静香「ラン」志保「ランチ」茜「ラン!」 (77)



静香「ふぅ・・・そろそろお腹が空いたわね、レッスンも終わったしどこか食べに行こうかしら」

未来「静香ちゃんお疲れ様~お昼食べに行くの~?」

静香「ええそうよ、未来も一緒に行く?」

未来「行く行く~!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1435226021


P「『行く行く~!!』じゃないだろ、未来はこの後少し遠くのスタジオで仕事だ」

未来「えー、静香ちゃんと一緒にお昼ご飯食べるぐらいいいじゃないですか~」

P「誰のせいで午前のレッスンの時間が伸びたと思ってるんだ・・・?」

未来「うっ・・・私が遅刻してきたからです、はい・・・」

P「そういうことだ、悪いな静香」

静香「それなら仕方ないですね、未来がんばりなさいよ」

未来「うぅ・・・わかった、また今度一緒に食べようね~・・・」

・・・・・・


静香「さて、どこに行こうかしら、最近はずっと劇場の食堂のおうどんばかり食べてたから久しぶりに劇場の外で・・・ってあれは?」

志保「うーん・・・どうしよう・・・」

静香「志保じゃないこんなところでどうかしたの?」

志保「・・・別に大したことじゃないし、あなたには関係ない事よ」

静香「そんなこと言われたら余計に気になるじゃない・・・何か困ってるなら手伝うわよ?」


志保「本当に大したことじゃないんだけど・・・お昼用に作ったお弁当を家に忘れてきちゃって」

静香「確かに大したことじゃないわね」

志保「さらっと酷いわね」

静香「まあ、いいわ、今からお昼何処かに食べに行くつもりだったの、そういうことなら志保も来るでしょ?」

志保「私にはあなたと顔を突き合わせて食事する義理はないんだけど?」


静香「またそんなこと言って、あなただって劇場に来た当初トイレで一人でお弁当を食べていたころならともかく、可奈と一緒にお昼を食べるようになってお弁当の具の交換までしはじめてからは1人でお昼食べるのが寂しいと感じるようになってきたんじゃないの?」

志保「ちょっと待って、なんであなたがそのことを知ってるの!?」

茜「しほりん!もがみん!おっはよ~!ねぇねぇ二人で何の話してるの~?かわいい茜ちゃんの話?そっか~超絶かわいい茜ちゃんの話か~」

志保「また変なのが来た・・・ッ!!」

静香「野々原さん、お腹に響くので騒ぐならレッスン場に行ってください」


茜「おお~う・・・なかなかシビアな反応・・・しほりんはともかくモガミンはもう少し茜ちゃんに優しかった気がするんだけど・・・」

静香「だから騒がないでください、私はただお腹が減ってるだけなんです、お腹が減って死にそうなだけなんです」

茜「そこまで!?」

静香「そういうことで、どうせなら茜さんもどうですか?一杯」クイッ

茜「え?何そのジェスチャー?未成年アイドルが飲酒はマズいよモガミン・・・」


静香「一杯って言ったらおうどんに決まってるじゃないですか、急に何を言ってるんですか?」

茜「・・・わかった、茜ちゃんはなにも言うまい・・・お昼を一緒に食べて進ぜよう・・・」

志保「茜さんが一緒に食べてくれるみたいだし、もう私に用はないわよね」

静香「そうなるかしら」

志保「それじゃあね」クルッ


静香「じゃあね、さて野々原さん行きましょうか」

志保「・・・・・・(あれ?)」

静香「どこに食べに行きます?」

茜「茜ちゃん的には~ハンバーグとかプリンが食べたいな~」

志保「ちょ、ちょっと」


静香「あら、志保どうしたの?忘れ物でもした?」

志保「え、いや、忘れ物っていうか・・・引き留めないの?」

静香「えっ?引き留めてほしかったの?」

志保「いや、そういうわけじゃないけど・・・あれ?あなたいつもならもうちょっとこう・・・グイグイ来ない?」


静香「なによ、今私はリアルにお腹が減ってるんだけど?」

志保「やっぱり今日のあなた何かおかしいわよ!?」

茜「まったく、志保ちゃんは素直じゃないな~、しょーがないから志保ちゃんも一緒に連れてってあげよう!」

静香「一緒に行きたいなら初めから言えばいいのに」

志保「な、何か納得いかない・・・」


・・・・・・


静香「着いたわ、ここでお昼にしましょう」

茜「わー、どんなプリンが食べられるかなー・・・っておうどん屋さんじゃん!!

