ヴァッシュ「おわああああああああああああああ！！！！！！」





魔理沙「ふーんふーんふーん……お、こりゃいいのがあるな」ｺﾞｿｺﾞｿ

魔理沙「よし、これで材料は足りるか。早いとこ帰って新薬の実験を」

……ｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧ

魔理沙「……ん？なんだ、唸り声？」

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

魔理沙「……上？」ﾁﾗｯ

ヴァッシュ「ああああああああああおじょーさんどれほどいてえええええええええええええ！！！！！」

魔理沙「おわっ」ｻｯ

ドゴンッッ



魔理沙「……箒が降ってきた、いや、箒頭か。埋まっちゃったけど」

ヴァッシュ「……」ﾁｮｲﾁｮｲ

魔理沙「いや悪かったな、上から降ってきて突き刺さる趣味のやつなんて初めて見た。邪魔はしないぜ」

ヴァッシュ「」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

魔理沙「え？あぁ、引っこ抜いて欲しいの。どれ」ｶﾞｼｯ

魔理沙「よいしょっ」

ヴァッシュ「ぶはーーーーっ」ｽﾞﾎﾞｯ

ヴァッシュ「あーーーー、死ぬかと思った……」ｾﾞｪﾊｧ

魔理沙「普通死ぬぜ、人間ならな」

ヴァッシュ「ありがとう、助かったよ……うぇぇ、口の中まで土の味……」

魔理沙「いやいや、礼は欲しいが言葉は受け付けないぜ」

ヴァッシュ「それはどーも……ぉ……？」

魔理沙「どうした？」

ヴァッシュ「……なんだ、この、ジオプラント……？」

魔理沙「なんだそれ」

ヴァッシュ「……君、ここは、ノーマンズランドのどの辺りだ？旅してる時にこんなところを見たことはなかったけど」

魔理沙「……のーまんずらんど？」

ヴァッシュ「……てか、なんだいその格好は。まるで童話のウィッチみたいだ」

魔理沙「ウィッチじゃないな。普通の魔法使いだ」

ヴァッシュ「……へ？」