まどか「デッドエンドの冒険」 (71)
とある喫茶店
まどか「このココアおいし~」
ほむら(まどかかわいいわ)
マミ「ふぅ…、シンプルなものだけど美味しかったわ。
たまには、こうやって5人で出掛けるのも悪くないわね」
さやか「そうですねマミさん!」
杏子「あ~美味かった!」ポンポン
マミ「そろそろ違うところに行く?」
まどか「あっ、私これ食べたいです!」
杏子「あっ、あたしも!」
さやか「あんたはもう終わり!」
注:オリジナル魔法少女出てきます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428318225
杏子「えぇ~!?」
さやか「えー、じゃない!ほんっとにもう、いつもいつも底なしに食べるんだから!」
ほむら「あら…、それは大変ね」
さやか「全くだよ…。おかげで親に、無駄使いすんなーって怒られちゃうし…。」ハァ・・・
杏子「はぁ!?おいさやか!そりゃああんたの金の使い方が悪いん――」
ワンピの映画とのクロス…ではないのか?
うろ覚えだけど確か最初の投稿で15レス以上ないと落ちちゃうから書き溜めあるなら投下しといた方がいいと思うぞ!
>>3 このssはクロスじゃなくてパロディです デッドエンドがワンピの映画で最も好き
>>4 書き溜め… ないです
さやか「ほとんどあんたのおやつ代よ!!」ボカッ
杏子「いてっ…」
まどか「でも、最近魔女が出てくることも少ないからね~。
何もしてないと、小腹が空いてきちゃうんだよね」
杏子「おお、お前だけだよまどか…。わかってくれるのは…。」
※まどかは魔法少女になっている
杏子は美樹家に居候させてもらっている
っていう設定で
ほむら「ダメよまどか。杏子を甘やかしたら」
さやか「そうだぞー?こいつに同情して甘い顔してたら、金を根こそぎおやつ代に
まわされちゃうぞー?」
杏子「んなわけないだろ!ゲーム代もあるよ!」
マミ「そこにツッコムの!?」
さやか「しかもなおさら悪いし…。ゲーム代までふんだくろうとしているの?
呆っきれた」
ほむら「まどかを魔女にさせるような真似したら、まず貴方から[ピーーー]わよ…」ギラッ
saga ←ってメール欄につけたら良いですよ
やっぱりデッドエンドでしたか
支援
>>7 支援&知恵ありがとうございます
杏子「ヒッ…!だ、大丈夫だよ…」タジッ
まどか「ダメだよほむらちゃん。そんなに威嚇しないで。
わたしはそんなにすぐ絶望なんかしないよ」
ほむら「…ふん」ファサッ
マミ「でも、切実な問題よ。小遣いが少なくて魔女になったという子の
話をQBから聞いたことあるし…」
さやか「そんなことで絶望するやつがいるの!?」
杏子「あたしみたいなやつだったら話はわかるが…」
マミ「…鹿目さんみたいな環境で育った子らしいわ」
ほむら「マミ…、そんな奴の話のためにまどかの名を出すのはやめて」ギラッ
マミ「ひぃっ…、ご、ごめんなさい…」
まどか「もう~、ダメだってばほむらちゃん」
ほむら「…フン」ファサッ
さやか(さっきもやったよねこの下り…)「…っていやいや。
話を元にもどしますけど、あたし、これからどうなっちゃうんでしょう?」
杏子「さーね?なるようになるんじゃねーの?」ポリポリ
さやか「誰のせいでこうなってると思ってんのあんた!!」ボカッボカッ
杏子「いてーな!何回も殴ることはないだろ!」
さや杏「ギャーギャー!」
ほむら「うるさいわね…」
カランコロン♪
店員a「いらっしゃいませー」
女「アールグレイを一杯ください」
店員a「ごゆっくり」
女「あ…、ちょっと待ってください」
店員a「…はい?」
女「ここは見滝原で合っているんですよね?」
マミ「…ん?」
店員a「ええ」
女「へっへっ…!」コト・・・
店員a「…」ジロッ・・・
女「ふっふっふっふ…」
店員a「…こちらへ」
>>8 すいません
ガチャ・・・
マミ「…」
ほむら「今、入ってきた女、おそらく魔法少女ね。そして、店員と怪しげなやり取りをしていた…」
マミ「…暁美さん、見てたの?」
ほむら「というより、目に入ってきた、のほうが正しいわね。
嗅ぎつけてたのでしょう?あなたの大好きな、漫画のような展開を…」ニヤッ
さやか「こらほむら!マミさんに向かって何を言っ――ってえなちくしょー!!」ボカスカ――
杏子「逃がしゃしねえぞさやかー!」ボカスカ――
まどか「けんかをやめてよぉ…」オロオロ
ほむら「まどか、放っておきなさい。どうせすぐ終わるわ」
まどか「でも…」オロオロ
さや杏「ギャーギャー!!」ボカスカ――
マミ「まあ、漫画のような展開を期待してなかったといったら
嘘になるわね」
ほむら「…そこの二人のことはもう放っておくとして、店員に聞いてみる必要があるわね」
マミ「そういえば、最近、生活費が少なくなってきたのよねぇ…」
ほむら「マミ、貴方その体を使って情報集めてみなさいよ」
マミ「あなたねぇ…」イラッ、・・・ジトー・・・
マミ「…まあいいわ」フッ、ヤレヤレ・・・
ほむら「…くっ…」
店長「…」カチャカチャ・・・(皿洗いしてる)
マミ「…少し、すいません」ポヨン
店長「…」チラッ・・・、プイ・・・
マミ「私、今お金に困ってるんですよぉ…」ポヨヨン
店長「…」カチャカチャ・・・
マミ「何かいい稼ぎ方ありません?」ボイィン
店長「…」カチャカチャ・・・
マミ「できれば…、――…魔法少女専門のお金稼ぎで」ニッ・・・
店長「…!」ピタッ・・・
店長「…」ジィー・・・
マミ「う…、うふふふ…」
店長「…フゥー…。まだガキじゃねえか嬢さんよ…」