志保「あなたいっつもうどん食べてるわね」

静香「いつもって何よ、ここのお店に来るのは久しぶりなのよ」

志保「あなたが何を食べようがどうでもいいんだけど、たまにはうどん以外のものも食べたら?」


茜「おっ?志保ちゃん珍しく煽るね~」

静香「むっ…!なによ、文句があるならはっきり言いなさいよ」

志保「別に文句があるわけじゃないわよ、ほらいいからさっさとお店に入りましょうよ、お腹が空いたわ」

静香「そこまで言われたら私にも意地があるわ、別のお店にしましょう」

茜「な、なんと!?モガミンがうどんを拒否した・・!!」

志保「なにムキになってるのよ・・・」

静香「ムキになってなんかない!いいから別のお店に行く!」

茜「ええ~・・・ほんとにお店変えるの~・・・まっ、面白そうだからいっか!」


・・・・・・

静香「着いたわ!」

志保「美奈子さんのお店じゃない」

茜「なんか無難だね」

静香「し、仕方ないじゃない、おうどん屋さん以外のお店なんてあんまり知らないんだから・・・」

志保「まあ、いいわ、入りましょう」ガラッ


力士A「ムホムホ!」

力士B「ホフホフ!」

力士C「ムシャムシャ!」

ピシャッ

志保「・・・・・・」


茜「開けた扉をすぐ閉めてどったのしほりん?」

志保「今何か変なものが見えたような・・・いえ、きっと気のせいですね」ガラッ

力士D、E、F「ガツガツムシャムシャ!!」

力士G「あ、店員さん、こっちにチャーハン6人前おかわりでごわす」

美奈子「はい!ただいま!」


志保「なにこれ・・・」

茜「うわっ!?お店の中お相撲さんでいっぱいだね!」

静香「心なしか外に比べて温度と湿度が異様に高く感じますね・・・」

美奈子「いらっしゃいませ~って、あれ?三人ともどうしたの?珍しいね」

志保「今日は少し劇場から離れてお昼を食べてみようかと」

美奈子「そうなんだ~でもごめんね、今見ての通りすごい団体のお客さんが来ちゃってて30分ぐらい待ってもらわないけないの」


静香「みたいですね」

力士Z「店員さん!こっちお水おかわりでごわす!」

美奈子「あ、はい!ただいま!」

茜「う~ん、結構待つなら別のところにいこっか、美奈子ちゃんも忙しそうだし」

力士Ω「店員さん、こっち回鍋肉3人前追加でごわす!」

力士Я「こっちはエビチリ5人前でがんす」

美奈子「はい!ただいま!!」


志保「・・・そうですね」

静香「美奈子さん大丈夫かしら・・・私達も何か手伝った方が・・・?」

茜「やめときなモガミン、素人が手を出してもいいことはないよ」

静香「茜さん・・・けど」

茜「それに見て見なよ、あの美奈子ちゃんの顔」


美奈子「はい!チャーハン6人前お待たせしました!」

力士Λ「ハムハム!おいしいでごわす!こんなにおいしい中華料理は初めてでごわす」

力士Ц「むほむほ!喋る時間すら惜しいでごわす!」

力士∑「こっちに青椒肉絲3人前追加でお願いするでごわす!」

美奈子「わっほ~い!」


茜「あの幸せそうな顔、美奈子ちゃんにとってきっと今ここは天国なんだよ、そっとしておいてあげよう・・・」

志保「食べる方も作る方もどうなってるんですかこれ・・・」

静香「そうですね、邪魔にならないうちに別のところに行きましょうか」


・・・・・・


志保「次は・・・丼もの屋?」

静香「サブメニューにうどんもあるわ」

茜「モガミンのうどん縛り一軒しか持たなかったね」

静香「うっ・・・わ、私はおうどんを食べませんよ!・・・二人には食べてもらってここのおうどんの素晴らしさを堪能してもらうつもりですけど」


茜「へ~、モガミンがそんなに推すなんて、ここのおうどんってよっぽどおいしいんだ?」

静香「美味しいなんてものじゃありません、あれはまさに至高のおうどんです、神が作りし芸術品ですよ・・・」

志保「うどんと芸術ほど結びつかないものもないわね」

静香「今はまだわからなくても、ここのおうどんを食べればあなたにもわかるようになるわ」

茜「モガミンベタ惚れだね、そんなにここのうどんが好きなんだ?」

静香「ええ、実はここのおうどんに一目ぼれして以来、ここの店主は私のおうどんの師匠なんですよ」

志保「うどんの師匠?」

静香「ほら、前にドラマの仕事で私がうどんを作ったことがあるでしょ?」

茜「あったね~」


静香「あの時、学園祭の本番に備えて私を鍛えてくれたのが師匠だったの・・・思い出すわ、あの苦しくも充実していた日々・・・」



店主『なに?嬢ちゃんがこの俺に弟子入りしたいだと?」

静香『はい!一口このお店のおうどんを食べた時に確信しました、これは私の求めていた至高のおうどんにこの世で最も近い存在なのだと・・・ぜひ、私にこのお店のおうどんの作り方を伝授してください!』

