剣心「…薫殿が身籠って早数ヶ月」(139)

剣心「…燕殿に手を出してしまった」

~回想~
縁との死闘を乗り越え、皆がそれぞれの道に進み早数ヶ月。
拙者は薫殿と結ばれ夫婦となった。

剣心「久しぶりでござるな。こうして赤べこに来たのは。」

薫「そうね、恵さんも久しぶりに帰ってきてくれたし!」

恵「ふふっ久しぶりに帰ってきたらちゃっかりやることはやってるのね、あなたは。」

薫「ちょっと//なにイッテルンデスカ//剣心もなにか言ってよ//」

剣心「おろろ//」

恵「見たところ3ヶ月くらいかしらね。顔色も良いし、状態は良さそうね。」

弥彦「そんな事はどーでもいいけどよーはやくメシ来ないかなー」

燕「お待ちどう様です!」カチャカチャ

弥彦「おっきた!メシだメシ!」

薫「ほんとこの子は行儀が悪いわね~もう。」

燕「ふふふ。みなさんゆっくりしていってくださいね。」ニコッ

剣心「かたじけないでござる。」(最近めっきり大人びたでござるなあ)

弥彦「早速食べようぜ!いただきます!」

ワイワイガヤガヤ

恵「あなたは子供の分もいっぱい食べなきゃね。」

薫「ふふっ。ありがとうございます。」

弥彦「燕!おかわり!」

薫・恵「はやっ!」

燕「はいはい。」ニコニコ

剣心「…」(やばいでござる。燕殿かわいいでござるw)

剣心(薫殿が身籠ってからごぶさたでござるからなあ…春画も、もう飽きたでござる)モンモン

薫「剣心?どうしたの?黙っちゃって。」

剣心「ハッ!…薫殿達とこうして幸せな時間を過ごせるのを噛み締めていたのでござる。」(拙者は何を考えてたでござるか…!)

薫「//…そうね。私も今とても幸せよ//」

恵「この夫婦は…はあ…。」

弥彦「おかわり!」

――――
―――
――

弥彦「はー!食った食った!」

剣心「ごちそう様でござる。」

恵「久しぶりに楽しい時間を過ごせたわ。」

薫「またみんなで来ましょうね!あっ恵さん今日はもう遅いですし、泊まっていきますよね?」

恵「そうしたいのはやまやまだけど明日は大事な用があって。ごめんなさいね。」

剣心「おろ。大変でござるな。」

恵「まだまだ勉強する事はたくさんありますから。また帰って来ますわ。」

薫「…残念だわ。絶対またみんなで集まりましょうね。」

恵「もちろんよ。次はあなたの子供にも会えるかしらね。」

薫「うふふ。頑張りますね//」

燕「みなさんもうお開きですか?片付けますね。」ニコッ

弥彦「よしっ腹も膨れたし先に帰るわ!恵、燕またな!」

恵「ふふっ。次会うときにはもっと立派な侍になっててね。」

弥彦「まかせとけ!」タタッ

燕「またね、弥彦君。」ヒラヒラ

恵「じゃあそろそろ馬車も来る頃だし私も。」

薫「あっ私送りますよ。剣心ちょっとまっててね。」

剣心「おろ。気をつけて行ってくるでござる。」

薫・恵「燕ちゃんごちそうさまね。」

燕「いえいえ。また来てくださいね。」ニコニコ

燕「剣心さん、今と片付けますから、寛いでいてくださいね。」

剣心「いやいや、もう他のお客もいないでござるし、手伝うでござるよ。」

燕「そっそんな。悪いですよ。」アセアセ

剣心「気にしないで良いでござる。燕殿にもお世話になったでござるからそれくらいは。」ニコッ

燕「うう…//ありがとうございます。」

赤べこ洗い場

カチャカチャ

剣心「こうも洗い物が多いと大変でござるな。」

燕「えへへ。でもなれたら楽しいですよ。」

剣心「そうか燕殿はえらいでござるな。」ナデナデ

燕「そういえば剣心さん。もうお子さんの名前は決まったんですか?」

剣心「ハハッ、気が早いでござるな。」

燕「えっえへへ。私も楽しみで。」

剣心「…男の子なら剣路と名付けようと思うでござる。みんなには内緒でござるよ。」

燕「剣の路…。剣心さんらしいですね。すごく良いと思います。」

剣心「ありがとうでござる。」ニコッ

燕「…そういえば剣心さん…。あの…!変な質問して良いですか…?」

剣心「おろ…??なんでござるか?」


燕「…子供ってどうやったら出来るんですか??」

剣心「」

燕「ああ!やっぱり変な質問なんですね!ごめんなさい!ごめんなさい!」アタフタ

剣心「…!いやいやびっくりしただけでござるよ」アセアセ

燕「おたえさんも教えてくれないし、弥彦君なんか顔真っ赤にしてまだ早いって言われるし…」

剣心「おろろ。」(弥彦め…なんてうらやましい)

