真涼「鋭太…あなたは原作最新刊で私の『強敵』になったわ」
鋭太「ああ、そうだ」
真涼「そう!私たちはライバル!強敵同士!戦わないといけないわ!」
鋭太「ああ、いいぜ。俺は負けねーからな」
真涼「今日は徹底的に勝負よ!」
鋭太「ああ、いいぜ!かかってきな!真涼!」
真涼「まずは『ポッキーゲーム』で勝負よ!鋭太!」
鋭太「ああ、いいぜ!望むとこ………って、なんでだよ!?」
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■昨日 3月31日
真涼『前々回のエイプリルフールでは、鋭太に敗北…』
真涼『前回のエイプリルフールは…幸せなひと時…いえ、鋭太の策略でエイプリルフールが無茶苦茶に』
真涼『今年こそは覚悟しなさい!季堂鋭太!!』
※参照
姫香「エイタの心が読めるようになった」
真涼「今日はエイプリルフールよ」鋭太「おい」
真涼「というわけで覚悟しなさい!鋭太!」
鋭太「いきなり現実に戻るな!」
真涼「では、ポッキーゲームを…」
鋭太「いや、どういう勝負だよ…それ」
真涼「鋭太がポッキーの先にある私の唇を奪えば、鋭太の勝ちになるゲームです」
鋭太「あ?」
真涼「ばか丸出しの顔…ハッ!ま、まさか、私の唇だけじゃ足りないというの!?早くやりましょう鋭太!」
鋭太「そんな勝負ねーよって顔だよ!ばか丸出しってなんだよ!」
真涼「あっ…ポッキーを買い忘れてました…」
鋭太「言い出しっぺのくせに、ぐだぐだだな…」
真涼「…」
鋭太「…」
真涼「な、なんで、私を見つめているのかしら//」
鋭太「次の勝負を待ってるんですよ!真涼さん!!」
真涼「え?次の勝負なんてないわよ?」
鋭太「おい!>>1で『今日は徹底的に勝負よ!』って言ってたじゃねーか!」
真涼「ふふっ。それこそが嘘!ついに騙されたわね!鋭太!」
鋭太「てめーはそれで満足なのかよ!?」
真涼「そもそも私に勝つなんて無理よ。鋭太」
鋭太「え?」
真涼「あなたの波紋では、この女の子にさえ勝てやしないわ」
鋭太「へへっ。だったらてめーは、このハトにさえ勝てやしねえぜ!」
真涼「…」
鋭太「…」
鋭太「なんで目を閉じてるんですか?真涼さん」
真涼「え?ここはジョジョ第二部シーザーが女性にキスをするシーンでしょ?」
鋭太「ん?」
真涼「だから、キスを待っていたというのに…それぐらいもわからないなんて」
鋭太「いやいやいや、今『シーザー』を演じてたのは『真涼』じゃねーか!テメーがキスしろよ!」
真涼「し、仕方ないわね。鋭太がそこまで言うなら、き、き、キスしてあげるわ」
鋭太(顔真っ赤にして何言ってるんだ?こいつは…)
………
真涼「鋭太がキスをしてくれなかったわ」
真涼「何かがおかしいわね…」
真涼「…」
真涼「いえ、おかしいのは私ね」
真涼「キスしてくれたら幸せ。鋭太と話せてすごくうれしいとか」
真涼「まるで私が鋭太のことが好きみたいじゃない」
真涼「はぁ…好きではないわ。だってさっきまでの私は嘘」
真涼「そう、エイプリルフールはもう終わりですから」
真涼「…明日からの私が本来の私。そうこれからが、私の生きる道!」
真涼「覚悟してね。『強敵』」
■次の日 4月2日
鋭太「あれ?」
カオル「どうかしたの?鋭太?」
鋭太「いや、俺のハンカチが新品に…いや、気のせいか?」
カオル「へぇ~」
真涼「…」
真涼(ま、まぁ、もう一日くらい、エイプリルフールが続いてもいいわよね)
真涼「それにしても…。ふふっふふふふふ」
真涼(鋭太のハンカチ。使いたてのはんかちゅゅゅゅゅゅゅゅー♪)
真涼(もにょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん♪)
終わり
これにて終わりになります。
短かったですが、読んでいただいた方がいらっしゃればありがとうございました!
また、機会があればよろしくお願いします!
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