マミ「でも、立派に魔法少女やってるんですよ?」
店長「気づいてたよ。…あんたら、見覚えがある」
マミ「え?」
店長「3ヶ月前、ワルプルギスの夜を倒した5人だろ?」
マミほむ「…!」
店長「遠目で見てたんだよ。俺も魔法少女なんだ。…いや、魔法中年と言ったほうがいいかな…」
マミほむ(男の人でも魔法少女になれるんだ…)マジマジ・・・
店長「ついでに言うと、金に困ってるのも聞こえてた。青髪の娘の分もな。
だがな、命を粗末にしたかぁねえだろ?」
マミ「確かにそうですねぇ。…でも、あと3か月も食べていけそうにないんですよ…。
一応一人暮らしなんですけど、中学3年生だから受験勉強にも忙しくて、年ごまかして
バイトもできないんですよね」
ほむら「そろそろ行こうかしらね…」ガタッ・・・
さや杏「ギャーギャー!!」
まどか「もう止めてよぉ…」オロオロ・・・
ほむら「…いい加減に――」ツカミッ
さやか「――この…、おろっ?」杏子「――てめ…、ありっ?」
ほむら「―――なさい」ゴンッ
さや杏「いってえええええ!!」
まどか「」ポカーン・・・
ほむら「まどか、そろそろ行くわよ」
まどか「う…、うん!」トテテテ・・・
ほむら「ほら、貴方達も来なさい」
さやか「くぅ~…!こんな止め方することはないでしょうに…!!」サスリサスリ・・・
杏子「ひぃ、ひぃ…!!あんちきしょうめぇ…!!」サスリサスリ・・・
店長「別に中卒でも中退でも、グリーフシードさえありゃ生きていけるだろ?食えるもんがなくても」
マミ「ただ、生きるだけっていうのは嫌なんです。折角キュゥべえに頼んで生きられているのに、このままただ、
魔女を狩り、人生を終えたくないんです。店長さんだってこんな素敵なお店を持ってるじゃないですか」
※ワルプルギスを倒したのは4月という設定追加
店長「…まあな」
マミ「生きてるうちに、色々したいことがあるんです。
それに…、今更危険だからといって引っ込むような人達じゃないんですよ。
特にそれが…、一人の友達の為だったり…」
ほむら「…」プイ
マミ「困ってる人のためだったり…」
さやまど「?」
マミ「自分の利益の為だったりした場合は…」
杏子「?」
店長「…フンッ…」
マミ「そんなわけで…、教えて下さいな。お金稼ぎのいい方法を…」ニッ
店長「…ハァ…。バカと魔法少女につける薬はねえなぁ…。
しかも物好きな上に頑固とは…。 杏子「バカってさやかのことか?」
どうしても早死にしたいようだ。 さやか「なんであたしなのよ…!?」
ついてきな、案内してやる」 杏子「あたしは魔法少女だし、お前の方がバカだし」
まどか「わぁ…!」パァ・・・!
マミ「ふふっ…」ニコッ
さや杏「よっしゃぁ!」
ほむら(…少しわくわくしてきたわ)
秘密のドア前
店長(俺のガキの頃にそっくりだなこいつらは…。
無鉄砲で、世間も知らねぇで、好奇心旺盛で…)カギガチャガチャ・・・ ギィ・・・
ほむら「真っ暗…」
店長「早く扉閉めろ」カイチュウデントウドコダッタケナァ・・・?
まほさ杏マ「あ、あわ、わわ」アタフタ・・・
マミ「…地下階段?」
店長「このをまっすぐ進んで行け。そうすりゃ、お望みの場所に出れる」
さやか「ち、ちょっと待って!まだ何も教えてもらってないですよ!?」
杏子「そ、そうだよ!」
店長「俺はここまでだ。そういう決まりだしな。それに…、行けば分かるさ」
マミ「ええ、そうさせてもらいます」
杏子「ぅおい!!アホマミ、やめとこうって!」ガバッ
さやか「怪しすぎますってこんなの~!!」
店長「嫌ならやめときな。俺もその方が願わしい」
さや杏「ムッ…」
まどか「…わたし、行ってみたい」
ほむら「まどかが行きたいなら、私も行くわ」
マミ「ふふっ」クスクス・・・
さやか「ほ…、本当にお金になりそうな事があるんでしょうかねぇ?」
店長「嘘は言わん。だが、詳しくも言えん」
まどか「だ…、大丈夫だよ…!…ねぇ…?」
さやか「なーんかいや~な予感がするんだよなぁ…」
杏子「だーっもう!!怖かぁねえ!!怖くなんてねえぞー!!」←ヤケ
マミ「なんとかなるわよきっと。あとで考えましょう」
ほむら「じゃ、行きましょうか」
杏子「あたしの食費稼ぎにーっ!!」
さやか「いやそっちの計算かーい!!」←こっちもヤケ
店長「突き当たりで200円とソウルジェムを出せ。それが合言葉だ」
まどか「ありがとうございます」
店長「一つ…、聞きてぇことがある」
ほむら「?」
マミ「何ですか?」
店長「なんで魔法少女なんてやってるんだ?」
マミ「…生きるため」
さやか「好きな人のため!」
杏子「親父を手伝うため」
ほむら「…友達のことを救うため」
まどか「同じです…、うぇひひっ」
店長「…ふはははは…!いいねえ、お前さん達みてぇのは!
俺は個人的には大好きだ!よし、金髪の嬢ちゃん、今回はツケといてやるよ。
社会人になった時の出世払いだ」
マミ「はぁ…!ありがとうございます!」
店員「レシート渡しておくから、なくすんじゃねえぞ」
マミ「はい!」
店長「賭けれたら、お前さん達に賭けるとするかな…」ボソッ
まほさ杏マ「…?」
店員「…生き延びろよ…」
地下階段→地下通路
スタスタ・・・
ポワァ・・・
ほむら「…ん…?」ジィー・・・
さやか「ど…、どした?」
ほむら「いや…、何でもないわ」
門番「…」ヌッ
ほむら「…!!!きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
さや杏「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ビクゥッ!!