店主『ふ~む、なるほどな、本物のうどん好きかどうかは眼を見りゃわかる、その眼、半端な覚悟じゃないってことだな』

静香『はい』

店主『いいだろう、明日からうちに来い、俺の教えられる限りのすべてを叩きこんでやる』

静香『ほんとですか!?ありがとうございます!!』


店主『馬鹿野郎!あげるのが早すぎだ!もっとうどんの声に耳を澄ませろ!』

静香『はい!!』

店主『今度は湯切りに力を籠めすぎだ!』

静香『すいません!』

店主『謝るなら俺じゃなくうどんに謝れ!」

静香『はい!』

静香『どうでしょう・・・?』

店主『・・・・・・合格だ』

静香『ありがとう、ございます・・・』

店主『よく今までの俺の地獄の扱きに耐えたな、これでお前も立派なうどん職人だ』

静香『ありがとうございます・・・本当にありがとうございます・・・これもすべて師匠のおかげです・・・!』

店主『馬鹿野郎、何言ってんだ全部お前の手柄だよ』

静香『師匠・・・!』

店主『こいつは選別だ、持ってきな』

静香『これは・・・?』

店主『うちの流派に代々伝わる麺切り包丁だ、お前はこれの後継者にふさわしい人間になった、受け取れ』

静香『こんな大事なものを本当に私なんかに・・・?』

店主『もともと老い先短い身だ、さっさと誰かに後を継がせなきゃならんかったところにお前が来たんだ、こっちとしては好都合だよ』

静香『ありがとうございます、大切にさせていただきます・・・』

店主『嬢ちゃん』

静香『はい』

店主『取れよ、てっぺん』

静香『はい!』

静香「あれからいろいろあってお仕事が忙しくてあんまり顔を出せられてなかったけど元気かなぁ、師匠」

茜「あれ?モガミンこのお店しまってるよ~?」

静香「えっ?そんなはずは・・・定休日は月曜日のはずだし・・・」

志保「ここ、張り紙があるわ」


店主、ぎっくり腰により本日休業


静香「師匠・・・老いてさえいなければ・・・」

茜「えっ?なにこれ?またはずれって事?」

志保「みたいですね」

茜「え~茜ちゃんお腹減ったんだけど~?」

静香「ごめんなさい二人とも・・・」

志保「別にあなたが謝ることじゃないでしょ、いいから次へ行くわよ、私もかなりお腹が減ってきたし」


・・・・・・

志保「普通のファミレスに来たわね」

静香「まあ、ここなら大抵何でもあるしいいんじゃないかしら」

茜「茜ちゃんはいきなりデザート用のプリンアラモードを頼んじゃうのだ~」

志保「静香はもう何を頼むか決まったの?」

静香「ええ、決めたわ」


志保「それじゃあボタン押すわよ」カチッ、ジリリリリリリリ

静香「・・・?妙に喧しい呼び出し音ね?」ジリリリリリリ

志保「ほんとうね、アラーム変えたのかしら?」ジリリリリリリ

