真姫「ことり式膝まくら」 (24)

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ことり「凛ちゃ~ん♪」ナデナデ

凛「はぁ~、気持ちいいにゃ~♪」ゴロゴロ

ことり「ふふっ、可愛いな~」

凛「ふにゃ~~~♪」


真姫「……」

真姫「……ちょっと凛、今日は練習休みだからって怠けすぎじゃない?」

凛「そうかにゃ~? でも仕方ないよー! ことりちゃんの膝枕すっごく気持ち良いんだもん♪」

ことり「えへへ、ありがと~凛ちゃん♪」ナデナデ

凛「ふにゃ~~♪」

真姫「完全に猫ね……」

真姫「それにしてもことりも甘いんだから。膝枕してあげてたら何もできないでしょ?」

凛「あっ! そっか! 凛ひょっとして邪魔だった?」

ことり「そんなことないよ~? 凛ちゃんが気持ちよさそうにしてくれるのを見るだけでことりは楽しいから♪」

凛「ほんと? じゃあもう少しだけ寝ててもいい?」

ことり「うんっ、いいよー!」

凛「ありがとーことりちゃん!」

真姫「凛、まだ寝るの? 良い加減寝過ぎじゃない?」

凛「もう少しだけ~! こういう時じゃないとことりちゃんに膝枕してもらえないもん!」

真姫「……膝枕ってそんなに気持ちいいものなの? ベッドで寝る方が気持ちいいと思うけど」

凛「ベッドで寝るよりもことりちゃんの膝枕は気持ちいいよ! もうことりちゃんの膝枕じゃないと寝られないってくらい気持ちいいから!」

真姫「そ、そんなに?」

凛「うんっ! だから真姫ちゃんもやってもらったら?」

真姫「う……」

真姫(そこまで言われるとどんな感じか気になるわね……)

真姫(でも……)

真姫「わ、私はいいわよ。膝枕してもらうなんて恥ずかしいし」

凛「真姫ちゃん強がっちゃって~」

真姫「別に強がってないわよ!///」

ことり「ふふっ♪」

真姫「な、なによことり、急に笑ったりして……」

ことり「ううん、なんでもないよ? ただ真姫ちゃんが可愛いな~って♪」

真姫「なっ……///」

凛「真姫ちゃん可愛いにゃ~!」

真姫「もうっ! からかわないでっ!///」

***

凛「……ん~……にゃ? あぁ! もうこんな時間!?」

ことり「凛ちゃん?」

真姫「どうかしたの?」

凛「凛、今日観たいテレビがあって少し早めに帰ろうと思ってたの!」

ことり「あっ、そうだったんだね」

凛「だから凛今日はもう帰るね! 膝枕ありがとうことりちゃん!」

ことり「お礼なんていいよ~」

凛「じゃあ真姫ちゃん、ことりちゃんばいばーい!」

ことり「ばいばい凛ちゃん。また明日ね」

真姫「また明日」

凛「あっ! そうだにゃ! ことりちゃん、真姫ちゃんに膝枕してあげてね? 誰も見てなかったら真姫ちゃんも恥ずかしくないと思うから!」

真姫「なっ!?」

ことり「はい、了解です♪」

凛「じゃあね~!」タッタッタ

真姫(まったく……凛は余計なことを……///)

ことり「……それじゃあ真姫ちゃん」

真姫「な……なに?」

ことり「さぁどうぞ?」

真姫「ど……どうぞってなにがよ?」

ことり「もちろん膝枕、だよ? 遠慮しないでどうぞ~?」

真姫「う……///」

真姫「べ、別に凛はああ言ったけど私は膝枕なんて……///」

ことり「そうなの? そっかぁ……残念だなぁ……」シュン

真姫「な、なんで膝枕する側のことりが残念がるのよ?」

ことり「ことり、真姫ちゃんに膝枕してあげたかったなぁ……」シュン

真姫「う……あぁもう! わかったわよ! やってもらえばいいんでしょ? 膝枕お願いことりっ!///」

ことり「うんっ♪」

ことり「それじゃあどうぞ真姫ちゃん」

真姫(ただ膝枕してもらうだけなのになんだか緊張するわね……///)

ことり「真姫ちゃん? どうかした?」

真姫「なっ、なんでもないわっ!///」

真姫(膝枕なんて普通に寝るだけなんだから意識することなんて何もない! ……よしっ!///)


真姫(えいっ!)



ぽふっ




真姫「~~~っ!///」

ことり「どう、真姫ちゃん?」

真姫「………………気持ちいい///」

ことり「えへへ、よかったぁ♪」

真姫(これがことりの膝枕……気持ちいい……///)

真姫「~~♪」スリスリ

ことり「わっ、真姫ちゃんくすぐったいよ~」

真姫「あっ! ごめんことり、つい……///」

ことり「ううん、ことりは大丈夫。だから真姫ちゃんはゆっくりしてね~」ナデナデ

真姫「はぅ……っ///」

真姫(下にはことりの白くてとっても柔らかい太もも。上からはことりの甘い声が子守唄のように囁きかけてくる……! おまけに甘い匂いもしてきて……///)




真姫(ことりの膝枕……最高ね……///)

***



……ま……ゃん……



真姫(……ん……)



……きちゃん……



真姫(……なに……? 誰かが呼ぶ声が……)




ことり「真姫ちゃん、起きて~! もう下校時刻になっちゃうよ~?」

真姫「……? ことり……? あれ? 私いつの間に寝て……」

ことり「ごめんね真姫ちゃん。せっかく気持ちよさそうに寝てたのに」

真姫「ううん、大丈夫よ……ってもうこんな時間!? 私だいぶ寝てたのね……。ごめんことり、ずっと膝枕させて疲れたでしょ?」

ことり「ことりは真姫ちゃんの可愛い寝顔をたくさん見れたから疲れなんて全然ないよ♪」

真姫「なっ!?///」

ことり「また真姫ちゃん真っ赤になってる! 可愛い~♪」ナデナデ

真姫「う……///」

真姫「そんなに撫でなくていいわよ! ほら、もう起きるわっ! ありがとことり///」

ことり「どういたしまして♪」

真姫「……ことりの膝枕、凛が言った通り本当に気持ち良かったわ///」

ことり「ほんと? ありがと~真姫ちゃん」ギュッ

真姫「ちょっ!? もういきなり抱きつかないでよ!///」

ことり「あっ、ごめんね真姫ちゃん、嬉しくてつい♪」

真姫「まったく……///」

真姫「あの……それでね……ことり」

ことり「なあに?」

真姫「気持ち良かったから……その……また膝枕……してくれる?///」

ことり「! えへへ、もちろんいつでも大歓迎だよ、真姫ちゃんっ♪」

真姫「……ありがと、ことり///」



終わり

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