[艦これ]提督「俺は、ここにいたい」 (42)

初投稿

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428754473

・独自設定、独自解釈山盛り
・詰めの甘さが目立つかも
・投稿不定期

以上のことを気にしないという方は是非よろしくお願いします

とある鎮守府

提督「さてと……ここかな、中佐の言っておられた場所は」

「はい、手続きはあちらの建物の中でするようにと。」

提督「ありがとう」

「いいえ。では失礼します。」

提督「ああ」

ブロロロ………

3の方、ありがとうございます。とりあえず当面、分かりやすいよう作者とだけ名乗ることにします

つい今しがた判明したのですが、書き込みに使っている端末が半角カタカナが打てないらしいので、効果音とか違和感あると思いますがご了承ください

これで大丈夫になったかな?
ありがとうございます!

提督「ここからが本番だぞ、俺……」


スゥーハー


提督「よし、行くぞ!」

鎮守府内

提督「さっき秘書さんが言ってたのはここのことだよな……」コンコン

提督「ごめんくださーい!……で、いいのか?……あ、誰か来たみたいだ」

ガチャ


?「お待たせしました」

提督「え、女の子?」


?「……?どちらさまですか?」


提督「ああ、失礼。本日付で当鎮守府の提督になった者です」

?→漣「提督でしたか!失礼しました、駆逐艦[漣]です。初期艦としてあなたのサポートをするように言われています」

漣「これから、よろしくお願いします」ペコリ

提督「駆逐艦?………ああ、そうか!君が艦娘なのか!」

漣「はい、そうですが……失礼ですが提督、もしかして艦娘をご覧になったことがないのですか?」

提督「存在は知っていたんだがね……情けない若輩者ではあるが、よろしくお願いする」

漣「いえいえそんな!こちらこそ」ビシッ


提督「さて、挨拶も済んだところで、ここを案内してもらえないだろうか。生憎、上官から聞いたのはここの場所だけなものでね」

漣「了解しました。まずは執務室から案内致します」


提督(女性の姿をしているとは聞いていたが、ここまで人に似ているとは……そう考えると女性の、それもこんなに若い子がこの国の明日を背負っているというのか……?)

執務室

漣「ーー以上が通常業務となります。」

提督「了解した。……しかしここは人がいないな。俺達だけか?」

漣「いいえ、司令室に大淀さん、工廠に明石さん、食堂に鳳翔さんと間宮さん、といったところです。」

提督「その方々にも挨拶に行かねばな」

漣「わかりました。建造と開発の説明もしたいのでまずは工廠に向かいます」


すみません、ここで一旦切ります。書き溜めしておきます

再開します

漣「明石さーん!いらっしゃいますかー!?」

はーい!

明石「お待たせしましたーーっと、こちらの方、もしかして新しい提督さん?」

提督「始めまして。当鎮守府の提督です」

明石「工作艦、明石です。ここで妖精の指揮をとり、建造、開発を担当しています」

提督「妖精……?」

明石「はい。この子達です」

ピョコピョコ

提督「うおっ!?」

明石「この子達が工廠妖精。建造、開発は彼らの技術によって行われています……ほら、提督にご挨拶しなさい」

ペコリ

提督「あ、ああ、よろしく……(まさか妖精なんてものが出てくるとはな……)」

提督「ところで漣、建造ってのを試してみたいんだが」

漣「はい。資材は支給されていますのでまずは最低限の資材で建造を二回、やってみましょう」

提督「わかった。じゃあ明石さん、お願いします」

明石「了解しました。終わり次第建造された艦娘を執務室まで連れて行きますのでしばらくお待ちください」

提督「さて、これで顔合わせはすんだかな。とりあえず今日は休もう」

漣「はい。明日、建造された2隻が出来次第出撃任務の説明をします」

提督「わかった。じゃあまた……おっと、そういえば俺の寝床ってどこなんだ?」

漣「執務室の奥にあった扉の先が提督の寝室になっています」

提督「あそこか……ありがとう。じゃあまた明日」

漣「ええ。おやすみなさい」

数時間後



提督「さて、これで顔合わせはすんだかな。とりあえず今日は休もう」

漣「はい。明日、建造された2隻が出来次第出撃任務の説明をします」

提督「わかった。じゃあまた……おっと、そういえば俺の寝床ってどこなんだ?」

漣「執務室の奥にあった扉の先が提督の寝室になっています」

提督「あそこか……ありがとう。じゃあまた明日」


寝室

提督(……俺は、上手くやれただろうか)

提督(怪しまれてはいけない。疑いを持たれてはいけない。)

提督(隠し通せないんだ………これは嘘のつきようがないんだから)

提督(だから、知られてはいけないんだ……)

提督(……これから、人員も増えていく。気をつけなければ……)


zzz

ふざけるな……

もう俺たちは用済みなのか……

何が国の為だ……

ふざけるな…

騙された……

もう国など知ったことか……

ふざけるな……

復讐してやる……

この世界に……

俺たちを踏みにじった奴らに……


ふざけるな……







ふざけるな!!!



