静香「かめはめ波ってあのかめはめ波?」
未来「そうそう、あのかめはめ波だよ」
静香「こんな感じの?」カメハメハー
未来「そうそうそれそれ」
静香「何言ってるのよ、未来。かめはめ波なんてできるわけないでしょう」
未来「ちっちっち、それは昨日までの私だよ。今日の私はもう一人前のかめはめ波使いなんだよ」
静香「は、はあ……」
未来「あぁー、全然信じてないでしょー。じゃあじゃあ、今からやってみせるから劇場の外の広いところに行こ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431263037
静香「今からするって…、私お昼のうどんの出前を待ってるんだけど」
未来「大丈夫、大丈夫。すぐ終わるから。それにうどんが届いても伸びる前に貴音さんが食べてくれるって」
貴音「はい。うどんは私が責任を持って美味しくいただきます、ジュルリ」
静香「もうすでに食べる気満々なんだけど……」
未来「貴音さんもこう言ってくれてるし、ほら、行くよー」グイグイ
静香「ちょ、ちょっと、引っ張らないでー」
<○×うどんで~す。出前お届けにまいりました~
貴音「お待ちしておりました」
静香「ってもう来ちゃった。私のうどんがああああああ……」
~劇場の広場~
未来「えーっと、ここに段ボール箱を置いてっと」
静香(未来ったらどうしちゃったのかしら?)
静香(昨日、夜更かししてドラゴンボールでも読んで夢に出てきたことを現実だと思い込んでるのかしら)
未来「距離はー……、この辺で良いかなー」
静香(うーん、いくら未来でもそんなことないと思うし、何かの芸か手品の類いのことを言ってるんだわ、たぶん)
静香(それに本人が楽しそうだし、ここは未来に合わせてあげましょう)
未来「静香ちゃーん、用意できたよ!」
静香「ねえ、未来。仮に撃てたとして外とはいえ危なくないかしら」
未来「大丈夫、手加減してあの段ボールが壊れるくらいにするから」
静香「へえ、ちゃんと加減もできるのね。じゃあ、お手並み拝見させてもらおうかしら」
未来「ちょっとは信じてきた?それじゃあ行くよー。……かー」ガシッ
静香(へえ、結構構えが様になってるわね)
未来「めー」グググッ
静香(鏡の前でたくさん練習したのかしら、うふふ)
未来「はー」キュィィィィィン
静香(だんだん手に光が集まってきてるわ。本格的ね)
未来「めー」キュイイイイイイイイイイイン
静香(って、何この光!!??)
未来「波ーーーーーー!!!!」
ドオオオオオオオオン!!!!
段ボールだったもの「」
静香「」
未来「ほらね!」
静香「ほ、ほらねじゃないわよ。どういうこと、これ!?」
未来「どういうことって練習いっぱいしたんだよ?」
静香「そうじゃなくて、何で本当にかめはめ波が撃てるの、ってことよ。かめはめ波って漫画の中の架空の技のはずでしょ」
未来「漫画?架空?何言ってるの静香ちゃん。静香ちゃんだって練習に付き合ってくれたのに」
静香「私も、練習に、付き合った?」
未来「もー、忘れちゃったの?静香ちゃんはおバカさんだなー」
静香「お、おバカさん……。未来に言われる日が来るなんて」
未来ちゃスゲェ・・・・・・
支援だよ
>>1
春日未来(14) Vo
http://i.imgur.com/LZSECT5.jpg
http://i.imgur.com/mloeRlp.jpg
>>1
最上静香(14) Vo
http://i.imgur.com/XcP2c9j.jpg
http://i.imgur.com/94IMRPU.jpg
>>3
四条貴音(18) Vo
http://i.imgur.com/HT9zG6B.jpg
http://i.imgur.com/A19MMaO.jpg
未来「そんなおバカな静香ちゃんが忘れないためにもう一回やってあげるね。かーめーはーめー波ー」
静香「って未来!!何もないのにどこに撃ってるのよ」
静香「あ」
未来「あ、じゃないわよ。かめはめ波が劇場の入り口の方に向かってるじゃない。もし今誰か出てきたら……って」
未来「誰か出てきちゃったね」
静香「未来、早く止めるか方向を変えて!!」
未来「ごめん、私まだそこまではできないんだ……」
静香「ええっ!?って、もう当たる直前だわ、お願い!避けて!!」
未来「逃げてー!!!」
???「?……!!」
ボフッ
静香「何か変な音が」
未来「あれ?あの人大丈夫そうだよ。それにこっち来るよ」
静香「本当ね、こっちに飛んで来るようね。え?飛んでる?」
伊織「こらー、あんたたちー!!!」
未来「わわー、伊織ちゃんだ!!それにすっごく怒ってる。ご、ごめんなさーい」
静香「い、伊織さんが、飛んでる…」
伊織「今、かめはめ波を撃ったのはどっち」
未来「私です」
伊織「未来、あんたねえ。当たったのがかめはめ波でよかったけど、もし伊織ちゃんが怪我でもしちゃったらどうするのよ」
未来「ごめんなさい」
伊織「それに、当たったのが私だったから良かったものの、もしやよいや小さい娘たちに当たったら本当に怪我してたわよ」
未来「ごめんなさい、反省してます」
❭❭8の3つ目と4つ目のセリフ、人物が逆じゃない?
