…私には相談してくれないのかー(棒)」

創真「…」

緋沙子「悲しいなー(棒)」

創真「悪かったって!な?」

緋沙子「気持ちがなぁー、気持ちが見たいなー(棒)」

創真「こ、今度おごります…」

緋沙子「いったいどのくらい気持ちを見せてくれるのか知りたいなー(棒)」

創真「お、温泉旅行で…勘弁を」

緋沙子「そっか、連れっててくれるのか?」

創真「もちろん!」

緋沙子「なら許す!けど、次は覚悟しろよ?」

創真「はい…」

緋沙子「それと、子供じゃないんだからブルーシートをかけて隠さない」

創真「…」

緋沙子「どうせ月に一度の掃除でばれるんだから」

創真「返す言葉もございません」

緋沙子「約束として保険にはきちんと入ること」

創真「はい」

緋沙子「半袖短パンでは乗らないこと」

創真「はい」

緋沙子「フルフェイスのヘルメットを被ること」

創真「はい」

緋沙子「趣味にまで口を出すつもりはないが、その…」

創真「…」

緋沙子「怪我したり、死んじゃったりしたらイヤだからな…」

創真「…」

緋沙子「…」

創真「緋沙子はかわいいなぁ~」ダキッ

緋沙子「な!調子に乗るな!//」

緋沙子「…なんだこれは」

創真「あぁそれ、この前海外に行ってた時あっただろ?」

緋沙子「…」

創真「そのとき働いてた店でインタビュー受けたんだよ。なんでも親父のことも知ってる人っていうから」

緋沙子「…」

創真「で、そのときの記事がたまたま買ってきた料理雑誌に載ってたってわけ」

緋沙子「…」

創真「…ちょっと、聞いてます?」

緋沙子「この、女性は…」

創真「あぁ、その時の記者さん」

緋沙子「…」

緋沙子「…」

創真「?」

緋沙子「き、綺麗な方だな…」

創真「あ、あぁそう」

緋沙子「胸も大きい…」ボソッ

創真「あ?」

緋沙子「な、なんでもない!」

創真「そう…」

緋沙子「いや、私は通常だ…えりな様やこの女がその……」ボソボソ

創真「早く掃除終わらせようぜ」

緋沙子「なぜ私のは高校で止まって…」ブツブツ

創真「お、なんだこれ?」

緋沙子「いいからさっさと手を動かせ」

創真「いや、見たことないんだけどこのノート」ペラッ
緋沙子「…//」バッ

創真「…あ、やっぱりそうなの?」

緋沙子「ど!どどどっどどどど、どこまで見た!//」

創真「どこまでって裏表紙と表表紙くらいしか見てないけど」

緋沙子「ほ、本当か?//」

創真「嘘ついたってしょうがねぇだろ」

緋沙子「そ、そうだな//」

創真「そうだ」

緋沙子「そうか、ならいい//」

創真「それよりこのノートどうすんだよ」

緋沙子「こ、これはその…//」

創真「いやそうじゃなくて」

緋沙子「これは私のだからお前は触らなくていい。お互い知られたくないプライベートなこともあるだろう//」

創真「それじゃなくてこっちの」

緋沙子「あ、コレに似たノートは見つけ次第私に報告しろ。決して触れるなよ!危険だからな」

創真「あぁ、じゃこの日記もか?」

緋沙子「」

創真「いやぁメッチャあるのな日記」

緋沙子「」

創真「しかもメッチャいろいろ書いてあるし」

緋沙子「」

創真「レシピとか授業とか俺の事とか」

緋沙子「あぁぁぁぁああぁぁぁぁあっぁぁあ!//」ゴロゴロ

創真「どうしたんだよ、いきなり顔隠して転がって」

緋沙子「いあぁああああぁぁぁあっぁあっぁ!//」ゴロゴロ

創真「しっかしいつから俺の事好きなのかも分っちゃったな」

緋沙子「んがぁぁぁあぁぁぁぁああっぁぁぁ!//」ゴロゴロ

創真「ま、大体同じみたいだったけどな」

緋沙子「//」ピタッ

創真「…」ナデナデ

緋沙子「わ、笑いたければ笑え…//」

創真「はいはい」ナデナデ

緋沙子「こういうときだけ大人ぶりやがって…//」

