霧切仁「よく来てくれたねみんな!」
苗木「…」
不二咲「…」
江ノ島「…」
朝日奈「…」
仁「君たちは今回の企画の選抜メンバーに選ばれた!」
苗木「企画…?」
不二咲「選抜メンバー…?」
仁「超高校級の君たちには、
常に冷静な判断力を持っていてほしいんだ」
仁「そんな考えから生まれたのが今回の企画」
仁「『笑ってはいけない希望ヶ峰』」
江ノ島「は?」
朝日奈「笑ってはいけない?」
仁「詳しい話は案内役から聞いてくれ。では、健闘を祈る!」
苗不江朝「……」
<どこかの教室>
日向「…お、4人とも来たか」
苗木「あ、日向先輩」
不二咲「お、おはようございます」
日向「ああ、おはよう。早速だけど、今の状況を説明するからな」
日向「まずこの企画…『笑ってはいけない希望ヶ峰』では、名前通り笑っちゃダメだ」
日向「笑うと、ちょっとしたお仕置きが待ってる」
朝日奈「お、お仕置き!?」
江ノ島「何かイヤラシイ響きだな?」
日向「安心しろ、お仕置きっていっても、全然軽いやつみたいだぞ」
日向「それに、笑わなければいいだけだしな」
不二咲「簡単に言うけど……」
日向「あと、期間はだいたい一日間だ」
苗木「丸一日やるの?」
江ノ島「メンドクセー…あたしサボっていい?」
日向「まあまあ…回数が少なかった人にはご褒美が出るって聞いたし、それ目的にでも……」
江ノ島「あたしを満足させるご褒美なんて無さそーだけど…ま、そこまで言うなら」
日向「じゃあ早速、俺の後に続いてきてくれ。移動の案内も任されてるんだ」
日向「…ちなみに、この教室から一歩踏み出したところからスタートだからなー」
苗不江朝「……」
<廊下>
日向「今から化学室に向かって…
そこで皆には普通に授業をしてもらうらしい」
苗木「普通の授業……なのかな?」
朝日奈「体育とかがよかったなー」
日向「ははは…もしかしたら後であるかもしれないぞ?」
日向「……お、あれは…」
苗木「…?」チラッ
石丸「……」ツカツカ…
不二咲「あ、石丸君だぁ」
日向「石丸か、おはよう」
石丸「……」ツカツ…ピタッ
不二咲「……?」
朝日奈「何か様子が……」
石丸「……」
石丸「石丸ではなく『キヨたん』と呼べと何度も言っているだろう!!」
苗不江朝「!!?」
石丸「いつもいつも間違えているぞ!!」
日向「す、すまない『キヨたん』……これでいいか?」
石丸「もう一度だ!もう一度言ってみたまえ!!」
日向「キヨたん」
江ノ島「プッ……」
デデーン 江ノ島 アウトー
モノクマ「」タッタッタッ…
江ノ島「…ハ!?何この白黒のクマ!?」
モノクマ「」バッチーン!!
江ノ島「いったぁっ!?」
苗不朝「!!?」
日向「笑うと、そのクマに尻を叩かれるから気を付けてくれ」
苗木「これがお仕置きか……」
不二咲「だ、大丈夫……?」
江ノ島「何コレ……マジ痛いんだけど…」
石丸「…ほら!日向君!まだ足りないぞ!!」
日向「キヨたん」
石丸「もっとだ!!」
日向「キヨたん!」
石丸「もっと!!」
日向「キヨたんキヨたん!!」
石丸「熱くなれよォォ!!」
デデーン 全員 アウトー
苗木「キャラが……いたっ!」バチーン
江ノ島「何なんだよコイツら……づっ!」ベチーン
日向「キヨたんキヨたん!!」
石丸「…ふう、次からは気をつけてくれ!」
日向「ああ、すまない」
石丸「……」ツカツカ…
苗不江朝「……」
朝日奈「……行ったね…」
江ノ島「何だったんだよ……」
苗木「……まさか皆仕掛人になってるのかな…」
不二咲「…石丸君……」
日向「よし皆、もう少しで着くぞ」
<化学室>
日向「じゃあ4人とも席に座っててくれ。
俺は一旦抜けるけど、授業終わる頃に呼びにくるから」
苗木「あ、わかりました」
江ノ島「……はぁ…」
不二咲「……」
江ノ島「……キヨたんのせいで尻イタイんだけど」
朝日奈「…」プルプル
江ノ島「キヨたん」
江ノ島「キヨたん」
江ノ島「石丸キヨたん」
朝日奈「ブフッ」
デデーン 全員 アウトー
江ノ島「ハハwwwヤバww顔と名前の差……いだっ!」バチーン
朝日奈「ハー…ハー…笑わせないで江ノ島ちゃん!いたいっ!」ベチーン
不二咲「うう……お尻が…」
キーンコーンカーンコーン
苗木「…授業が始まるね」