提督「!!」ガバッ


提督「夢か……」

提督(またあの夢だ……もう何年目になるやら)

提督(あの日から……中佐にあったあの日からずっと、俺はこの夢を見ている)

提督(誰の声かもわからない怨嗟の声。一体これはどこから………)


コンコン

『提督。建造された2隻を連れてまいりました』

提督「漣か。わかった、少しまってくれ」

提督(今は目の前の事だけをやろう。無駄なことを考えている暇はない)

ガチャ

提督「遅れてすまない……その二人が?」

漣「はい。新造された2隻です」

神通「川内型軽巡洋艦の二番艦、神通です。よろしくお願いいたします」

暁「暁型一番艦、暁よ。よろしくお願いするわ、司令官」

漣「暁さん、提督に対してその口の利き方は……」

提督「俺は気にせんよ。ーー漣もそうかしこまってなくてもいい。神通もな。」

神通「は、はい……」

漣「なーんだ、はやく言ってくれればよかったのに〜………じゃあ私も、素でいさせてもらいますね、ご主人さま?」

提督「おお、おう……(これまでとのギャップがすごい……)」

提督「よし、全員揃ったな」

暁「これで全員?ずいぶん少ないのね」

提督「すまないね。なにせ俺も昨日着任したばかりなんだ。……話を戻そう。君たちには今から出撃し、鎮守府近海の哨戒任務を行ってもらいたい」

漣「腕試しってとこですかね。腕がなるぅ!」

提督「漣の言う通り、比較的小型の深海棲艦しか見つかっていない鎮守府近海で、君達の実力を確認したい。当面の目標は鎮守府近海の制海権奪回のための建造と練度の上昇だ。そのためにはまず、戦闘に慣れてもらわなければならない。……ここまでで、何か質問は?」

提督「ないようだな。元時刻は◯七◯◯。各員朝食をとり、準備をすませた上で本日一◯三◯より出撃してもらう。いいな?」

三人「はい!」

提督「よし、じゃあ朝食とってこい。朝からご苦労様だった」

漣「?ご主人様は朝食をとられないので?」

提督「ああ、俺は持病があってね。食事がお前達とはちょっと違うんだ。食堂のが落ち着いたら食べに行くよ」

漣「そういうことでしたか……すみません」

提督「謝られるようなことじゃないよ。ほら、2人を食堂まで案内してあげなさい」

漣「わかりました。ではご主人様、後ほど」

バタン

提督「……持病ねえ。まあ一応治らない病気ってことになるのかな?」

漣「じゃあ行きましょうか。食堂はこっちです」

暁「司令官、大丈夫なのかしら」


漣「私も気になるけど、考えてもしょうがないよ。私にできるのはご主人様に苦労かけないようにがんばるくらいだし」

暁「そうよね、私達ががんばればいいんだもの!そうと決まればご飯食べて艤装の点検よ!」

漣「うん!ほら、神通さんも行くよ!」

神通「え、は、はい……!」

久し振りに更新してみたら名前欄の表示が変わった……何が起こったのか

一◯三◯

鎮守府出撃ゲート

提督「皆揃ったな。準備は大丈夫か?」

漣「ええ、いつでも行けます!」

暁「レディーの本気、見せてあげるわ!」

神通「私も、大丈夫です」

提督「ならばよし。……第1艦隊出撃!これより作戦を開始する!」

漣「了解!第1艦隊、旗艦 漣、行きます!」

提督「さて、俺も司令部に向かうか」


司令部

ガチャ

大淀「あ、提督。お疲れ様です」

提督「ありがとう。……いまのところ、どうなってる?」

大淀「進路、問題ありません。敵艦隊未だ発見できず、とのことです。」

提督「そうか。……大淀さん、通信機ある?」

大淀「はい、こちらに」

提督「ありがとう。……こちら司令部。第1艦隊、聞こえるか?」

『はい、こちら漣です』

提督「聞こえるみたいだな。戦闘中も一応無線はつけておいてくれ、こちらから大まかな指示だけ出す。連絡は基本戦闘終了後の被害報告だけでいい。」

『了解です………!敵艦発見しました!』

提督「構成は」

『駆逐イ級が2隻です!』

提督「了解!陣形は単縦陣で挑め!」

『はい!……神通さん、暁ちゃん!』

『用意は出来ましたか?……よし、全艦、うちかた始め!』


.
.