創真「口が悪くなってるぞー、悲恋の従者さん」ナデナデ

緋沙子「忘れろぉ//」

緋沙子「…なんだこれは」

創真「お!俺のラブレターじゃん」

緋沙子「…」

創真「いやぁ、こんなとこにあったのか~」

緋沙子「…」

創真「いやぁ、思い出すねぇ若き頃を」

緋沙子「…」

創真「どうしたんだ?」

緋沙子「べつに…」

創真「…」

創真「その、やっぱり捨てて欲しいもんか?」

緋沙子「当たり前だろ!」

創真「…」

緋沙子「けれど…それは私のものではないし…」

創真「…」

緋沙子「人の思いが書いてある手紙だ…」

創真「…」ナデナデ

緋沙子「…」

創真「そっか…」ナデナデ

緋沙子「う、浮気は許さないからな」

創真「お前よりいい女なんて見たことねぇよ」ナデナデ

緋沙子「うるさい…ばぁか//」

緋沙子「そ、それにしても…」

創真「ん?」

緋沙子(結構な量だ…やはりモテていたのだろう)

創真「おぉ!これまた珍しいもん見っけ!」

緋沙子「あ、それは!//」

創真「でで~ん!秘書子ちゃんのラブレター」ヒョイ

緋沙子「か、返せばか者!元は私のだぞ//」

創真「いやぁあの時はうれしかったなぁ~」

緋沙子「遠い目をするな!返せ!返せ//」ピョンピョン

創真「返せはないだろ~?俺のなんだから」ヒョイ

緋沙子「もとは私のだ!背ばっかり大きくなりおって//」ピョンピョン

創真「緋沙子」ダキッ

緋沙子「ひゃぁ//」

創真「緋沙子」ぎゅっ

緋沙子「ず、ずるいだろこのぉ//」

創真「身体、あったかくて柔らかい」

緋沙子「うるさい//」

創真「今がすごい幸せだ」

緋沙子「…//」

創真「緋沙子は?」

緋沙子「い、言わなくてもわかるだろ//

創真「口にして欲しいんだ」ぎゅぅ

緋沙子「あ…//」

創真「言って…」

緋沙子「わ、わたしもしあわせだ…//」

創真「そっか」すりすり

緋沙子「こ、こらぁ…//」

緋沙子「…おい」

創真「…」

緋沙子「もう一度聞く…これはなんだ」

創真「DVDです…」

緋沙子「なぜタイトルパッケージが印刷されてないんだ?」

創真「…」

緋沙子「正直に言え」

創真「はい…」

緋沙子「なんかいお世話になった?」

創真「…正直分りません」

緋沙子「…」ぐすっ

創真「!」

緋沙子「私の身体では不満か…」

創真「ち!違うぞ!そんなことはない!」

緋沙子「じゃあなぜ…」ぐすっ

創真「そ、それは…」

緋沙子「…やっぱり私のから」
創真「出張中に使ってました!」

緋沙子「…」

創真「ほ、ほら!海外に出るとしばらく帰ってこれなくなるだろ?」

緋沙子「そうだな…」

創真「それで…溜まったものを」

緋沙子「せ、性風俗店に行かないのか…?」

創真「ひ、緋沙子以外は抱きたくないというか…」

緋沙子「…断言しないのか」

創真「新戸さん以外なんてありえないっす!」

緋沙子「そ、そうか…///」

緋沙子「そ、その…溜まってしまうのはわかる//」

創真「…」

緋沙子「海外で私がいないからという理由も納得できる」

創真「はい…」

緋沙子「けど、できれば…その//」

創真(まままままっままさか!これはもしかして動画解禁!?)

緋沙子「く、くやしいから今から一緒に見るぞ!創真//」

創真「え?」

緋沙子「…//」

創真「…実は少し見て見たいとかあ」
緋沙子「早くしろ!///」

創真「…せっとおっけーでーす」

緋沙子「そ、そうか…//」

創真「はい…」

緋沙子「こ、ここに座れ//」

創真「…ではよっこいショット」

緋沙子「…//」

創真「…」

緋沙子「し、失礼するぞ!//」スッ

創真「!?」

緋沙子「わ、わるくないな…//」

創真(お!俺の膝の上にキタだとー!)

