いろは「せ~んぱい♪」八幡「・・・」 (18)
キャラホウカイ注意
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いろは「せ~んぱい!」
八幡「…おう、じゃあな」スタスタ
いろは「あー!何直ぐ行こうとしてるんですか~待ってくださいよぉ!」
八幡「帰りの挨拶だろ、またな」
いろは「あぁそれなら1時間後に聞くんで、さぁいきますよ」ガシッ
八幡「まてまて何だよまた依頼か?たまには自分で解決しろよ…」
いろは「違いますよ!相談ですよ、そ・う・だ・ん!」
八幡「相談なら雪ノ下とか由比ヶ浜にでもすればいいだろ」
いろは「いやぁ残念ながら男性の意見を聞きたいので仕方なく先輩を選びました!」
八幡「なら葉山にき」
いろは「その葉山先輩に関係することなんですよぉ!」
八幡「……なんだよ?」
いろは「取り敢えず此処ではあれなんで生徒会室にいきましょう」
八幡「はぁ~…」
八幡「で?てか俺に聞いても葉山の事なんて殆ど答えられないぞ?」
いろは「大丈夫です、そんなことまったくこれっぽっちも期待してないので!」
八幡(それはそれでなんか腹たつな)
いろは「実は今度葉山先輩を誘って映画に行こうと考えてるんですよ、その時のシミュレーションがしたいので一緒に映画見ましょう!」
八幡「なんだそれ…お前ならそんなの必要ないだろ」
いろは「まぁ先輩みたいに扱いやす……扱いやすい人なら全然いいんですけどねぇ♪」
八幡(遂に言い直すことさえしなくなったぞこいつ)
いろは「まぁとにかく!一緒に映画見るだけでいいので!」
八幡「…参考にならなくても知らないぞ」
いろは「大丈夫ですよ!じゃあ早速見ましょう!」
八幡「え?ここで見んのか?」
いろは「そうですよぉ?わたしのスマホでもう買ってあるので」
八幡(こいつのことだから「じゃあ早速映画館いきましょう!」とか言うと思った)
いろは「……準備できましたよ!ほらほら先輩、はやく隣に座ってくださいよ」
八幡「いや此方からも何となく見えるし」
いろは「何いってるんですか!映画館なら隣同士に決まってるじゃないですか?…あ、もしかして恥ずかしがってます?ごめんなさい自意識過剰過ぎて気持ち悪いです」
八幡「…やっぱ此処でいいわ」
いろは「冗談ですよせ~んぱい♪仕方ないですねぇ先輩が照れてるんでわたしがそっちに行ってあげますよ」スッ
八幡(シミュレーションにそこまでしなくていいだろ…って近い近い肩当たってる)
八幡「おい近すぎだろ」
いろは「えー映画館ってこれくらいじゃないですかぁ?」
八幡「流石に肩当たるほど此処まで狭くねぇよ、もう少し間あけるぞ」スッ
いろは「ダメです」ギュッ
八幡「何でだよ…」
いろは「音はイヤホン使って聞くので離れると届かないんですよねぇ~わたしの左右同じ長さのやつなので!」
八幡「使わなくていいだろそれ、てか一つしかないのにどうすんだ?」
いろは「お互い片耳に着けるんですよ、先輩は左耳でいいですよねぇ」
八幡(え、なにそれそんな恥ずかしいことしなきゃいけないの?)
いろは「あ!電気も消してカーテン閉めて真っ暗にしないと!」パタパタ
八幡(・・・めんどいからもういいや、やだ暗くてなんか変な気分になっちゃう…無いな、うん)
いろは「邪魔されると嫌なので鍵もかけてっと!」
八幡(…鍵かける必要あんの?)
