P「>>3が封印された魔剣?」小鳥「はい」 (84)

小鳥「厳密には、>>3が封印された魔剣が眠ると言われている遺跡のテレビレポートの依頼、ですが」

P「ほええ……それが、全国区で流れるんですか?」

小鳥「はい、外国の、特にヨーロッパの古代遺跡がブームらしくて……」

P「へえ、それはいいですね」

小鳥「はい、ぜひ受けましょうよ!」

P「それにしても、>>3かぁ」

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魔翌竜

P「魔竜……かっこいいですね」

小鳥「はい、ドラゴンですからね!」

P「なんちゃって……それじゃあ、お仕事の相談をしようか」

小鳥「何たって海外、ですからね……」

P「そうだな……>>7>>8>>9に頼んでみるか」

小鳥「はい!」



P(……俺は……)

P(とても、気楽にかんがえていた……765プロ始まってきっての、大きな仕事だから、浮かれていた)

あずさ

真美

うみのむこう ヨーロッパのとある空港

あずさ「あら、ずいぶんとあったかいわね~」

真美「うあー!何時間も座って退屈だよー!」

真「急に海外ロケだなんて……」

P「どうやら社長がとある筋から海外遺跡ブームに乗っかって取り付けたそうらしい」

真美「へえ、案外仕事するんだー」

真「社長さんには感謝しないといけませんね」

P「ああ、そうだな」

ガイド「コチラデス、ミナサン」

あずさ「はーい!」

P「・・・あずささん、迷子にならないようにしてくださいね?」

――――――

ブロロロロ・・・

真「ふう……早速バス間違えそうになってましたよ」

あずさ「ごめんなさい……ちゃんとみんなの後ろについていったんですけど……」

P(今度は前にしよう)

ガイド「今回みなさんが訪れるのは、魔竜が封印されていると言われている遺跡です」

真美「なにそれ!?かっこいーじゃん!」

真「……確かそんなこと言ってたね、プロデューサー」

あずさ「まりゅう、って、なにかしら?」

ガイド「かつて、人びとを苦しめた悪魔の王である竜……それを私たちは魔竜と呼ぶんです」

ガイド「魔竜は勇者によって倒され、その魂を> 剣に封印されたといいます」

真美「へぇ……」

P「……どんな悪事してたんだろうな」

あずさ「そうねぇ……作物を荒らしたり、かしら……」





真「……?」
真美「どうしたの?まこちん」

真「……なんだか……誰かの声が聞こえたような……?」

………………

数十分後 封印の遺跡

ガイド「お待ちしておりました」

真美「おおー!これが……」

真「へえ、すごい立派な石造りの建物ですね……」

P「……はい、まるで色々ありそうな……」

ガイド「はい!これが数千年前から伝わる貴重な遺跡の一つです!ここでは、金銀財宝とともに魔翌竜の魂が封印されているといわれています」

ガイド「かつて、勇者は魔翌竜を財宝でおびき寄せ、油断したところを剣で斬り裂いた……という伝説があるんです」

真「……へえ」

ガイド「その伝説からか、盗掘者が……おっと、長くなりすぎました」

ガイド「アイドルの皆さんには、明日ここの内部を探索して、数多くの盗掘者が開けた穴の跡や、それによって見つけられた隠し部屋など……そして、ここに金銀財宝があるのか……などを話し合ってもらいます」

真美「真美はあると思う!だって遺跡だよ!あるに決まってるじゃん!」きらきら

真「うーん、僕はないと思うけどなー……伝説だし……あずささんは?」



真「ってあれ?」

P「どうした?」

真「あずささん、どこに行ったんですか?」

真美「あ」

一方、その頃……

あずさ「……あら」

あずさ「ここはどこかしら?」

あずさ「確か、バスの前でみんな降りて……私は逸れちゃって……そうだわ!建物の中に入って待てばいいのかしらって……」

あずさ「困ったわ……どうやら遺跡の方に迷い込んじゃったみたいね……」

あずさ「どっちの方に向かえばいいのかしら……あら?」ぐぐ

あずさ「ここ……押せるわね……もしかして……?」ガラガラガラガラ……

ゴゴゴゴゴ……

あずさ「……風があるわ……こっちが、出口かしら……」

>>15
向かってみる?

