翠「集中力の要るお付き合いです……」 (235)

※複数P世界、安価スレ
エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
短編集…………?

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珠美「珠美がお付き合いしますので大丈夫です!」
珠美「珠美がお付き合いしますので大丈夫です!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430959127/)

悠貴「私でも付き合えますかっ?」
http://jump.vip2ch.com/http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1431140371

星花「お付き合いしてくださらなくても……」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1431301891


の続きです
そして…………78-3作目
……こ、これで完結ですから……(震え声)

事務所



翠「……………あ、あの………?」

沙紀P「………君を描きたくなった…………ああ……君は良い………実に良い…………」

翠「………………は、はぁ……ありがとうございます…………?」

沙紀P「…………………白鳥…………」

翠「…………!」

沙紀P「…………………………」

翠「…………………………」

沙紀P「…………白鳥……水鳥のような美しさだ………流麗な……せせらぎのような……」

翠「………………あっ…!そ、そうですか…………!」

沙紀P「………………?」

翠「…………いえ……何でもありません……(お、驚いたわ………)」

沙紀P「…………………………」

翠「……………………………………」

沙紀P「…………そうか…………何でもないのならば………構わない……」

翠「……………………ふぅ………」

沙紀P「……もう少し…………顔を良く見せてくれ………」

翠「……えっと……は、はい……」

沙紀P「…………………………………」ジー……

翠「……………………………………」

沙紀P「……………………………」
ジー……

翠「………………あの……」

沙紀P「……………何か……?」

翠「……アイドルとは、絵のモデルもする物なのですね……私、知りませんでした…………」

沙紀P「…………いや……別にそんな事は無い………………」

翠「………………えっ……?」

沙紀P「……………………………」

翠「…………あの…………ではこれは…………?」

沙紀P「……………趣味……」

翠「……………………趣味…………ですか…………?」

沙紀P「………いや……趣味では無いか………主業………本職…………?」

翠「……………………??」

翠「…………あっ……もしかして…画家さん…ですか……?」

沙紀P「……………知らずにモデルを…………?」

翠「…………すみません……事務所にいらしたものですから、てっきりプロデューサーさんかと…………」

沙紀P「…………それも合っているね……一応……そうなっている…………」

翠「……………………えっ……?」

沙紀P「……………………ん?」

翠「>>9

翠「画家さんで……プロデューサーさんということでしょうか……?」

沙紀P「……意外だったかな……?……右………右に15度………20度…………」

翠「………あっ………その……正直に言いますと………意外でした…」///

沙紀P「…………ふふっ………うちは兼業が多い……何故だと思う………構図が決まらないな………」

翠「……………何故……でしょうか……?」

沙紀P「……………素材を……十分に生かすには……………」

翠「………………あの………?」

沙紀P「………ああ………これも悪くない………だが………断面的………不十分だ………」

翠「………えっと……画家さん…?」

沙紀P「…………ああ……!済まないな………集中していた……君の美しさをどう表せばいいのか………?……何の話だったかな………?」

翠「(……変わった人ね…)ここの事務所には兼業の方が多く居る、と言うお話を……」

沙紀P「………ああ………そうだった………いけないな……………」

翠「…………(今の集中力…………)」

普段は翼は隠してるのかな

>>12
普段は小さく畳んで服で隠しています



沙紀P「…………社長の趣味……と言うのもあるが…………」

翠「………(社長の趣味……?!)」

沙紀P「………俺の場合は………これが理由さ…………」

カンバス「………………」

翠「……カンバス……?……絵……と言う事ですか……?」

沙紀P「………それと…………」

翠「…………私………?」

沙紀P「……………ああ………ここは……良い………素晴らしいモデルに困らない………!」

沙紀P「……描きたい物に溢れている………!堪らない……!面倒な業務をやる価値はある……!」

翠「……………(プロデューサーさん……なのよね……?)」

沙紀P「………まぁ……絵が売れるようになるまで………世話になった……と言うのもある…………いきなり売れる画家はいない………」

翠「……………事務所の皆さんが……?」

沙紀P「………色々と世話になった…………好きな絵を描く時間……場所………画材………そしてモデル……!…ふふ…未だに幾人かには頭が上がらない………」

翠「………………………………」

沙紀P「>>16

↑もっとも、それをどうにかするのも楽しみではあるがね

沙紀P「……特に…加蓮P君には未だに頭が上がらないが………もっとも、それをどうにかするのも楽しみではあるがね………ふふ……彼女には良く絵の批評をしてもらった………」

翠「…加蓮Pさん………?」

沙紀P「……その内紹介しよう……きっと君も彼女を気にいる………知的な敬愛すべき女性だ………」

翠「……………会って間もない私にそんな大事な方を………よろしいのですか………?」

沙紀P「………………必ず……君に紹介してみせる………俺の絵が役に立つなら………」

翠「………………?」

沙紀P「………ああ………気にしないでいい………ただの独り言さ……」

沙紀P「………済まない………話が逸れた……もっと全体を……………」

翠「…………(………今……強い響きが……)」

沙紀P「………つまり………俺のような変わり者が多い………そう言う事さ………研究棟や動物棟もある………」

翠「…け、研究………?」

沙紀P「………一度訪ねてみるといい…………愉快な出会いが出来る………」

翠「………………………………」

沙紀P「……出会いは………大切に……………この絵は……とある好事家からの依頼なんだ……君が相応しい…………」

翠「………ありがとう…ございます……」

沙紀P「……この絵と引き換えに………とあるコレクションを譲ってもらう事になっている…………緑………翠………」

翠「…………えっと………」

沙紀P「…………今日は良い天気だ………気をつけたまえ……」

翠「………………?」

沙紀P「………こう言う晴れた日は………」

ボンバー!!! カキィィィィン!
ヨッシャァァァ!ネットヲコエテ…………ア……

窓ガラス「ボールには勝てなかったよ。」バリィィィィン!!

翠「?!?!」

沙紀P「………おっと……」ヒョイ

ボール「………………」コロコロコロ……

沙紀P「………………と言う事がある……注意が必要だ………」

翠「>>22

(あ、あの野球ボールから太陽のような熱気が放たれている……! 近くにいるだけで目眩がしそう……)

翠(あ、あの野球ボールから太陽のような熱気が放たれている……! 近くにいるだけで目眩がしそう……)

沙紀P「………彼女は熱いな………………」

やきうボール「燃え尽きたぜ………」
シュウシュウシュウ…………

翠「………こ、これは………?!」

沙紀P「………中庭に面していると………危ない………」

翠「……………あ、あの………」

沙紀P「……慣れだ………慣れれば平気になる………」

翠「………………………」

翠(慣れ………慣れ………平常心………はっ………!)

沙紀P(…………おや………良い顔に………)

ナニヤッテンダヨ!アカネネーチャン!
スミマセン!!!
ダカラオレハサッカーニシヨウッテ…!
マァマァ、コンゲツハマダ5マイメダシ!

翠(これは………平常心を試されている……?!………これが………アイドル事務所………!)」

沙紀P(………良い顔になった………これで行こう………)

翠「………分かりました。」

沙紀P「…………?…ああ……よろしく頼む。」

翠「………お願いします。(日々是鍛錬……そう言う事なのですね……!)」

沙紀P「…………ああ………(………引き締まった凜とした美しさ………これだ………!)」

コラ!!マタオマエタチカ!!
スミマセンデシタ!!!
ヤッバ……ニゲナキャ……!
オイコラ、ユキ!!
ニゲルナコラ!!キョウハミッチリセッキョウシテヤル!!
イィィィィ?!

翠「…………(………集中………平常心を保つ…………)」

沙紀P「…………さて………(………これは………3時間コースだな……)」

屋上


ハヤブサ「…………………」
バサバサバサバサ シュトッ

翠P「…………ふふっ……そうか……」

ハヤブサ「………………」

翠P「…………お前たちには苦労をかけた………好きなだけ羽を伸ばせ。」

ハヤブサ「……………………」

クマタカ・イヌワシ・ハクトウワシ「………………………」スィー……

翠P「………空は良いな…………………おい、そこの娘。」

仁奈「?!」

翠P「………小生に何か用か?」

仁奈「>>29

↑ね、美優P(扉の陰から覗いてた美優Pが出てくる)

安価把握

お休みなさい

所で翠Pって何者?鳥?