朝日奈「……」
霧切「……」ガチャッ
苗木「…霧切さん……」
不二咲「霧切さんまで……」
霧切「みんなおはよう。出席を確認するわね」
霧切「ナエギ マコト」
苗木「…はい」
霧切「フジサキ チヒロ」
不二咲「は、はい…」
霧切「アサヒナ アオイ」
朝日奈「はいっ」
霧切「エノシマ タテコ」
江ノ島「えっ」
デデーン 苗木 朝日奈 アウトー
苗木「それは違うよ……いだっ!」バチーン
朝日奈「私でもそんな読み方しないよ……ひゃっ!」ベチーン
霧切「あら、いないの?エノシマ タテコさん?」
江ノ島「…いや、あたしエノシマ ジュンコなんだけど」
霧切「名簿にはタテコって書いてあるわ」
江ノ島「いや、知らねーし…」
霧切「おこなの?」
江ノ島「クッ…」
デデーン 江ノ島 アウトー
江ノ島「反則だろ……いづっ!」バチーン
苗木「……」プルプル…
霧切「おこなの?」
江ノ島「……」
霧切「おこ?」
江ノ島「……」
霧切「激おこすてぃっくふぁいなりありてぃぷんぷんドリーム?」
デデーン 全員 アウトー
江ノ島「何でそんな詳しwwいたっ!」バチーン
朝日奈「もうやめて霧切ちゃん……ったぁ!」ベチーン
霧切「もういいわ、エノシマ ジュンコね。じゃあ授業に入るわよ」
霧切「今からある実験をするから、よく見ててね」
霧切「その前に……来なさい、アシスタント」
「はい、ただいま」ツカツカ…
苗木(誰が来るんだろう……)
朝日奈(耐えよう…耐えよう……)
霧切「紹介するわ、私のアシスタントの…」
十神「かませだ、宜しく」
朝日奈「ンフッw」
デデーン 朝日奈 アウトー
朝日奈「w認めてるしwwいたいっ!」バチーン
江ノ島(2…3…5…7……)プルプル
霧切「それじゃあかませ、実験を始めるわよ」
十神「はい」
霧切「今日やるのはクローンの生成よ」
十神「そんなことができるのですか!?」
霧切「当たり前じゃないかませ」
江ノ島「ククッw」
デデーン 江ノ島 朝日奈 アウトー
江ノ島「かませかませ言われすぎっしょwwwっづ!!」バチーン
朝日奈「あ"ー…やばい!かませがツボに…ったい!」ベチーン
こんな感じでマイペース更新していきます。
おやすみなさい。
霧切「まず用意するものはSTAP細胞よ」
十神「そんなもの本当にあるんですか」
霧切「STAP細胞はあります」
十神「しかし、存在が定かでないと…」
霧切「STAP細胞は!あります!!」バシンッ!
十神「ぶふぅっ!?」←(平手打ち)
デデーン 全員 アウトー
朝日奈「か、かませのwww扱いwwつっ!」バチーン
江ノ島「理不尽な暴力だなおいwwwいたっ!」ベチーン
不二咲「もうやめてぇ……帰らせてぇ…」
霧切「じゃあかませ、あなたの一部をこの液に浸してちょうだい」
十神「どこがいいですかね」
霧切「…そうね、最も細胞の密度が濃い部分……」
霧切「メガネかしらね」
江朝「ブフッ…」
デデーン 江ノ島 朝日奈 アウトー
朝日奈「それ細胞じゃないよ!いたいっ!」バチーン
江ノ島「あーやだ、もうやだわ…ってえ!」ベチーン
霧切「ほら、早く浸して」
十神「はい」ピチャッ
朝日奈「……ンフ…」
デデーン 朝日奈 アウトー
朝日奈「ふーっ……いたっ!」バチーン
不二咲(…どうしたのぉ?)ヒソヒソ
朝日奈(いや…あっちのメガネが本体に見えて…)
江ノ島(くふっw)
デデーン 朝日奈 江ノ島 アウトー
江ノ島「朝日奈ァ!よけーなこと…いたっ!」バチーン
朝日奈「wwご、ごめンフッwwエホッwひゃっ!」ベチーン
霧切「これで準備は完了ね。
あとはこのiPS液をかければクローンができるわ」
十神「おお!」
霧切「じゃあ、いくわよ」トポトポ…
十神「…」
フッ……
苗木「…あれ?電気が…」
不二咲「真っ暗だねぇ……」
パチッ
朝日奈「あ、ついt…」
豚神「十神だ、宜しく」
十神「なっ…」
デデーン 苗木 江ノ島 アウトー
苗木「何となく予想はしてたけど……いたっ!」バチーン
江ノ島「体型ww違いすぎんだろwハーッ、ハーッwいたいっ!w」ベチーン
十神「何ですかこいつは!これが俺ですか!?」
霧切「違うわ、十神よ」
十神「っ!?それはどういう」
豚神「黙れかませ!」ベシィッ!
