男「もう信じない」 (32)

「彼氏がいるのにヤらせてくれるなんてな!」

「今は彼の話をしないで…んっ…もっと…」

俺か告白して彼女と付き合いはじめてから2週間目のことだった

彼女の部屋で見知らぬ男と彼女が…


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モブ男「あいつよく堂々と学校に来てんな」ヒソヒソ

モブ女「あんな暴力男なんて死ねばいいのに」ヒソヒソ

彼女は俺が彼女に恒常的に暴力を振っていて

間男がそれを止めて彼女を助けたという真っ赤なウソを学校に広めた

俺がそれを知った時にはもうどうしようもなかった

彼女は自身が浮気したことを隠すために俺を社会的に殺したのだった



母「男…無理して学校に行かなくてもいいのよ?」

男「母さんの金で学校に行ってるんだ…学校を辞めるなんてしないよ」

母「そう…無理はしないでね」

男「心配してくれてありがとう。おやすみ」

母(いい意味でも悪い意味でもあの人に似てきちゃったわね…)

男(学校…さぼりたいな…でも、この地獄は進学するまでなんだ

あと1年…か)


先生「今日は転校生を紹介する

入ってきてくれ」

転校生「…」スタスタ

転校生「----です。よろしくお願いします」

男「!」(あいつと同じ名前…)





【昼休み 屋上】

転校生「ねえ、男君、私のこと覚えてる?」

男「…俺とは話さないほうがいいぞ」

転校生「どうして?」

モブ女「あっ、いたいた。そんな暴力男なんかと一緒にいないで

教室に来なよ!一緒に食べよ!」

転校生「えっ、でも」チラ

男「…」ウツロナメ

転校生「うん…わかった」

転校生「男君は何をしたの?」

モブ「それはね…」

カクカクシカジカシカクイムーブ

転校生「そんなことが…」

モブ「あのままあそこにいたら暴力振られてたかもね

なんであんなのと一緒にいたのかわからないけど」

(あんな優しかった男君が…?なにか…)

男「…」カキカキ

ラジカセ「I don't use such a …」カシャッ

男「ご飯か…」トケイチラッ

母「おとこー、お客さんよー!」

男「はーい、今行く!」(こんな時間に)

転校生(まだかなー)ソワソワ

男「すいません、お待たs…幼…」

幼馴染(以下幼)「夜遅くにごめん…ちょっと部屋に連れてってくれない?

話があってさ」

男「ここじゃダメか?」

幼「うん」

男(話ってやっぱあのことだよな…どうする?正直に言うか…それとも…)

これは男の解決劇の数々を期待せざるを得ない

【男の部屋】

幼「だいぶこの部屋、変わったね」

男「…お前が引っ越してから何年もたってるからな」

幼「私がプレゼントしたぬいぐるみ、部屋にちゃんと飾ってるんだね」

男「そういうお前だって別れるときにプレゼントしたネックレスを使ってるじゃないか」

幼「だって、男君からの最初で最後のプレゼントなんだもん」




男「それで…お前が来たのは…」

幼「久しぶりに男君の家に行きたかったこと」

幼「…となんで男君がいじめられてるのかを聞きたかったから」

>>12
訂正 行きたかったこと→行きたかったから

>>10 なんてプレッシャーだ!

幼「…私は男君が女の子に暴力をふるうなんて考えられない

何があったの?ねえ、私でよければ男君の力になるから

正直に教えて…お願い」

男「去年、俺に彼女ができたんだ

それから二週間、デートしたり、一緒に帰ったりして楽しく過ごしていた。

少なくとも俺はそう思ってた。

なのに…あいつは知らない男と寝ていたんだ」

幼「!」

男「そいつは当時は三年生で、チャラチャラした奴だった

俺は、素直に別れ話を切り出したよ。

俺は、チャラ男のことが好きならそいつと付き合えばいいとそう言った。

少なくともあいつが幸せならどんな形であろうとそれでいいと思った

なのに…あいつらは!あいつらは!」グスッ

幼「男君!無理しないで!…落ち着くまで待ってあげるから」ギュッ







男「取り乱してごめん

それであいつr」

幼「それ以上無理しないで。どういうことか大体わかったよ

男君から浮気のうわさが広まるのを恐れてあんなうわさを流したってところでしょ」

男「ああ、気づいた時には手遅れで、完全に俺は孤立してた」

幼「やっぱり、男君は悪くなかったんだね…つらかったでしょう?

私の胸で泣いてもいいのよ?」

男「それは…俺の理性がやばそうだ。やめとくよ」

幼「はぁ…ヘタレだね。男君からきちんと話を聞けて良かったよ。

つらい話をさせてごめんね。じゃあ、私は帰るよ」

男「…学校ではできるだけ話しかけないでくれ」

幼「ふふっ、どうしよっかなー」

男「お前が俺と関わったせいでひどい目にあったら…俺は…」

幼「心配してくれてるんだね。ありがとう

じゃあ、また明日」

男「ああ…」

幼馴染も寝とられるんだろ?鬱々しいSSなら早めに終らせてくれ

>>17 仮にここで幼馴染が男以外と付き合っても寝取られとはいえないかと

【翌日 放課後】

男(幼は話しかけてこなかったか

…これでいいんだ、これで)

男「ただいま~」ガチャ

幼「おかえり~」トテトテトテ

男「」

幼「どうしたの?固まって」

男「なんでいるんだよ」

幼「なんでって…男君と遊びたかったから?」

男「はあ…相変わらず活発だな」

幼「と、冗談は置いといて…男君は今のままでいいの?」



男「今のままって…そりゃあいいとは思わないけど、どうしようもないだろ?」

幼「いつからそんな弱気になったのよ?