燕「…それで剣心さんなら優しいから教えてくれるかなって思っちゃいまして//」カオマッカ

剣心「おろおろ困ったでござるな。」(かわえぇ)

燕「やっぱり変な質問でしたよね…?」ウワメヅカイウルウル

剣心(やばいでござる。かわいいでござる。もう我慢出来ないでござる。拙者も男の子でござる。しかしここで手を出したらまた巴が笑ってくれなくなるでござる。いや待て、そもそも巴は拙者が覚悟を決めて立ち上がった時以来見えてないでござる。だから大丈夫なはずでござる。そうでござる。)

燕「剣心さん…?」アセアセ

剣心「ハッ!燕殿…。教えるのは構わないでござるが、いかんせん言葉にするのは難しいでござる。」

燕「えっ!やっぱり難しい事なんですね。」アタフタ

剣心「…しかし実践すればいとも容易いでござるよ…?」ニコニコッ

燕「えっ!でも子供は私にはまだ早いかなって。」

剣心「大丈夫でござる!外に出せば大丈夫でござる!」

燕「そと…?」

剣心「気にしないでござる。ささっちょっと奥に行くでござる。」

燕「剣心さんが言うなら大丈夫なんでしょうね。お願いします。」ニコッ

赤べこ奥の間

剣心「ささっ燕殿。子供を作るに当たって痛いことも恥ずかしいこともあるでござるが大丈夫でござるかな?」

燕「えっ!そうなんですね!やっぱりそれだけ大変なんですね!薫さんやっぱりすごいなあ。」

剣心(薫殿は男勝りでござる。薫殿がイク時の声はトラウマものでござる。)

燕「でも私ももう大人ですから!これからの為に、弥彦君のためにも頑張ります!」

剣心「…えらいでござるな。」(弥彦め…明日は拙者が直接稽古をつけてやるでござる。)

燕「はい!剣心さん、まずは何をしたら良いですか?」ニコニコ

剣心「これから行う事は決して他言無用でござる。そして今から燕殿にしていく事は決してやましい気持ちなど無いことをわかって欲しいでござる。」

燕「…??はい!わかりました!」

剣心「えらいでござる。では…まずは…服をすべて脱ぐでござる!」キリッ

燕「」

燕「…ええー!それって必要なんですか?」カオマッカッカッカッカ

剣心「必要でござる!決してやましくないでござる!拙者も脱ぐでござるから安心するでござる!」スルスル

燕「えっちょっわっわかりましたっ!私も脱ぎます!」アセアセスルスルパサッ

剣心「わかってくれて嬉しいでござる!」キリッボロンッビビン

燕「…!!殿方のはそういう風になってるんですね//」カァァ

剣心「拙者も自慢の刀でござる!」フンスッ(燕殿の白い肌がぁぁ!小ぶりの胸がぁぁ!)

燕「刀…??ぬ…脱ぎました!」

剣心「次は拙者が薫殿に触れて行くでござる。力を抜いて仰向けに寝るでござる…」(ハアハアハア!)

燕「ハッハイ!ワカリマシタ!」


剣心「かわいいでござる。」ニコッキラン

剣心(ああ…薫・巴…すまないでござる!)

間違えた…!
薫に触れてどうすんだよ。燕に触れるんだよ。見て下さるみなさん脳内補正お願いしゃす。

ゴロンッ

燕「…よ、よろしくお願いします///」

剣心「任せるでござる!」(生きてて良かったでござる!縁よ、早く立ち直るでござる!生きてたら希望がいっぱいでござる!)