いろは「お待たせしました先輩♪それじゃ見ましょうか!」
八幡「ところで何見るんだ?恋愛映画か?」
いろは「え?そんなのホラー映画に決まってるじゃないですかぁホラー映画を見て怖がる女の子のほうが可愛いじゃないですか♪手握ったりできますし!」
八幡(絶対こいつ怖くないけど怖がっておこうそんな私可愛い!的な考えだろ、流石あざとい一色の半分はあざとさで出来てるんじゃないか)
いろは「あ!でも先輩からは怖いからってわたしに抱きついたり手を握ったりしちゃダメですよ?通報しちゃいますからね♪」
八幡「しねぇよ、てかそんなことで人生強制終了したくねぇ」
いろは「つまんないですねぇ~はいイヤホンつけてください!それではスタート!」
ー20分後ー
いろは(…っ…よ、予想してたより怖いかも…)チラッ
八幡「…」
いろは(先輩は普通にみてるし…)
八幡(意外と面白いな)
ー10分後ー
『ギャアアアアア』
いろは「!?」ビクッ
ギュッ
八幡「…急に手を握るなビビるだろ」
いろは「…え、えっと…シミュレーションですよ!こ、これくらいのタイミングで手を握ろうっていう!あ、勘違いしちゃいました?」
八幡「ないない…じゃあもういいな」スッ
いろは「あっ…」シュン
八幡(何だよその残念そうな顔は止めろよ勘違いしちゃうだろ)
ー3分後ー
ギュウウ
八幡(手握るだけじゃなかったの、何で腕に抱きついてるの?)
いろは「ごめんなさい先輩…本当は怖いので少しだけこのままでお願いします」カァァ
八幡(何これ好きになっちゃうかも、いや無いわ………いや多分)
いろは「ふぅ、い、意外と怖かったですね先輩!」
八幡(途中からお前が気になって何も考えられなかったわ、あれなにこのイケメンみたいな台詞、今度戸塚と小町に言ってみよう!)
八幡「そうだな…取り敢えず離れてくれ、腕が痺れた」
いろは「っ!す、すみません」カァァ
八幡「ふぅ~・・・」
いろは「もしかして先輩?わたしにずっと抱きつかれてドキドキしちゃいました?」ニヤリ
八幡「べ、別にしてねぇよ・・・階段を全力で上った時のほうがするわ」
いろは「むぅ~比較対象がおかしくないですか!?」
八幡「お前だって俺に抱き付かれてもドキドキしないだろ?それと同じだ」
いろは「え?せ、先輩に抱きつかれたらですか?」
八幡(あ、不味い余計なこといった、絶対「何いってるんですか?気持ちわる過ぎて3kg痩せちゃいそうですごめんなさい」とか言われるなこれ)
いろは「…」
八幡(あれ?何もいってこない?もしかして怒りに震えて言葉もでないフリーザ様状態ですか?ごめんなさい心のなかで土下座してるんで許してください)
いろは「……分からないですね、答えが知りたいので試してみましょう!」
八幡「……は?」
いろは「さぁさぁ先輩!どうぞ♪」
八幡(何だその満面の笑みとすべてを受け止めますみたいな格好は!)
いろは「ほらぁ早くしてくださいよぉ、じゃないと私から抱きついちゃいますよ?」スタスタ
八幡「まて待て落ち着け一色、さっきのホラー映画見てお前きっとメダパニコンフュ状態だか」
いろは「えいっ♪」
ギュウ
八幡「おまっ、は、はは離れろって!」
いろは「えーじゃあ先輩がわたしを3秒以上抱き締めたら離れてあげますよ♪」
八幡「な、何言って」
いろは「ほらぁ早くしないとずっとこのままですよぉ?」
八幡「っ~~~~!」
ギュッ………
八幡「ほら3秒たったぞ!はやく離れろほら」
スッ…
八幡(心臓に悪いわ、階段駆け上がるよりよっぽど心臓に悪いわ、何此処までボッチ苛め罰ゲームの布石だったの?)
いろは「…先輩、正解がわかりましたよ」
八幡「な、なんだよ、あ…寒気でもしたか?それはわるかtt」
いろは「す、凄くドキドキして心臓張り裂けそうです…えへへ♪ 」カァァ
八幡(助けて小町!俺こんな時どんな顔すれば良いか分からないの!え?笑えばいい?ボッチが笑ったら「何あいつ笑ってんのキモッ」ってなった気がするよ?いいのそれでも?)
いろは「さ、さぁて!もう終わったんで先輩奉仕部に行ったほうがいいですよ!お疲れ様でした!」
八幡「あ、あぁ、まぁなんだ…頑張れよ…じゃあな」
カチャ…ガチャ……バタン
いろは「ふふ~ん…わたしきっと今スゴいニヤニヤしてるんだろうなぁ♪」
完
また短かったから前スレ使えばよかったごめんなさい
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