茜「・・・こ、これほんとに呼び出し音なの?」ジリリリリリリリリリ

静香「な、何か焦げ臭いにおいがするような・・・?」ジリリリリリリ

志保「いやいや・・・三件目よ?流石にまた何かあって食べられないなんてこと・・・」ジリリリリリリ

店員A「た、大変だー!火事だ!みんな逃げろ~!!」

志保「・・・・・・」

静香「・・・・・・」

茜「・・・・・」


志保「・・・逃げましょうか」

茜「慌てず冷静に出口に向かおうね・・・」

静香「とりあえず煙を吸わないように頭を低くして歩きましょう」


志保「その後火事は通報で駆け付けた消防隊の人たちによって無事鎮火されました」


・・・・・・

静香「もうこの際食べられれば何でもいいわ!マ○クに行きましょう!」

志保「仕方ないわね」

茜「もう茜ちゃんお腹ぺこぺこだよ~・・・」

通りすがりのアベック男「そういや昔ミミズバーガーっていう都市伝説があったの知ってるか?」

通りすがりのアベック女「キャハハ!何それキモ~い!!」

アベック男「他にもナゲットにビニールが混じってたとか」

アベック女「キャハハ!ちょっとや~め~て~よ~!!」

静香「・・・・・・」

志保「・・・・・・

茜「・・・・・・」

静香「やめときましょうか」

志保「そうね・・・」

茜「茜ちゃん、ちょっと気分が悪くなってきちゃったかも・・・」


・・・・・・

静香「もう何かに呪われてるとしか思えない・・・きっと最初に志保に言われてムキになってうどんをないがしろにしたからうどん神の怒りに触れたんだわ・・・・・・」

志保「うどんの神様なんて居るの・・・?」

茜「よし、二人とも次は茜ちゃんに任せなさい!」

志保「ほんとに大丈夫なんですか茜さん?」

茜「まーまーしほりん、とりあえず茜ちゃんについてきてよ!」

静香「ああ、早くうどん神に小麦粉をささげて怒りを鎮めないと・・・」

志保「・・・言われるままについてきましたけど、ここ公園じゃないですか、ピクニックをするにしても肝心の食事がありませんよ?」

茜「ちっちっちっ、甘いねしほりん、キャラメルプリンより甘いよ」

志保「それは相当甘そうですね」

茜「あれを見るのだ!」

静香「あれは・・・クレープ屋さんのワゴン?」

茜「そう!お昼を食べるのに初めからお店に入る必要なんてなかったんだよ!」

志保「確かにクレープ屋さんならサラダ系のクレープもあるしお昼もカバーできますね」

静香「そうと決まったら急ぎましょう!」


・・・・・・

志保「今日はもうおしまい?」

店員「そうなんだよ、何故か今日は朝からずっと大盛況だったんだけど、ちょっと前に綺麗な銀髪の女の人とサイドテールのよくしゃべる女の子の二人組が来て、二人で残りのクレープ液が全部なくなるまで食べちゃったんだ、ごめんねお嬢さんたち」

