ボマー「ぐわああああああああああああああああ」

クロウ「ボマー！」

ユーゴ「あのワニ二本足で立ってるぞ！？」

ジャック「驚くな。奴はデュエルワニと言ってデュエルができるワニだそうだ」

クロウ「いいかユーゴ！相手の弱点を見極める事が重要・・・ま、言わなくてもわかるよな」

ユーゴ「当たり前じゃねえか！」

牛尾「相変わらず現場に着くのが早えな。遊星は」

ジャック「遊星ならヨーロッパに旅立った」

牛尾「そんでユーゴが・・・大丈夫なのか？」

ジャック「まだまだ未熟だが」

クロウ「やる時はやるぜ、あいつは」

ユーゴ「デュエル！」

ユーゴ「っつうかワニなのかよ？殴りかかってきやがって！」サッ

ワニ「ワニィ・・・」

ユーゴ「ワニって奴は一見すると頑丈そうだがよ・・・腹が弱点なんだよ！」

ゴスッ

ワニ「ワニッ！？」

ユーゴ「悪りいが手荒に行かせてもらうぜ！」

ゴスッゴスッゴスッ

ワニ「ワニイイイイイイイ！！！」

牛尾「ユーゴ！そいつはデュエルワニの中でも亀やエリマキトカゲと言った爬虫類に変身できるぞ！」

ユーゴ「なら変身する前にぶちのめせばいいんだろ！牛尾のおっさん！！」

ゴキッ

ユーゴ「最後に一発くれてやるよ！！オラァ！！」

ブルーノ「学名スニゲーター・・・よく見たらスニーカー履いてる」

牛尾「さあ動物園に帰ろうぜ」

ユーゴ「どうだった？」

クロウ「ま、よくやったってとこだな」

ジャック「遊星が技ならユーゴは力と言ったところか」

ユーゴ「へへへ」

クロウ「これならシンクロ次元のジャックとやり合えるとか思ってねえよな」

ユーゴ「いいやジャックはマジで凄えよ。こっちのジャックには勝てる気がするけど」

ジャック「貴様！」

ユーゴ「う、嘘だって！怒るなよジャック」

ブルーノ「そんなに違うの？」

ユーゴ「そうだな・・・ツバメとペンギンぐらいかな」

ブルーノ「そんなにも・・・」

リン「へえ遊星さんの代わりに」

ユーゴ「そうなんだよ。俺ってもう遊星なんじゃね？って思えるぐれえによ」

クロウ「リンが居るってだけで遊星には勝ってるんだよな」

ジャック「遊星は女にモテんからな」

ブルーノ「男には好かれるのにね」

ユーゴ「何の話してんだ？」

ジャック「遊星には女がいない」

ユーゴ「お、女って俺は別にリンと・・・何言ってんだよジャック！」パシッ

ジャック「人の頭を叩くな！」

ユーゴ「まあ遊星も・・・な？」

クロウ「何だよ」

ユーゴ「金がねえ事以外は最高にカッコいいんだからモテるんじゃね？って思ってよ」

クロウ「そりゃ何でもできるからな」

ユーゴ「だろ？」

ユーゴ「そういや遊星から聞いたんだけど次元を閉じるんだってな」

ブルーノ「初耳だよそれ！？」

ユーゴ「何でもドン・サウザンドをぶっ倒す方法をやっと見つけたとか十代と遊星が」

ジャック「次元を閉じるか・・・そうすれば俺達の出会いも全ての記憶も消滅する」

クロウ「まあ頃合いなんだよ」

ユーゴ「だから俺も忘れちまうかもしれねえけど魂に刻まねえとな。今日までの経験って奴を」

ジャック「ああ」

クロウ「出会いか・・・最初お前見たとき何て生意気な野郎だと思ったぜ」

ジャック「逆に遊矢は何処か頼りないというか」

ユーゴ「次元を超えて出会った仲間・・・エクシーズとシンクロ同士は仲良くやってたけど融合はな」

ジャック「十代もとんだ貧乏くじを引かされたものだ」

クロウ「バカとクソしかいねえ」

ユーゴ「そんでどうやってぶっ倒すか聞いたのか？」

ジャック「何でも融合次元に閉じ込めて悪と悪のパワーをぶつけ合わせ粉砕するんだとか」

クロウ「何度やってもドン・サウザンドのカードが1枚でもありゃ復活すんだろ？」

ジャック「時を待っているらしい・・・ドン・サウザンドが復活を遂げる唯一のチャンスを」

ユーゴ「それが一番手っ取り早いよな。デュエリストの共通の敵同士なら」

ジャック「邪神と悪の次元ならば上手いこと噛み合って吹き飛ぶ」

ブルーノ「どうして？」

ジャック「デュエリストの持つ共通のデュエルエナジーには光のパワーが存在している」

ジャック「対してドン・サウザンドは闇そのもので融合次元もまた闇の世界だ」

ユーゴ「要するに磁石みたいなもんだろ？マイナスとマイナスならドカンだぜ」

クロウ「多分ドン・サウザンドは吹っ飛ばし融合次元も次元の行ききが出来なくなり丸く収まるってわけだぜ」

続く

ユーゴ「さてと何かねえのかクロウ」

クロウ「何にしても平和が一番だって事だぜ」

ユーゴ「・・・」

クロウ「どうした？」

ユーゴ「何か来た！」

クロウ「何が！？」

ユーゴ「上だ上！」

クロウ「上！？何か飛んできやがった！？」

ウィンダ「いたた」

ユーゴ「大丈夫かクロウ！？っつうか誰だお前！」

鬼柳「こいつはDT次元のガスタだか何だかの種族のウィンダとか言う奴だったはずだぜ」

ウィンダ「遊星さんは」

ユーゴ「悪りいな、遊星は留守なんだ。その代わりに俺が居るんだぜ」

クロウ「いきなり飛んできやがって・・・驚いたぜ」

プラシド「それで何の用だ。何か起こったのか？」

ウィンダ「いや人間の次元を勉強しようかなって」

ユーゴ「こういうのも遊星やってんのか？」

クロウ「頼まれりゃ何だってやるぜ俺らは」

ユーゴ「遊星も大変だよな。何だってやんなきゃいけねえって」

クロウ「これからはお前や遊矢、ユートだってしてくんだぜ」

ユーゴ「マジか・・・まあそれも悪くはねえよな」

クロウ「・・・」

遊矢「遊星さん・・・居ないんだったな」

ユーゴ「どうした？」

遊矢「権現坂が誘拐されたんだ。手を貸してほしい」

クロウ「何！？」

ジャック「何！？」

鬼柳「何！？」

プラシド「何！？」

ボマー「何！？」