>>31
鳥人です 『狼』や『狐』ではなく
恐竜族のようなものです

再開します

仁奈「ご、ごめんなさいですよ………何やら見慣れねー人なので、どこに行くんでごぜーますかと思って後を追いかけてたんでごぜーます……ね、美優P。」

美優P「べらんめえ!おめぇが着いて来いって言いやがったんだろうが、このすっとこどっこい!」スタスタ…

翠P「……もう一人居たか…」

仁奈「むー……いやなら着いてこなくてよかったでごぜーます。」

美優P「てやんでえ、バッキャロー!!おめぇみてぇなまだ首も据わってやがらねぇようなボウズを一人で歩き回らせやがれるかってんでぇ!」

翠P「…………………………」

仁奈「首がすわってねーとはレディに失礼でごぜーますね。仁奈はもう9歳になりやがるですよ。」プンスカ

美優P「何ぬかしやがる!俺から見りゃあおめぇなんざ、首が据わってねぇ同然でぇ!どうしてじっとしてやがれねえんだ、コンチクショウ!」

翠P「……………………」

ハヤブサ「……………………」

翠P「………いや……いい……」

仁奈「ちてきたんきゅーしんですよ。………ちてきたんきゅーしんで何でやがりますか?」

美優P「知らねえのに使ってんじゃねえぜ、このタコ助!」

美優P「まったくてめぇってぇ野郎は…………悪りぃな、俺もちぃと気になっちまったからよ。おめぇ見かけねえ顔だな?」ヒョイ

仁奈「…………ん…」モフッ

翠P「……これは失礼した。小生は翠Pと申す。この事務所にて新しく働く事となっている。」

ハヤブサ「…………………」ジー……

仁奈「……………………」ジー……

美優P「何でぇ、つまり新人ってぇ事か…道理で見かけねえ顔だってんでぇ!」

美優P「俺は美優P、このチンチクリンが仁奈だ。で、今度のてめぇは鷹匠か動物曲芸師かなんかかよ?」

ハヤブサ「…………………」ジー……

仁奈「……………………」ジー……

翠P「…………そうだな……鷹匠と言うのが一番近いやもしれぬな。」

美優P「はぁ……べらんめえ!いってぇどっから見つけてきやがるんでぇ……」

仁奈「…………あったかそうでごぜーます………」ジー……

ハヤブサ「…………………」ジー……

翠P「………………触ってみるか?」

仁奈「えっ、いいんでごぜーますか?!」パァァァァ……

翠P「>>38

構わぬさ…ところで、その着ぐるみは一体なんだ?

翠P「……構わぬさ…ところで、その着ぐるみは一体何だ?」

仁奈「ツバメの気持ちになるですよ。」

翠P「……………?」

仁奈「今日の仁奈はツバメの気持ちなのでごぜーます。だから仁奈ツバメですよ。」

翠P「……………??」

美優P「バッキャロー、説明になってねぇだろうが…まぁ……コイツは色々あって着ぐるみアイドルなんだよ。」

翠P「………ほう………着ぐるみアイドル……とな………」

仁奈「美優P、美優Pがもっと前にいってくれねーと鳥さんに触れねーですよ。」

美優P「へぇへぇ……だったら肩から降りりゃあいいだろうがよ、べらんめえ!」スタスタスタスタ…

翠P「…………(着ぐるみアイドル………その様なアイドルも居るのか……)」

ハヤブサ「…………………」ジー……

仁奈「…………もふもふ……」ジー……

翠P「………ふむ……奥が深いな………小生も学ばねばならぬ事が多いようだ。」

美優P「なぁに、慣れちまえばてぇした事ぁねえってんでぇ。」

仁奈「………………」ソー……

ハヤブサ「…………………」

美優P「……仁奈を突っつきやがったりしねえよな?」

翠P「此奴は獲物を見誤らぬ。その様な心配は不要だ。」

仁奈「………………」ソー……ナデナデ…

ハヤブサ「……………………」

仁奈「………むむむ………なかなかやりやがりますね………」ナデナデ…

仁奈「………さすがは100パーセントウールでごぜーますよ……ただ……ウールとはちょっとちげーでごぜーますね………」ナデナデ…

ハヤブサ「…………………」

美優P「マジで身動きの一つもしやがらねえで大人しくしてやがるもんだな………ボウズに撫で回されやがってるってぇのによ…」

翠P「………《南風を追い抜く狩人》はこの娘を気に入った様だ。」

仁奈「………ふっ……ただもふりぐあいでは仁奈の勝ちでごぜーます。」
ナデナデ…

ハヤブサ「………………………」

美優P「>>44

てやんでえ、バッキャロー!!ハヤブサがもふってたまるかってんだ。

美優P「てやんでえ、バッキャロー!ハヤブサがもふれてたまるかってんだ。」

仁奈「鳥さんだからもふれるかと思ったですよ………思ったよりもふもふじゃねーでした………」

翠P「………もふもふか………」

美優P「悪りぃな……ボウズは注文が多くてよ……」

ハヤブサ「……………?」

翠P「ふむ……羽毛の柔らかさという事か……ならば…………」ヒュイー!

仁奈「口笛でごぜーますか……?」

翠P「……少し待て。昼は本来彼奴の時間では無いのだが………」

翠P「…………………」

スピックスコノハズク「……………」
パタパタパタ……ポスッ

仁奈「!!」

美優P「ん、何だかちっこいのが飛んできやがったな……?」

翠P「…………起こして済まないな。」

スピックスコノハズク「………………」

仁奈「も、もふもふでごぜーます………」

翠P「……此奴ならば童の手でも持てるだろう。……娘、小生の手の形を真似ろ。」

仁奈「こ、こうでごぜーますか……?」

翠P「………動かすと此奴が驚くからな………しっかりと支えろ。……少し童と遊んでやってくれ。」

スピックスコノハズク「……………」
パタパタパタ……ポスッ

仁奈「……………!!」パァァァァ…!!

