渋谷凛「戦わなきゃ」 (37)

モバマスです。クレイジーです。




卯月「戦いたいなー」と同じ世界観です。



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宇宙ステーション




モバP「ついに宇宙グラビアの仕事が来たな凛!」


凛「興奮しすぎだよプロデューサー。今時よくあるよ」


モバP「いやいや、このレベルの仕事がくればアイドルとして一人前だよ」


凛「そういうもんなんだ……」


ビービービービー


モバP「なんだ?」


アナウンス「緊急事態発生!一般の方は緊急ドッグに避難して下さい。全職員は持ち場に戻って下さい」


凛「プロデューサー!」


モバP「メインデッキへ行こう!」


メインデッキ



モバP「346プロです。何があったんですか?」


艦長「宇宙怪獣が現れました。……解析によるとLO型ニナチャーンのようです」


凛「それって別の宇宙の生き物じゃ……」


艦長「どうやらはぐれてしまったようです。まだ幼体ですが、イカの着ぐるみを被り、恐ろしい速度で迫っています!」


モバP「……やるしかないようだな」

艦長「お願い出来ますか?」


凛「うん、その為にアイドルがいるんだ。プロデューサーお願い!」


モバP「あぁ! プロデュースリンク!」


プロデューサーの身体が淡く輝くとそれに呼応するように凛の身体が光る。お互いの光が交じり合い光の線が生まれる。


艦長「メインドッグ開放急げ! アイドルが出るぞ!」


宇宙空間




ニナチャーン「ゴゼーマス!」


着ぐるみの触手を妖しく動かしながらニナチャーンは宇宙ステーションに絡みつく。


凛「そこまでだよ!」


ニナチャーン「ヤガリマス!?」


宇宙空間を空を飛ぶように移動する凛。


凛「みんな迷惑してるよ、お家に帰りな」


ニナチャーン「ゴゼーマス!!」


ニナチャーンは聞く耳を持たず、10本の触手を今度は凛に向ける。

凛「くっ!」


10本の触手を避け続けるが、相手の速度が速い。


モバP(大丈夫か、凛!?)


メインデッキでサポートしてるプロデューサーが念話で声をかける。


凛「うん。けどこのままじゃ捕まる、力を使うよ!」


モバP(よし、行け凛!)

プロデュースパワーが送られ凛のアイドル力と合わさり奇跡を生む。


凛「アイオライトブルー!!」


凛の手に蒼色の光が集まり、蒼い剣になる。


凛「やぁっ!!」


ニナチャーン「ヤガリマス!?」


一太刀でニナチャーンの触手の半分が切り裂かれる。

凛「もう半分!」


凛がもうひと振りいこうと構えたそのとき。


ニナチャーン「ギャボボ~~!!」


ニナチャーンの口から黒い墨が発射される。


凛「きゃあっ!?」


視界が塞がれる凛。ニナチャーンを見失う。

ニナチャーン「ヤガリマス!!」


ニナチャーンの触手が復活し凛にまとわりつく。


モバP(凛! 大丈夫かっ!)


凛「あ、あ、ダメ、服のなかに入ってこないで……」


モバP(り、凛!?)


ニナチャーン「ヤガリマス~♪」

凛「きゃ、やだ、そこ、だめぇ、ぷ、プロデューサー……」

メインデッキにいるプロデューサーがエナジードリンクに手をかけるが……飲まない!!


凛「触るな……擦るな……プロデューサー早く……」


モバP(も、もう少し……)