剣心「じゃあ触って行くでござる。」クビモトサワサワ

燕「…あっ」ピクッ

剣心「かわいいでござる。燕殿。」

燕「はっ恥ずかしいです…」

剣心「大丈夫でござるよ。」ムネサワサワ

燕「んんっ…はあはあ」

剣心「白くて綺麗でござる。白梅香がよく似合いそうでござる。」(ああ…!薫殿より反応が初々しいでござる。かわいいでござる。)

燕「はあっあっはあ」

剣心「そろそろ…」

燕「えっあっそこは…!あっ…」

剣心「…よく濡れてるでござる。」

燕「私…おかしくなったんでしょうか…」ハアハア

剣心「子作りには必要でござる。最終的には拙者のコレを燕殿のアレに入れるでござる。」

燕「えぇっ!大丈夫なんですか…」

剣心「拙者を信じるでござる。」キリッ

剣心(ここまで来て生殺しは嫌でござる!)

燕「でも…!怖いです。」

剣心「安心するでござる。拙者には飛天御剣流があるでござる。」

燕「…えっ」

剣心「神速の納刀術…龍鳴閃でござる!だから大丈夫でござる!神速でござる!」

燕「えっえっ?」

剣心「神 速 で ご ざ る!」キッ

燕「はっはいワカリマシタ…!」ビクッアセアセ

剣心「安心するでござる。痛みも感じない程早く、燕殿に拙者のコレがアレするでござる!」

剣心「では…入れるでござるよ…!」

燕「はっはい!優しくお願いします//」

剣心(かわいいでござぁぁるぅぅぇぇ)

剣心「では…!」ピトッ

燕「あっ…」

剣心「飛天御剣流…!龍 鳴 閃!」

スッパアァァァン!

燕「あぁ!気づいたら剣心さんのが入ってる!」

剣心「大丈夫でござるか…?」

燕「はっはい…。むしろその、圧迫感というかなんと言うか…その、気持ちいです…///」

剣心「」

剣心(やばいでござる!反則でござる!斎藤の零式より反則でござるぅ!)

燕「これなら動いても大丈夫だと…思います…ハアハア」

剣心「では動くでござる…!」

剣心「オォォ!龍鳴閃!龍鳴閃!龍鳴閃!龍鳴閃ンンン!」

燕「ハッハッアッアッ///」

剣心「ハアアアア!!飛天御剣流!」

剣心「龍槌!」

剣心「翔閃!」

剣心「オオオッ!龍巻閃・「凩」!」

剣心「「旋」!」

剣心「「嵐」!」

燕「」ビクビクッッ

剣心「飛天御剣流 九 頭 龍 閃!!!」

スススススススススパァン!

燕「きっきもちいです!剣心さん!」ハアハアビクッビクッ

剣心「拙者も気持ちいでござる!燕殿のアソコが焔霊みたいに…いやっこれは火産霊神並に熱くて!ヤバいでござる!」

燕「??剣心さんも気もちいんですね?良かった!ハアハア」

剣心(そろそろ限界でござる!)パンッパンッ

剣心(最後は外に出さねばならぬ!失敗は許されないでござる!)パパパパンッ

剣心(外に抜刀せねばならぬ。ならば…!)
剣心「そろそろ決めるでござる。神速の抜刀術…!」

燕「?ハアハア。アンッアンッ。」

剣心「飛天御剣流 奥義! 天 翔 龍 閃!!」

剣心(飛天御剣流の抜刀術は全て隙を生じぬ二段構え!!)

剣心(一度大きく突いて!)

燕「アッ深い!!アッー!」

剣心(二度目の突きの後に直ぐに引き抜くッ!)ズロォ!

燕「アー!」

ドピュッゥゥ!

