うしおととら
とらまゆ
昔読んだので、記憶が曖昧です
ほのぼの?
うしお「おい、とら……」
ゲシっ
とら「痛いわ! ばかもの! 人を足蹴にするやつがあるか!」
うしお「いや、お前人じゃないから。それより、お客さんきてるぞ」
チャキっ
とら「きゃくうう?」
うしお「まゆこだよ」
とら「まゆこお?」
フヨフヨ
とら「なんじゃい……またはんばっかでも馳走してくれるのか……」クンクン
まゆこ「あ、とらちゃーん」
とら「なんだ、なんも匂わん。おまえ、わしに何の用だ」
まゆこ「ハンバーガーはないけど、今日はね……」
ごそごそ
まゆこ「じゃーん! ブラックボックス持ってきたの! これで遊ぼう!」
とら「ぶらくぼくす? それより、今、その箱どこから取り出した?」
まゆこ「この中から好きなの選んでね。私がとらちゃんにしてあげられることが入ってるの」
とら「無視かよおい」
『とらー、どうせ用ねえんだから付き合ってやれよー』
とら「じゃかあしい!」
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まゆ「はい!」ニコニコ
とら「おまえは、人の話を聞かんやつだな本当に!」
ガシっ
プランプラン
まゆ「えー」
とら「……はああ。ここに手を入れればいいのか?」
まゆ「うん」
プランプラン
とら「……」
ソロっ
とら「……」
ズボっ
ヌメっ
とら「のわあ?! なんか、いるゾっ?!」
まゆ「生き物じゃないから安心してね」
とら「……こんなのに付き合って」
ヒュンっ
ガアアン!
とら「なんで、槍……うう」
『井上泣かせたら承知しねえぞー』
とら「知っとるぞ……こういうのをでぃいぶいと言うんだ」
まゆこ「あ、難しい言葉知ってるねー」
フサフサ
とら「撫でるな、ばかもん。全く……」チラ
ズボっ
とら「……」
まゆこ「なんて書いてあった? 一応クラスのみんなに色々書いてもらったの。私ができなさそうなのはとらちゃんにやってもらうんだけど」
とら「>>5 をしろとよ」
勢いで立てた安価スレですが過疎ってるので、11時くらいまでに安価なければ消します
安価下
まゆこ「あー、いきなり大当たりだねー。カンカンカン!」
とら「なんだ、これ? ワシは食えるのか?」
まゆこ「そうだよ。さ、そうと決まれば買い出しに行かないと」
とら「……ワシは、お前の方が食いたいんだが」
まゆこ「ふふっ、まだまだとらちゃんと遊びたいから食べられてあーげない」
とら「あのなあ、ワシは食おうと思えばいつでも食えるんだぞ?」
まゆこ「じゃあ、当分大丈夫だねえ」
てくてく
とら「……なんでそうなるだァ」
ふよふよ
とら「おい、マユコ」
まゆこ「なあに?」
クルクルクル
まゆこ「わあ……?」
とら「すぅぱぁに行くんだろ。人間てのは移動するのが遅すぎて、欠伸が出ちまうからな。しっかりしがみついとけ」
まゆこ「わあふさふさ……犬みたい」
とら「だーれが犬だ!」
まゆこ「わんわん」
とら「けっ」
とら「うしおー、わしはちと出かけてくるぞー」
『あーあー、行ってこい行ってこい』
まゆこ「じゃあ、あっちに飛んで行って欲しいの」
とら「へーへー」
タタン
ヒュン――
とあるスーパー
まゆこ「お肉どれがいい? 牛? 豚? 鳥?」
とら「食えるんならなんでもいい」
まゆこ「なんでもいいの? そっかあ、迷っちゃうなあ」
ウロウロ
とら「……」
とら(こいつは、何をそんなに真剣に悩んどるんだ? 食えれば肉なんぞどれも一緒だろうに)
まゆこ「……よおし、ここは奮発して上カルビにしよう……」
トサっ
とら「……ふわあ」
まゆこ「よーし、次はお野菜お野菜」
テテテテ
まゆこ「レタスと、あ、トマト入れる?」
とら「おい」
まゆこ「なあに」
ヒョイっ
まゆこ「このトマト凄く美味しそうだねえ」
とら「ワシはお前がくれるもんなら何でもいいぞ」
まゆこ「……」
ポトっ
まゆこ「え、あ、えーっと」カア