翠P「………其奴をもふるといい。」

スピックスコノハズク「………………」

仁奈「…………………」モフモフ…

スピックスコノハズク「………………」

美優P「………確かにソイツはもふれやがれそうでぇ………」

仁奈「…………………」モフモフモフモフ…

スピックスコノハズク「………………」

翠P「………ふふっ…………」

ハヤブサ「……………………」

翠P「………童とはそう言う物だ………《木々に舞う二つの月》の触り心地はどうだ?」

仁奈「>>50

↑+ニパー

仁奈「最高でごぜーます。もちろんきぐるみほどではねーですが、きぐるみにもひってきすると言いやがっても、かごんではねーです。」ニパー

翠P「………ふふっ………そうか…」

美優P「……………へへっ……」

仁奈「………ところで、かごんってどういう意味でごぜーますか?」

美優P「べらんめえ、知らねぇのかよ…………へへっ……これだからボウズはよ………」

仁奈「美優P、教えてくだせー!」

美優P「………てやんでえ、自分で調べやがれってんでぇ!」

仁奈「むー……美優Pはけちでごぜーますね………」モフモフ…

木々に舞う二つの月「……………」

美優P「てやんでえ、てめぇで調べねぇと勉強にならねぇだろうが…」

仁奈「…………それもそうでごぜーますね……」モフモフ…

美優P「……………………」

翠P「…………お前の娘か?」

美優P「……そんなところだな。」

仁奈「……………………」モフモフ…

翠P「………童と言うのは良いな…………小生は此処に属す身となった。もし望むのであれば好きなだけ其奴らをもふらせてやろう。」

美優P「………そいつぁ助かるな。仁奈が大分気に入っちまいやがったみてえだからよ。なぁ、仁奈。」

仁奈「………もふもふ…」モフモフ…

木々に舞う二つの月「……………」

翠P「……………………………」

美優P「……………はぁ………へへっ………夢中になりやがって……」

翠P「…………(この地も良いかもな……)」

事務所 柱時計のある部屋


チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ……

日菜子P「………………………」

卯月「………あっ、おはようございます!」

日菜子P「ふふふ……おはよう。昨日は良く眠れたかな?」

卯月「はい!今日も1日頑張ります!」

日菜子P「そうか……それは何よりだ………ふふふふふふ…………」

卯月「………あっ、これからレッスンでした…!すみません、失礼します!」

日菜子P「はいはーい。」フリフリ

チッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッチッ……

日菜子P「………………………」

チッチッチッチッチッチッチッ……ボーン……ボーン……ボーン……ボーン……ボーン……ボーン……
ボーン……ボーン……

日菜子P「…………………」ジャラ……

懐中時計「……………」チッチッチッチ……

日菜子P「…………時間通りだな。」

カツカツカツカツ……

のあ「………おはよう。」

日菜子P「……ふふふふふふふ……おはよう。」

のあ「………流石ね。」

日菜子P「………どうも。ふふふふふふふ…………仕事はしたよ……

のあ「………………………」

日菜子P「……あの程度の洗脳なら、解くのにそう時間はかからない。………少し悪夢を見たと思えばいいんじゃないか。」

のあ「…………ありがとう…助かったわ。」

日菜子P「……黒井社長と愉快な仲間たちの方も心配は要らない。……洗脳の強度が低かったから楽なものだったよ。」

のあ「>>58

ついでに悪どい経営をやめるよう刷り込んでやればよかったのに

のあ「ついでに悪どい経営をやめるように刷り込んでやればよかったのに……」

日菜子P「空き缶を見たら拾わずにはいられない程度には刷り込んでおいた。ふふふふふふふふ…………勉強代だと思って欲しいね…………」

のあ「………………………」

日菜子P「……冗談だ。彼も根は悪ではなかったから、邪魔な枝を払えばそれで充分だったよ。」

のあ「…………大した手腕ね。」

日菜子P「……ふふふ………………」

日菜子P「私も人格自体を書き換えるのはやらないんだよ。」

のあ「やれない、では無いのね。」

日菜子P「…………さて、ね。ふふ…………ふふふふふふ……………」

のあ「………あなたがその気になれば、その程度は容易いでしょう?」

日菜子P「容易いかどうかは、試してみるまでは分からないんだよ。」

のあ「……………………………」

日菜子P「……私はあくまで一介のプロデューサーだからね…ふふふふふふ…………」

のあ「………………………」

まゆ「あ、おはようございます。のあさんと…………あ……」カタカタカタカタカタ……

日菜子P「……やぁ、まゆちゃん。元気そうで何よりだよ。」

まゆ「は、は、は、はい………お、おはようございます………」カタカタカタカタカタ……

日菜子P「………ふふふふふふふふ……………」

まゆ「……………………」
カタカタカタカタカタ……

まゆ「あ、あ、あの……ま、まゆレッスンがありますから………」
カタカタカタカタカタ……

日菜子P「………ふふふ……やあ、まゆP君。」

まゆP「おはようございます、日菜子Pさん。ああ、のあさんもおはようございます。」

のあ「……おはよう。」

日菜子P「…………ふふふふふふふふ……………」

まゆ「は、早く行きませんかぁ……?」

まゆP「まだ時間はあるから大丈夫だよ。そんなにレッスンが楽しみなのか?」

まゆ「い、いえ……そ、その………」
カタカタカタカタカタ……

日菜子P「……知っているかな?初歩的な催眠術と言うのはね、わりと簡単なんだ。………ふふふ………いたずら心で試したくなるくらいにはね。」

まゆ「ひっ…………」カタカタカタカタカタ……

まゆP「へぇ……そうなんですか…………」

日菜子P「だから君も気をつけなよ?知らないうちに…なんて…………ふふふふふふふふ………」

まゆP「あはは…俺なんかに催眠術をかけるような人間は居ないとは思いますが…気をつけときます。」

まゆ「そ、そ、そ、そ、そうですね………」カタカタカタカタカタ……

日菜子P「ふふふ………二回目からはいたずらでは済まなくなる。」

まゆ「………は、はい………ぐすっ…………」カタカタカタカタカタ……

日菜子P「>>65

もっとも、いたずらのつもりはなかっただろうけど…
人の心で遊ばないよう、みっちり教鞭をとるのも一興かな…ふふふふ…

安価把握

一時中断します

再開します

日菜子P「……もっとも、いたずらのつもりはなかっただろうけど…人の心で遊ばないよう、みっちり教鞭をとるのも一興かな…ふふふふ…」ジャラ……

懐中時計「……………」チッチッチッチ……

まゆ「ひうっ……!」カタカタカタカタカタ……

まゆP「ま、まゆ………?」

日菜子P「……人の心は玩具じゃ無いんだよ…?心は自由でなくてはならないんだ……出来る、と言う事は、して良い、と言う事じゃない。」

懐中時計「……………」チッチッチッチ……

まゆ「……あ………す、すみませんでした………つ、つい出来心で………ひぐっ………」カタカタカタカタカタ……

日菜子P「………………………」

懐中時計「……………」チッチッチッチ……

まゆ「ぐすっ………あの………そ、その…………も、もうしませんから………」カタカタカタカタカタ……

のあ「…………………………」

日菜子P「……………ふふふふふふふふ………もし、そう言う子が居たら…の話だがね……時間を取らせて悪かったね。」

まゆP「ああ、いえ……じゃあ、失礼します。いくぞ、まゆ。」

まゆ「…………は、は、はい……」
カタカタカタカタカタ……

日菜子P「はいはーい。」フリフリ

のあ「……………………」

〜〜〜


日菜子P「………真面目な良い子なんだが……少し行き過ぎる所があるのが難点だね……ふふ……」

のあ「…………………………」

日菜子P「大人は子供の心の成長の手伝いをする者さ………ふふふふふふ…………」

のあ「……あまりまゆをいじめないであげなさい。あの子は少し確証を持つに至らなかっただけ。」

日菜子P「………ふふ………だから、これだけで済ませている。」

のあ「………………………」

日菜子P「………………………」

日菜子P「……ここの心は面白い………ふふふふふふ………勿論君のも……」

のあ「……貴方もまた特異な精神の持ち主……貴方の心は見えない………何故……?」

日菜子P「ふふ……さてね…人の心を完全に理解する事は誰にも不可能と言う事さ。」

のあ「………貴方に見えない心は存在しないでしょう?…心を何者よりも理解している存在なのだから。」

日菜子P「………どうかな……?ふふ………ふふふふふふ………………私も日菜子ちゃんを迎えに行く時間だ……また話をしよう、のあちゃん。」

のあ「>>73

のあ「ええ…今度こそあなたの心を見通してみせるわ…」

日菜子P「………ふふ……ふふ……ふふふふふふふ…………」

のあ「…………………………」

日菜子P「………私の心を見ても君に得はないよ…?」

のあ「意味には意味は無い。無意味である事もまた一つの意味。」

日菜子P「………一本取られたな……ふふ…………」スク……

日菜子P「…………意味の無い事をしたくなるのもまた心の自然な動きさ。」ツカツカツカツカ……

のあ「………………………」

日菜子P「……ああ、それとこの部屋は君が思っている部屋では無いよ。」

のあ「……………!!」

日菜子P「……ふふ………ふふふふ…………」

懐中時計「……………」チッチッチッチ……

のあ「………何時の間に……?!」

日菜子P「………私の方が一本上手だったと言う事さ………ふふ……ふふふふふ…………」ツカツカツカツカ……

のあ「………………………………」

レッスン室



星花「…………………」〜〜〜♪

音葉P「…………………」

星花「……………ふぅ………」

音葉P「………………………」
パチパチパチ…

星花「……いかがでしたか、わたくしのバイオリンの音色は…?」

音葉P「………澄んだ気品に溢れる音色だ。成る程、言うだけの事はある…………まだ余韻が残っているよ。」

星花「………ありがとうございます。」

音葉P「…………柑奈君。」

柑奈「はい、師匠!」

星花「お弟子さんでしたの…?」

音葉P「……師匠は辞めてくれと言っているのだがね………まあいい…………今の星花君の演奏を聴いた感想を聴かせてくれ給え。」

柑奈「えっ………?!」

音葉P「これは星花君の実力を知る為ののレッスンであり、また君のレッスンでもあるのだよ。何でもいい、感じた通りに話し給え。」

柑奈「>>79

気品に溢れて、清楚な……そして、人に慕われる人の音です!