伊織「静香もボーッとしてないでこのおバカを止めなさいよね」
未来「お、おバカ……」
静香「え、えと。すみません。未来がかめはめ波撃てたことに、色々理解が追い付いてなくて」
静香「それと伊織さん、どうやって飛んだんですか」
伊織「どうやってって舞空術に決まってるじゃない。そっか、静香と未来の流派には舞空術はないものね」
静香「(……り、流派?) あと、かめはめ波を受けて本当に何もないんですか?」
伊織「当たり前じゃない。この伊織ちゃんにかめはめ波は効かない。大小関係なく、ね。言ってなかったかしら」
静香「そ、そうだったんですね」
未来「へえ、私てっきりおでこで跳ね返しちゃったかと思ったよー」
伊織「未来はどうやら反省していないようね。今度は私の技をあんたにお見舞いしてあげるわ」
未来「うわー、逃げろー。静香ちゃん、全力で走るよ」
静香「なんで私まで一緒に逃げなきゃいけないのよー」
伊織「未来ー、待ちなさーい」
静香「も、もう何がなんやら……」
>>10
あ、ほんとだ。間違ってますね
>>8 訂正
未来「そんなおバカな静香ちゃんが忘れないためにもう一回やってあげるね。かーめーはーめー波ー」
静香「って未来!!何もないのにどこに撃ってるのよ」
未来「あ」
静香「あ、じゃないわよ。かめはめ波が劇場の入り口の方に向かってるじゃない。もし今誰か出てきたら……って」
未来「誰か出てきちゃったね」
静香「未来、早く止めるか方向を変えて!!」
未来「ごめん、私まだそこまではできないんだ……」
静香「ええっ!?って、もう当たる直前だわ、お願い!避けて!!」
未来「逃げてー!!!」
???「?……!!」
一旦ここまで
続きはなんとなくしか考えてません
劇場一武道会をするかこのまま静香がドラゴンボールっぽい世界に翻弄され続けるかって感じに
一旦乙です
>>9
水瀬伊織(15) Vo
http://i.imgur.com/qrFDg6e.jpg
http://i.imgur.com/BpeHpaa.jpg
今月のゲッサンも素晴らしいみらしずでした
というわけで投下します
劇場内レッスン室
静香「はあはあ」
未来「ふー、疲れたあ。伊織ちゃんすっごく怒ってたねえ」
静香「未来が伊織さんをからかうのがいけないんでしょ」
未来「だってだって、伊織ちゃんのおでこってどんなものでも滑りそうだもん」
静香「まあ、なんとなくわからなくもないけど……」
未来「あー、静香ちゃんだって思ってるんだー。伊織ちゃんに言っちゃおーっと」
静香「やめなさい。それ言ったら未来も一緒に怒られるわよ」
未来「あ、そっか」
静香「そういえば凄かったわね、かめはめ波。驚いたわ」
未来「まだまだ完璧じゃないけど、これで劇場一武道会に出ることになっても不利じゃなくったよー」
静香「劇場一武道会?何それ?」
未来「あれ?静香ちゃんまだプロデューサーさんから聞いてないの?」
静香「プロデューサーから?何も聞いてないけど」
静香(そもそもこの変な状況のことも分かってないし)
未来「そうなんだ。劇場一武道会って言うのはねー……
ガチャ
