平塚「(最近運転していると)」

平塚「(毎回イライラしているような気がする)」

平塚「(舌打ちや貧乏ゆすり、溜息に暴言・・・)」

平塚「(気分を変えようと、車の色を変えた)」

平塚「(16万8000円もかかってしまったが・・・)」

平塚「(車の運転とは、こんなにも苦痛なものだったのだろうか・・・？)」

平塚「(私はもっと、車を愛していたはずだったのに・・・)」

平塚「(・・・・・・)」

平塚「・・・・・・」





ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ･･････





平塚「そう言えば」

平塚「この先はいつも右折車が多いんだった」

平塚「今のうちに左に移っておくか」ｶｯﾁ　　ｶｯﾁ

平塚「ほぅ、この車線は空いているな」

平塚「信号が変わるのも嫌だし、少し加速するか」ﾌﾞｩｩｩｩﾝ!!

平塚「・・・！？」

平塚「(右折車の後ろにいた車がいきなりこちらに・・・！？)」

平塚「うぉ・・・！」





ｷｷｨｨｨ!!





平塚「馬鹿者！　危ないじゃないか！」





ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧ!!　　ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ!





レクサス『』ｶｯﾁ　　ｶｯﾁ

平塚「何を嫌味ったらしくハザードランプをつけおって・・・！」

平塚「イライラする・・・！」ｲﾗｲﾗ

『学校』


平塚「また遅刻したのか！」

平塚「最近は良くなったと思っていたが、これでは以前と同じじゃないか！」

沙希「すいません・・・」

平塚「君は私のことを舐めているのではないかね？　えぇ！？」ﾊﾞﾝｯ!

平塚「時間にルーズということは、絶対に許されないことなんだ！」

平塚「社会人になってから苦労するのは君だぞ！？　それでも良いのか！」

沙希「ゴメン・・・なさい・・・」ｸﾞｽ

平塚「はぁ・・・はぁ・・・！」ｲﾗｲﾗ

八幡「」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

由比ヶ浜「」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

三浦「」ｸﾞｽ

平塚「まったく・・・最近の子供はどうかしている」

平塚「何故平然と遅刻をしてくるんだ・・・」

平塚「・・・・・・」





ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ･･････





平塚「・・・・・・」

平塚「・・・！」

セルシオ『ｗｗｗｗｗ』ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ

平塚「危ない！　幅寄せをしないでくれ！」

セルシオ『ｗｗｗｗｗ』ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ

平塚「こっちがスピードを緩めたら」

平塚「今度は前に割り込んで通行妨害か！」

平塚「私を舐めるなよ・・・！」ｸﾞｲ





ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ!!

平塚「・・・・・・」

平塚「・・・やっと諦めたか」

平塚「はぁ・・・ああいう連中は嫌いだ」





おばちゃん「よいしょっと」ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ





平塚「！？」ｷｷｨｨｨｨ!!

平塚「愚か者が！　車がこっちに来ないか確認してから渡らないか！」ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧ!!　　ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ!

平塚「だから自転車には車道を走ってほしくないんだ！」ｲﾗｲﾗ

平塚「はぁはぁ・・・！　うっ！」

平塚「胃がムカムカしてきた・・・！」

平塚「うぅっぷ・・・・」

『女子トイレ』


平塚「おえぇぇぇぇぇ・・・！」ﾎﾞﾁｬﾎﾞﾁｬ

平塚「はぁはぁ・・・」

平塚「いかん・・・辛い・・・」

平塚「運転するのが・・・怖い・・・！」

平塚「(私はこのままではおかしくなってしまう・・・)」

平塚「うぅ・・・！」





いろは「んっ・・・は・・・あっ！///」ｺﾞｿｺﾞｿ

キャビン吸ってきます

平塚「・・・・・・」

プリウス『』ﾉﾛﾉﾛ

平塚「・・・・・・」

プリウス『ｗｗｗｗｗ』ﾉﾛﾉﾛ

平塚「」ﾌﾞﾁ





平塚「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！」ｲﾗｲﾗ





ﾌﾞｩｩｩｩｩｩﾝ!!　　　　　ﾌﾞｩｩｩｩｩｩｩｩﾝ!!