緋沙子「//」

創真(これ絶対途中でにゃんにゃんタイム入るじゃん)

緋沙子「//」

創真「…」

緋沙子「は、はじめないのか?//」

創真「え?あ、あぁ…」ピッ

「んん~!あぁんん!はぁあぁ//」

「ダメだよ~手で隠しちゃ」

緋沙子「//」

創真「…」

「やぁ!あぁ!ん~!//」

「あれ?シミできてるけど」

「い、言わないでぇ//

創真(なんだこの罰ゲームは…)

緋沙子「す、すごいな…//」

創真「そ、そうですね…」

緋沙子「あんなに気持ちいい物なのかあのマッサージ機は//」

創真「…今度買ってみるか?」

緋沙子「な!は!ば、ばかもの…//」

創真「…」

緋沙子「い、痛くするなよ//」

創真(あぁ^~これは無理かもしれんねぇ…)

「あぁ!やめぇ!おねがい!いっちゃ!いっちゃう!//」

「いいよいけよ」

「はぁあぁ~っ!//」

緋沙子「…お、男の方のあれは出てこないんだな…//」

創真「…み、見る?」

緋沙子「…ばぁか//」

創真「で、終わったわけですが…」

緋沙子「//」

創真「…大丈夫か?」

緋沙子「す、すごいのだな…//」

創真「…そうね」

緋沙子「あ、あんなもの当てられたら私は…//」

創真「ただでさえベッドの上ではMだもんな」

緋沙子「うるさい//」

創真「…この後どうする?」

緋沙子「…立てない//」

創真「遠回しに言うねぇ」

緋沙子「…//」

創真「はいはいっと」ダキアゲ

創真「よっと」

緋沙子「//」

創真「ではさっそく」くちゅ

緋沙子「んっ//」

創真「…ヌレヌレじゃん」

緋沙子「い、言うな!///」

創真「じゃこっちも」カチャカチャ

ボロン

緋沙子「!?//」

創真「おいで、緋沙子…」

緋沙子「ま、待て!いつもと全然違うじゃないか!//」

創真「いやぁ、ぶっちゃけ限界で」ガバッ

緋沙子「ま、まて…あっ//」




この後メチャクチャ…

えりな「相変わらず君にぴったりな店構えね」

緋沙子「えりな様!」

創真「なんでお前が来るんだよ」

緋沙子「こら!お客様だぞ!」

創真「ほいほい」

えりな「ほら幸平くん、早く私にふさわしい一品を」

創真「…」

えりな「…なに?」

創真「お前、全く変わんないな」

えりな「当たり前じゃない、どうして完璧なものが変わらなければいけないの?」

創真「はいはいっと」

創真「お待ちどおさま」コトッ

えりな「…では」はむっ

緋沙子「…」

えりな「!」

創真「どうだ?うまいだろ」

えりな「…まぁ味はいいとしてやはり君ごときが思いつく平凡なレシピね」

創真「実はそれ、親父の考えたレシ」
えりな「と思ったけれどやっぱりどこか奥深い味わいがあるからこのレシピの考案者はさぞ素晴らしい腕を持っているみたいね」

創真「ま、考えたの俺なんだけどね」

えりな「」

えりな「…それにしても幸平くん」

創真「あ?」

えりな「緋沙子を泣かしてないでしょうね?」

創真「当たり前だろ」

えりな「本当?」

緋沙子「はい、えりな様」

えりな「…そ」

緋沙子「ありがとうございますえりな様」

えりな「…」

創真「なんだよ?」

えりな「ねぇ、子供はまだかしら?」

創真「」

緋沙子「」

えりな「だっておかしいじゃない?二人はこんなに仲がいいのに子供がいないなんて」

創真「…」

緋沙子「え、えりな様?こればかりはタイミングと言いますか//」

創真「おい…」

えりな「やっぱり近くにキャベツ畑がないかしら?」

創真(あぁまたこいつ不思議発言を)

緋沙子「…」

えりな「あれ?私おかしなこと言ったかしら」

創真「お前未だにそん」
緋沙子「そうですね!きっとキャベツが足りないせいですよ」

えりな「そうでしょう?やはりコウノトリも近くにキャベツ畑があった方が赤ん坊を運びやすいし」

創真「…」

えりな「では緋沙子また次の予定でね」

緋沙子「はい、今度の土曜ですね」

えりな「えぇではごちそうさまでした」

創真「はーいお粗末様でした」

ガラガラガラ

緋沙子「…」

創真「…」

緋沙子「子供か…」

創真「そのまえに……な」

緋沙子「そうだな…」

創真「…」

緋沙子「…」

創真「あぁ…緋沙子?」

緋沙子「なんだ?創真」

創真「あ~!んんん!マイクテスト!マイクテスト!本日は晴天なり」

緋沙子「?」

創真「その、薙切に言われたからってわけじゃないけど…」スッ

緋沙子「…」

創真「受け取ってもらえると嬉しい…」ポリポリ

緋沙子「…ふふっ//」







緋沙子「…なんだこれは//」

創真「結婚指輪だよ」



御粗末!!!

くぅ~疲

HTML依頼出してきます

安価の方から付き合っている方いらっしゃると思います

駄文もろもろにお付き合いありがとうございました

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