柑奈「気品に溢れて、清楚な……そして、人に慕われる人の音です!」

音葉P「…………………」

柑奈「……えっと……つまりラブです!愛され、愛している、そう言う人の音楽です!」

音葉P「………ふふっ……だそうだが?」

星花「そんな……照れてしまいますわ…………ありがとうございます。」

柑奈「ラブを感じてピースな気持ちになれる演奏でした!」

柑奈「………師匠!」

音葉P「……君らしい感想だ。……その感性を大切に伸ばしていき給え。」

柑奈「…………!ありがとうございます!やった……!ピース!ピース!ピース!」

星花「…………………………」

柑奈「………あっ、すみません…!声がデカかったですか……?」

星花「ふふ……いえ、元気な方だなと思って………」

音葉P「ふふっ…………」

音葉P「……彼女は有浦柑奈君だ。ここのアイドルであり、また優れた音楽家でもあるのだよ。」

柑奈「あっ……有浦柑奈です!座右の銘はラブ&ピースです!」

星花「……涼宮星花と申します。これからよろしくお願いしますわ、柑奈さん。」

柑奈「よろしくお願いします、星花さん!私と一緒にラブを広めましょう!」

星花「……ラブ……ですか……?」

柑奈「ラブです!つまりは愛!」

柑奈「いつか世界中の人にラブを届けるのが夢なんです!そして、みんなの心をピースにできたらなって……」

星花「…………………………」

柑奈「アイドルはラブをたくさんの人に届けられる素敵な仕事ですよ!一緒に頑張りましょう!」

星花「…………………………」

柑奈「……星花さん……?」

星花「…………いえ…わたくしも想いを届けるためにアイドルになったものですから………」

音葉P「…………………………」

星花「>>86

旋律に乗せた想い…違いはありますけれど…

星花「…旋律に乗せた想い…違いはありますけれど………」

音葉P「……………………」

星花「……わたくしは…希望を届けたいのです…………わたくしの愛する方たちに…………」

柑奈「……………………………」

音葉P「…………柑奈君。」

柑奈「…………は、はい!」

音葉P「………彼女に一曲聴かせてあげ給え。」

星花「………………………………」

音葉P「……柑奈君の音色は温かい……君も是非聴いてくれないかね…?」

音葉P「……構わないかね、柑奈君。」

柑奈「…………はい…!」スッ…

星花「………………………………」

音葉P「……まずはメロディーに耳を澄ませると良い。」

星花「………………………………」

柑奈「…………ら〜……ら〜……ら〜……」〜〜〜♪

星花「………………………!」

音葉P「………………………………」

柑奈「…………ら〜……ら〜……ら〜……ら〜…ら〜……」〜〜〜♪

〜〜〜


柑奈「………………」〜〜〜♪

星花「…………………………」

柑奈「………………………」〜〜♪

音葉P「…………心の暖まる演奏だったよ、腕を上げたようだね。」

柑奈「……師匠に教えてもらったおかげです……!」

星花「………………………………」

音葉P「………………どうだったかね…?」

星花「………………あ、あの…………その………………」

星花「………………とても素敵な音色で…………その……すみません………」

音葉P「………君の心に彼女の音色は響いたようだね。」

星花「………………はい…………」

柑奈「…………………」

音葉P「……音楽は良い……離れた心も一つにしてくれる……そして…心を暖めてくれる……」

星花「………………………………」

音葉P「>>93

一時中断します

おやすみなさい

再開します

音葉P「……星花君も皆を笑顔にすることが出来る…二人で力を合わせて頑張ってくれ給え。」

星花「…………ありがとうございます…」

音葉P「……僕は何もしていない。礼なら柑奈君に言ってくれ給え。」

星花「…………はい…………柑奈さん、ありがとうございます…」

柑奈「…私はただラブを伝えただけです!」

星花「…………ラブ…………確かに柑奈さんの愛が伝わりました……」

音葉P「……あまり立場に気を取られなくていい……もう少しだけ肩の力を抜いて音楽を楽しみ給え………」

星花「…………………………!」

音葉P「……人より耳聡いのが自慢でね。…… 安心し給え…僕らは君が音色を届ける手助けをしよう……」

星花「………………………………」

柑奈「………(師匠の言ってる事は相変わらず難しか………)」

音葉P「………君の音色は必ず届く………それだけ希望を与えられる音色なのだからね………」

星花「……………あなたは……?」

音葉P「………少し耳聡い只の音楽家さ。」

星花「……………(この方は……バイオリンの音色のみからわたくしの事を………)」

音葉P「………………………」

星花「…………わたくしを…歓迎してもくださるのですか…?」

音葉P「……良い音楽家を歓迎しない訳が無いのだよ。君が何処の何者かなどは関係無い……ここはそう言う場所だ………」

星花「………………………………」

音葉P「……様々な音色が重なり合って、響き合う………シンフォニーを奏でる……そんな場所なのだよ……」

星花「………武道P様からお聞きした通り…素敵な場所のようですわね……」

柑奈「はい、ラブが溢れるピースな場所です!私もまだまだ新人なんですけどね!」

星花「………………………………」

音葉P「………気に入ってくれそうかね?」

星花「……お二人を拝見させていただけば、よく分かりますわ……これからよろしくお願いします。」

音葉P「……………ありがとう。」

星花「>>101

(散らばった空の民の皆さん…待っていてください…きっといつの日か…)

↑+夕美が二足歩行に変形したサイドカーバイクと一緒に花を届けに来る

星花(散らばった空の民の皆さん…待っていてください…きっといつの日か…)

ブロロロロ……キキー…

音葉P「…………おや…」

柑奈「あっ、夕美さんが来たみたいですね!」

星花「……夕美さん……?」

音葉P「何時もこの部屋に花を飾り付けてくれるのだよ。……今に来るだろうから少し待っていてくれ給え。」

ガション ガション ガション……

星花「…………??」

ガチャ

夕美「こんにちは!」

サイドバッシャー「……………」

星花「?!」

柑奈「こんにちは!おっ、これはラブに満ち溢れた花ですね!」

夕美「でしょ?今日はラブを込めて大切に育てたアネモネだよ。」

音葉P「『君を愛す』か……ふふっ………」

サイドバッシャー「………………」

星花「……………………」

アルラウネで、半ば族っぽい配送業者の頭で、サイドバッシャー乗り回してて…すごいな(歓喜)

音葉P「いつも配達をありがとう、夕美君。僕も香りを楽しませてもらっているよ。」

夕美「ありがとうございます。……あっ、その鉢植えをそっちに置いておいてくれないかな?」

サイドバッシャー「………………」
ガション ガション ガション……

星花「…………………………」

サイドバッシャー「…………………」
ガション ガション ガション……

星花「…………(……学ぶべき事がたくさんありそうですわ………)」

事務所 ある部屋



朋「むむむ……………」

水晶玉「…………………」

ほたる「…………………」ドキドキ……

朋「…………むむ……………占いの結果が出たわよ。」

ほたる「………ど、どうですか……?」ドキドキ……

朋「………あんたの考えてる人、近いうちに何か危険な事をしようとしてるわね。」

ほたる「>>110

↑朋「それに…なに…? 危険の原因を探ってみたら…天使と悪魔が戦って…?」

ほたる(ほたるPさんが……?!)

朋「それに…なに…? 危険の原因を探ってみたら…天使と悪魔が戦って…?」

ほたる「て、天使と悪魔……ですか……?」

朋「うーん……ぼやーっとだけどそんな風に見えるのよね……何かの例えなんだろうけど………」

ほたる「…………………………」

朋「……とにかく、運が回ってくるまでは大人しくしてた方がいいって言っといた方がいいわね。」

ほたる「…………………………」

ほたる「………また……なんですね………」

朋「またって……?」

ほたる「………その人は…いつも危ない事をしちゃうんです……今回もきっとまた…………」

朋「ふーん………危ない事ってどんな……?」

ほたる「……分かりません……いつも私には教えてもらえないので………」

朋「…………………………」

ほたる「……危険な事をしているって言うのは分かるんですが………」

朋「……どんな奴なのよ、その人は?」

ほたる「………大切な人です…」

朋「……………恋人?」

ほたる「………………………」///

朋「…………ふーん……」

ほたる「………その……えっと……………」///

朋「……………………………」

ほたる「………………はい……」///

朋「……あんたまだ13でしょ、そいつは幾つなのよ?」

ほたる「………えっと………よく分かりません……」

朋「よく分からないって………」

ほたる「……自分でもよく分からないからって…………」

朋「……………………………」

ほたる「………だから…誕生日もずっと知らなかったって………あっ…今は私と最初に出会った日を誕生日にしてくれたんです…」

朋「>>116

(…軽く占っても尋常じゃ無いくらい複雑な運命の人がゴロゴロいる…なんなのよこの事務所…)

朋(…軽く占っても尋常じゃ無いくらい複雑な運命の人がゴロゴロいる…なんなのよこの事務所…)

ほたる「……あっ…だから、その……質問には答えられなくて……すみません……」

朋「……別に謝らなくていいわよ。興味本位で聞いただけだから。」

ほたる「……すみません…」

朋(…………この子の場合は特に複雑みたいね……縁って言うのは不思議ね……)