P「そのことならば俺が説明しよう」
静香「プロデューサー!」
未来「師匠!!」
静香「師匠?」
P「師匠はやめろって言っただろ、未来」
未来「はーい、プロデューサーさん。どうしてここに?」
P「ちょいと人探しをな」
未来「へー」
静香「プロデューサーが未来の師匠ってどういう意味なんですか?」
P「どういう意味も何も未来にかめはめ波を教えたのは俺だからな」
静香「プロデューサーがかめはめ波を?」
P「ああ。知っての通りかめはめ波は亀仙流の技だ」
静香(知らない…)
P「そして、俺は亀仙流の門下で、未来も最近入門してきたんだ」
未来「その証拠にほら見てみて!亀仙流道着風Tシャツ!今日も 着てきたんだー」
静香「へえ、初めて見るわ」
P「それと他にはうちのアイドルだと春香も亀仙流だ」
未来「それに春香さんは亀仙流で一番強かった人と親戚って噂らしいよ」
静香「そうなの!?」
P「噂だけどな。話を戻すと、かめはめ波は入門してすぐの人には難しい技だ」
P「だが、まさか1ヶ月もしないうちにできるようになるとはな」
未来「でへへ、頑張っちゃいました」
P「これで未来もトップアイドルにかなり近づいただろう」
未来「ホントですか!?やったー」
静香「アイドルっていったい……」
未来「静香ちゃんもびっくりしてくれたし、レッスンする間も惜しんでかめはめ波の練習したかいがあったよ~」
P「何?」
静香「レッスンさぼったの?」
未来「あ、いけない!言っちゃった」
P&静香「未来ぃ」
未来「でもちゃんと自主練もしたし」
P&静香「そういう問題じゃない!!」
未来「ご、ごめんなさい」
P「気を取り直して、劇場一武道会について説明しよう」
未来「そうだった。忘れてた」
P「2ヶ月を1シーズンとして50人の中から選抜された10人が各々修行をしながら、各地でのライブや武道会で100万人動員を目指す」
未来「わくわく」
静香(あれ?これって……)
P「そして2ヶ月後、シーズンの最後に開催される選抜された10人がメインの765プロ単独の武道大会、それが劇場一武道会だ」
未来「うおおおおお、パチパチパチパチ」
静香「それってプラチナスターライブじゃないですか!」
P「まあ、参考にしたからちょっと似てるかもな。今回はユニットじゃなくて皆ライバルどうしだしな」
静香(っていうかそれと武道会があること以外そのまま……)
P「皆、前回のPSLのときにも地方の武道会に参加したがまだまだだったからな」
P「今回は修業を積んで見ごたえのある戦いができればと思ってな」
静香(武道会前回もあったの!!??)
P「そうそうちょうど選抜メンバーが決まったところなんだ」
未来「本当ですか?誰なんですか?私も入ってますか?」
P「まあまあ、焦るな。一人は今765プロで一番の成長株の未来、お前だ」
未来「やったー!!!やったよ。私やったよ、静香ちゃん」
静香「お、おめでとう、でいいのかしら」
P「はは。そして静香もその一人だ」
静香「私ですか?」
P「ああ、中学生組の中では1,2を争う実力を持つ静香に武道会を盛り上げてほしい」
静香(え、私ってそんなに強いの?)