まどマミ「きゃぁっ!}ビクッ
ほむら「―――わたっ、たっ、たた…。あっつ!!」バタッ
杏子「うあっ!?わあっと、ととと…。」ガシッ
まどか「ほ、ほむらちゃん!?大丈夫?!」
さやか「どどどどどちら様ですか!?」ビクビク・・・
杏子「やややややんのかぁ!?!?」ビクビク・・・
マミ「待って、佐倉さん」
杏子「あぁん!?」
門番「…」チャキ・・・(剣を抜く音)
マミ「警戒しないでください。今証拠を見せますから」キュワァ・・・つソウルジェム&200円
門番「…」チャキ・・・(剣をしまう音) ギギィ・・・
地下、扉のむこう側
―――ワアアアアアアアアアアアアアアアア―――・・・
まどほむマミ「わぁ…」
さや杏「うおおおおおおおおー!!」
魔法少女「カンパーイ!!」カチャーン!
「その肉は僕のだぞー!!」グイグイ・・・ 「いーや、あたしのだいっ!!」グイグイ・・・
「そろそろ…、あたいの借金返せえやねえちゃん…」ギロッ・・・「10日間だけ待って下さい…」ホトホト・・・
「私の胸におぉいで♪」ポヨン❤「おじゃましーます♪」ガバッ←二人とも酔払っている
「貴女の瞳に…、乾杯」「一緒に楽しい夜を過ごしましょう?」カチャン・・・
「あんた、いいのぉ?身ぐるみ全部はがされてあられもない姿になってるのよぉ?」ニヤニヤ・・・ カタ・・・「はぁ…、はぁ…。負けてたまるか…!!」コト!
「てンめぇ…、イカサマしやがったなぁ!?」ガキン!「うるさい!勝てば正義だ!!」ジャキン!
ワイワイワチャワチャワイワイワチャワチャガヤガヤドヤドヤガヤガヤドヤドヤ・・・
※ここにいるのは全員魔法少女です(←当たり前だぁ!)
さやか「すごい…」
ほむら「ここは…」
まどか「魔法少女たちの…」
マミ「大宴会場だわ…」
杏子「うっひゃぁ…」
さや杏「う補はあああああああああああああああー!!」ワーイ
マミ「あっ、ちょっと二人とも…」
女「よう姉ちゃん…。賭けに来たのかい?胴元ならこの通りを真っすぐ行った先にいるよ」
マミ「…胴元?」
女「ぁん?まさかレースの方に出るってんじゃないよねぇ?」
ほむら「レース…?」
女「やめときなって、あんなの命がいくつあったって足んないよ」
久々にあがってた!
ラスボス あのオッサンだろうけど、ほむらの爆弾で余裕だろう
他の映画のラスボスも混ぜようぜ
エルドラゴ、ベアキング、お祭り男爵、シキとか
>>34 ネタバレするとおっさんじゃなくて魔法少女(23歳の女)です
他の映画のラスボスも出ませんが、次回作にはさやかメインで聖剣、なぎさメインで珍獣島、ほむらメインでねじまき(sw)
のどれかにしようと思っています
ほむら「…そういえば、前に来たことがあったわ」
さやか「え…、何々?」
ほむら「すごく前の時間軸で、ワルプルギスを倒すために、貴方達とは別の同盟を組んだ魔法少女数人と来たことがあったのを思い出したわ」
(あれは4月の第2土曜だったかしらね…)←本編の時系列で言うとだと第7話(さやかが家に引きこもった(んだよね?))あたり
まどか(ほむらちゃん、ワルプルギスの夜を倒すためにそこまで…)シンミリ・・・
ほむら「不定期なのだけど、何円か1度にレースが行われるの。
魔法少女の魔法少女による魔法少女の為の、何でもありのデッドエンドレース」
マミ「魔法少女の?」
杏子「魔法少女による?なんだそりゃ」
ほむら「ここは魔女がとても多くいる、治安がいいところと悪いところが多い都市。つまり魔法少女もかなり多く存在するのよ」
(適当だけどそういうことよね…?)
まどか「ああ、それで!」ナットク!
ほむら「あと覚えているとすれば…、毎度ゴールは違うけれどスタートはいつもここ…ってことかしら」
杏子「へー」
ほむら「それから、ゴールには特殊な魔力、魔女とは違う魔力をもつ特殊なキュゥべえがいて、ソウルジェムも魔女の時とは違う
反応をするからそれを頼りに進んでいく、ということと、ルールは真っ先にゴールした者の勝ちってことね。賞金も受け取ってね。
途中で何が起きようと問題にはならないのよ。…そう…、何が起きようと…、ね…」
さやか「わっかりやすいレースねぇ」
※特殊なキュゥべえとは、魔力を詰め込められた実験体のインキュベーターです
ただキャラ置き換えてなぞるだけとか面白くないゴミを書くなよカス
>>36 構成力&発想力ねえんです… でももう少し待っていただければオリジナル要素を入れてきますので…スマソ
でもなぞってるけど面白かったssもあるんですよ…(小声)
杏子「へっ!あたし達だったら、んなの楽々優勝っしょ」ニヤッ
マミ「だといいんだけど…」
まどか「で…、でも、どんな人たちがいるかわからないんだよ?」ビクビク・・・
ほむら「ねぇ、あなた知っている?」
女「なぁにぃ?本当に出るつもりなの?」
ほむら「ええ」
女「まあ、この場にいる奴らの10分の7は出る奴だろうねぇ」
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ・・・
さやか「うは~…」
マミ「お、多いわね」
女「あの部屋見てみな」
さやマミ「?…ひっ!!」ギョッ!!
女「でっけえ女居るじゃん?あいつは柔道初段、剣道3段の使い手『阿須賀朱里』っていうんだ」
阿須賀朱里(以下朱里)「―――えーっ?それマジィ?」キャハハハ!