行く

あずさ「……こっちよね、きっと」

あずさ「向かってみましょう、プロデューサーさんに迷惑かけたくないですから」たったっ

たったったったっ

あずさ「……あら?」

あずさ「なんだか、急に暗く……携帯のライトを照らしてみましょう」

あずさ「……」

あずさ「!?」



キラキラキラキラきらきら……

あずさ「これは!?」

あずさ「う、うそ……夢、よね?……こ、んなにおおくの……金貨や、ほ、宝石が……」

あずさ「ルビーも、サファイアもダイヤも……これは、一体……」

あずさ「……!」

あずさ(宝の山の上に何か刺さってるわ、これは……すごい……)

ギランっ


あずさ「刀身が真っ黒の、立派な……剣……ね……」

あずさ「作り物かしら……でも、本物みたいで……握ってみたい……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

あずさ「……怒られるかも……でも……それでも……>>18

あずさ「うっとりするわ、触りたい……♪」

あずさ「ちょっと……にぎるくらいなら……」

すぅ

あずさ「大丈夫・・・よね・・・?」

ボゥッ・・・!

あずさ「……!?」

あずさ(黒い剣が……紫色に輝いて……!?)

パァァァァァ・・・

『グルゥゥゥゥゥ・・・』

あずさ「っ……!」ビクンッ!

あずさ(な、何、この声は……怖い……のに……なんたか、安心するようで……手放せないわ……)

『ワレヲ……ワレニフレヨウトスルモノハ……ダレダ……!』

あずさ「!」

『ニンゲン?ミタコトノナイ、ジンシュダ……ソレモ、ワカイ、オンナ』

あずさ「あ……う……もしかして、この剣が喋って……」

『ソウダ、ニンゲンノオンナ……ナマエヲイッテミロ』

あずさ「う……あずさ……三浦、あずさ、です……」ボーッ…

『アズサ……イイナダ……』スッ

あずさ「……!?」

透き通るような漆黒の剣の表面に見えたものは……おぞましい竜の姿だった

『キニイッタ……アズサ、ワレニフレタホウビヲヤロウ』

あずさ「褒美、です……か……?」

『ソウダ……>>22

ポゥッ……

あずさ「……!」

『コノイセキノチズダ……キヲツケテカエルンダゾ』

あずさ「あ、ありがとうございます!」

『フフフ……ククククク……』

あずさ(こ、こわいと思ったけど……親切ね…)



P「……?」

あずさ「はぁ……はぁ……ごめんなさい!」

P「うおっ!?遺跡から出てきた!?」

真「あずささん、大丈夫ですか!?」

あずさ「ええ、私は……それより、みんな、待たせてごめんなさい」

真美「>>25

どうして遺跡に?

真美「あずさお姉ちゃん、どーしていせきに?」

あずさ「それが……迷ってしまって……」

あずさ(これ、持って来ちゃったわ……隠したほうがいいわよね)