未来「やったね、静香ちゃん!!」
静香「ええ、ありがとう……」
未来「プロデューサーさん、他にはだれがいるんですか?」
P「それは秘密だ。まだ本人たちにも伝えてないしな」
未来「そっか〜。残念だねー」
静香「そ、そうね」
P「まあ、今週中にはわかることだ。楽しみにしていてくれ」
静香「そういえば、プロデューサーはだれか探してたんじゃないんですか」
P「ああ、そうだった。打ち合わせをしようと思ってたんだが居なくてな」
未来「だれを探してたんですか?」
P「それは、「あら、ここは…劇場のレッスンルーム?」
三人「「「あずささん!!!!」」」
あずさ「静香ちゃんに未来ちゃん、それにプロデューサーさんも。おはようございます」
未来「わあ、びっくりしたあ」
静香「あ、あずささんが何もないところから現れた……」
P「おはようございます…、じゃなくて探したんですよ。瞬間移動でどっか行っちゃうのはやめてください」
あずさ「すみません。でもいつの間にか勝手に瞬間移動しちゃって」
P「せめて瞬間移動したときは気を高めてください。そしたら俺も探せますんで」
あずさ「はい、今度からはそうしますね」
P「気を付けてくださいよ。じゃあさっそく会議室で打ち合わせをしましょう」
P「あ、その前に未来と静香に言っておくことがある」
みらしず「「なんですか?」」
P「シーズン内は出場選手どうしは最後の武道会まで、公式非公式問わず手合わせ禁止ということにするつもりだ」
P「一緒に修業するのは構わないが組み手とかはダメだ」
静香「どうしてですか?」
P「見てるほうも戦ってる方も驚きがある方が良いからな。お楽しみはあとにとっておこう的なものだ」
未来「プリンの黒いところを最後に食べるのと一緒ですね」
P「まあそんなとこかな。じゃあ、修業頑張れよ」
未来「はーい」
静香「えっと、頑張ります(…でいいのかな)」
P「あずささん、待たせてすみません。行きましょうか…っていない!!!」
P「あずささんどこだー」ダダダダダダッ
未来「行っちゃったね、二人とも」
静香「一人は一瞬でいつの間にか行っちゃったわね」
未来「あー今から楽しみだなあ。ワクワクするね、静香ちゃん」
静香「そうね」
未来「ホントにそう思ってる?さっきから元気なさそうだったけど」
静香「(ギクッ)え、ええ、とっても楽しみよ。腕がなってしかたがないわ」シュッシュッ
未来「おお、すっごいキレのいいパンチ。さすが静香ちゃん」
静香「ふふ、2ヶ月後楽しみにしてなさい」
未来「うおお、私も燃えてきたー」
こうして静香とその仲間たちの2ヶ月にわたる修行が始まるのだった…
静香「はあ、これからどうすればいいのかしら」
未来「何が?」
つづく
今回はここまで
未来と静香以外の残りの8人は安価はとりませんが、何か希望があったら参考にします
静香(世界がおかしくなって数日が経った。なんだか百合子が喜びそうな表現ね。
状況を把握するために色々調べたり試したりした。
力を込めると大きな岩でも簡単に砕けたし、三階くらいの高さを軽々ジャンプできた。
人の気を感じとれたし、おまけに気功波というものも撃てた。
でも伊織さんがして見せたように空を飛ぶことはできなかった。
そして何よりこの世界のアイドルはみんな武道をしている。
トップアイドルを目指すことは同時に武道家としても高みを目指すこと、らしい。)
静香(というわけで私もアイドル兼武道家の活動の一環として、今日はとある武道大会に参加している。
なんとか決勝まで勝ち残ったのだけど、決勝の相手が――
静香「……まつりさん」
まつり「ほ?よろしくなのです、静香ちゃん」
静香「はい、よろしくお願いします」
静香(ここまでの三試合、どの試合でもまつりさんは上手く受け流して全く実力を出してなかった)
静香(元の世界でもまつりさんの身体能力は高かったから強いことは想像がつく。正直勝てる気がしないけど……)
静香「全力で勝たせてもらいます」
まつり「受けて立つのです。まつりを楽しませてください、ね?」
「決勝戦、徳川まつり選手対最上静香選手。両者尋常に―――」
「始めっっっ!!!」
静香「はあああああああ」シュッシュシュッシュシュシュ
まつり「なかなか早いパンチなのです」ヒョイヒョイヒョイヒョイ
静香「だあああああああああああ」ババババババ
まつり「キックもキレがあってよいのです」バシッバシッバシッ
静香「くっ……(見切られてる。でもこれは想定内!!)」
静香「らあああああああああああああ!!!!」ダダダダダダ
まつり「すごい猛攻なのです、どんどん後ろにさがってしまうのです」ググググ
静香(このまま誘導していって、場外……)
まつり「静香ちゃんの狙いは見えたのです。なされるがままの姫ではないのです」ピョーン
静香「(の回避の瞬間に一撃!)たああああああ!!」グアアアアア
まつり「ほ!?」
ヒラッ クルリ
静香(空中で一回転!?)