十神「ぐぶぅっ!?」←(平手打ち)
デデーン 全員 アウトー
不二咲「と、十神君……ぃたっ!」バチーン
江ノ島「本体がwwクローン化してんじゃねえかよwwっづう!」ベチーン
キーンコーンカーンコーン
霧切「これで今日の授業は終了。さあ、十神君行くわよ」ツカツカ
豚神「はい」ドスドス
十神「こらまてかませ!お前はどこかにいけ!!」ダダダ…
苗「……」
不二咲「……」
江ノ島「……」
朝日奈「……」
日向「お、授業は無事終わったみたいだな」
江ノ島「ホントに無事に見える?」
日向「次は国語の授業だとさ。移動するぞ」
苗木「国語……」
<国語教室>
日向「ここが教室だ。
俺はまたここで待ってるから、入ってくれ」
苗木「失礼します…」ガラッ
田中「…む、ようやく訪れたか。空いている席に座るがいい」
苗木(田中先輩が先生か……)
朝日奈(私たち以外の生徒もいるね)ヒソヒソ
苗木(仕掛人だろうけどね…)ヒソヒソ
田中「では、まず自己紹介からだ。
己を紹介することは国語の一環だからな。
そっち側から始めるがいい」
大和田「オオワダ モンドだ」
田中「よし、次」
葉隠「ハガクレ ヤスヒロだべ」
田中「次」
腐川「フカワ リョウよ」
デデーン 全員 アウトー
江ノ島「キッパリ言い切ってんじゃねーよっwwいづっ!」バチーン
不二咲「予想外だったよぉ……ひぅっ!」ベチーン
田中「ふむ、面白い名前だな。次」
左右田「ヒダリミギタです」
朝日奈「ンクッ…」
デデーン 朝日奈 アウトー
朝日奈「普通に読めないよねあれ……いったぃ!」バチーン
田中「呼びづらい名だな……。次」
舞園「枕です」
苗不朝「えっ」
江ノ島「www」
デデーン 江ノ島 アウトー
江ノ島「wwクハッw目ェ、死んでんじゃんかwwいづぅっ!」ベチーン
田中「枕…?変わった名だな。次」
苗木「……えっ?ぼ、ボク?」
田中「ああ」
苗木「…ナエギ マコトです」
田中「次」
不二咲「フジサキ チヒロです…」
田中「次」
朝日奈「アサヒナ アオイです」
田中「よし、今日の授業は」
江ノ島「は?」
デデーン 苗木 朝日奈 アウトー
苗木「江ノ島さんだけ毎回……いたいっ!」バチーン
朝日奈「うぅー……いたっ!」
田中「今日の授業は挨拶の仕方だ。
超高校級たるもの、挨拶ぐらいマトモにできねば問題だからな」
不二咲(結局江ノ島さんはスルーなんだ……)
田中「言葉はキャッチボールと同じだ。投げ方も捕り方も重要」
田中「…では、それをふまえて…」
田中「初めて出会う相手と交わす言葉を、大和田、言ってみるがいい」
大和田「任しとけ!」
大和田「『何見てんだテメエェェ!殺すぞゴルアァァ!!』」
デデーン 全員 アウトー
苗木「挨拶じゃないよそれ!っっ!」バチーン
朝日奈「言葉のドッジボールじゃんっ!…い"っ!」ベチーン
田中「中々良かったぞ」
大和田「あざっす!」
田中「なら次は、別れ際の挨拶だ。…葉隠、できるか?」
葉隠「お安い御用だべ」
葉隠「『すみませんすみません!次の来月には返しますから!ここは一旦…』」
江ノ島「借金取りに別れ告げてんじゃねーよ」
苗朝「ブフッ……」
デデーン 苗木 朝日奈 アウトー
苗木「本当にありそう……あうっ!」バチーン
朝日奈「ちゃんと返しなよ……っつう!」ベチーン
田中「では次は……」
「ちょっと待ったーー!」
苗不江朝「!?」
田中「…誰だっ!」
「さっきから聞いていれば、おかしな挨拶ばかり…」
「間違った日本語を教えることは、このわたくしっ!」
ソニア「ソニア・ネヴァーマインドが許しませんよ!」バッ!
