八幡「戸塚と材木座で新奉仕部?」 (39)
前回の八幡「由比ヶ浜と雪ノ下が生主してる?」の続きというか後日談の様なものです。短いです
八幡「由比ヶ浜と雪ノ下が生主してる?」
八幡「由比ヶ浜と雪ノ下が生主してる?」 - SSまとめ速報
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色々あって奉仕部を抜けた俺。
そして新奉仕部を立てた俺達三人。
テニス部部長、戸塚彩加。
ラノベ作家志望、材木座義輝。
将来の夢は専業主夫、俺比企谷八幡。
部室は材木座部屋。
今日もまた悩める青少年たちの手助けをする。
………
……
…
【タイトル】
義輝「ううむ……この新作タイトルをどうしたものか」
彩加「こういうのって考えるの凄く楽しいよね♪」
八幡「こいつの場合タイトル考えるだけで精根果てるからな」
彩加「?どういう事?」
八幡「つまり中身を書く前にそれっぽいタイトル決めようとするから肝心の内容が進まねぇって事」
義輝「言わないでくださぁあああい、これから書くんですって!この頭脳の中では完結してるんですって!」
八幡「お前……それはこの場合頭の中で女の風呂を覗いたり服を剥いだりしているって言っているわけなんだが……」
彩加「のぞッ……ふえええ!?」
義輝「ご、誤解だ!言葉のアヤだ!ライトノベルはそういうもんなんですって!!!」
彩加「でも僕は八幡になら……」(ゴニョゴニョ)
八幡(戸塚ぁあああん////)
【超能力】
彩加「今回は超能力のお話なんだね」
義輝「その通り。透視の能力を生まれつき備えた主人公が同じ超能力者をバトルを繰り広げていく熱血ストーリーよ」
八幡「それは良いけどよ……この描写が気になるんだが?」
義輝「むむ?どこだ?」
八幡「ここ確か主人公が体育館でライバルと戦っているんだよな。んで主人公の語り口のままヒロインたちの風呂場の様子を語ってるんだよ」
彩加「あっ……」
義輝「あ、ち、違う!!これは一人称と三人称の使い分けを間違えただけで」
八幡「熱血物とかよく言うぜ。戦いながら覗きとか何下半身熱血させてんだよ。むしろ熱血してねーじゃねーか」
義輝「うぼぁああああそれ以上言うなぁあああ」
彩加「……変態さん」ブゥー
八幡(戸塚ぁああん///)
【相棒】
義輝「やはり主人公に頼れる相棒は必須よの」
八幡「あぁそれは言えてる。ゾロとかピッコロとかな」
彩加「動物の相棒もいるよね。猫ちゃんとかワンちゃんとか!」
八幡「まー動物がパートナーっていう設定は割と定石だよな」
彩加「じゃあ八幡が主人公で、材木座君が相棒で~」
義輝「え……我がこやつの……えぇー」
八幡「そりゃ俺のセリフだ俺の」
彩加「それで僕が八幡のペット! ぴょんぴょん♪」ウサミミ
八幡「……」
義輝「……」
彩加「あ、いや……今のは///」
八幡「戸塚、今のもう一回」
彩加「や、やだよ!」
義輝「お金払うから!」
彩加「もっとやだよ!も、もう知らない///」プイ
八幡・義輝「あぁ^~」
【兄妹】
彩加「僕妹ほしいなー」
八幡「どうした突然!?」
彩加「ほら、八幡と小町ちゃん見てると時々羨ましくて。ああいう仲のいい兄妹に憧れてるんだ♪」
八幡「いい事なんてほとんどないぞ?一度怒ると面倒臭ぇし外に行けとうるせぇし所構わず脱ぎだすし」
義輝「な、なに!?ほんとかはちまん!?」
八幡「お前は何動揺してんだよ」
義輝「なんだか我も妹欲しくなったな……」
八幡「言っておくけどな材木座。兄弟なんてのは程度こそ違えど似たようなのが生まれるわけだ。お前がもう一人この家にいると考えろ。どうだ?」
義輝・彩加「うーん」
………
……
…
「はちまーん!我の!新作を!読んでくれぇえ!」
「はちまんおにいちゃぁあああん!私の!新作も!読んでくれぇええ!」
「「ダークソウルぅううううう!!くらっしゃぁああああああああ!!」」
「妹ぉおおおおお!」
「おにいちゃぁああああああん!」
「「はちぃいまぁあああああああああああああああん!!!!」」
………
……
…