ガシッ
静香「う゛っ!!!!(あ、頭を…)」ググッ
ドゴオオオオオオオオン!!!!!!
まつり「言ったのです、狙いは見えたと。甘々なのです、ね?」
静香「う、うう……」
まつり「静香ちゃんは強いですが、まだまだなのです」
静香「うっ……」
まつり「アイドルがいつまでも地面に突っ伏しているのは可哀想なのです」
まつり「姫が場外に出してあげるのです」ガシッ
静香(しめたっ!掴んできた手を引っ張って)グググイ
まつり「!? しまったのです」
静香(地面に叩きつける!!!!!)ゴオオオオオオ
ドオオォォォォォォォン!!!!!
静香「うぐっ…」
静香(ま、また逆に叩きつけらた)
まつり「気の乱れ様で仕掛けてくることがバレバレなのです」
静香(ここは一旦距離をとらないと……)
シュッ スタッ
まつり「振り出しにもどったのです」
静香「はあ、はあ。そうですね。やっぱりまつりさんは強いですね」
まつり「当然なのです。これも姫の嗜みなのですよ」
静香「ふぅー…(本当に強い。全然底が見えないし勝てる見込みもない。
……でも諦めない!!)」
まつり「来ないのですか。ならこっちから行くのです」
静香「っ!!し、仕方ない。気功波はあまり得意じゃないけど、たりゃああああああああ」ボボボボボ
まつり「やけになったのです?このくらい簡単に弾けるのですよ」ポンポンポンポン
静香「らあああああああああああああああ」ボボボボボボ
静香(気弾に紛れて……突っ込む!!)ボボボボボボボボ
まつり「ほ?突進してきてるのは分かってるのですよ。返り討ちなのです」
静香「はああああああ!!!!!!!」
ドスッ
静香「うっ…」
まつり「このまま蹴り上げるのです」ドガッ
まつり「…そして、突進のときに体の後方に仕込んでいたものもお見通しなのです!」バシバシバシッ
静香「そ、そんな……」
静香「なーんて、狙い通りです」
まつり「!?弾いたはずの気弾が消えずに戻ってくるのです!!!???」
静香「全方向からの同時攻撃なら避けられることも弾かれることもない!!」
静香「そしてダメ押しっ!はああああああ!!!!!!」ババババババババッ
まつり「……」
ドドドドドドドドドドドドオオオオン!!!!!!
シュウウウウウウウウウ…
静香「正直倒せた自信はないけど、結構ダメージは与えられたはず……」
ユラァ
まつり「ふー、今のは結構効いたのです。まさかここまでできるとは思ってなかったのです」
静香「うそ……、まったくのノーダメージだなんて」
まつり「ほ?そんなことはないのですよ。見ての通り、服がぼろぼろなのです」
静香「そ、そんな…」
まつり「もう降参した方がいいのです。今のでもう気をほとんど使ったはずなのです?」
静香「確かにそうですね、でも諦めません」
まつり「ほ?」
静香「ここで諦めるのはアイドルで妥協することと同じです。だから、絶対に諦めません」
まつり「……」
静香「私とまつりさん、どちらかが力尽きるまで勝負です!!」
まつり「気に入ったのです。そんな静香ちゃんにはまつり姫のとっておきを見せてあげるのです」
静香「とっておき?」
まつり「はあああああ!!!!」シュインシュインシュイン
静香「まつりさんの気がどんどん高まってる。この感じもしかしてかめはめ波!?」
まつり「かめはめ波よりも、わんだほーでびゅーりほーでぱわほーな技なのです」ググッ
静香「っ!!とにかくこれを食らったらまずいわ。避けないと!!!」ダッ
まつり「もう捉えているのです。はいほー!!!!!!」ゴオオオオオ
静香「ぐぅっ、ガードを……」バッ
ドォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!
