注意！

このssは劇場版のネタバレが含まれます

※不定期更新です


前スレ

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ゼロ「ついに手に入れたぜ…ラブライブのBD全巻を！」 - SSまとめ速報
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グレン「あ〜！ちくしょー！」

ミラーナイト「いい加減機嫌を直しては？」

グレン「なんであいつばっかり……劇場版見てえよ！！」

ジャンボット「じゃんけんで決まったことだ、仕方ないだろう」

グレン「マイティーベースに誰もいなくなるのはマズイとか言ってよ……じゃんけんしたらあいつが勝つし……」

ミラーナイト「あなたは明日見にいけるだけ良いではありませんか」

グレン「悪りぃ……お前1番最後になったんだよな」

ミラーナイト「……」

グレン「羨ましいぜー！くっそぉ！」






ゼロ「……よぉ」ｽﾀｯ


グレン「っておわぁ！？びっくりした！？帰ってきたのかゼロ！？」

ゼロ「お前ら……」

ミラーナイト「どうしました、元気がないようですが？」


ゼロ「俺はしばらくここを留守にする」


ジャンナイン「何？」

ウルティメイトゼロ「……」ｼｭｲﾝ

グレン「ちょ、ちょっと待て！お前どこ行く気だよ！」

ウルティメイトゼロ「……っ」ｸﾞｽ

ジャンナイン「……？」

ウルトティメイトゼロ「おあああああぁ！！」ｷﾞｭﾝ!

グレン「おっおい！ゼロオオォ！？」

ミラーナイト「いってしまいましたね……」

ジャンナイン「涙……」

ジャンボット「涙？」

ジャンナイン「……ゼロは泣いていた」

グレン「おいおい一体何があったんだよ……」

《そして！μ'sの最後のライブは！》

ゼロ「……」

《ああ ほのかな予感から始まり～》

ゼロ「思い出すな……思い出すな俺」

《ことりの翼がついに～大きくなって 》

《旅立ちの日だよ 》

ゼロ「うわああ！！やめろおぉ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

《今が最高！》

ゼロ「うっく……あああぁ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ゼロ「ウソだろこんなの……」

タロウ「ギンガ、どうだった？」

ギンガ「……彼女達の想いが伝わって来た」

タロウ「うむ……まさかこんなにはっきり解散するとはな……」

ギンガ「……」ｺｸ

タロウ「いかん、思い出すと泣いてしまう」ｸﾞｽ

タロウ「それより向こうの劇場はどうだったのだろうか……なんとかこっちはタペストリーを手に入れることができたが」

ギンガ「……」

ゼロ「みんな……穂乃果ぁ……今行くぜ」ｸﾞｽﾝ

ゼロ「……」ﾋﾟﾀ

ゼロ「駄目だ、俺が行くと平和な星に混乱を起こしちまう……」

ゼロ「……」

ゼロ「……」

ゼロ「……買ってきたパンフレットでも読むか」ﾊﾟﾗ

ゼロ「っ……っううぅ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


ｻﾆﾃﾞｲｿﾝｸﾞ ｻﾆﾃﾞｲｿﾝｸﾞ ﾀｶｸﾄﾋﾞｱｶﾞﾚｰ♪
ﾄﾞﾝﾅｺﾄﾓﾉﾘｺｴﾗﾚﾙｷｶﾞｽﾙﾖ♪

ゼロ「はは……なんか幻聴まで聴こえてくるぜ……」

ゼロ「……はぁ」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

青い球【……】ｷﾞｭｳｳﾝ!

？？「シェアッ！」ﾋﾞｭﾝ

青い球【いい加減しつこい奴だ……】

？？「メッ！」

青い球【……】ﾊﾞｷﾞｭﾝ!

？？「！？ オアアアアァ」ﾊﾞｺﾞﾝ!

青い球【ハハハ！消えろ！】

？？「アアアァ……」ﾋｭｳｳｩ

青い球【……ん？】

赤い球【……】ｷﾞｭｳﾝ

青い球【……ちっ】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ドンドン！



「はい」ｶﾞﾁｬ

凛「かーよちん！おっはよー！」

花陽「おはよう凛ちゃん」

凛「きょうから凛たちも小学生だね！ともだちいーっぱいつくるにゃあ！」

花陽「ふふ、そうだね」

凛「早くいこ！」

花陽「……うん」

花陽（そっか、私今日から小学生になるんだ）

花陽（ともだち……か）

花陽（いっぱいはきっとむりだろうけど……できるといいな）

小学校「」ﾃﾞﾃﾞｰﾝ



凛「学校ってやっぱりおおきいねー！」

花陽「あ、ぁぁう……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

凛「もうかよちんてば！まだきんちょうしてるの？」

花陽「だ、だって……」

凛「だいじょうぶだよ！にゅーがく式は凛たちはすわってるだけなんだから！」

花陽「でもいっぱい、がっこうのぜんぶのひとが私達を見るんだよ……」

凛「もう、早く行くにゃーー！」ｸﾞｲ!

