Ｐ「スシローってあの回転寿司のスシローか？」

ありす「それ以外にスシローがあるんですか？」

Ｐ「いや、それは分からないけど……」

ありす「どうなんですか？」

Ｐ「うーん…一時間は待てないなぁ」

ありす「一時間すら待てないんですね」

Ｐ「いや、他のとこ探した方が早いじゃん」

ありす「私がお寿司食べたいときでも、ですか？」

Ｐ「…ごめん、待てない」

ありす「そう…ですか……」

Ｐ「ごめんな。やっぱり俺はプロデューサーで」

ありす「デパートでポーチを選ぶのに三時間待てますか？」

Ｐ「ありすはアイドル…ってポーチ？」

ありす「いいから待てるか答えて下さい」

Ｐ「メイク道具とかを入れるやつだよな？」

ありす「はい。メイク道具等です」

Ｐ「うーん…三時間……」

ありす「伊勢丹で三時間かけて選んだ物をキープしてマルイでさらに三時か」

Ｐ「ごめん、無理」

ありす「待てないんですね」

Ｐ「伊勢丹にもマルイにもどうせ同じようなもの置いてあるじゃん？西武でも三越でもそうじゃん？」

ありす「じゃんじゃんうるさいです」

Ｐ「あ、ごめん……」

ありす「待てないんですね？」

Ｐ「三時間はなぁ……

ありす「一緒に選んで欲しいんです。そのポーチ可愛いよ。でもお前はもっと可愛いよって言って欲しいんです」

Ｐ「ありすが？」

ありす「バ、バカじゃないですか？なんで私が……」

Ｐ「誰の話なんだ？」

ありす「だ、誰でもいいです！」

Ｐ「話が見えてこないんだけど……」

ありす「ディズニーランドでアトラクション二時間待ち。待てますか？」

Ｐ「ディズニー？うーん……」

ありす「待てないんですか！？」

Ｐ「そんなに驚かれても…そもそも人が多いとこ嫌いだしなぁ」

ありす「……一緒でも待てないんですか？」ﾎﾞｿｯ

Ｐ「一緒？誰と？」

ありす「私じゃないです！」

Ｐ「そんなこと聞いてないだろ」

ありす「えっと…す、好きな人…とか……？」

Ｐ「うーん…それでもやっぱり待てないかなぁ」

ありす「なんでですか！待一緒に待って下さい！」

Ｐ「一緒に？」

ありす「私とじゃないです！バカじゃないですか！」

Ｐ「なんなんだよ……」

ありす「二時間も待ってたら手をつなぐきっかけが見つかるかもしれないです！なんでわからないんですか！私のことじゃないです！」

Ｐ「まだ何も言ってないんだけど」