ルルーシュ「三者面談…?」 (59)

アッシュフォード学園 生徒会室にて

ルルーシュ「は?三者面談?そんなのいつあるんだ?」

リヴァル「前に先生が話してただろ…」

スザク「ルルーシュは多分寝ていたから聞いていなかったんだよ」

ミレイ「で、これが三者面談の予定表」ポイッ

ルルーシュ「投げないで下さいよ…どれどれ、この日なら大丈夫か…」

シャーリー「ルルは咲世子さんが来てくれるんだよね?」

ルルーシュ「今までずっとそうだったしな、お前は?誰が来るんだスザク」

スザク「多分ロイドさんかセシルさんだと思うよ、二人とも多分引き受けてくれるし」









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リヴァル「いい人だなぁ!スザクの上司は!」

ミレイ「ちょっと変わってるけどね…」

ルルーシュ「三者面談は大抵怒られて終わるからなるべく避けたいんだがな」

シャーリー「ルルは授業抜け出して賭けチェスとか危ないことやってるからでしょ!」

ルルーシュ「それを言うならリヴァルにロロもだろ」

ロロ「僕は何故か怒られないよ」

リヴァル「右に同じく」

スザク「普段の態度の違いじゃない?ルルーシュはいつも授業中寝てるからね」

ルルーシュ「確かにそんな理由で怒られてたぞ」

ミレイ「今日は仕事も終わったし若者達よ、帰ってよーし!」

シャーリー「じゃあ私、用事があるからお先に!」タッタッタ

リヴァル「じゃあまた明日なー」

スザク「僕たちも帰ろうか」

ロロ「兄さん、早く帰ろうよ!」

ルルーシュ「あぁ、すぐに行くよ」

夜、アッシュフォード学園生徒会倶楽部ハウスにて

ルルーシュ「咲世子さん、今度◯月◯日に三者面談があるからお願いしてもいいだろうか」

咲世子「ごめんなさいルルーシュ様、その日は他に任務がございまして」

ロロ「僕の日はどうなの?」

咲世子「ロロ様の日は大丈夫でございますよ」

ルルーシュ「な、何だと…」

咲世子「三者面談は他の方の代理でも確か良かったはず、誰かお探しになってください」

自室にて

C.C「どうしたルルーシュ、そんなに焦った顔をして」

ルルーシュ「あぁ、実は三者面談の保護者を誰か見つけないといけなくなったんだ」

C.C「私が行ってもいいぞ?」

ルルーシュ「ダメだ、お前の見た目は完璧に少女だ、保護者には適していない」

C.C「じゃあ、誰を呼ぶつもりだ?心当たりはいるのか?」

ルルーシュ「少ないがその辺は考えてある」

C.C「お前の人選が楽しみだよ…」

翌日斑鳩艦内 ゼロ自室にて

ルルーシュ「ジェレミア!いるか!」パンパン

ジェレミア「はっ、お呼びでしょうか!このジェレミア・ゴッドバルト、忠義を果たしに参上いたしました!」スタッ

C.C「早すぎるだろ……」

ルルーシュ「ジェレミア、お前に特別任務をやろう」

ジェレミア「何でしょう、ルルーシュ様?」

ルルーシュ「三者面談に保護者として来て欲しい」

ジェレミア「私が…ルルーシュ様の…保護者…?」

ルルーシュ「不服だろうか?」

ジェレミア「いいえ、とんでもない!このような忠義を果たす機会を頂いたこと、感激の嵐です!」パァァァ

C.C「良い笑顔だな……」

ルルーシュ「では、保護者診断を開始するぞ」

C.C「保護者診断?どうやってするんだ?」

ルルーシュ「今からジェレミアに質問を行って判断する」

ジェレミア「まだ確定では無いのですね…」

ルルーシュ「C.C、お前が先生役だ」

C.C「どんな話をするか分からないぞ」

ルルーシュ「大丈夫だ、この紙に保護者診断用の質問を書いてある、これを読んでくれ」パサッ

C.C「どれどれ……これならできそうだ」

ルルーシュ「では、始めるぞ」

C.C「質問1、ルルーシュ君はどんな子ですか?」

ジェレミア「それはそれは素晴らしいお方です!凛々しい顔立ちに優れた頭脳!そして、心も広い!まさしく王の器を持つ者です!」

C.C(べた褒めだな……大丈夫か?)