剣心「師匠!奥義を授けて下さりありがとうございましたぁぁぁ!」ビクッビクッビクッ

剣心「燕殿…これが「子作り」でござる!」ドンッ

燕「ひゃ、ひゃい…。すごかったれす…。」グデ-

剣心「ん!」ピクッ

燕「どうかしましたか??」

剣心「直ぐに服を着るでござる!」

燕「えっ?」

剣心「早く!」

ガラガラ
薫「剣心ー?遅くなってごめんねー?」

タタッ
剣心「構わないでござるよ。積もる話もあったでござろう。」サワヤカ-

薫「そろそろ帰りましょうか。燕ちゃんは?」

剣心「洗い物でござろうか?」シレッ

薫「燕ちゃんー?」

燕「はっはい!」パタパタ

薫「あっ燕ちゃん。今日はありがとうね。また来るわね。」

燕「はっはい!また来てくださいね。」アセアセ

剣心「では帰るでござるー」ニヤ

薫「またねー」ニコ

~一夜明けて~

剣心「昨日はすごかったでござる…」

剣心「薫殿が身籠って早数ヶ月…」

剣心「冷静に考えれば拙者はなんという事を…!」

剣心「まさか」

剣心「燕殿に手を出してしまった…」

剣心(しかし拙者の飛天御剣流もまだまだ現役でござるな。九頭龍閃といい龍鳴閃といい…!めでたく我が子が生まれたら薫殿に龍鳴閃を試して見るでござる♪)ニヤ

薫「剣心?おはよう朝食できたわよ?」

剣心「ハッ!おはようでござる。今行くでござる。」タタッ

薫「今日のお味噌汁はどうかしら?」

剣心「おいしいでござる。幸せ者でござる。」ニコッ

薫「もう//」

剣心(相変わらず不味いでござる。もはや毒でござる。)

剣心「あっ薫殿。今日は拙者が弥彦に直接稽古をつけるでござる。」

薫「あら。珍しいわね。ちょっと前まで弥彦も一人前でござるから拙者が直接指導する分けにもいかないでござるって言ってたのに。」

剣心「…いやあただの気まぐれでござるよ。弥彦の実力も確認したいでござる。」ニコッ

剣心(弥彦…燕殿にああも言い寄られて応えてないとは武士の風上にもおけないでござる!これは嫉妬ではないでござる!…そうでござる、天誅、天誅でござる!縁も旨いこと言ったでござるなww )

薫殿「あっ今日は診療所で定期検診だから稽古の時はいないからよろしくね。」

剣心「任せるでござる。」(しめしめでござる!!)ニコ

――――
―――
――


薫「じゃあ行ってくるね、剣心。」

剣心「気をつけて行ってくるでござる。道場は任せるでござる。」ヒラヒラ

薫「お願いしますね。もうすぐ弥彦来ると思うから。」

剣心「かしこまったでござる。」(さあ天誅の始まりだ!でござる。)

弥彦「明神弥彦入りますーっ」

剣心「おっ来たでござるな!」

弥彦「あっ剣心!さっき薫から聞いたけど今日は直接稽古をつけてくれるんだよな!」

剣心「そうでござる!てんち…いやいや稽古をつけるでござるよ。」ニコ

弥彦「??よろしく頼むぜ!」

剣心(ハッ!人誅でござったああああぁ!水に流すでござるぅぅ!)

弥彦「剣心?顔色悪いぜ?」

剣心「気にするなでござる…」

チャキッ…

剣心「…構えるでござる弥彦…!」キッ

弥彦(!!この剣気!この威圧!!飛天御剣流はもう殆ど撃てなくなったと言ってもかつて伝説とまで謳われた最強の剣客ー…)

弥彦「よしッ」

チャキッ

剣心「それでいい…」ギラッ

弥彦「いくぜ剣心!!」

弥彦「ウオオッ!」ダッ

剣心「飛天御剣流 天 翔 龍 閃!!!」

弥彦「え」

ドガアァァアアァ!!

スッ

剣心(人誅でござる…)チャキッ

弥彦「」ビクンビクン

剣心(弥彦がビクンビクンしてもなにも興奮しないでござる)スタスタ

弥彦「」ビクンビクッ

剣心「弥彦…これが飛天御剣流の奥義でござる。この一撃を気に、より一層武士の道を極めるでござるよ…。」

弥彦「」シーン

剣心「さっちょっと赤べこまで行ってみるでござる」ニヤッ

赤べこまでの道中

剣心「おろっ燕殿。こんにちわでござるー。」

燕「あっ!こ、こ、こんばんわ…じゃなくてこんにちわ///」

剣心「おろ燕殿、お使いでござるか?」ニコッ

燕「えっあっはい。ってもう殆ど終わって暇をもて余してたんですけどね//」

剣心「…体の調子はどうでござるか?」

燕「ひゃ、ひゃい!特に何もなく大丈夫です//昨日はいろいろご指導ありがとうございました//」

剣心「なら良かったでござる。何かあったらいつでも言うでござる。」ニタッ

その頃、道場ー

薫「ただいまーって」

弥彦「」シーン

薫「」

薫「弥彦!?ちょっとどうしたの!?」ユサユサ

弥彦「ん…!いててテ」

薫「ちょっとどうしたのよ弥彦」アセアセ

弥彦「いや奥義をくらって…」

薫「え」

弥彦「あれが天翔龍閃…!すごかったぜ…!」キラキラ

薫(剣心が弥彦に奥義を…?なにか考えがあるのかしら…!)

