キール「タブリス。第3新東京市の女達を虜にしてサードチルドレンを孤立させろ」
カヲル「それが僕の役目なのかい? でもあいにく、僕にリリンの女性の心は理解できないよ」
キール「構わん。貴様の思うままにすればそれで良い」
ゼーレメンバー「左様。貴様が好意あるフリをすれば、どんな女も容易く落ちよう」
カヲル「……分かったよ。君等の命令に従うという約束だからね」
ゼーレメンバー「すでに練習台として、別室に一人用意してある」
キール「期待しているぞ」
カヲル(さて……この部屋か)
ガチャッ
ヒカリ「!?」
カヲル「君は―――」
ヒカリ「ひっ」
カヲル「落ち着いて。僕は危害を加えたりしない。君は、どうしてここに?」
ヒカリ「わ……私、、、分からないんです、なにがなんだか……! いきなり、連れてこられて」
カヲル「そう……拉致されてきたんだね。とにかく、もう大丈夫だよ。今目隠しも取ってあげる」
スル
ヒカリ「あ、ありがとうござ―――っ」
カヲル「? どういたしまして」
ヒカリ(な、、、、なんて、綺麗な人……!)
カヲル「泣いたんだね。少し目元が腫れてる。可哀想に」サワッ
ヒカリ「ふぁっ」
ヒカリ(なに、今の……ちょっと触れられただけなのに)
カヲル「僕の名は渚カヲル。君の名前も聞かせてくれるかい?」
ヒカリ「洞木です。洞木……ヒカリっていいます」
カヲル「洞木ヒカリか。いい名前だね」
ヒカリ「はぅっ」
ヒカリ(あ、あ! 渚さんに褒めてもらえた!)
カヲル「ところで―――いくつか洞木さんに教えて欲しいことがあるんだけど、構わないかな?」
ヒカリ「はい! 何でも、何だって聞いてください……っ!」
カヲル「ありがとう。君は優しいね」ニコッ
ヒカリ「そんなぁ…… ///」
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