さやか「うわー、新聞で見たことある人だー♡」ニコニコ
女「もう一人いるんだ。ほら、その4つ隣の部屋を見てみな」
さやマミ「?」ジィーッ・・・
女「まあ、あいつの顔見たらビビるかもしr」
さやマミ「」ガクガクブルブル・・・
女「ああ、やっぱりビビっちまったか…」
さやか「ああ…、あああ、ああああの女は…!!!」
マミ「世界を又にかけてる大犯罪者…!!!」
さやマミ「サリー・ノック…!!!」
サリー・ノワック(以下サリー)「ホーホッホッホッホっ!!ワタシノ名ヲ言ッテミロォ~!!」プチッ バイィン←酔っ払っている
マミ「あはははは、世界的大犯罪者までぇ♡」ニコニコ
さやか「アメリカ人でテロリスト集団のリーダーで、新聞でその名をすごく多く見かけたわねぇ」ニコニコ
さやマミ「やっぱやめようってばあああああああああああああ!!!」
ほむら「もう…、いったい何をしてたのよ?杏子が勝手にもう参加者名簿にサインしてきちゃったわよ」グッタリ・・・
さやか「はああああああああああ!?!?!?!?!?!?!?!」
マミ「暁美さん…、どうして彼女を止めなかったの?」
ほむら「…止められなかったのよ…」ズーン・・・
さやか「そ…、その…、ごめん…」
ほむら「…」(あそこまで猪突猛進なあの子を久しぶりに見たわね…)
―回想―
ほむら「待ちなさい杏子。さやかたちがまだよ」グググ・・・
杏子「話してくれほむら。あたしは、自分で食いつぶし遊びつぶしたさやかの小遣いの為にも…、
あいつらには黙って、こっそり参加しなければならないんだ!!」グググ・・・
まどか「ほむらちゃん…、私たちのことを信用できないの?」
ほむら「何を…、言っているの?」
まどか「今、ワルプルギスの夜を倒して一緒にいるわたし達よりも、昔、同盟を組んでいた魔法少女たちの方がいいの?」
ほむら「えッ…!?…えっ!?!?!」
まどか「一緒に出ようよぉ…。今、一緒にいるみんなとレースに…」ウルウル・・・
ほむら(ダメだわ…、かわいすぎるっ!!!)「かはっ!!」ドタッ
まどか「…あ…、あら…?」
―回想終了―
杏子「さーてと…、まどか」
まどか「ん…、何?」
杏子「何で、お前も参加しようと思った?」
まどか「…ほむらちゃんと皆を、もっともっと信じ合えるようにしたかったんだ」
杏子「おせっかいなやt…、うおっ!?」
まどか「どうしたの?」
杏子「ここのメシ、タダじゃんか!!いくぞまどか!」キャッホー!ダッ
まどか「ああ…、まってよぉ」タッタッタッタッ・・・
さやか「そんな…。参加キャンセルできないなんて…」ズーン・・・
マミ「あんまりよ…。こんなのってないわよ…」ズーン・・・
ほむら「諦めなさい貴方達」
さやマミ「…うん」コク…
ほむら「大丈夫よ、私たちならきっと勝てるわよ。あのワルプルギスの夜も倒せたんだから」
マミ「…それ聞いたら少し元気出たわ」
さやか「そういえば、杏子とまどかはどこに行ったのかな?」キョロキョロ・・・
ほむら「…もしかしたら、あれかもしれないわ」
マミ「えっ?」
『無料で食べ放題!!バイキングレストラン・バッフェ!ここから10m先→」
さやマミ(絶対にここ行った!!)
ほむら「ここ…、行ってみる?」
さやマミ「もちろん」
――『バイキングレストラン・バッフェ』
さやマミ「」
ほむら「あれはすごい量の食器の量ね」
杏子「モグモグ」ガツガツガツ・・・
まどか「ふえぇ…。杏子ちゃんすごいなぁ…」
さやか「き…、杏子…」
杏子「おおさやか!」モグモグ・・・
マミ「さ、佐倉さん…、食べながら喋るのは品がないわよ…」
杏子「あっ、マミも!いいじゃねえか、固ぇこと言うなよぉ~」モグモグ・・・
ほむら「貴女さっきめいっぱい食べてなかった?」
杏子「ちぃとばっかし小腹が空いちまったんだ」モグモグ・・・
マミまどさや「へ…、へぇ~…」
ほむら「…まあいいけど」ファサッ
杏子「明日はレースだぞ?体力貯めとかねーとな!」ニッ モグモグ・・・
さやか「あんたが勝手に参加したんでしょーがっ!!!!」ウガーッ!!
ほむら「そういえば、聞いたところによると今回のレースの賞金は…、1億5千万円だった…、かしら」
マミ「皆、明日という明日は絶対に勝つわよ!」キリッ
さやか(確かにすごい値段だけど、変わり身早っ!!)ボーン…!
まどか「あっ、皆も食べる?」
さやか(さりげなくまどかも食べてたぁ――!!)ボーン…!!
―――…数分後
マミ「ここの料理、美味しいわねぇ」モグモグ・・・
さやか「すいませーん、おかわりお願いしまーす!」
まどか「ほむらちゃん、それなーに?」
ほむら「これは、北京ダックね」
杏子「うめぇうめぇ!」ガツガツ・・・
????「モグモグバクバク・・・」ガツガツガツ・・・
杏子「――ん?おっ、うまそーだなぁ!くれよ」
ウェイターA「だ…、ダメですよ!これ向こうのお客さんから頼まれたもので――」
杏子「固ぇこというなよ~。後でもってってやりゃあ――」
????「じゃあたしが食う」ヒョイッ
さやか「くぉおらあああ!!」バコッ
杏子「いってえ!!いいじゃねえかよ…、ってあれ…?」
ウェイターa「え…?…て、あれえええええええ!?!?!?!なくなってるぅぅぅぅぅぅぅうううううう?!?!?!?!?!?!」ガーン!!
