※妹と兄がまったり生活するだけ
エロなし進展なし
妹「何してんの?」
兄「見てわかるだろ、今日こそみーちゃん(※猫)を風呂に入れる!」
妹「またぁ…無理だって」
兄「やってみなきゃわかんないだろ、そんなこと!」
みー「フーッ!!」
妹「…完全に敵視されてるよこれ」
兄「ほれみーちゃん!風呂桶だぞー!魅惑の逸品だぞー!」
みー「シャーッ!!」
妹「あ…」
兄「……うっうっ……」
妹「ほい、お兄ちゃん。手の甲見せて」
兄「うう……あの、それ痛くない?染みない?」
妹「やってみなきゃわかんないよ。てか、消毒しなきゃ駄目だよ。引っかかれたんだし」
みー「うなーん」
兄「お前だろ!何『そーだよー?』みたいな顔で鳴いてんだよみーちゃん!」
妹「いいから、ほれ」消毒液ぺとっ
兄「あ”あ”ん!」イタイ!
兄「……しくしく……」
妹「ねー、今日の夕飯何ー?」
兄「……この手で料理までしろと?妹様は鬼畜でございますね…」
妹「何その喋り方。…しょうがないなぁ、今日は私が作るよ」
兄「よし!久しぶりに妹の飯が食べられる!」
妹「手抜きでも文句言わないでよ?」
兄「言わない、言わない」
妹「じゃー…今日は麻婆豆腐にしよう!」
兄「らじゃー!」ビシッ
妹「えっと、ひき肉と、とーばんじゃんと、豆腐と…」
兄「ニンニクはここにあるぞ。ネギは…おっと」
妹「おおう、結構年季入ってるよ?」
兄「…いや、いける!」
妹「うーん……7割くらいセーフかな」
兄「熱するし大丈夫だろ、うん」
妹「一応、いつでも救急車呼べるようにしとくね」
兄「おう…なんか作る前から悲壮感あるな…」
妹「まぁほら、ネギは薬草だから!きっと薬用成分がなんとかしてくれるよ!」
兄「その言い方、歯磨き粉っぽいからやめてくれ」
妹「ごちそうさまでしたー」
兄「ふぅ、食った食った」
妹「なんとかありあわせで間に合ったね」
兄「あぁ。でも冷蔵庫スッカラカンだから、明日は買い物行かないと」
妹「そうだね。あ、ついでにお米も買ってきて」
兄「俺が行く前提ですね、妹様」
妹「そのようですね、兄上」
兄「でも天気予報だと、明日雨って言ってたよな…おまけにこの手だし」
妹「そうだけど…あ!閃いた!」
兄「?」
妹「お米、ネット通販で買えないかな?A○AZONさんとかならやってくれそうじゃない?」
兄「えぇー?さすがに食料はしてないんじゃね…」
妹「…」 カタカタ
妹「普通にあるよ?」
兄「…技術の進歩ってスゲー!」
妹「お兄ちゃんが古いんだよ…今はネットでなんでも買えるんだよ?」
兄「頭ではわかっていても心がついてこない…」
妹「とりあえずお急ぎ便で買っとくね。他に食材は…」 カタカタ
兄「これは禁断の技術だ…一歩も家から出ないで全て済んでしまうじゃないか…」
妹「だよねー。宅配便受け取るだけでいいもん」
兄「そのうち玄関まで歩くのがめんどくさくなりそうだな」
妹「息をするのもめんどうだー!」
兄「そこは頑張れ!気合だ!」
妹「よし、宿題終了ー」
兄「妹ー!ゲーム手伝えー!」
妹「はーい…ってこれソロプレイじゃん」
兄「道がわかんないんだよ、ナビやってくれ」
妹「…お兄ちゃん、私が誰だか言ってみろ」
兄「ナビゲートの鬼、妹!」
妹「よろしい!今から私が直々にナビゲートする!迷った奴は銃殺だー!」
兄「いえっさー!」
兄「…え、こっちの道でいいの?」
妹「いいよ。でもそこの部屋にちょっとデカい敵いるから注意して」
兄「ラジャー…えっ!?うわっ!?不意打ち!?」
妹「…あ、そこ左に抜け道が」
兄「待って待って敵が邪魔で行けないっ!!」
妹「体力ごりごり削られてくよ」
兄「あとはこいつ倒して…あ…」
game over
兄「あ…あぁ…」
妹「セーブどこからだっけ?」 攻略メモぺらぺら
兄「…変わってくれ」
妹「ナビゲーターの立場だから冷静なんだよ。見てるほうが楽しいし」
兄「ぐぬぬ…」
──────
───
兄「おっと、もうこんな時間か」
妹「じゃーそろそろ寝ますか」
兄「よし、撤収ー。明日の帰りは普通だから、お米の受け取り間に合うと思う」
妹「私もなるべく早く帰ってくるようにするよ。じゃーおやすみー」
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妹様?もしかしてフラン様かな?(すっとぼけ)