弥彦「食らって初めてわかるぜ奥義のすごさ!剣心は多分俺にもっと精進するようにと伝えたかったんだ!」キボウノマナザシキラリン

薫「えっえぇ。きっとそうね。」

弥彦「でなきゃ貴重な奥義を安々と出すはずないぜ!!」

薫(帰ったら聞いてみなきゃ…!)

その頃剣心達はー

燕「剣心さん…?こんな路地裏に来てどうしたんですか?」

剣心「…昨日の今日でござるからな。ちょっと燕殿の調子が心配だから様子をみたいでござる。」ニコッ

燕「えっそこまで考えてくれてたんですか。ありがとうございます//でも今はどこも大丈夫だと思いますよ//」

剣心「…子作りは新たな命を生み出す行為。気づかない内に身体に支障がでるかも知れないでござるから念のためでござる。」キラキラニコッ

燕「な、なるほど!確かに大変な作業でしたからね!」

剣心「そうでござる!そうでござる!!さっ拙者が調子を視てあげるでござる!」ワキワキ

剣心「燕殿、壁に手を突くでござる。」

燕「はっはい…!//」(恥ずかしい恰好だなあ…//)

剣心「ちょっと失礼するでござるよ」ハアハア

スカートメクリッ

燕「きゃっ!///」

剣心「ささっじっとするでござる。燕殿のためでござる。」

燕「はっはいぃ」カオマッカ

剣心「ちょっと下着も下ろすでござるよぉ」(白!白キタ!!)

スルスル

燕「はっはい/////」メヲツブリ

剣心「ほうほう」(見えたでござる!)

燕「ど、どうですか…?」

剣心「大丈夫だと思うでござるが、ちょっと失礼。」サワサワ

燕「!!」ビクッ

燕「ひゃあぁあ…。」ビクビクビクッ

剣心(感度良好でござる。拙者の逆刃刀もギンギンでござるw)クチュクチュ

燕「はっ恥ずかしいです//」

剣心「ではそろそろ。」スルスルギギン

燕「えっ…?」カオマッカ
剣心「これも調査の一環でござるからね。」ナデナデ

ピトッ

燕「あ…」

剣心(飛天御剣流 龍鳴閃…!!)

スッパアアァアアアアン

燕「アッアアァ!」

剣心(さらに…!この体制にはバッチリの技があるでござる!)

剣心「飛天御剣流 龍翔閃!」

剣心(突き上げるでござるぅぅ!!!)

