NAMM 5 が11時をお知らせします。
ζ*'ヮ')ζ<うっ
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ζ*'ヮ')ζ<うっ
ζ*'ヮ')ζ<うっうー!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437138045
春香「FM NAMM 5 特別企画! 大集合だよ! 765分特大生放送! 生っすか~! ラジオ~!」
<BGM:MASTER PIECE>
https://www.youtube.com/watch?v=CTD3EVADMoo
春香「みなさんこんにちは! 天海春香です!」
千早「如月千早です」
美希「星井美希なの」
春香「特番ですよ! 特番!」
美希「春香テンション高いね」
春香「だってこんな機会めったに無いよ!?」
千早「落ち着いて春香。まずはリスナーの皆さんに番組の趣旨を説明しないと」
春香「あ、そだね。えへへ……」
美希「実に春香らしいの」
春香「コホン……。え~、みなさんこんにちは、天海春香です!」
千早「そこから……?」
春香「この番組は、初のドームライブを控えた私達が、765分ここ、FM NAMM 5スタジオをジャックしちゃおう! という番組です」
美希「765分って凄いよね」
千早「時間にすると12時間と45分……。とてつもない番組だわ」
春香「更にこの番組、NAMM 5 のアプリをダウンロードすることで、関東だけでなく日本全国どこでも聴けちゃいます!」
美希「メッセージもそこから送れちゃうから、いっぱい送ってね」
千早「番組ホームページの放送中の欄からも送れます」
美希「ドームライブまでホントにあとチョットだね」
千早「えぇ、そうね。少し前にアリーナライブをしたばかりなのに、もっと大きな会場で歌を届けられるなんて、とても嬉しいです」
美希「ミキ的には、今まで以上にキラキラできるから、楽しみにしてて欲しいって思うな。アハ☆」
千早「欲しい……星井が欲しいって……ふふふふっ」
美希「? ミキ何か変な事言った……?」
春香「千早ちゃ~ん、戻ってきて~」
千早「はっ……。す、すみません……」
春香「あはは……。さ、さて! 実はライブに出演するのは、私達だけじゃないんだよね!?」
美希「そうなの!」
春香「初のドームライブに出演するのは、私達765プロと!」
凜「私達346プロと」
未来「私達MILLIONSTARSです!」
千早「という訳で、スタジオには346プロダクションから渋谷凛さん」
春香「MILLIONSTARSからは春日未来ちゃんがゲストに来てくれてます!」
美希「346プロもMILLIONSTARSも、それぞれ枠があるから、聴いて欲しいって思うな」
千早「欲しい……ふふふふっ」
春香「ち~は~や~ちゃ~ん?」
千早「いや、だって美希が……」
美希「ミキ何もしてないもん」
春香「ほら、凜ちゃんも困ってるから」
凜「いや、別に……」
美希「未来は嬉しそうだね」
未来「はい! 私、生放送って初めてなんで楽しくって! あー、こんな事なら放送部にも入っとけば良かったかな~」
千早「え~、ここで一通、FAXで届いた応援メッセージを紹介します。渋谷さん、お願いできるかしら?」
凜「分かった。え~、さいたま市にお住まいの西武導夢(にしたけみちむ)さんから頂きました」
未来「ありがとうございます!!」
凜「『みなさんこんにちは、ついにドームライブ直前ですね! 765プロだけでなく346プロ、更にはMILLIONSTARSまで出演するという事なので
今からすごく楽しみです! 今日は12時間以上の長丁場ですが頑張って下さい、全部聴きます!』だって」
千早「12時間全部聴くのは、結構大変かもしれませんね」
美希「ミキだったら寝ちゃうかも……あふぅ」
春香「いやいや、眠くならないような番組だから大丈夫だよ!」
未来「じゃあ眠くならないように、私、皆に向けて歌って踊ります!」
千早「未来、ラジオなんだから踊ったって見えないわよ?」
未来「あ、そっかぁ! でへへ」
春香「騒がしくてごめんね、凛ちゃん?」
凜「ううん、うちも普段からこのくらい賑やかだから」
美希「そうなの?」
凜「うん、みくと李衣菜なんかはよく喧嘩してるから、騒がしいのは慣れてるかな」
千早「なんだか水瀬さんと真みたい」
美希「デコちゃんと真クンもよく言い合ってるんだ」
凜「そうなんだ」
春香「さてさて、それではここで一曲お届けしましょう」
未来「私達のライブ MASTER OF IDOL WORLD 2015のテーマソングです。せーのっ」
みんな「「「「「アイ MUST GO!」」」」」
<BGM:アイ MUST GO!>
https://www.youtube.com/watch?v=1_6SMZZ67bc
春香「はいという訳で」
千早「えぇ」
春香「この曲が、私達のライブのテーマソングですから。みなさん、たっくさん聴いてくださいね!」
凜「さて、時刻は11時20分を回りました、ここで道路情報をお届けします」
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春香「は~い、ありがとうございます」
美希「道路が空いてても安全運転に気をつけてね」
千早「スピードの出し過ぎは事故の元ですから」
春香「さてさて、私達の出番もあと僅かとなってまいりました……」
美希「これから入れ替わりでみ~んなの番組があるから、聴き逃したら、やっ、て感じだね」
未来「でも、とってもと~っても長い時間だから、全部を聴くのは大変そうですよ?」
凜「大丈夫、この番組はあとでポッドキャストで配信されるから」
美希「ん~、よく分かんないけど、聴き逃しても大丈夫って事だね」
春香「運転中のドライバーさんは運転に集中して、あとで配信されたのを聴くっていう手もあるね!」
千早「さて、そろそろお時間みたいです」
春香「千早ちゃんはこの後の番組にも出るんだよね?」
千早「えぇ、真美と一緒に」
美希「どんな番組なのか、ミキも楽しみなの!」
春香「私も美希もまたあとで登場しますから楽しみにしててくださいね!」
千早「それでは皆さん、この後もFM NAMM 5 でお付き合いください」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
千早「こんにちは。ティエンポのお時間です」
千早「この時間はナビゲーターの如月千早でお送りしていきます」
千早「本日は765プロがNamm 5をジャックしていると言う事で、僭越ながら私がナビゲーターを務めさせて頂きます」
千早「そして本日のゲストに、同じく765プロの双海真美を呼んでお送りしたいと思います。よろしくお願いいたします」
―――――
千早「では、ティエンポ最初のコーナー、ヒットソングチョイスです」
千早「Billboard Japan Hot100の中からナビゲーターの私が選んだ数曲をチョイスしてお届け」
千早「7/13のランキングからチョイスしました、では最初の一曲」
千早「カーリー・レイ・ジェプセンで、アイ・リアリー・ライク・ユーです。どうぞ」
―――――
https://www.youtube.com/watch?v=qV5lzRHrGeg
―――――
千早「カーリー・レイ・ジェプセンで、アイ・リアリー・ライク・ユーでした」
千早「続けて二曲お届けしていきます」
千早「スモールプールズでドリーミング、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEでサマー・マッドネスです、どうぞ」
―――――
https://www.youtube.com/watch?v=e8xni3EcIbc
―――――
https://www.youtube.com/watch?v=tF_fvr4TmpM
―――――
千早「二曲続けてお届けして参りました、スモールプールズでドリーミング、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEでサマー・マッドネスでした」
千早「ここからのティエンポはゲストの双海真美さんをお迎えしてお送りしていきます。よろしくお願いします」
真美「はいはーい! よろしくねーん!」
千早「双海真美さん含め、765プロでは合同ライブを控えておりますが、準備の方は如何でしょう?」
真美「もーばっちり! いつでもライブは出来るって感じっしょ~!」
千早「かなり自信があるみたいですね」
真美「千早お姉ちゃん含めて、みんな準備は満タンだよ~」
千早「準備は万端、と言う事で、目前に迫ったライブが本当に楽しみですね」
真美「もち!」
千早「私も出演者の一人として、精一杯皆様に歌をお届けしていきたいと思っております」
真美「うんうん。でさ、なんでそんな他人行儀なの?」
千早「今はナビゲーターと言う立場ですから、なれなれしくする訳にはいきません」
真美「もっと砕けた千早お姉ちゃんが見たいなー」
千早「じゃ、じゃあ、ちょっとだけ。真美も準備してきたのは知ってるし、きっと次のライブはいいライブになると思うわ」
真美「お、何時も通りの千早お姉ちゃん! で、ライブの話になるんだね」
千早「私が出来る話はそれくらいしかないから……」
真美「ま、それも千早お姉ちゃんらしいか!」
千早「では、メールで頂いたリクエスト曲をお送りしたいと思います」
千早「東京都足立区にお住まいのラジオネーム『トリッピア』さんからのリクエストです」
千早「Kwabsで、Walk。どうぞ」
―――――
https://www.youtube.com/watch?v=TW9uj83Vq-0
―――――
真美「それじゃっ、こっからはティエンポ恒例、音楽人気投票!」
千早「今週は765プロがジャックと言う事で、765プロの曲を皆様に投票して頂きたいなと思っております」
真美「投票メールの宛先はtiempofm@namm5.xxまで、投票よろよろ~!」
千早「こちらに頂いたメールも読んでいきましょう、さいたま市にお住まいのラジオネーム『ところてん子』さん」
千早「『応援している765プロがNamm 5をジャックすると聞いてメールしました』ありがとうございます」
千早「『ナビゲーターの千早さん、凄く似合っています! 今度ゲストでティエンポに遊びに来るのを楽しみにしています!』」
真美「これはナビゲーター冥利に尽きますなぁ」
千早「ふふ、ありがとうございます。いつかゲスト出演できる事を楽しみにしています」
千早「続けてメールの方読ませて頂きます。同じくさいたま市にお住まいのラジオネーム『ソリチュード』さん」
千早「『真美ちゃん! あんまり千早ちゃんを困らせないように頑張って!』だそうです。ありがとうございます」
真美「んっふっふ~、心配しないでも大丈夫っしょ!」
千早「頼もしいですね」
千早「続いてのメールです。川口市にお住まいのラジオネーム『にょんにょん』さん」
千早「『普段のナビゲーターじゃない方の声は新鮮です。共演が見てみたいです』ありがとうございます」
真美「褒められてますなー」
千早「ラジオの方は不慣れですが、そう言って頂けるのは本当に嬉しいです」
真美「千早お姉ちゃん、めっちゃユートーセイ!」
千早「優等生って、ええ……っ」
千早「コホン、さて、投票の方はどうなっているでしょうか」
真美「どんな曲に入ってるかな!」
千早「川越市にお住まいのラジオネーム『くにたかこ』さん」
千早「『目が合う瞬間に一票! 力強く切ない感じが好きです』はい、ありがとうございます」
真美「うーん千早お姉ちゃんの曲、いいよね~」
千早「ふふ、ありがとうございます。続いては所沢市にお住まいのラジオネーム『プリントアウト』さん」
千早「『ジェミーに一曲、真美ちゃんの可愛さが溢れてる!』」
真美「いや~照れるっしょ~、ありがと~」
千早「続いては川越市にお住まいのラジオルーム『ミミ・カキオ二世』さん」
千早「『伊織ちゃんのリゾラが可愛い! この夏ぴったり!』確かに、夏にはいい曲だと思います」
真美「だよねぇ、いおりんの曲可愛いよね!」
千早「私はあんなに可愛らしく歌えないから、羨ましいですね」
千早「三通メールをご紹介しました、他にも沢山メールを頂いておりますが、そろそろ投票の方を締め切りたいと思います」
真美「ささっ、果たして結果は!」
千早「音楽人気投票、今週の結果はどうでしょうか」
真美「でれれれれれれれれ、でん!」
千早「投票一位、765PRO ALLSTARSのREADY!!でした」
真美「『元気が出るので好きです』ってメールや『ライブでみんなが生き生きしていた!』ってメールもらったよん、ありがとね!」
千早「惜しくも一票差で一位を逃したのは、竜宮小町のSMOKY THRILL」
真美「『この曲がきっかけで765プロにはまりました』ってメールや『いおりんの猫ポーズまじ雌豹!』ってメールもらったよん!」
千早「来週の音楽人気投票、どの曲が一位になるでしょうか」
―――――
千早「さて、ティエンポもそろそろお別れの時間です」
千早「765プロがNamm 5をジャックと言う事で、本日のナビゲーターは私如月千早、ゲストに双海真美さんをお迎えしてお送りさせて頂きました」
千早「双海真美さん、本日はありがとうございました」
真美「いやいや~、千早お姉ちゃんこそありがと!」
千早「来週のティエンポは通常通りの放送となります」
千早「続いての番組は765プロより、双海亜美さん、高槻やよいさんのお二人が皆様にお届け致します」
千早「それでは、またどこかでお会いしましょう、さようなら」
真美「ばいばーい!」
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フレッフレッ ガンバレッ サーイコー♪
フレッフレッ ガンバレ サイコー!♪
亜美「ほいほーい、全国のにいちゃーん、ねえちゃーん!双海亜美だよー!」
やよい「うっうー!みなさんこんにちわー!高槻やよいですー!」
亜美「いやー、はじまったねぇ。ホントに始まっちゃったねぇ」
やよい「うん!私、亜美とラジオできるのすっごく楽しみにしてんたんだよ!」
亜美「んっふっふっ~。こーえーですなぁ。ではやよいっち、さっそく進めてくれたまえ」
やよい「へ?なんで?」
亜美「なんでって、何がさ?」
やよい「亜美が進行役だよ?」
亜美「なんでさ!」
やよい「なんでさって言われても、私やらないよ?亜美やりなよ」
亜美「やよいっちのほうがお姉さんじゃんかぁ!それにさそれにさ!」
やよい「なぁに?」
亜美「亜美、好き勝手にやりたい!」
やよい「そんなことしちゃダメなんだよぉ!律子さんに怒られちゃうんだから!」
亜美「今日は竜宮かんけーないからいいもん!」
やよい「よくないもん!」
亜美「…なんかエラい感じの人から『先へ』ってカンペが出てる」
やよい「ほら!亜美が遊んでるからだよ!」
亜美「やよいっち読んで!とにかくゲンコー読んで!
早く!」
やよい「へ?へ?読む?どこ?どこ読めばいいの?」
亜美「とりあえず最初から!」
やよい「え、あ、えっと…台本、高槻やよい用」
亜美「ちがうよ!その下からだよ!」
やよい「えっとえっと…このラジオは高槻やよいと双海亜美の765プロ妹系アイドルがお届けする…………………」
亜美「ざんしん」ボソッ
やよい「ざ、斬新かつ……………」
亜美「はてんこう」ボソッ
やよい「は、破天荒なラジオ番組ですー!えっと……………」
亜美「やよいっち」
やよい「う?」
亜美「パス」
やよい「亜美、パス」
亜美「斬新かつ破天荒なラジオ番組だよー!奇想天外摩訶不思議な二人のセカイへ、ようこそー!!!」
やよい「うっうー!ようこそー!」
亜美「なっとくいかないよー!」
やよい「台風大丈夫かなぁ?」
亜美「いきなり話題変えるのはやめてよね!」
やよい「へ?春香さんたちとやってたラジオはこんな感じだったよ?」
亜美「亜美にははるるんみたいなスキルないから!」
やよい「週末のライブ、大丈夫かなぁ?」
亜美「亜美の話は聞いてもらえないんだね…悲しいよ、やよいっち……」
やよい「今日は真美は何してるの?」
亜美「楽屋でこのラジオ聴いてると思うけど……」
やよい「うっうー!真美ー!」
亜美「うん、ぜったいいま苦笑いしてるよね、真美」
やよい「曲紹介ですー!」
亜美「好き勝手やってるじゃんかやよいっちー!」
やよい「亜美、曲紹介だよ!」
亜美「亜美が紹介するんだね…そんな気はしてたよ……」
やよい「えへへー」
亜美「ちょー可愛いのがくやしい…では本日の1曲目、こっちもちょー可愛い曲だよ!Perfumeで『Voice』!』
https://www.youtube.com/watch?v=9_ifx-Dmv9g
~曲明け~
亜美「この曲のビテオクリップも可愛いんだよね」
やよい「私も観たことあるよ!振り付けもとっても可愛かったですー!」
亜美「うんうん。竜宮と同じ三人組だから、やっぱり意識しちゃうんだよね」
やよい「カバーさせてもらえば?」
亜美「いいねー。亜美はドリームファイターとかワンルームディスコがやりたいな。やよいっちはカバーしてみたい曲とかあるかい?」
やよい「プリキュアの曲とか。日曜日にみんなで観てるんだぁ!」
亜美「スマイッスマイップリキュアいっーしょにー スマイッスマイップリキュアあーしたにー」
やよい「ジャーンプ!」
亜美「いいですなー」
やよい「えへへー。ダンスもバッチリだよ!」
亜美「いままでいろんな曲カバーさせてもらったけど、お気に入りとかある?」
やよい「うーん…さんぽ?」
亜美「あー、あれはやよいっちにピッタリだったね」
やよい「亜美は?」
亜美「亜美はなんだろ?想いでがいっぱいかな?」
やよい「おとなの階段のーぼーる、だよね?」
亜美「そうそう。亜美、バラード歌うこと少ないからさ」
やよい「私もいっしょだよ!」
亜美「元気娘のツラいとこですな」
やよい「でも亜美はけっこう寂しがりやで泣き虫」
亜美「その情報いらないから!ダメだから!」
やよい「伊織ちゃんもけっこう寂しがりやで泣き虫」
亜美「その情報もいらないけどもっと言ってやって!」
やよい「可愛いんだよ、伊織ちゃん?」
亜美「やよいっちには甘いからねー」
やよい「親友だから!私、伊織ちゃん大好きなんだぁ」
亜美「このラジオ聴きながら顔デレデレになってるね、いおりん」
やよい「えへへー」
亜美「もう、仕方ないわねぇまったく!」
やよい「伊織ちゃんのマネだぁ!似てるー!」
亜美「んっふっふっ~。チュ、チューくらいなら…許してあげてもいいわよ……?」
やよい「うわぁ、伊織ちゃんおっとなー!」
亜美「ん?ブースの外にいる兄ちゃんからカンペが」
やよい「『伊織から二人を止めなさい!ってメールが来ました……』」
亜美「やだ!」
やよい「やですー!」
亜美「あ、アンタになら何されても
~強制CM~
………
……
…
~CM明け~
亜美「チョーシにのりました、ごめんなさい」
やよい「ごめんなさい」
亜美「いやー、ね」
やよい「ね」
亜美「ちょっとだけ大人になったよ、亜美」
やよい「ね」
亜美「それではやよいっち、気を取り直して曲紹介をお願いできるかな?」
やよい「うん!2曲目は、ザ・クロマニヨンズさんで『紙飛行機』ですー!」
https://www.youtube.com/watch?v=hC7qoqBKkxM
~曲明け~
亜美「カッコいい曲だね」
やよい「歌詞もカッコいい!」
亜美「『明日とか分からないし、別にいい』ってとこでグッときたよ」
やよい「明日よりいま、だね!」
亜美「そう!いまこのラジオをどれだけ楽しむか!」
やよい「プロデューサーがまた不安そうな顔してるよ?」
亜美「どきょーの無い兄ちゃんめ」
やよい「でも、私と亜美にラジオさせようって決めたのプロデューサーだもん」
亜美「こんどは苦笑いしてるし」
やよい「プロデューサーもいろいろたいへんなのかなーって」
亜美「ウンウンうなずいてる」
やよい「けっこう楽しそうだね」
亜美「さてさて。そろそろ大事なお知らせをしなきゃだね」
やよい「うん!ライブのことだね!」
亜美「亜美たち、ついにドームのステージに立つんだよね!」
やよい「西武ドームですー!」
