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時雨「艦娘の匂い……嗅ぎたくない?」
提督「嗅ぎたいな」即答
時雨「無事、春の作戦も終えて人数も増えた事だし、ここらでもう一度、いつもと違った視点から艦娘を評論するんだよ」
提督「匂いによる艦娘分析……いけるな」
時雨「問題はどうやったらみんな快く匂いを嗅がせてくれるかなんだけど……」
コンコン ガチャ
明石「呼ばれた気がしました」
時雨「明石えもん!」
明石「ジャジャーン!艦娘疲労度測定装置(大嘘)『くんくん元気君』〜♪」
時雨「……でね、最初の犠牲者だけどね……ボクがなろうと思うんだ」
提督「何!?いいのか……時雨?」
時雨「いいよ。言い出しっぺだからね。クンカーたるもの自分の匂いにも敏感でなくちゃ」
明石「格好いいです、時雨ちゃん!」
明石「では!このチョーカーを付けて少し走って来てください」つ○
時雨「へえ……おしゃれだなー」カチャカチャ
明石「私の発明はいつだって趣味と実益を兼ねてますから!このデザインはあとで実戦用に改良して、電探にでもできないか考えてます」
提督「そりゃいい、みんな喜んで付けるよ。何も知らずにな」ククク
時雨「ねえ、もう付けたんだけどさ、いい?走ってくるよ?」
提督・明石「いてら〜」
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10分後
時雨「はぁ……はぁ……」
明石「おーいい感じに汗だくですねえ」
提督「おいおい、途中から雨降ってなかったか?」
時雨「ふふっ、ボクは時雨だからね……。で、はい、提督、ボクの匂いだよ!」
提督「ああ、それでは……」
提督・時雨『頂きます』
クンクン……クンクン……
提督「ふむ…そう、例えるなら……紫陽花。控えめながらも湿った土の香りに潜む甘い芳香……、汗と雨でシャンプーの香りは薄れ、時雨本人のボーイッシュながらも微かに甘い少女の香りがしてくる」
明石「はぁ…?流石ですね提督は。私には…うーん、人間用シャンプーで洗ったばっかの犬が、はしゃいで外に出て、雨でずぶ濡れになった匂い?にしか……」
提督「は?失格だな。君、工廠帰って良いよ」
時雨「明石さん、あなたには失望したよ……」
明石「」
提督「名誉挽回のチャンスがあるとすれば、そうだな……
『慰安休暇を考えているから、執務室まで疲労度検査に来い』
と……そう皆にアナウンスしてもらえるか?」
明石「はい……」
提督「さて、それでは」
時雨「始めるとしますか」
二人目の犠牲者 安価2つ下
コンコン
提督「入りなさい」
秋月「あの……提督が今、なにやら催し物をなさっていると伺ったのですが」
時雨「ふふ、それほどたいしたものじゃないんだけどね」
秋月「と、言いますと」
提督「その……今回、君たちの労働環境を少しばかり見直そうと思ってな」
時雨「どうやら最近、疲労をきちんと訴えない子が多いようでね。黄疲労のまま出撃してしまったりしてさ。それで提督は僕たちの事を心配しているんだ……」
提督(まあ全部フカシですけどね)
秋月「そんな…提督、私たちは自分の体調管理も職務のうちです!それほどまでに心配していただかなくても……」
提督「疲労とは、案外自覚しにくいものだ……。なので今回明石に開発してもらったこの『くんくん元気君』でしっかりと調査する事にしたんだ」
秋月「提督……私たちの事をそこまで……ありがとうございます!」
提督「……さて、じゃあ君にはこれを付けて、対空カットインの決めポーズを30セットしてもらう」
秋月「それで、どうやって疲労度が分かるのですか?」
提督「そのチョーカーに付着した汗の匂いを嗅ぐ」
秋月「ええっ!?」
提督「まだ、この装置は試作段階でな……色々とテストデータが要るんだ。その、君も年頃の女の子だ。嫌だろうとは思うが……」
時雨「疲労出撃の事故を未然に防ぐためにも必要なんだ!ね、協力して秋月!」
秋月「……わかりました!やります……やらせてください!」
ヤラセハシマセン!ヤラセハシマセン!!×30
秋月「はぁ……はぁ……」
秋月(思った以上に恥ずかしい、これ……//)
時雨(wwwwwwwwwwww)
秋月「終わりました……どうぞ」
提督「ふむ……」
秋月「時雨も嗅ぐのですか!?」
時雨「ボクも特殊な訓練を受けてるからね」
秋月「な……ぁ……//」
提督「…………それでは」
提督・時雨『頂きます』
……スー……ハァ……クンクンクンクンクン!!!!!