江ノ島「ンフッ…」
デデーン 江ノ島 アウトー
江ノ島「アンタこそ間違った日本語の体現者だよ!いっつ!」バチーン
田中「俺様の授業を妨害するとは……対した度胸だな」
ソニア「間違った日本語を教える輩には……ご愁傷様になってもらいます!」
左右田「頑張って!ソニアさん!」
ソニア「サユウタさん、ありがとうございます!」
左右田「」
デデーン 江ノ島 朝日奈 アウトー
江ノ島「素で間違えられるとかwwだっ!」バチーン
朝日奈「ハァー、ハァー…か、可哀想……いたっ!」ベチーン
ソニア「では田中さん…しりとりで勝負です!!」
田中「フッ…よかろう。俺様に戦いを挑んだことを後悔させてやる」
ソニア「ハムスター!」
田中「暗黒破壊神!」
苗不「あっ」
デデーン 朝日奈 江ノ島 アウトー
朝日奈「一瞬じゃん!!いたっ!」バチーン
江ノ島「思いっきり策略に引っ掛かってますケド!!い"っ!」ベチーン
ソニア「……」
田中「……」
ソニア「……田中さん…!手加減されても嬉しくありませんわ!本気で来てください!」
苗木(手加減……だったのかな?)
田中「…ハッ!?そ、そうだ!手加減してやったのだ!」
田中「この俺様が力を解放したら、人間風情との戦いなど1秒足らずで終わってしまうからな!」
田中「今のは貴様へ、準備時間を与えただけだ!よく見抜いたな!フハハハハ!!」
苗不江朝「……」
田中「次は俺様から行くぞ!…マフラー!」
ソニア「アザラシ!」
田中「飼育!」
ソニア「クナイ!」
田中「いちごミルク!」
ソニア「クセっ毛!」
田中「結界!」
ソニア「イガ!」
田中「ガンダム!」
ソニア「ムチ!」
田中「中二病!」
江ノ島「ンフッw」
デデーン 江ノ島 アウトー
江ノ島「アンタがンフッww言うなよwいあ"っ!」バチーン
ソニア「なかなかやりますね……」
田中「貴様も人間にしてはよくやるな」
キーンコーンカーンコーン
ソニア「続きは屋上でケリをつけさしてあげますわ!」ダッ
田中「その自信、ズタズタに引き裂いてやろう!」ダッ
左右田「待ってソニアさーん!」ダッ
大和田「……」
葉隠「……」
腐川「……」
舞園「チッ…リア充がッ……!」ガンガンガンッ!!
苗木「!!?」
デデーン 江ノ島 アウトー
江ノ島「国民的アイドル必死だなオイwwwった!」バチーン
苗木「舞園さん……」
舞園「…苗木君、違います」
苗木「……?」
舞園「枕です」
苗木「……」
舞園「枕です枕。枕ポヨー。ドゥーユーアンダスタン、マクラ?」
苗木「…くふっ……」
デデーン 苗木 アウトー
苗木「集中攻撃は酷いよ……い"っ!」バチーン
舞園「ドゥー、ユー、アンダスタン、マクラ?」
苗木「……」
舞園「イエス?オア、ノー?」
苗木「……い、イエス…」
舞園「リピート、アフタミー、マクラ!」
苗木「……まくら…」
舞園「マクラッ!」
苗木「ま、まくらっ!」
舞園「舞園枕っ!」
苗木「舞園枕っ!」
舞園「その発言はアウトですよね、苗木君」
デデーン 苗木 アウトー
苗木「えっ」
苗木「ちょ、まっ、ボク笑ってな……いったぁ!?」バチーン
江ノ島「www」
朝日奈「り、理不尽www」
デデーン 江ノ島 朝日奈 アウトー
江ノ島「いったぁ!」バチーン
朝日奈「いづっ!!」ベチーン
舞園「それじゃあ、さようなら皆さん!」タッタッタッ
苗木「……」
大和田「…オレらも帰るか」
葉隠「だべ」
腐川「……何だったのよコレ…」
ゾロゾロ……
苗木「……」
不二咲「……」
日向「……おお、なんか凄い疲れてるな?」
朝日奈「泳ぐより疲れるよこれー…」
日向「良かったな、次は休憩時間だぞ」
不二咲「や、やったぁ…!」
日向「ただ、そこも笑うの禁止だ」
朝日奈「……」
おやすみなさい
ちなみに平日は、マトモに更新できないかも
このSSまとめへのコメント
平和で面白い