C.C「次に行くぞ、質問2ルルーシュ君の日頃の生活についてどう思いますか?例えば授業を抜け出したり」

ジェレミア「ハッハッハッハ!何を言っておられるのですか、先生殿!ルルーシュ様は将来王となられる人物なのだから授業なんかに時間を取られてる暇は無いのですよ!」

C.C「…………次に行こう、質問3ルルーシュ君の将来の進路についてどう思いますか?」

ジェレミア「それはもう次期神聖ブリタニア帝国皇帝しかありませぬ!」

ルルーシュ「アウトォォォォォ!」

C.C(だよね)

ジェレミア「ル、ルルーシュ様!私の言動におかしな点があったでしょうか?」

ルルーシュ「逆におかしくない所が無いんだよ……」

ジェレミア「」

C.C「ジェレミアは無理そうだな、ルルーシュ流石に候補がジェレミアしかいないってことは無いだろう」

ルルーシュ「そうだな、次の候補の元へ行こう」

ジェレミア「」プスプスプス ガチャン

C.C(ショックのあまり壊れたか……)

ジェレミア「ワタシハオレンジデスカ?イイエ、ジェレミアデス」ガガガ

斑鳩艦内会議室にて

C.C「ルルーシュ、次の候補とは誰だ?」

ゼロ「今のところ最有力候補はディートハルトだ」

C.C「ディートハルトか…確かに奴は頼りになりそうだな……だが、お前の正体を明かさずにどうやって連れていくんだ?」

ゼロ「まぁ見てろ、ディートハルト!こっちに来てくれ!」

ディートハルト「何でしょう、ゼロ?」

ゼロ「実は咲世子の任務が他の任務と被ってしまって代わりに誰か行ってもらわねばならん、頼めるか?」

ディートハルト「ちなみにどのような任務なのでしょう?」

ゼロ「とある財団の隠し子がアッシュフォード学園に通っていてな、そのお方の三者面談に保護者として行って来てくれ」

C.C(よく考えついたな……)

ディートハルト「お断りします、ゼロ」

ゼロ「一応聞いておこう、何故だ?」

ディートハルト「私はそのような子供のお守りなど苦手分野ですので」

ゼロ「では、しょうがないな、すまないディートハルト、呼び出して」

ディートハルト「良いのですよゼロ、また次の機会にお役に立てるようにします」

C.C「断れてしまったな、ルルーシュよ次の候補が気になるぞ」

ゼロ「まぁ待て、次は安価で決めることにしよう」


扇、藤堂、玉城、ラクシャータ、神楽耶から一人

>>20


ゼロ「ふむ………扇か…」

C.C「あのモジャに務まるだろうか?」

ゼロ「扇、こっちに来い!」

扇「どうしたゼロ?急に呼び出して」

ゼロ「早速だがお前に依頼がしたい」

ゼロ「かくかくしかじかで三者面談の保護者として行って欲しい」

扇「そうだなぁ、俺なんかに任せていいのか?」

ゼロ「大丈夫だ、お前の人徳なら不可能は無い!」

扇「ゼロ、やっぱり俺にそんな重要な任務は無理だ、他の奴に任せてくれ」

ゼロ「そ、そうか、すまないな扇」

扇「俺こそ悪いな、ゼロ」

C.C(嫌だとはっきり言えないのも辛いな…扇)


ゼロ「扇もダメか…やはりあの男に頼むか…」

C.C「あの男って誰だ?」

ゼロ「それはあいつだ!」ビシッ

藤堂「どうしたゼロ?俺に用か?」

ゼロ「藤堂よ、かくかくしかじかで三者面談に保護者として行ってきて欲しい!」

藤堂「別にいいだろう、そのくらいなら」

ゼロ「では、保護者診断を開始する!」

藤堂「フッ、任しておけ」

C.C「じゃあ、始めるぞ質問1、R君はどんな子ですか?」

藤堂「そうだな…Rは父親に似て自分に正直な子だ、しかし正直すぎる所もあるので若干この子の父親の友人としては心配な所だ」

ゼロ(自分の中で保護者としての設定を作るか…)

