【大都会岡山】エコくのいち3R でコロリ (13)

岡山県津山市のキャラクター「エコくのいち3R」のssです。

知らない方は参照してください。
http://www.tvt.ne.jp/~gomizero/index.html

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434118012

明美「いやー、鶴山公園の石垣の上は気持ちいいね。」

風花「本当。特にここからの眺めは最高!」

実里「明美、風花。」

明美「なに、実里?」

実里「花見の季節はもう終わってる。」

明美「あーもう、分かってるわよ!ごめんね、『お花見行こう!』って約束したのに結局行く時間取れなくて。」

実里「構わない。私は二人と一緒にいられればそれでいい。」

明美「おお、言ってくれるねえ。ね、風花。」

風花「べ、別に私は嬉しくなんかないし…。」

明美「照れちゃってもう!」

風花「そ、そんなことよりお弁当にしましょう!」

明美「おー!」

実里「承知。」

明美「へへ、今日はお弁当作って来たんだ。マイ箸もちゃんと持ってるよ。」

明美「って、実里のお弁当凄い!その風呂敷に包まれた重箱、全部お弁当なの!?」

実里(コクリ)

実里「折角だから作ってみた。」

実里「良かったら二人も食べてみて欲しい。生ごみがなるべく出ないように作った自信作だ。」

風花「有り難う。分けてもらってもまだまだあるみたいだけど、それ全部食べ切れるの?」

実里「問題ない。いつもこのくらいは食べている。」

風花「カロリーはその細身のいったいどこへ消えてるの!?胸か!?胸なのか!?」

風花「私なんてこの間も体重増えてて…」ブツブツ

明美「それにしてもこの広場、なんだかごみが散らかってるね。」

風花「この間の連休に宴会があったみたいだから、そのせいかしら。」

明美「折角の公園なんだから綺麗に使わないと。風花、ごみ袋持ってない?」

風花「ごめんなさい。最近はマイバッグ持参で買い物してるから、余分な袋は持ってないの。」

明美「そっか。じゃあ公園のごみ箱を探そうか。」

シンドローム「ククク、エゴカウンターがいっぱいになった!」

シンドローム「出でよ、ゴミラ!」ピカー!

ゴミラ「ゴミー!」

実里「!」

実里「…何かいる!」

風花「あれを見て!」

明美「か、怪獣!?」

ゴミラ「ゴミー!!」

シンドローム「はははは、やれ、ゴミラ!津山をゴミだらけにするのだ!!」

ゴミラ「ゴミゴミー!!」

風花「ああ、公園が…!」

実里「私たちの街をゴミだらけにするなんて…!」

明美「絶対に許せない!!」

明美・風花・実里「「「変身!」」」

風花「リデュース!」

実里「リユース!」

明美「リサイクル!」

明美・風花・実里「「「エコくのいち3R!」」」

明美「そこの怪獣!ごみを散らかすのはやめなさい!」

シンドローム「あん?なんだあの小娘たちは?やれ、ゴミラ!必殺『(分別とか)超しんどいわ』!」

ゴミラ「ゴミー!」チョーシンドインデスケドー!

明美「みんな、こっちも必殺技よ!」

明美「鶴山石垣クラッシュ!」(箸のヌンチャクで攻撃)

風花「城東街並みスラッシュ!」(扇子でかまいたちを起こし攻撃)

実里「吉井川スプラッシュ!」(風呂敷から水流を放ち攻撃)

ゴミラ「ゴミー」ケロリ

風花「そんな!私たちの攻撃が効かない!?」

実里「…強い。」

明美「諦めちゃだめだよ!3人の力を合わせればきっと…!」

シンドローム「ゴミラ、蹴散らしてしまえ!不法投棄の冷蔵庫攻撃!」

ゴミラ「ゴミッ!」ビュオオオオ!

風花「きゃっ!凍っちゃう!」ピキピキ

シンドローム「続いて、水を切らずに捨てた生ごみ攻撃!」

ゴミラ「ゴミッ!」ベシャッ

明美「うわあああ!なんかベトベトするし臭い!」ベトー

シンドローム「さらに、燃えるごみの袋に隠して捨てた金属片攻撃!」

ゴミラ「ゴミッ!」ザクッ!

実里「ぐっ…!なんて切れ味…。」ボロボロ

風花「駄目、強さが違いすぎる…。」ガクッ

シンドローム「はっはっは、エコくのいち3Rよ、大したことなかったなあ!」

シンドローム「やれ、ゴミラ!止めのブロークンマグナム!」

ゴミラ「ゴミー!!」ギュイイイイン

実里「…来る!」

風花「もうおしまいよ…。津山はゴミだらけになるんだわ…。」

明美「こんなところで負けないんだから!」ダッ

風花「あ、明美!一人で突っ込むなんて無茶よ!」

明美「無茶なんかじゃない!一人一人の力は小さくても、3Rは小さな力が集まって大きな力になるんだから!」

明美「はああああ!!」

風花「明美ー!!」

実里「明美!!」

ゴミラ「ゴミー!」グワッ

???「その通りコロリ!」

バキッ

ゴミラ「ゴミー!?」バタン!

風花「ゴミラが倒れた!?」

実里「あの人は一体…。」

コロリン「オアシス星からやってきたちょっと可愛いヒーロー、コロリンでコロリ!」

コロリン「エコくのいち3Rの皆、今のうちにゴミラがポケットに蓄えたゴミを3R活動で減らすコロリ!」

明美「オッケー、任せておいて!」

風花「ゴミの出る量を減らす、リデュース!!」

実里「一度使ったものを繰り返し使う、リユース!!」

明美「使い終わったものをもう一度資源に戻して製品にする、リサイクル!!」

ゴミラ「ゴ、ゴミィ…」ヘナヘナ

明美「コロリン、今よ!」

コロリン「リサイクルビーム!!」ビビビビ

ゴミラ「ゴミイイイイイイイ!!!」シューン

風花「やった!ゴミラが消滅した!」

実里「…勝利。」

明美「有り難う、コロリン!」

コロリン「いやいや、みんなが3R活動でごみを減らしてくれたおかげコロリ。」

シンドローム「くっ…!覚えてろよ、コロリン!」

シンドローム「人間たちのエゴがある限り、ゴミラは何度でも生み出せるのだからな!」

コロリン「シンドローム、確かに人間のエゴはなくならないコロリ。」

コロリン「でも人間は学習できるコロリ。」

コロリン「3R活動の重要性を知った人間たちは、もうお前の思う通りにはならないコロリよ!」

風花「リデュース。」

実里「リユース。」

明美「リサイクル。」

明美「みなさーん、ごみの減量のため3R活動、3R活動をよろしくお願いしまーす!」

風花「くすっ。明美ったら、それじゃあ選挙カーみたいよ?」

明美「だって3RをガンガンPRしたいんだもん。これは地球のためなんだよ?私たち皆のためなんだよ?」

実里「…明美らしい。」

風花「そうね。」

実里「…風花はあんな明美だからこそ一緒に3R活動しようと思ったのでは?」

風花「な、何言ってるのよ!べ、別にそんなことないんだから!!」

実里「…わかりやすい。」

風花「うぅ…。」

明美「そこのあなた!あなたはもう、3Rを知ってますよね?」

明美「私たちの未来のために、3Rの実施を」

明美・風花・実里「「「よろしくお願いします!」」」


おしまい

埋もれているご当地キャラの発掘と
それいけコロリンの再放送を願って、
超短編ですが書いてみました。

エコくのいち3Rも登場するイベント「もん☆へす」は6月14日開催です。
皆様、どうぞ岡山にお越しください。
http://monfes.com/index.html

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