燕「ンー!!!//////」ビクビクン

一方道場ではー

薫「はいっ!手当終わり!」

弥彦「サンキュー薫。」

薫「にしてもこの傷跡は容赦なく天翔龍閃を打ったわね…」

弥彦「?手加減なんか普通しないだろ?」

薫「うーん。」

弥彦「さっちょっと素振りでもしてくらぁ。」

薫「ちょっ弥彦今日は安静にしてなきゃー」

弥彦「1日も早く剣心に追い付きたいんだ…!」

薫「…!そう、フフ。無理はしないでね。」ニコッ

弥彦「おうっ!」タタッ

剣心達はー

燕「はぁっはぁっ」

剣心「燕殿、異常は無かったでござるよ」サワヤカ

燕殿「あ、ありがとうごじゃいましたぁ」ハアハア

剣心「では拙者はそろそろ戻るでござる。」

燕「はい、なにからなにまですいません。//私も赤べこに戻ります。」

剣心「気をつけるでござるよ~」ヒラヒラ

燕「また赤べこにも来てくださいね!」ペコッ

タタッ

剣心「さて…戻るでござる」テカテカ

剣心「ただいまでござる~」

ガラガラ

薫「あっおかえりなさい」ニコッ

剣心「戻ったでござる」ニコテカニコテカ

薫「…なんか血色よくなった?」

剣心「日々の薫殿の料理のお陰でござるな」テカテカ

薫「もうっ//あっそういえば弥彦の事なんだけど…!」

居間

薫「どうして弥彦に奥義を使ったの?」

薫「しかも本気で打ってーもしもなにかあったらどうするのよ、もう!」

剣心「」ギクッ

剣心「あ、あれはでござるな…!」アセアセ

薫「んー!?」

剣心「!!…まだ弥彦には内緒にしておいて欲しいでござるが…」

剣心「弥彦が元服を迎えたら逆刃刀を渡そうと思うでござるー。」

薫「えっ…」

剣心「今の弥彦は立派でござる。しかし逆刃刀を持つにはまだまだ未熟でござる。」

剣心「そのために奥義を持って弥彦にその重さを伝えたかったでござるよ。」

薫「剣心…」

薫(剣心の不殺さずの信念の逆刃刀を…!)
薫「剣心、ちゃんと伝わってたわ…」

剣心「…そうでござるか…。」

薫「あっそろそろ夕食の準備するわね。」パタパタ

剣心「お願いするでござる。」ニコッ

剣心(さらば…!逆刃刀!!)

数刻後ー

薫「お待ちどうさま。」

剣心「おっいただきますでござる。」

薫「はいどうぞ。」ニコッ

剣心「うん、今日も美味いでござる!」

剣心(うん、相変わらず不味いでござる!)

薫「ありがとう。作りがいがあるわぁ」ニコニコ

剣心「幸せでござる~」ニコ

数刻後…。

剣心「ごちそうさまでござった。」

剣心(昔、佐之助が薫殿のみそ汁を飲んで毒と言っていたのが身に染みるでござる。)

薫「お粗末様でした。」ニコニコ

薫(今日も残さず食べてくれたわ//こういう幸せに憧れてたのよね~//)

剣心「いえいえでござる。」ニコニコ

剣心(本当にお粗末でござる!拙者が作ろうでござろうか。)

夜、縁側でお茶を飲む二人。

剣心「今日もいろいろと疲れたでござる。」

薫「お疲れさま剣心。それにしても、こうして縁側でお茶を飲むのが日課になったわね…。」

剣心「…そうでござるな。昔からは考えれないでござる。」

薫「…そうね。剣心が私を助けてくれて。いろいろあって、また助けられて。」

剣心「最初の薫殿は怖かったでござるなwwww」ニコニコ

薫「もうっ//でも私、助けられてばっかりだわ…」カタニヨリソイ


剣心「…そんなことは無いでござる。拙者は薫殿のお陰で人斬り抜刀斎から抜け出せたでござるよ…」カオルノカタニテヲ…

薫「剣心…///」

剣心(今日もいろいろと頑張ったwwでござるから早く寝たいでござるww)

次の日~街道~

剣心「今日は散歩日和でござる~」テクテク

???「ん…ありゃぁ…!」

剣心「!!!」

剣心「燕殿こんにちわでござる!」ニコニコ

燕「あっ剣心さん!こんにちわ!」

剣心「…今から時間はあるでござるか?」ニコニコ

燕「いえ、ちょうどお使いの途中で、ごめんなさい。どうかしましたか?」ニコニコ

剣心「いやちょっと昨日の具合を…」ニヤニヤ

???「んん…?」

モーケンシンサンッタラ
ツバメドノノタメデゴザル-
ハズカシイデスゥ
キノウノツバメドノモカワイカッタデゴザルゥ
キャッキャウフフ

???「ほぅ…。あれは妻さんではないなぁ。それにあの嬢ちゃん…。ハハ。こりゃぁ…」

???「お し お き が必要だな」ニヤリ

その日の午後

剣心「ごちそうさまでござる。」

剣心(さすがに吐きそうでござる!)

薫「お粗末様でした。」ニコニコ

剣心「ほ…いやいやいつもありがとうでござるよ。」ニコニコ

剣心(ついほんとにお粗末でござると言いそうになってしまったでござる!)