杏子(…あいつかぁぁああ…!!)ギロッ
????「ガツガツガツ・・・」ガツガツガツ・・・
チンピラ女a「ちょっとぉー?まだー?」イライラ・・・
ウェイターa「は…、はいぃっ!ただいまぁっ!!」ダッ
ウェイターb「急げ急げ――」
杏子「おっ、来t」
????「よこせ」ヒョイッ
ウェイターb「―――あれ!?!俺のもねええええ!?!?!?!?!?」アタフタ・・・
杏子「…~~~!!」イラッ
さやか「…変な気起こさないでよ?」
チンピラ女b「早くしてよぉー!」
ウェイターa「は…、はいはいただいまー!」スタスタ・・・
杏子「こ…、今度k」
????「おっ!美味そうだ!」ヒョイッ
ウェイターa「…もーやだぁ…」グス・・・
杏子「~~~~~~~~!!!!!」ブチッ
さやか「ああ…、もう手遅れだったか…」
????「ガツガツ・・・、…ん?」ピクッ…
杏子「てんめぇ…!!」ガシッ・・・!
????「…なにしやがんだ」
杏子「なにしやがんだ…?なにしやがんだ…、だとぉ~!?」ピキッ
さやか「こーら、杏子。いい子だからこっちにもどってk」
杏子「そりゃこっちのセリフだごるぁあああああああああああああああああ!!!!!」ガシャアアアン・・・!!
さやか(やりやがったこいつううううううううううう!!!!)ギャーッ
????「…よぉし…、てめぇ…、覚悟あんだろうなぁ…?」ムクッ・・・、ヘンシン、ギロッ
さやか「ひぃいいいい…!!!(ちょっと!!誰か来て!!)」テレパシー
杏子「てめえが売った喧嘩だろうが…」ヘンシン、ジャキィン・・・
マミまど「(無理無理無理無理無理無理無理無理――――)」テレパシー
チンピラ女a「ちょっとちょっとあんた達さー」
チンピラ女b「さっきから黙って見てたらさー、何、人の料理取ってんの?」
チンピラ女c「盗みはいけないってパパとかママとかに注意されなかったわけぇ?」
マミまどさや(大勢来ちゃったああああああああ!!)ヒエエエエエエエ――!!
杏??「あぁんっ!?」ギロッ
ほむら「…全く…、何やってんだか…」ヤレヤレ・・・、ガタッ
????「…」スタスタ・・・
チンピラ女a「何?今さら謝る気?ダメに決まってんじゃん」ヘッ
杏子「おい、てめえの相手はまだあたしだz」
チンピラ女b「うるさい」ダァン!!
杏子「おわっ、あぶねっ!?」サッ
??チン女ab「えっ」
まどか「…ん?いっ…!!」スッ←腕にかすった
さやか「まどか!?大丈夫!?!?」
マミ「鹿目さん!?取りあえずこれで怪我口をおさえて!!」←おしぼりを渡している
ほむら「まどかあああああああああああああ!?!?!?!」ダッ
杏子「おいっ、なんてことするんだ!!まどかが怪我しちまったじゃんかよぉ!!!」
チンピラ女a「う…、うるさいな、もとはと言えばあんたらのせいじゃん」
チンピラ女b「だいたい、そのちびピンクもよけなかったのが悪いんだよ」
さやか「んなっ…、あいつらぁ…!!!」ムカッ
マミ「許さない…!!」ピキッ
ほむら「…さやか、まどかの治療に専念してて」ガタッ
さやか「え…、あ、ああ、うん」アタフタ
ほむら「貴方達…、骨も残らないと思いなさい…」ギロッ ヘンシン
マミ「覚悟することね」ヘンシン
チンピラ女d「…ん?げぇっ…!!!」
チンピラ女c「あー?どした?」
チンピラ女d「こっこっ、こいつら、3ヶ月前にワルプルギスの夜をぶっ飛ばした5人組だ!!」ガクガクブルブル・・・
チンピラ女b「うぇえ!?!?ま、ま、まってよ!ここは穏便に…」
チンピラ女a「バカ言わないでよ!!こんなでかぱい金髪ドリルとど貧乳ゴキブリ、赤髪のチンピラと腐った蜜柑女に怖気づいてんの!?
あたしらが束にかかれば、こんなのミンチさ!やっちまうよ!!」ダッ
チンピラ女10人「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーっ!!!」ダダダダダダダダダダ・・・
?ほ杏マ「…誰が」
????「腐った蜜柑女だおらあああああああああああああああ!!!!」ジャキィン!!
杏子「赤髪のチンピラだどるぁあああああああああああああああ!!!!!」ガキィン!!
ほむら「ど貧乳ゴキブリですってぇ~…!?」チャキィン・・・!
マミ「でかぱい金髪ドリルよ!!!」チャキッ!
????「おんどらあ!!」ダゴォン!!
チンピラ女a「がぁっ…!!」ドサッ・・・
チンピラ女d「んのっ…、おらぁっ!!」ダァン!ダァン!
????「おっと…」スイスイ
チンピラ女d「なっ!?」
????「へへっ!」ポンポンポンポン!
チンピラ女d「金槌を8個も出して何をする気だ…?」ゴクッ
????「潰れろぉおおお!!!」ビュンビュンビュン―――!!
チンピラ女達「うわあああ!!」フュンフュン――
「ギャッ!!」ガツン!
「ひぇえええええええ!!!」ビュンビュン――
「いやあああああああ!!」ヒュンヒュン――
????「おらおらぁっ!来いよカス共ォ!!」ガシッガシッガシッ――
チンピラ女e「投げた金槌を…、ブーメランみたいにとった…!」
????「どうしたよ?そんなもんなのか?」
杏子(あいつやるなぁ)
チンピラ女f「うらぁっ!!」ザッ!
杏子「いよっと」サッ、ガキィン!!
チンピラ女f「あたしのでかナイフを、そんなちんけな槍で止めれるか!」
杏子「うぜえ…、超…うぜえっ!!」ギャァン!