静香「うっ……」ドサッ
「最上選手場外、よって徳川まつり選手の勝ち!!!!」
まつり「お疲れ様です。静香ちゃん、今はゆっくり眠るのです」
まつり(姫のふわふわ砲を受けて一瞬でも気を保っていたのはなかなか見込みがあるのです)
司会「では優勝した徳川さんと最上さんには3位決定戦のあとに――」
まつり(何より静香ちゃんのアイドルへの強い想い)
司会「かくかくしかじかで――」
まつり(静香ちゃんなら、姫の代理としてぴったりなのです)
司会「まるまるうまうまでして――」
まつり(そうと決まれば今からでも修行を付けたいのです)
司会「あのー徳川さん聞いてますか?」
まつり「ほ?ちゃんと聞いているのですよ」
司会「ではさっき言った通りなので、控室で待機をお願いします」
司会「最上さんは医務室で休んでもらって……」
まつり「その必要はないのです」
司会「はい?」
まつり「まつりと静香ちゃんはこれからすぐに帰るのです」
司会「ええ?」
まつり「ではそういうことなのです」ビューーーーン
司会「ちょ、ちょっと待ってくださいー」
まつり「賞品とトロフィーは事務所に送ってほしいのです、ばいばーいなのです」ビュビューーーーーン
まつり(静香ちゃんの成長が楽しみなのです、ね?)
勢いで10人にしたせいで本戦のトーナメントがなかなか決めれない。
のであと2個くらい修行期間の話書こうかなと思ってます。
一旦乙です
>>27
三浦あずさ(21) Vo
http://i.imgur.com/lNqmp5z.jpg
http://i.imgur.com/LcsSKqu.jpg
>>39
徳川まつり(19) Vi
http://i.imgur.com/pBgWbBE.jpg
http://i.imgur.com/oeyQYmh.jpg
静香「そういえば昨日のロケの収録中にあずささんがいなくなったって」
未来「そうそう、もー私びっくりしちゃった」
静香「あずささんの迷子はホントにすごいわね」
未来「他の仕事で瞬間移動に巻き込まれて私も一緒に迷子になっちゃってびっくりだよー」
静香「ふふっ、そういえば最近あずささんと一緒の仕事が多いわね」
未来「プロデューサーさんに頼んだんだ、あずささんとお仕事してみたいですって」
静香「へえ、どうしてなの?」
未来「え、えーっと、…あ、そうだ。あずささんとお仕事したら大人っぽくなれるかなって思って」
静香「そうだ、っていま思いついたんじゃないの」
未来「ほ、本当だよ」
静香「未来のことだから実は特に考えてなかったんでしょ」
未来「静香ちゃんひどいー」
静香「ふふふ。あ、そろそろ時間だわ。行かなくちゃ」
未来「そうだ、ちょっとまってて、静香ちゃん」
静香「何かしら?」
未来「あずささんにもらったクッキーがあるんだ。静香ちゃんの分もあるから取ってくるね」トトト…
未来「おまたせー。って、わわーっ!!!」
静香「未来!?」
ドンガラガッシャーン
未来「いたた……」
静香「み、未来!大丈夫!?」
未来「あはは、転んじゃった。でもだいじょーぶ、クッキーは無事だよ」
静香「もう、未来ったら」
未来「最近なんだか何もないところで転ぶことが多くって」
静香「単に未来が不注意なだけでしょ」
未来「えへへ…。はい、クッキーどうぞ。移動中に食べてね」
静香「ありがとう。じゃあ、いってきます」
未来「いってらっしゃ~い」
静香(今日の仕事は新番組のオーディション。久しぶりにアイドルらしい仕事、のはずだけど
番組名が『バトルマウンテンマスター オリンポス山も登っちゃいM@S!』
なんだかアイドルらしくなく険しそうな感じだわ。
麗花さんのほうが向いてるんじゃ……)
麗花「やっほー、静香ちゃん」
静香「あ、麗花さん。麗花さんもこのオーディション受けるんですね」
麗花「うん、そうなの。最近、あんまり登山できてないからお仕事で登山ができたらいいなって思って」
静香「へえ、そうなんですね」
麗花「静香ちゃんも山が好きなの?あ!富士山の頂上から流しうどんがしたかったとか」
静香「ふ、富士山で流しうどん……いえ、私はプロデューサーに勧められたんです」
麗花「そっか~、でも静香ちゃんと一緒に登山できるんだね。楽しみだなあ」
静香「ふふっ、麗花さん気が早いですよ。まずはオーディションで残らないと」
麗花「そうだね~。登山、登山、楽しい登山~♪」
静香(なんだかすごく耳に残りそう)
審査員「みなさんお集まりですね。この番組は登山はもちろんサバイバル生活のような険しい内容となる予定です」
「ですので皆さんの体力や身体能力、生き抜く力を見せてもらいます」
「ウォームアップした体が冷えてしまってはいけませんので、さっそくですが審査を始めます」
静香(え?審査方法の説明もなくいきなり始めるの?)