コンコン


薫「あら?こんな時間に誰かしら?」パタパタ

剣心「??」パタパタ

薫「はーいいま開けますね。」

ガラガラ

比古清十郎「よう、バカ弟子。」ニヤ

剣心「」

比古「ちょっとバカ弟子借りるぜ?」

薫「えっえっ」

剣心「師匠なに事でござる!こんな時間…

比古「うるせぇロリコンバカ弟子。」

剣心「え」タラ

薫「えっと」

比古「ちょっと弟子に話があるからすまねぇが今晩は借りるぜ。なに、はやけりゃ明朝には返す。」

薫「は、はあ。」

比古「遅けりゃ帰ってこねえかもな」ククッ

薫「え」

比古「じゃ、借りてくわ。」ガシッ

剣心「えっ」

ズルズルズルズル

剣心「えっえっ?」ダラダラダラダラズルズルズルズル

ガラガラピシャッ

人気のない河原

比古「…でどうだ剣心。」

剣心「…はぁ。」

比古「なんで連れてこられたかわかるな。」

剣心「…なんとなくわかるでござるが…」

比古「今からお前の人格を正す。」

剣心(なぜ師匠にばれたでござる!?)

比古「なぜばれたかみたいな顔しやがって。今日偶然見たんだよ。赤べこの嬢ちゃんと話してるのを。」

剣心「え…それだけで?」

剣心「ふ、不十分でござる!証拠も糞もないでござる!」

比古「バカやろう!!」ビリビリ

剣心「!!!」ビックウゥゥ

比古「腐っても俺はお前の師匠だからな。お見通しだ。覚悟はいいな」バッ

ズッシィィ

剣心(あっあわわわわ!師匠がマントを取ったでござる!本気でござる!)

比古「あっお前の逆刃刀貸せ。」

剣心「えっ」

比古「俺のじゃ殺りかねん。」

剣心「」

剣心(逆刃刀を渡しても、渡さなくても終わりなきが…)

比古「渡すか渡さねえかどっちだ…?」ニヤア

剣心「」ササッ

比古「それでいい。」パシッ

比古「さあ…人誅だ」ズリズリズリ

剣心「拙者の目の前に鬼が!鬼がぁ!!」

比古「はぁーはっはっはっ!!!!」


ギャーアアアァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!

剣心「」ボロボロチガダラダラ

比古「よし、次はお前を上に投げて落下するまで九頭龍閃を何発打てるか遊びをするからな。」ガシッ

剣心「!」ボロボロチガダラダラ

比古「そりゃっ」

ポーイ

比古「九頭龍閃!」
ドカアァ!

比古「落ちるまでに…もう一発!」

ドカアァ

比古「ははは、まだまだ」

ドカアァ

―――
――


比古「ふん、27発しか無理だったか。」

剣心「」チーン

数時間後

剣心「ハッ!生きてる…!生きてるでござるぅぅ」ブワッ

比古「おっ気づいたか。ちったあ身に染みたか?」

剣心「すまなかったでござるぅぇっ」ドゲザァ

比古「はは。わかりゃいいんだよ。師匠の顔に泥を塗りやがってバカ弟子が。」

剣心「これからは薫殿一筋に生きるでござるぅ」ブワッブワッ

比古「そうかそうか。クックッ」










比古「まだ終わらねぇよ?」ニヤ

それから三日間、比古清十郎による指導、もとい「人誅」は続いたー…

ガラガラ

剣心「…ただいまでござ…る…」ボロボロボロ

薫「!!おかえりーって怪我すごい!!一体どうしたの!?」アセアセ

剣心「いや…拙者に言えることはただひとつ、薫殿、これからもよろしくでござるー…」バタッ

薫「剣心?剣心ー!!!」

その後剣心は会津より駆けつけた恵と薫の懸命な看病により一命をとりとめた。

比古清十郎による「人誅」が余程こたえたのか、その後は全うに生き、薫は無事に剣路を生み、弥彦が元服を迎える時に逆刃刀を伝承し、その後は薫と幸せに暮らしたそうだー。

       end

燕「私が一番の被害者じゃね?」テヘペロ

読んでいただいたみなさんありがとうございました。
ss書くのは初めてで、もしもしからの更新なんでidコロコロ変わるし、書きづらいしで更新も遅くなりすいません。
ただ、るろうに剣心が大好きです。ただそれだけで書きました。テヘペロ

