午後の取材

記者「では、ニュージェネレーションがデビューして一年を迎えるということで何か自分の中で変化はありましたか？えー、渋谷さんからお願いします」

凛「はい。最近は少しずつ仕事も増えてきて、やっとアイドルとしての実感や自覚が持てるようになりました。デビュー当時は自分の事で精一杯だったけど、今は周りに支えられているということも徐々にわかるようになりました」

記者「なるほど･･･」

凛（プロデューサー、聞いてるかな･･･） ﾁﾗｯ

P「ん？」

凛「クスクス」 ｸﾙｯ

P「？」

記者「では、島村さん」

取材後

P「三人ともお疲れ様」

未央「お疲れさま～！」

卯月「お疲れ様でした～！」

P「ふむふむ･･･」

未央「どしたのプロデューサー？」

P「いやぁ、三人ともすっかりアイドルが板についてきたなぁと思ってな」

未央「いや～んプロデューサーのえっち！」

P「エッチ！じゃないよ」

未央「私たちの事をいやらしい目で見てるんでしょ～？」

P「ほらバカなこと言ってないで帰るぞ」

未央「え～ちょっとプロデューサーってば！」

凛「･･････」

卯月「･･･凛ちゃん？」

凛「私たち、ほんとにアイドルやってるんだね」

卯月「･･･なんかすごいですよね、ずっと夢見てきたことが少しずつ現実になってるというか･･･」

凛（･･･今の私たちがいるのはプロデューサーのお陰なんだね）

凛の部屋

凛「はあ～今日も疲れた」 ﾎﾞﾌｯ


ｽｯ（スマホ起動）


凛（プロデューサーとどんなメールしたかな･･･）

凛（･･････）

凛（仕事のメールしかしてない･･･）

凛（仕事と関係ないことメールしたらダメかな･･･）

凛（･･････）

凛（一回だけ･･･送ってみようかな･･･）

凛（･･････きっと疲れてるよねプロデューサー。ずっと働きっぱなしだし･･･）

凛（疲れてる時に送ったら嫌われるかな･･･）

凛（･････そんなことで嫌いにならないよね･･･）

凛（･･･････）

凛（はあ･････プロデューサーの方からメール来ないかな･･･）

凛（っ～～～～） ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

凛母「りーん！ご飯できたわよ～～！」

凛（･･････）

凛（･･･もういいや。今日はやめよう）

翌日


ｶﾞﾁｬｯ


凛「おはようございます」

P「おはよう凛。今日はまた早いな」

凛「プロデューサーこそ早いね」

P「ああ、俺はいつもの事だけど」

凛「プロデューサーはいつも何時に来てるの？」

P「7時半くらいに着くようにしてるよ」

凛「へえー。家遠いの？」

P「そんなに遠くないかな、車で2、30分ってところだな」

凛「ふーん、そうなんだ」

P「うん」

凛「･･････」

P「･･････」 ｶﾀｶﾀｶﾀ

凛「･･････」

P「･･････」 ｶﾀｶﾀｶﾀ

凛「･･････ねえ、ちょっと聞きたいんだけど」

P「どうした？」

凛「プロデューサーはさ、その･･･好きな人とかいる？」

P「好きな人？どうしたんだいきなり？」

凛「えっと･･･」

P「凛、まさか好きな人ができたのか？！」 ｶﾞﾀｯ

凛「え、ちょっ、違うって。ほ、ほら、新しい曲が、そんな感じのだから･･･えっと･･･歌詞がいまいちピンときてないっていうか･･･」

P「･･･はぁ････なるほどな、じゃあ俺なんかよりも卯月や未央に聞いてみるといいんじゃないか？」

凛（･･･そうじゃなくって･･･もう･･･）

P「凛？」

凛「そうだね･･･」

ｶﾞﾁｬｯ


智絵里「おはようございます」

凛「おはよう」

P「おお、智絵里も早いな。おはよう」

智絵里（凛ちゃん･･･もう来てる･･･）

智絵里（･･･どうしようかな･･･渡そうかな･･･また今度にしようかな･･･）