ほたる「………………………………」

朋「…………どこが良かったわけ?」

ほたる「……えっ…………?!」

朋「……さっきから話を聴いている限りは、あんまり良い人間には思えないんだけど。」

ほたる「…………あっ……そ、その…………」

朋「……アタシだったら、そんな隠し事が多くて、自分から危険に向かっていくような男は信用できないわね。」

ほたる「………………………………」

朋「…………悪い男に騙されてるんじゃ………………」

ほたる「そんな事はありません…!」

朋「………………!」

ほたる「……確かにほたるPさんは……嘘つきで…あんまり大切な話はしてくれなくて…隠し事もいっぱい私にしますけど……………それは悪い事をしているからじゃありません…!」

朋「う、うん……!」

ほたる「……危ない事はしてほしくないですけど………ほたるPさんは優しい人ですから……きっと誰かの為に動いてるんです……」

朋「………………………」

ほたる「………勘違いされやすいですけど…本当はすごくいい人なんです……私がいたら………幸せって言ってくれた人なんです………」

朋「………………………………」

ほたる「……だから………その………悪い人なんかじゃありません…!」

ほたる「………………あっ……すみません………つい………」

朋「……………ごめん、アタシが悪かったわ。」

ほたる「………いえ……すみません……私の方こそ………」

朋「……………ほたるPって言うのね……」

ほたる「……………はい……その………すみません………」

朋「……………………ずいぶんと信用してるのね。」

ほたる「>>122

ほたる「私……13年生きてきて、本当にいいことなんか一つもなかったけど……あの人と出会って初めて、少し幸せになれた気がするんです………」

朋「……………………………」

ほたる「………不幸のせいで、いいことなんてなくて……周りの人まで巻き込んで不幸にしてしまって…………」

朋「……………(アタシも不幸体質だと思ってだけど………この子に比べたら…………)」

ほたる「……でも………ほたるPさんは………私を幸運の女神って………私と居るだけで自分は幸せだからって……………………」

朋「………………………」

ほたる「…………私と居て幸せって言われたのは………初めてで………あっ………すみません……」

朋「……………………………自分から危険に向かうような人、なのよね?」

ほたる「………は、はい………?」

朋「…………だったら言ったところで意味は無いわね……あんたの想いが篭った物を身につけさせなさい。………それがラッキーアイテムになるわ。」

ほたる「…………あの………?」

朋「……運を味方に出来る人なら、きっと守ってくれるわ。」

ほたる「…………………………」

ガチャ…

ほたるP「………ほたる、ここに居たのですか…探しましたよ?」

ほたる「…あっ……すみません………その…………」

ほたるP「………新しい友達が出来たようですね。………おはようございます。……藤居朋さん、ですね?初めまして、私はほたるPと言います。」

朋「藤居朋よ。………成る程……あんたがね…………」

ほたるP「私がどうかしましたか?」

朋「……………………………」

朋「………何でもないわ。(……複雑な運命ね………)……その子、とってもいい子ね。」

ほたるP「はい、ほたるは私の天使ですから。………ほたる、朝のハグをしましょう。」

ほたる「えっ…………あ、あの………」///

ほたるP「………ジョークですよ。私も朋さんに見られるのは恥ずかしいです。」

ほたる「……………………」///

ほたるP「…………………………」

朋「>>128

それじゃお邪魔虫はさっさと退散させてもらうわね(ウインク)

↑クールに去ろうとした瞬間に転んで顔を強打

朋「…それじゃお邪魔虫はさっさと退散させてもらうわね。」パチッ

ほたる「…………………」///

朋「……『あなたたちに幸運のあらん事を。』」

ほたるP「……ありがとうございます。私もあなたに幸運がありますように願います。」

朋「……縁を大事にする事ね。……よいしょ。」ゴソッ……

朋「ふぅ……水晶玉って案外重いのよね。」

ほたる「……あ、あの……!」

朋「ふふっ、アタシのは趣味だからお代ならいらないわよ。」

ほたる「…………………………」

朋「…………なんてね、じゃ♪」
スタスタスタスタ……

ほたるP「ユーモアのある方のようですね。」

ほたる「……………はい……………ありがとうございました…」

朋「いいって、いいっt…ごふぁ?!」
ズベッ ビターン!!

ほたるP・ほたる「……………………」

朋「………………………………」

ほたるP「………………大丈夫ですか?」

朋「…………………………つ、ツイてないわ……」

とある病院 病室



加蓮「…………………………」

加蓮P「あっ、加蓮ちゃん。今朝沙理奈ちゃんから面白い話を聴いたのよ♪」

加蓮「………………………………」

加蓮P「この前菜々さんちゃんたちと飲みに行った時の話らしいんだけど……」

加蓮「………………加蓮Pさん。」

加蓮P「ん、なぁに?」

加蓮「………………何もきかないの……?」

加蓮P「……………」

加蓮「…………ききたい事とか……あるんじゃないの……?普通…さ。」

加蓮P「えっと……じゃあ、今朝は何食べた?またジャンクフードばっかりはだめよ?」

加蓮「…………そうじゃなくて…………その…………」

加蓮P「………聞いてあげない。」

加蓮「……えっ…………?」

加蓮P「……加蓮ちゃんがどうしても聞いてくださいって頼むまで聞いてなんかあげないわ♪」

加蓮「………………………………」

加蓮P「………加蓮ちゃんがどうしても話したくてしょうがない、って気持ちになったら話してちょうだい。…………それまではいいわ。」

加蓮「……………………ありがと……」

加蓮P「…………どういたしまして。」

加蓮「…………………………」キュッ……

加蓮P「…………………………」

加蓮「……………………まだ……アタシも全然分からないんだ………何が…どうなってるのか………」

加蓮P「>>136

一時中断します

そう、私も全然わからないのよ…沙紀P君、また絵で告白してきたんだけどさ~懲りないわよね~(敢えて話題を逸らす)

……これだけは言わせて。
ありきたりな台詞だけど……もし仮に可蓮ちゃんが人間ではなかったとしても、可蓮ちゃんが可蓮ちゃんであることに変わりはないわ。
私だけじゃない、凛ちゃんや奈緒ちゃん……いいえ、恐らくプロデューサーもアイドルも含めた事務所の全員がそう思ってるはずよ……