『敵艦隊、撃破しました』

提督「よくやった!鎮守府正面海域、攻略完了だ」

提督「全艦、帰投してくれ。警戒は怠らずにな」

『了解。艦隊、帰投します』

司令部

提督「無事終わったか……」

大淀「お疲れ様です」

提督「その言葉は彼女達にかけてやって。俺は今回大したことはやってない」

大淀「そんなことは……!」

提督「俺はただ、最初に陣形を指示しただけ。あとは彼女達に任せっきりさ。小型相手だったから良かったが、もっと強い相手と戦うようになれば臨機応変に的確な指示を出さなきゃならないんだ。そしてそれは、人の口から聞いただけじゃとてもできない」

大淀「……」

提督「きっと、まだ俺にも出来ることがあるはずなんだ。彼女達だけに苦労をさせないためにも、俺はそれを探さないといけない」


大淀「……月並みな言葉ですが。あなたは、いい人なのですね」

提督「よしてくれよ、なんか落ち着かなくなる」

大淀「ふふっ……提督、私もお手伝いします。あなたの戦いを」

司令部

提督「無事終わったか……」

大淀「お疲れ様です」

提督「その言葉は彼女達にかけてやって。俺は今回大したことはやってない」

大淀「そんなことは……!」

提督「俺はただ、最初に陣形を指示しただけ。あとは彼女達に任せっきりさ。小型相手だったから良かったが、もっと強い相手と戦うようになれば臨機応変に的確な指示を出さなきゃならないんだ。そしてそれは、人の口から聞いただけじゃとてもできない」

大淀「……」

提督「きっと、まだ俺にも出来ることがあるはずなんだ。彼女達だけに苦労をさせないためにも、俺はそれを探さないといけない」


大淀「……月並みな言葉ですが。あなたは、いい人なのですね」

提督「よしてくれよ、なんか落ち着かなくなる」

大淀「ふふっ……提督、私もお手伝いします。あなたの戦いを」



司令部

提督「無事終わったか……」

大淀「お疲れ様です」

提督「その言葉は彼女達にかけてやって。俺は今回大したことはやってない」

大淀「そんなことは……!」

提督「俺はただ、最初に陣形を指示しただけ。あとは彼女達に任せっきりさ。もっと強い相手と戦うようになれば臨機応変に指示を出さなきゃならないんだ。そしてそれは、人の口から聞いただけじゃ、少なくとも今の俺じゃとてもできない」

