盗賊「……俺が勇者ねェ」(4)

王都


「ふぁぁぁ……っと」

……ここは王都、三つの大陸に別れたこの世界で最も巨大な都。
その、町外れの小さな家である

「……っと、そろそろ買い出しに行かねェとな」

男はベットから起き上がり外に出ようとする……が

ドン!ドン!

「ちっ?何か騒がしいな」

家の外から騒がしい音が聞こえてくる。まあ、恐らく新聞だろう

「……うるせェ。折角の朝だぞ」

「仕方ないからとっととどっかに行ってもらうかァ」チャキッ

男は短剣を持ち、ドアの側まで歩く

ガチャッ

「はいはい、新聞は間に合ってますよォ」

「ンァァ?」

兵士A「おおっ、勇者様!」

兵士B「居ましたぞ、王様!」

(どういうコトだァ?)

俺は人に恨まれることはしたせいか、朝早くに兵士が家に来ることもたまにある。だがしかし___

(コイツら王様とか勇者様だとか言ったよな?)

それに関して疑問を浮かべる
まあ、今はそれを深く考える時間じゃない。

「……すいません、出ていってくれませんかァ?」

取り合えず、ここに居られると面倒なので追い払うことにした。
朝から人を殺すのは目覚めが悪いからだ

兵士B「あの、すいませんが、王城まで来てくれませんか?」

兵士A「と言うより連れていきましょう!」ガシッ

「あァ!?」


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