亜美「765プロと346プロによる合同ライブ!なんと38人のアイドルが勢ぞろい!」
やよい「初めてライブに参加するアイドルもたくさんいますよぉ!」
亜美「この夏一番の注目ライブ!」
やよい「これがアイドル!これぞアイドル!」
亜美「全国の兄ちゃーん、そして姉ちゃーん!」
やよい「せーの」
亜美&やよい「ドームですよ、ドーム!」
亜美「…決まったね」
やよい「うん!10回くらい練習したもんね!」
亜美「言わなくていいから!恥ずかしいじゃんかぁ!」
やよい「うっうー!」
亜美「さて、どうやらあと5分くらいしか無くなっちゃったみたいだけど…やよいっち、このラジオの感想を」
やよい「えっとねー。亜美とはお仕事でいっしょになることが少ないから、たくさんお話しできて楽しかった!」
亜美「そだね。亜美は竜宮やってるから、他のみんなとあんまし絡めないんだよね」
やよい「やっぱり寂しい?」
亜美「ま、多少はね」
やよい「やっぱり寂しがりやですー!」
亜美「うーるーさいっ!」
やよい「えへへー」
亜美「んっふっふっ~」
やよい「さてさてー」
亜美「お、やよいっちが締めてくれるんだね?」
やよい「うん!がんばる!」
亜美「まかせた!」
やよい「高槻やよいと双海亜美でお届けしてきたここラジオ、そろそろお別れの時間となってしまいましたー!」
亜美「楽しかったー!」
やよい「ドームに来て下さるみなさん、映画館のライブビューイングで応援して下さるみなさん!」
亜美「みんなでいっぱい楽しんじゃおうね!」
やよい「台風なんかに負けちゃダメですよぉ!」
亜美「765プロ所属、双海亜美でした!」
やよい「高槻やよいでしたぁ!」
亜美「せーの」
亜美&やよい「バイバーイ!!!」
フレッフレッ ガンバレッ サーイコー♪
フレッフレッ ガンバレッ サイコー!♪
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伊織「はーいみんなー!亜美とやよいの番組、どうだったかしらー?」
響「今度は自分達の番だぞ!」
伊織「真打ち登場!もうテンションアゲアゲで行くからね、皆覚悟しなさい!」
響「覚悟ってなんだよ!そんなに身構えるの?この番組」
伊織「モノの例えよ」
響「まあいいけどね!そのくらいの勢いでいくから!」
伊織「それじゃあ行くわよ!」
響「うんっ!」
伊織「水瀬伊織と!」
響「我那覇響の!」
「「伊織と響のハリケーンボンバー!!」」
伊織「はい!というわけで今夜だけのスペシャル番組、伊織と響のハリケーンボンバーの時間よ!こんな縁起でもない名前を考えたのはどこの誰よ!ハリケーンじゃなくて台風来てるじゃない!」
響「ほんとだ!まあ、台風が近づいてるらしいけれどなんくるないさ!沖縄なんか毎度のことだし」
伊織「アンタの地元と一緒にしないでよ!」
響「そりゃあ伊織の家みたいに頑丈なら怖くないだろうけどさ」
伊織「私の家に対してのイメージは何なのよ」
響「んー、要塞?」
伊織「せめて城とかなんか無いの?」
響「冗談冗談。ほら、カメラ回ってるって」
伊織「ラジオでしょうが!まったく……」
響「まあまあ怒んないでよー。ほら、今度のライブのこともあるんだし。また伊織が怖がられる」
伊織「誰が怖がられてるって?」
響「全体曲の練習の時、百合子とか智絵里とか」
伊織「そ、それは」
響「ほらほら~もっとスマイルスマイル~」
伊織「にひひっ」
響「そうそう、それそれ」
伊織「まあ、それはいいとして」
響「ライブの話だなー」
伊織「私達でしょ、CINDERELLA PROJECTでしょ、んでMILLIONSTARS」
響「多いなー」
伊織「きっと凄いライブになるわ。ファンの皆と盛り上がれるといいわねぇ」
響「伊織的に、ライバルみたいな子は居ないのか?」
伊織「私の?そうねぇ、なにせこのスーパーかわいい伊織ちゃんの前には、どんなアイドルも敵わないもの」
響「……」
伊織「何よ!……そうねえ、あの城ヶ崎美嘉って子は凄いわね。カリスマギャルアイドルだったかしら?確かに凄い人気だもの、あの触れ込みはハッタリじゃなさそうねぇ。響はどうなのよ」
響「自分はやっぱり美奈子と奈緒だなー。あの二人、すっごく飲み込みが早いから」
伊織「前の合宿からしても、大分成長してたわねぇ」
響「うんうん。前のアリーナライブではダンサーだったけど、今回あったら皆ほんと頑張っててびっくりした」
伊織「懐かしいわねぇ」
響「なんか伊織、ジジ臭い」
伊織「悪かったわね!ま、オトナって言い換えてもらってもいいけれど♪」
響「はいはいっ。さ、次のコーナー行くぞ」
伊織「軽く流さないでよ!」
響『恥ずかしさの二乗倍!いおりん裏ジジョーのコーナーです!」
伊織「へ?!」
響「このコーナーは、ライブに向けて日夜特訓を続けるいおりんの裏ジジョーを赤裸々に皆さんにごほーこくしようというコーナーです」
伊織「何よこのコーナー!ふつおたから始まるんじゃないの?!」
響「引っかかったな!それはニセの台本だ!」
伊織「何なのよ!」
響「伊織へのタレコミはいっぱいあるからなー」
伊織「ええええっ?!」
響「そんじゃいくぞー!まずは某プロダクションアイドルのM・Kさん」
伊織「M・K?」
響「ボク、いえ私は、伊織、じゃなくて水瀬伊織さんの」
伊織「真ね!?真なのね?!」
響「もうっ、伊織、今読んでる最中なんだから静かにしてよー……水瀬伊織さんの大ファンであり、負けられないライバルだと思っています」
伊織「……真」
響「そんな彼女ですが、やはりライブの練習中は熱いのでしょうか?シャツのお腹をバタバタとしながら扇風機の前で伸びていました。『あづぅい……死んじゃうわよぉ……』と力なくブツブツ言っているのが面白かったです」
伊織「真!!!ちょっと、その辺居るんでしょ!出てきなさいよ!」
響「『あづぅい……死んじゃうわよぉ……』」
伊織「真似しないでよ!」
響「あはははははっ!!確かに伊織、練習の後とか完全に伸びてるよね」
伊織「う、うるさいわね!それも最初の頃でしょ、今はちゃんと体力ついてるんだから」
響「なー。でもやっぱりお腹を見せて扇風機でこっそり涼むのは、やめた方がいいぞ」
伊織「んにゃー!」
響「さー、次行くぞー。S・Kさんから『水瀬さんは、ステージに立つ人皆がライバルだと言っていました。私もその一人になりうるのでしょうか』だって」
伊織「……ふっ」
響「どうしたの?」
伊織「なんでもないわよ。ま、誰だか知らないけれど、私と同じステージに立つんだったら、誰だってライバルよ。私は誰に対してでも、手を抜いたりなんかしないんだから!」
響「強気だなー」
伊織「当たり前じゃない、私はアイドルよ!」
響「ふーん。ま、伊織らしいなー」
伊織「で、まだあるのこれ?」
響「いっぱいあるぞー」
伊織「ていうかね、全部これ私に対してじゃないでしょうねぇw」
響「さあなー、ディレクターから渡されたのはこれだけだぞ」
伊織「私にも読ませなさいよ」
響「えー」
響「強気だなー」
伊織「当たり前じゃない、私はアイドルよ!」
響「ふーん。ま、伊織らしいなー」
伊織「で、まだあるのこれ?」
響「いっぱいあるぞー」
伊織「ていうかね、全部これ私に対してじゃないでしょうねぇ」
響「さあなー、ディレクターから渡されたのはこれだけだぞ」
伊織「私にも読ませなさいよ」
響「えー」
伊織「いいからいいから……あ、ほら響へのやつもあるじゃない。何よコノ字、小学生みたいねー……響ちゃんの肩にのってるハムスターがとってもかわいいです。みりあもハムスターを買いたいです」
響「みりあかー」
伊織「言っちゃってる辺りがかわいいわね」
響「んー、まあペットを買うっていうのは、家族が増えるってことだから、ちゃんと責任持って買うんだぞー。ご飯とかお掃除も自分でやるんだぞ。ほら伊織、次々!」
伊織「はいはい。……何かしらこれ。英語?」
響「二枚目があるぞ……最近、暑いですね。ライブ、がんばりましょう」
伊織「誰だかわかった気がする」
響「ヒビキのダンス、見てると、とてもワクワクしてきます」
伊織「にひひっ、やるじゃない響」
響「イオリは、見ていて、とても眩しい、です……眩しい、です」
伊織「ねえ響、今のとこなんで繰り返したの?ねえ?」
響「ワタシは、ライブに参加出来ません。けど、レッスンを見た時のこと、忘れません。ダスビダーニャ」
伊織「いつかこの子と同じステージに立つ日が来るのかしらね」
響「きっとくると思うぞ……えーと、それじゃあ次のお手紙がラストだなー」
伊織「あら、もう最後?」
響「何だ、伊織結構乗り気だね」
伊織「な、なによ!いいから読みなさいよ!」
響「じゃー読むぞー。えーと、デコちゃんは、ライブのとき、すっごく皆のことを気にするよね。誰かがつらそうじゃないか、とか。誰かが遅れてて、悩んでないか、とか」
伊織「……」
響「でも、美希はデコちゃんもキツそうだなって時があるの、知ってるよ」
伊織「……」
響「デコちゃん、ライブ、一緒に頑張ろうね!」
伊織「美希……」
響「……ところで、デコちゃんは扇風機の前でこっそり『あーづーいー』ってやるの、可愛いって思うな。CINDERELLA PROJECTの子もMILLIONSTARSの子もそう言ってたの」
伊織「何で見てるのよぉ!!!!!」
響「あっはっはっはっはっはっ」
伊織「美希!ちょっと美希呼んできなさいよ!」
響「伊織、毎回そんなことしてたのか!!!あっはははははっ」
伊織「何よ皆して!」
響「ごめんごめん!だってさ……伊織が……くくくっ」
伊織「アンタだってやってってるじゃない!」
響「ほら、伊織がやってるっていうのに、皆希少価値的なものを感じるんだよ」
伊織「~っ!」
響「でも、案外伊織慕われてるんだな。他の手紙にもいろいろ書いてあるぞ、例えば――」
伊織「もういいわよ!」
響「じゃあ、あとでこれは読んどいてね」
伊織「恥ずかしい……」
響「おっ、伊織を茶化してたらこんな時間に」
伊織「やっぱり茶化してたんじゃない!」
響「皆ー!明日のライブ、絶対に成功させるからね!」
伊織「そのためには、ファンの皆も、全力で盛り上がってね!私達、舞台の上から皆のこと見てるから!」
響「それじゃ!自分と伊織の出番はここまで」
伊織「次は春香と美希が登場よ!」
響「それじゃあ、ここまでのお相手は我那覇響と」
伊織「水瀬伊織でお届けしました」
「「ばいばーい!!」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
春香「う~っ! わっほい! と、言うわけでここからの時間は天海春香と」
美希「星井美希がお送りしちゃうの☆」
春香「美希と二人きりでトークとか珍しいよね」
美希「そうだね。だって、ミキ的には春香との共演はNGにしてたもん」
春香「うぉおおおい!? 開幕10秒で回避不可能な殺人シュートが飛んで来た!?」
美希「いや、ジョークなのジョーク。こういうの好きでしょ? お約束、ってやつ?」
春香「事務所のみんながそういうことするから私がアイドルからかけ離れた存在になって行くんだってば~……」
美希「でも本音は……?」
春香「美味しい(笑)」
美希「じゃあ、パーフェクトコミュニケーションだから問題無しだね」
春香「お~い!? いや~それにしても……ドームだね~。ドーム♪ えへへおほへほふふふ……♪」
美希「春香ったら今日はそればっかりなの。あはっ☆」
春香「えへへ♪ だってアイドルになった時からの夢だったんだもん。やっぱりドームは別格だよね」
美希「ふ~ん? あっ、夢と言えばね?」
春香「うん」
美希「炊きたてのお米の山があるとするでしょ?」
春香「えっ……唐突だね? まあ、うん、はい。お米の山って、お釜いっぱいってこと?」
美希「そんなもんじゃねぇの!」
春香「あはは、何その芝居がかった口調」
美希「冬の長野の雪山くらい銀シャリを敷き詰めたゲレンデ……まさに一面銀世界くらいの」
春香「パウダーライス的な? メルテッドライス的な?」
美希「春香、大丈夫? お米は溶けないよ? ミキ、春香が何言ってるかよく分からない」
春香「私だって分かんないよ……」
美希「それでね? そのお米の山の頂上から小さなおにぎりを転がしていくの」
春香「あ~、言いたいことはなんとなく分かった」
美希「最初は小さなおにぎりがどんどん大きくなって~」
春香「米だるまだね。鼻の部分に人参ぶっ刺すの?」
美希「そんなことしないよ? 春香、本当に大丈夫?」
春香「そうだよね、ごめん……ちょっとドームライブのことで舞い上がってたのかもしれない……」
美希「鼻は梅干に決まってるの。おむすびまんとこむすびまんもそうだったでしょ?」
春香「やっぱ鼻は作るんだね!? でも、その米だるまんに合うサイズの梅干なんか無くない?」
美希「大きめの桃で梅干を作ったら良いと思うんだ?」
春香「発想が自由過ぎてそろそろついて行けない。と言うか最初からついて行けてないんだけど」
美希「それで、出来上がった雪だるまみたいなおにぎりにカブリつく。それがミキの夢」
春香「先に謝っとくね、ごめんね。美希の夢と私の夢、同列に扱うの何かイヤだな、私」
美希「酷いっ! ミキ、夢に優劣なんか無い、って思うな!」
春香「美希らしからぬ名言だ……! でも伊織辺りにお願いすれば叶いそうじゃない?」
美希「うん、美希もそう思ってこの前デコちゃんに言ってみたんだけどね?」
春香「あはは、言ったんだ?」
美希「そんな無駄なことして、アンタ、米農家の人がライブに来てたらどうするの? ってバッサリ」
春香「ごもっとも!! 米農家の人がライブに来るかどうかは別にして、流石765の御意見番、水瀬伊織!」
美希「ミキにはあんまりデレないんだよね、でこちゃん……クスン」
春香「まあ、そういうとこ伊織は765プロの良心だからね」
美希「そう言えば昔、ミキがでこちゃんにおにぎりあげたんだよ。海苔の代わりにぶ厚めのとろろ昆布が巻かれてるやつ」
春香「ふんふん?」
美希「デコちゃんね、そのとろろ昆布をバランみたいなものだと思って全部剥がしてから食べてたよ?」
春香「いったいどう歩んできたらとろろ昆布を知らないまま中学生になれるんだろうね?」
美希「ミキね、その時からでこちゃんが可愛くて可愛くて仕方がないの」
春香「あっ、ブースの外で伊織が騒いでるよ」
美希「スタッフさん、ドアに鍵かけて! 絶対にでこちゃん入れちゃヤだからね?」
春香「ほんとにね。放送事故になっちゃう」
美希「ミキね、やっぱり夢は自分の手で掴みたいし、自分の力で叶えたい、って思うな?」
春香「ブースのドアノブが回らないように必死に握り締めながら言われると説得力が違うね」
美希「春香、曲! 曲行って! でこちゃんのパワー、マジHere we go!だから」
春香「はい、水瀬伊織で全力ドアノブ――じゃなくて、全力アイドルです!」
~♪https://www.youtube.com/watch?v=M4JvOHvUw8c
春香「防音ってすごいね。伊織の騒ぎ声、まったく電波に乗らなかったんだって」
美希「でもギリギリだったの。曲入りがあと三秒遅かったら放送事故って言うかちょっとした問題になってるところだったもん」
春香「完全に美希のせいだけどね?」
美希「でも、さっきのドアを押さえるミキ、キラキラしてたでしょ?」
春香「あはは、自分でそれ言うんだ? でも、うん、今までで一番楽しそうだった」
美希「すっごく楽しかった♪」
春香「生放送にアクシデントは付き物ってよく言うけどさ?」
美希「自分たちで起こしてりゃ世話ないの」
春香「いや、ホントにそうだよね」
美希「リスナーのみんなには、そういうところを楽しんで欲しいなって♪」
春香「いやいや、こっちはきりきり舞いだからね?」
美希「でもこの先もまだ長いし、何が起こるか分からないよね?」
春香「や~め~て~よ~……そういうフラグって言うか前フリみたいなの」
美希「このあとずっと春香だけ居ない……なんてことがあるかもしれないもんね?」
春香「そんなこと言うのホントやめよ!? 絶対に中継行かされる流れに……」
美希「楽しみなの♪」
春香「くそぅ……そうなったら絶対道連れにしてやるぅ」
美希「ミキは絶対にヤだけど、千早さんなら道連れにしても良いよ?」
春香「そういうこと言ってると次は千早ちゃんが殴り込んで来ちゃうよ?」
美希「おっと、それは怖いからリスナーの応援メッセージを読んで誤魔化しちゃおっと」
春香「ようやくラジオっぽくなったね」
美希「えーっとラジオネーム……書いてないね?」
春香「匿名希望さんかな?」
美希「『十年の月日って長いけど短くて、でもやっぱり長いんだと思います。十年後の自分に手紙を書くつもりで、十年後の自分に向けて何か言葉を贈ってみませんか?』だって」
春香「十年後の自分に、か~……」
美希「ミキから言っていい?」
春香「ああ、うん。早いね?」
美希「ミキへ――。」
美希「ミキはきっとすっごくキラキラしてると思うから何も心配してないの」
美希「だけどね、きっと今のミキだって負けないくらいキラキラしてると思うんだ?」
美希「だから未来のミキが羨ましがるくらいもっとキラキラするから待っててね?」
美希「星井美希より」
春香「おお~……思ったよりまともだ~」
美希「ミキだって、やるときはやるし、寝るときは寝るし、食べるときは食べるもん」
春香「だいたいみんなそうだけどね?」
美希「ハイ、じゃあ、次は春香の番なの!」
春香「私か~……う~ん、ハイ」
春香「拝啓、天海春香様へ――。」
春香「十年の間に、きっと色んなことがあったと思います」
春香「楽しいこともいっぱいあったけど、悲しいことだって、きっと」
春香「道に迷ったことだって数え切れないくらい」
春香「だけど、私らしく、天海春香のままで居て欲しいです」
春香「私は天海春香だから、ってそう胸を張って言える自分で居て欲しいです」
春香「未来の私はまだステージに立っているんでしょうか?」
春香「ううん、立っていたいです。もうすぐ夢は叶うけど、これで終わりじゃないって思うから」
春香「夢はこの先にも続いていて、それが誰かの夢と重なったり、誰かの憧れになって、また夢になって」
春香「いつか私が夢の先頭になって、十年後……ううん」
春香「いつか誰かに、その先頭のバトンを渡す日が来るとしても、それがまた私の新しい夢になるんだって」
春香「だから私は変わらず、夢を追いかけて行きたいです」
春香「十年後も、二十年後も、みんなと……わあっ、新しい夢が出来ちゃった!」
春香「じゃあ、十年後の私もきっと夢を追いかけてると思うからこの辺で」
春香「天海春香より」
美希「あはっ、春香らしいね」
春香「えへへ……何か、読み上げてる間に本当に十年経ったみたいに感じちゃった」
美希「ミキもなの。ミキ達、まだ三年もアイドルしてないのに不思議だね?」
春香「そう、だよね。そうなんだよね」
美希「春香は十年後も太陽のジェラシーを歌うの?」
春香「そりゃあ、歌うよ。美希だって、ふるふるフューチャー歌うでしょ?」
美希「う~ん……でもそれはミキが決めることじゃないって思うんだ?」
春香「ふふっ、そうだね。私たちの未来は……プロデューサーさん次第!」
美希「そう! じゃあ、次の曲をお送りして、そのまま次のアイドルにバトンを繋いじゃうの!」
春香「曲はもちろん、始まりの曲、765PRO ALLSTARSでTHE IDOLM@STER♪」
https://www.youtube.com/watch?v=6F0DzvXS3Z8
美希「ここまでのお相手は、ふるふる~なフューチャー希望の星井美希と」
春香「未来でも太陽が嫉妬するくらい輝いていたい、天海春香でした!」
春香・美希「次、誰だっけ――?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
みく「なんというか…びっくりにゃ」
美波「なにが?」
みく「みくと美波チャンのコンビでラジオなんてPチャンは何を考えてるんだにゃ…」
美波「えっと…それはどういう意味?」
みく「あっ!ち、違うにゃ!別に嫌とかそういう訳じゃなくて…!」
美波「ふふっ。焦ったみくちゃんも可愛いと思うよ」
みく「に”ゃ!」
美波「思ったより素直だよね」
みく「むむむ…。みくはいつでも素直だにゃあ…あっ、そろそろだにゃ」
美波「そうだね。それじゃ頑張ろっか」
3…2…1…!
