カイト「メテオ・ドラゴン?」 ドラゴン・ウィッチ「知らないの?」 (11)

カイト「知っているがそれが何だ?」

ドラゴン・ウィッチ「落ちて来たのよ」

カイト「落ちて来た?」

ドラゴン・ウィッチ「うん!」

カイト「何処からだ」

ドラゴン・ウィッチ「宇宙よ宇宙」

カイト「・・・」

ドラゴン・ウィッチ「あれ?」

カイト「デュエルモンスター次元にも宇宙はあるのか」

ドラゴン・ウィッチ「当たり前だよ!」

カイト「それをどうする気だ?まさか」

ドラゴン・ウィッチ「捕まえて自分のモンスターにする。だから」

カイト「手伝って言うのか?」

ドラゴン・ウィッチ「ドラゴン使い同士手伝ってよ」

カイト「・・・」

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ドラゴン・ウィッチ「あれ!」

カイト「宇宙から落ちて来ただけあって隕石のようだな」

ドラゴン・ウィッチ「さてと」

カイト「迂闊に触るな」

ドラゴン・ウィッチ「な、何で?」

カイト「何が起こるかわからんぞ」

ドラゴン・ウィッチ「あ、そうか・・・」

カイト「ところで捕まえるとはどういうことだ」

ドラゴン・ウィッチ「デュエルモンスター次元のデュエリストの手持ちモンスターは6体なのよ」

カイト「6体?」

ドラゴン・ウィッチ「真紅眼の黒竜と神竜アポカリプスでメテオ・ドラゴンを入れて3体目」

カイト「そうか」

ドラゴン・ウィッチ「けどね、こう丸まられちゃ対処が」

カイト「この形態から解除すればいいだけの話だ。そうだろ?」

ドラゴン・ウィッチ「簡単に言うよね・・・」

ドラゴン・ウィッチ「ミザエルは呼ばないの?」

カイト「ミザエルは凌牙と別件で動いている」

ドラゴン・ウィッチ「ふーん」

カイト「それとミザエルはドラゴン絡みになると冷静さを欠いてしまう。いない方がいい」

ドラゴン・ウィッチ「ドライなのね、あんた」

カイト「・・・」

ドラゴン・ウィッチ「それでどうするの?」

カイト「お前がやってみろ」

ドラゴン・ウィッチ「えっ!?」

カイト「俺はあくまでサポートしてやるだけだ。やってみろ」

ドラゴン・ウィッチ「こんな丸まちゃ!」

カイト「お前もドラゴン使いならそいつを球体から解除できるはずだ」

ドラゴン・ウィッチ「・・・」

カイト「言っておくが俺は厳しく指導する。やってみろ」

ドラゴン・ウィッチ「この・・・!」

カイト「・・・」

ドラゴン・ウィッチ「くっ・・・!」

カイト「・・・」

ドラゴン・ウィッチ「ハァハァ・・・!」

カイト「・・・」

ドラゴン・ウィッチ「カイト!」

カイト「自分自身でやれ」

ドラゴン・ウィッチ「・・・」

カイト「メテオ・ドラゴンはレベル6のモンスターだな」

カイト「対してこいつはレベル4・・・レベルか」

ドラゴン・ウィッチ「は?」

カイト「いや自分で考え自分で切り開け」

ドラゴン・ウィッチ「さすがは宇宙ドラゴン・・・堅すぎる」

カイト「モンスターを捕まえるにはどうするんだ」

ドラゴン・ウィッチ「デュエルよ!」

カイト「・・・」

ドラゴン・ウィッチ「そうか・・・デュエルでならこの子も!」

カイト「気がついたようだな」

ドラゴン・ウィッチ「神竜アポカリプスを召喚!そして私とアポカリプスでエクシーズ召喚!」

カイト「クィーンドラグーンか」

クィーンドラグーン「デュエルよ!その形態を解いて私とデュエルして!」

メテオ・ドラゴン「・・・」ググググググ

クィーンドラグーン「元に姿に戻った!」

カイト「だがここからが本番だ」

メテオ・ドラゴン「シャーッ!」

クィーンドラグーン「デュエル!」ヒュッ

メテオ・ドラゴン「シャーッ!」

クィーンドラグーン「ハッ!セイッ!ドリャッ!」シュッシュッシュッ

メテオ・ドラゴン「シャーッ!」スッスッスッ

クィーンドラグーン「私の前蹴りを全部避けた!?」

メテオ・ドラゴン「シャーッ!」ガリッ

クィーンドラグーン「こ、この・・・!」

カイト「・・・」

クィーンドラグーン「えいっ!」

ガンッ

クィーンドラグーン「かなり頑丈ね・・・私の攻撃が効かない・・・どうすれば!」

カイト「そいつは亀に似ている」

クィーンドラグーン「亀・・・確か亀の弱点は頭!甲羅は頑丈だけど頭は!」

メテオ・ドラゴン「シャーッ!」

クィーンドラグーン「今だ!メテオ・ドラゴンの頭を掴み」ガッ

メテオ・ドラゴン「!?」

クィーンドラグーン「このまま急降下!!!」

ドラゴン・ウィッチ「ふぅ・・・強かった」

メテオ・ドラゴン「シャーッ!シャーッ!」

カイト「自分に勝った奴を主と認めているのか」

ドラゴン・ウィッチ「そういう事ね」

カイト「これでメテオ・ドラゴンはお前のモンスターってわけか」

ドラゴン・ウィッチ「うん!」

カイト「なら俺は帰るぞ」

ドラゴン・ウィッチ「ちょっと待って!お礼させてよお礼!」

カイト「いらん」

ドラゴン・ウィッチ「ええーっ・・・まあカイトがそこまで言うなら別にいいけどさ」

カイト「礼ならいらんが今度デュエルしてやってもいいぞ」

ドラゴン・ウィッチ「本当に?」

カイト「モンスターとデュエルする機会なんぞ滅多に無いからな」

ドラゴン・ウィッチ「やった!」

数日後

遊馬「手持ちが6体でデュエルなんてできるわけねえだろ」

小鳥「確かに」









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