とら「その辺りを見物してくる」
ふよふよ
まゆこ「あ、うん……」
まゆこ(ふふ、ドラマの影響かなあ。かっこいいなあ)
ひょいっ
ポトっ
まゆこ「あとは……チーズと」
テクテク
まゆこ「ソースと……」
眠いのでここまで
とら(……人間の社会というのは面倒なことよ。貨幣なんぞと交換せにゃならんのだからな)
ふよふよ
とら(……)
ひょい
とら(ちよこれいとか……)ちら
※とらはまゆこ以外の人間に見えていません
まゆこ「……ふんふん」
とら(……へっ)
ことっ
とら「……」
ふよふよ
まゆこ「あ、とらちゃん。何か欲しい物あった?」
とら「なんもねえな。早く帰ろうぜぇ」
まゆこ「うん、買い終わったしいこうか」
蒼月家
とら「うしおー、いねえのかうしおー」
ふよふよ
まゆこ「出かけちゃったのかな」
とら「居ねえ方が都合がいい。へへこのスキにお前を……」グワ
まゆこ「よーし、待っててね! とびきり大きいの作ってあげるから!」
タタタタっ
とら「ふが……」
スカっ
とら「お、おい待てよ」
ふよふよ
ザクザクザク
とら「……」
まゆこ「……ふう」
ザクザクザク
サクっ
まゆこ「あいたぁっ」パクっ
とら「こらこらこら何もったいないことしとんじゃあ!?」
ガシっ
ちゅぽん
まゆこ「わっ」
とら「まったく、自分でくわえるやつがあるか……」れろん
まゆこ「くすぐったーい」
とら「いいか、包丁ってのはこうもつんだよ! こう!」
まゆこ「えー、上手だねえ」
とら「うしおのやつァ、おめえより上手だぞ?」
まゆこ「むっ、蒼月君に負けちゃった……」
とら「あさこと言い、うしおの周りにはろくな女がいねえなァ」ケケケ
まゆこ「これから頑張るからねえ。伸びしろはあるんだよ? 待っててね」
とら「なーんでワシが待っとらんといかんのだ。それより、早く作らんとお前の足を味見することになるぞ」れろれろん
まゆこ「きゃあっ」クスクス
とら(なんで喜んどんだこいつは)
まゆこ「お肉炒めるから、離れててね」
とら「へーへー」
ふよふよ
まゆこ「……っしょ」
ガサガサ
ポトッ
ジュワッ
とら「……」クンクン
まゆこ「いい匂いする?」
とら「ふむ……」クンクン
そろり
ぺしッ
とら「あいた?!」
まゆこ「つまみ食いはだめ」ニコ
とら「けちだなァ、おまえ」
まゆこ「完成した時の美味しさが半減しちゃうでしょ?」
とら「へーへー……」
まゆこ「よっと」
じゅー
ぱちぱち
まゆこ「ふんふんふん……ふんふん」ニコニコ
とら(できたの食べて、でざぁとにまゆこ……いかん、よだれが)ぐい
まゆこ「よーし、焼けたぞ」
クルっ
まゆこ「パンをちょっと焼いて」
ガサガサ
ジュー
まゆこ「ちょっと焦げ目をつけてっと。こんな感じかなあ」
ここまで
とら「おい、この黄色いのはなんだ?」
まゆこ「それはマスタードだよ」
とら「……ますたあど?」ぺろ
まゆこ「あ」
とら「ぬうう!? げっほげえ!」
まゆこ「だ、大丈夫!? はい、水!」
とら「なんぞこれはァ……っ」
ゴクゴク
まゆこ「練り辛子だよー。食いしん坊なんだから」
とら「けっ……おい、こいつは入れんなよ」
まゆこ「えー」
とら「こんなもんと一緒に食えるかっ」
まゆこ「えー」
ぶちゅう
とら「おいい!?」
まゆこ「ちょっとだけちょっとだけ」エヘヘ
コトン
まゆこ「はい、完成したよー」
とら「食っていいか? もう、食っちまうからな?」
まゆこ「食べて食べてー!」
とら「はむっ……はぐはぐ」もしゃもしゃ
まゆこ「はう……可愛い」ニコニコ
とら「悪くはねえなァ」もぎゅもぎゅ
ごくん
とら「しかし、足らん」ぺろぺろ
まゆこ「あ、デザートだね!」
とら「他にもあるのか?」
まゆこ「うん。ちょっと待って」
ガサガサ
まゆこ「バナナあるよ」
ヒョイ
とら「……へっへっへ、それよりまゆこよォ、ワシはお前の味見がしたいんだが」
まゆこ「え……えーと」ドキ
スッ
まゆこ「指舐めるくらいなら……」