チンピラ女f「きゃっ…!」ドサッ
杏子「ぅおらっ!」ザッ
チンピラ女f「痛っ…」←腕を斬られた
チンピラ女7人「死ねゴラー!!」「でけえ乳しやがって…!!」「ふざけた髪型だよマジいらつくわ!」ワラワラ・・・
マミ「見苦しいわね…」ダァン!ダァン!ダァン!ダダァン!――
チンピラ女8人「さっきピンクのチビ怪我させたら顔真っ赤にして怒ってたよねこいつ」
「えーきもーい(笑)」
「マジ受けるんですけどww」ワラワラ・・・
チンピラ女g「ハアハア、よく見たら犯したいくらい美人じゃんこいつ…」ムラムラ…、バッ
ほむら「…」ダァン!!
チンピラ女g「ぎゃぁ…」ドサッ
チンピラ女h「ちぃっ…!!たかがピンクのチビを怪我させたくらいでキレやがって…!!」ボソッ
チンピラ女i「大事ならちゃんと守れって話だよね」
ほむら「黙りなさいっ!!!」ダンダンダンダンダンダンダン――!!
さやか「――…まどか、大丈夫?」
まどか「う…、うん。平気だよ!」
さやか「そっか、良かった」ニコッ
まどか「――はっ…、さやかちゃん後ろっ!!」
さやか「え?」フイ
チンピラ女3人「うらああああああああああああああ!!!」ダダダダダダ――!!!
さやか「ふー…、んむッ!」
ガギィン!!!
さやか「動いたら斬るけど、面倒だから動かないでよね」(へへへー、こんなセリフ一回行ってみたかったんだー♪)グググ・・・
チンピラ女j「何言ってんだこいつ…?バカなのか…?!」グググ・・・
チンピラ女K「厨二病乙…ッ」グググ・・・
まどか「皆…、すごいなぁ…」
????「…っちっ、しつけぇな…。もう終わりにしよう、な?」タッタッタッタッタッ・・・
チンピラ女a「こん畜生が―!!」(あたしの顔を金鎚でぶん殴りやがってぇ…!!)ズキズキ・・・ タッタッタッタッタッ・・・
チンピラ女b「逃がすかー!!」タッタッタッタッタッ・・・
チンピラ女5人「待てー!!」「終わらせるかー!!」ワラワラ・・・ タッタッタッタッタッ・・・
まどか「―――…うぇ?わ!?こ、こっち来た!!」ビクッ タッタッタッタッタ・・・
ほむら「!? まどかが危ないわ!」タッタッタッタッタッ・・・
チンピラ女h「あぁ!?こら逃げるな!!」タッタッタッタッタッ・・・
チンピラ女i「あ、ピンクのチビんところに行くつもりだ」
ほむら「マドカァー!」タッタッタッタッタ・・・
まどか「ホムラチャン!…って…」タッタッタッタッタ・・・
チンピラ女9人「うがー!!」ダダダダダダダダダダダダダダ
まどか「きゃぁ!!いっぱいいるうううう!!?!?!」タッタッタッタッタ・・・
ほむら「くっ…」タッタッタッタッタ・・・ ダキッ
まどか「うぇ…?ほ…、ほむら…ちゃん…?ここ、これって…///」←お姫様だっこされてる
期待しとるやでー
>>54-55 ありがとうございます
ほむら「ちっ…、しつこいわね…」タッタッタッタッタ・・・
まどか「ほ…、ほむらちゃん!前、前!!」タッタッタッタッタ・・・
ほむら「え?」クルッ タッタッタッタッタ・・・
????「くそ…、行き止まりかよ」タッタッタッタッタ・・・
ほむら「仕方ないわね…」タッ(止まった)
チンピラ女a「ぃやったぁっ!!追い詰めた!!」タッタッタッタッタ・・・
チンピラ女8人「死ねええええええええええええええええええええええ!!!!!!!」クワッ! ダダダダダダダダダダダダダダダダ
まどか「うわあああっ!!」ギュッ
ほむら(腕が幸せだわ)「貴方達、そんなに速く走っていると壁にぶつかるわよ」スタスタ…
????「…奴さん方、聞いちゃいないね」スタスタ…
チンピラ女9人「うおおおおおおおおおお―――!! …あ」ダダダダダダダダダ―― ドカッ!!!(壁にぶつかる) バタッ・・・(倒れる)
ほむら「だから言ったのに…」ヤレヤレ・・・
チンピラ女「ひぃぃいぃぃぃぃぃいいいい…」カリスマガード ガクガクブルブル・・・
????「しっかしそれにしてもまあ、こんなところで見滝原の英雄に御会いできるとは思ってなかったよ」
ほむら「…貴方、名前は?」
????「あたしかい?あたしは――」
チンピラ女a「ち…、ちょっとちょっと!!あたしを無視して何を話し込んでんの!?」ガバッ
ほむら「まだやる気なの…?」
????「いい加減しつこいぞ」
まどか「ま…、まだいたぁ~…」ビクビク・・・
ほむら「ほら、まどかが怖がっているわ。失せなさい」
チンピラ女a「やかましいわぁ!!!」クワッ!!
チンピラ女a「5人で戦わなきゃワルプルギスの夜も倒せねえくせにさぁっ!粋がってんじゃないよぉっ!!
あたしらの姉御はねぇっ、1人であんなのを倒せるんだよぉっ!!!」クワッ!!
まどか「あの…、ワルプルギスの夜を…!?」
ほむら「えっ…、たった一人で…!?」
チンピラ女a「その魔法少女の一味がコケにされたまま大人しくしてると思う!?
第一、こんな醜態をかつ子さんに見られたら消されちゃうんだよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっっっっ!!!!!!!」ジャキィン!!
????「…」ニヤッ…
有沙かつ子「わかっているじゃない」
――――シーン…
チンピラ女a「あ゛ぁぁ…、か…、かつ子さん…!!何故ここにぃ…!?」
まどほむ「…」(誰?)