義輝「少し……暑苦しいな」
彩加「うん……」
義輝「あ、じゃあ妹君でいいので下さい」
八幡「で、とはなんだ!!良いからとっとと親にでも頼んで来い」
義輝「いやだぁああああそんなの待てないィいい!我も『ヨシ君はさみー!』って言ってくれる妹ほーしーいー!」ゴロゴロゴロ
八幡「ああああこんな狭い部屋で転がるな!ミルタンクかお前は!」
彩加(でもなんだかんだで小町ちゃんに甘いんだよね八幡。いいなぁ///)
【スカート】
義輝「スカートかぁ……ぐむむ」
八幡「なんだよまた詰まってんのかよ」
義輝「スカート……どうやったら捲れるのだ」
彩加「」カァァ///
ガラガラ
八幡「ちょうどいい。窓の外にJKが歩いている。今すぐ捲って来い。後処理はしてやるから」ピッピッピ
義輝「のおおおおお何通報しようとしてるのだ八幡!止めてください捕まってしまいます!」
彩加「ダメだよ材木座君、犯罪は……スカートくらいなら僕がその……履いても」
義輝・八幡「「なに!?」」ゴゴゴ
彩加「で、でも捲るのはダメだよ!想像だけ!あとは想像……して?」ウルウル
義輝・八幡「「とつかぁあああん♪」」
一色「ん?あそこにいるのは」
【イケナイコト】
一色「せーんぱい!なにやってるんですかーー???」
八幡「げっ!一色だったのかよあいつ」
義輝「おいおい生徒会長様だぞどうする八幡」
八幡「仕方ねぇな。いい機会だ」
義輝「え、あ、お、おい何を……うひゃひゃひゃ変な所を掴むな///」
一色「そんな所でサボりですか~?雪ノ下先輩に言っちゃいますよ~?」
八幡「いっしきーーーー!」
一色「はーい?」
八幡「悪ぃ!今取り込み中なんだ」グイ
義輝「は、八幡///さ、さすがにこの時期に裸はさm、うぶぶぶぶぶぶ……デブは寒さに弱いのだ、お腹が冷えやすいからな」
一色「なッ……」
八幡「俺達これから(課題とか)する予定だから、今お前と付き合ってる暇ねーんだわー!用がないなら後にしてくれぃ」
一色「せ……ぱい……の」
一色「先輩のバカーーーーーーーー!!!!ホモ野郎ぉおーーーーーー!!!見損ないました!幻滅しました最低です!雪ノ下さん達に言いつけてやりますからねッ」
タッタッタッタッタッタッタッタッタ
八幡「ふぅこれでよし」
彩加「どうせなら僕を使ってくれてもいいのに」ボソ
八幡「え?」
彩加「え?///」
一色(ふえええええ先輩の馬鹿ぁ)ダダダダダダダダ
【トイレ】
彩加「ちょっとおトイレ借りるね」
義輝「うむ!存分にするがいい!」
彩加「あはは♪そんなにしないよ~」
テッテッテッテッテ
バタンッ
八幡「」
義輝「」
ソロソロソロソロ
義輝「果たして戸塚氏は立ってする派か」
八幡「座ってする派か」
八幡・義輝「ジャッジ!!!」聞き耳
彩加「……二人とも?」
八幡・義輝(ギクッ)
彩加「怒るよ?」
八幡・義輝「スミマセンデシタァアアアアアアアアアアアア」ササササ
【お茶】
~お詫びにお茶を汲む材木座~
コポポポポポ
八幡「わ、悪かったって戸塚」
彩加「」プイッ
八幡(か、かわいい///)
彩加「名前」
八幡「え?」
彩加「戸塚じゃなくて、名前で呼んでくれたら……いいよ?」
八幡「え、お、おうそんなんでいいのか……じゃ、じゃあ、彩加?」
彩加「……もうしょうがないなぁ八幡は」パァァ
義輝「ところで八幡よ」チョボボボボボ
八幡「あんだよ」
義輝「お茶を汲む音ってあれだな……おしっこのそれに似てるな!」
彩加「」スッ
義輝「?戸塚氏、どうされ」
彩加「ちょっと足借りるね」
ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
義輝「あ、あ、あ、ああ、あああああああばばばばばばばッ 足! 足の裏ツボは……あがががががが」
彩加「材木座君って面白いよね♪ でもちょ~っとデリカシーがないかなぁ~なんて♪」ギギギギ
義輝「あいやぁあああああ!!!我がッ、いや某が悪かったでありますぅうああああああばばばば」
八幡「彩加が怒るとこんな感じなのか……」
【少女漫画】