智絵里（･･････）

智絵里（･･･ううん、今日は渡すために来たんだから･･･）

智絵里「･･･プロデューサーさん･･･！じ、実は･･･これ、四つ葉のしおりを作ってきたんです･･･よかったらもらってください･･･」

P「おお！すごいよく出来てるな。これ本当にもらっていいのか？」

智絵里「･･･はい。プロデューサーにはいつもお世話になってるから･･･使ってください」

P「そうか。丁度スケジュール帳を新調したところだったからそれに挟むことにするよ。ありがとうな智絵里」

智絵里「喜んでもらえて良かったです･･･///」

凛「･･････」

数時間後


莉嘉「なになに～？Pくん智絵里ちゃんになにもらったの？」

P「ん！ほらこれ、しおりをもらったんだ」

莉嘉「ええ～じゃあ莉嘉もPくんに何かあげようかな～？お菓子作ってこようかな～？ねえ莉嘉が作ったお菓子食べたい？」

未央「莉嘉ちゃんお菓子作れるの～？」


ﾜｲﾜｲﾜｲ


凛（･･･みんなプロデューサーの事･･･）

凛「･･････」 ﾁﾗｯ

P「じゃあ今度作ってきてもらおうかなあ」 ﾊﾊﾊ

凛（･･･もうなんかやだ･･･きらい･･･）

翌日


P「凛おはよう。今日のラジオ収録なんだけど、急遽俺じゃなくて別の人に付き添ってもらうことになったから」

凛「･･･わかった」

P「すまんな、急用が入ってしまって」

凛「いつものことじゃん」

P「うっ･･･すまん･･･」

凛「･･････」

P「･･････」

凛「･･････」

P「･･････」

どよ～ん

別の日


卯月「あそこのクレープとっても美味しいって評判なんですよ！」

未央「しぶりんもクレープ食べに行こうよ～！」

凛「そうだね」


ﾜｲﾜｲﾜｲ


P「凛、ちょっといいか？」 ﾁｮｲﾁｮｲ

凛「･･･何？」 ﾌﾟｲｯ

P「来月のスケジュールについて少し確認しておきたいんだけど」

凛「今話してるから後にしてくんない？」

P「俺はこの後営業で帰ってくるのが遅くなるから今話しておきたいんだ。仕事の事だからこっちを優先してくれないか？」

凛「･･････何？」

P「え？」

凛「スケジュールの確認するんでしょ」

P「･･･あ、ああ。えっとな･･････」

別の日


ｶﾞﾁｬｯ


凛「お疲れ様です」

P「おー凛お疲れ様、今日はどうだった？」

凛「･･･別に普通だよ」

P「そうか･･･そうだ、未央と卯月の調子はどうだ？」

凛「･･････」

P「ほら、最近またスケジュールが合わなくて三人の現場に顔出せてないからさ･･･」

凛「そんなの本人達に聞けばいいじゃん」

P「･･････確かに、それもそうだな」

凛「･･････」 ｶﾞｻｶﾞｻ

P「もう帰るのか、もう少しだけ待ってくれたら車で送るけど、どうする？」

凛「いい。一人で帰る」

P「そうか･･･」

凛「お疲れ様でした」


ｶﾞﾁｬﾝ


P（う～ん････） ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ある日

千川ちひろ「どうかされたんですか？プロデューサーさん」

P「うーん、凛のことなんですが」

ちひろ「凛ちゃんですか？」

P「ええ、何か最近の凛の調子がおかしいような気がしまして」

ちひろ「そうでしょうか？」

P「ええ。よくわからないんですけど、なんかこう、機嫌がよくないというか素っ気ないというか･･･」

ちひろ「はあ･･･」

P「単なる思い過ごしだといいんですが･･･」

ちひろ「私は普段の凛ちゃんとあまり変わらないような気がしますけど･･･」

P「･･･そうですか･･･」

ちひろ「事情はよくわかりませんが、凛ちゃんはしっかりした子ですから何かあったらきちんと話してくれるでしょうし、未央ちゃんや卯月ちゃんもいますからそんなに思いつめる必要はないと思いますよ」