(STAR)
https://www.youtube.com/watch?v=VZiP2XbI0sk
美波「みなみ!」
みく「みくのっ!」
美波『みにゃみラジオ!』
みく「にゃ!」
美波「えっと…あんまりこういうの慣れてないかもですけど、皆さんこんにちは~」パタパタ
美波「聞いてる人によってはこんばんは。なのかな? 新田美波ですっ!」
みく「手を振ってるのは聞いてる人には伝わらないみゃ」
美波「みくちゃんだってリハの時、オーバーリアクションしてたよね?」
みく「むむ…。それは関西の血が騒いでしまうのニャ!」
美波「やっぱりこの歌聞くと始まる!って感じがするよね」
みく「にゃ。みくもそれは思うにゃ。と言うわけでみくと美波チャンのラジオの始まり始まりにゃ!」
美波「あ、折角だから歌の紹介でもしようよ」
みく「にゃ?そうだにゃー…みくがみくたちがこれから頑張ろう!って言う歌にゃ!」
美波「あはは…。でもそうだね。私もそう思うよ。今流れてる曲は私たちが歌うスターって曲です。 勇気が欲しい時に聞いてみるといいかも」
みく「はぁー誰かみくの靴を変えてくれにゃいかなぁ。ガラスの靴は痛そうだけど…。」
美波「あはは…。魔法使いにお願いしないとね」
みく「あっ!自己紹介が遅れたにゃ!みんなー!みくだよーっ!よろしくにゃあ☆」キャピ
美波「なんか城ケ崎さん達っぽかったね今の」
みく「た、確かに、その要素は取り入れたけど…!解説されると恥ずかしいからだめニャ…」
美波「あ、ごめんね。気づかなくて」
みく「真面目に謝られるとみくが本気で落ち込んでみてるみたいにゃあ!」
みく「すっごい恥ずかしくなってきたにゃ!」
美波「あっ、それじゃ気を取り直していくね」
みく「うん。えーっと…なになに最初はこのラジオを聞いてくれてる人から来たおたよりを読む…と」
美波「台本をそのまま読んじゃダメだよ…」
みく「ん?美波チャンはアドリブが好きなタイプなのかにゃ?」
美波「どっちかと言うと…苦手かな」
みく「っぽいにゃ」
美波「みくちゃんと違ってね」
みく「んーみくもそこまで得意ってわけじゃ……あ、おたより読まなきゃ!」ガサガサ
美波「一杯あるよね…」
みく「メールも入れると一杯だにゃあ…」
美波「ちょっと感無量だね…」
みく「……ん」
美波「みくちゃん?」
みく「っ!そうだにゃ!皆ありがと~☆」
美波「えっと…これが一つ目のおたよりの箱だよね?」
みく「みたいにゃ。やけに多い気がするにゃ」
美波「なんだろうね…?『アイドルのこんなセリフ聞いてみたい!』」
美波「シチュエーション込みで書いて貰ってるみたい」
みく「にゃるほど…。でもこういうのって…」
美波「え、あ、はい。なんですか?あ、了解です」
みく「どうしたにゃ?」
美波「内容は問題ないものだけにしてあるって。プロデューサーさんとちひろさんが検閲したみたい…」
みく「大丈夫かにゃ…」
みく「Pチャンたまにふざけるし…」
美波「そこはほらちひろさんいるし」
みく「ま。気にしても仕方ないにゃ!それじゃ、最初はみくから行くにゃ!」
ガサゴソガサゴソ
みく「はいっ!『えーっと…幼馴染の前川みくから言われたいこと』」
みく『こらっ!早くしないと遅れるにゃ。仕方ないから毎日起こしに来てあげるにゃ!』
美波「わー」パチパチ
みく「こ、これかなり恥ずかしいにゃ!」カァァ
美波「でも、みくちゃんが幼馴染だったら言ってそうだよね」
みく「…そう?」
美波「うん。面倒見良いし。なんか無意識に手とか握って引っ張ってそう」
みく「流石にそういうのはしないと思うけど…」ポリポリ
美波「そう?」
みく「う……そうにゃー!」
みく「次!次行くにゃ!」
美波「まだ引くの?」
みく「みくじゃなーい!美波チャンがやるの!」
美波「あ、そうだよね…えいっ!」
みく「ドキドキだにゃ…」
美波「ま、まだ何も言ってないよ!」
美波「えっと…『隣人の新田美波に言われたいこと』」
美波『えっと…また一緒にどこか行きましょうね…?』
みく「にゃー!」ボンッ
美波「み、みくちゃん!?」
みく「なんかエロいにゃ!どこに行ったんだにゃ美波チャン!」
みく「これ絶対頬染めて上目遣いか、恥ずかしそうにそっぽ向いてるパターンだにゃん!」
美波「買い物とかじゃないのかな?」
みく「…美波ちゃんが純真な子でよかったにゃ」
美波「みくちゃんは一体何を想像したの…?」
みく「そ、そこは企業秘密だにゃ…」モゴモゴ
みく「なんだか結構疲れたにゃ…」ゼェゼェ
美波「エネルギー使い過ぎだよ」
みく「だって、みくのことが好きで聞いてくれる人がいるんだから手なんて抜けないの!」
みく「それじゃ続いて――」
ビビビビ
「――ハローハローハロー」
「え、えっと……!」
「ん?繋がってるかな?」
未央「ふははは!このラジオはちゃんみおが乗っ取った!」
智絵里「えっと…大丈夫なのかな…?」
未央「んーみくにゃんとか怒るかもー」
智絵里「えぇっ!?」
未央「それよりプロデューサーとか怒りそうだよねぇ…」
智絵里「み、みおちゃん…私も謝りますから…今の内に…」グス
未央「あ、泣かないでちえりん!あ、プロデューサーさんだ!」
智絵里「ひっ!」ビクッ
未央「ん?なになに?オッケー?さっすがー!」
智絵里「よ、良かったぁ…」
未央「うんうん。良かった良かった!」
未央(実はプロデューサーとは話してあったんだけど。それは秘密で)
未央「それじゃ、改めてタイトルコール!」
智絵里「ち、ちえり…!」
未央「みおの!」
智絵里「『ちぇ、ちぇりおラジオ!』…え?」
未央「でした~」
智絵里「みおちゃんも言ってくださいよ…」
未央「いやー悪いね悪いね」アハハ
智絵里「いいですけど…」
智絵里「だけど…さっきのみくちゃんたちのラジオ良かったね…」
未央「だねー。なんだか他の事務所の人達のラジオもさっきやってたから聞いてたけど上手かったよ」
智絵里「私なんかが…MCやっていいのかなぁ…」
未央「ちえりんチョップ!ペシペシ」
智絵里「い、痛い…」
未央「弱気になっちゃダメだよ!智絵里ちゃんも頑張ろ!」
智絵里「…!う、うん」
未央「さて!ちえりんが元気になったってことで最初のコーナーに行きましょうか!」
智絵里「えっと…『アイドルに質問! 気になるそんな所!』…?」
未央「お、なんだかラジオっぽいね」
智絵里「これは…おたよりの中から選んで答えるみたい…だね」
未央「はいはーい!ちえりんはーい!」
智絵里「えっと…みおちゃん?」
未央「ちえりんにしつもんでーす! クローバーを集めてるってどんな感じ?」
智絵里「えっと…みおちゃんが質問しちゃうんだ」
未央「いいかなって。まだまだ時間はあるし」
智絵里「そうだね。えっとね…上手く言えないんだけど」
未央「ふんふん」
智絵里「クローバーの花言葉って幸せって言うんです」
未央「幸せかー」
智絵里「…うん。だから幸せになれるといいなって♪」
未央「乙女だねぇ~」
智絵里「そうかな…?」
未央「うんうん。乙女だよ。ちえりんが眩しい!」
智絵里「そ、そんなことないです…うぅ恥ずかしい」
未央「それでちえりんは今、幸せなの?」
智絵里「…うん。今楽しいの。未央ちゃんもいるし」
未央「…不意打ちはズルいよ~」
智絵里「あ、顔赤いですよ…」
未央「そ、そういうことは言わなくていいのに!折角ラジオだから見られてないんだし!」
智絵里「だから言わないと…です!」
未央「ち、ちえりんが邪悪だ…」
智絵里「邪悪じゃないですよ…」
未央「冗談だって!それじゃおたよりを読むねー」
未央「えーっとなになに?『ちえりんこんにちは!』」
智絵里「こんにちはー」
未央「『バレンタインのチョコは誰かにあげましたか?』」
智絵里「バレンタインですか?」
未央「あれだね。確か合同で皆で配ったよねー」
智絵里「うん。わたしにもファンがいてくれたんだ…って思いました」
未央「ちえりんのファンは一杯いるに決まってるじゃん!」
智絵里「ちょっと…嬉しかったです」
未央「あたしも嬉しかったなー。これからも応援よろしくね!」
智絵里「よろしくおねがいします」
未央「あっ、そう言えばさ」
智絵里「……?」
未央「あの後どっか行ってなかったっけ?」
智絵里「あのあと?」
未央「バレンタインのイベントのあと?」
智絵里「え?抜けてないよ。なに言ってるの?」
未央「あれ?そうだっけ?」ポリポリ
智絵里「変なみおちゃん」クスクス
智絵里「えっと…次は…えいっ!」
智絵里『本田さんは普段どんな歌を歌うんですか?』
未央「おっ!良い質問だねちえりん!」ビシッ
智絵里「えっとナイス質問だそうです」
未央「えっとねー。大体みんなの歌歌えるから一緒に行った人の歌とか歌うよ」
智絵里「上手だもんね。みおちゃん」
未央「照れますなぁ」
未央「えっと、Star!とかGoing!とかも網羅してるよ」
智絵里「流石だよね…」
未央「歌ったり踊ったりするの好きだからね~」
智絵里「わたしとは違うね…」
未央「でも、あたしはちえりんみたいにお淑やかじゃないし、守ってあげたいなぁ!って雰囲気出せないよ?」
智絵里「それはただわたしが頼りな…」
未央「違うって!それは個性だって。うん。そうだって」
智絵里「そ、そうかな…ありがとね。みおちゃん」
未央「これからもよろしくね!ちえりん」
智絵里「うん!」
未央「おっ、プロデューサーさんがこっちに気づいたみたい」
智絵里「えっ…大丈夫かな…」
未央「へーきだって。手振ってるし」
智絵里「あんまり笑ってる気がしないんだけど…」
未央「んー…そうだなぁどっちかって言うとちひろさんの方が怖い気もするけど…」
智絵里「ちひろさんもラジオ参加したかったのかな…?」
未央「…それを本気で言ってたらちえりん凄い」
智絵里「え、だって…この間ラジオのMCの真似してましたよ…?」
未央「おぉ!?そうなんだ」
未央「あ、聞こえたみたいだね」
智絵里「そうみたい…可愛いですね」
未央「ちえりんに言われると若干嫌味に聞こえちゃうな~」
智絵里「えぇっ!?そ、そんなことないよぉ」
未央「分かってるってば。冗談冗談」ケラケラ
智絵里「よかった…それじゃ次の…」
未央「あ、ちょっと待って。プロデューサーがなにか言って…」
智絵里「あ、えっと…『ここで、こ――』」
パチッ
ジジジジ
「えー、聞こえてるか者どもー」
「者どもー!」
「杏は週休8日を要求するぞー」
「みりあもー!」
「よし、準備は万端だ。あとはこれをプロデューサーに…」
「ストライキだー」
杏「いや、それはどうかと思うけど」
みりあ「えー!杏ちゃんはいいのに?」
杏(多分杏もダメだろうけど)
杏「みりあはまだ若いからダメなのだー」
みりあ「パパだってお仕事してるよ?」
杏「杏は杏だからいいのだ」ハハハ
みりあ「でも、今日はお仕事してるよねー」
杏「そうなんだよねぇ…」
杏「杏も気づいたらここに座っててさー」
みりあ「飴拾ってたら着いたって言ってたねー」
杏「そうそう。落ちてる物を拾い喰いするわけじゃないけど。楽屋に飴があるってプロデューサーに言われてそこにスタジオにあるって言ってて」
みりあ「杏ちゃんらしいねー」
杏「飴に釣られるところとか?」
みりあ「ううん。ちょっと素直じゃないところとか」
杏「なんだよもー」ポリポリ
杏「…ってあれ?これってもしかしてラジオとして流れてたりするのかな?」
みりあ「あっ!なんかそんな感じだよね!」
杏「うぇ~」
みりあ「そんなやる気がないよーみたいな声出さないでよー」
杏「とりあえず」
みりあ「うん!」
杏「あんずと」
みりあ「みりあの!」
みりあ『あんみりーばぼー』
杏「だよ」
みりあ「杏ちゃんも一緒に言わないの?」
杏「杏よりみりあの方が向いてるかなぁって」
みりあ「そうかなぁ…えへへ」
みりあ「って騙されないよっ!」
杏「うへぇ」
みりあ「えっと、このラジオはゲストをよんでお話する感じですっ!」
杏「うんうん」
みりあ「それじゃゲストの人どうぞ!」
杏「ぱちぱち」
ガチャ
みく「あ、杏ちゃんにゃ」
美波「みりあちゃんもいるね」
杏「ん?」
みりあ「あーっ!どうしたの二人共」
杏「ゲストがこの二人ってことか」
みく「にゃ?そういうことみたいだにゃ」
美波「みくちゃんがちょっと消化不良だったみたいだしね」
みく「そうだにゃ!誰にゃ!みくの番組をジャックしたやつは!」
杏「杏たちじゃないよ」
美波「多分…未央ちゃん達じゃないかな。さっきラジオやってたみたいだし」
みく「むむっ!そうにゃのかぁ」
杏「まぁ、ここで思う存分話していいよ」
杏「杏はお昼寝してるから」フアァ
美波「そんなこと言ってるけど実は面倒見いいもんね」フフ
杏「それは買い被りすぎ」
みく「にゃあにゃあ」
みりあ「あはは。猫の物まねうまーい」
みく「みくは猫だからにゃ!」ドヤァ
杏「あっちはあっちで好き勝手やってるね」
美波「杏ちゃんも真似する?にゃんにゃんって」
杏「んー。いいかな」
美波「あ、こんな所に飴が」
杏「ん?」ピク
美波「プロデューサーさんに貰った飴がこんな所に」
杏「杏にくれてもいいよ?」
美波「どうしようかなぁ…?」
杏「ぐぬぬ…」
美波「ふふっ…♪」
みく「ごろごろ~」
みりあ「それはどういう意味なの~?」
みく「これは喜んでる時にゃ」
みりあ「そーなんだ!」
みく「さっきのにゃーにゃーはこっちに注目するにゃ的な感じかな」
みりあ「さっすがー!」
みく「ふふ。語尾がにゃ。だけのアイドルじゃないにゃ」
みく「お――」
杏「にゃ、にゃ!今日は特別にこの杏にゃんがMCを務めるにゃん」
みく「な、なななな」
みりあ「かわいいー♪」
みりあ「みりあもやるーっ!にゃん!」
みく「フシャー!」
美波「あ、それって怒ってる時の鳴き声だよね」
杏「みくは置いといて…それじゃ最初の話題行くにゃ」
みりあ「にゃー!」
みく「うむむむ」
美波「普通の話し方の方が浮きそう…」
杏「えーっとそれじゃ読むね」
みりあ「あ、辞めちゃうの?」
杏「ちょっと疲れた…」
みく「んふっふっふー」
杏「まぁ、みくは凄いと思うよ。うん。それじゃ、最初のおたより」
杏『杏さんは飴が大好きという話ですが、どこが好きなんですか?』
杏「…はぁ。愚問だね。パス」
みく「雑だにゃっ!?」
杏「みくがなんで猫やってるか。ってくらいの質問だからね」
みく「…むぅ、確かにそれは愚問だにゃ」
美波「納得しちゃうんだ…」
杏「そういうこと。はい。次のおたより」
杏『みりあちゃんは動物に好かれてるみたいですけど秘訣はありますか?』だって」
みりあ「んー。心開いておいでーってしたら向こうも来てくれるよ」
みく「にゃるほどなぁ」
美波「みりあちゃんだと動物さんも安心するのかな?」
みりあ「もふもふってしてあげるのもいいみたいだよー」
杏「みくもして貰ったら?」
みく「みくは流石にしっぽはないにゃ…」
杏「けど、ま。動物に好かれるっていいね」
みりあ「杏ちゃんも好かれそうだけどなー」
杏「杏の場合はきっと動物に食べられるって」
美波「やる気のない回答だね…」
杏「心をオープンした結果だね」
みく「自然と同化してるにゃ」
みりあ「あ、それ知ってる!悟りを開くってやつだよね!」
杏「そのまま寝そう」グー
美波「熊の前で死んだふりは意味ないらしいよ」
杏「さて、三件目」ヒョイ
みく「随分淡泊だにゃ…」
美波「杏ちゃんらしいけど」
杏「杏は飴でしか動かないのだ」
杏『みくさんはふとした時に関西弁が出ることはないんですか?』
杏「だってさ」
みく「んー。言われてみれば出ないにゃあ」
美波「訛りがないよね」
杏「大阪だよね。確か」
みく「そうにゃ」
杏「家だと関西弁バリバリで仕事の愚痴とか言ってるの?」
みく「そんなことは…ないと思うにゃ」
みく「なんでだろうにゃあ…あ、いや、家族の前とかだと関西弁だと思うけど…」
みく「恥ずかしいけど、みくはアイドルになりたくて色々練習してる時に標準語のテキストを使ってたからかにゃ」
美波「そうなんだね」
みりあ「努力家~すごーい」
みく「すごくないにゃ。努力しないと皆に負けちゃうだけにゃ」
杏「いや、十分凄いと思うけど。なまら凄い」
みく「思い出したように北海道の方言混ぜなくていいにゃ」
杏「ま。それは置いといてみくは凄いと思うよ」
みく「杏チャン…」ウルウル
みりあ「いい話だねー」パチパチ
美波「皆そんなこと知ってるのに」
みく「これからも頑張るにゃ!」
みく「あ、でも……」モジモジ
杏「どしたの?」
みく「これからも応援よろしゅう…にゃ!」
みく(恥ずかしいにゃ…)カァァ
みりあ「かわいいー!」
美波「なんだかいいね」
杏「うんうん。なまら可愛い」パチパチ
美波「杏ちゃんも地味に気に入ったの?」
杏「うーん。少しだけ」
杏「さて四件目」
みく「流れ的に美波チャンにゃ」
美波「なんだろ…ちょっとドキドキするね」
杏『美波さんはいつも落ち着いていて皆のお姉さんみたいですけど、皆を纏める秘訣みたいのってあるんですか?』
杏「あと可愛くて綺麗です。だって」
美波「ちょっと照れるね…」ポリポリ
みりあ「でも、確かに皆を纏めてくれたりするよねー」
みく「にゃ」
杏「あと可愛くて綺麗」
みく「にゃ」
みりあ「なんか掛け声みたーい」アハハ
美波「えっと…秘訣?だっけ」
美波「そんなものないかな…というか、私が纏めてるって訳じゃなくて、皆がしっかりしてるから纏まってるだけだと思います」
美波「たまたま年齢的に一番上の場合が多いからそういう役目なのかなぁって思ってるし」
美波「あ、でもこっちも本音で話すと向こうもそれに答えてくれるみたいだから、しっかり向き合って話すように努力はしてる…かな」
美波「どうかな?みくちゃん。答えになってるかな?」
みく「十分だと思うにゃ」ウンウン
みく「しっかり話すのは大事にゃ」
みりあ「うんうん」
杏「なんかさっきの質問とは全然違うなぁ…」
みく「そうなー」
杏「ん?そうだ。折角だし…美波ー」
美波「なに?」
杏「今好きな人いるの?」
美波「へ?」
みく「ぶっ!」
みりあ「きゃー♪」
美波「な、なにをいきなり言うの…」
杏「いや、本音で話そうかなって」
杏「杏は飴くれる人は好きだよ。ラブアンドピース。飴は地球を救うよ」
みく「適当感溢れるにゃ…」
美波「私も…いるかな」アハハ
みりあ「えー!」
みく「にゃ!?」
みく(それは、言っていいのかにゃ!?)