真「そうなんですか……大変でしたね」

P「まさか先に遺跡に行くとは……」

ハハハハハ・・・


あずさ「……///」

ガイド「ふふ……それでは、ホテルに案内しますね……迷子になっちゃだめよ?」

あずさ「は、はい!」



案内されたホテルは……>>28

お化けが出ると噂のホテル

P「……へえ、なんだか雰囲気があっていいですね」

真美「古いともいう」

真「まあまあ、みんなこしつもらえたんだし」

あずさ「個室……迷わないかしら」

ガイド「そういえば、ここ、でるって噂、あるんですよねぇ……」

P「な、なんだか……おどろおどろしいところですね」

ガイド「まあ、噂ですから……実際にいたら見てみたいですね」

あずさ「そうですねぇ……うふふ……お話ししてみたいわぁ」

P「え……大丈夫なんですか?」

あずさ「はい、全然怖くないです」

真「ふえ……あずささんは強いなぁ……ボク、お漏らししそう……」

真「まこちん、おもらしはないよー」

P「……それじゃあ、ホテルでチェックインしようか」

あずさ「はい」

個室

あずさ「ふう……さて……」

スッ……キラッ……

あずさ「……すごい、斬れ味がありそうね…よく服が切れなかったわ

『……三浦あずさ』

あずさ「きゃっ!?ずいぶんと話がうまいですね……」

『先ほどの話を聞いてお前たちの言語は習得した、今はニホンゴでお前に話しかけている』

あずさ「そっ……そうなんですか……」

『幽霊か……今の愚かな人間どもは霊的な生物と契約していないから、死んでも幽霊にならずにあの世に行くだろう』

あずさ「あ、あの……あなたは……誰なんですか?」

『……誰かは言えぬ』

あずさ「そうですか……」しゅん

『だが、誰よりも早く我を見つけたお前には興味がある』

あずさ「……え?」

『……我が妻になる気はないか?』

あずさ「えっ!?」

あずさ「……」おろおろ

あずさ「け、剣から、告白なんて……」

『気に入らぬか、お前は運命の人とやらを探しているのではなかったのか?』

あずさ「>>32

あなたは違う気がする

あずさ「うーん……あなたは違う気がするわ」

『なんだと……?』

あずさ「だって、なんだかなんても力尽くでやりそうなタイプに見えて……ううん……」

『……後悔するぞ』

あずさ「?」

『まあいい、お主がその気でないなら他の相手を探そう……時間はたっぷりある』

あずさ「は、はぁ……」

あずさ(この子、何がしたいのかしら……)

『(この世に混沌を再びもたらすための器が欲しいというのに困ったな……アズサがその気でなければ……)』

『そうだ……あのちびっこの人格を利用してやろう……あいつならば……』




真美「……ううん……」

真美「さっきから頭の中に声が響いてくる……>>35

これはもしや中二病にかかる前兆なんじゃ

『真美……双海真美……吾が声が聞こえるか……』

真美「はっ!?これはもしや中二病にかかる前兆なんじゃ……!」

真美「うあー!中二病にはなりたくないよー!ひびきんみたいになっちゃうー!」じたばた

『……チュウニトハナンダ?』

真美「なんか変な質問されたし……」

ジャキンッ!