平塚「早く行かんかぁぁぁぁぁぁっ！！」ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ!

平塚「・・・・・・」

ローレル『』ｶｯﾁ　　ｶｯﾁ

平塚「(左折か・・・)」

平塚「ふぅ・・・」

平塚「！？」

ローレル『あ、やっぱ真っ直ぐでｗｗｗｗ』ｸﾞｲﾝ

平塚「危ないと言っているだろ！」ｷｷｨ!

平塚「この意地腐れが！　煽ってくれるわ！」ｽﾞｰｲｽﾞｲ

ローレル『ｗｗｗｗｗ』ｶｯﾁｶｯﾁ

平塚「ハザードやめろぉぉぉぉぉっ！！」ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ!

『デパート駐車場』


平塚「くっ・・・！　空車と表示されていたのに」

平塚「どこも空いていないじゃないか！」ｲﾗｲﾗ

平塚「うぅ・・・」

平塚「・・・！」

平塚「(やっと空いている場所が・・・！)」





子供「きゃっきゃっ！」ﾀﾞｯ





平塚「！？」ｷｷｨ!

平塚「危ない！」ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧ!!





母親「こらこら、飛び出しちゃ危ないわよｗｗｗｗ」

父親「どうもすみませんｗｗｗｗｗｗ」ﾍﾟｺ





平塚「ちゃんと自分の子供のことくらいしっかりと見ないかぁぁぁぁぁぁぁ！！」ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ!

平塚「はぁ・・・はぁ・・・！」

平塚「うっ・・・吐き気が・・・」

平塚「」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ｻﾞｧｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ･･････





平塚「・・・・・・」

平塚「(よく前が見えないな・・・)」

平塚「・・・・・・」





おじさん「冷たい！　傘を忘れるなんて・・・」ﾀﾞｯ





平塚「うぉ・・・！」ｷｷｨ!

平塚「こんな雨の夜にそんな黒いコートを着て歩くんじゃない！」ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧｧ!!

平塚「あぁぁぁぁぁっ！！　イライラする！」ｲﾗｲﾗ

平塚「はぁ・・・また胃がムカついてきた・・・」

平塚「早く帰ろう・・・」

平塚「・・・・・・」

平塚「(そう言えばここはあまり車が通っていないな)」

平塚「(真っ直ぐな道だし・・・)」

平塚「」ﾁﾗ

メーター『』60km/h

平塚「」ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ!!

メーター『』140km/h

平塚「ふふ・・・これで早く家に帰られる・・・！」

平塚「この車はFRだが、ESCがついているから安心だな」

平塚「ふふ・・・ふふふふ・・・・・・」

平塚先生のハイライト吸ってきます

平塚「ふ・・・ふふ・・・お家・・・お家・・・！」

平塚「温かい布団が私を待っている・・・！」

平塚「む！」

平塚「(カーブか・・・まぁ、大丈夫だろう)」ﾁﾗ

メーター『』150km/h

平塚「」ｸﾞｲ





ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ!!　　　　　ﾋﾟｰ　　ﾋﾟｰ





平塚「あっ！　滑った！？」

平塚「横滑り防止装置が効かない！？」

平塚「(アクセルを緩めなくては！)」





ｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞｻﾞ!!　　　　　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!





平塚「あ・・・あぁ・・・・・・！」





平塚「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！」










ﾊﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ!!!　　　　　ｷｷｨｨｨｨｨｨｨ!!　　　　　ｶﾗﾝｶﾗﾝ･･･････















ﾎﾟﾀ･･･ﾎﾟﾀ･･････










平塚「」ﾄﾞｸﾄﾞｸ










ﾊﾟｧｧｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ･･････