美波「月並みかもしれないけど、ファンの皆さんのことは好きで感謝しきれません。勿論、私をここまでしてくれたプロデューサを始めとしたスタッフもです」
美波「あと、杏ちゃん達も大好きだよ」
杏「ヴぇっ!」
みりあ「みりあも皆大好きー♪」
みく「なるほどにゃあ…」ウンウン
美波「あ、そろそろ、ここもトリのメンバーに譲らないと……」
みりあ「はーい」
みく「それじゃ、皆これからも応援よろしくにゃ!」
杏「飴うま」
美波「ま、まだ音流れてるから杏ちゃん…」
杏「ん?あ…これからも応援よろしく…にゃ!」キャピ
みく「にゃー!」
美嘉「…おっと!あーあーマイクのテスト中」
莉嘉「テストちゅー!」
凛「問題ないみたいだね」
卯月「なんだか四人でラジオやるなんてびっくりですね!」
凛「そうだね。莉嘉と一緒は珍しいかも」
莉嘉「リカだってラジオくらい出来るしー」
卯月「なんか得意そうですよね」
莉嘉「でしょ、でしょ!」
美嘉「こらっ!はしゃがないの」
莉嘉「むー、なんかママみたいだよお姉ちゃん」
凛「ママだって」クスクス
美嘉「その笑いはどういうイミ?」
凛「別に。ただ、意外と似合いそうだなって」
卯月「あー。分かります。面倒見いいって言うかお姉ちゃんですもんね」
美嘉「まぁ、そりゃ確かに莉嘉の姉だけど…」ポリポリ
凛「たまには誰かに頼りたいって?」
美嘉「そこまで言って…!なくもなくもない!」
卯月「えっと…どっちだろ。なくもなくも…」
美嘉「そこっ!数えなくていいからっ!」
凛「そう言えばこのラジオはコンセプトとかあったんだっけ?」
卯月「えーっと…ここのラジオは質問を読んでそれについて話をしたり脱線したりするのがコンセプトみたいです」
凛「脱線前提なんだ」
美嘉「そもそもまだタイトルすら言ってないしね」
莉嘉「あ、そう言えばそうだね」
卯月「それじゃ今から…せーのっ!」
美嘉「ミカリカ!」
卯月「うづりんの」
莉嘉「ガールズとーくっ!」
凛「ラジオだよ」
美嘉「やっぱりこういうのは言わないとねー」
卯月「なんか締まりませんよねっ!」
凛「コールしても特に何か変わる訳じゃないけどね」
凛「それじゃアンケート読もっか」
美嘉「そんなことよりさー」
凛「なに?」
美嘉「この間のライブの話とかしない?」
凛「別にいいけど…あっ」
卯月「どしたの?」
凛「いや、質問の内容がそんな感じで…」
卯月『前回のライブの感想と今回のライブの意気込みを教えて下さい』だって」
莉嘉「なんかPクンが書きそー!」
凛「……」チラ
凛「書いてないって」
卯月「……」
美嘉「……」
莉嘉「…わー」
凛「えっと…皆話さないとこれラジオだから…」
美嘉「ねぇねぇ、卯月。さっきの観た?」
卯月「なんかいかにも!って感じでしたね」
莉嘉「なんかむむっ!って感じだったね」
凛「三人とも……」ハァ
美嘉(あっ、やばっ…!)
美嘉「えっと、なんだっけ。感想?んーとね。割とキラキラ輝けたかなって」
莉嘉「あたしもー」
美嘉「やっぱりギャルはキラキラしてるのが好きだしね」
莉嘉「だよね!」
卯月「私はですねぇ…ちょっといいな。って思っちゃいました」
凛「ふうん?」
卯月「あ、えっとね、なんか応援してくれる方が増えたなって思ったってことです」
凛「それは確かにそうかもね」
美嘉「それはあるね」
莉嘉「最初の頃はねー」
凛「見てくれる人が少なかった過去があるから今があるんだよね」
美嘉「おっ!カッコいい~」
凛「……そ、そうかな」ポリポリ
美嘉「あ、照れてる!みなさーん、今見えてないと思うけど、凛が照れてます~」
凛「ちょ、ちょっとやめてって!」
卯月「可愛い~」
莉嘉「写メってツイッターかなんかにあげようかな」
美嘉「あんまり見せないけどさ」
莉嘉「ん?なになにー?」
美嘉「凛とか卯月の照れた感じって結構いいよね!」
凛「えっ」
卯月「えっ?」
莉嘉「分かる分かるっ!なんか素が出ちゃってって感じが」
卯月「た、確かに凛ちゃんは可愛いと思いますけど…!あと、美嘉ちゃんも!」
美嘉「へ?」
凛「私もそう思うな。卯月や莉嘉もいいけど」
美嘉「へ?」
莉嘉「おおっと!」
美嘉「いやー、アタシなんか普通だってば」
卯月「いやいや、ふと見せる乙女みたいな顔前見ましたよ」
凛「へぇ。私も見たいな」
莉嘉「お姉ちゃん!かくご~!」
美嘉「えっ、えぇ~?」
卯月「えっと、このラジオは予定を変更して美嘉ちゃんを照れさせることになりましたっ!」
莉嘉「いえ~い」パチパチ
美嘉「どうしてこんなことに…」
凛「人を呪わばってね」
卯月「でも、恥ずかしがってもらうってどういうのかなぁ…?」
凛「なんだろうね。なんかある?」
美嘉「それをアタシに聞く…?」
莉嘉「えっと、お姉ちゃんが恥ずかしい話でもすればいいのかな…?」
美嘉「莉嘉。悪いことは言わないから黙って」
莉嘉「…はーい」
卯月「美嘉ちゃんが怒った…!」
凛「ピリッとしたね」
美嘉「あ、べつに怒ってないってば~」
卯月「ならいいですけど」
凛「うん。それじゃ、続けるね」
美嘉「いや、まぁ…うん。どうぞ」
卯月「やっぱり壁ドンとかドキってしますかね~?」
美嘉「いやー、凛とも身長あんま変わらないし、イマイチだなぁ」
凛「だね。やっぱりもっと身長高くないと」
美嘉「誰くらい?」
凛「えっ、いや、具体例とかないけど…私がちょっと見上げるくらいじゃないかな?」
美嘉「ほうほう」ニヤニヤ
凛「な、なに」
美嘉「なんでもな~い」
莉嘉「えっと…凛ちゃんが見上げるくらいの身長だから…あっ!」
美嘉「莉嘉。分かっても秘密ね」
莉嘉「はーい」
凛「えっと…勝手に話が進んでるんだけど」
卯月「まぁまぁ。いつか壁ドンとされて照れてる凛ちゃんも見てみたいですね~」
莉嘉「だねー☆」
卯月「次っ!島村卯月行きますっ!」
美嘉「あ、ターン制なんだ」
美嘉「さっきも卯月のターンだった気もするけどいっか」
卯月「そっちの方がいいかなって」
美嘉「まぁ、なんでもいいけど」
卯月「うーんっと…あ、そうだ!」
美嘉「お、なになに?」
卯月「美嘉ちゃん!」
美嘉「う、うん…」
卯月「いつも頼りにさせて貰ってます!お仕事も服もカッコよくて凄いなぁって思ってます!」
卯月「大好きですっ!」
美嘉「…あ、えっと、その、ありがと…」カァァ
莉嘉「あ、お姉ちゃん顔真っ赤~」
美嘉「だ、だってしょうがないじゃん!こんなことあんまり言われないし…言われ慣れてないし…」ブツブツ
卯月「えへへ。恥ずかしいですね。顔が熱いです」パタパタ
凛「告白ってのが卯月らしいね」
卯月「私らしいですか?」
凛「うん。なんというか王道」
卯月「あ、でも、今のは演技でもなんでもなくて素直な気持ちですよっ!尊敬してますっ」
美嘉「うん。ありがとねー。アタシも卯月のこと好きだから」
卯月「え、あ、は、はいっ!ありがとう…ございます。…うひゃー」カァァ
凛「美嘉より卯月の方が真っ赤だね」
卯月「ううう。恥ずかしいよぉ凛ちゃん」
美嘉「あははは」
卯月「最後は莉嘉ちゃん!」
莉嘉「うんっ!」
美嘉「変なこと言わないでね」
莉嘉「うーん…でも、あんまり思いつかないんだよねー」
凛「意外だね」
卯月「うん。すぐに思いつくかなって思ったけど」
莉嘉「なんでだろうね? んー多分、普段家で見てるからかなって思う」
莉嘉「いろんな顔を見れるしー」
美嘉「莉嘉……」
莉嘉「と言う訳で帰ってからそう言う話しようかなーって」
美嘉「するんだ…」
莉嘉「うんっ!お姉ちゃんが部屋での一人言が終わったらね」
美嘉「んんっ!?」
凛「独り言?」
莉嘉「うん。他の子の物真似してるんだよー」
美嘉「り、莉嘉っ!」
莉嘉「あ…あはは」
美嘉「…もう」
卯月「なんかお姉さんの顔ですね」
美嘉「姉だからね」
凛「どんな物まねするの?」
美嘉「…見たいの?」
凛「うん」
卯月「私、気になりますっ!」
美嘉「……『蒼が…好きかな』」
卯月「ぶっ!」
凛「ふゅ!?」
美嘉「結構似てると思うけど」
卯月「似てますよー」
凛「他人が言ってるの聞くと凄い恥ずかしいね…」カァァ
莉嘉「なんか、一番の被害者は凛ちゃんみたいだね~」アハハ
美嘉「全く…まだ顔が熱いよ…」パタパタ
凛「私も少し熱いな」
卯月「さてつ――え?あ、もう時間押してるんですか?」
凛「次もあるもんね」
美嘉「またやりたいね~」
卯月「んーそうですね。それじゃ、最後にリスナーの皆さんに一言言ってお別れにしますかっ!」
凛「そうだね」
莉嘉「はいはーいっ!皆応援ありがと!皆からお便りでリカは元気百倍だよっ!これからもよろしくねー」
卯月「これからも頑張りますからお願いしますねっ!」
凛「意外に楽しかったね。また機会があったらやりたいかも」
美嘉「皆これからもよろしくね~☆」
全員「ありがとうございました~!」
卯月「えっ、もう時間が!?えーっと…えいっ!」ポチッ!
https://www.youtube.com/watch?v=fGPEZ4LmKiA
美嘉「おっ、この歌にするなんてセンスいいねぇ」
卯月「たっ、たまたまです。あっ!えっと、この歌はGoin!って曲なんですけど」
凛「多分知ってると思うけどね」
莉嘉「細かいことはきにしなーい」
美嘉「ノリが良い歌だから皆友達と歌っちゃってね!」
莉嘉「ゴーインゴーイン! ミカ いえーい」
凛「二人ともはしゃぎすぎ…」
凜「えっと…これからも宜しくお願いします。えっ?なに卯月?うん。堅いかな…でも、こんなことしか言うことないし…。それじゃっ!よろしく!」
莉嘉「あ、そう言えば」
凛「なに?」
莉嘉「さっきのって…p」
美嘉「あ、バカ!まだ音声入って!」
美嘉「じゃね☆」ブツッ
――ツーツー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
17:50
星梨花「静香さん静香さん、”あおり”ってなんですか?」
静香「うーん、あおりって言うのはねこう、見てる人達の勢いを強くする……うーん」
未来「いくぞー! うおー! ってことだよ!」
翼「そうそう! ライブの時にやるやつだよ!」
志保「それじゃわからな」
星梨花「わかりました! うおーですね!」
志保「分かったんだ」
百合子「じゃがいもじゃがいもじゃがいもじゃがいもじゃがいもじゃがいもじゃがいもじゃがいも……」
静香「……百合子は何をしてるの?」
志保「精神統一じゃない?」
静香「そう……あ、こら未来!」
未来「まだ何もしてないよ!」
静香「顔に書いてあるわよ! 「あ! ボタンいっぱいだ!」って!」
未来「つばさー静香ちゃんがエスパーになっちゃったよ~」
翼「わたしもつまみ上げ下げしてみたいな~なんて」
志保「こら」
翼「きゃっ」
静香「ほら、みんな行くよ!」
全員「「はい!」」
・・・・・・・・・・・・・・・
https://www.youtube.com/watch?v=tyXP1knryPQ
♪~ほらね運命感じてるんでしょ? 今ここで手を広げてる
偶然? 必然? どっち? どっち? どっちもだよ このDESTINY~♪
『U・N・M・E・I ライブ』
歌手:春日未来・最上静香・箱崎星梨花
未来・静香・星梨花「「アイドルマスターミリオンラジオ!」」
未来「みんなー! みりっほー! 未来いっくよー! ……あ、春日未来です!」
静香「みんなついてきてね! 最上静香です」
星梨花「いくぞー! うおー! 箱崎星梨花です!」
未来「今日のオープニング挨拶はタンPさんからのリクエストで、
「ライブのあおりっぽく」でした」
未来「そんなことより! 今日はなんとなんと! いつものスタジオを飛び出して!」
星梨花「わたしたちも「「M@STERS OF IDOL WORLD!! 2015」前夜祭! FM NAMM5ラジオジャック!」におじゃまさせてもらってます!」
静香「ミリラジ出張拡大大大版としてなんと二時間の生放送!」
未来「ねぇねぇ静香ちゃーん、二時間も私たちだけで喋れるかなぁー?」
星梨花「わーたいへんですー」
静香「……二人とも、棒読みって知ってる?」
未来・星梨花「?」
静香「……まぁいいわ。そこで今日、私達を助けてくれるゲストの方をお呼びしましょう! この方々です、どうぞ!」
百合子「い、いえーい! 乗ってるかーい! 七尾百合子です!」
伊吹翼「みんな~! わたしのこと、ちゃ~んと見ててよねー!! 伊吹翼です!」
志保「い、いえーい! ……き、北沢志保です」
未来「志保ちゃん照れてるー! かわいー!」
静香「ライブでは普通にあおってるのに」
志保「ステージとは違うの! ほ、ほら未来! 進める進める!」
未来「えー? 照れてる志保ちゃんかわいいのにー」
翼「てれっす~」
志保「アイドルマスターミリオ」
未来「わーわーわー! それは私のセリフー!
それでは、アイドルマスターミリオンラジオ!」
全員「「開演です!」」
・・・・・・・・・・・・・・・
18:10
未来「あらめまして春日未来です」
静香「改めまして最上静香です」
星梨花「あらためまして箱崎星梨花です」
未来「えーっと」
静香「こら、まだゲストの紹介が残ってるでしょ」
未来「あ、そうだった。今日はいっぱいいるから長いねー」
志保「そんな長い北沢志保です」
百合子「長い? 七尾百合子です」
翼「なが~い伊吹翼で~す」
未来「長井沢志保ちゃん長井沢志保ちゃん!」
志保「誰よそれ」
星梨花「それじゃあ百合子さんは長い百合子さんですね!」
百合子「そ、そのネタ引っ張るんだ」
翼「……」
静香「……言わないわよ?」
翼「え~?」
静香「ほら、早くメール紹介する」
未来「はーい。えーっと、ヤオチュウPさんからのメールです!
みなさんみりっほー」
全員「「みりっほー」」
未来「もうすぐ梅雨も明けて夏一直線ですね。
皆さんは夏バテ対策とかしてますか? 僕は真夏の西武ドームでもばてない体つくりをしてきました!」
未来「おー準備万全だね!」
星梨花「ばんぜんです!」
翼「あついからね~」
未来「後はきたる日を待つだけです! 皆さんも練習大変だと思いますが夏バテ等お体に気を付けてくださいね。
だそうです! ライブ!」
翼「ライブ!」
未来「今でも賑やかだけどライブはもーっともーっと賑やかになりますよ!」
翼「い~っぱい盛り上がれるといいね!」
志保「その話はあとで。今は進めて?」
未来・翼「「えー?」」
志保「……私ゲストよね?」
静香「多分」
星梨花「会場はあつくなるんでしょうか?」
百合子「きっと色々な意味で暑くなると思うよ」
静香「そう、それを乗り切るにはどうするかって事」
未来「はい! はい!」
翼「はい未来くんどうぞ!」
未来「水! 水をいっぱい飲む!」
静香「……うーん」
志保「案外まっとうな回答が来て逆にびっくりだわ」
百合子「水だけだと塩分が不足しちゃいますから、塩飴とかも舐めてミネラルも取った方がいいですよ」
未来・翼「「へー」」
静香「2へぇね」
百合子「あんまり嬉しくないんですけど……」
星梨花「百合子さんはものしりですね!」
翼「着替えをいっぱい持ってくるといいぞってプロデューサーさんが言ってたよ」
未来「今日着てた着替えもかわいかったよね!」
翼「えへへっ~。あっ、前一緒に行ったお店に新しいの入ってたよ」
未来「ほんと? 今度一緒に行こうよ!」
翼「おっけ~」
未来「それじゃあ約束したところで二通目です!」
星梨花「ラジオネームルンバさん頂きました。ありがとうございます♪」
静香「ありがとうございます」
星梨花「みなさんみりっほー。みりっほー!」
全員「みりっほー」
星梨花「七月に入りいよいよライブも近づいてきましたね!」
未来「はいっ!」
星梨花「ご出演のみなさんの練習も大詰めの時期となると思いますが、
参加するものとしてもしっかり予習したいと思います」
翼「おぉ~」
星梨花「今回はライブ初参加となる知人の為にセットリストに入る可能性の高い曲を見繕ったのですが、
どう厳選しても曲数は200曲を超え」
百合子「すごいですね……」
未来「でもそうだよねー」
星梨花「さすがの曲数に知人も驚いていましたが、毎日聞いて予習に励んでくれています」
翼「すご~い!」
未来「すごいすごーい!」
星梨花「自分も残りの時間、改めて曲を聴き直し、万全の状態で挑みたいと面ます!」
未来「すごいね! 先輩だね!」
志保「それでも200曲って」
静香「でも確かに。そんなにやらなくてもって言えないところが」
百合子「そうですね」
翼「でもでも、それくらいやってくれると周りも巻き込んで楽しめるよね!」
星梨花「ですね♪」
志保「もちろん予習しなくても周りの方々と一緒に楽しめるライブにはなってると思います」
静香「そうね。その場の雰囲気だけでも楽しめるように私達も頑張ります」
翼「いい曲ばかりだしね~」
星梨花「はいっ!」
未来「コールのタイミングとはか私たちがここだよって盛り上げるから!」
翼「そうそう」
静香「リードも」
未来「します! でも予習してくれるなら周りの人も巻き込んで、こうねこの曲くるよっていうのもいいかも!」
百合子「私達も本当に頑張らなきゃだね」
志保「そうね」
静香「本当に、ね」
未来「わわっ静香ちゃんもう一通読まないと!」
翼「時間短いね~」
静香「ラジオネーム大三元Pさんから頂きました。ありがとうございます」
志保「ありがとうございます」
未来「ます!」
静香「みなさんみりっほー」
全員「「みりっほー」」
静香「「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」までもう数日ですね」
未来「早いねー」
静香「合同と言えば、星梨花さんやゲストの百合子さん、志保さんはスクール時代に参加されていたとのことで。
今回初参加の方に何かアドバイス等なされたりはしたのでしょうか?
それではライブ楽しみにしてます。残り数日、頑張ってください!