提督(まず最初に、これは駆逐艦クラスの匂いではない、まず間違いなく軽巡クラス……。髪は……まさか米のぬか汁で洗っている!?いや、これは間違いない、香ばしく、ふっくらとした香りに心やすらぐ……、いや、そこに確かに存在する塩気!?汗だとわかっていつつも、これはもうおにぎり!おにぎりといってしまっていいのではないだろうか!?確かに女の香りを混ぜているのに、甘いより、美味しい!秋月のうなじはおにぎり!?なんと!秋月のうなじはおにぎりだったのだ!!)
時雨「」アイコンタクト
提督(時雨も大体同じ意見のようだな……よし、この匂いに対する対価は−−−)
秋月「あっ……あの、もう……そのくらいで///」
時雨(かわいい)
提督「伊良子券二枚を進呈する。少し君は疲れているようだ。甘い物でも食べて、ゆっくり休みなさい」
秋月「そう、なんでしょうか……?で、でも伊良子券だなんて私には勿体ないです!」
提督「ん?じゃあ牛缶二個に……」
秋月「」ヨダレダバァ
………………
時雨「ああいう匂いもあるんだねー、新鮮だったよ♪」
提督「俺も新境地を開拓した気分だ」
時雨「それにしてもこれ、目の前で汗かかせるのがミソだね」
提督「ああ、次からは方法も少し考えてみるか」
時雨「で、さー、やっぱごはんもののあとはデザートといきたいよね」
提督「んー、まあそうかな……」
コンコン
次の犠牲者
安価二つ下
汗かかせる方法の安価も後々取ろうかと思います(無理の無い範囲でお願いしますね)
続きは明日
×伊良子○伊良湖 でした。ミスミス
駆逐艦ばっかで嬉しいです このロリコン共め!ww(ブーメラン)
五月雨「提督、遠征の報告書です!」
提督「ああ、五月雨か。お疲れ様」
時雨「ふむふむ、成果は資材ちょっとに……バケツ1個。成功だね。ありがとう、五月雨」ナデナデ
五月雨「え、えへへへ……//」
提督(可愛い)
五月雨「……はっ、そうだ!今日はこれから神通さんとトレーニングなのでした!」
提督「何、そうなのか?」
五月雨「はい、私から頼んだんです」
時雨「うわあ、どうしてまたそんなマゾいことをしたんだい?」
五月雨「私、鎮守府の中でも結構古株なのに相変わらずの低練度じゃないですか。だからその、練習航海ばっかりだし……。ここは一度、鬼教官と名高い神通さんにしごいてもらうしかないな、って!やっぱり戦場でドジはできないですからね!」
提督「ふむ、くれぐれも無理はするなよ?…………ああ、そうだ良い物があるんだったー(棒)」
五月雨「ふぇ、良い物?何ですか?」
時雨「今、提督はね、艦娘の疲労度をチェックして、それに応じた間宮券を配る慰労キャンペーンをしてるんだ」
五月雨「ま、間宮券!いいんですか私みたいな駆逐艦でも!?」
提督「本来は小さな子にこそ甘いもの与えたいからね。はい、これ、疲労度チェッカー。アクセサリー型になってるから付けやすいだろう?」
五月雨「ホントだ、可愛いです!これ、貰ってしまって良いのですか?」
提督(ん?これは……長期的に熟成されてゆく少女のうなじの匂いを経時的に愉しむチャンス!?)
提督「疲労度チェックが終わったら良いよ。できれば、ずっと付けててくれると嬉しいな」
時雨(提督の企みが透けて見えるよww)
五月雨「勿論です!可愛いんですもん、これ!」エヘヘ
時雨「それで、神通さんとのトレーニングってどんなことするの?」
五月雨「はいっ、それはですね……
>>安価二つ下(HなのとかグロはNoで)」
提督(……視察と称して匂いが付く過程を見に行こう)
演習場
五月雨「『艤装装備した状態でランニング5km
腕立て伏せ、腹筋背筋、スクワット100を3セット』です!」フンス
時雨「」
提督「それ、ヤバくないか……?」
神通「大丈夫です。これでも『優しい』方のメニューで考えてきましたから」
提督「『厳しい』だと?」
神通「0が一つ増えます」
時雨「鬼教官モードだと?」
神通「多分終わった頃には駆逐艦の壁を越えているでしょうね。無事、終えられれば……の話ですが♪」
時雨「」
提督「うげ……。ああ、ときに神通……重要な事なんで聞いておきたい」
神通「はい?なんでしょう?」
提督「おまえクンカー?」
神通「提督」
時雨(短い付き合いだったね……)
【隠れ安価】神通はクンカー?