P「･･･そうでしょうか」

P（とはいっても何かあってからでは遅いよなあ･･･）

翌日


ｶﾞﾁｬｯ


凛「･･･」

P「･･･お、凛、今日もお疲れ様」

凛「･･･お疲れ様」

P「･･･｣

凛「じゃあ私帰るから」

P「･･････」

P「･･････なあ凛、何かあったのか？」

凛「･･･」 ﾋﾟﾀｯ

P「最近、凛の様子がいつもと違う気がしてさ･･･」

P「俺、何か悪いことでもしてしまったかな･･･？」

凛「別に」

P「･･････」

P「お節介で勘違いかもしれないけど･･･俺はこれでも皆の事を気にかけてるつもりでさ」

P「担当プロデューサーとして出来る限りの事はやってるつもりだけど、わからないことはたくさんあって･･･今も、その･･･凛のことをわかってやれてないと思う･･･」

凛「･･････」

P「もし何かあるのならきちんと言葉にして伝えてほしい･･･！仕事が辛いならそう言ってほしい。こんな頼りない俺にでも、何かできることがある気がするんだ」

凛「･･････」

P「ホントに俺のただの勘違いならそれでいんだけどさ･･･」

凛「･･････」

凛「･･････」

凛（私･･･何やってるの･･･？）

凛（どうしようもない･･･ホントに自分の事が嫌になっちゃう･･･）

凛（こんなにも私の事を気にかけてくれて･･･考えてくれてる人に･･･きつく当たってるなんて･･･）

凛（･･･ダメ･･･ちゃんと言わなきゃ･･･）

P「･･････」

凛「･･････じゃない」

P「･･･え？」

凛「･･･ごめんなさい･･･プロデューサー」

P「･･････」

凛「･･･全然･･･そんなんじゃないよ･･･」

P「･･････」

凛「･･･私ね、仕事が辛いと思ったことなんか一度もない」

P「･･･そうなのか？」

凛「それに･･･アイドルやっててすごく楽しいし･･･」

P「そうか･･･」

凛「でもね、その･･･不機嫌だったのは･･･ホント･･･だと思う･･･」

P「･･･どうしてだ？」

凛「･･････言えない。でもホントに･･･大したことじゃなくて･･･くだらないことだから心配しないで」

P「そうか･･･」

凛「うん。心配かけてごめんなさい」

P「いやいや、むしろずっと俺のせいなんじゃないかとか思ってたくらいだから･･･」

凛「･･････」

P「な～んだ、くだらないことでよかったよ～」 ﾊﾊﾊ

凛「･･････」 ｼﾞﾄｰ

P「･･･？」

凛「やっぱり教えてあげよっか、私があんな態度をとってた理由？」

P「え」

凛「プロデューサーがバカで、ドジで、どーしようもないから」

P「えっ？あ･･･」

凛「ふふっ何でもないよ。プロデューサーの顔すごく間抜け」

P「あの･･･渋谷さん･･･」

凛「プロデューサーは、頼りないプロデューサーなんでしょ？」

P「うっ･･まぁ･･･」

凛「そういうこと」

P「･･････」 ｽﾞｰﾝ

凛「ふふっ冗談。･･････ありがとうプロデューサー。なんか元気でた」

P「あ、ああ、それは良かったよ･･･あ、でも･･･」

凛「なに？」

P「もし本当に仕事が辛くなったりしたら遠慮しないできちんと言ってくれよ」

凛「うん。ちゃんと言う」

P「よし、なら全然問題ないな」

凛「･･･じゃあもう遅いし帰るね」

P「ああ、今日は仕事が長引きそうだから一人で帰ってくれるか？」

凛「わかった。そのかわり、今日の晩メールしていい？」

P「ああ、全然問題ないよ」

凛「ふふっ、じゃあそういうことで。お仕事お疲れ様」

P「ああ、お疲れ様」

その夜


ﾋﾟﾛﾘﾝ


P（メール･･･お、凛か）

差出人 凛
件名なし
2015年8月2日
プロデューサーお疲れ様。今日はいろいろごめんね。ドジとか間抜けとか言っちゃったけど、今の私がいるのはプロデューサーのおかげだってわかってるし、本当はすごく頼りにしてるから

P（くー泣けるメールくれるじゃないか･･･）

それから俺と凛は頻繁にメールをするようになった。
あの日から凛はたくさんメールをくれるようになり、次第にプライベートの話も多くなった。
あと凛が毎日俺の晩御飯を知りたがるので、いつしか毎日報告しあうようになった。


凛の部屋

凛（メールきた･･･）


差出人 プロデューサー
件名なし
2015年8月28日
お疲れ様！今日は早く帰れたからビーフシチューを作って食べて、もうお腹いっぱい。凛は何食べた？


凛（･･･初めてプロデューサーの方からメールくれた･･･）

凛（･･････）

凛（っ～～～～///） ｺﾞﾛｺﾞﾛ



ｶﾞﾁｬｯ

凛「お母さん、今日の晩御飯何？」

凛母「今日は肉じゃがよ～、あら凛、何か良い事でもあったの？」

凛「えっ？」

凛母「顔がゆるんでるわよ？」

凛「っ、別に何もないよ///」

凛母「ふふっ、もうすぐ出来るからね～」


-------------

別の日


卯月「お疲れ様です！」

未央「お勤めご苦労であった！」

P「お、もう帰りか、もう少し待ってくれたら車出せるけど、どうする？」

未央「へへ～んこの後三人でクレープ食べに行くんだ～」

卯月「今日は大丈夫です！ありがとうございますプロデューサーさん！」

P「そうか。わかったよ」

凛「･･･ごめん、私、急に今日店番頼まれちゃって帰らないといけないんだ」

未央「えーしぶりん帰っちゃうの～？」

凛「ごめん、今日だけどうしても店を外すみたいでさ･･･

未央「そっかー仕方ないね～。じゃあしまむーまた今度にする？」

卯月「そうですね～凛ちゃんが来れないんじゃ仕方ないですね」

凛「･･･」

凛「私のことは気にしなくていいからさ、二人で行ってきなよ」

卯月「えっ、でもー」

凛「今回はこっちの都合が悪くなったわけだし･･･私はまた別の日に連れて行ってよ」

未央「うーん、じゃあ今日は二人で行く？しまむー」

卯月「えーっと、そうですね！じゃあ次は凛ちゃんと三人で行く、ということで！」

凛「ありがとう」

未央「しぶりん！次は絶対一緒に行こうね！」

凛「うん」

卯月「じゃあプロデューサーさん、私たちはお先に失礼します」

P「ああ、お疲れ」

未央「お疲れさまで～す」

凛「お疲れさま」


ｶﾞﾁｬﾝ

すいません。少し席を外します

P「凛、すぐ終わらせるからちょっと待ってくれよ」

凛「うん。ごめんね」



10分後


P「お待たせ。じゃあ帰ろうか」

凛「うん」

ﾌﾞﾛﾛﾛ


P「（鼻歌）～～♪」

凛「･･････」

凛「ねえプロデューサー。ちょっといい？」

P「ん？どうした？」

凛「もしも話だけどさ、もし私がアイドルを辞めたいって言ったら･･･プロデューサーはどうする？」

P「ん？どうしたいきなり？」

凛「別に大した意味はないよ。ただプロデューサーはそういうことを考えたことがあるのかなと思って･･･」

P「そうだなー、もちろん考えたことはあるぞ」

凛「へーそうなんだ」

P「実際のところそういう状況になってみないとわからないけどなあ。でももしそういうことになったら凛のやりたいようになると思うよ」

凛「･･･どうして？」

P「凛は簡単に投げ出すような子じゃないし、だからこそそれなりの理由があるということなんだろうなって皆わかってるからな」

凛「･･･ふーん」

P「でもまあ俺はその･･･凛には魅力が沢山あるのにやめるなんてもったいなーと思うかもな･･･」

凛「もうやめてよ･･･///」

P「ハハハ･･･///」

凛「･･････」

P「･･････」

凛「･･･あのさ･･･」

P「ん？」

凛「今日店番しないといけないって言ったじゃん･･･あれ･･････実は嘘なの･･･」

P「え？！嘘なのか？」

凛「･･････うん」

P「･･････そうなのか」

凛「･･････」

P「･･･だったら、どうして未央たちの誘いを断ったりしたんだ？」

凛「･･･それは･･･」

P「･･････」

凛（～～～っ言っちゃえ）

凛「･････プロデューサーに送ってほしかったから･･･」

P「えっ？！///」

凛「･･･///」

P「･･････」

凛「･･････」

P「･･････じゃあこの後は何も予定がないんだな･･･？」