有沙かつ子(以下かつ子)「あたしがここにいてはだめなの…?」ギロッ
チンピラ女a「いえいえいえいえいえいえ、たた、ただっ、今日はちょっとっ、アジトで飲んでると聞いたもので――」アタフタ…
かつ子「酒が切れたのよ…!!チッ…!それとも何よ、あたしがここにいるにはあんたの許可がいるとでも?」ギロッ
チンピラ女a「うぇえええし、失礼いたしました!!!どど、どうぞごゆっくり!!」ドゲザァッ!!
かつ子「一つ聞かせて」
チンピラ女a「はい…?」
かつ子「あんた、どちら様?」
チンピラ女a「は…?い…、いやですよそんな冗談…、ははは…。あたしは、ほらぁ幹部の――」ダラダラ・・・、ゴマスリゴマスリ・・・
かつ子「知らないわねぇ」
チンピラ女a「ふぇ…?」
かつ子「こんなどこの馬の骨とも知れないような小娘たちに負けるような人は、あたしの一味にはいないのよ」
チンピラ女a「」ガタガタブルブル・・・
チンピラ女a「お、お待ちくださいい!!すす、すぐに終わらせ――、ひぎぃっ!!」アタフタ…、ギュッ
?????「…」
まどか「!?」(いきなり現れた!?)
ほむら(ストップウォッチをつけている…。あの女…、おそらく私と同じように時間停止ができるようね…)
チンピラ女a「い゛ゃぁ…!!し…、紫音さん…!!まだ…、やれま――、ぎゃあああああああ!!」メキメキ…
針ケ谷紫音(以下紫音)「…」ポイッ
チンピラ女a「か…、はぁっ…!!」ドサッ
まどか「…すごい力持ち」
ほむら「いきなり現れたのにも少し驚かされたわ」
まどか「ほむらちゃん…、あの人の胸元にストップウォッチがあるよ」ヒソヒソ…
ほむら「ええ、きっとあの女も時間停止ができるのよ」ヒソヒソ…
かつ子「ふぅ…。いざって時に使えないものほど、腹が立つものはないわね。
さて、随分と楽しんでいたようだけれど…。貴方達、何者かしら?」
????「あたしの名前は椎名美海。インキュベーターの糞野郎どもを殺しまくる、
新人魔法少女が嫌いなひねくれ者だよ」
ザワザワ…
魔法少女a「ち、ちょっと!見てよあれ!」
魔法少女b「ワルプルギスの夜を倒した5人組の2人に…」
魔法少女c「キュゥべえ殺しの椎名美海…」
魔法少女d「そして…、『女皇』有沙かつ子…!!」
魔法少女たち(ざっと30人はいる)「とんでもない顔ぶれだ!!」
※ほむらは、ワルプルギス戦以降は、時間遡行のみ使えなくなっています
ほむら「あら、貴方もインキュベーターが嫌いなの?
気が合いそうだわ」
椎名美海(以下美海)「へえ、あんたもインキュベーターが嫌いなんだな」ニヤッ
かつ子「そこの黒い子とピンクの子は見覚えあるのだけれど…、貴方達の死闘は感動的だったわよ」フフフ・・・
ほむら「何が言いたいのかしら」
かつ子「簡単な話よ。貴方達、あたしの下で働いてみないかしら?」
まどか「…え?」
美海「はは…、冗談はそのいい胸だけにしてちょうだいよ。あたしは、あんた達が倒しそうになった魔女を奪ったことのあるイケナイ女よ」ヤレヤレ
かつ子「フフフ、そんなこと言ったらあたしなんて自分の通っていた学校を火事にしたことがあるのよ。
生徒会長の言うことをしっかり聞かない不届き者を消すためにね…
こっちは腕と度胸がある人は、たとえただの人間でも大歓迎よ」
美海「そいつぁ、豪胆だなぁおい。
で、どうするよ、あんた達は?」
まどか「…」
ほむら「…私は嫌よ」
ほむら「私からしたら、貴方の方がどこの馬とも知れない女ですもの」
かつ子「…私を知らない…?」ピキ・・・
紫音「…」ヒュッ
紫音「…」ゲシッ←腕を蹴った音
ほむら「うぅっ…!?」ヨロッ
まどか「ほ、ほむらちゃん!!」
ほむら「くっ…、あっ…!!」ズキッ ポトッ…
まどか(…眼鏡?)
かつ子「うふふふふふふふ…、無知というのは罪なことよ。私のことをよーく覚えておきなさい。
でも…、生きていられるからそういうことを学べるのよ。
紫音、レースの前祝いも兼ねて、放してやりなさい」
紫音「…」パッ… イソイソ…
ほむら「…!! それを…、踏まないでっ!!!」クワッ!!
まど紫「!?」
かつ子「…何かしら」
ほむら「くっ…!」パアァ・・・←魔法で治癒している
まどか「ほむら…、ちゃん…?」
ほむら「その眼鏡から離れなさい!触らないで…!!」
紫音「…」オロオロ・・・
ほむら「この眼鏡は私の宝であり、誓いの象徴なのよ」
美海「宝?そのリボンのついた眼鏡がか?」
ほむら「ええ、私は3ヶ月前、ワルプルギスの夜を倒すために一ヶ月間を何度も何度も時間遡行、ループをしてきたの。
ループし始めてた頃は眼鏡をかけていたのだけれど、ある時友達がワルプルギスの夜にやられて
魔女に死んでしまいそうになった時があった。その時に、自分のことを忘れないでほしいと、彼女にもらったのよ。
その時に誓った。『ワルプルギスの夜を倒し、彼女を救って見せる』…と」
(誰にも頼らないと誓った時から、このリボンと眼鏡を1度もみなかったけど、
この2つのことを、私は忘れたことは1度もなかった)
まどか「…」(私との約束を…、ほむらちゃんは…)ポロポロ・・・
美海「…お前、ただの魔法少女じゃないな?」
ほむら「いいえ、そんなことはないわ」
かつ子「ふっふふっ…、きゃははははははは…!時間遡行ができる、なんて…、そういえば、私が怖がると思っていたのかしら?