麗花「ワクワクするなあ」
審査員「採用枠は上位3名です。それでは始め!!」
静香「あ、あの、いったい何をすれば……麗花「スゥー」
静香「麗花さん?」
麗花「ふあふあふー」
ブォォォオオオオオオオオン
静香「と、飛ばされるっ!!」
ヒューーーーードォン!
静香「がはっ(吹っ飛ばされて、壁に。いったい何が……)」
ドガァン!!
静香「え?何の音?」
ドガドドドドドドドドドドド
静香「ら、乱闘が始まってる……」
アイドルA「てやああああ」
静香「わっ、こっちに来た!はっ!!!!」ドガッ
アイドルA「ぐはっ」ドサッ
静香「いったいどういうことなの……?」
アイドルB「くらえっ!!」
静香「あっ、もしかして案内に書かれていたのって」ゴスッ
アイドルC「ぶるあああ!!!!」
静香「オーディション”バトルマウンテンマスター”じゃなくって」ドスン
アイドルD「隙ありー!!!」
静香「オーディションバトル”マウンテンマスター”だったの!?」ドゴ
アイドルE「ぐへへ」
静香「わけがわからないけど、とにかく勝ちぬかないと」ボガッ
ABCDE「」チーン
静香(でもこの形式なら同事務所での潰しあいを避けられるわ。麗花さんと協力して765プロで2枠貰うべきね)
静香「あの麗花さん!」
麗花「静香ちゃん、覚悟ー!!」ドーン
静香「えっ?麗花さん!!いきなり何ですか!?」
麗花「!?オーディションバトルなんだから戦わないと」
静香「そうですけど…、そうじゃなくて、同じ事務所で潰し合うのはよくないです!」
麗花「ふふっ、静香ちゃんは真面目さんだね~」
静香「そういう問題じゃないですってば」
麗花「お堅い静香ちゃんにはマッサージが必要だね」ヒュン
静香「はっ!?消えた!!後ろね!!!」ガバッ
麗花「あーあ、ばれちゃった。せっかく肩をほぐしてあげようと思ったのにー」
静香「むしろ余計に肩が凝りそうです」
麗花「おりゃー」ドドドド
静香「やめてください。戦いたくないです」ババッ ササッ
麗花「照れ屋さんだね、静香ちゃんは。遠慮しなくていいんだよ」シュバババッ
静香「麗花さんは遠慮してください!!」パパパパパッ
麗花「ふふ、楽しいね~」ダダダダタ
静香「全然っ、楽しくないですよ」グググッ
麗花「ええーそうかなあ。あ、もしかしてもっと強い攻撃の方が良いのかな?」
静香「え?」
麗花「よーし、じゃあ頑張っちゃうよ。それー」ドドドドドドガガガガガガ
静香「ぐっ、強い……」ググッ
静香(防戦一方じゃ埒があかないわ。気功波で牽制を)
静香「はあっ!!!!」バシュン
麗花「わっ!!すごーい。じゃあ、私も。えーいっ!!」バシュンバシュン
静香「っ!!」
麗花「あーあ、避けられちゃった」
静香「力づくで止めさせてもらいます、麗花さん」
麗花「そうこなくっちゃ」
…………
麗花「ふう、疲れてきたね」
静香「ハァハァ……そうですね」
麗花「ようし」
静香「麗花さんの気が高まってる……。来るっ!!!!」
麗花「とっておきの技みせてあげるね」キュイイイイイイイイン
静香「くっ、私もあの技で……」キイイイイイイイン
麗花「それー」ブオオオオオオオオオオ
静香「間に合わない!!よ、避け……」
ドガアアアアアアアアアン
静香「か、間一髪……」シュイイイイイイイン
麗花「あれっ、避けられちゃった」
静香「今度は私の番です!!麗花さん、かくgビビーッ!!!!!!!