とら「あー……」
まゆこ「え、ええ入れるの?」
とら「はよせい」れろれろん
まゆこ「……噛んじゃだめだからねえ」
ソー
とら「あむ……」チュウチュウ
まゆこ「くすぐったい……」
ちゅぽん
とら「こらッ、まだ全然足らんゾ!」
まゆこ「だって、くすぐったいんだもん!」
コンコン
とら「ん?」
まゆこ「え?」
うしお「あの、よそでしてくれよ、頼むからさ」
まゆこ「え、えへへ……」カア
とら「どこ行ってたんだ」
うしお「……夕はんの買い出しだよ、邪魔して悪かったな」ポリポリ
まゆこ「全然ッ、邪魔じゃなかったよッ」アセ
とら「そういえば、うしお怒らんのか。珍しいな」
うしお「怒る? まあ、こんだけ嬉しそうにされてちゃなあ」
とら「は?」
まゆこ「ちょ、ちょっとちょっとうしお君!?」カア
バシバシ
うしお「いてッ、いてッ……ところで、この黒い箱がブラックボックスか。そのまんまだな」
まゆこ「うん、そうだよ。あ、うしお君引く?」
うしお「引いたらどうなるんだ」
まゆこ「私がとらちゃんにすることが書いてあるの。そういうゲームだよ」
うしお「相変わらず変なことばかり思いつくなあ」
とら「……」コクコク
まゆこ「楽しいよお。どーぞ」
スッ
うしお「どれどれ、とら恨むなよ」
ズボッ
とら「けッ」
うしお「……>>24」
単なる名前繋がりネタで悪いが、佐久間まゆコス
まゆこ「写真が裏についてる……」
ペラ
うしお「……」
とら「……」
まゆこ「……」
うしお「へ、へへへ……」にたあ
とら「なんでえ紐でぐるぐる巻きにすればいいのか?」
ふよふよ
まゆこ「え、あ、う」
うしお「井上、よく考えろッ! これじゃ変態だ!」
まゆこ「で、でも、ルールだから」
ふよふよ
とら「ほら、赤い紐落ちてたぞ」
うしお「おまえはおまえで進めてんじゃねえよ!」
とら「うるっせえなあ、なにカリカリしてんだ、くそうしお」
まゆこ「い、いいのいいのッ」
とら「腕出しな」
まゆこ「は、はい」
ヒョイ
ぐるぐるぐる
とら「こんな感じか?」
まゆこ「あはは……恥ずかしい」ジワッ
うしお「や、やべえよやばい。こんな所誰かにでも見られでもしたら」
ピンポーン!
ガラガラ!
あさこ「うしおー、あさこさんですけどー、まゆこいるー?」
うしお「げえ、あさこォ!?」
あさこ「げえってなによ! ん?」
まゆこ「あ」
※赤い紐で全身ぐるぐる巻き。涙目。
あさこ「……まゆこォ?!」
まゆこ「あ、あのこれは」
うしお「い、いいか落ち着けよ。これはゲームでだなッ」
あさこ「う~し~お~……?」ポキポキ
とら「あとなァ、うしおの部屋に白い女物服があったぞ」
パサ
まゆこ「わぷッ」
とら「ほれ、これでいいんだろ」
うしお「わわわッ……おまえ、その服どこから」
あさこ「……何してんのかしらァ?」
うしお「あ、あさこ落ち着け。俺はなんも知らんッ」
ドダダダッ
あさこ「まてッ、こら!」
ドダダダッ
まゆこ「とらちゃん……」
とら「紙の最後に『恍惚のやんでれぽおず』をしてくれって書いてあんぞ? この写真のぽおずか」
まゆこ「……こう?」
ガンガシャンッ
とら「たく、あいつらうるせえなあ」
まゆこ「どうかな、とらちゃん」
とら「まさに、生贄って感じだなァ。けけけ」
まゆこ「誰の?」
とら「そりゃ、おれサマに決まっておるだろッ」カカカッ
まゆこ「だよねえ……ふふ」
とら「なあに、嬉しそうにしてやがるんだ」
ピンッ
まゆこ「あうッ」
とら「ところで、やんでれってなんだ」
まゆこ「さあ? それより、ぐるぐる巻きにし過ぎて全然動けないんだけど……」
とら「いい眺めだからしばらくそうしてるか」
まゆこ「さすがにこれは……とらちゃんが好きならべつに」ごにょごにょ
とら「? ……他に何が入っとるだ、これ」ワクワク
まゆこ(あ、ちょっと楽しそう)
とら「……ふん」
ずぼッ
ごそごそ
とら「……>>29」
海でバーベキュー
ガシャンゴシャ!