それに…、友達との誓い?何度も時間遡行したって割には、精神年齢が幼すぎるんじゃないのかしらねぇ?」
ほむら「ええ、自覚しているわ」
かつ子「早く現実が見られるようになるといいわね。
私は、友情とか、絆とか、信頼とか…、そういう下らない言葉を信じている夢見がちなおばかさんを見ていると、
虫唾が走るのよ」ハァ・・・
美海「…」
まどか「…――なくなんてない…!!」
かつ子「…?」
ほむら「まど…、か…?」
まどか「下らなくなんてない!!友情も、絆も、信頼も、なかったら独りぼっちだもん!!
そんなの寂しすぎるもんっ!!」クワッ!
ほむら(…そういえば、ループを繰り返していたたあの頃は、友情も、絆も、信頼も、私は何も持ってなかったなぁ…。
インキュベーターの方がそれら全てを持っていたわね。特に、長い時間を共に過ごしたマミは…。
皆の願いを叶えてもいたし…。それだったら大した信頼も得られるでしょうね。
対して私は、転校してすぐだったし、ウジウジしてたり、鈍くさいから皆の足を引っ張ってばかりだったし、
そのくせ「皆は騙されている」とか、まどかに「どこまで愚かなの」なんて言うし…。
何が「あなたを救って見せる」よ…。馬鹿みたい…。幾人もの彼女を犠牲にしたくせに…。
私って、最低だわ…。暁美ほむら、あなたはどこまで愚かなの…)ズーン…
まどか「貴女だって、たくさんの仲間がいるじゃないっ!!」
かつ子「ふっふっふっ…、うふふふふふふふ…、きゃはははははははははははははははは――――…っ!!!
あなた、あの子たちが私の仲間、ですって?冗談はその輪郭だけにしておきなさい」←「すずマギ」の絵柄なのでホームベース顔ではない
まどか「えっ…?」
かつ子「あの子たちがどう思っているかは知ったことでもないけど、私にとっては駒でしかないわ。
それに、この弱肉強食の魔法少女の世界…。弱い者は魔女になって、強い者はそれを倒してグリーフシードを手に入れる。
それが常識よ。
かつ子「つまり、弱い者は強い者に媚び諂うしか生きる方法はないのよ。
もっといえば、力が全てものを言うの」
まどか「そんな…!!」
かつ子「…大ぼら吹きのルーキー共が…。黙れって言うのよ…、クソチビが…」
ほむら「…」ピクッ
かつ子「さて、私たちはもう帰るわ。
明日、レースに出るというのなら覚悟しておきなさい。
貴方達に『死の終わり』を見せてあ・げ・る…♡」フフフ…
ガチャン…
美海「…はぁーあ…。なんかもうどうでもいいや…」
まどか「え?」
美海「もう帰るわ。疲れたし」
ほむら「…そう」
美海「もし明日のレースの出るってんなら、…まあ頑張るんだな」
ほむら「応援として受け取っておくわ」
美海「ははっ…、じゃあもし会えたら、また明日」
ほむら「ええ、さようなら」
まどか「バ、バイバイ」フリフリ
まどか「…行ったようだね」
ほむら「ええ…、そうね」
オーイ!マドカー、ホムラー!
まどか「あっ、さやかちゃん!みんな!」
さやか「やっと見つけたよ二人ともぉ!」
杏子「全く、どこ行ったかと思えばこんなとこに居やがって…。
…しっかしまあ…、お前ら一体なにがあったんだ?この有様は?」
マミ「そういえばさっき、背の高い女性とすれ違ったのだけれど…。
貴方達、何か知ってる?」
まどか「…実は…――――――――――」カクカクシカジカカナカナマドマド――…
さやか「うぇえ…。何かすっごくいやな女だね、その、有沙かつ子って人…」
マミ「ワルプルギスの夜を…、たった一人で倒せるって…」
杏子「すげえな…。明日大丈夫なのか?そんなのに狙われたら、命がいくつあっても足りないぞ」
ほむら「大丈夫よ。私たちなら負けないわ」
さや杏「その根拠はどっから来てるんだ…?」
ほむら「勘よ」
さや杏「勘かよっ!!!」
マミ「まあ、用心に越したことはないわ。気をつけましょう」
まどか「そういえば…、あの美海っていう人、何だかその、有沙さんをすごい睨みつけてたんだ」
ほむら「まどか、あんな女に『さん』付けなんてしなくていいわ」
杏子「そいつ(美海)のことも放っておけ。どうせ「グリーフシードを奪われた」とかそんなもんだろ」
マミ(結構酷い…)
サリー「オーホッホッホッホッホッ―――」
さやマミ「」ビクッ
まどか「あっ…!!」ビクッ
ほむ杏「…」サッ
サリー「オーホッホッ…。アンタ達ネ、わるぷるぎすノ夜ヲ倒シタッテイウ5人組ハ」
さやマミ(ひぃぃいいいい…!!!サリー・ノック…!!!)ガクガクブルブル・・・
まどか(ほ…、本物のテロリストだ…!!)ビクビク・・・
杏子(ニュースで見たことある…。こいつも魔法少女だったんだな)マジマジ…
ほむら(…面倒くさい女に絡まれたわね、酒臭いし…。ここは無難に誤魔化そうかしら…)
「…いえ、違います」
サリー「嘘ヲ言ウナァ~ッ!!私ハ嘘ガ大嫌イナノヨォ~~っ!!!」クワッ!!
さやマミまど「ひぃいっ!!!」ビックゥッ!!
サリー「ソンナニ警戒シチャだめヨ~だめだめ~。別ニ私ハ喧嘩ヲフッ掛ケニ来タワケジャナイワ。
アンタタチニオ礼ヲイイニキタダケヨ」
ほむら「お礼?」
杏子(それにしてもすっげー軽い奴だなこいつ…。酔っ払ってんのかな?酒臭いし…)
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