綾「ぎゅって繋いだ両手は絶対離さないから」 (29)

きんいろモザイクSS



【閲覧注意】
大変救いようのないお話です。




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・・・・・・

中学時代


綾『い、いつもありがと 私なんかと仲良くしてくれて』

陽子『何言ってんだよ~ 大事な友達じゃないか。』

綾『……ね、ねぇ陽子』

陽子『何?』

綾『これからも私と一緒にいてくれる?』

陽子『もちろん!当たり前だ!』

ギュッ

綾『!!!よ、ようこ!!?』

陽子『ほら、手繋ご?』

綾(よ、陽子の手が…)

陽子『綾が寂しくなったらいつでも手を繋いでやるからさ!』

綾『…本当?』

陽子『ああ、もちろん!ずっと一緒にいてやる!』

綾『絶対離さない?』

陽子『命に代えても誓う!』

綾『あ…アリガト/////』

陽子「はぁはぁ…遅刻だ~!」

綾「もう陽子ったら!!せっかく一緒に泊まって勉強したのに!」

陽子「仕方ないだろ~!宿題あったんだし~」

綾「それをほったらかしてテレビ見てゲラゲラ笑ってたのはどこの誰よ!そのせいで寝坊するし!」

陽子「偶然面白そうな番組やってたのが悪い!」

綾「もう!」

陽子「信号青だ!走れば間に合う!」

綾「ちょ、ちょっと陽子!」

陽子「急ぐぞ綾!」

綾「はあはあ…置いてかないでよ…」

ダッ

陽子(よし、渡り切っ…)

綾「きゃあっ!!」

ズルッ

陽子「!!」

綾「痛た…転んじゃった」

陽子「大丈夫か綾?ほら、立てるか?」

ギュッ

綾(よ、陽子!!?)プシュー

陽子「ん?どうしたんだ?」

綾「な、何でもないわ!!」

陽子「そんならいいんだ。それじゃあ学校に…」




「キャーーーーー!!車が!!」

「危ない!!!!」

陽子「えっ?」



キィィィィィィィィィィィィィ!!!!


グシャッ



綾「」


ビチャビチャ


陽子「え…綾……?」

陽子「そんな……嘘だろ…?綾の手だけが残って…」

ポロッ

陽子「綾ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


それは一瞬の出来事だった。
100キロを超えた暴走車が横断歩道の上で転んでいた綾めがけて突っ込んできた。


綾は死んだ。


A組

久世橋「お知らせがあります。今朝、小路綾さんが事故で亡くなられました」

「そ、そんな…」

「嘘でしょ…??」

久世橋「残念ながら、本当です」ポロポロ

カレン「嫌デスね~エイプリルフールはとっくに過ぎたデスよ~?」

久世橋「さっきから本当だと言っています!!!!」

忍「ひっ!!」

カレン「あ……」

久世橋「…すみません」


C組

アリス「ヨーコ、まだ来ないのかな?」

烏丸「それでは朝のホームルームを始めます。」

アリス「あれ?ジャージじゃない?」

烏丸「皆さんにお知らせがあります。」

烏丸「A組の小路さんが事故で亡くなられました。」

ザワザワ…

アリス「え、アヤが…?」

アリス「先生!」

烏丸「アリスさん?」

アリス「ヨーコ…猪熊さんはどうしたんですか?」

烏丸「怪我はないですけれど、小路さんが間近で事故に遭ったのを見てしまったから、精神面でのケアも兼ねて今日は休ませてほしいとの事です。」

アリス「…わかりました。」

葬式場


忍「うう…綾ちゃん…」

陽子「綾…私のせいで」

アリス「ヨーコは悪くないよ!!悪いのはあの運転してた人だよ!!」


アリスの言う通り、刑事責任を問われるのはもちろん速度超過の上に信号無視までしてた運転手だ。
でも、元はと言えば私が綾を遅くまで勉強に付き合わせなければこんな事には…
私のせいで綾は…


しのと出会って、綾と出会って、アリスにカレンと出会って…
これからも変わらずにずっと続くと思っていた日常が一瞬で崩れ去った。


カレン「喪服なんて初めて着たデス。」

アリス「カレン…!」

カレン「ぁ……」ポロポロ

忍「…カレンだって悲しいのは同じなんですよね?」

カレン「…ごめんなさい。」

アリス「………わたしもごめん。」

陽子「いや、いいんだ二人とも。」


カレンだって悲しいのは同じなのに。
無理して明るく振る舞っている。


告別式

忍「ほら、箸と箸で骨を掴むんです。」

アリス「箸と箸で食べ物掴むのはいけないっていうのは葬式を表すからだよね。」

カレン「でも細かい骨ばっかデス。」

陽子「…」

綾は一目見ただけで即死と分かる酷い有様だった。
私の目の前で、一瞬で、顔も体も原形をとどめないほどにぐちゃぐちゃになった。
大量の血が私に降りかかった。


陽子「あれ…?ない…?」

カレン「何がデス?」

陽子「手の骨だよ。」

カレン「なるほど…って何で手の骨なんデス?」

陽子「綺麗に残ってるはずなのに……」

カレン「どうして手の骨だけきれいに残ってるってわかるんデスか?」

アリス「…あのね。ヨーコはね、あの時アヤの目の前にいたんだよ」

カレン「…あ、ゴメンナサイ…」


綾は遺体の損傷があまりにも酷かったため即火葬になった。
それでも私が掴んでいた両手だけは原形を留めていたため、綺麗に骨として残る


…はずなのだが。


ギュッ

陽子(!?)

