未央「しぶりんってさぁ・・・」(42)
未央「犬なの?猫なの?」
凛「人間だよ」
未央「いやいや、そーゆーのはいいから」
凛「」イラッ
未央「で、どっち?犬、猫?」
凛「人間だよ」
未央「同じボケ使い回しちゃダメだよ、しぶり~ん」
凛「ボケてるのは未央の頭だと思うけど」
卯月「まあまあ、二人とも落ち着いて」
凛「私は最初から落ち着いてるけど」
未央「私だって至って冷静だよー」
凛「だったらどうしていきなりそんなおかしな事言い出すの?」
未央「おかしいって?」
凛「私が犬だの猫だのって」
卯月「そうです、おかしいですよそんなのっ」
凛「ほらっ」
卯月「凛ちゃんはどう考えたって犬ですっ!」
凛「え」
未央「私的には猫だと思うんだけどなぁ…」
凛「ちょっと」
卯月「え~?絶対犬ですよぉ。ねぇ?」
凛「ねぇ、と言われても困るんだけど」
未央「そうかなぁ~、猫っぽいと思うんだけど」
未央「あ、ほら。しぶりんってベッドの上じゃ絶対ネ」
凛「やめろ」
卯月「凛ちゃん落ち着いて。口調おかしくなってますよ」
凛「さっきまで落ち着いてたんだけどね。誰のせいなのかな」
未央「ベッドの上じゃあ絶対ネ」
凛「本田」
未央「ウス、スンマセン」
卯月「凛ちゃん女の子がしちゃいけない顔になってますよ」
凛「はぁ…要するに私が犬っぽいか猫っぽいか、って事?」
卯月「絶対犬ですよね。ハナコちゃん飼ってますし」
凛「犬飼ってる人全員犬っぽい訳じゃないと思うけど」
未央「あはは、しまむーは考えることがアホッぽいなぁ」
卯月「むむっ」
凛「アホな事言い出してるのは未央なんだけどね」
未央「しぶりんは絶対猫でしょ~、この気だるげな雰囲気、気まぐれそうなイメージ」
凛「全部見た目だね。未央も十分アホッぽいじゃん」
卯月「でも凛ちゃん性格的には犬ですよねぇ」
卯月「真面目だし責任感強いしクンクンするし協調性あるしクンクンするし」
凛「卯月、それ褒めてるの?ディスってるの?」
卯月「えっ?」
凛「駄目だ、この子無自覚だ」
未央「理由の無い悪意だね」
未央「外見は猫、内面は犬って感じだねぇ。どっちつかずじゃん。キャラぶれてるよしぶりーん」
凛「私犬キャラでも猫キャラでも売り出してないんだけど」
未央「自分を曲げちゃ駄目だよー」
凛「曲げてないって」
卯月「えいっ」スチャッ
凛「ちょっ、何したの卯月?」
未央「おぉ~、犬耳ですな」
卯月「たまたま持っててよかったです」
凛「たまたま犬耳持ってる意味が分からない。どういう状況で使い道があるの」
未央「あー、取っちゃ駄目だよしぶりん。まだ写メ撮ってないよー」
凛「撮ってたらそのスマホ折るから」
未央「しぶりんはとんだ狂犬ですなぁ~」
卯月「嶋野の狂犬ならぬ渋谷の狂犬ですね」
未央「渋谷なら忠犬な筈なのにね」
うづみお「「あはははははっww」」
凛「今後はトラプリの活動に専念するから」スタスタ
未央「ちょっとちょっとそりゃないよー」ガシッ
卯月「早まっちゃ駄目ですよっ、私達3人揃ってニュージェネじゃないですか」
凛「何で私が悪いような流れになるの」
未央「ほらほら、それに加蓮や奈緒だって大概じゃない」
凛「あれ、私の知らないところで内部抗争始まってた?」
卯月「加蓮ちゃんは犬、奈緒ちゃんは猫だって言ってましたよ」
凛「あれ、本当にあっちの二人も大概だった」
卯月「凛ちゃんは確かに第一印象はクールとか冷めてるとか言われて猫っぽいですけど、一度懐いたらどこまでも付いて来るじゃないですか」
未央「あー、確かに。コレで意外なぐらい構ってちゃんだしね」
凛「二人とも、せめて本人のいないところで言ってよ」
卯月「未央ちゃんと二人で遊びにいったりすると「どうして誘ってくれなかったの?」って静かにスネますもんね」
未央「奈緒と一緒にプロデューサーに送って貰った時もね、奈緒とプロデューサーがアニメの話で盛り上がって自分に全然話しかけてくれなくてムスッとしてたしねぇ」
凛「あれ、実は私って嫌われてたりする?」
卯月「何を」ズイッ
未央「仰る」ズズイッ
凛「近い近い」
卯月「しぶわんを嫌う訳ないじゃないですか。そんな事絶対ありませんよ」
未央「しぶにゃんを嫌う訳無いじゃないのさっ。ちひろさんがスタドリ無償放出するぐらいありえないって」
凛「うん、ありがとう。でもまずはそのニックネームをやめてほしいな」
未央「やっぱり私達だけで話ててもらちがあかないね」
凛「解決しなくても何の問題も無い話だと思うけどね」
卯月「そんな事もあろうかと、はいドーン」
卯月「事前に事務所のアイドルにアンケートを取っておきましたー」
未央「おぉー、流石しまむー。346のブルマニスト」
卯月「えへへ」
凛「あ、それ褒め言葉なんだ嬉しいんだ?って言うかみんなずいぶん暇だね、仕事大丈夫なの?」
卯月「346プロ在籍アイドルに聞きました、凛ちゃんは犬?それとも猫?はい、こちらがその結果になりまーす」
・犬 77票
・猫 80票
・その他 6票
未央「うーむ、ほとんど差がありませんなぁ」
凛「みんなこんなことに付き合ってくれて良い人ばっかりだね。…その他が物凄く気になるんだけど」
卯月「えーっと、その他のコメントを幾つか読み上げますね」
凛「ロンドンハーツみたいだね、もう」
卯月「えっと、まずは赤いリボンさんから、『猫というより泥棒猫ですかねぇ…』」
凛「言っちゃうんだ、まぁコメントで誰だか100%分かるけど」
卯月「他にも『ハスハス仲間』、『蒼い人』、『Pの犬』と、様々なご意見を頂きましたー」
未央「ご協力感謝しまーす」
凛「知らなくても良かった事を無理やり聞かされる気分って分かる?ねぇ、分かる?」
未央「んー、アンケートでも決着つきませんなぁ」
凛「あれ、無視だ」
卯月「そうですねぇ…どうしましょう。これじゃあしぶにゃんかしぶわんか、決まりませんよ」
凛「決めなきゃいけない話だった?ねえ聞いてよ。ちょっと二人とも。おいコラ」
寝るにゃ
未央「駄目だよ、大事な事だよ。すっごく重要な事じゃん!」
卯月「そうですよっ!何を後回しにしても決めておかなきゃいけない事ですよ!」
凛「平和な事務所だよね…」
卯月「でもどうしましょう。アンケートまで取っちゃいましたし、他に聞く人は…」
未央「そうだねぇ…いっそ他の事務所の人にでも聞く?765さんとか」
凛「346の恥を業界にバラ撒かないでよ」
未央「しぶりんは恥ずかしくなんか無いよ!」
凛「恥ずかしいのはアンタ達だってば」
卯月「えへへ」
凛「褒め言葉じゃないよ。恥ずかしいと嬉しいの?そういうプレイじゃないよ」
未央「まったく、しぶりんはとんだヘンタイさんですなぁ」
凛「未央、明日朝市に眼科いこう?付き添うからさ」
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みく「でね、みく言ってやったにゃ。『みくと揚げ出し豆腐、どっちが大事なのにゃ!」ってさ」
P「うんうん、一生に一度は言ってみたいセリフだな」
みく「そしたらあーにゃん、何て言ったと思う?『ダー…揚げ出しどう…みく、ですかね』だってさ、だってさ!」
P「愛されてるじゃないか、よかったな」
みく「9割方揚げ出し豆腐って言い切る寸前で思い出したようにみくって言われて喜べるかにゃあ!」
P「みくは面白いなぁ」
みく「相談相手のチョイスミスだにゃっ!」
未央「プロデューサーはっけーん!」ドムッ
P「ミツボシッ!」ゲフッ
みく「あ、ほら天罰にゃ」
P「ぐふっ…前川さんの愚痴を聞いてただけなのに突然背後からタックルされました…幸子のファンやめます」
凛「やめてあげなよ、幸子はアレでプロデューサーにベッタリなんだからさ」
卯月「プロデューサーさん相変わらず意地悪ですね」
P「いきなり襲撃された被害者に向かって酷くない?これだから最近の女子高生は…」
未央「あ、おはようプロデューサー」
P「はいおはようニュージェネ3人娘。挨拶するならタックルの前にしなさい」
未央「それだと避けたりみくにゃん盾にするじゃんー」
P「当たり前だろ」
みく「おいサラッと何言ってんだにゃ」
未央「あ、みくにゃんもおはーっ」
凛「おはよ、みく」
卯月「おはにゃー」
みく「うん、おはようにゃ。でも卯月ちゃんみくの持ち味取るの止めてにゃ」
卯月「はいっ」
みく「わぁ良い返事」
卯月「えへへ」
P「で、3人ともどうした?今日は収録終わったら帰っていいって言ってある筈だけど」
P「みくで遊びたいなら持って行っていいぞ?」
未央「いやいや、今日は違うんだよプロデューサー」
みく「今日は、って何にゃ。あとPチャンはみくを何だと思ってるにゃ」
卯月「プロデューサーさんに聞きたいことがあるんですよ」
みく「おっ、おっ?スルーにゃ?無視かにゃ?ほら、ちよっと目ぇ合わせるにゃ」
凛(矛先変わって助かった…ありがとうみく。流石だよ)
未央「ねぇねぇプロデューサー、聞きたいことがあるんだけど、良い?」
P「昨日の夕飯なら海鮮クーラントだぞ」
卯月「わぁ、聞いてませんしネットで調べないとわからないようなメニューが出てきました」
P「卯月は素直だなぁ」ナデナデ
卯月「えへへ」
未央「で、プロデューサーはしぶりんの事犬だと思う?猫だと思う?」
凛「お帰り矛先」
みく「なんだ、まだそれ聞いて回ってたのにゃ?」
卯月「アンケートでも決着つかなかったんですよ」
未央「だから今度はプロデューサーに聞いてみようと思ってさ。何気に付き合い長いしねぇ」
P「そうだな、『フーン、アンタが私のプロデューサー?』時代からの付き合いだよな」
凛「何モバコインでそれ忘れてくれる?」
みく「凛ちゃんガチでお財布出すのはアウトにゃ」
卯月「ちひろさんがやってきちゃいますよ?」
P「うーん、しぶわんか、しぶにゃんか…正直悩むところだな」
凛「え、その呼称って公式なの?」
未央「あとは本人が公認すれば完璧ですな」
凛「絶対するか」
P「いかん、久しぶりにこんなに悩むぞ…仕事でも悩まないのに」
みく「どんな態度で仕事してるんだにゃ」
卯月「でも正直引くぐらい仕事取ってくるんですよねぇ」
P「メディアに売り出すなら猫、プライベートなら犬だな」
凛「悩んだ末に出た答えが予想の斜め上どころか頭上を遥かに通過していったよ」
みく「しかもゲスいにゃあ」
P「猫耳衣装でライブさせて、帰宅したら犬耳姿にして鎖つきの首輪でベッドに繋いで…って感じかな」
凛「本人を前に明日の天気の話でもするようなノリで語らないでよ」
卯月「リードじゃなくて鎖なのがシブいですね」
未央「しぶりんだけにね」
みく「凛ちゃん、こいつらオカシイにゃあ」
凛「そう?よかった安心したよ。みくはまともだね」
みく「さっきアンケート聞かれた時は凛ちゃん、イメージ的にベッドの上ではネコそうだにゃ、とは言ったけどにゃ」
凛「前言撤回、お前もか」
P「まあ、その日の気分で猫と犬使い分けるのが一番の理想形だろうけど」
凛「プロデューサーもいつまでアイドル相手にガチ妄想垂れ流してるの」
未央「使い分けるっていうのが生々しいですなぁ」
卯月「尻尾は、尻尾はつけるんですかっ?」
凛「そこの2人、ちょっとこっち来い。特に卯月」
P「あー、でもそうだなぁ…真面目な話」
P「ベッドの上ではネコってイメ」
凛「やめろ」
P「めんご」
みく「犬でいいんじゃにゃい?って言うか猫キャラもどき多すぎだにゃ。みくのアイデンティティティがクライシスになりそうだにゃ」
P「ティが多いよ」
未央「それにみくにゃんが一番もどきっぽいしね」
みく「お、言ったな?ニュージェネで一番パッとしないヤツめ」
未央「やるかーっ?」
みく「望むところにゃあ!」
P「こらこらケンカするなー、揉むぞ巨乳ども」
凛「他にいくらでも止めようがあるよね。他に選択肢あったよね絶対に」
卯月「じゃあ私は凛ちゃん揉みますね」
凛「せいっ」ベチッ
卯月「あぅ」
P「今度犬キャラでユニット組んでみるか?優と聖來あたりで」
未央「さしずめユニット名は『わん・わん・わん』ですかな?」
P「もしくは『貴方の夜の雌い」
凛「別の業界でデビューさせる気か」
卯月「そうですよ、ただでさえ凛ちゃん今はニュージェネとトラプリ掛け持ちしてるんですからっ」
凛「掛け持ちしてなかったらOKみたいな言い方止めて」
P「じゃあ猫キャラで『にゃん・にゃん・にゃん」の追加メンバーにするか」
P「のあさんとアーニャとも問題なく組めそうだしな、凛なら」
みく「おーっと、今サラリとみくが脱退されたにゃあ?」
P「『にゃん・にゃん・にゃん・にゃん』じゃクドいだろ」
みく「だからって何で真っ先に元祖猫ドルのみくを除外するにゃあ!」
P「なら、いっそニュージェネ3人猫キャラにするか?」
みく「みくのアイデンティが!」
凛「今度はティが足りないよ、みく」
卯月「ニュージェネレーション猫バージョンですか?」
P「さしずめ、ニュージェニャレーションだな」
未央「うっわ言い難。も一回言ってよプロデューサー」
P「ニュージェニェニェーション」
凛「言えてないじゃん」
みく「むしろよく最初の一回成功したにゃ」
P「ニュージェニェネネーション」
卯月「ビギナーズラックってやつですかね」
未央「使い方違わない?」
P「ニュー…ジェネネーション!」
凛「言えてない言えてない」
みく「どうしてみんなしてすぐ猫キャラになりたがるにゃあ?みくって言う立派な先駆者がいるにゃあ、もうこの路線は通行止めにゃあ!」
未央「歩道が広いではないか。行け」
みく「お前1人でいけにゃあ」
凛(流石346プロ1のいじられスト、このままみく弄りで私のことは有耶無耶に…)
未央「しぶにゃんかしぶわんか、決着つくまで今日は帰れないからねっ!みくにゃんもプロデューサーも真面目に考えてよ!」
凛(うん、久しぶりだね矛先、おかえり)
みく「だから犬でいいにゃあ。ほら、Pチャンのシャツとかクンクンしてるって噂あるし」
凛「風評被害って言うんだよ、そういうの」
P「ニュージャニャ…ニャージャ…、ニャ、ニャンジャ…」
卯月「でも、たまに本当にやってますよね。『うーん、ハスハスー♪』って」
凛「それどう考えても志希だよね。無邪気な顔して私にあの娘の罪状なすりつけないでよ」
P「ニュージェニャニェいにぇっ!」ガリッ
P「…痛ひ」
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未央「プロデューサーはみくにゃんに付き添われて医務室にいきました」
凛「時々ああいう事あるから憎めないんだよね、プロデューサーって」
卯月「みくちゃんも何だかんだで付いていってますしね」
未央「さてと、じゃあそろそろ決着つけようか」
凛「うん?何の?」
未央「しぶりんわんにゃん決定戦だよ」
凛「ああ、忘れてくれてなかったんだ…どうしよう、物理的な手段に走った方が早いのかな」
卯月「カナヅチは無いですけど柑奈さんのアコギならありますよ」
凛「ありがとう、その気持ちだけ受け取っておくよ。だからそれ置いて。怒られるから」
卯月「はーい」
凛「うん良い返事」
未央「そもそもさあ、しぶりんはどっちが好きなのさ、犬?猫?ネザーランドドワーフ?」
凛「選択肢増えたなぁ…3番目選ぶともしかしてウサミンになっちゃうのかな」
卯月「ウサ耳凛ちゃん可愛いと思いますっ!」
未央「しぶぴょんだね」
凛「犬か猫かじゃなかったの?…これ以上泥沼化させないでほしいんだけど」
未央「え、じゃあイグアナ?」
凛「最低限哺乳類かなぁ」
卯月「トナカイですか?」
凛「やめろ」
卯月「ごめんなさいっ」
未央「わぁ可愛い」
卯月「えへへ」
凛「…犬か猫か、で言うなら犬だよ。ハナコ飼ってるし」
未央「おぉ、本人公認しぶわん」
卯月「しぶわんですねっ。はいっ、しぶわんお手っ!」
凛「アァン?」
未央「しぶりんそれ違う。豚ブリーダーさんの持ちギャグだから」
卯月「凛ちゃん凛ちゃん、今の蔑むような目つきもう一度やってみてください。今度は写メ撮りますから。あ、動画もっ」
凛「ねえ、私なんかより卯月を心配するべきじゃない?」
未央「おかしな事言うなぁしぶわんは」
凛「よく考えると未央も密かにイッちゃってるね」
未央「さぁて、しぶりんは犬って事が決定した事だし、これからしぶわん路線の売り出し方をじっくり話しあおうか」
卯月「あ、じゃあファミレスいきます?久しぶりにデニーズ行きたいです」
未央「未央ちゃん的にはジョナサン派なんだけどなぁ」
卯月「プロデューサーさんとも後で話し合わないといけませんね」
未央「これから忙しくなるぞーっ!」
卯月「凛ちゃんのイメージならやっぱり黒犬ですよねっ」
未央「気質としては絶対日本犬だよねぇ。言う事聞くけど尻尾で感情表現めっちゃするタイプだ」
卯月「わぁ、凄くわかります」
凛「…」
凛「…もしもし、奈緒?これからちょっとご飯にでもいかない?」
凛「え、しぶわん決定おめでとう?はっ?何で…LINE?ちょっ、未央!卯月!」
未央「しぶわんっ、しぶわんっ!」
卯月「しぶわんっ、しぶわんっ!」
凛「オマエラ」
未央「ごめんちゃい」
卯月「ちゃい」
凛「うん、良い返事」
凛「ダガ許サン」
ヒェエーシブワンガカンダー リンチャンッモット、モットツヨメニッ
後日、未央と卯月の作った企画書を元にプロデューサーは凛をメインにした新ユニットを作成。ニュージェネ、トラプリをも超える大反響を生むモンスターユニットとなり346プロ設立以来の人気を生み出した
当時の事を、同事務所所属のM川Mはこう語る。
『イカれてるにゃあ…』
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P「最初はユニット3つ掛け持ちとか大丈夫かと思ったけど、別の意味で大変なことになったな」
凛「やらせてる張本人がそんなこと言うんだ?」
P「関心して、反省してるんだよ。凛は俺なんかが思っている以上の、凄いアイドルだったんだな、って」
凛「ふふ、見直した?」
P「そうだな」
凛「珍しく素直だね。いつもならすぐからかうのに」
P「たまにはいいだろ」
凛「いつもそうなら良いのに。…それに、ここまで来れたのは私1人の力じゃないよ」
凛「ニュージェネもトラプリも卯月や未央、奈緒に加蓮がいてくれたから頑張れたんだ」
凛「もちろん、このユニットも…ね、みんな」
アッキー「クゥン…」
わんこ「ワフッ」
凛「ふふっ、そんな事ないって。みんなのお陰だよ。ねぇ、プロデューサー?」
P「ああ、そうだな。3人(?)みんなの力で掴み取った結果だ。自信を持っていいぞ」
凛「でも、まだまだこれからだよ。私達ならもっと先にいける。そうだよね」
アッキー「クゥン…?」
わんこ「ワフッ」
凛「…だってさ、プロデューサー」
P「ああ、みんなも期待してるよ、『しぶわんわん』に」
凛「ありがと。…そろそろインタビューの時間だから、もういくね。…また後でね、プロデューサー」
わんこ「ワフッ、ワフッ」
アッキー「クゥン…」
P「ああ、いってらっしゃい」モフモフ ワシャワシャ
P「…」カタカタカタカタ
P「…ふぅ」
P「凛が一番ヤバかったんだなぁ…」
完
飼ってるハムスターが仰向けになってピクリともしないから「やっべ死んだ、死んだコレ」とビビって抱き上げたら「何すんじゃいコラ」って手ぇ噛まれて怒られた。超絶爆睡してたらしい。
だから書いた
オツカーレ
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