とのことです。メールありがとうございました」
星梨花「ありがとうございます♪」
未来「アドバイスかー。ねぇねぇ百合子ちゃん、何があるかな?」
百合子「え? ええっと私ですか?」
未来「うん♪」
百合子「ええっと……うーんと……せ、星梨花ちゃんパス!」
星梨花「? えっと、志保さんパスです♪」
志保「静香パス」
静香「翼トス」
翼「未来パ~ス!」
未来「シュート! でへへっ……あれ?」
百合子「アドバイスなんてないですよー……もう精一杯で」
志保「会場が大きいから、飲まれないようにしましょう、とか?」
百合子「そ、そうですそうです!」
星梨花「なるほど~」
百合子「星梨花ちゃんも一緒に出たでしょー!」
星梨花「そうでした♪」
百合子「あとはあとは……」
未来「そうだ! 前に春香さんに相談したことがあって!」
静香「どんな?」
未来「えっとね、ライブが不安だった時にどうすればいいですか~って聞いたら春香さんが」
志保「うん」
未来「「会場に来ているのはお客さんじゃなくてプロデューサーさんだよ、失敗してもアクシデントじゃなくてサプライズにしてくれる。それがライブだよ!」って!」
翼「ん~! 春香さんかっこいいなぁ~」
志保「いい言葉、ですね」
静香「うん」
百合子「そんなライブにしたいですね」
星梨花「はい!」
未来「え? あ、曲ですか?」
未来「はい曲です! そんな「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」で一緒なジュリアさんの曲で『プラリネ』!」
全員「「聞いてください!」」
https://youtu.be/pBxjzK-DkWs?t=1m26s
♪~夢は夢として眠るときに見るものでしょう? つまらない常識を捨ててあたしやっと大人になれた
後ろ指さされるくらい怖くなんてないからもう あなたからもらったこの場所でもう一度素直になろう~♪
『プラリネ』
歌手:ジュリア
18:30
全員「「ミリオンシアターミッション!」」
星梨花「このコーナーはリスナーのみなさんから与えられたミッションを私たちがクリアしていこう! というコーナーです」
翼「ジュリアさんのプラリネいい曲だよね~」
未来「ねー」
星梨花「みっつのミッションの中からアンケートを使って今回実施するミッションを選んで、
というのがいつもなんですけど、今日は!」
静香「「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」の前に私達の事をもっと知ってもらおうという事で、このミッションにチャレンジしたいと思います!」
未来「「お互いを紹介し合おう!」です!」
静香「今日スタジオにはいないジュリアさん、海美さん、恵美さん、奈緒さん、可奈のことについても勝手に語っちゃおう!
とのことです」
星梨花「ご褒美スイーツはなんと! 高級店のロールケーキです!」
未来「ケーキだって翼!」
翼「ケーキケーキ♪」
志保「ご褒美が欲しかったらしっかりミッション成功させないとね、未来」
未来「はいはいはいーい! えっとねージュリアさんはねー、ギターがすっごく上手でね、かっこいいんだよ!」
翼「ライブとかでギター弾いてるの見るとかっこいいなーって思っちゃうよね!」
百合子「分かります分かります! ジュリアさんはこう、望んでない政略結婚に颯爽と現れて花嫁の私をさらって行ってくれるようなかっこよさがありますよね!」
星梨花「?」
未来「?」
翼「?」
静香「えっと、ごめん百合子。ちょっと分からない」
志保「ちょっと前に仕事でロックなライブをしたんですけど、その時も懇切丁寧にロックについて教えてくれたりしました」
静香「へー。あの時ロックかぶれだったのはそういう事だったんだ」
志保「別にかぶれてないし」
星梨花「私のロックを聴きなッ! ですね♪」
志保「ち、違うから!」
翼「ロック!」
未来「ロック!」
星梨花「ロックです!」
志保「ああもう、346さんの子みたいになってるし」
百合子「かわいい衣装もかっこいい衣装も似合ってうらやましいなーって思います」
静香「そうね。そんなジュリアさんの生ギターがライブでも聴けるかもしれませんね」
星梨花「ね!」
未来「ねぇねぇ静香ちゃーん」
静香「なに未来?」
未来「私たちの紹介はしないのー?」
静香「進行表に書いてあるでしょ? それはあとで」
未来「はーい。……ん? 志保ちゃんどうかした?」
志保「フリーダムだなーって思っただけ」
未来「そ、そうかな? でへへ」
静香「褒められてないからね未来」
百合子「あっ!」
星梨花「どうかしましたか百合子さん?」
百合子「もしかしてロックだからロールケーキ?」
静香「速攻で「違います」ってディレクションが返って来たけど」
志保「それじゃあ百合子さんのダジャレが不発に終わった所で次の曲です」
百合子「違いますよ!」
志保「同じく、私達と一緒にステージに立つ海美さんの曲で『恋愛ロードランナー』」
全員「「聞いてください!」」
https://youtu.be/6XsfV2JHp2w?t=1m43s
♪~スッキスキ! ダイスキ! この気持ち止まらない どこへだって行ける予感がしてる
デコボコ! ヘナチョコ! だけど一途なんだ この想いは誰にだって負けないよ~♪
『恋愛ロードランナー』
歌手:高坂海美
♪~
静香「百合子って楓さんに弟子入り志望だったりするの?」
百合子「違います!」
~♪
19:00
翼「ん~っ、海美さんの曲は元気が出るね~!」
星梨花「はいっ♪ 元気になります!」
志保「海美さんはライブの時いつも笑顔で、見てるとすごく安心できます」
未来「ふっきーん!」
翼「はいき~ん!」
百合子「……え? 私ですか? きょ、きょうきーん」
静香「……」
志保「え? 静香やりたかったの?」
静香「別に」
未来「海美ちゃん~……あ、そうだ! 志保ちゃん前お仕事で一緒に自転車乗ってたよね?」
志保「サイクリングレースの時の話?」
未来「そうそう!」
星梨花「自転車いいなぁ~わたしも乗ってみたいです」
志保「あの時はマウンテンバイクが楽しかったから、他のことあんまり覚えてないかなぁ」
百合子「海美さんも真さんもすごかったですねレース」
静香「二人とも運動得意ですからね」
翼「きっとライブでもすっご~いダンスとかしてくれるよ!」
星梨花「いろんなポーズもできてすごいです!」
志保「星梨花って体固いの?」
星梨花「そうなんですよ~かたいんですー……」
未来「お酢を飲むといいんだってよ!」
静香「それ嘘だからね」
未来「えー!? 嘘なんですかー! 酢だこさん太郎をたくさん食べるとタコみたいになれるって聞いたのにー……」
百合子「タコにはなりたくないですね」
静香「誰から聞いたの?」
未来「プロデューサーさんから」
志保「うん、あとで懲らしめておくから」
静香「……ビームで?」
志保「?! ど、どこで聞いたの静香ぁ!」
静香「なんの話かなー国家機密だから分からないなー」
志保「今すぐその口をふさぐ! 動くな!」
ワーギャーワーギャー
星梨花「え? 私が読んでいいんですか? 静香さんってなってますけど?」
未来「いいのいいの。今二人はいちゃついてるから」
静香・志保「「ない!」」
星梨花「えーっと、特別企画! ライブ前にみんなの結束力を高めよう!
「マラソンしりとり!」」
百合子「まらそんしりとり?」
未来「いえーい!」
翼「いえ~い!」
星梨花「PSLを一緒に走りぬいた仲間でチーム分けをしてしりとりをします。
決められた初めの言葉から終わりの言葉までつなげられればミッションクリアです!」
星梨花「勝ったチームにはご褒美スイーツに高級紅茶がつきます!」
未来「いえーい!」
翼「いえ~い!」
百合子「い、いえーい」
星梨花「負けたチームにはご褒美スイーツに……あ、青汁がつきます。ぜーったいに飲んでください……」
未来・翼・百合子「……」
星梨花「チームは乙女ストームの未来さん、翼さん、百合子さん。
クレシェンドブルーの静香さん、志保さん、わたしです。
ライブ前に結束力を高めましょう……」
百合子「二名ほど結束力が荒野になってる人がいますけど」
静香・志保「「――!」」
星梨花「わ、わたしにがいものだめですぅ」
未来「紅茶だって翼!」
翼「ロールケーキにはミルクティーだよね未来!」
星梨花「し、静香さん志保さん!」
静香「なーに星梨花?」
百合子「こ、これが」
翼「静香ちゃんがほっしーにだけ見せるという」
未来「デレデレ静香ちゃんだよ」
志保「……生放送だっけこれ」
未来「うん」
志保「あぁ私の醜態が公共の電波に乗って全国に……」
翼「志保ちゃん聞いてた?」
志保「い、一応」
星梨花「いいですか志保さん! ぜーったいに負けられないんですよ!」
志保「そ、そうね星梨花!」
未来「乙女ストームチーム!」
翼「いえ~い♪」
百合子「いえーい!」
静香「クレシェンドブルーチーム!」
星梨花「はい♪」
志保「はい」
翼「なんか点呼みたいだね」
未来「いち!」
翼「に♪」
星梨花「さんっ!」
百合子「……え? だ、ダー! ……じゃなくてよん!」
静香・志保「「……」」
星梨花「仲良くです! 勝つんですよ!」
静香・志保「「は、はいっ」」
未来「ルールはさっき言った通り、しりとりの初めの文字と最後の文字が決まってるからそれに合わせればミッションクリアです!」
静香「えーっと、私の台本はどこに」
志保「はいこれ」
静香「あ、ありがと。えー、順番は各自好きなように決めてください。でも、最後の人が大切ですよー。とのことです」
未来「最後の人が重要なの?」
翼「ほら、最後の人が最後の言葉につなげるからじゃない?」
未来「おーなるほどー」
翼「じゃあ乙女チームは百合子ちゃんが最後だね!」
百合子「は、はい! シンガリ努めさせていただきます!」
志保「私たちはどうしようか?」
星梨花「あ、あのー……できればわたしは最初がいいとおもうんですけど、だめですか?」
志保「それじゃあ星梨花が最初ね。私は最後でいいわ」
静香「じゃあそれで」
未来「順番決まったー?」
静香「決まったわよ」
未来「それじゃあ先行は私たちみたいだね」
静香「乙女ストームチームのマラソンしりとり最初の言葉は!
「乙女ストームのむ!」から始まって
「アイドルマスターのあ!」で終わること! だって」
星梨花「制限時間は三分ですっ!」
志保「はいスタート」
未来「むむむ……むー、む?」
静香「ほら未来、夜になると空に浮かぶ」
未来「おぉー! 流石静香ちゃん!」
未来「ムーンです! ……あれ?」
百合子「ちょ、ちょっと未来ちゃん!」
翼「や、やり直しやり直し!」
志保「……特別にオッケーとのことです」
未来「むーむーむー……む? む、むささび! むささび!」
翼「び? び~び~びび?」
志保「杏奈の?」
翼「VIVIDイマジネーしょ! ……あっ」
百合子「ちょっと志保ちゃん!」
未来「言ってないからセーフ! セーフ!」
静香「ほら時間ないわよ翼」
翼「わーわーわー! 待って待てー!」
翼「びびびびびビーム! ビーム!」
百合子「……え? むで始まってあで終わる言葉?」
未来「頑張って百合子ちゃん!」
翼「ファイト百合子ちゃん!」
星梨花「あと三十秒ですっ」
百合子「そんな言葉ありませんよー……!」
静香「十、九、八、七」
百合子「わわああわああ」
志保「六、五、四、三」
百合子「む、む、む……」
星梨花「に、いちっ♪」
百合子「っ! ムルロア! ムルロア!」
静香・志保・星梨花「ぜ、え?」
未来・翼「え?」
百合子「あ、ありますよね! ムルロア!」
志保「知ってる?」
静香「えーっと、私は知らない、かな」
百合子「ありますよねプロデューサーさん! ディレクターさん! ほらウルトラマンの! 確かタロウ!」
静香「えーっと? ウルトラマンタロウに登場した怪獣? なんですか?」
志保「トークバックで言われても分からない……」
星梨花「怪獣なんですか?」
百合子「怪獣なの!」
未来「そう、怪獣なんだよ!」
翼「だからセーフなんだよ!」
静香「ブースの外の大人が知ってるのでミッション成功、だそうです」
志保「なんか釈然としないわね」
未来・翼・百合子「やったー!」
未来「百合子ちゃん凄い!」
翼「便りになるっ♪」
百合子「え、えへへっ」
静香「……ZATの活躍が良かったってなんの話ですか」
未来「それでは後攻のクレシェンドブルーのお題は!」
百合子「「クレシェンドブルーのる!」から始まって
「ミリオンライブのみ!」で終わること……じゃないんですか?」
翼「えーっと? 「ムルロアのむ!」で終わることに変更?」
志保「なぜ怪獣の名前に」
静香「ブースの向こうがその世代だから」
百合子「えーっとじゃあ「クレシェンドブルーのる!」から始まって
「ムルロアのむ」で終わること、です!」
翼「制限時間は三分!」
未来・翼・百合子「「スタートです!」」
星梨花「るー、ルビーです!」
静香「びですか? いですか?」
未来「えーっとい、だって静香ちゃん」
静香「い、ね」
静香(いで始まってむで終わらせやすい言葉?)
翼「あれ? 静香ちゃんつまってる?」
未来「これはチャンスだよ!」
静香(い……あ、そういえば台本志保の開いたまんまだっ……!)
静香「インドネシア!」
志保「あ、ね」
志保(あで始まってむで終わる言葉……)
静香「」キラキラ
志保「……なによ静香」
未来「えーっと……あー! 分かった分かった!」
翼「私も分かった!」
志保「……あぁなるほど。そんな気使わなくてもいいのに」
星梨花「わかりましたー!」
志保「えーっと、それでは次の曲、聞いて下さい。であってるの静香?」
静香「ええ」
志保「所恵美さんで『アフタースクールパーリータイム』
横山奈緒さんで『ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン』
二曲続けて。……せーの」
全員「「聞いてください!」」
https://www.youtube.com/watch?v=ax8ZZXt44kk
♪~Make me happy いつだって Make me happy Yeah Yeah Yeah Yeah
Make me happy, Bring me da beats!!今日は踊ろう~♪
『アフタースクールパーリータイム』
歌手:所恵美
https://youtu.be/-_rvMgJdiHg
♪~Let's dance!飛んでハッピーラッキー☆ ワク☆ドキしちゃう 楽しくって
Let's go!ジェットコースター☆ 大好きだから 止まんない 大好きだから 見ててね~♪
『ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン』
歌手:横山奈緒
♪~
D「七尾ちゃん、ムルロアなんて何処で知ったの?
百合子「怪獣図鑑で見たことがあって」
P「雑読過ぎる」
~♪
19:20
未来「どっちも元気になれる曲だよねー」
翼「ね~。……ほっしーどうしたの?」
星梨花「け、結果が気になって……」
百合子「私達がかなり不利な気がします。苦しかったし、ん入ったし」
未来・翼「「あれは静香(志保)ちゃんが!」」
志保「はいはい」
静香「引っかかった未来が悪いのよ」
未来「むーっ、じゃあ私静香ちゃんの秘密ばらしちゃおうかなー!」
翼「シアターミッションのダメ押しだからちょうどいいね。どうぞ!」
静香「え? ちょ、ちょっと!」
未来「静香ちゃんが手帳なくした時の話なんだけどね」
静香「ちょ、ちょっと未来やめ、志保! 止めないで!」
志保「続けて続けて」
未来「ちょーっと中身見ちゃったんだー」
星梨花「ねこさんの落書きの話ですね♪」
未来「ふっふっふー、それだけではないのですよー星梨花」
静香「わーわーわー!」
百合子「何が書いてあったんですか? もしやブラッドベリや太宰、トールキンを越えるような小説のプロットが!?」
未来「確かにあれは小説だったかなー? ねっ、静香ちゃん?」
静香「あぁ……! 消えてなくなりたい……!」
志保「……はい未来そこまで」
未来「えー? 志保ちゃん聞きたくないのー?」
志保「恵美さんと奈緒さんの紹介する時間無くなっちゃうわよ?」
未来「え、もうそんな時間?」
志保「ほら、ロールケーキ食べたいんでしょ?」
未来「わーわー! えっとえっとね、恵美ちゃんはねー、かっこいいお姉さんで!」
翼「琴葉さんと仲いいよね」
百合子「カトリック系の女学園高等部の香りがしますよね!」
星梨花「?」
未来「?」
翼「?」
百合子「な、仲良しですよねってことです!」
志保「静香、あなた手帳に何書いてるの?」
静香「何も書いてない。何も」
志保「そう……」
未来「あーそうだ! 前恵美ちゃんにドリンクバーの極意を教えてもらいました!」
翼「なになに?」
未来「えーっと、美味しいドリンクの混ぜ方とか、美味しそうに見えるけど実は……なドリンクの作り方とか」
志保「一番教えちゃいけない人に……」
翼「いっしょにカラオケとか行くとちょ~楽しいよね!」
未来「うん♪ また一緒に行きたいなー」
翼「奈緒さんもカラオケいったらすっごく盛り上げてくれそう!」
未来「あーわかるわかる! タンバリンとか上手そう!」
志保「いつも何か食べてるイメージがありますね」
静香「美奈子さんがあげてるような気が」
翼「あ、静香ちゃん戻ってきたの?」
静香「ずっと居たわよ!」
翼「いや~、心ここにあらずって感じだったから」
志保「それ正解」
静香「不正解よ!」
星梨花「奈緒さんはいつもあめちゃんくれます!」
百合子「あー確かにいっつも貰ってるね星梨花ちゃん」
星梨花「えへへっ」
静香「……私もあげようかしら」
志保「好きにすれば?」
未来「私も欲しいー」
静香「」プイッ
未来「し、静香ちゃーん!?」
19:35
全員「「結果発表ー!」」
未来「マラソンしりとりの結果発表です!」
翼「勝ったのは乙女ストームチーム!」
未来「いえーい!」
静香「まだ決まってないでしょ!」
星梨花「そ、そうですよ! きっと勝ったのはわたしたちですっ!」
未来「私たちだねっ」
星梨花「わたしたちですっ!」
志保「……えー今からブースの向こう側に勝ったチームの名前が張り出されます……ってなんでラジオで」
百合子「さぁ負けて青汁を飲むのはどちらのチームでしょうか! 私は嫌です!」
ダララララララララララララ(ドラムロール)
ジャンッ
未来・翼・百合子「「勝ったのは乙女ストームチーム!」」
静香・志保・星梨花「「勝ったのはクレシェンドブルーチーム!」」
全員「「……?」」
百合子「え? あ、はいえーっと両チームともちゃんと終わったので両チーム勝ち、ということで。だそうです」
未来・翼・星梨花「「やったー!」」
静香「……不完全燃焼」
志保「甲子園で両校優勝、的な?」
静香「それそれ」
百合子「ま、まぁみんな幸せでよかったということで」
未来「不安が無くなった所で曲です! 「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」で一緒な……志保ちゃんどーぞ」
志保「え? なんで私にふるの?」
未来「いいからいいからー。ほら志保ちゃん読んで読んで」
志保「私達と一緒に出演する可奈の曲で『おまじない』」
全員「「聞いてください!」」
https://www.youtube.com/watch?v=QtKJ1W3R2Z8
♪~飛んで過ぎてく毎日に音符と音符が出会って 並んで弾けて歌になる くちびるから今こぼれた
嬉しいことがたくさん みんな覚えていたいから 歌にすればきっといつもより忘れないでいられるでしょ~♪
『おまじない』
歌手:矢吹可奈
19:45
未来「可奈で『おまじない』でした!」
星梨花「でした♪」
百合子「可奈らしい曲ですよね。私も好きです」
志保「そうね。……なによ静香」
静香「別にー」
未来「可奈ちゃんはねー、いっつも私とお菓子食べたりしてるよー」
志保「へー……」
百合子「また早朝ランニングしますか」
志保「そうね。させましょうか」
未来「……あれ? 私なんか変な事喋っちゃった?」
翼「志保ちゃんは可奈ちゃんと仲いいよね?」
志保「べ、別に。ただ放って置けないだけよ」
静香「ふーん」
志保「な、なによ」
百合子「それをきっと世間一般では仲がいいって言うんじゃ?」
静香「まさか志保から「放っとけない」なんて台詞が聞けるとはねー」
志保「……未来、さっきの手帳の話き」
静香「ああもうこんな時間! 未来進行して!」
未来「えーっと、どっちをすれ」
静香「進行!」
未来「はいっ! もう番組も残すところわずかとなってしまいましたが」
翼「私たちの紹介がぜ~んぜんできてませ~ん!」
星梨花「そこで! 「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」に向けてのだ……抱負を!」
百合子「私達の自己紹介に代えさせていただきたいと思います!」
静香「それじゃあ順番通り星梨花、お願いね」
星梨花「はいっ♪」
19:45
未来「可奈で『おまじない』でした!」
星梨花「でした♪」
百合子「可奈らしい曲ですよね。私も好きです」
志保「そうね。……なによ静香」
静香「別にー」
未来「可奈ちゃんはねー、いっつも私とお菓子食べたりしてるよー」
志保「へー……」
百合子「また早朝ランニングしますか」
志保「そうね。させましょうか」
未来「……あれ? 私なんか変な事喋っちゃった?」
翼「志保ちゃんは可奈ちゃんと仲いいよね?」
志保「べ、別に。ただ放って置けないだけよ」
静香「ふーん」
志保「な、なによ」
百合子「それをきっと世間一般では仲がいいって言うんじゃ?」
静香「まさか志保から「放っとけない」なんて台詞が聞けるとはねー」
志保「……未来、さっきの手帳の話き」
静香「ああもうこんな時間! 未来進行して!」
未来「えーっと、どっちをすれ」
静香「進行!」
未来「はいっ! もう番組も残すところわずかとなってしまいましたが」
翼「私たちの紹介がぜ~んぜんできてませ~ん!」
星梨花「そこで! 「M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」に向けてのだ……抱負を!」
百合子「私達の自己紹介に代えさせていただきたいと思います!」
静香「それじゃあ順番通り星梨花、お願いね」
星梨花「えっと、その。いいたいことがたくさんあって、上手にいえないかもしれないんですけど」
星梨花「ここまでいーっぱいいーっぱい練習してきて、たのしすぎてまだまだ練習いっぱいしたいです!