静香・麗花「!?」
審査員「審査はそこまでです」
静香「終わったの……?」
麗花「あれ、もう終わり?これからだったのにねー」
審査員「本オーディションの通過者は25番と56番の二人です」
麗花「やったね、静香ちゃん。私たち合格だよ」
静香「あれ、私と麗花さんだけ?枠は3人のはずなのにどうして……」
他のアイドルたち「」チーン
静香「いつの間にか他の人たちがみんな倒れてたなんて……」
麗花「私と静香ちゃんの攻撃が他の娘たちに当たってたんだよ」
静香「え?そうなんですか?」
麗花「静香ちゃんなんて一気に5人も倒しちゃって凄かったな~」
静香「さっきの麗花さんの技で3人目になる人まで倒しちゃった……ってことですか」
麗花「そうみたいだね」
静香「麗花さん、もしかしてこれを狙ってわざと攻撃を仕掛けてきたんですか」
麗花「うん?私はただ静香ちゃんと戦ったら楽しそうだなあって思っただけだよ」
静香(え?そんな理由!?)
麗花「これで私たち番組に出れるね。静香ちゃんと登山楽しみだな~」
静香「そ、そうですね」
麗花「あ、合格者への説明があるんだって、行こ」
静香「は、はい!」
麗花「そういえば、この後のお昼は何うどんにするの?」
静香「うどん前提ですか」
麗花「え~、静香ちゃんといえばうどんじゃないの?」
静香「そんなことないです。私だってうどん以外も食べますよ」
麗花「嘘だー」
静香「本当です」
静香(なんだか色々納得いかないけど、合格できたしいいのかしら……)
ドラゴンボール要素薄すぎて次の話出来上がるまで、放っておいたらこんな遅くなってしまいした。
ちなみに次のもまだ書きあがってないからいつになるやら。
生きてます
日曜中に少し投下します
静香(今日のお仕事は合同フェス、事務所混合2チームが2ステージに分かれて競いあう。
この世界のアイドル業界にはさすがに慣れてきて武道とアイドルが混ざったはちゃめちゃな仕事を一月以上やってきた。
このフェスも例外ではない。通常のステージとステージの間に闘技場として良い感じの場所がある。
そこで当然のように戦うのだけれど、合わせてライブも行うという複合イベントになっている。)
静香(そして、今日のユニットメンバーは亜美と真美だ)
真美「今日は絶好の合同フェス日和ですな~、静香お姉ちゃん」
静香「そうね、修行の成果を発揮するにはちょうどいい気候だわ」
亜美「んっふっふ~、これはもう優勝は亜美たちのもので決まりっしょ~」
静香「2チームしかないのに優勝は大袈裟よ。でもそうね、今回出場するユニットに勝つ意気込みで挑むべきかもしれないわね」
亜美「そうそう、亜美もそれが言いたかったんだよー」
静香「けれど私たちのユニットは相手より平均年齢が低いから少し不利なのよね、そこが不安だわ」
真美「三人寄れば亡者の知恵、真美たちがいれば百万馬力だから大丈夫っしょー」
静香「それを言うなら文殊の知恵と百人力でしょ。でもある意味百万馬力は間違ってないないのかも……」
亜美「それに亜美たちにはとっておきの秘密兵器があるんだ~」
静香「秘密兵器って何のこと?というか武器は持ち込み禁止よ」
亜美「うーん、秘密兵器っていうか必殺技みたいな」
真美「秘術っぽくて奥義のようなとにかくすごいやつっしょー」
静香「具体的には何なの?」
亜美「それは本番までのお楽しみってやつだよ、静香お姉ちゃん」
真美「そうそう、真美たちにお任せあれー」
静香「結局教えてくれないの?はぁ、ますます心配になってきたわ」
真美「あ、前の組が最後だからそろそろスタンバイだって」
亜美「あ、その前に今回のユニットのリーダーの静香お姉ちゃん、掛け声よろー」
静香「それじゃあ、二人とも手を出して……。765プロ、ファイトー」
「「「オーーーー!!!」」」
ここまで
間が空きすぎたのにこれだけですみません
水曜くらいに書きます
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