…とはいえ、あれじゃあ仕方ないか」

男「もう他人を簡単に信じられないんだ」

幼「私は…?」

男「少なくとも幼は違う

けど、同級生はもう信用できない」

幼「でも…もともと仲が良かった人たちは…」

男「…あれ以来ほとんど話すらしていない

こっちが避けてたから…」

幼(!)

幼「なら…!」



【翌日 昼休憩 教室にて】

元男の友達(以下元友)「放課後に屋上に!?(転校生からの告白キタコレ!)」

幼「大声出さないで!」

ザワザワエーナンデアンナヤツニザワーワーシネ!シネジャナクテタヒネ

幼(盛大に勘違いされてるよ…男がいなくてよかった…)



【放課後 屋上】

元友「待った?」

幼「…かなり(待たせた罰でもあげようかな)」

元友「いや~(クラスメイトに)いろいろと邪魔されてね。ごめんごめん」

幼「はあ…じゃあ、さっそく本題に移ろうか」

元友(ドキがムネムネ)

幼「(男君に関しての)告白なんだけど…」

元友「!」(キター!)

幼「実はね…」

元友「やっぱりあいつは何もしてなかったのか…」

幼「信じてくれるの?」

元友「信じるも何も…あいつは相手のことを思いやって

仮に自分を裏切ったやつにも自分の気持ちすら押し殺してそいつのために動く男だからな…」

幼「なら、なんで助けてあげなk…いえ、助けられなかったのね」

元友「あいつ自身が俺たちを拒んでたし、

少なくともあいつのことをあまり知らないやつはあいつを白眼視してたからな…」

幼「ねえ、あなたと同じように男君が本当にあんなことをしたかどうか疑ってる人は…」

元友「俺みたいに、あいつと付き合いの長い奴はきっと俺と同じ気持ちだ」

幼「やっぱり…ねえ、男君の環境を改善するのに協力してくれないかな?」

元友「できるのか…?」

幼「やってみるしか…あと1年もあんな生活させるのはあんまりだよ」

【男の家】

男「ただいま~」

妹「あ、お兄ちゃんおかえり~」

男「今日は帰りが早いな」

妹「テスト期間だから部活がないんだ♪」

男「この靴は?」

妹「彼氏が来てるの♪」

男「だからいつになく上機嫌なのか」

妹「お兄ちゃんだってテスト期間でしょ?勉強がんばってね!」

男(恋人…か。あいつのことだ。俺と違って外見に惑わされないんだろうな)

妹「…そうだ!勉強教えてくれない?ちょっと日本史でわかんないとこがあるの」

【男の家 リビング】

男「吉野狩り遺跡じゃなくて吉野ヶ里遺跡だよ…吉野さん狩ってどうすんだよ」

妹の彼氏(以下 妹彼氏)「グッ」(心に200のダメージ!)

妹「これ、人心の乱じゃなくて壬申の乱だよ。それに大尼皇子って誰?」

妹彼氏「」(会心の一撃!心に999のダメージ!)

妹「漢字覚えられないのになんで世界史じゃなくて日本史にしたの?」

妹彼氏「カタカナのほうがおぼえにくいだろ!」

男(仲がいいな…2年目だっけ?うらやましいな

おれも…あいつと…ッ!)

妹「お兄ちゃんどうしたの?ボーっとして(まだ引きずってるの…?それとも)

もしかして、幼姉ちゃんのことを考えてた?帰って来てるんでしょ?」

男「いや…そんな…(あいつのことを好きになったっていうのか?いや、そんなはずは)」

妹「ふーん、幼姉ちゃんとお兄ちゃんなら前のあんなのとh…しまっ「もう大丈夫だよ」…立ち直ったの?」

妹彼氏(前のあんなの…?男さんの元カノはひどい人だったのか?

…それで妹が恋愛に対して怖がってる節があるのか)










男「わかんないとこがあったら聞きに来なよ!」

妹「うん♪ありがとう」

妹彼氏「…相変わらずいい人だね」

妹「うん…さっき言ってた元カノのことさえなければ…もっと幸せだったのに」

妹彼氏「俺は妹を裏切ったりしないよ」

妹「!!

やっぱり、完全に信用しきれてないの、わかってたんだね」

妹彼氏「なんとなくだけどね」

妹「そんな私と…よく続けてこれたね」

妹彼氏「なんだよ、まるで今日でお別れみたいな言い方して…これからもずっと一緒だろ?」

妹「うん♪」

一番好きな同人作家はなぱた氏だ…ということでわかる人には展開がわかるかな?

義妹のやつは結構いいけどもう少しかき分けてほしいよな

>>30 顔が同じなのがね…内容は好きなのが多いんだけど

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