でもそれだとみんなと会えないからがまんしますね♪」
星梨花「合同ライブはきっとすっっっごく楽しいことになります!
だから、きてくださる皆さんもからだに気をつけてめいっぱい楽しみましょう!」
百合子「……先輩達と立ったあの時の感動とステージの輝き。今でも鮮明に覚えています」
百合子「そして今回、またそんな機会を頂けて、とても感謝しています。
……あの時はイントロが流れ、とてつもない緊張で手や声が震えてしまいました」
百合子「今度もきっと緊張しちゃうと思います。でも、うん、大丈夫。みんながいてくれるんだから大丈夫」
百合子「一つ一つの曲を一生懸命に楽しく歌っておどって! きっとしあわせな時間にします!
みなさんも楽しみにしていて下さいね!」
翼「言いたいことはすごくあるの!! いっぱいあるんです!!!」
翼「でもきっとうまく言えないから少しだけ!
ぜーったい楽しいライブにするから! みんなに直接気持ちを伝えたいから会いにきてね!」
静香「この数ヶ月、最高に幸せであたたかい日々でした。
私達がステージに立つことが出来たのは、たくさんの方に背中を押して、支えていただいたおけげです」
静香「そんなみんなへの恩返しのためにも、先輩達を少しでもサポート出来るように。
全力で悔いのないように頑張ります……!」
静香「みんなと最高の景色を見たいから!」
志保「前回のライブで、先輩方の偉大さや頼もしさを感じ、メンバーとは結束力が強まり、今までよりぐっと距離が縮まりました」
志保「そして、私自身も以前より、強くなれた気がします。
練習でも既に多くの大切な経験をさせて頂きました」
志保「私は結構な人見知りで、自分から人と関わるのは凄く苦手なのですが、それでも私を輪に入れてくれて、
今ではみんなといられる時間がとても楽しいです」
志保「私にとってこの空間が、自分が思っていた以上に大切なものになっていることを実感しました。
一人も好きですけど、仲間も……す、すて……素敵ですよね」
志保「……静香と同じ言葉になってしまいますが、悔い無いよう一生懸命やります。そう仲間と約束したので」
未来「えっと、私が最後ですか。でへへっ、なに喋ればいいんだろう」
未来「えっと、最初は先輩たちといっしょのステージに立たせてもらっていいのかなーって思ってたんです。
だっていつも聞いてた声が横から聞こえてくるんですよ!?」
未来「でも、いろんな人にアドバイスを貰ったり、励まして貰ったり。
本当は私がサポートしなくちゃいけないのにたくさんたくさん。
私ひとりじゃ返しきれないような、本当にたくさんなものを貰って」
未来「だからっ! いっぱい恩返しできるように! 歌と踊りで元気を届けたいと思います!
たくさんたくさん頑張ります!」
未来「いつも見てた光の海を、私も見たいから!」
未来「私がいたあの席まで! 開場のすみずみまで「見てるよっ!」っていう気持ちを伝えたいから!」
未来「だからっ! 私たちのことも応援よろしくお願いします!」
全員「「応援よろしくお願いします!」」
未来「お別れの代わりに聞いてください。
「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015」テーマ曲
『アイ MUST GO!』!」
https://www.youtube.com/watch?v=1_6SMZZ67bc
♪~この道の向こう進んだ先はどんな未来があるのだろう その未来を確かめるために歩いてゆくよ
そうだ始まりは小っちゃい希望なんだ何処へ進んでもその軌跡はチカラになる
何でも始まりは上手にできないもの何度も迷っては見つけてゆく本当の道
成りたい夢成したい夢誰だってあるかなえたいこと
みんなの夢ひとつになってでっかい物語創ろう
キミがいたからキミを信じてキミと二人で仰ぐ空
溢れ出しそうなこの想いはずっと忘れずにいるよ
この道の向こう進んだ先はどんな未来が拓くだろうその世界を確かめるために歩き続けるんだ~♪
『アイ MUST GO!』
歌手:天海春香・如月千早・星井美希・島村卯月・渋谷凛・本田未央・春日未来・最上静香・伊吹翼
20:10
D「いやー、よかったですよ」
P「ありがとうございます」
D「うちにも一枠欲しいなーなんて」
P「ええ是非!」
全員「「お疲れさまでした!」」
D「はいお疲れ様でした。みんな良かったよ。ライブ、頑張ってね」
未来「はい! 頑張ります!」
P「さて、撮り終わったから全員帰ってもいいけど……まぁそうだよな」
百合子「はいっ! 先輩達のラジオ見ていきます!」
P「よし! じゃあしっかり見て聞いて焼き付けてこいよ!」
全員「「はい!」」
P「……あ、静香。ちょっと聞きたいんだけど」
静香「なんですか?」
P「手帳に何書いてんの?」
静香「見たら死にますよ」
P「デスノートか。お前の手帳はデスノートなのか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ラジオドラマ『血のバケツ』
――フルーツパーラーあまみ――
可奈「……おかわり」
春香「お客さん、もうそのぐらいにしておいた方が……明日のお仕事に響くんじゃないの?」
可奈「明日の仕事? そんなの……そんなの……」
春香「?」
可奈「いいからパフェのおかわりちょうだいよ!」
志保「あ、やっぱりここね。ほら、矢吹さん、帰るわよ」
可奈「やーだぁー。パフェえ……パフェのおかわりぃー」
春香「良かった。北沢さん、連れてかえって」
志保「はい、すみません。ほら、矢吹さん」
可奈「帰らないぃーパフェぇー」
志保「またそんなに食べて。衣装入らなくなったらどうするのよ」
可奈「……衣装なんて着なくていいんだもん」
志保「え?」
可奈「オーディション……また落ちた……」
志保「そ、そうなの。で、でもほら、次があるわよ」
可奈「もう……来るなって……」
志保「だ、大丈夫よ。たかが13連続でオーディションに落ちたからって」
可奈「14回だよ!」
志保「……ごめんなさい」
可奈「うっ……ううう……うえええぇぇぇ!!!」
――矢吹可奈の部屋――
志保「よい……しょっと。ほら、今日はもう寝なさい」
可奈「ううん……あー千早さん、ただいまです……」
志保「千早さんのポスターか。矢吹さんは、本当に千早さんが好きなのね」
可奈「私の……憧れなんだ。歌姫って呼ばれる実力に加えて、作詞も自分で……」
志保「矢吹さんもやってるじゃない。作詞」
可奈「……それでオーディション落ちた」
志保「大丈夫よ。矢吹さんの歌、私は好きよ」
可奈「……うん」
志保「いつか、きっと合格するわ」
可奈「うん……」
志保「時間なんて、まだまだたくさんあるわよ」
可奈「……うん」
――フルーツパーラーあまみ――
春香「まあでもねー。可奈ちゃん、歌はヘタじゃないんだよね」
志保「そうなんです。私、矢吹さんの歌声が大好きです」
春香「仲がいいんだね。ふふっ」
志保「そ、そんなことは……////」
春香「可奈ちゃん、作詞は諦めて歌1本でやっていったらどうなのかな」
志保「矢吹さんは、自分で作詞をしてその歌を歌うのが夢ですから……」
春香「如月千早みたいに、か」
志保「ええ」
春香「あ、じゃあほら。あそこにいる娘達に相談したら?」
志保「え? あ!」
春香「346プロのほら、有名な娘達なんでしょ?」
志保「で、でも……」
春香「店長がゆるーす。ほらほら」
志保「あ……は、はい!」
凛「かな子、それ全部食べるのは止めておいた方がいいと思う」
卯月「衣装、入らなくなっちゃうよ?」
かな子「え~? 美味しいから大丈夫だよ~」
智香「食べた後で、ダンスをすれば大丈夫ですよっ☆」
かな子「え~? 美味しいから大丈夫だよ~」
志保「あ、あの」
凛「え? あ、もしかしてサイン?」
卯月「私で良ければ!」
志保「あ、ええと、その、ちょっとお話しをうかがいたくて」
凛「? なに?」
志保「み、みなさんはあの有名な346プロのアイドルの皆さんなんですよね?」
卯月「うん! 島村卯月、がんばります!」
凛「うっ相変わらず卯月の笑顔でピースは眩しい」
志保「あ、あの、ちょっとアドバイスというか、相談というか」
卯月「もしかしてあなたも、アイドル志望?」
志保「私じゃなくて、私の友達で……その、矢吹可奈って言うんですけど」
凛「ん? あ、もしかして昨日オーディション受けてた?」
志保「はい! でもあの、落ちちゃって」
凛「うん。いい声してたし、歌も上手かったけどね」
志保「……なにがダメなんでしょうか? やる気もあるし、歌も上手いのに……」
凛「……そんなことは教えられない」
志保「!」
凛「でも卯月、あの矢吹可奈って娘、歌は確かに上手かったよね」
卯月「そうだねー。でも選曲が無難だったかな」
志保「え? え?」
凛「そうだね。もっとインパクトある歌でも良かったかもね。あれだけ歌えるんだし、攻めても良かったかな」
卯月「うんうん」
志保「あ……あ、ありがとうございます!」
凛「なんのこと? 私はただ、卯月とおしゃべりしてただけ」
卯月「うふふ。そうだね、クールな凛ちゃん」
凛「……////」
凛「ん? あ、もしかして昨日オーディション受けてた?」
志保「はい! でもあの、落ちちゃって」
凛「うん。いい声してたし、歌も上手かったけどね」
志保「……なにがダメなんでしょうか? やる気もあるし、歌も上手いのに……」
凛「……そんなことは教えられない」
志保「!」
凛「でも卯月、あの矢吹可奈って娘、歌は確かに上手かったよね」
卯月「そうだねー。でも選曲が無難だったかな」
志保「え? え?」
凛「そうだね。もっとインパクトある歌でも良かったかもね。あれだけ歌えるんだし、攻めても良かったかな」
卯月「うんうん」
志保「あ……あ、ありがとうございます!」
凛「なんのこと? 私はただ、卯月とおしゃべりしてただけ」
卯月「うふふ。そうだね、クールな凛ちゃん」
凛「……////」
志保「ありがとうございます! ありがとうございます!」
――矢吹可奈の部屋――
ピンポーン♪
可奈「? はーい」
響「あ、いたいた。良かったぞ」
可奈「あれ? 大家さん。あ! あの、滞納してる家賃、またオーディションに落ちちゃって……ご、合格したら必ず!」
響「そう言ってるけど、もう半年分もたまってるぞ」
可奈「あ、……ええ」
響「でもそれ、チャラにしてやってもいいぞ」
可奈「ほ、本当ですか!?」
響「ああ。君が自分の言うこと聞いてくれたらな」
可奈「え……な、なんです?」
響「自分、外国に住んでいる友達の所に行かなくちゃならなくなったんだ。なにしろ場所が場所だけに、家族を全員連れて行くわけにはいかなくて困ってるんだ」
可奈「大家さんの家族……あ、ペットの」
響「自分にとっては大事な家族だからな。それで自分が不在の一ヶ月、君にその世話をお願いできないかな?」
可奈「私が!?」
響「みんないい子だから、心配いらないぞ」
可奈「そ、そうじゃなくて、私動物とか飼ったことないし、作詞とかしなきゃだし」
響「一ヶ月面倒みてくれたら、これまでの家賃はチャラにしてもいいぞ」
可奈「……っ!」
響「どうだ?」
可奈「わかり……ました」
響「良かった。貴音、今行くからな! 待ってて欲しいぞ!!」
可奈「引き受けちゃったはいいけど、私できるのかな。動物のお世話なんて」
ニャーン
可奈「あ、ダメダメそんな所に入ったら……うーん、どうして猫ちゃんって狭いところに入りたがるのかな」
バタン
志保「矢吹さん!」
可奈「え? あ、志保ちゃん。昨日はごめんね」
志保「インパクトよ!」
可奈「……え?」
志保「矢吹さんは歌は上手いんだから、もっとインパクトのある作詞にするのよ!」
可奈「あ、はい」
志保「そうすればきっと上手くいく! だからがんばって!!」
可奈「インパクト? もっと過激な歌詞がいいってことかな?」
志保「きっとそういうことよ。今はアイドルでもロックやヘビメタを歌うんだし、そういう攻めた歌詞がいいって意味なのよ!!!」
可奈「……志保ちゃん。それ、誰に聞いたの?」
志保「え? あ……」
可奈「私がどうすれば売れるか、オーディションにうかるか、誰かに相談したの?」
志保「えっと、その……」
可奈「そういうの、おせっかいだと思う」
志保「そうよね。ごめ……」
可奈「でも……ありがとう」
志保「んなさ……え?」
可奈「志保ちゃんは、私の親友だよ。大好き」
志保「矢吹さん……」
可奈「もう。可奈って呼んでよ。親友なんだから」
志保「うん……がんばってね、可奈」
可奈「うん!」
可奈「とは言っても……インパクト……攻めた歌詞かあ……」
ニャーン
可奈「うーん……インパクト……過激な方がいいってことかなあ?」
ニャーン
可奈「攻めた歌詞……インパクト……過激……」
バタン
ニャ!
可奈「そういうのわからないなあ……うーん」
ピッ!
グルグルグル
ニャー……!!!