大淀「……」

提督「きっと、まだ俺にも出来ることがあるはずなんだ。彼女達だけに苦労をさせないためにも、俺はそれを探さないといけない」

大淀「……月並みな言葉ですが。あなたは、いい人なのですね」

提督「よしてくれよ、なんか落ち着かなくなる」

大淀「ふふっ……提督、私もお手伝いします。あなたの戦いを」

手違いで連投してしまった……すいません……

出撃ゲート

漣「ご主人様〜!只今戻りましたー!」

提督「ご苦労様。三人とも、よくやってくれた。これで多少は資源の獲得も見込めるーーー」

漣「それはそうとご主人様、敵艦を倒した後、その近くにこんな物が落ちてたんですが」スッ

提督「……?」

提督「この変な球が、落ちてたやつ?」

神通「正確には浮いていた、と言うべきでしょうか」

暁「ねー司令官、とりあえず入渠してきていいかしら?ちょっと被弾しちゃって」

提督「ああ、引き止めてしまってすまなかった。二人は大丈夫なのか?」

漣「次の攻撃が来る前に倒しちゃったので」

暁「私だけ敵の初撃を受けちゃったの!納得いかないわ!ぷんすか!」

提督「まあ被弾してしまったのは残念だったかもしれないが、大きな怪我をしていなくてよかったよ」

暁「え?ま、まあ当然ね!そこまでヤワじゃないわ!」

神通「(褒められて機嫌治ってる……かわいいなあ……)」








提督「じゃあ俺はこの球について調べてみる。暁は入渠、二人もちょっと休んだら昼食をとっておいて」


漣「了解しました〜」

神通「了解です。提督、また後ほど。」


提督「お疲れ様〜。………さて、調べるとは言ったもののどーしたもんかねえ……」

明石「あら、提督さん。こんなところで何を?」

提督「明石さんこそ……って、ああ、艤装のメンテナンスですか」

明石「ええ。……あれ?提督、その球は……」


提督「ああ、なんでも敵艦隊を倒した後、気付いたら近くに転がってたそうで」

提督「じゃあ俺はこの球について調べてみる。暁は入渠、二人もちょっと休んだら昼食をとっておいて」


漣「了解しました〜」

神通「了解です。提督、また後ほど。」


提督「お疲れ様〜。………さて、調べるとは言ったもののどーしたもんかねえ……」

明石「あら、提督さん。こんなところで何を?」

提督「明石さんこそ……って、ああ、艤装のメンテナンスも担当してくれるんだっけ」

明石「ええ。……あれ?提督、その球は……」


提督「ああ、なんでも敵艦隊を倒した後、気付いたら近くに転がってたそうで」

明石「……もしかしたらそれ、ドロップかもしれません」

提督「ドロップ?」

明石「 深海棲艦と艦娘の戦いが始まって以来、人間の資材による建造以外に、深海棲艦を倒すと獲得できるある物体を元にした建造でも艦娘ができることが確認されたんです」

提督「それがドロップか」

明石「はい。その物体単体で艦娘を建造できるこの現象と、その不思議な物体のことを我々はドロップと呼んでいます。」

提督「で、これがそのドロップなのか?」

明石「私も見たことがないのでなんとも……ですが可能性は高いと思われます」

提督「じゃあ早速やってみてもらおうじゃないか。ドロップとやらを」

明石「妖精さんはわかるでしょうか……」

提督「とりあえず預けてみればわかるんじゃないか?」

明石「わかりました……a、b、出てきて」


トコトコ


提督「どこにいたんだ……」

明石「私にもわかりません。………これを工廠に運んで建造してくれる?」

こくこく

明石「あと、手が空いている子がいたらこっちで艤装のメンテナンスの手伝いするように言ってくれる?」

こくこく


明石「じゃあ、頼むわね」スッ


ヒョイッ

ペコリ

トコトコ

提督「彼らは言葉は話せないのか?」


明石「今のところ確認されていませんが、ジェスチャーでだいたい反応はわかりますし、こちらの言うことはわかってくれます。………さて、では私はメンテナンスにかかります」


提督「ありがとう。じゃあ、俺も書類仕事を片付けてくるよ」

執務室

提督「設備の申請はこんなとこかな。あとは明日以降で大丈夫そうだな。あぁー疲れたー……《ゴトッ》ん?なんか落ちたか?」ヒョイ

提督「これは……あぁこれがあったか」


ーーー回想ーーー
(34の後)

提督「俺の戦いか。確かにそうなるな」

大淀「ええ。戦場で敵と武器を突きつけ合うだけが戦いではないのです。」

提督「ああ、その通りだよ。俺が、提督が、何をすればいいか、やっとわかった。ありがとう」

大淀「お礼を言われるほどのことではありませんよ。……提督、これを」スッ

提督「これは?」

大淀「他の鎮守府の作戦記録です。戦術面で、少しは役に立つかと。」

提督「そんなものが……わざわざありがとう」


大淀「提督を手伝うと言いましたから。……艦隊が帰投したようです。迎えに行ってあげてください」


提督「わかった。じゃあ、また」


大淀「はい。ご苦労様でした」










提督「そうい

提督「そういえば士官学校でもこの類には世話になったっけ。全く同じ状況になることはあまりないけど、それでも活かせる部分は有る、だっけ。」ペラッ


提督「ふんふん……艦種ごとの活用法……これは覚えておこう……」ペラッ



提督「この提督、やけに名前が出てくるな。それだけ優秀だったのかな?……あれ?大規模な奇襲を受けて鎮守府は壊滅、ってこれその提督の鎮守府じゃないか」

提督「迎撃が間に合わず艦隊はほぼ轟沈、提督も行方不明。深海棲艦が攻め込んでくることもあるのか……うちも対策しないと」パタン



提督「氷野提督、か。よし、当面の目標はこの人だな」


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