再開します

加蓮P「……これだけは言わせて。
ありきたりな台詞だけど……もし仮に加蓮ちゃんが人間ではなかったとしても、加蓮ちゃんが加蓮ちゃんであることに変わりはないわ。」

加蓮「……………………………」

加蓮P「私だけじゃない、凛ちゃんや奈緒ちゃん……いいえ、恐らくプロデューサーもアイドルも含めた事務所の全員がそう思ってるはずよ……」

加蓮「………そうかな……?」

加蓮P「……ごめんね、在り来たりな事しか言えなくて………気の利いた事でも言えたらいいんだけど………」

加蓮「…………………………」

加蓮P「………ふふっ……駄目ね、沙紀P君みたいに気取った台詞の一つも思いつかないわ……」

加蓮「…………ねえ……加蓮Pさん……」

加蓮P「………なぁに、加蓮ちゃん?」

加蓮「…………アタシは……本当にアタシなのかな………?」

加蓮P「……………………」

加蓮「………ごめん……変な事聞いちゃって………でも……アタシ……怖いんだ………怖いよ…………」

加蓮P「……………………………」
ギュッ…………

加蓮「…………怖い…………怖いよ…………アタシは誰………?」

加蓮「今のアタシは………本当のアタシなの………怖いよ………自分が………分かんない…………」

加蓮P「………………………」

加蓮「……見た事もない景色や……聞いた事も無い言葉の記憶があるの…………これは………何………?」

加蓮P「……………加蓮ちゃん……」

加蓮「………アタシは………北条加蓮なの………アタシは……アタシは…………………」

加蓮P「……………………………」

加蓮P「……加蓮ちゃん………さっきも言った通り、加蓮ちゃんは加蓮ちゃんよ……大丈夫………」

加蓮「……加蓮Pさん…………アタシ…………怖い…………加蓮Pさんとの出会いは……本物なの………」

加蓮P「……私はここにいるわ………こうして加蓮ちゃんとお話している…………加蓮ちゃんの温かさも感じている………」

加蓮「…………………………」
ギュッ…………

加蓮P「………大丈夫……大丈………っ…!ゴホッゴホッ……!」

加蓮「……………っ……!!」

加蓮P「……っ……ゴホッ………っはぁ…………ハァ………大丈夫……だからね………………?」

加蓮「>>143

加蓮「心配させてごめん……分かった、アタシ…加蓮Pさんの言葉を信じる。そして、二人のことも信じるよ………」

加蓮P「…………ありがとう……加蓮ちゃん……」

加蓮「………………………」

加蓮P「………………………」

加蓮「………怖いけど………でも……………加蓮Pさんが大丈夫って言ってくれるなら……さ……」

加蓮P「………………………」

加蓮「………加蓮Pさんが大丈夫って言ったら………いつも大丈夫だったもん。」

加蓮「……アタシがアイドルなんか無理だって言った時も……途中で投げ出しそうになった時も………言ってくれた………」

加蓮P「……ふふっ……あの頃の加蓮ちゃん、『めんどくさーい』が口癖だったものね♪」

加蓮「……あ、あれは昔の話だから…!今は真面目にやってるよ……!」///

加蓮P「はいはい、うふふ……♪」

加蓮「…………もう……」///

加蓮P「………………………………」

加蓮「………………挫けそうになった時も……辛い時も…悲しい時も…………大丈夫よって…………」

加蓮P「……私はただ応援しただけ…頑張ったのは加蓮ちゃんよ。」

加蓮「…………ううん……加蓮Pさんと一緒だから……ここまで来れたんだよ…………加蓮Pさんが……アタシをここまで………連れてきてくれたんだよ……」

加蓮P「……………っ…………」

加蓮「……………ずっと一緒に…………ここまで……………………ごめん…………」

加蓮P「………………………………」

加蓮「…………………分かんないよ…………分かんない………………」

加蓮P「………………………………」

加蓮「…………アタシに加蓮Pさんを助ける力があるかもしれないのに………………どうやったのか思い出せない…………頭がぐちゃぐちゃする………………」

加蓮P「………………私の為に……無理をしないで……」

加蓮「…………無理だって何だってするよ……!………この前は出来たから…………きっと…また……!」

加蓮P「………………………………」

加蓮「…………………………ごめん…………アタシ疲れてるのかも…………」

加蓮P「………………………………」

加蓮「………あはは……体力ついてきたと思ってたんだけどな…………」

加蓮P「…………学校からお仕事に行って……それから私のお見舞いに来て………………大変……でしょ……?」

加蓮「…それぐらい平気だって!加蓮Pさんとおしゃべりするの好きだからさ!………落ち着くんだ……」

加蓮P「>>150

そっか…って…ええっ⁉︎(突如加蓮の身体が一時的に大人の身体、天使の翼やらいかにもな容貌になっている、加蓮はそれに気づいてない)

加蓮P「そっか…って…ええっ……?!」

加蓮「……………………?」

加蓮P「………………………………」

加蓮「………アタシは真面目な話をしてるのに……どうしたの?」

加蓮P「…………(そっか……気付いてないんだ…………)ううん……何でもないわ…………」

加蓮「…………………………」

加蓮P(……………加蓮ちゃんは…………)

加蓮「……今日もこれから仕事に行って、仕事が終わったらここに泊まるからね!」

加蓮P「………………………………」

加蓮「お泊まりセットも持って来てるしさ。あっ、ちゃんと先生に特別に許可もらってるからね。…………本当は駄目なんだけど、こっそりって。」

加蓮P「………………………………」

加蓮「修学旅行みたいでワクワクするよね!……また朝までおしゃべりしよ。」

加蓮P「………………………………」

加蓮「それから……それから……………とにかく一緒にいよ……」

加蓮P「…………加蓮ちゃん……」
ギュッ…………

加蓮「…………………………」

加蓮P「…………加蓮ちゃんは…………加蓮ちゃんね…………そうね……おしゃべりしましょ……」

加蓮「………………うん……」

加蓮P「………………………………」

加蓮(………助けなきゃ…………絶対……………アタシが……どうなったとしても…………怖がってなんかいられない…………)

志希の研究室


志希P「…………ふにゃ……朝…………?」

志希P「………………眠い…………」

志希P「………………ふにゃあぁぁ………………んにゃ……?お布団が温かい…………」ピラ

志希「にゃー!」

志希P「………………お休み…………」

志希「え、ひどくない?」

志希P「…………むにゃむにゃ……」

志希「>>156

ぶー! ちょっとくらい相手しろー!

↑+じゃあ一緒に夢の国にいこうか

志希「志希「ぶー! ちょっとくらい相手しろー!」

志希P「…………うにゃ………じゃあ…一緒に夢の国に…………ハハッ………すぴー…………」

志希「にゃにゃにゃにゃ、ふにゃー!お布団めくったら志希にゃんだよ?何かカンソーとかあるでしょ?」

志希P「……むぅ…………ふわぁぁぁ…………だって昨日も……………」

志希「そー言う問題じゃないよ、もー!今日は今日、昨日は昨日♪」

志希P「…………みフ辞……」

志希「ぐぬぬ……………………」

志希「お布団をめくったら美少女!美少女のスメル、ここ大事テストに出る!」

志希P「………うん………志希にゃん………愛してるよ……」

志希「あっ………そう…………にゃはは……て、照れちゃうにゃー……♪」///

志希P「……くー…………くー………………」

志希「その…………アタシも………好……………」///

志希P「………ふにゃ………………キムチ…………?」

志希「ふにゃ〜!!キムチ鍋は昨日の晩ご飯でしょーがー!」

志希P「そーだったっけー…………?」

美少女のスルメ?(難聴)

志希P「ごめんねぇー…………寝てたー…………ふにゃぁぁぁ……………………」

志希「むぅ……お布団とアタシどっちが大切なの?!」

志希P「お布団………………」

志希「………もういい!………嗅ぐ♪ハスハス〜♪ハスハス〜♪」

志希P「………………うーん…………くすぐったい…………」

志希「にゃっはっはっは!ハスハス〜♪ハスハス〜♪ハスハス〜♪」

志希P「…………うにゃぁぁぁ………………」

志希「ハスハス〜♪ハスハス〜♪ハスハス〜♪参ったか〜♪」

志希P「ふにゃあ……………うう…………………」

志希「かーまーってー!かーまーってー!ハスハス〜♪ハスハス〜♪」

志希P「………………にゃあああ…………………うぁぁ…………」

志希「ハスハス〜♪ハスハス〜♪ハスハス〜♪かーまーってー!かーまーってー!ハスハス〜♪」

志希P「>>164

ふにゃあ~……仕方ないな~……ギューッ……(志希を抱き寄せる)

志希P「ふにゃあ~……仕方ないな~……ぎゅーっ………」ギュッ…………

志希「にゃっ?!」///

志希P「………………ぎゅー…………」

志希「……………………………」///

志希P「………えへへ〜…………二人の方が……温かいねぇー…………」

志希「……………うん……」///

志希P「……………ちょっと目が覚めた…………かなぁー…………」

志希P「………ふにゃあああ………………志希にゃんは可愛いなぁー…………」

志希「……………………………」///

志希P「…………むにゃむにゃ……………………研究の…続きしないとねぇー………………」

志希「……………あと……もう少しだもんね……」

志希P「…うん…………みんなのおかげ………………むにゃむにゃ…………」

志希「…………………………………」

志希P「………材料もあと少し……ほたるP君と…………早苗Pさんが…………ふにゃあ……………ここまで来たねー………」

志希「…………もうちょっとで……加蓮Pさんを助けられるね……」

志希P「………うん……………お友達がいなくなったら……寂しいからねぇー…………」

志希「…………………………」

志希P「………失敗しないよ……?」

志希「……………ホント…………?」

志希P「……………本当。」

志希「……………いっつもお薬は作ってたけど………………」

志希P「……………ふにゃぁ…………いざ命を預かってると思っちゃうと…………怖い…………?」

志希「…………………………………」

志希P「………お薬を作るって言うのはねぇー………そー言うことなんだよ…………」

志希「……………もし…アタシたちのお薬が間に合わなかったら…………」

志希P「………むにゃむにゃ……志希にゃんらしくないよぉー…………志希にゃんはもっと…ふにゃーってしてなきゃ…………」

志希「>>171

一時中断します

お休みなさい

もしも...病気は確実に治るけど副作用でずっと寝たきりになる薬と
副作用がないけど1%にも満たない確率でしか治らない薬があったらどっち飲む?