静香「ああ・・・やっぱり私たちはうどん神の呪いからは逃れられないんだわ・・・」

茜「こりゃ本当に何かの呪いかも知れないね・・・う~ん、百合子ちゃんの好きそうな展開」

志保「どうするのよ、次は」

茜「茜ちゃんはお腹ぺこぺこでもう一歩も歩けないのだ~・・・」

静香「そろそろお昼って時間でもなくなってきましたしね・・・どうしましょうか・・・」

茜「・・・ん?あれ~?モガミン、モガミン、向こうから誰か走ってくるよ?」

静香「誰かくるって、あの特徴的な髪形は・・・」

麗花「あっ!やっぱり志保ちゃんと静香ちゃんと茜ちゃんだ~」

静香「麗花さん!?なんで麗花さんがここに!?」

麗花「お仕事でここの近くの野外ステージでライブをするんだけど、休憩時間だからちょっとお散歩してたの♪」

静香「そうだったんですか・・・」

志保「静香、麗花さんがここに居るってことは近くにプロデューサーさんが居るんじゃ・・・!」

静香「た、確かに!プロデューサーに頼めばこの状況の解決策が見つかるかも!」

茜「そうと決まったらプロちゃんのところに突撃だ~お腹いっぱい食べるぞ~!!」グゥゥゥ

茜「ふにゃっ!?人前でお腹を鳴らしてしまうとは茜ちゃん一生の不覚・・・」

麗花「茜ちゃんのお腹の音かわいい~♪う~ん、よく見たら三人ともげっそりしてるしもしかしてお腹空いてるのかな?」

静香「はい、実は私達まだお昼を食べていなくて・・・」

麗花「だったら私のお弁当をあげるね!いっぱい作りすぎちゃったの!」

静香「ほんとうですか!?」

茜「おお~ありがとう麗花ちゃん!!神様仏様北上様~」

志保「助かります、もうみんなお腹ぺこぺこで」

麗花「はい、どうぞ!仲良く分けて食べてね?」

茜「おお!普通においしそう!」

志保「サンドイッチに、おにぎりに、お茶・・・ピクニックでもできそうね」

静香「ようやくご飯にありつける・・・」

志保「まだ泣くのは早いから・・・」

茜「それじゃあ、行くよ二人とも、せーの!」

三人「「「いただきまーす!!」」」

のワの ≡ シュッ

静香「・・・ってあれ?麗花さんからもらったランチバスケットがない!?」

茜「あ、あれ?茜ちゃんが今まさにかぶりつこうとしたサンドイッチがなくなってる!?」

志保「あ、あれはなに!?」

のワの「(サンドイッチを頬張りながらランチバスケットを頭にのせている)」

静香「・・・・・・えっ?何あれ・・・?」

志保「なんだか、どことなく春香さんに似てるような・・・」

のワの「」ピャー

茜「あっ!逃げた!!追うよモガミン!!」

静香「は、はい!!」


・・・・・・

茜「くそ~見失った~」

静香「はぁ・・・はぁ・・・いったい何だったんですかあの生物・・・」

志保「ランチバスケットごと持ってかれちゃったわね・・・麗花さんに謝らないと・・・」

茜「そういえば麗花ちゃん置いてきちゃったね、戻ろっか」


・・・・・・

麗花「あ、おかえり~みんなどこ行ってたの?」

静香「ごめんなさい麗花さん・・・変な生き物に頂いたお昼ご飯を取られちゃいました・・・」

麗花「そうなの?残念・・・」

茜「ごめんね麗花ちゃん・・・」

麗花「誰が亜美ちゃんに教わった当たりの激辛タバスコ入りおにぎりを食べるのか楽しみにしてたのに・・・」

志保(この人の事だから多分悪気はないのよね・・・?)