花陽「ああああっ……だれかたすけてぇ……」

ｻﾞｻﾞｧ……



真姫「……」

真姫パパ「どうした真姫？せっかく船に乗って旅行してるというのにあまり楽しそうじゃないな」

真姫「ううん……たのしいよパパ」

真姫パパ「こっちに来なさい、お前も挨拶しないとな」

真姫「……」

真姫（……つまんない）

真姫（ピアノのレッスンをお休みさせられてこのふねにのせられたけど……おじさん達にただ挨拶して回るだけ）

真姫（もうすぐコンクール……優勝すればパパとママもよろこんでくれる）

真姫（早くれんしゅうしたいな……）

オイ！ナンカオチテクルゾ！？

真姫「……？」



青い球【……】



真姫パパ「何だあれは！！」


青い球【……】ｷﾞｭｳｳﾝ！


真姫「？？ なんだろう……綺麗」

先生「さ、みんなそれぞれ自己紹介をしてもらいましょうか？」

「「「はーい！」」」



花陽「ょ……です」

「え？」

「いまなんてしゃべったのー？」

先生「花陽ちゃん、もう少し大きく声だせるかしら？」

花陽「ぁぅ……ぃずみ」

花陽「うぅ……」

凛「かよちんがんばってー！」

花陽「りんちゃん……」

花陽「っ……こいずみはなよです」

先生「はい、小泉花陽ちゃんです。みんな仲良くしてあげてね？じゃ、次の子……」

花陽「……」

凛「かーよちん帰ろ！」

花陽「うん……」

凛「どうしたの？」

花陽「私、だめだなぁって……」

凛「えっなんで？」

花陽「あの自己紹介のあと……私、誰にもはなせなかったし話しかけられなかった……こんなんじゃ新しい友達なんてできるわけないよね」

凛「かよちん……」

花陽「凛ちゃんはすごいよ……自己紹介だってうまくいってたし、いっぱいの子が凛ちゃんとお話ししてたよ」

凛「それは……」

「凛ちゃーん！私達とかえらない？」

凛「あ……えっと、かよちんも一緒に！」

「かよちん？」

花陽「いいよ……凛ちゃん、せっかくだしあの子達と帰ってあげて……私なら大丈夫だから」ﾆｺ

凛「あっ、かよちん待って！」

花陽「……」ﾀﾀﾀｯ

ﾎﾟﾂ ﾎﾟﾂ ﾎﾟﾂ ﾎﾟﾂ ﾎﾟﾂ

花陽（……雨が降ってきちゃった）

花陽（かさ持ってきて良かった……）ﾊﾞｻｧ


猫「にゃ～」ﾃｸﾃｸ

花陽「えっ……猫さん？」

花陽「こんなところにいたら濡れちゃうよ？」

猫「にゃあ～」

花陽「どうしよう…………そうだ！」

猫「に？」

花陽「はい、私のかさを置いておくからそこに入っててね……」ｽｯ

猫「にゃー……」

花陽「じゃあまたね猫さん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ｻﾞｰｻﾞｰｻﾞｰｻﾞｰｻﾞｰ ｻﾞｰｻﾞｰｻﾞｰｻﾞｰｻﾞｰ


花陽（酷くなってきちゃった……）ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

花陽（あはは……体もうびちょびちょ）

花陽（猫さんは濡れてないかな……？）

花陽（かさ、風で飛ばされないといいんだけど）

花陽（あっ……あそこに公園がある）

花陽（しばらくそこで雨宿りしよう……）

花陽「んしょ……」ｷﾞｭｳｳｩ ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ

花陽「ふぅ……しぼったらすごいでてくる」

花陽（そういえば凛ちゃんは……かさ持ってきてたのかな）

花陽（大丈夫だよね……あの子達に貸してもらえてるよね、きっと）

花陽（いつまで降るのかな……この雨）



花陽（……っ）ｸﾞｽ

花陽（なんでだろ……涙が）

花陽「ううっ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ




ファ……

花陽「？」ﾋﾟｸ

花陽（あっちの坂の下が……一瞬光ったような）


ポウ……


花陽「……！」


花陽（見間違いじゃない！光ってる！）


花陽「なんだろう……？」ﾄｺﾄｺ

花陽「……」ｶﾞｻｶﾞｻ

花陽「……わああぁ」





コスモス【ファ……】

花陽「透明な……巨人さん？」