C.C「では質問2、R君の日頃の授業態度についてどう思いますか?例えば授業中に抜け出したり」

藤堂「授業中に抜け出すことについてはRも高校生なのでヤンチャがしたい年頃なんだろうがその辺についてはキチンと話し合うことにしよう」

C.C「最後に、質問3、R君の将来の進路についてどう思いますか?」

藤堂「この子のやりたいようにすればいいと思う、Rが幸せになってくれるのが一番だからな」

ゼロ「合格だッ!」

C.C「藤堂、手慣れているな」

藤堂「何…当たり前の受け答えをしただけだ」

藤堂「ゼロ、三者面談がある日はいつなんだ?」

ゼロ「◯月◯日だ」

藤堂「な、何…ゼロ、その日は千葉と予定があるので無理そうだ…」

ゼロ「なっ!」

藤堂「真に申し訳ない、ゼロ」






C.C「頼みの綱の藤堂にも断られてしまったな」

ゼロ「黒の騎士団には、もう任せられる奴もいないぞ…」

C.C「他の人脈を頼るしかなさそうだな」

ゼロ「では、安価に頼ろう」

ルルーシュの保護者代わりになってくれそうな人は?

子供以外で>>30

ユーフェミア

ルルーシュ「そうだ、ユフィに頼もう」

C.C「ユーフェミア?故人だろ?」

ルルーシュ「何を言ってるんだ?ユフィは生きてるぞ?」

C.C「いや、お前に撃たれた…」

ルルーシュ「生きてるぞ?」

C.C「分かった、そういうことにしよう」

ルルーシュ「既にユフィに電話してある」

C.C「待ち合わせしたのか?」

ルルーシュ「あぁ、明日クラブハウスに来てくれって言ってある」

C.C「皇族を学園に呼んだら騒ぎになるぞ…」

ルルーシュ「その点は大丈夫だ、変装くらいしてくるだろう

C.C「では、学園に帰るとしよう」

翌日 クラブハウスにて

ユフィ「ルルーシュ!お久しぶりです!」

ルルーシュ「久しぶりだねユフィ、早速頼みがあるんだ」

ユフィ「はいっ!何でしょう?」

ルルーシュ「俺の保護者になってくれ」

ユフィ「え?」

C.C「ルルーシュの三者面談の保護者代わりになってくれということだよ」

ユフィ「そういうことですか…って、あなた誰ですか!?」

C.C「私?私はC.Cだ」

ユフィ「では、C.Cさん初めまして!よろしくお願いします」

C.C「よ、よろしく」

ルルーシュ(ユフィの順応力高いな…)

ユフィ「でも、保護者代わりくらいだったらやってもいいですけど…私に出来るでしょうか?」

ルルーシュ「大丈夫だ、保護者診断をする」

ユフィ「要するに何かテストをするんですね!頑張ります!」

C.C「始めるぞー、質問1、ルルーシュ君はどんな子ですか?」

ユフィ「はいっ!ルルーシュは頭が良くて優しくて演説が好きな男の子です!」

ルルーシュ(…照れるな)

C.C「次に行くぞ、質問2、ルルーシュ君の授業態度についてどう思いますか?例えば授業中に抜け出したり」

ユフィ「ルルーシュ!授業を抜け出したりするんですか!?それはいけないことです、せっかくの学校生活なのに!」

C.C「……質問3、ルルーシュ君の将来の進路についてどう思いますか?」

ユフィ「ルルーシュは何でもできるので行きたい道を進めば良いと思いますっ!」

C.C「ルルーシュ、判定を」

ルルーシュ「判定は…>>40だ!」

キープで! 姉上(コーネリア)にもテストしてもらい、その結果で最終的に判断を下す!