>>1です。

弥彦「そろそろ男としてケジメを着けようと思う。」

燕「??」

弥彦「俺も元服を迎えて、剣心から逆刃刀を譲り受けた。」

燕「すごいです!」

弥彦「逆刃刀を受け継いでより一層精進しなければならない。」

燕「はい。」

弥彦「も、も、もし良かったらこれからずっと俺と歩んで行ってくれないか!?///」

燕「…??」

弥彦「」

道場にて

弥彦「だめだ…!上手く燕に伝わらない…!なにが白刃取り1000本制覇の弥彦だ!」

剣心「荒れておるでござるなぁ」チャヲススリ

薫「またどーせ回りくどい言い方したんでしょ!」

剣路「キャッキャ!」ギュ-

剣心「…剣路いたいでござる。あまり引っ張らないでほしいでござる。」

薫「あらあら。おいでー。」

剣路「キャッキャww」

剣心「ふう…痛かったでござる。」

弥彦「どーすりゃいいかわかんねー!!」ガシガシ

剣心「しかしこればっかりは弥彦の問題でござるなぁ」ウーム

薫「まあ、あれよ。ほんとに燕ちゃんの事が好きなら伝わるはずよ。」

剣心「直球勝負が一番でござるかもな。」ニコッ

弥彦「剣心…!薫…!そっか、そうだよな!俺ちょっと行ってくる!」タタッ

薫「急に色気付いちゃって…」

剣心「もう一人前でござるが…」

薫「なんか嬉しい様な寂しい様な、ね。」ニコッ

剣心「そうでござるな。」ニコッ

剣路「zzzz」

薫「…ねぇ剣心?」

剣心「ん?」

薫「そろそろ…二人目…ね?///」

剣心「オーウ//」

燕「ふぅお使いも終わり!さっ赤べこに戻りますか!」

チンピラa「おぉ!?かわいいね、姉ちゃん!」

チンピラb「ちょっとおじちゃん達と面白可笑しくお話でもしましょうか」ニタァ

燕「えっちょっと今からまだ仕事が…!」

チンピラa「ごちゃごちゃ言わずにさぁww」ウデガシィ

チンピラb「さあさあちょっとあっちに行こうかww」

燕「やっ!やめてください!誰か…!」

チンピラb「誰かってww 」

チンピラa「漫画じゃねえんだから誰もこねぇよww」グイグイ

燕「やっ…!助けー…!ムグ…!」

チンピラa「声出されちゃ困るからな。」クチオサエ

チンピラb「くくっ誰も来ないのになww」

燕「んー!んー!」ウルウル

燕(やだ…!助けて!…や、弥彦くんー!)

弥彦「…誰が誰も来ねえって?」ザッ…

チンピラa「誰だてめえ!」バッフリカエリ

燕「ぷはっ!弥彦君!!!」ブワァ

弥彦「待たせたな燕。」

チンピラb「や、弥彦だとぉ!?今や東日本で五指に入る腕前ってめっきり噂じゃねぇか!」

チンピラa「えっ」

チンピラb「やべえやつに手を出しちまった…!逃げるぞ!」

チンピラa「しっ知るかぁ…!」ジャキン

チンピラa「うらぁあぁ!!」

燕「弥彦君!!」

弥彦「おせぇ!」

バシィ!

チンピラb「なっ…!人差し指と中指で真剣白刃取りだと…!」

弥彦「ふん!」ギュッ

パキン

チンピラa「へ、へしおりやがった…!」

弥彦「まだ…やるか?」ギロ

チンピラab「「す、すいませんでしたぁぁ!」」ピュー

弥彦「ふんっ!ったく!いつも絡まれてるなお前は。」

燕「うぅっ。ごめんねぇ、ありがとう~」グスグス

弥彦「ったく。だから、これからも一生守ってやるよ…」

燕「ふぇえ?」グスグス

弥彦「だー!!だから、お、おれはお前の事がす、す、好きだ!!一生守ってやるから俺のとこに嫁げ!!////」

燕「…」

燕「///」ボンッ

弥彦「や、やっとわかったか!」

燕「…すごく嬉しい。」グスッ

燕「…いつも助けを求めたのは弥彦君だったし。いつも助けてくれたのも弥彦君だったよね。ありがとう~」ブワッ

弥彦「だーっなくな!」

弥彦「…まぁこれからよろしくな。燕。」



~道場では~

剣心「龍鳴閃!龍鳴閃!」パァンパァン

薫「ア゙ーッ!!!」

剣路「zz…!!!」ビックゥ

end

>>1です。燕が不幸過ぎるので弥彦君に頑張ってもらいました。弥彦くんが燕と子作りするときに燕の慣れ具合に驚愕するのは…みなさんの想像に任せます。
短い間でしたがありがとうございました。次はマクロスか幼馴染者でも気が向いたら書きます~ノシ

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