凛「…………プロデューサー」ブチッ


モバP(任せて下さい渋谷さん!!)ゴクゴク


プロデューサーがエナジードリンクを飲むと再び強いプロデューサーパワーが送られる。


凛「ぐぐぐ、やあっ!!」


ニナチャーンの触手から脱出する凛。


ニナチャーン「ヤガリマス!?」


凛「行くよ、発揮値全開!アイオライトブルー!!」


蒼い閃光が三度煌めくとニナチャーンの触手はズタズタになった。


ニナチャーン「ゴ、ゴゼーマスゥ~~」


ニナチャーンは敗北を悟ると宇宙の闇に戻っていった。


メインデッキ




モバP「な、なんですって!? 他に2体現れた!?」


艦長「は、はい。観測チームによれば先程のニナチャーンが呼んだのか、元々いたのか分かりませんが、このステーションの近くに現れたと……大丈夫ですか?」


モバP「ハハハ……大丈夫です……」ボロッ

凛「どうするプロデューサー、さすがに私一人じゃ……」

モバP「分かってる。他のステーションにいるウチのアイドルに連絡してみよう」


しばらくして二人のアイドルが現れる。


美嘉「ドーモ☆城ヶ崎美嘉です!」


まゆ「佐久間まゆです」


凛「ちょっと!」


まゆ「はい?」


凛「なんでプロデューサーと腕組んでるの……」


まゆ「あら知りませんか?こうするとプロデューサーとのリンクが強くなるんですよ?」

凛「初めて聞いたよ!」


美嘉「はぁ、また始まったよ」


モバP「モテるプロデューサーはツラいぜ!……美嘉は来ないのか?」


美嘉「は、はぁ?ば、馬鹿じゃないの?」


スタッフ「宇宙怪獣接近!」


モバP「よし、行くぞ!」


凛美嘉まゆ「はい!」


宇宙空間




ニナチャーン「ゴゼーマス!!」


アカネチン「ボンバー!!」


フミフミ「………………」


スタッフ「宇宙爆弾アカネチンと宇宙妖獣フミフミです!」


モバP(いいか、相手も3体だ。油断するなよ!)

美嘉「任せてプロデューサー!行くよニナチャーン!」


ニナチャーン「ゴゼーマス!」


美嘉「わー可愛い☆」


まゆ「私が相手です。プロデューサーさんとの愛の糧になりなさい」


アカネチン「ボンバー!!」


凛「行くよっ!!」


フミフミ「……………」


まゆ「いきますよ……」

まゆの身体から赤いオーラが溢れる。そのオーラが蛇のようにうねりアカネチンに向かう。


まゆ「エブリ・デイドリーム……」


赤いオーラがアカネチンを包み込み宇宙に巨大な蝶々結びが出来る。

アカネチン「ホ、ホカ、ホカ……ゴハーン!!」


しかしまゆのオーラをものともせずアカネチンは動き回る。


まゆ「きゃあっ!?」


逆にアカネチンの勢いにまゆが引っ張られる。


ニナチャーン「ナルデスヨ!」

さっきのイカの着ぐるみと変わりドラゴンの着ぐるみを被ってるニナチャーン。


ニナチャーン「ヤガリマス!」


口から炎を吹き出す。


美嘉「アチチ、これじゃアフロになっちゃう」


美嘉はその場でくるりと回ると美嘉を中心にハートマークのオーラが生まれる。


「行くよ、セクシー★テンプテーション!」

ハートの嵐がニナチャーンに当たる。するとニナチャーンの身体が勝手に回りだす。


ニナチャーン「アバババ」


目が回りフラフラになるニナチャーン。


美嘉「まゆちゃ~ん!」


まゆ「!? ん~~やっ!」


まゆはオーラパワーを上げるとハンマー投げのようにアカネチンを振り投げる。

アカネチン「ボンバー!?」


ぶっ飛ぶアカネチン。その先にフラフラになったニナチャーン。大激突&大爆発!!


ニナチャーンアカネチン「ふにゃ~ん……」


二体は仲良く気絶した。


まゆ「…………ありがとうございます」


美嘉「うんうん。素直なまゆちゃんはかわいいね☆」



凛「やぁっ!!」


凛は蒼い剣で攻撃するがフミフミは無傷。フミフミは先ほどからバリアを張るだけで何もせず、ただ宇宙古本を読んでいた。


凛「ハアッハアッ、プロデューサー?」


モバP(うーん。何かする気はないようだな)


モバP(……よし、宇宙怪獣用捕獲ビーコンを持ってくからちょっと待ってろ)


