八幡「いいじゃねぇか、ボッチで」 (14)
八幡「いい面してよ、本当に笑うことも忘れちまう窮屈な奴らに比べりゃ、ずっといいいじゃねぇか」
八幡「俺は、ボッチで十分だぜ」
不良っぽい八幡、けどやっぱボッチ
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平塚「比企谷、なぜ作文の提出をしない」
八幡「あぁ、その紙もらってませんでした」
平塚「まったく…。君の担任に私はプリントを人数分渡したはずなんだがなぁ」
八幡「しょうがないですよ。俺あんま学校来てませんし」
平塚「…そうだな、こうしよう」
八幡「なんでしょう」
平塚「君が学校に来る理由を作る」
八幡「はぁ、それはつまり」
平塚「部活だ、比企谷。部活に入りたまえ」
八幡「…スポーツですか?」
平塚「いや、違う。文化部だ。だがほかの部活とは多少毛並みが違ってな。君にはもってこいだと私は思う」
八幡「強制労働とかですか?」
平塚「まさか。とにかくついてきたまえ。話はそれからでもいいだろう」
八幡「はぁ…」
平塚「失礼する。雪ノ下」
雪ノ下「先生、ノックを」
平塚「ノックをしても君は返事をしたためしがないじゃないか」
雪ノ下「それで、今日はなんの用ですか?」
平塚「おっと、そうだな。今日は新部員を連れてきた。比企谷、来たまえ」
八幡「……なんか想像してたのと随分違いますね。随分静かだ」
雪ノ下「誰。あなた」
八幡「まずはあんたから名乗って欲しいもんだ」
雪ノ下「いきなり来て一体何様のつもりかしら。随分とご挨拶ね」
八幡「あー。そう噛みつくな。別にそういうつもりじゃなかったんだ」
雪ノ下「……」
八幡「比企谷八幡だ。一応下見ってことになってるが……まぁ、よろしく」
平塚「比企谷、彼女の名前は君が自分で聞き出したまえ。それが今日の課題だ」
八幡「なんですか、それ」
平塚「それではな。私は職員室に戻るよ」
雪ノ下「突っ立ってないで、座ったらどう?」
八幡「いや、立ってるほうが楽なんだ。気を遣わなくていい」
雪ノ下「わからなかったのかしら?気が散って邪魔、と言ったのよ?」
八幡「おいおい、あんたはいちいち毒を吐かないと喋れないのか?別に俺は喧嘩しに来たわけじゃないんだぞ?」
雪ノ下「そう。別に私もあなたと喧嘩をしているつもりはないわ。壁を作っているだけよ」
八幡「そうか。まぁそれならそれでいいけどよ。それよりよ、優子」
雪ノ下「誰?優子って。急に架空の人物を作ってお話をしないでくれるかしら。気持ち悪いわ」
八幡「いや、いつまでもあんたってのは悪いと思ったからよ。でも名前知らないし」
雪ノ下「別にあなたに覚えてほしいとは思わないもの。自己紹介する必要もないわ。でも優子はやめて」
八幡「じゃぁ知美?」
雪ノ下「違うわ」
八幡「意外とレベッカとか」
雪ノ下「いつまで付き合えばいいのかしら。そろそろ疲れるのだけど」
八幡「わかったよ、ゆきの」
雪ノ下「……いきなり名前を呼び捨てにされると鳥肌が立つわ」
八幡「雪ノ下って長いから呼びにくいんだよ」
雪ノ下「そうではなくて、それが名前なの」
八幡「おっつ……そりゃ気持ち悪ぃわな。すまんすまん」
雪ノ下「まぁいいわ。ようこそ、奉仕部へ。あなたもここの部員になるなら一般の常識暗い身につけてね?ひきたくn」
八幡「そこで切るなよ……」
平塚「失礼する」
雪ノ下「先生、ノックを」
平塚「あー、すまん。ところでそうが雪ノ下。なかなか面白いやつだろう」
雪ノ下「一体何のようですか?」
八幡(スルーですか)
平塚「いやぁ、それなんだがな。さっき比企谷の入部が教師内でなかなかに喜ばれてな。それを彼に伝えにな」
八幡「なんですかそれ。いや、入るのは別にいいんですけど」
平塚「よかったなぁ、比企谷。これで授業分の内申点も多少はカバーできるかもな」
八幡(おっと。その手があったか。ナイス、先生)
平塚「とまぁ、今日はこの辺でいいだろう。時間も時間だ。解散したまえ」
雪ノ下「わかりました。鍵をお願いします。先生」
平塚「うむ」
雪ノ下「それじゃぁね。ひきたくん」
八幡「それやめてよ」
まさかヒキタニって紹介したのか平塚先生は
誤字すまん、気を付ける
八幡「はい」
由比ヶ浜「はいじゃなくて!なんでヒッキーがここにいるの!?」
八幡「いや、そう言われてもな」
雪ノ下「あなたたち、知り合いなの?」
八幡「いや、ちょっとな」
由比ヶ浜「ちょっとって!クラスメートじゃん!」
八幡「え?そうなの?」
由比ヶ浜「嘘でしょ!?」
雪ノ下「……それで由比ヶ浜さん。あなたはどうしてここへ?」
由比ヶ浜「あ、ごめんなさい。えっと……」
>>8 すまん、よく考えたらそうだな。まぁその辺は許して。
八幡「まっじい」
由比ヶ浜「がーん」
雪ノ下「どうしてこうなったのかしら」
八幡「まぁさすがにやべぇな、これ。小麦粉だけ焼いてもこうはならねぇよ」
由比ヶ浜「どうしよう、雪ノ下さん」
雪ノ下「しょうがないわ。一緒にやりましょう」
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