彩加「僕は少女漫画とかも好きかなぁ~」
八幡「へぇーとつ……彩加もそういうの読んだりするのな」
彩加「変、かな?」
八幡「いや寧ろ似合いすぎてる」
義輝(チーン)
八幡(横で死んでるこいつは放っておこう)
彩加「テニス部の女の子で読んでる子が結構多いんだ。休憩中に読んでたり」
八幡「ウチの小町も偶に読んでるなぁ~それっぽいコミックも並んでるし」
彩加「あ!材木座君も持ってるんだね!棚の隅っこにあるよ!」引っ張り出しーの
八幡「あぁ?こいつそんな趣味あったっけ?」
彩加「そうそう!○に届けー……僕好きなんだー♪」ペラペラ
八幡「あ、その本は……」
………
……
…
「や、山風君……その、私」
「いいんだ白沼、俺の方こそ……」
「山風君……好き」
「俺もだ、白沼」
「あ、あれ……急に体が火照って」バタッ
「悪いな白沼……さっき君の紅茶に媚薬を仕込んだんだ」
「山風君!どうして……ああ///」
「もう……我慢できない」カチャカチャ ボロン
アアアーダメェ モ、モウダメダシロヌマッ デル ピュッピュッ
………
……
…
彩加「……」パタン
八幡「なんとまぁテンプレな展開(同人誌とかちゃんと仕舞っとけよ材木座ェ…)」
彩加「(ズズッ)えっと、何の話だっけ八幡♪」
八幡(無かったことにした!?)
【性欲】
彩加「八幡もその、こういうの興味あるの?」
八幡「い、いやどうだろうなハハハ」
彩加「むー」
義輝「我は大いにあるぞ~何せ文学とエロは切っても切れぬ縁であるからしてぇい!」
八幡「お前はただ美少女を脱がしたいだけだろうがッ」
義輝「何を言う。普段クールぶっているお主とて同じようなものではないか!好きなオカズなんだ!?ん!?我か?我は結衣ちゃんですぞ」
八幡「は!?結衣って由比ヶ浜の事か!?今度言っといてやろう」
義輝「わあぁあああああ待て待て待ってください死んでしまう!!社会的に!!」
八幡「多分雪ノ下にも伝わるだろうから自ずと精神的にも身体的にも殺してくれるぞ。よかったな。素敵なパーティー始まるぞ?」
義輝「そんなBADENDは嫌で御座る……戸塚氏はどうなのだ?」
彩加「えぇ!?ぼ、ぼくはその……」チラッ
八幡「ん??」
彩加「えと……えと……」
八幡「あ!?ひょっとして小町か」
彩加「え””!?」
八幡「確かに小町も彩加の事気に入ってるし……」
彩加「あ……あうう……」
義輝「ほほぉー妹君……フヒヒ」
八幡「おいてめぇ!今妹を脱がせやがったな!!強制小顔マッサージしたる」
義輝「あばあがあがががが、顎!顎がゴリゴリとあだあああああああ」
彩加(ふええ……違うよ八幡……もう)ポッ
【あいさつ】
義輝「聞いてもいいのかわからんがビッチ氏とはその後どうだったのだ?」
八幡「別に気にする程じゃねぇよ。フツーだフツー」
彩加「しばらく元気なかったもんね由比ヶ浜さん……ちょっと心配だね……」
八幡「彩加って由比ヶ浜とは仲良いのか?」
彩加「うん?普通にお喋りするくらいには仲良いよ?」
八幡「あの挨拶か?」
彩加「やっはろー♪ね」
義輝「うーむ是非ともネタに採用したいものだな」
八幡「アイツ自体半分ネタで出来てるようなもんだしな……アホだし。いい奴だけど。あとコミュ力が異常に高いんだよなぁ。少しくらい分けてもらいたいもんだ」
彩加「あ、八幡も友達なんだし挨拶を由比ヶ浜さんみたいにしたらいいんじゃないかな!」
八幡「おれがぁ?無理無理」
義輝「むぅ……例えばどんなのだね?」
彩加「んー……あ! ハッチィース!とか♪」
八幡「は・・・?」
彩加「うん……ハッチィース……ハッチィース……」
八幡「いや、待て」
義輝「おお、確かに少し軽くなったぞ!よぉし我も使うぞ!ハッチィース!」
彩加「ハッチィース!」
義輝・彩加「「ハッチィース!」」
八幡「や、やめろぉおおおお///」
【実体験】
八幡「読んでて思うんだけどよ……お前の話に出てくる女ってホント都合いいよな」
義輝「ぐへぇえ そ、そうだろうか……」
八幡「例えば転校初日で偶々席が隣になっただけで惚れてるみたいな……なんで初対面なのにこんなに親密度MAXなのよ。こええよ逆に」