可奈「ん? あ、や、なんでそんな所に!? 私、洗濯するつもりで洗濯機の中に猫ちゃんが……」
可奈「……」
可奈「…………」
可奈「………………」
可奈「死んでる……」
可奈「ど、どどど、どうしよう! 大家さんの大事な猫ちゃんを……ううん。それより猫ちゃん、ごめんなさい。私……私……本当にごめんなさ……」
可奈「ん?」
可奈「……」
可奈「…………」
可奈「………………」
可奈「これは……」
――オーディション会場――
律子「はい。じゃあ次の方……あら、またあなたなの?」
可奈「お、お願いします!」
律子「もう来なくていい、って言わなかったかしら?」
可奈「もう一回! もう一回だけ聞いて下さい!!」
律子「そうは言うけどね、貴女の歌は……」
可奈「これでダメなら、もう辞めます!」
律子「……あのね」
真「いいじゃないか、律子」
律子「真。この娘はね、絶対に自分の作詞じゃないと嫌だって言うのよ」
真「へえ。じゃあ第二の如月千早を狙ってるんだ」
可奈「はい! あ、いいえ。そんなおこがましいです」
真「ボク、聞いてみたいな。その歌」
律子「無駄だと思うけどね」
真「これが最後って言ったこの娘の目、ボクは気に入ったよ。その言葉、二言はないね?」
可奈「……はい」
律子「……ふう。まあ、無駄だと思うけど。じゃあどうぞ」
可奈「はい! 聞いて下さい。私の作った歌『Dead Cat』!」
ジャジャーン♪
真「へえ。メタルかな?」
律子「あら、これまでとは全然方向性がちがうみたいね」
可奈「回る、廻る、巡る、巡るbarenessCat♪」
可奈「世界をオマエの血で染めるのさBloodyPicture♪」
可奈「その一滴でシャツをハンケチをブラウスを変えろDiscoloration♪」
可奈「気象予報士は叫ぶ! 今日の悪天候をGiblet♪」
可奈「わたし、ブッチャ、ブッチャ、ブッチャ、ブッチャ♪ 廻る巡る回転するブッチャ♪」
……
…………
…………………………
可奈「以上です!」
律子「……」
真「……」
可奈「? あの……」
真「うわあああーーー!!!」
可奈「えっ!?」
真「最高だ……最高だよ、キワドイ歌詞とその歌唱!」
律子「嗚呼、今までの私の無礼な言動を許して! すぐ、今すぐに契約書にサインを!! はやくこの歌声を世界に届けなければ……このままでは私や会社にとってだけでなく、人類にとっての損失よ!」
可奈「あ、そ、その、光栄です」
真「すごいや! ボクは今のこの瞬間に立ち会えたことを光栄に思うよ!! 新たな歌姫の誕生だ!!!」
――フルーツパーラーあまみ――
志保「かんぱーい!」
春香「おめでとう、可奈ちゃん」
可奈「あ、ありがとう。なんかまだ、信じられなくて」
志保「何を言ってるのよ。ついに世間が認めたんだわ。矢吹さ……可奈の実力を」
春香「ふふーん。私は知ってますよ、この成功の裏側には親友の厚い友情があったことを」
可奈「うん。ありがとう、志保ちゃん」
志保「私なんてなんにもしてないわよ。全部、可奈のがんばり」
可奈「ううん。志保ちゃんの助けがなかったら、合格できなかったよ」
春香「だけど……また全然意外な曲調だね。過激だけど、可奈ちゃんの可愛らしい容姿としっかりした歌声ですごい曲になってる」
志保「うん。すごい」
可奈「これも全部、志保ちゃんのお陰です」
志保「ううん、可奈が」
春香「あはははは。まあまあ、今日はお祝いだよ! おごっちゃうからどんどん食べて」
可奈「はーい」
志保「可奈、契約したんだから体型に気をつけないと」
可奈「今日だけ! 今日だけだから!!」
志保「しょうがないわね。ふふっ」
――765プロダクション――
律子「貴女の曲、大ヒットよ! 今の時代に、こんなにCDが売れるなんて!」
可奈「律子さんのお陰です」
雪歩「あなたが……可奈ちゃん?」
可奈「はい……あ、あなたはアイドルメタルのカリスマ、オユッキー・イシジーゾこと萩原雪歩さん!」
雪歩「あなたの作詞した詩、私のハートを強烈にdigしましたぁ」
可奈「こ、光栄です!」
雪歩「なんていうのかな……アートなヴィブレーションでこのアースに負けないオブジェを作った……そんな感じですぅ」
可奈「はい!」
雪歩「私も負けていられないな、って思ったよ」
可奈「とんでもありません。私なんて、まだまだ!」
雪歩「千早ちゃんも、次の曲が楽しみだって言ってたよ」
可奈「次の……」
律子「そうよ! 次の新曲、はやく作って聴かせてちょうだい!! 社長も期待してるんだから!!!」
可奈「あ、はい……」
――可奈の部屋――
可奈「次の曲って言っても……あの曲は、偶然に死なせちゃった猫ちゃんを見てたらふっと思いついただけで、もうああいう曲はできないよ……」
可奈「……」
可奈「でも、できないなんて言えない……せっかく契約できて、たくさんの人に私の歌を聴いてもらえて、みんなに期待されて……」
可奈「……」
可奈「また……もう一度曲を作るなんて……」
可奈「……」
――テレビ局――
あずさ「は~い。あずさの部屋です。今日は新進気鋭のハードデスメタルアイドル、矢吹可奈ちゃんに起こしいただいています~」
可奈「よ、よろしくお願いします!」
あずさ「可奈ちゃんは、出す曲出す曲すべてミリオンヒットしてるのよね~」
可奈「ファンのみなさんと、事務所のスタッフのみんな、それに」
あずさ「?」
可奈「私を支え続けてくれた親友のお陰だと思っています!」
あずさ「あらあら~すてきな友情ね~」
可奈「彼女がいなかったら、今の私はないと思ってるんです」
あずさ「そうなのね。ここまでデビュー曲の『Dead Cat』から始まって『ラクーンドック1/2』、『ストロベリームース』、『カウブレード』と動物をテーマにした曲が多いけど」
可奈「あ……そ、そうですね。インスピレーションがわくんです」
あずさ「どれも過激で、ちょっと怖いくらいの歌詞だけど、それをこんな可愛い娘が書いてるなんて驚きね~」
可奈「そ、そうですか?」
あずさ「まあ、本当に動物に怖いことをしてるわけじやなくて、あくまで詞の上でのことですもんね」
可奈「そ、そうです! もちろんそうです!!」
あずさ「それで、今日は新曲を披露して下さるのよね?」
可奈「あ、は、はい。新曲の『ブレード・オブ・キルド・カウ』を」
あずさ「それではお願いしますね~」
――フルーツパーラーあまみ――
春香「可奈ちゃん、絶好調だね」
志保「ええ……」
春香「あれ? どうしたの?」
志保「可奈の歌……歌詞がどんどん過激になってて……最初は猫がぐるぐる回りながら死んじゃうっぽいだけだったのに、次第になんていうか……残酷な感じになってて……」
春香「まあねー」
志保「可奈もなんか、思い詰めてる感じて……」
春香「そっか」
志保「売れてない頃の可奈の方が良かったかな、って私も……」
春香「確かに狸をひいたとか、牛の首を切り落としたとか、そんなのばっかになってるもんね」
志保「勧めたのは私だし、なんだか責任を感じて……」
春香「でも成功したのは志保ちゃんのお陰じゃない。志保ちゃんまでそんなに思い詰めたらダメだよ」
志保「私……可奈に言ってみます。もうこういう路線はやめよう、って」
春香「……可奈ちゃんを止められるのは、志保ちゃんだけかもね」
――可奈の部屋――
ピーンポーン
可奈「……どなた?」
志保「私よ、可奈」
可奈「……帰って」
志保「大事な話があるの。ね、ここを開けて」
可奈「今、新しい詩を書いてるの。悪いけど……」
志保「話っていうのはそのことなの。ねえ可奈、もうやめよう!」
可奈「……なんですって?」
志保「最近の可奈はおかしいよ! いつも思い詰めた顔して……書く詩は残酷で……」
可奈「そうしろって言ったのは志保ちゃんじゃない」
志保「それは……反省している」
可奈「……」
志保「ね、昔みたいに穏やかな詩を書こう。それで、明るい歌を歌ってよ。売れなくてもいいじゃない。二人でがんばろう!」
可奈「……い」
志保「え?」
可奈「戻れるわけないじゃない。もう戻れない。降りられない。今の生活も、歌も、ファンも、期待してくれる人たちも、全部捨てられない」
志保「可奈……」
可奈「だから志保ちゃん、私に協力してよ……」
志保「え?」
可奈「今ね、私……行き詰まってるの」
志保「そうなの?」
可奈「もう色々やりすぎちゃって……正直これが、最後の手段かなって思ってる」
志保「最後の……つまりこういう曲を作るのは最後に?」
可奈「そうなっちゃうかな。なにしろ最後の手段だと思ってたし」
志保「そうなの。わかった、私協力するわ!」
可奈「……いいの?」
志保「親友だって言ってくれたでしょ。私……嬉しかった。それに責任もあるし、なんだってしてあげる」
可奈「……後悔しない?」
志保「? もちろんよ!」
可奈「じゃあ……入って」
ガチャッ
志保「入るわよ。可奈……?」
志保「?」
志保「!」
――テレビ番組『わいどしょー』――
伊織「次のニュースです。行方不明になって安否が心配されていた飲食店アルバイトの北沢志保さんが本日未明、遺体となって発見されました。遺体はバラバラに切断されており、捜査当局では殺人事件と断定して捜査をすすめています」
伊織「また発見現場では以前から、動物の惨殺したいが遺棄されていたという証言もあり、専門家からは事件との関連性が指摘されています」
伊織「本当に痛ましい事件ですね」
美希「ミキも怖いの。だから早く次の話題にいって欲しいの」
伊織「こういう事件の報道も大切よ」
美希「でももう原稿は読み終わったよね。あはっ☆」
伊織「そうね。それでは話題を変えて、本日はスタジオゲストに今話題の矢吹可奈ちゃんに来ていただいています」
美希「わあっ、可愛い娘なの」
可奈「どうも、よろしくお願いします」
伊織「今日は新曲を引っ提げての登場って聞いているけど」
可奈「はい。今までの曲の中でも、最高の曲だと思っています」
美希「楽しみなの」
伊織「それじゃあさっさくその曲から聞かせてもらうわね」
可奈「はい。聞いて下さい、新曲……」
可奈「『私、親友を殺したの』です」
※収録後
可奈「こここ、こわーい!」
志保「なかなか迫真の演技だったわよね、可奈」
可奈「ホラー系は苦手だよお」
志保「あら、堂々としてて役にぴったりだったけど?」
可奈「やだやだやだー。こーわーいよー」
志保「もう、ドラマの中とは全然違うんだから」
可奈「当たり前だよお、こんな役……」
志保「似合ってたわよ?」
可奈「もー志保ちゃんのいじわるー」
志保「ふふっ。ごめんなさい、でも本当にちょっと怖かったわ」
可奈「うんうん。私もうこういう役はやのたくないな」
志保「ふーん」
可奈「次はこういうお仕事、志保ちゃんにお願いするね」
志保「えっ!? や、嫌よ」
可奈「きっとピッタリ」
志保「可ー奈ー!」
可奈「えへへへへー。仕返し」
志保「もう。さあ、それでは次の番組です」
可奈「周波数はこのまま!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
雪歩「犯した罪の分だけ血の涙を流せぇえええええ!!!!!!」
真「……」
雪歩「ってね! 良いラジオドラマだったね!! 真ちゃん!!」
真「そんなんじゃ無かったと思うけどね」
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
雪歩「そんな訳で!! 真夏の熱帯夜は私、萩原雪歩と?」
真「き、菊地真で」
雪歩「お送りしちゃいますぅ!!!!」バキューン!!
真「雪歩?」
雪歩「さぁさぁ!! みなさん? 今私達がどこにいるのか? 解りますかぁ!?」
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
雪歩「この音でお気づきの方々もおられるのではぁ!?!?!?!?!?」
真「雪歩?」
雪歩「そう!! 明日!! ライブが行われる!! まさに!! その!! 現地である!!!! 西部ドームですよぉ!!!! ドーム!!!!」
真「……」
雪歩「春香ちゃん風に言ってみましたぁ!! イェーーーーーーーーーイ!!!!!!!」
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
真「……」
雪歩「……」ハァハァハァハァ
真「……」
雪歩「……」
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
真「えっと……あの」
雪歩「……」
真「……似て……たよ?」
雪歩「……」
真「さっきの……春香のやつ」
雪歩「……………………うん…………ありがとう」
真「……」
雪歩「……」
真「……」
雪歩「……」
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
雪歩「台風だよぉ!!!! 真ちゃぁああああん!!!!!!!!」
真「と、言うわけで、雪歩のテンションもぶっ壊れる程の大雨の中、カッパを着てお送りします、菊地真と」
雪歩「萩原雪歩のぉ!!!!」
雪歩・真「「ファンキーミッドナイト!!!!」」
真「予想以上にファンキーな放送になっちゃったね」
雪歩「一刻も早く屋根のある所に行きたい……」
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
真「いやぁ……台風だね、ド、台風だね」
雪歩「10分前くらいにスタンバイが始まって4本ほど傘がオシャカになってます」
真「もう「傘いらないよ」って言ったよね、二人で、真顔でね」
雪歩「普通、大事が始まる前って「嵐の前の静けさ」とか言うでしょ?」
真「言うね」
雪歩「静けさ、どこ行ったんだろうなぁ…………」
真「どこ行ったんだろうねぇ…………」
雪歩「でも、明日になれば小康状態になると言うらしいですからそれを信じよう、真ちゃん」
真「そうだね!! よし、ボク達のこの放送で台風を吹き飛ばしちゃおうよ!!」
ダババババババババババババババババババ!!!!!!!!
雪歩・真「「あ、ごめんなさい、嘘、嘘、勘弁してください、本気だすのだけは勘弁して下さい、本当に、切実に」」
雪歩・真『『ファンキーーーーーーーーーーミッドナイッ!!!!!!』』
CM
CM開け
雪歩・真『『ファンキーーーーーーーーーー!!!!!!』』
雪歩「遠方からお越しの方は本当に気を付けて下さいね?」
真「と言うわけで室内に移動しましたけども」
雪歩「割と降ったりやんだりだよねぇ、私達が放送開始する少し前からバックホウのバケットひっくり返した感じになったけども」
真「バケツをひっくり返すって表現が普通だと思うよ」
雪歩「え? 言わない? 大雨の日に、バックホウのバケットひっくり返したみたいだなって」
真「そもそもバックホウって何?」
雪歩「は?」
真「え?」
雪歩「あ、そっか、そっか、普通の人はドラグショベルって言うのかな?」
真「ドラグ……ショベル?」
雪歩「あのこう言う、ショベルがついてて、こう、掘り起こしたり慣らしたりする」
真「ショベルカーの事?」
雪歩「いや、言わないよ、そんな風には」
真「え? ユンボ? とか?」
雪歩「それは商標だし、普通バックホウだよ」
真「バック……ホー」
雪歩「自分向きにショベルがついた、あのよく見る」
真「いや、それがショベルカーでしょ?」
雪歩「ショベルカー?」
真「それか……シャベルカー? とか?」
雪歩「話す……車?」
真「いや違くて……まぁ、ショベルカーだよね?」
雪歩「なんか、うん、多分そうとも言うんだろうけど、ダサい、ショベルカーはダサい」
真「ダサい!?」
雪歩「うん、何か、ダサい」
真「ダサいかぁ……」
雪歩「ショックだな、真ちゃん、バックホウの事、ショベルカーって言うんだ……」
真「いや、バックホーの方があんまり言わないと思うよ?」
雪歩「ははは」
真「いや、はははじゃなくてさ」
雪歩「いや、仕様書にも書いてあるでしょ?」
真「仕様書!?」
雪歩「うん、国とか、県とか、市町村の」
真「見たことない」
雪歩「え!?」
真「国とか、県とか、市町村の仕様書見たことない」
雪歩「えぇ…………」
真「いや、普通は見ないよ!? 見れるわけなくない!?」
雪歩「どうやって積算するの? 仕様書もなくて」
真「積算しないからね、ってかアイドルが何でバックホーの話でこんなに尺取っちゃってるのさ!!!!」
雪歩「何トンのタイプが好き? 私は割と4トンくらいが可愛さとカッコよさのバランスが良くて」
真「ライブの話しよ? ね?」
雪歩「いや、でもね、真ちゃん、実際私達は765分間FM NAMM 5をジャックしているわけじゃない?」
真「うん」
雪歩「正直、もうね……西武ドームに来る方々は準備なり、移動なりでね? この時間、割と隙間なんじゃないかなって」
真「ああ」
雪歩「それにアイドル~! みたいなラジオは今まで結構聞いてきちゃったんだと思うのね?」
真「そうかもしれない」
雪歩「だからこの1時間は肩肘張らず、楽な感じで聞いて頂けるラジオを目指したいの」
真「すでに20分は経過してしまってはいるけどね」
雪歩「と言うわけで、真ちゃんは何トンタイプの」
真「ここで一曲、そろそろ本番ですよ!! 皆で歌いましょう!! アイ MUST GO!」
https://www.youtube.com/watch?v=1_6SMZZ67bc
雪歩・真『『ファンッッッッキーーーーーーーーーー!!!!!!』』
雪歩「と言うわけでお送りしています、雪歩と真のファンキーミッドナイト」
真「あいにくの天候ですが、スタッフさん達の必死の舞台整備、続いています」
雪歩「凄い熱気だね、頭が下がる思いだよ」
真「うん、数多くの人に支えられてボク達はステージに立てているんだって、本当に思うよ」
雪歩「最高のパフォーマンスをしなきゃって……思う」
真「そうだね」
雪歩「それに今回は私達765プロだけじゃなくて、他にも沢山のアイドルが出演するんだよね」
真「サンシロープロとミリオンスターズの皆だね」
雪歩「え?」
真「え?」
雪歩「……………………わざと?」
真「え?」
雪歩「いや、今の」
真「え?」
雪歩「え? じゃなくて」
真「何か言ったっけ?」
雪歩「サンシロープロって」
真「言ったよ」
雪歩「ミシロプロだよ?」
真「え?」
雪歩「346プロでしょ?」
真「うん、サンシロープロ」
雪歩「いや、み、し、ろ、だからね?」
真「え!!!!????!!!!????」
雪歩「でた……真ちゃんのたまにでる【取り返しのつかない天然】」
真「マジか……ボク普通にサンシロープロの人達に「よろしく! サンシロープロの○○さん!」とか言ってた」
雪歩「未だに何でサンシローを通しているのか良く解らないんだけど、面食らうしかなかったと思うよ、346プロの人達」
真「うっわぁ……ポカしたぁ……」
雪歩「多分346プロの控室では真ちゃん「サンシローさん」って呼ばれてると思う」
真「やだなぁ!! サンシローさんやだなぁ!!」
雪歩「サンシローって名前に罪は無いけどね」
真「明日何食わぬ顔して直しておこう、ちゃんとしよう、明日は」
雪歩「是非、ちゃんとして」
真「はい」
雪歩「それではここで一曲、サンシロープロで【GOIN’!!!】」
真「やめて//////もう言わないで//////」
https://www.youtube.com/watch?v=fGPEZ4LmKiA
雪歩「雪歩と真の!」
真「クレイジーミッドナイト!!」
雪歩「もう言い間違いキャラやめてもらって良いかな? 真ちゃん」
真「あ、ふぁ、ファンキーミッドナイト!!!!」
雪歩「そんなこんなでもう40分も経ってしまいましたけども」
真「楽しい時間が過ぎるのはあっと言う間だね」
雪歩「楽しかったのはもしかしなくても真ちゃんだけだったかもしれないけども」
真「雪歩も楽しんでたでしょ?」
雪歩「割と」
真「そんな訳で、あと15時間くらいかな? で、もう開場になるんだね」
雪歩「良い天気になる事を祈るだけだね、本当に」
真「きっと大丈夫だよ、うん、きっと」
雪歩「ああ、でも、何だかもう緊張してきちゃった……」
真「ライブ前の緊張感って独特だと思わない? ボクとか響はこの感覚結構好きなんだけど」
雪歩「真ちゃんとか響ちゃんは武者震いって感じだもんね」
真「そうなんだよ、早く! 早くステージに立ちたい!! 早くファンの皆と会いたい!!!! って」
雪歩「私は心臓がのどから出ちゃうくらいドキドキしちゃうなぁ」
真「でもステージに立っちゃうと雪歩は結構平気だよね」
雪歩「うん、ステージに立つと、皆一緒だって思うの」
真「え? 皆も同じように緊張してるって事?」
雪歩「ううん、私も……ステージに立ってる皆も、ファンも、スタッフも……きっと皆凄く楽しんでいるって、思うの」
真「……凄く、凄く素敵な考え方だって思うよ」
雪歩「そう思うとね? 不安も吹き飛んじゃうんだ、えへへ//////」
真「絶対に……成功させようね、雪歩」
雪歩「うん、絶対に……真ちゃん」
真「それでは聞いてくださいMILLIONSTARSで【Thank You!】」
https://www.youtube.com/watch?v=KaOo73W_GS8
雪歩「雪歩と真の!」
真「ファンキーミッドナイト!!」
<バックBGM キミ*チャンネル>
https://www.youtube.com/watch?v=WK7CYVCUDss
雪歩「と言うわけであっという間の1時間でしたね」
真「本当に力の抜けたラジオだったけどね、終わってみるとこう言う空気感も良かったんじゃないかなって思うよ」
雪歩「後少しだけ私達のラジオは続きます、余裕があったら最後まで聴いて下さいね?」
真「そして明日の本番、来て下さる皆さんはくれぐれも気を付けて! でも、もちろん!楽しみにしてくださいね!!」
雪歩「う~~~~やっぱり緊張するよぉ真ちゃん」
真「大丈夫だよ雪歩、絶対に楽しいライブになるからさ!!」
雪歩「うん……そう、だね! そうだね!! 真ちゃん!!」
真「楽しみだなぁ、大きなライブになるよ、アリーナよりももっと大きな!!」
雪歩「そうだね、ドームだもんね」
真「ここで……やるんだね」
雪歩「ここで……やるんだよ」
真「…………」
雪歩「…………」
真「凄いね……」
雪歩「うん……凄い……」
真「それでは!! そろそろお時間です!!」
雪歩「次は律子さんと貴音さんのラジオです」
真「どんなのになるんだろ? 想像つく?」
雪歩「ん~~~~……難しいね、想像つかないや」
真「でもきっと楽しいラジオになると思うんで引き続きよろしくお願いします!!」
雪歩「それでは最後に皆さんご一緒に」
真「ファンキー! の掛け声でこのラジオを締めましょう!!」
雪歩・真「「せーーーのっっ!!」
雪歩・真「「ファンキーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」」
雪歩「それではこの1時間お送りしていたのは、萩原雪歩と」
真「菊地真でした!!!!」
雪歩・真「「皆さん!! ライブで!! 待ってます!!!!」」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
律子「はいはーい、ラジオ始まりますよー!」
貴音「あの、律子? もうちょっと真面目にやったほうが、」
律子「前番で、真と雪歩のしちゃかちゃなラジオがあって、後ろにはあずささんと小鳥さんの合同ライブに向けた泣かせるラジオが入ってるのよ」
貴音「はい」
律子「かといって合同ライブの宣伝は、もう他のラジオで耳にタコが出来るくらい聞いたと思うのよ」
貴音「はい」
律子「なんで、この時間は箸休めの時間ということにします!」
貴音「と、言いますと」
律子「私はあんまり頑張りません! なので、貴音任せたわよ」
貴音「任せたわよ、と言われましても。……わたくし即興で物を喋るのは少々苦手でして……」
律子「あら意外。 そうは見えないけれども」
貴音「何を隠そう「とっぷしーくれっと」はそのことを悟らせぬように、煙に巻くための言葉です」
律子「良い言い訳が思いつかないから、それっぽいことで誤魔化すっていう?」
貴音「その通りです」
律子「ぶっこんできたわねぇ、あんた」
貴音「あ しーくれっと めいくす あ うーまん うーまんですよ、律子」
律子「はぁ?」
貴音「……ですから、あ しーくれっと めいくす あ うーまん うーまんです。秘密を着飾って、女性は女性らしくなる
いうことです。 しかし時にはその秘密を話すことで花開く、」
律子「いや分かってるわよ。 貴音も読むのね、……えーっとあの小学生探偵のやつ」
貴音「最近響に借りて読みました。 真、面白い漫画でした『名探偵、」
律子「あーそうよね!名探偵よね!あの小学生探偵!」
貴音「どうしたのですか、律子嬢? そんなに大きな声を上げて」
律子「スポンサーの関係で名前出しちゃダメなの。 小学生探偵の」
貴音「そうでしたか、失礼いたしました。 律子嬢も好きなのですか、……えっと」
律子「小学生探偵」
貴音「そう、その小学生探偵がお好きなんでしょうか?」
律子「まぁね。 子供の頃からアニメやってたし、最初に見た漫画とかじゃないかしら。 貴音はどこまで読んだの?」
貴音「まだ途中です。この前読んだところまでですと、小学生探偵殿と、浪速の名探偵殿の中学校時代の雪山のお話までいきましたね」
律子「そこからどんどん楽しくなるから、期待してなさい。……ってこのままだと小学生探偵の話しか、しないラジオになっちゃうわね」
貴音「そうですね。それでは話題を変えましょうか。……といっても何に変えましょうか?」
律子「そうねぇ。貴音はなんかやってみたいことあるかしら?」
貴音「かねてからやってみたいことがあったので、それをお願いしてみたいのですが……」
律子「あら、なに?」
貴音「『がーるずとーく』というものをお願いしたいです」
律子「……ガールズトーク?」
貴音「おや律子は知りませんか。 『がーるずとーく』というのは、」
律子「いや知ってるけど、……私と貴音が?」
貴音「ええ、そうですよ」
律子「こっぱずかしくて出来ないわよ、そんなの!……っていうか、そもそも私たちはアイドルで恋愛は禁止!