陽子(今、誰かが私の手を…?)

陽子「だ、誰か手掴んだ?」

忍「私は違いますよ?」

アリス「どうしたのヨーコ?」

カレン「もしかしてアヤヤが化けて出て!!?ヒー!!」

陽子(っ…!!)ゾクッ

アリス「もうカレン!!不謹慎だよ!!」


その時の私はショックのあまり、その両手を『離してしまった』


数日後

カレン「アヤヤはもういないんデスね…」

穂乃花「カレンちゃん…」

忍「綾ちゃんの席のお花、代えてあげないといけませんね。」



烏丸「猪熊さんは本日も欠席だそうです。」

「無理もないよな…」

「大事な友達が死んじゃったんだもんね…」

アリス「ヨーコ……」

猪熊家



陽子「…」

空太と美月はまだリビングにいる。
母さんには一人にして欲しいと頼んだ。

陽子「明日は学校行くか…しのやアリス、カレンにみんな心配してる」

陽子「さて、寝るか…」

陽子「綾…」



……



ギュッ

陽子「!!!!!」

陽子「な、なんだ!?」

陽子「何かに手を掴まれている…?」

……

陽子「とりあえず振りほどいて…」


……


陽子「離れない!?」




……陽子


陽子「こ…この声は…」


……ねぇ陽子


陽子「綾…?」



ねぇ陽子ようこヨウコよウこよウコヨうこヨウこようコヨうコ

陽子「ヒッ!?」





陽子「綾!綾なのか!?」


この手の感触はまぎれもなく数日前告別式で感じた時の、そして私の目の前でぐちゃぐちゃになった綾の、唯一私の手の中に残った部分と同じ感触だった。


その綾の手が宙に浮いて私の両手を掴んでいた。



許さない



陽子「…ごめん!私のせいで綾は…」


その事じゃない


陽子「へ…?」


ギュウゥ…

陽子「やめろ!!離せ!!」



絶対離さない


陽子「な、何でだ!!」


だって約束してくれたんだもの


陽子「や、約束?」


『綾が寂しくなったらいつでも手を繋いでやる』『絶対離さない』って


陽子「そ、そんな事言ったのか…!?」


覚えてないの?


陽子「ご、ごめん私記憶力悪くて…」



でも陽子は私の手を離した
車に轢かれてぐちゃぐちゃになったけれど陽子が手を繋いでくれるって信じてたのに




陽子「あ、あの時…」



嘘つき

陽子「綾…本当にごめん!!」




嘘つき陽子


嘘つき陽子嘘つき陽子




嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子嘘つき陽子


陽子「あ、あああああ…」


陽子「ゆ、ゆる…」



許して欲しいの?



陽子「……え?」



だったら約束守って?



陽子「な、何の…」



……これからも私と一緒にいてくれる?


陽子「わ、私だってできるのなら一緒にいたかったけど!でも、綾はもう…」


だったら陽子もこっち来て?


陽子「え、そ、それって…」



陽子は『ずっと一緒にいてやる』って誓ったでしょう?



陽子「わ、私をどうするつもりだ!?」



陽子はこうも言ったわ
『命に代えても誓う』と

陽子「」ガタガタガタガタ


だから陽子の命、もらうわ


陽子「ぇ…」


陽子「あれ?ここって…確か工事現場の…」

カレン「ヨーコ!!」


ギュッ


陽子「え、カレン」


グチャ

夜のお散歩に出ていた私は何かに引っ張られるようにフラフラ歩いていくヨーコを追いかけて、工事現場に入って行きマシタ。

危ないと思った私はヨーコの手を掴んで引きとめマシタ。
でもヨーコは落ちてきた鉄骨に潰され…





死にマシタ。

私の目の前で。




ヨーコの告別式


陽子母「うう…陽子…お願い、目を開けて…」

美月「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!おねえちゃぁぁぁぁぁん!!!!!!!」

空太「……」

忍「そんな陽子ちゃんまで…」

アリス「どうして…」

カレン「……」

あの時のヨーコの手の感触は何故かはっきりと覚えていマス。

そして、




手の骨は残っていませんでした。



おーいカレン




カレン「……ヨーコ?」



おしまい

おしまいです。

この後五人全員死んで周りの人たちが壊れていく展開考えたけどぶっちゃけ蛇足だったからここで完結ということに

もう一つのSS書き終えたら依頼出してきます。

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