彩加「あー……」
義輝「それはあれだよ君……この主人公特質のフェロモンがそうさせていてだねry」
八幡「この主人公最初から最後までやってることは【痴漢】【覗き】【ナンパ】だけじゃねーか!共感できっかこんなの!」
義輝「ま、待て!下着泥棒だってやっている!!」
八幡「うるせぇ!!もう何のストーリーだよ!?能力者バトルじゃなかったのかよ!」
義輝「うむぅ……恋愛とは難しいのだなぁ」
八幡「まぁ俺も失恋以外経験してねぇからお前の事言えねぇけどよ」
彩加「でも僕八幡の告白の熱意とか凄く好きだよ?この前だって」
………
……
…
八幡「ずっと前から好きでした!付き合ってください!」
戸部「ひ、ヒキオ君……そりゃねぇべ……」
八幡「くっ」
戸部「俺……今誰とも付き合えねぇと思うから……」
八幡「俺!」
戸部「!?」
八幡「俺……俺負けねぇから」
戸部「……オウ///」
………
……
…
八幡「ちょ!?ちが!?はぁ!!??」
彩加「話に聞いただけだったけど、負けないからっとか凄くアツいよ八幡♪」
八幡「い、いやそれ俺のセリフじゃないってか寧ろ戸部が告白したってか……あああああああ!!!!誰だそんな事言ってる奴!!」
彩加「海老名さん……だけど?」
八幡「あのアマぁああああああああああああああああ!!!!!」
【賞金】
八幡「ラララ文庫で賞金200万円ねぇ」
義輝「うむ!見事新人応募で優勝すればそれだけ貰える上にデビューまでさせてもらえるのだ!」
八幡「けっ。そりゃ向こうが選んでくれればの話だろうに。実際はこんなの佳作が何点かセレクトされて終わりとかありそうだよな。俺が審査員ならそうする。そうじゃなくたって皆似たり寄ったりの作品を延々読まされる身とすれば寧ろ200万貰いたいくらいだ」
義輝「そ、そんな殺生な……」
彩加「200万円かぁ~僕だったら何使おうかなぁ?やっぱり皆でパーって遊んだりしたいね!旅行とか♪」
八幡「皆というと俺と彩加の二人か」
義輝「我の賞金なんだから我も入れてぇえ!!!」
八幡「へいへいっと」
彩加「勿論材木座君も一緒だよ♪」
八幡「俺はどうすっかなぁ……とりあえず貯金だわな」
義輝「フフフッ 八幡よ。夢のないのうお主」
八幡「あんだよ。お前はどうすんだよ?」
彩加「あ!目的もハッキリすればモチベーションも上がるかもね!」
義輝「我の目的は決まっておる!!!!」ドン
八幡・彩加「「ゴクリッ」」
義輝「200万円使って声優さんに全力でアタックして……けっk」
八幡「あーはいはい」ズズズ
義輝「む!お主やる気ないな!?」
八幡「たった今失せたとこだよ。ったく折角の金も貢物かよ」
義輝「貢ぎとはし、失礼なぁああ!!!」ブンブン
八幡「お前も俺もケッコンカッコカリでちょうどいいのかもな」
義輝「艦これではないかッ 仮なんていやだぁあああああ本番がいいいいいい!!!」
彩加「どこがいいかなぁ~箱根かなぁ♪」ワクワク
【その頃】
~雪ノ下宅~
雪乃「」カキカキ
結衣「」
雪乃「由比ヶ浜さん?貴方さっきから手が止まってるわよ?」
結衣「うっうぅ……ゆきのん今何枚目ぇ???」
雪乃「貴方それさっきから5回も言ってるわよ……今120枚よ」
結衣「うわぁあああああああああああああああああああん無理だよぉおおおおおお原稿用紙300枚も反省文なんてええええええ」
雪乃「仕方ないじゃない。これでも彼が譲歩した結果の入部の条件なのだから」
結衣「ヒッキーもひどいよ……確かにヒッキーの部屋で生放送した私達だって悪かったけど。もう10枚目から書くこと無いよう」
雪乃「私だって私だって……」ワナワナ
雪乃「うえぇえええええええええええええええええんんさびじいいいいいいいいいいいいいいいい」
結衣「ひっぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
~とりあえず完~
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