安価下一つ目
コンマ奇数でクンカー
コンマ偶数で???
神通「提督、提督」チョイチョイ
提督「なんだ?」
神通「ゴニョゴニョ」ミミウチ
神通「内緒ですよ」
提督「ひ、ひやああああああああああ!!!!!」
神通「あれ、どうしました提督?……乙女にあんなことを聞いておいてその反応はあんまりじゃないですか?フフ……」
時雨(な……何を聞いてしまったんだろう)
五月雨「体操着、着ました!艤装、付けました!!さあ、お任せください!!」ドヤア
神通「五月雨ちゃんは元気ですね……フフ、楽しみです」
トレーニング後
五月雨「ぜはー……ぜはー……うぉえっぷ…………」
時雨「うへぇ……乙女にあるまじき息の切れ方してるね」
神通「さっきまで私も同じメニューをこなしていたのですが……」
提督「あの……『くんくん元気君』を……」ガタガタ
時雨「ああ、そうだったね」
時雨(腰抜けつつも本来の目的を忘れないッ。漢だよ、提督!)
神通「ああ、提督、私も付けていたのですけれど……要ります?」
提督「」
時雨「あ、あー……一応、貰っておこうかな……」
五月雨「て、提督……」
提督「……ん、どうした」
五月雨「そういえば……どうやってこのチョーカーで疲労度を測るんですか?」
提督「ん?嗅ぐの」
五月雨「ああ、そうなんですか……やっぱり提督はすごいれす……あ、終わったら返してくださいね……」ガクッ
神通「あらあら、寝ちゃいました」
時雨「淡白な反応だね。……残念、もっとボクは恥じらって欲しかったよ」
神通「脳に酸素が回ってないんでしょう、水かけて起こしますか?」
提督「やめてあげて」
執務室
提督「…………それでは」
提督・時雨『五月雨の……頂きますか』
……スー……ハァ……クンクン…クン……クンカクンカクンカ!!!!!
提督(シャンプーは……シトラス系石けん?あの髪の長さだ、洗浄が行き届いてないのでは?
と一抹の期待を覚えたが、残念ながら五月雨は髪に関して几帳面らしい。
垢のような老廃物の香りが一切しないと言うのは凄い事だぞ……!
そして汗自体の香りは……塩気が思ったより濃い?
そうか、ランニングしたのは防波堤沿い……。
そうだ、訓練中にかすり傷だが怪我もしていたな……。
しかしその血の香りはほとんどしない、のにこの塩味は汗と潮の絶妙なバランスで匂い立っている……。
それが……絶妙なスパイスとなって五月雨の体臭本来の甘さを引き立てるッ!
それに流石とも言うべきか、女としてまだ未成熟な証拠、そう、乳香のような香り……。
ああっ、これが一番重要なのだ!!!シトラスの甘くフルーティーな優しいかほりに微かな潮のエグ味。
そう……味で例えるならブルーハワイ&バニラソルト+オーシャン……。
おお、おおおおお……素晴らしい。今の所一位をあげても良い)
時雨「すばらだね、これは。ちょっと驚いたよ」
提督「ホントにな……、だが、こんなところで立ち止まっていていい俺たちじゃないだろ?」
時雨「ふっ……そうだね、まだまだ、高みを目指さなくちゃ……!さて、ボクはこのチョーカーを五月雨に返してくるよ」
提督「ああ、次のターゲット探しもついでに頼む」
時雨「あ、それより先に神通さんから貰った分もあるんだけど」
提督「やめて」
時雨「?」
提督「せめて後にして」ガタガタ
時雨「うーん、仕方が無いなあ……」
入渠所
五月雨「ありがとうございます!これ、気に入ってたんで嬉しいです」
時雨「あ、でもね、五月雨。定期的なメンテが必要だから一月後ぐらいにまた執務室に持ってきてくれると嬉しいな」
五月雨「いいですよ!元から肌身離さず付けておく予定ですから!」
時雨「そっか、大事にね」
時雨(ふう……天使を騙すのは罪悪感が半端無いなあ……それにしても次の子、ボクのチョイスでいいんだよね?だったら……)
艦娘安価下3
見にくいと思ってテイスティングに改行入れた。変態じゃないよ!
次、少し時間空きます
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