プロデューサーはリンクからアイドルパワーを貰うと自らをプロデュースして宇宙空間に出る。

モバP「お待たせ」


凛「うん。早く終わらせてシャワー浴びたいな」

凛がフミフミから目を離した瞬間。フミフミの髪が伸びプロデューサーを捕らえる。


モバP「なんだ!?」


そのままフミフミのバリアの中に取り込まれる。


凛「プロデューサー!?」


フミフミ「…………♪」


フミフミは愛しそうにプロデューサーを見る。

モバP「ハハハ……や、やぁ……」


凛「プロデューサーを返して!!」


異変に気付いたまゆと美嘉が駆け寄る。


まゆ「プロデューサーさんに何するんですか!エブリ・デイドリーム!!」


美嘉「プロデューサー!セクシー★テンプテーション!!」


凛「アイオライトブルー!!」

しかしフミフミのバリアは破れない。


凛「駄目!リンクが切れて力が出ない!」


まゆ「プロデューサーさん!?」


フミフミ「…………♪」


モバP「あ、こら、服を脱がすな、パンツに触るな!?」


美嘉「や、やだぁ~~」顔真っ赤


まゆ「それはまゆのです!」


凛「ま、たまにはいいかな?」


モバP「お前ら~~!!」


プロデューサー大ピンチ!!


346プロ カフェ




菜々「はい、ブランデー入りの紅茶です」


楓「ありがとうございます。……ん、美味しい。菜々ちゃんの入れるブランデーの量、いつもちょうどいい」


菜々「はい!いつも作って……いやいや、愛情込めて作ってますから~キャハ♪」


楓「ふふふ……ん?」

菜々「どうしたんですか?」


楓「どうやら用事が出来たみたい。出かけるけどこのままでいいかしら?」


菜々「いいですけど……ドコヘ?」


楓「ちょっと宇宙まで♪」


そう言うと楓さんは長いまつ毛を伏せるとこれから歌でも歌うように軽く身体をなびかせる。


空色のオーラが身体を包み、ゆっくり宙に浮く。意識が飛び。宇宙へ向かう。ふわりと身体を回転させるとその場から消えた。


宇宙空間




楓「どうも♪」


凛達の目の前に突然現れる楓さん。


凛「楓さん!?なんで!?」


楓「うふふふ」


ゆっくりフミフミを見る楓さん。


モバP「楓さん~~!!」パンツイッチョ


楓「あらあらプロデューサーさん、大胆ですね♪」


モバP「助けて下さい~~!!」

楓「はいはい♪」


楓さんはゆっくりとフミフミのバリアに近づくとちょんと指先で触れる。


パキ、パキパキ、パキーン


簡単にバリアが破られる。


フミフミ「…………!」


楓「プロデューサーさんを返して貰うわよ?」


フミフミ「…………ッ!!」


フミフミの髪が伸び楓さんに迫る。が、髪は楓さんに触れる前に分解して消えてゆく。

楓さんが手を振るとプロデューサーを捕らえていた髪が消え、自由になるプロデューサー。


モバP「か・え・で、さ~~ん♪」ダキィ


凛「フンッ!!」ゴッ!


モバP「はうっ!?」キゼツー


楓「ふふ、さて」


フミフミ「…………」ぶるぶる

楓「……寂しかっただけなんだよね?怯えていただけなんだよね?」


フミフミ「…………!」


フミフミに触る楓さん。


楓「ほら、怖くない」


めちゃくちゃ怖がるフミフミ。


美嘉「楓さ~~ん」


楓「うふふ。ごめんなさい。さてそろそろ終わりにしましょう」


まゆ「……まゆ、負けませんから」


凛「私も。……アイドルとしてね」


楓「うふふ。……お酒を飲んで待ってま『シュ』♪」


楓さんのチョーイカしたギャグが決まると、楓さんは片手を挙げ輝き出す。


輝きは広がりフミフミとニナチャーン、アカネチンを包み込み。そしてーー



346プロ 事務所




モバP「新しくみんなの仲間になった。市原仁奈と日野茜と鷺沢文香だ!」


仁奈「よろしくおねーげーします」


茜「よろしくお願いします!!」


文香「……よろしくお願いします」


凛「結局こうなるか……」


卯月「わ~~強そうですね♪」


未央「しまむー、ほんとやめて」


楓「うふふ」

新たな仲間を向かえさらに成長する346プロ。トップアイドルを目指すためアイドルの戦いは続く!!



終わり

めちゃくちゃな話ですが勢いが伝われば嬉しいです。

またこんな話を書きたいと思うので、良かったらまた読んで下さい。

凄く嬉しいです。ありがとうございます!

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