貴音「それでしたら、架空の殿方について話せば良いのではないのでしょうか?」
律子「どういうことよ」
貴音「つまりお互いの理想の殿方とはどのような男性かというのを話すという『がーるずとーく』をすれば良いのです」
律子「……それならまぁ、うん」
貴音「おや。案外最初からやってみたかったのでは?」
律子「違うわよ。……貴音からの企画だもの。乗ってみるのも良いじゃない?」
貴音「ふふっ、ありがとうございます。……それでは「がーるずとーく』をを始めましょうか?」
律子「どっちからやるのよ?」
貴音「もちろん律子嬢からです。 わたくし達の事務所で一番の乙女と評判ですからね」
律子「そ、そんなこと無いわよ。もっと他にいるじゃないのよ、そんなの。春香に、真に、あとはほら伊織だって」
貴音「ほら早く律子の理想の殿方などについてお聞かせください」
律子「……私の理想は、そうねぇ。ちょっと頼り甲斐の無い人かしら」
貴音「おや」
律子「何よ?」
貴音「意外でした。てっきり律子嬢は頼るより頼られたいタイプだと思ってましたから」
律子「それは当たってるわよ」
貴音「? しかし、今、」
律子「頼り甲斐の無い人が、徐々に頼れるようになっていくって良くないかしら」
貴音「なるほど」
律子「もうね、最初はダメダメなのよ。優柔不断だし、デートに行ってみたら『なんでそれとそれを組み合わせたの!』みたいな服で来るし」
貴音「ほうほう」
律子「車道のほうを歩いてくれないし、歩くペースだって合わせてくれないし。もうてんでダメで、耐えきれなくなって私が怒って、彼に教育的指導をしちゃうのよ」
貴音「確かに律子嬢には男を尻に敷くのが似合いますね」
律子「こう見えても結構尽くすタイプよ。っていうかやはりってどういうのとよ」
貴音「ふふっ、続きをお聞かせください」
律子「もうあんたって子は。で、そういうのを続けていくうちに、ステキに変身しちゃって。私のほうが主導権握ってたはずなのに……」
貴音「いつの間にか取られていて」
律子「で、そういう人の頼りに甘えてみたいってのが、私の理想よ」
貴音「なかなか甘い理想の殿方の姿でした。ごちそうさまでした」
律子「まぁ『LOVEオーダーメイド』のやつをそのまま言っただけだけどね」
貴音「律子嬢が自分で作詞したというあの曲ですか?」
律子「作詞はしてないわよ。ただ作曲家の先生に『こんな恋愛したいです』ってのを送って、でそれを書いてもらったのよ。……あっ」
貴音「ふふっ、律子嬢はやはり乙女でしたね。顔、真っ赤ですよ」
律子「……うっさい」
貴音「では話題に上がりましたところで、秋月律子で『LOVEオーダーメイド』をどうぞ」
♫〜http://www.nicovideo.jp/watch/sm18702823
※公式の物が見つかりませんでした
貴音「律子嬢の可愛らしさが前面に出た曲でしたね」
律子「……そういう貴音はどうなのよ」
貴音「わたくしですか。わたくしはですね」
律子「あらてっきり『トップシークレット」って言われるもんかと思ってたわ」
貴音「『がーるずとーく』にそんな不粋なことできませんよ」
律子「ほーん。で、なら次はあんたの理想の殿方とやらを聞こうかしら」
貴音「良いでしょう。わたくしの理想の殿方は」
律子「殿方は?」
貴音「牧場主です」
律子「は?」
貴音「ですから、牧場主です」
律子「……えーとそれは牧場主と付き合うと、いつでも美味しいお肉が食べられるからとか、そんな理由?」
貴音「違いますよ!……しかし、それもまた良いですね」
律子「あんた、ヨダレヨダレ。って言うとちゃんとした理由があるの?」
貴音「もちろん。それはですね」
律子「ほう」
貴音「わたくしはどこまで歩けるのかを試してみたいのです。そしてそれを一緒に歩ける間柄なら問題ありません」
律子「ほうほう」
貴音「しかし皆が皆、わたくしのそういうのに着いてこられないかもしれない。でもわたくしは歩き続ける。だからそれを待っていてほしいんです。「どこまでも遠くにいっていいよ」と送り出してほしいんです」
律子「……わっがままね、あんた」
貴音「そうでしょうか?」
律子「そうよ。自分だけを見ていてほしいけれど、何もあげないけどってことでしょ?」
貴音「そうですね」
律子「残酷よ、そんなの。残された側はね。私だったら耐えきれないわ、そんなの」
貴音「でしたら律子ならどうするのです」
律子「追いかけるわよ、その人を。届かないし、追いつかないかもしれないけれど、それでも追いかけることだけは止めたくないわ」
貴音「やっぱり律子嬢は、乙女ですね」
律子「……それって褒めてるの?」
貴音「ええ、もちろん」
律子「じゃあありがとうって言っておくわ。あーあ、箸休めにみたいにするつもりだったのに、なんか真面目に喋っちゃったわね」
貴音「そうですね」
律子「それじゃあ真面目ついでに、合同ライブについて喋りましょうか」
貴音「その前に」
律子「でした。四条貴音で、『KisS』をお聞きください」
♫〜https://www.youtube.com/watch?v=GWN4XZvhjT0
律子「この曲って貴音が一人で歌ったのって、今回が初めてだったっけ?」
貴音「そうですね。ライブなどでたびたび歌ってたことはあるのですが、CDで、となるのは今回が初めてですね」
律子「なるほどね。ドームで歌うのかしら?」
貴音「それはトップシークレットです」
律子「そうよねぇ。セットリストもそうだけれど、会場も会場よね」
貴音「過去に無いくらい大きな場所でのライブですからね」
律子「1年前にアリーナで、次はドームね。じゃあ来年はドームツアーかしらね」
貴音「来年のことを言いますと、鬼が笑いますよ」
律子「そんな鬼だったら笑い殺してやればいいのよ。来年のこと、再来年のこと、……10年後のことを言ってね」
貴音「鬼軍曹が言うと説得力が違いますね」
律子「どーいう意味よ、それ」
貴音「伊織と亜美がいつも言ってるので」
律子「あの二人ってば……」
貴音「アリーナと言えば、前回のライブの時、どんな気持ちでしたか?」
律子「それ聞いちゃう?」
貴音「こういう時で無いと答えてくれそうにないですし」
律子「うーんとね」
貴音「はい」
律子「最初は嬉しいって気持ちが強かったわよ。竜宮小町が、私の大好きなアイドルたちがとうとうアリーナにまで来た!って。……でもね」
貴音「でも?」
律子「『M@STER PIECE』を踊って、歌ってるあんたたちを見たときに、本当に「なんで、私はあそこにいないんだろう」って思っちゃったのよ」
貴音「そうなのですか」
律子「自分でもね、なんでか分からなかったわ。『アイドル』としての自分より、『プロデューサー』としての自分を選んだはずなのにね」
貴音「それで今回のドームライブには参加しようと決めたのですか」
律子「うん。どっちかをスパッと諦めようとしたけれど、私のそういうのが無理な人間みたいだから。……だったらどっちも手に入れようってね」
貴音「ワガママですね」
律子「そうね。……そうかもね」
貴音「はい」
律子「でもね、やっぱりそれが私だと思うから」
貴音「サプライズゲストでも、誰かの代わりでも何でもなくて1人の出演者として『765プロの1人』として出る」
律子「そっ。それがとてつもなく怖いけれど、とてつもなく楽しみな自分がいるのよ」
貴音「ならば、こういう時にかける言葉は一つですね。『待っていましたよ、律子嬢』と」
律子「ありがと。待たせすぎた感じはあるけれどね」
貴音「やよいが高校生になりましたよ」
律子「あー。それすっごい時間感じる」
貴音「春香や千早が大学生なったと同じくらいの時間しか流れてないはずなのにですね」
律子「ねぇ。この間に346プロっていう大きい事務所も出てきて、社長が作った劇場を中心としたシアターも出てきて、ほんと変わるわよね。……ってこれはちょっとババくさいか」
貴音「……おや。そろそろそんな時間ですか」
律子「『がーるずとーく』のはずが思わぬ所まで転がっちゃったわね。最後だし、お互いに合同ライブの抱負でも述べておきましょうか?」
貴音「それではまずわたくしから。……このらじおを聞いてくださる皆様1人1人に、全力でわたくしという存在を魅せられるようにいたします」
律子「貴音らしいわね。それじゃあ私も。……会場の誰よりも、あなたを熱くさせてみせます」
貴音「律子嬢らしいと言いますか、何と言いますか」
律子「ふふっ、でしょ?」
貴音「それではここら辺でお別れいたしましょうか。パーソナリティーは四条貴音と、」
律子「秋月律子、でした。長く続いてきたこのラジオ企画も次の番組が最後となります。パーソナリティーは音無さんとあずささん、是非聞いてくださいね」
貴音「お別れの曲は今回の合同ライブのために作られた『アイ MUST GO』で」
貴音、律子「「それでは、またライブ会場で!」」
♫〜
https://www.youtube.com/watch?v=1_6SMZZ67bc
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
からんからん
あずさ「三浦あずさと」
小鳥「音無小鳥の」
二人「「ちょっと一杯いかがですか!」」
あずさ「は~い、皆さんこんばんわ~。765分ラジオのトリを努めます、三浦あずさと申します~」
小鳥「え~、皆さんこんばんわ。自分が何故ここにいるのか未だに分かっていません、音無小鳥です」
あずさ「あらあら」
小鳥「いや、あらあらじゃないですよ!」
あずさ「大丈夫ですよ、音無さん。生っすかにも出演して歌まで歌っているじゃないですか」
小鳥「あれは……」
あずさ「さて、あんまり時間もないですから、早速行きましょう」
小鳥「はぁ……。え~、この番組ではですね、皆さんからメールやFAXをいただいて、皆さんに一杯やってもらおうという番組です」
あずさ「テーマは疲れてしまった出来事です。どしどし応募してくださ~い」
小鳥「ではまずは一曲お届けします」
あずさ「石川さゆりさんで、ウィスキーが、お好きでしょ」
<BGM:ウィスキーが、お好きでしょ>
https://www.youtube.com/watch?v=kpip9DFP5Do
あずさ「は~い、時刻は23時8分を迎えました」
小鳥「ここで、NAMM 5トラフィックのお時間です」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あずさ「はい、ありがとうございました~。遅い時間ですけれどドライバーの皆さん、目的地に着くまで安全運転を心がけてくださいね」
小鳥「あなた自身だけではなく、あなたの大切な人の為にも最後まで安全運転でお願いします」
あずさ「さて、それでは最初のメール、いきましょうか」
小鳥「え~、さいたま市にお住まいのラジオネーム『西武導夢(にしたけみちむ)』さんからです」
あずさ「『あずささん、小鳥さんこんばんわ』」
小鳥「はいこんばんわ」
あずさ「『ついに765分ラジオも最後になりましたね! 皆さん本当に長い時間お疲れ様でした!
疲れてしまった出来事は、やはり12時間ラジオを聞き続けた今日でしょうか(笑)
人生で一番ラジオを聞いていた一日でした、だけどすごく楽しかったです! 完走まであと少し、頑張ってください!』」
小鳥「まぁ、流石にやよいちゃんとか亜美ちゃん、真美ちゃんはもう帰ってますけどね」
あずさ「でも12時間もずっとラジオの前にいたなんて、きっとすごくお疲れでしょう」
小鳥「それではそんなお疲れの西武導夢さんと一緒に」
二人「「かんぱ~い!」」
かしゅっ
とくとくとくとくしゅわ~っ
小鳥「くあぁぁぁ~~、いい音ですねぇ!」
あずさ「えぇ、美味しそうな音ですね~」
小鳥「西武導夢さん、お疲れ様です!」
あずさ「続いてのメールは、府中市にお住まいの『パパ3年主夫5年』さんから頂きました」
小鳥「奥様が働いてらっしゃるんですね」
あずさ「『お二人さんこんばんわ、長時間お疲れ様です』ありがとうございます~」
小鳥「まぁ出ずっぱりって訳ではないですけどね」
あずさ「入りもお夕飯食べてからでしたし」
小鳥「今日はあずささんと一緒に晩ご飯食べました」
あずさ「うふふ、楽しかったですね~。お酒が飲めなかったのが残念ですけど」
小鳥「まぁ仕事前に呑む訳にもいきませんしね、っと、続きを読みましょう」
あずさ「あ、すみません~。えっと『今日は一日家事と育児をしながらこの番組を聞いていました。
3歳になる娘は高槻やよいちゃんが大好きなので、大喜びしていました』」
小鳥「やよいちゃん喜ぶわね~」
あずさ「『さて、そんな僕の疲れてしまった出来事ですが、毎晩のように繰り広げられる妻の仕事の愚痴です』」
小鳥「あ~」
あずさ「『妻は仕事が好きで、結婚しても子供を産んでも仕事を辞めたくないと言い、僕が主夫となって家を守っています
その事に不満はないのですが、仕事が忙しい妻の晩酌に付き合っていると、やれ部下がどうしただの、やれ上司が気に食わないだの
仕事の愚痴のオンパレード。毎日一所懸命家族の為に働いて色々ストレス溜まってるのも分かりますが
毎日のように愚痴に付き合うのも結構疲れます……』」
小鳥「まぁ、働いてると色々あるんですよ!」
あずさ「音無さんも一人で事務所の事務仕事やってますから大変ですよね」
小鳥「そうなんですよ! ほっとけば書類はどんどん溜まっていきますし、社長は気づいたらふらっとどこかに行っちゃうし!」
あずさ「まぁ……」
小鳥「なので『パパ3年夫5年』さんもね、家事と育児でお疲れかもしれませんが、何か一言ね、労いの言葉でもかけてあげてください」
あずさ「では、そんなお疲れの『パパ3年主夫5年さん』とその奥様も一緒に」
二人「「かんぱ~い!!」」
かしゅっ
とくとくとくとくしゅわ~っ
小鳥「ぷわ~~!! いい音!」
あずさ「そうですね、おつまみが欲しくなりますね」
小鳥「何か楽しくなってきた」
あずさ「うふふ、そうですね」
小鳥「台本に無いけどちょっと電話とかかけてみましょうか!」
あずさ「えぇ!?」
小鳥「春香ちゃんとか今何してるかな?」
あずさ「今日はバラしでもう帰ってるはずですけど……」
小鳥「よ~っし、電話かけちゃいましょう!」
あずさ「え、え~っと、どうしま……え、OK?」
ごそごそ
あずさ「今ホントに電話掛ける準備してます」
小鳥「え~、準備できました。早速春香ちゃんにかけてみましょう!」
あずさ「大丈夫かしら……?」
とぉるるるるる
とぉるるるるる
ぷっ
春香『はいもしもし』
あずさ「出ちゃった!?」
小鳥「もしもし春香ちゃん? 突然ごめんね」
春香『あ、いえ』
小鳥「うん、今放送中なんだけどね、春香ちゃん何してるかな~って思って電話しちゃった☆」
春香『はい、聴いてたんで知ってます』
あずさ「知ってた上で出たのね……」
春香『その方が面白いかな~って』
小鳥「さっすが春香ちゃん! さて、それではリスナーの皆さんに何か一言!」
春香『はい! え~、私達765プロと346プロ、そしてMILLIONSTARSの合同ライブまであと少しになりました!
当日は会場の熱気と気温とでかなり暑くなると思いますので、身体に気をつけて最後まで盛り上がりましょう!』
小鳥「ここで宣伝を入れてくるとは……やるわね」
春香『えへへ』
あずさ「でも本当に、皆さん。暑くなりますので水分補給はこまめにお願いします~」
小鳥「それじゃあ春香ちゃん、ホント突然かけてごめんね?」
春香『あ、いえいえ、最後までがんばってくださ~い!』
がちゃっ
あずさ「まさか電話に出るとは思いませんでした……」
小鳥「流石は春香ちゃんだわ!」
あずさ「何がどう流石なのか分かりませんけれど」
小鳥「まだ時間あります? ある。よし、もう一発いきましょう!」
あずさ「まだやるんですか!?」
小鳥「そうねぇ……。よし、決めた!」
とぉるるるるる
とぉるるるるる
とぉるる
ぷっ
ちひろ『お電話ありがとうございます、346プロダクション千川がお受けいたします』
小鳥「765プロダクションの音無と申します」
あずさ「待って、音無さん待って」
小鳥「え? あ、すみません少々お待ちを。……どうしました?」
あずさ「どうしましたじゃありません! 出演者ならまだしも、どうして事務所にかけちゃうんですか!」
ちひろ『あの~、もしも~し』
小鳥「あ、すみません。今765分ラジオの生放送中でして、突発で電話かけてみようっていう企画をやってまして」
ちひろ『そうでしたか。本日は弊社のアイドル達が大変お世話に……え? あ、はい』
武内P『いつもお世話になっております。346プロダクション、シンデレラプロジェクトのプロデューサーです』
小鳥「あ、お、お世話になっております」
武内P『本日は、弊社のアイドル達が大変お世話になりました。合同ライブに向けて、みんな良い刺激になったと思います』
あずさ「もう何が何やら……」
武内P『ライブまであと少し、今後もご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします』
小鳥「いえ、弊社のアイドル達も、御社のアイドルから色々刺激を頂いていますので、こちらこそ勉強させていただきます」
あずさ「音無さんが事務員の顔してます」
ちひろ『もういいんですか? …うふふ、どうやら直接お礼が言いたかったみたいです』
小鳥「ふふっ。突然おかけしてすみませんでした」
ちひろ『いえいえ、番組もあと少しですよね。頑張ってくださいね』
小鳥「ありがとうございます、それでは失礼いたします」
がちゃっ
小鳥「いやぁ、まさか向こうのプロデューサーさんまで出てくるとは思いませんでしたね!」
あずさ「音無さん!」
小鳥「はい!?」
あずさ「怒られるんじゃないかって、私ヒヤヒヤしたんですからね!?」
小鳥「あっはい」
あずさ「もうこのコーナーは終わりです!」
小鳥「ごめんなさい……」
あずさ「……律子さんが何て言うかしら」
小鳥「ピヨォォォォォォ!!」
<CM>
NAMM 5 POWER PLAY
M@STER OF IDOL WORLD2015テーマソング
アイ MUST GO!
https://www.youtube.com/watch?v=1_6SMZZ67bc
小鳥「……時刻は23時40分を回ったところです」
あずさ「お、音無さんのテンションが……!」
小鳥「え~、FM NAMM 5を電波ジャックしてお送りしてきたこの765分ラジオも、いよいよあと僅かとなってきました」
あずさ「が、頑張って音無さん!」
小鳥「皆さん、お楽しみ頂けたでしょうか。事務所の枠を超えて実現したこの番組、少しでもお楽しみいただけたら幸いです」
あずさ「とっても貴重な経験ができて、私はすごく楽しかったです!」
小鳥「各番組、それぞれの特色が出ていたんじゃないかな、と思います」
あずさ「それでは長い時間本当にありがとうございました!」
二人「「さよ~なら~!!」」
この番組は
765プロダクション
346プロダクション
の提供でお送りいたしました。
終わり
終わりです。
いよいよドームライブ当日になりました。
一大イベントに向けて、複数の人間を巻き込んで、こんなSSを投下した次第です。
一部お便りで実際のラジオから引用させていただきました、ここで感謝を述べさせていただきます。
ありがとうございました。
お祭り騒ぎしている感が出ていれば幸いです。
それでは長くお付き合い頂きありがとうございました。
876「」
315「」
まあそっか、ライブ念頭ならそうなるよね……
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