真美「……!?」

『グルゥ……やはりこの体では一部屋を移動するのが限界か……』

真美「え……えっ……!?」

ォオォォォォ……

真美「う、嘘……真美の前に……剣が刺さってるよー!?」

真美「なにこれ、すっごく綺麗……綺麗……夢じゃない」

『我は魔王……我が力が欲しいか?』

真美「喋った!?や、やっぱり中二病」

『ほう、貴様の妄想ならこの冷たい刀身も魔力のオーラも見えないし触れることもできないだろう?』

真美「うあ、確かに……」

『どうだ、触れているだけでこの力……使いたいと思わないか?』

真美「うう……真美、殺したい人とかいないよ……みんなすき焼きだし……」

『何も殺意を抱く必要はない……我に従えば良いのだ』

真美「うう…さっきにいちゃんから聞いた悪魔の王様とかいうドラゴンの話そっくりだよ……」

『そうだ、その魔竜だ……双海真美、お前はその最初の使い手になる権利がある……』

真美「>>40

まずは名前、話はそれから

真美「まずは名前だよ、話はそれから」

『名など無い、竜とかドラゴンとか呼ばれていたが、好きな名で呼ぶといい』

真美「名前ないの?ドラ吉とかドラ美とか……」

『ふざけているのか?』

真美「大真面目だよ!名前がないなんて……」

『ふん……』

真美「……」

『ならばその名前とやらをお前がつけてみればいい』

真美「ほえ?」

『もしいい名前ならば褒美を取らせようぞ」

真美「う、うーむ……それを言われても……>>43

それじゃドラゴニック・オーバロードとか

真美「それじゃドラゴニック・オーバロードとか」

『長いわ!』

真美「」

『そもそも、それでは龍魔王ではないか』

真美「そのまんまだねー」

『……貴様、中二病ではないのか?」

真美「うあー!?違うよー!」

『まあよい、貴様の戯れに付き合ってやる』

真美「え?」

『我と契約を結ぶのではなかったか?』

真美「けーやく?あー、そうだったねー」

真美「>>47

ではまずこちらの契約書にサインをお願いします

真美「……じゃあこの契約書にサインお願いしますねー」すっ

『かけるか!』

真美「ほえ?」

『我は剣だぞ!?』

真美「確かにそうだった」

『全く……貴様という女は……やはり菊地真の方にしておけばよかった……」

真美「じゃあ真美が書いてあげよっか?」

『契約にならんだろう!』

真美「……なにさー」

『くっ……だから人間は嫌いなのだ……よいか?』

『我が闇の契約にそのようなくだらぬものはいらぬ、必要な物はただ2つ』

『貴様の契約する意思と、血だ』

真美「血?いたそー」

『そうだ、ほんの少し、貴様の皮膚に我の先を当ててみるといい、それだけで済む……痛くはないぞ』

真美「>>52

真美「ノーサンキュ→、だYO!」ぶんっ

『クォォォォッ!?』

ガチャッ

あずさ「……あら?」

ゴロンッ……

真美「あ、あずさお姉ちゃん!その剣に気をつけて!」

あずさ「あらあら……ここにあったのね……困っちゃったわ……」

真美「なんだかけーやくしてあんなことやこんなことしようとしてくる!」

『……アズサ……!?』

あずさ「>>56

プロデューサーにプレゼントしましょうか

あずさ「プロデューサーさんにプレゼントしましょ?せっかくだし」

真美「だいたいどっから持ってきたのさそれー」

『グォォォォ……!?』

あずさ「ううん……どこだったかしら……」

『くそっ……男だと……!?なら逆に好都合だ……見てろよ、女ども……!』

――――――
――――
――

コンコン

あずさ「プロデューサーさーん♪」

P「はう……う?あずささん?」

あずさ「はい、今日はプロデューサーさんにプレゼントしたいものがあって……」

P「プレゼントですか?ええと……」

あずさ「はい、こちらです」

P「この黒い剣は……?」

あずさ「それじゃあ、また明日ー」ばたん

P「……」ちゃきっ

パァァァァァァ!

P「うっ!?」

『グォォォォ……』

P「な、なんだ……この獣の遠吠えのような……気が、遠く……」

『ほほう……』

P「っ……ぁっ……」

『お前、女に恋をしているな?』

P「だ、誰だ……!?」

『誰でもいいじゃあないか……そう……>>59に会いたい……そう思っているだろう?』

P「う……あ……」

>>59とはどんな女なのだ?』

P「それは……」

千早

P「千早は……」

『……』ゴゴゴゴゴ

P「ってなんだ!?これ、急に光り輝いて……」

『その女が欲しいか?自らのものにしたいか?その体温を抱きしめたいか?』

P「う……あ……な、なにを……急に……」

『なんだ、誰もいないのだ、言うだけなら罪にならないだろう?……ほら、言ってみろ……』

P「千早を……>>64、したい」

P「時間を忘れるほどめでたい……かな」

『そうか……』

カッ!

P「っ!……!?」

ピタ~ッ・・・

P「どういう、ことだ・・・?」

『・・・』

P「お風呂のお湯が・・・空中で静止している・・・!?」

『ふふふふふ・・・』

P「まさか、この剣……お前がやったのか?」

『そうだ、男……そこで貴様に頼みがある』

P「……なん……だ……」

『この剣を日本に持ち帰り如月千早とかいう女に渡せ……そうすればお前の望みは叶う』

P「……!?」

『・・・』

P「だが、刀剣は持ち帰れないぞ!?」

>>72

くっ

『くっ!』

P「いや、くっ、と言われましても」

『ええい!時を止める力でなんとかするのだ!』

P「無理だ」

『ぐぬぬぬぬぬ……』

P「……変な剣だな」

『こ、こうなったら……最終手段だ……!』

P「?」

>>80

Pから名前を[ピー]に変えてやる!

『Pから名前をピーに変えてやる!」

[ピーーー]「な、なんだってええええ!?」

『ふははははは……!』

[ピーーー]「き、きさまぁっ!」

『ほれほれ、早く俺を日本へ連れて行かないともっと酷い名前にするぞぉ?」

[ピーーー]「ゆ、許さねえ……」



>>83
1、投げ捨てる
2.持って帰る

持って帰る

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