提督「艦娘が愛しすぎて辛い」 (30)
~提督室~
加賀「__以上が、今出撃の戦果となります」
提督「ああ、ありがとう。お疲れさま。疲弊しているだろうし、今日はゆっくり休んでくれ」
加賀「いえ。そういう訳にはいかないわ。まだ秘書官としての業務が残っています」
提督「何を言っている。旗艦ではないといえ君も出撃したんだ。いいから今日は休みなさい。後は私が仕事を請け負う」
加賀「そんな・・・でも」
提督「いいんだ、気にするな。それとも命令されたいか? 君が任意に休まないのなら、僕は強制命令を下してでも君に休暇をさせるつもりだが」
加賀「・・・お心遣い、感謝します」
提督「・・・うむ。今回の戦地は激戦区だったからね。ゆっくり羽を休めるといい」
提督「明日、明後日も特別休暇を与える。赤城と一緒に温泉にでも浸かってきなさい」
加賀「え、ええ? いや、それはいくらなんでも」
提督「気にしなくていい。上層部から功労としてもらった宿泊券なんだ。僕は仕事で行けないし、秘書官の君が骨を休めるのに使ってほしい」
加賀「・・・いや、でも・・・」
提督「命令、されたいのか?」
加賀「・・・・・・」
加賀「ありがとう。提督」
提督「ふふ。いいさ」
加賀「じゃあ、一旦失礼するわ。またお夜食の時間にお邪魔します」
提督「いいって。ゆっくり休みなさい」
加賀「・・・いいえ。私がそうしたいの」
提督「・・・」
加賀「・・・じゃ、じゃあ。一旦失礼します」
提督「あ、おう」
バタン
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提督「・・・・・・」
提督「・・・・・・」
提督「・・・私が、そうしたいの・・・か」
提督「ふっ」
提督(・・・・・・)
提督(・・・・・・この鎮守府に来て、もう2年の月日がたった)
提督(頼りになる艦娘のおかげで様々な海域を突破し、僕の階級もうなぎのぼり)
提督(昇任異動することもできたけど、僕にはそんなつもりなどさらさらなかった。だって僕は)
提督(艦娘のことが、好きで好きで堪らないんだ____)
カシャッ ヌギヌギ ボロン
提督「・・・・・・」
提督(よし。ズボン引き下ろしOK、ティッシュOK、オレの息子さんOK)
提督(後は__さっきの加賀さんの恥じらう顔を思い浮かべて、っと)
提督(・・・いいえ。私が、そうしたいの・・・)
提督(ぬああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!)
提督(可愛すぎるっっ!!!!)シコシコシコシコ
提督(なんだよ反則だろあんな表情!!あなたクーデレでしょ!?頬を赤く染めるとかどんだけオレの股間に悪いんだコラア!!もうちょっとで射精するところだったじゃねえかうおおぽおおお!!!!)シコシコシコ
提督(加賀さんっ・・・加賀たんっ・・・!! かわいいよおおおお、抱きしめたいっ!!愛でたいよおおお!!)シコシコシコ
提督(来るっ!! 加賀さん、加賀さん!!!)シコシコシコ
提督「アッ_______!!」ドピュルルルルン
提督「・・・・・・」
提督「・・・・・・」
提督「ふう・・・・・・」
提督(・・・あかん)
提督(いや本当。そろそろあかん)
提督(艦娘と会うたびにヌかないと我慢できない体質になってしまった・・・)
提督(もちろん彼女たちは仕事上の部下であって、手を出した瞬間に憲兵さんがやってこられる)
提督(それにセクハラなどと騒がれてしまえば、僕の立場はありえない程みじめになる。だってここ女性しか職員いないし)
提督(とはいえ彼女たちのことは大好きだし、僕自身彼女たちに好かれたいと思っている。だからこそ、彼女たちの前ではイケメン提督でないといけないのだ)
提督(__しかし、いい加減この生活も気を付けないとな。このままじゃ提督室が精液臭くなって・・・)
コンコン
提督「おっ! っとっ!!」
カチャカチャ ビーッ キュッ
提督「・・・誰だ」
ガチャリ
金剛「てえええーーーーーーーーーいいいーーーーーーーーとおおおーーーーくーーーー!!!」
提督「なんだ、金剛か」
金剛「私の活躍う!! 見てくれたネーーッ!? 今日もバアーーーニングラブだったヨーーーッ!!」
提督「はっはっはっ。聞いたよ加賀さんから。よくやってくれたね。お疲れさま」
金剛「ねぇーっ。提督ゥーーっ。私いっぱい頑張ったからあーッ。ご褒美欲しいな~ってェー」
提督「んん? ご褒美ってなんだ。あ、そうか、イギリス産の紅茶がほしいんだな?」
提督「そういうと思って、今回の海域突破記念に半年分の紅茶を輸入しておいたぞ。また明石のところで受け取ってくれ」
金剛「ワアアーオ!! 提督、大好きネーッ!!」
金剛「って! いやいやそうじゃないデース! 私は提督ともっとラブラブしたいんデース!!」
提督「ええ? ラ、ラブ? なんだって?」
比叡「金剛お姉様ああーーーーっ!!」
金剛「っ! 比叡!? shit! 見つかってしまったデース!!」
榛名「こ、金剛お姉様! 抜けがけは、榛名が、許しませんっ!」
霧島「提督のハート。私の計算によると、そのご好意は私に向けられている可能性が極めて高いです」
金剛「うう~! 妹達みんなも提督LOVEですからネー。BUT! 私は負けないワー!!」
提督「・・・何を言ってるんだお前ら姉妹は・・・」
提督(やばい)
提督(ただでさえ金剛だけでめちゃくちゃ可愛いってのに)
提督(この4姉妹で来られたら、僕の股間が我慢の臨界点を突破してしまう)
提督(落ち着け。落ち着くんだ。なあにさっき加賀さんで抜いたばかりだ。僕にはまだ余裕があるはず)
金剛「てーいとくゥー? どうしたデース? 上の空でェーっ」ギュッ
提督「!!」
榛名「は、榛名、負けませんっっ!!」ギュッ
提督「!!?」
提督(二人に腕組みされて、胸を押さえつけられている・・・だとッッ!!?)
比叡「お、お二人ともっ!! て、提督が困っていらっしゃるじゃないですか! ね!?提督!」ギュッ
提督「ひ、比叡、あ、足を引っ張るな!」
提督(大体お前、お姉様LOVEだったろ!?)
霧島「うふふ。お姉様方。よくぞ提督を押さえつけてくれました」
霧島「霧島はこの機会に、提督の唇を奪って・・・!」
金剛「Noーーーーーーーっ!! ノーよ霧島ァーーっ!!」
榛名「ダメえええーーーっ!! 霧島ダメーーーっ!!」
提督(・・・ダメだ。こ、股間が・・・!)
「待ちなさいっっ!!」
金剛「who!?」
榛名「だ、誰ですっ!?」
雷「みんないい加減にして! 司令官が困ってるじゃない!」
提督「い、雷・・・!」
雷「司令官、もう大丈夫よ! ほらみんな、離れて離れて!」
金剛「な、なんですってーッ!?」
電「い、電の司令官さんを離してほしいのです!」
榛名「い、電ちゃん?」
暁「なにいってるのよ電! 司令官はレディである私のものよ!?」
比叡「あ、暁ちゃんまで・・・」
響「司令官は渡さない」
霧島「だ、第六駆逐隊の皆さん・・・!」
提督「う・・・!」
提督(まずい・・・こ、こんなに可愛い艦娘に囲まれてしまったら・・・!)
提督(ああ・・・可愛い・・・可愛すぎる・・・! ちょっとポンコツだが美人、ボーイッシュ、純粋、メガネっこの揃った金剛四姉妹)
提督(そしてロリの中のロリ、まさに至高中のロリ、第六駆逐隊)
提督(ああああーーー!! 可愛えんじゃああーー! みんな可愛えんじゃああーー)
ピリリリリッ
提督「むっ! で、電話だ!」
提督「みんなすまん! 上層部からかも知れないから、一旦提督室から出て行ってくれ!」
金剛「え、ええ~~? せっかく提督に会えたのにぃ~!」
榛名「・・・榛名・・・寂しいです・・・」
提督「う・・・す、すまないが・・・分かってくれ、みんな」
響「・・・司令官の、側に、いたい」
雷「で、でもしょうがないじゃない! 司令官の邪魔をする訳にいかないでしょ!?」
電「そ、そうなのです・・・電も寂しいですけど・・・でも、しょうがないのです!」
提督「ご、ごめんな。長くなるかもしれないし、皆でお風呂でも行っておいで」
霧島「うう・・・仕方ありませんね。出直しましょう、皆さん」
暁「そうよ! できるレディは、司令官を困らせないんだから!」
提督「あ、はは・・・ありがとう。みんな」
金剛「じゃあ、また来るデース!提督ゥーー! loveyou!!」
バタン
提督「・・・・・・」
提督「・・・・・・」
提督「助かったぁ~・・・」
提督(明石に特注で作ってもらった機械。名づけて「女の子が部屋に多くなったら勝手に音が鳴るアラーム電話機」)
提督(これがなかったら、間違いなくオレの自我は吹き飛んでいただろう)
提督(とはいえ、一応本当に電話があったかどうか確認して、と。・・・よし、何もないな)
キョロキョロ
シーン
提督「・・・よし。誰もいないな」
カシャッ ヌギヌギ ボロン
提督「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」シコシコシコ
提督「金剛っ!!こんごう、コンゴウーーー!!!」シコシコシコ
提督「榛名っ!! 比叡!! ひえええええええ!!」シコシコシコ
提督「霧島ああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」ドピュルルルン
提督「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
提督「くそっ!! まだまだおさまらない!!」
提督「ロリイイイイイ!!! 雷!! 電!! 響!! 暁いいいいい!!!!」シコシコシコ
提督「があああっ!! あっ!! がっ!! うおおお!!」シコシコシコ
提督「うおおおおおお!!! 小学生は最高なんじゃああああああ!!!!」シコシコシコ
ドピュルルルルン
提督「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
提督「と、とりあえず、収まったか・・・」
提督(・・・なんとかしないとな・・・本当)
提督(一歩間違えば、ドン引きクソ提督まっしぐらだ・・・)
提督(体質とはいえ、このままじゃいつか素性がバレてしまうかもしれないし。今まで以上に慎重に)
キイ
青葉「・・・青葉・・・見ちゃいました」
提督「」
提督「・・・おい、青葉」
青葉「はい」
提督「見たのか?」
青葉「青葉、見ちゃいました」
提督「えーっと」
提督「ちょっとこっち来て」
青葉「はい」
提督「両手出して」
青葉「はい」
提督「とりあえず手錠っと」カチャ
青葉「な、なにするんですか!? もしかして青葉に屈辱を!? あんなこんなことをやるつもりですか!? エロ同人みたいに!! エロ同人みたいに!!」
提督「・・・いや、まあ、その。一旦落ち着け」
青葉「司令官がまさか、あーんなことやこーんなことをしていたなんて!!」
提督「う・・・」
青葉「青葉、ショックです!!」
提督「そこは正直、すまん」
青葉「全く、司令官の風上にもおけない人ですね! あなたは!!」
提督「・・・な、なんと言われたっていいさ。僕だってこれでも、我慢していたつもりなんだ」
青葉「そんなの言い訳です!!」
青葉「青葉に謝ってください!!」
提督「・・・すまない」
青葉「なら許します」
提督「こんなことを言って許されるとは思っちゃいない。だけど僕は・・・って、え?」
青葉「許しますよー」
提督「・・・えっ」
青葉「ん?」
提督「許して・・・くれるの?」
青葉「?? はい」
提督「えっ、マジ?」
青葉「はあ。司令官だって男性ですもん」
このSSまとめへのコメント
最高やんけ!!!!続き滅茶きになる!!!!!
ふむ
なぜだ...なぜ親近感が湧くんだ...。あれかイケメン完璧提督やゲス外道提督にはじまり、鈍感系難聴提督に絶倫変態魔神提督などなど現実ではあまりお見かけしないような人種が蔓延るss界隈で颯爽と吹き抜ける一陣のイカ臭い風。
そうか...画面を隔てているかいないかの違いだけで、これは僕の、いや僕たちのお話なんだ!!(デデン!