ルルーシュ「やはりユフィだけじゃ心許ない、姉上にも診断をしてその上で決めよう」

C.C「おい、ちょっと待て姉上ってお前…」

ルルーシュ「あぁ、コーネリアだ」

C.C「大丈夫なのか?」

ルルーシュ「ユフィに電話してもらってるから大丈夫だ」

C.C「いや、そういうことじゃなくてだな」

ユフィ「姉上に電話したら後10分で到着するそうです」

10分後

コーネリア「ルルーシュ!三者面談があるとは本当か?」

ルルーシュ「えぇ、姉上」

ルルーシュ「といっても姉上にも保護者診断を受けてもらいますがね」

コーネリア「よく分からないがやってみることにしよう」

C.C「では質問1、ルルーシュ君はどんな子ですか?」

コーネリア「そうだな…ルルーシュは負けず嫌いな奴だぞ、小さいときもシュナイゼルお兄様にチェスで勝てないからと意固地になってだな」

C.C「そ、その辺でやめろ質問2、ルルーシュ君の日頃の授業態度についてどう思いますか?例えば授業中に抜け出したり」

コーネリア「あり得ん、そんな事ではブリタニア人として失格だ!ルルーシュ!授業くらい真面目に聞け!」

C.C「最後の質問、ルルーシュ君の将来の進路についてどう思いますか?」

コーネリア「学校を卒業したら一先ずは軍人として私の下で鍛え上げる、政に参加するのはそれからでいいだろう」

ルルーシュ「は、判定は!>>45だ!」

妹さんをください

ルルーシュ「妹さんを下さい!だ」

ユフィ「えっ?」ポッ

コーネリア「言語道断、ユフィはやらんぞ」

C.C「よ、要するにユーフェミアに保護者として三者面談に行ってもらうってことだろ?」

ルルーシュ「……そうだ」

ユフィ「では、私が保護者として参加させてもらいますね!」

コーネリア「フッ、まぁいいだろうユフィ、ルルーシュの素行に問題があると言われたらすぐに私に言えよ!」

ルルーシュ「やめてください!お姉さま!」

C.C(一件落着だな…)

そして三者面談当日

ヴィレッタ「◯番、ルルーシュ!入れ!」

ヴィレッタ「よく来たなルルーシュ…とユーフェミア様ァ!?」

ユフィ「こんにちわ、ヴィレッタ先生!では、始めましょうか…」

ルルーシュ(ヴィレッタは緊張で声が震えている……ククッ全ての条件はクリアした、流れは俺の者だ!)

そうしてヴィレッタの緊張に巧みに付け入ったルルーシュは自分の素行についての話を逸らす事に成功、しかし事件は成績についての話のときに起こった…

ヴィレッタ「こ、これがルルーシュ君の通信簿です」

ユフィ「へぇ…これが…」

ルルーシュ(マズイ!俺の成績は正直良くない!しかし相手はユフィ、どうにか他の奴にバレないようにしないと…)

ルルーシュ「ゆ、ユフィ!これは帰ってから見ようか!」

???「ルルゥゥゥシュゥゥゥゥゥ!なぁんだこれはぁぁぁぁ!」

ルルーシュ「こ、この声は!」

ユフィ「父上!」

ヴィレッタ「皇帝陛下!」

シャルル「コーネリアから話は聞いたぁ……そんなことよりルルーシュゥゥゥなんだぁこの成績はぁぁ」

ルルーシュ「ち、父上これはですね!その、俺だって努力すれば……」

シャルル「ルルーシュゥゥゥ!なぁんたぁる愚かしさぁぁぁぁ!なぁぜぇ努力をしなぁぁぁい!それはぁお前が油断している証拠ぉぉぉ!」

ルルーシュ「あの、その」

ヴィレッタ「こ、皇帝陛下!ルルーシュも反省しているようですし今日はこの辺で…」

シャルル「突然の訪問すまなかったなぁぁ、ユーフェミアァァァ帰るぞぉぉぉ!」

ユフィ「は、はいお父様!」

こうして三者面談は終わったのであった…

三者面談の次の日

C.C「ルルーシュよ、いつまで死んだ目をしているんだ」

ルルーシュ「く、くそぉ!おのれシュナイゼル!」

C.C「それよりどうするんだ?成績を上げないと本国に戻されるんだろ?」

ルルーシュ「あぁ、俺はこれを使う!」

C.C「何だこれは?」

ルルーシュ「進研ゼミだ!」

C.C「」

お わ り

三者面談の次の日

C.C「いつまで死んだ目をしているんだ」

ルルーシュ「く、くそっ!おのれシュナイゼル!」

C.C「それよりどうするんだ?成績を上げないと本国に戻されるんだろ?」

ルルーシュ「そのために秘策を用意した…」

C.C「何だそれは?テキスト?」

ルルーシュ「通信教育 藤堂ゼミだ!」

C.C「」

お わ り

>>54はミスりました
おまけ

同日 エリア11総督府キャメロット専用研究室にて

スザク「」

ジノ「」

アーニャ「やった…」

セシル「スザク君とヴァインベルグ卿はどうしたんです?」

ロイド「成績がかなり悪かったんだよぉ」

スザク「アーニャ!教えてくれ!どうしてそんなに成績が良いんだい?」

アーニャ「これ…やってたから…」

ジノ「なんだこれ?」

アーニャ「進研ゼミ…」

スザク「」

ジノ「」

ロイド「二人とも始めてみる?」

本当の本当に終わり

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