↑朋、気になったので加蓮Pの運命を見て
「この人の運命は特に枝分かれが激しい…最悪の事態は免れるかもしれないけど…
そうしたら、彼女… 今度は担当の子を救う戦いに…自分から飛び込んでる…
悪魔と天使の…かつてない大戦争に…!」

ここ10スレってかもっと前からじゃ
安価取りづらくなるからあんまきっちり制限してもだし…
いや、>>1の決定には従いますけど今の展開ってそれありきで成り立ってるんだし

安価内容に対しては>>1の筆力で可能な限りは頑張らせていただきます……
…………か、可能な限り


再開します

志希「もしも…病気は確実に治るけど副作用でずっと寝たきりになる薬と
副作用がないけど1%にも満たない確率でしか治らない薬があったらどっち飲む?」

志希P「ふにゃぁ…………そーだねぇー………… 後者かなぁー…………ふわぁぁぁ…………」

志希「……………何で?…99%治らないんだよ?」

志希P「…志希にゃん知ってるー………?こー言う時の1%は絶対成功するんだよー………むにゃむにゃ…………」

志希「………今はそういう話じゃ…」

志希P「………真面目に答えて。」

志希P「………真面目だよー…………僕ぁ毒性学者だからねぇー…………危ない物には挑戦したくなっちゃうんだぁー……♪……にゃあ…………」

志希「………………………………」

志希P「………それにねぇー…………寝たきりになっちゃったら…………フィールドワークも……家族のお世話も…………志希にゃんをぎゅってするのもできなくなっちゃう………………それはやだなぁー……」

志希「………………志希Pさん………」

志希P「………危なくてもあんまり考えられないみたい…………困ったぁー………………ふにゃふにゃ………………」

志希「……………………………」

志希P「…………………志希にゃん。」

志希「…………………」ギュッ…………

志希P「………………………」

志希「……………そっか…志希Pさんはそう言う人だったね…………」

志希P「………多分彼なら……100%副作用のなくて治る薬と………ふわぁぁぁぁぁ…………副作用があって99%治らない薬でも……後者を選ぶんだろうなぁー………………」

志希「………『ククッ、毒を飲み干して制してこそ、面白いんじゃないか?』……とか何とか言ってね……」

志希P「あはは〜……絶対言うねぇ〜…………♪」

志希P「………でもねぇー…………実際には、その99%治らない副作用のある薬しか作れない………」

志希「…………………………………」

志希P「……いや……薬じゃなくて毒だねぇー…………今作っているのは劇毒さ…………飲めばほぼ死んじゃう……」

志希「……………………………」

志希P「……………志希にゃん…………付き合わせちゃってごめんねぇー………………」

志希「……………………」ギュッ…………

志希P「>>183

何か…そう、そんな運命を凌駕するような「奇跡」を求めて…
僕ら科学者ほど、そういう「不確定」にすがってしまうんだ

志希P「………何か……そう、そんな運命を凌駕するするような『奇跡』を求めて… ………………僕ら科学者ほど、そういう『不確定』にすがっちゃうんだー…………ふにゃあ…………」

志希「………奇跡………………」

志希P「………自然毒も……奇跡が生み出した物だからねぇー…………長い長い時間をかけて…………ヘビちゃんやクラゲちゃんたちが作り出した………果てしない進化と偶然の産物………………むにゃむにゃ…………」

志希「……………………………」

志希P「………僕らはそれを分けてもらって…………お薬にしてる…………それはきっと奇跡を分けてもらってるんじゃないかなぁー…………」

志希P「………むにゃむにゃ…………すごいよねぇー…………僕らがフラスコの中をどんなに覗いたってない物を彼らは持ってる………………自然には敵わないなぁ〜…………ふわぁぁぁ…………」

志希「…………………本当に不思議だよね………毒で人を助けられるなんて………………」

志希P「……えへへ〜……すごいでしょ〜……♪」

志希「…………………うん………」

志希P「……ふわぁぁ………薬と毒は表裏一体…………生と……死もね………」

志希「……………………………」

志希P「………不確定って言うのは可能性があるって言うこと…………可能性があるって言うことは…………むにゃむにゃ…………希望があるって言うこと。」

志希「………………………………」

志希P「……希望の希は…………志希にゃんの希…………だから何だって言われたら……………えへへへ〜♪なんだろうねぇー…………」

志希「…………志希の希は……希望の希……………………じゃあ……起こしてみよっか、奇跡♪」

志希P「おー♪運命になんか負けないぞー………!…………ふにゃあぁぁぁ……………」

志希「おー♪運命になんか負けないぞー!にゃーはっはっはっは!」

志希「にゃはっー!志希Pさんとお話したら元気でたー♪よく意味は分かんなかったけど!」

志希P「がくー…………ひどいよ志希にゃーん…………」

志希P「ごめんごめん♪志希ちゃん人の話が聞けない子だからさ♪ごめーんね?」

志希P「…………ふにゃあ…………仕方がないなぁ………ちょっといい話だったんだけどなぁー………………」

志希「…………なーんてね。……言いたい事は分かったかも。……今はとりあえずハスハス〜♪」

志希P「………うにゃぁー…………」

志希「>>189

(ここまで来たんだもん…絶対に無駄になんかさせない…みんなの想いのバトン、きっと繋いで見せるからね…)

志希「(ここまで来たんだもん…絶対に無駄になんかさせない…みんなの想いのバトン、きっと繋いで見せるからね…)ハスハス〜♪ハスハス〜♪」

志希P「……うにゃあああ……………」

志希「(…………志希Pさんとなら……きっと何だって…………)ハスハス〜♪ハスハス〜♪ハスハス〜♪」

志希P「……………えへへ……………好きだよ……志希にゃん……」

志希「にゃーはっはー!アタシも………………好きだよ……」///

志希P「…………えへへへへ〜♪」

志希「………………ハスハス〜♪ハスハス〜♪」///

武道場


有香「オリャーッ!!」ブン!

武道P「甘い!」サッ バシィィィィ!

有香「…………っ……!珠美ちゃん、悠貴ちゃん!」ズシャァァ…………

珠美「はい!せやぁぁぁ!!」タタタタタタタ!

悠貴「はぁぁぁぁっ!」タタタタタタタ!

武道P「……むっ!」

珠美「はぁぁぁぁぁぁっ…!」
ズズズ……

武道P「………………ふむ…(気を安定して練れるようになってきたな…)」

悠貴「今日こそは一本もらいますっ!おりゃぁぁぁーっ!!」ブン!

武道P「ふむ………」バシィィィィ!

悠貴「……くっ……まだまだっ!」

武道P(良い蹴りを放つな。成長が早い。)

悠貴「やあっ!はあっ!おりゃぁぁぁーっ!」ブン! ブン! ブン!

武道P「そうだ!手足の長さを活かせ!……成長したな。」サッ!サッ!サッ!

悠貴「はいっ!ありがとうございますっ!はぁぁぁぁっ…せやぁぁぁ…………」

武道P「…………ふむ。」ガシッ!

悠貴「…………っ!!」

武道P「…………だがまだ重さが足りん!!」ブゥゥゥン!!

悠貴「…………っ…………!」
ズシャァァァ…

珠美「お二人ともありがとうございます!はぁぁぁぁっ……せいやぁぁぁぁっ!!」ズズズズズ……ズァァァァァッ!!

武道P「……ふむ。(飛ぶ斬撃とは考えたな………が……)はぁぁぁぁっ……!!」ゴォッ!ブァァァァァッ!!

珠美「………………っ!!」
ドサァァァァ……

武道P「…………………………」

珠美「…………くっ…………」

武道P「………ふふっ……今日も私の勝ちだな。朝稽古はここまでだ。」

有香・珠美・悠貴「…………………」

武道P「>>196

羨ましい程の、成長速度だ。
皆の努力が良く分かる。

武道P「羨ましい程の成長速度だ。
お前たちの努力が良く分かる。」

有香・珠美・悠貴「………………!」パァァァァ……!

武道P「………精進しろ。そうすればお前たちは幾らでも強くなる事が出来る。」

有香・珠美・悠貴「押忍(はい)(はいっ)!」パァァァァ……!

武道P「…………(ふむ…教えれば教えただけ成長するな………楽しみだ。)」

有香「………次こそは一本取ります!…………大丈夫ですか、悠貴ちゃん?