凛「･･･」 ｺｸﾝ

P「わかった。じゃあ少しどこかへ寄り道しようか」

凛「･･･うん」

数十分後


P「着いたぞ」

凛「･･･ここは？」

P「ここは少し小高い丘になっていてな、日が沈んでからの景色が綺麗なんだ」

凛「へーそうなんだ」

P「ああ。･･････凛、最近どうだ？」

凛「どうって何が？」

P「仕事、楽しいか？」

凛「うん、楽しいよ。最近は特に」

P「そうか･･･それはよかったよ」

凛「･･･ねえ･･･どうしてかわかる？」

P「んーどうしてだろうな･･･」

凛「･･･教えてほしい？」

P「･･･あ、ああ」

凛「･･･プロデューサーが傍にいてくれるから･･･」

P「･･････」

凛「･･････///」

P「･･･なんだそりゃ･･･」 ﾊﾊﾊ

凛「･･････」

P「･･････」

凛「あのね･･･プロデューサー･･･」

P「･･････」

凛「私･･･その･･･プロデューサーの事が･･･好き･･･男の人として！///」

P「･･････」

凛「･･･私達はアイドルとプロデューサーだから･･･こういうこと言っちゃいけないって、わかってる･･･///」

凛「･･･だからずーっと隠してようと思ってた･･･思ってたけど･･･」

凛「あの時･･･私が素っ気ない態度取ってしまったとき･･･」

P「･･････」

凛「あの時･･･プロデューサーが優しい言葉をかけてくれて･･･」

凛「･･･今絶対謝らなきゃいけない、この人に捨てられたら一生後悔するって思った･･･」

P「･･････」

凛「･･･全部プロデューサーが悪いんだよ、ぜんｂ」


ｷﾞｭｯ


凛「･･･！」

P「･･･凛」

凛「･････」

P「････捨てるわけないだろう」

凛「･･････」

P「･･････」

P「自分の立場や俺の事も考えて、勇気だして言ってくれたんだな」

凛「･･････」

P「そうか･･･」

凛「･･････」

P「じゃあこれからは一緒に考えていかないとな･･･」

凛「･･････」

P「･･･俺も凛が好きだよ」

凛「･･････」

P「･･･凛？」

凛「･･･///」 ｺｸﾝ

P「･･･ありがとう」

凛「･･････」

P「凛、顔見せて」

凛「･･････」 ﾌﾙﾌﾙ

P「何で？」

凛「恥ずかしいから･･･」

P「ハハハ、可愛いやつだな」

凛「ばか･･･///」

P「よしよし」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

凛「･･･ねえ、プロデューサーはさ、私のこと好きって言ってくれたけど、いつから？」

P「どうだろうな･･･よくわからないけど･･･凛の事をいろいろ意識してて気づいたらって感じかな･･･」

凛「プロデューサーからはその･･･言わないつもりだったの？」

P「･･･ま、まぁな。立場上成り行きに任せるしかなかったというか･･･」

凛「･･･ずるい」

P「･･･すまん」

凛「いいよ･･･そのかわり･･･」

P「お、おう」

凛「･･･これから私以外の女の子と仲良くしないで」

P「えっ」

凛「ふふっ冗談」

P「勘弁してくれ･･･」

凛「･･････」

P「･･････」

P「すっかり日が暮れてしまったな･･･」

凛「･･････景色綺麗だね･･･」

P「ああ、そうだな」

凛「･･････」

P「･･････」

凛「プロデューサーありがとう･･･」

P「･･･何がだ？」

凛「こんな素敵なところに連れてきてくれて･･･あと･･･いつも私を支えてくれて･･･」

P「ああ、お互い様だよ」

凛「･･･」ｷﾞｭｯ

P「凛･･･」

凛「好き。大好き」

P「あ、ああ･･･」

凛「プロデューサーは？私のこと好き？」

P「･･･恥ずかしいな」

凛「･･･ちゃんと言葉にしないと伝わんないんでしょ？」

P「ハハハ、そんなこと言ったっけ･･･」