P「お~い、麗花~」

麗花「あ、プロデューサーさん♪」

静香「プロデューサー!」

茜「おっ?プロちゃんじゃ~ん!」

志保「こんにちは、プロデューサーさん」

P「あれ?静香に茜に・・・志保まで、どうしたんだこんなところで?」

志保「まあ、いろいろありまして」

P「そうか、でもちょうどよかった、今日ライブに出る予定だったグループの一つが渋滞に巻き込まれてかなり遅れるらしいんだ、代わりに出てくれないか・・・?」

茜「げっ!マ、マジですか・・・」

静香「開演はいつごろなんですか・・・?」

P「もう20分もすれば開演だ、遅れてくるグループの出番は中盤ごろだからまだ少しは余裕はある」

静香「それでもメイクや段取りの確認をしてれば直ぐですよね・・・」

志保「でも、やるしかないんじゃない、静香?」

茜「しょうがない、困ってるプロちゃんのために茜ちゃんが一肌脱いであげますか~」

静香「そうね二人とも・・・プロデューサー、引き受けます、会場まで案内してください!」

P「引き受けてくれるか!ありがとう三人とも!会場はこっちだついてきてくれ!」」


その日の野外ライブはサプライズゲストの登場もあり大盛り上がりで、後半になって遅れていたグループも合流し大成功のうちに終わった


・・・・・・

静香「つ、疲れた・・・とりあえず何かご飯を食べなきゃ・・・何とか食堂に・・・」

未来「あっ、静香ちゃんだ!静香ちゃ~ん!!」

静香「あら、未来・・・もう午後の仕事は終わったの?」

未来「うん、なんか今日は調子が良くて早めに終わったんだ~」

静香「良かったわね・・・」

未来「・・・?静香ちゃんなんか元気ないね、どうかしたの?」

静香「実はいろいろあってまだお昼ご飯が食べられてなくて・・・」

未来「ええ~!?もう夕方だよ!?大丈夫・・・?あっ、そうだ!だったら静香ちゃん一緒にご飯食べようよ!」

静香「えっ、いいの?親御さん心配したりしないかしら?」

未来「大丈夫だよ~お母さんには今日のごはんはいらないって言っておくし!それよりほら!静香ちゃんもうお腹ぺこぺこでしょ?早く行こう!」

静香「くすっ・・・未来ありがとうね、それじゃあ行きましょうか!」

未来「うん!何食べよっか~静香ちゃんはやっぱりおうどん?」

静香「やっぱりって何よ!やっぱりって!」


・・・・・・

茜「うにゃ~・・・疲れた~・・・お腹ももうすっからかんで動けないよ~・・・」

志保「今日はほんとに疲れましたね・・・」

茜「で、なんで志保ちゃんはモガミンと一緒にご飯食べるのやめてスーパーに来たの?」

志保「別に理由なんてありませんよ、もう遅いから家に帰るついでに買い物をしに来ただけです」

茜「じ~・・・」

志保「うっ・・・な、何ですか・・・」

茜「じ~・・・」

志保「・・・はぁ、本当は今日はお母さんが帰ってくるのが遅いから弟と私の分のご飯を作らなきゃいけないから早く帰りたかっただけです・・・」

茜「志保ちゃんやっさし~!」

志保「もう・・・そんなんじゃないですから、当たり前のことです・・・それよりなんで茜さんは私についてきたんですか?」

茜「いや~実はそんなことなんじゃないかな~って思って健気な志保ちゃんのお手伝いでもしてあげようかな~って!」

志保「手伝いって・・・家までついてくるつもりですか!?」

茜「・・・だめぇ?」

志保「はぁ・・・もういいです・・・断るのも疲れそうですから・・・」

茜「やったね!これも翼ちゃん直伝の『だめぇ?』のおかげだね!」

志保「ほら、手伝いだっていうなら荷物ぐらいもってください」

茜「はいは~い!いや~志保ちゃんの手料理楽しみだなぁ!」

志保「まったくほんとにこの人は・・・・・・ふふっ」

茜「ん~?志保ちゃんどうかしたの?」

志保「何でもありません、買い物が終わったら直接弟を迎えに行きますから、ちゃんとついてきてくださいね?」

茜「大丈夫大丈夫、茜ちゃんにまっかせなさ~い!」

志保「ふふっ・・・期待してます♪」


・・・・・・

終わり


着地地点を決めずに書くもんじゃありませんね、HTML化依頼に行ってきます

よく見たら、名前欄にsaga入れてんじゃん・・・

乙でした

>>1
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/XcP2c9j.jpg
http://i.imgur.com/wQzz8Tv.jpg

>>1
春日未来(14) Vo
http://i.imgur.com/6tUP0z8.jpg
http://i.imgur.com/oV3VZc4.jpg

>>3
北沢志保(14) Vi
http://i.imgur.com/PD51uPh.jpg
http://i.imgur.com/Uk5rGnt.jpg

>>5
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/sq6VQVJ.jpg
http://i.imgur.com/gQfikL2.jpg

>>16
佐竹美奈子(18) Da
http://i.imgur.com/lxevWNx.jpg
http://i.imgur.com/jMqAcnY.jpg

>>47
北上麗花(20) Da
http://i.imgur.com/qopii2W.jpg
http://i.imgur.com/HtTYULn.jpg

ほんとですね・・・入れ忘れてました
いまさらですが血界パロというかオマージュのミリマスSSでした

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom