クラスで一匹のパンダを飼育する事になりました。
私は強引にパンダ係に任命されました。
女の子「えーと。パンダちゃん」
パンダ「…………」もしゃもしゃ
女の子「パンダちゃん?」
パンダ「…………」もしゃもしゃ
女の子「…………」
パンダちゃんは教室の隅っこで笹を食べてます。
と言うか、パンダちゃんに無視されてる?
女の子「こら! パンダ!」
パンダ「…………」ジロリ
パンダちゃんに、上下関係を教えてあげなきゃね。
でもどうすればいいのかな?
>>3さん。アドバスお願いします。
白い部分を黒に塗り潰す
女の子「……白い部分を黒に塗る?」
パンダ「…………」もしゃもしゃ
女の子「何で?」
パンダ「…………」もしゃもしゃ
理由はよく分からないけど、何か意味があるはずよね……
女の子「よし。やってみます!」
パンダ「……?」きょとん
えっと。習字に使う墨汁でいいよね?
トポトポトポ トポトポトポ
女の子「よし。塗ろう!」
パンダ「?」
女の子「覚悟せいや。パンダちゃん!」
パンダ「ごぁー!?」
ぬりぬり ぬりぬり
パンダ「グゥゥ……」
ぬりぬり ぺとぺと
パンダ「グムゥ……」
ぺとぺと ぬりぬり
パンダ「ぐふぅ///」
女の子「んっ?」
パンダ「……ふぅ///」
あれっ? ちょっと仲良くなれたかも……
パンダ「…………」にこっ
女の子「えへへっ」
>>3さん。ありがとう。理由はよく分からないけど黒塗り作戦は大成功
パンダちゃんと、ちょっぴり仲良くなれました。
女の子「それじゃあ、あらためてヨロシクね。パンダちゃん」
パンダ「ゴァー」
女の子「えへへっ。握手握手」にぎにぎ
パンダ「ゴァー」ニコニコ
男の子a「おーい、女の……子……」
女の子「あっ、男の子a」
男の子b「くっ……熊だぁぁああああああああああーっ!」
女の子「えっ? くま!? 熊がいるの!?!」
男の子c「ぎゃぁぁあああーっ! センセーっ!!」
パンダ「……」←黒塗りパンダ
女の子「たっ大変だ! パンダちゃん。熊が出たんだって!」
パンダ「……?」
どっ、どうしよう? 熊は恐いよ……
>>10さん。どうしたらいいの?
罠の撒き餌は笹
>>10了解。とりあえず今日はこれで寝ます
おやすみなさい
罠。罠をしかけるんだね。
そうだよね。熊と普通に戦っても勝てないもん。
女の子「ちょっと。男の子達!」
男の子a「なっ、何だよ……」ガタガタ
女の子「罠をしかけて!」
男の子b「えっ、罠?」
女の子「そうだよ。罠で熊さんを捕まえるの」
男の子c「捕まえるって……」
女の子「しっかりしなさい男の子!」
男の子a「わっ、わかった…」ビクビク
男の子b「でも、罠って言っても……」
男の子c「俺に任せろ!」ごそごそ がたがた
パンダ「…………」もしゃもしゃ
ごそごそ ごそごそ
男の子c「よし。罠が出来たぞ」
男の子a「すっ、すげえぞ。男の子c!」
男の子b「え? これって……」
女の子「やるじゃん。日本の伝統の黒板消しトラップ! 匠の技だよ」
男の子c「へへっ。ついでにバケツも落ちてくるぜ」ドヤッ
男の子a「これなら熊に勝てる!」
男の子b「…………」(どうしよう。こいつらバカだ……)
男の子c「それじゃあ、熊をこっちに誘導するぞ」
男の子a「えっと。どうやって?」
パンダ「…………」もしゃもしゃ
男の子c「餌を撒こうぜ。アイツは笹を食べるみたいだ」
女の子「えっ? 熊って笹を食べるの?」
男の子c「目の前で笹を食ってるじゃん」
女の子「ほえ?」
パンダ「…………」もしゃもしゃ もしゃもしゃ
男の子a「おい女の子。笹を貸してくれ」
女の子「うっ、うん。ちょっともらうよ……」
パンダ「……がぅ?」
女の子「はい。笹だよ」
男の子a「よし。餌を撒くぜ」
パサッ パサパサッ パサッ
男の子c「おい! こっちだぞ。熊公」
パンダ「がぅがぅ♪」のしのし……
女の子「あっ!?」
男の子a「よし! 熊が罠に向かったぞ!」
パンダ「がぅがぅ♪」のしのし
女の子「ぱっ! パンダちゃん危ない!」
パンダ「……がぅ?」
男の子b「へっ? パンダ?」
男の子a「あっ、こいつ熊じゃない! 黒く塗ったパンダだ!」
男の子c「おい! ウソだろ?」
女の子「えっ? どう言うこと?」
パンダ「がうー」のしっ
男の子a「あっ、マズイ!」
がらがらっ ひゅーっ ぱふっ ひゅーっ カコーン! ドンガラガッシャーン!
パンダ「うがぁぁああああーっ!?!?」ゴロゴロ ジタバタ
女の子「パンダちゃぁぁあああーん!!」
男の子a「死ぬなーっ!」
パンダ「うがーっ! ごあーっ!」ゴロゴロ ゴロゴロ
女の子「パンダちゃん! おちついて!」
パンダ「がおー!」
男の子a「バカ! 何でパンダに絵の具なんか塗ってんだよ!」
女の子「絵の具じゃないよ! 墨汁だもん!」
男の子b「そんなの今はどうでもいいよ!」
男の子c「ぐわーっ! パンダに踏まれたー!」
パンダ「うがーっ!」ゴロゴロ ゴロゴロ
男の子a「大丈夫か? 男の子c」
男の子c「大丈夫じゃねぇよ! 早くパンダを止めてくれよ!」
男の子b「おいみんな。早くパンダを止めるんだ!」
男の子達「パンダを止めろー!」「パンダを止めろー!」
パンダ「がおー!」
どうしよう。早くパンダちゃんを落ち着かせないと大変だよ……
>>20さん。どうすればいいのかな?
トウモロコシで屋外に誘導
女の子「とっ、とにかくパンダちゃんを教室の外に出そうよ」
男の子a「そうだな。教室がボロボロになったら困るしな」
男の子c「何でもいいから早くしろぉ。あと保健室につれて行けー」
女の子「パンダちゃん。タンコブとか出来てるかな?」
男の子a「バケツが直撃したからなぁ」
男の子c「俺がパンダに踏まれたの!」
男の子b「甘えるなよ」
男の子a「自分で行けよ」
男の子c「お前ら冷たい……」
女の子「パンダ優先主義♪」
パンダ「がおー」
男の子a「家庭科室からトウモロコシ借りてきた」
男の子b「盗んできただろ?」
男の子a「細かい事はいいんだよ」
パンダ「がおがお」のしのし
女の子「あっ、そっちに行ったよ」
男の子a「よーし。こっちだぞ。パンダ」
男の子b「校舎の外に出そうぜ。ちょっと運動させたら大人しくなるだろうし」
女の子「賛成。鬼ごっこして遊ぼうよ」
男の子a「それいいな。面白そうだ」
女の子「パンダさーんこーちら。手ーのなる方へ♪」
パンダ「がおーがおー」のしのし のしのし
男の子b「よし。校庭に到着だ」
女の子「わーい。鬼ごっこだぁ」
男の子a「ほれほれ。トウモロコシだぞー」
パンダ「がおー♪」
六年女子「くっ!? 熊だーっ!!」
四年男子「校庭に熊が出たよー!」
六年男子「アイツら、熊に追いかけられてるぞ!」
女の子「ほえ?」
男の子a「なんか騒がしいな」
男の子b「まぁ、見た目は思いっきり熊だしな……」
パンダ「がお?」←黒塗りパンダ
三年女子「ぎにゃぁぁああああ!!!」
三年男子「みんな逃げろー!」
一年女児「くまくまぁ♪」
一年男児「くまさーん♪」
四年女子「先生ーっ! 先生ーっ!」
二年女児「けーさつよぼー」
二年男児「しょーぼーしゃよぼー」
男の子a「…………」
女の子「あははっ。大騒ぎだね」
男の子b「ちょっと笑い事じゃないかもな……」
パンダ「がおがおー」
女の子「あはははは……」
えっと。どうしよう?
>>26さん。お願いします。
パンダ殺す
え? パンダ殺す?
殺す? 殺す? 殺す? 殺す? 殺す? 殺す? 殺す? 殺す?
コロス? コロス? コロス? コロス? コロス? コロス? コロス?
ころす? ころす? ころす? ころす? ころす? ころす? ころす?
女の子「ころすの?」
パンダ「…………?」きょとん?
女の子「ごめんね。パンダちゃん……」クスン…
パンダ「……///」すりすり
女の子「…………」ススッ…
…………………………
………………
……
━━end━━
まぁ自由安価のスレやから、こう言う事もね……
……ごめんね。パンダちゃん……
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