まゆこ「バーベキューかあ」
とら「なんだそれは」
まゆこ「お肉とか野菜とかをね、網の上で焼くの。美味しいよ?」
ぴょんぴょん
とら「へー……おい、うしおー」
うしお「な、なんだァ! っと!?」
ブンッ
あさこ「大人しく当たれば終わるわよ?」
うしお「ばっきゃろー! 俺は何も悪くねえッ」
まゆこ「あさこー、うしおくん、海にバーベキューに行こうよ」
とら「どうせ暇だろ、お前も」
ドゴッゴシャ!
まゆこ「……しばらくかかるかもね」
とら「かもなァ」
数時間後
海
ザバアアンッ
まゆこ「気持いッ!」
あさこ「あ、ねえねえあそこで売り子してるのたつや君じゃない?」
まゆこ「ほんとだあ」フリフリ
あさこ「照れくさそうにしてるッ」クスクス
まゆこ「とらちゃんも入ろうよッ」
とら「ばあべきゅうは?」
まゆこ「先に遊ぶのッ」
とら「だとよお、うしお。うしお?」
うしお「ふがッ?!」もごもご
とら「何一人で食ってんだ、おめえはよォ!」
ガシッ
うしお「ふごふご!」
ガシィ!
ピシャッ
とら・うしお「ぬお!?」
あさこ「うしおと……あと、この辺にいるのよね? とらくん? 早く泳ぐ!」
ぐいぐい
うしお「わとと」
まゆこ「冷たくて気持いよ」
ぐいぐい
とら「うおッ」
うしお「わかったわかった! 押すなって」
あさこ「それッ……」
バシャァ!
うしお「やりやがったなあ!」
バシャシャシャッ
あさこ「あんた、本気出してんじゃないわよッ」
バシャシャッ
たつや「お姉ちゃん! これ!」
ポイッ
あさこ「たつや君?! 水鉄砲? でかッ」
うしお「うおい! 卑怯だぞ!」
たつや「へへ、女の子には優しくしないとね」
タタタッ
あさこ「よーし」
あさこ「えい!」
シュバッ
うしお「ぬお!?」
ヒョイッ
バシャッ
とら「……」ぴちょんぴちょん
あさこ「何かに当たった?」
うしお「だっせえ、とら。当たってやんの」
ばしゃばしゃッ
とら「……」ピチャピチャッ
まゆこ「集中砲火?」
とら「ガキどもが、しゃらくせえわ!」
ドバッシャアアッ
数時間後
ジューッ
まゆこ「セット全部借りれたから助かったねえ」
あさこ「あんたは考えなしに、いきなり海でバーベキューとか言い出しちゃうんだから」
まゆこ「えへ、ごめんねえ」
あさこ「ま、夏の思い出としては上出来だけどね」
まゆこ「でしょ?」
うしお「おい、とら何してんだ」
とら「どうせ海なら、わしは魚が食いてェ。とってくる」
うしお「とってくるってお前」
まゆこ「私も行くよ」
とら「邪魔邪魔」
まゆこ「一緒に行きたいなあ……」シュン
とら「ぐ……たくッ。ワシは子守りじゃないというのに」ブツブツ
ふよふよ
とら「ほれ、乗れ」
まゆこ「はーい」
がしッ
あさこ「あれ? まゆこ?」
まゆこ「ちょっとお魚とってくるー」
※まゆこが結界を張っているので二人の姿は見えません
あさこ「あんまり、とらくんに迷惑かけないのよ」
まゆこ「わかってるもん」
うしお「いーのいーの」
―――
――
シュバッ
ザブッ
海の中
まゆこ「うわあ、綺麗だねえ」
※まゆこは結界を張っています
とら「おめえは便利なもん使えるなあ」
まゆこ「えへへ」
とら「でっかいのはいねえかなァ」
まゆこ「あんまり大きいと網の上で焼けないよ?」
とら「ふむ……お」
魚「……」
とら「おらあッ」
魚「……っ」スススイ
とら「は、はええ」
まゆこ「海の中だもんね」
とら「こうなったら電撃で」
まゆこ「めッ」
とら「わァーってるわい」
とら「だったら吸い込むまでよ」
すううう
まゆこ「わあ、お魚が吸い込まれて……」
とら「うぷ!?」
まゆこ「さすがに先に海水でお腹いっぱいになっちゃったね」
とら「ち、失敗よォ」
まゆこ(面白いなあ)
とら「やっぱり追いかけて捕まえるしかねェのよな」
まゆこ「がんばれとらちゃん!」
とら「ぬうおりゃああ!」
スイスイスイ!
――――
―――
まゆこ「おーい!」
あさこ「お帰りー。なんかとれた?」
まゆこ「じゃーん! たこ!」
ウネウネ
あさこ「すっごおおい!」
まゆこ「そして、鯛!」
あさこ「うそおお!」
とら「へっへっへ、うしおにはやんねえぞ」
うしお「いらねえよ」
まゆこ「でも、どうやって焼こうか」
たこ「……」ウネウネ
鯛「……」ビチビチ
うしお「えい」
ブンッ(獣のやり)
ザクザクザクッ
たこ・鯛「……」シーン
とら「おめえ、またあの親父に怒られっぞ?」
――――
―――
まゆこ「はい、あーん」
とら「はむッ」もぐもぐ
あさこ「はい、うしお」
コトッ
うしお「ありがとよ」むしゃむしゃ
あさこ「よく入るわねえ」
うしお「育ち盛りだからな」
あさこ「のわりには全然成長してないけど」
うしお「そりゃお前も同じだろ」
あさこ「あらー、聞き捨てならないわね。さすが部屋にハレンチな書籍おいてるだけあるわ」
うしお「お、おおおお!?」
あさこ「ねー、まゆこ」
まゆこ「うん?」
とら「次、早くくれ」
まゆこ「はいはい」
ヒョイ
パク
とら「あんむ」もきゅもきゅ
うしお「お、おまえその話はもおいいだろッ!」
あさこ「あんたをからかうにはいいネタよねえ」クスクス
うしお「わああ! 勘弁してくれッ」
ドタタッ
あさこ「動揺しすぎッ」クスクス
まゆこ「ねえねえ」
とら「なんだ」
まゆこ「ずーっと、こんな風だったらいいのにねえ」
とら「……生ぬる過ぎてふやけるわ」
まゆこ「へへへ」にこ
――――
―――
帰宅
まゆこ「んー、疲れたあ」
うしお「おい、とら。まゆこ送ってやれよ」
とら「なーんでワシが」
あさこ「お願いね」
とら「っちぇ」
ふよふよ
まゆこ「送ってくれるの? ありがとおね。じゃあ、最後にこれ一回引いて?」
とら「遊び足りんのか? やれやれ……元気な女だ」
ズボ
とら「……>>41」
最後?ならアレかね?
二人は幸せなキスをして終了
あさこ「……」ひょい
うしお「……」ひょい
まゆ「……」カア
あさこ「さ、さ、送ってくれるんでしょうしお!」
ずんずん!
うしお「お、おう任せろッ。ゆっくり送ってやるよ!」
ずんずん!
あさこ「な、なにあんたそんな私と一緒にいたいわけッ」
ずんずん!
うしお「ば、ばっかじゃねえの!」
ずんずん!
まゆこ「お、おーい……」
とら「なんでえあいつら」
まゆこ「ど、どうしようとらちゃん……」
とら「なんでェ」
まゆこ「当たりを引いちゃったみたい……」
とら「当たり? これがか」
まゆこ「うんッ……あ、でも、でも私がすることだから。とらちゃんはッ、何もしなくていいからねッ……でも、してくれるとうれごにょにょ」
バタバタッ
とら「何、一人で暴れとんだ」
まゆこ「はう……」
とら「ほお、お前まさか接吻が恥ずかしいのか」
まゆこ「……っ」ぼん!
とら(なんでえ、図星かよ)
とら「やりたくなきゃやらなきゃいいじゃねえかあ」
ふよふよ
とら「遊びだろ」
まゆこ「うん……そうだね。遊びだもんね」
とら「ほれ、乗れ」
まゆこ「……はあい」
よじよじ
とら「しっかり捕まっとけ」
まゆこ「うん」
タタンッ
ふわ
とら「お前らの考えることはよく分からんがな……」
まゆこ「……」
とら「お前の作った『はんばっか』が人間の食べもん中じゃ、一番悪くないわ」
まゆこ「……そっか」
ぎゅ
とら「ん?」
まゆこ「……」
ふさッ
むぎゅ
ちゅッ
まゆこ「……ほっぺでごめんね。婚約者なのに」
とら「誰が婚約者だ誰がッ」
まゆこ「えへへ……」
とら(……こいつ、嫁にいけるかねえ)ポリポリ
ふよふよ
おわり
お付き合いどうも
とらまゆがまた流行りますように
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