悠貴「……何とか受け身を取れたのでっ……!」

珠美「悠貴ちゃん、無理しちゃ駄目ですからね?どこか痛かったりしたら珠美に言ってください。」

悠貴「……ありがとうございますっ、珠美さんっ。でも大丈夫ですっ、ほらっ!」スクッ

有香「……その様子だと大丈夫そうです。…………受け身が上達してます!」

悠貴「あ、ありがとうございますっ!」

珠美「さすがは珠美の妹ですね!」

武道P「……………ふふっ……………」

珠美「頭を撫でて差し上げましょう!頭を………………」プルプル……
←爪先立ち

悠貴「…………あっ……」スッ……
←中腰

珠美「…………よしよし…悠貴ちゃんは偉いですね!」ナデナデ……

悠貴「…………………………」///

珠美(えへへへへ…………珠美はお姉ちゃんです!背も少し伸びた気がしますし!)///

武道P「……………………(珠美の背は成長していないが…)」

有香「……………………」ジー……

武道P「………………ふむ。有香、此処へ来い。」

有香「押忍!」タタタタタタ

有香「何ですk…………」

武道P「……………………」ナデナデ

有香「………………?!」///

武道P「…………よく頑張っている。
………私はお前たちを誇りに思う。……先日は助かった。」ナデナデ

有香「>>202

…ふにゃ…(力が抜けて猫化する)

押忍……!(いつになく真剣な顔)

安価把握

一時中断します

再開します

有香「押忍……!」

武道P「………む……?」ナデナデ

有香「…………これからはあたしたち……絶対に着いて行きますから!もう武道Pさん1人にだけは行かせません!」

武道P「………………ふむ…」ナデナデ

有香「……この前は……あたしたちも連れていってもらえて、すごく嬉しかったです…!その…………あたしたちも役に立てるんだなって……!」

武道P「………………………」ナデナデ

有香「……きっと珠美ちゃんと悠貴ちゃんも同じ気持ちです!」

武道P「……………二人にも改めて礼を言わねばな……」ナデナデ

有香「…………押忍!」

武道P「…………………………」ナデナデ

有香「…………必ず……何かある時は連れていってください……!…………武道Pさんはあたしたちを心配してくれてるのかすごく分かります…でも、あたしたちも同じぐらい心配なんです!」

武道P「………………む…………」

有香「武道Pさんが強いのは知ってますが……………もし何かあったら………………」

武道P「…………………………」

有香「………守る…なんて事はとてもじゃないけど言えません……ただ……側に居させてください!」

武道P「…………先日の比ではない危険に巻き込むぞ。」

有香「構いません!あたしも武道Pさんと一緒に危険に立ち向かいます!」

武道P「…………………………………」

有香「…………………………………」

武道P「……………強くなった。守らねばならぬと思い込んでいたが……珠美、悠貴!来い。」

珠美「…………は、はい!」

悠貴「はいっ!」

珠美「何用でしょうか?」

悠貴「え、えっとっ……朝ごはんはあとは炊飯器のスイッチが切れるのを……」

武道P「…………珠美、悠貴。………そして、有香。三人ともよく聞け。」

有香・珠美・悠貴「………………!」

武道P「…………私はお前たちに対する考えを改めた。いや、改めさせられた。」

有香・珠美・悠貴「………………」

武道P「>>210

武道P「……お前たちは早晩私に導かれるだけの存在では収まらなくなる……これからは共に道を極めてゆく同志のつもりで指導に臨むつもりだ。」

有香・珠美・悠貴「…………………」

武道P「……今よりも稽古は厳しくなる。今はまだ手心を加えた稽古だが、同志に対して手心を加える事は礼を逸する。」

有香・珠美・悠貴「…………………」

武道P「…………お前たちはどうしたい?」

有香「………………押忍!強くなりたいです!」

珠美「た、珠美も強くて立派な剣士になりたいです!」

武道P「…………悠貴、お前は?」

悠貴「……私ももっと強くなりたいですっ!」

武道P「………………ふむ。」

有香・珠美・悠貴「…………………」

武道P「……………………ふっ……愚問だったな。……明日からは本格的な稽古に入る。心せよ。」

有香・珠美・悠貴「押忍!(はい!)(はいっ!)」

武道P「…………………………」

武道P「……朝食を済ませ次第事務所へ赴くぞ。」クルッ スタスタスタスタ……

有香「……押忍………!悠貴ちゃん、朝餉の献立は何ですか?」

悠貴「ご飯とお味噌汁と、アジの開きと卵焼きと、ほうれん草のおひたしですっ。」

珠美「ほ、ほうれん草…………!」

悠貴「残さず食べてくださいねっ!」

珠美「……は、はい………………」

武道P「……………(良いな……)」
スタスタスタスタ……

事務所 廊下



ヘレン「……………………」
カツカツカツカツ

ヘレン「…………美しい姿勢を保つには美しい歩き方から……世界レベルに相応しく…………」

ヘレン「…………私は世界レベルなのだから………私は世界レベル……私は世界レベル…………」

ガション ガション ガション……

夕美onサイドバッシャー「あっ、ヘレンさんおはようございます!」

サイドバッシャー「…………」

ヘレン「…おはよう、夕美。あなたも中々世界レベルの登場ね。…………フッ……ナイスダンサブル。」

夕美「>>216

それほどでもありません!

お節介かもだが一応先に言っとくと夕美は基本年上にもタメ口寄り。
敬語は使うには使うけど台詞見てると我慢できないのかタメ口になっていっちゃうタイプ。
ぜひ参考に!

夕美「それほどでもありませんよ!
ヘレンさんの方がダンサブル?です。」

ヘレン「フッ、青い鳥を追いかけるならば、木陰にまどろむ訳には行かないでしょう?つまり、そういう事。」

夕美「…………?」

ヘレン「今は理解できなくとも大丈夫、あなたもいずれ分かるわ、それがダンサブル…………」

夕美「は、はあ…………」

ヘレン「フッ……………………」
←いい顔

いつぞやの配達の人達はバジンたんに乗ってたのかな

ジャイロアタッカーでしょ、量産モデルだし

>>217
ありがとうございます
相葉ちゃん→ヘレンさんは何だか敬語使ってそうなイメージがあったので…



ヘレン「……そのヴィジュアルからすると、あなたは配送の途中のようね?」

夕美「あっ、そうなんです。今、レッスン室に花を届けてきたところで………あっ、ごめんなさい!」

サイドバッシャー「………………」

夕美「乗りながら話すのは失礼ですよね…………」

ヘレン「フッ、ノープロブレムよ。いちいち降りる必要は無いわ。それと敬語も使わなくていいわ。堅苦しいのはノーセンキューよ。」

夕美「あっ……そう……?じゃ、じゃあ…………」

>>221
確かに使いそうですね。フレンドリーな子だけどおちゃらけて敬語使ったりとかしちゃうので。
劇場(さくらふわりの回とか)もそうでしたし

夕美「いやー、ここの廊下って乗ったまま通れちゃうから降りるの忘れちゃうんだよね。」

ヘレン「フッ……それだけ親しんでいると言う事でしょう?」

夕美「まあね、私のかわいい愛車だもん、ねー♪」

サイドバッシャー「………………」

ヘレン「……あなたもライダーに恵まれているようね……」

サイドバッシャー「………………」

>>219>>220
つまりしぶりんの実家の花屋の名前は
「スマートブレイン」…?



夕美「えっと………あっ、そうだ!ヘレンさんにはこれあげるね♪」
っ鉢植え

ヘレン「……ミスミソウの鉢植えとは中々ユニークね。」

夕美「あれ………知ってた?」

ヘレン「ミスミソウ……花言葉は『自信』………私はもっと大輪咲きだけどね。」

夕美「あはは……まあ、ヘレンさんには派手で大きな花が良かったかな?」

ヘレン「>>226

フッ…そうね、次はラフレシアを持って来なさい…!

世界レベルとは、鉢に収まるだけじゃない……そういうことよ

ヘレン「世界レベルとは、鉢に収まるだけじゃない……そういうことよ。」

夕美「そっかー、まあヘレンさんだもんねー……じゃあこれは…………」

ヘレン「フッ、ただ……これはこれでキュートな鉢植えね。ありがたくもらっておくわ。」

夕美「あ、本当?!」

ヘレン「優雅に咲き誇る花だけが花じゃない、目立たなくとも可憐な花もあるわ。」

夕美「おー……さすがはヘレンさん…!」

ヘレン「どんな花にも、その花自体の美しさがある。世界はそうやって出来ているのよ?」

夕美「…………?」

ヘレン「……人も同じ。輝きが集まればより強い輝きになる。……そろそろ配送に戻らなくていいのかしら?」

夕美「……………………あっ!ありがと、ヘレンさん!…次の人のところに行かなきゃ!……行くよー!」

サイドバッシャー「…………………」

夕美「またねー、ヘレンさん!」

ヘレン「アデュー。」


ガション ガション ガション……

廊下の隅

ガション ガション ガション……

夕美「あれ…………何してるの?」

茜「反省中です!!!」

友紀「残念だか仕方ない。」

晴「オレは悪くねェ!オレは悪くねェ!」

夕美「…………またかー………」



ある朝の事務所

バジンたんの最期は涙無しには語れません…………
相葉ちゃんの友はサイドバッシャーなのか…………

次回からは日常に戻る予定です…
長編は突然に………安価神は気紛れです…………

お付き合い頂きありがとうございました

お疲れ様でした!

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