みゃーもり「どうもみなさんこんばんわ」
みゃーもり「今日はみなさんに悲しいお知らせがあります」
みゃーもり「SHIROBAKOが始まって1話目から一緒にがんばってきた坂木しずかさんが」
みゃーもり「今日のこの放送を持ちまして卒業すると言うことになりました」
絵麻「遂にこのときが来てしまったんだな、という感じですね」
絵麻「本業ではまるで活躍せず出番は遊園地ではしゃぐシーンのみだったあの頃に」
絵麻「そういう話もあるにはあったんですが」
絵麻「折角23話で盛り返したと思っていたところだったのに」
絵麻「残念です」
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みゃーもり「辞める理由というのもわたしたちはちょっとわからないので」
みゃーもり「本人に聞くのが一番だと思いますので」
みゃーもり「登場していただきましょう」
みゃーもり「坂木しずかさんです」
みゃーもり「どうぞ」
ずか「…………」
みゃーもり「テレビを見ているですね。視聴者の皆さんに」
みゃーもり「説明してもらえるでしょうか」
ずか「あの、やっぱりいくつかあるんですけど」
ずか「わたし、1話目からSHIROBAKO出てるんです」
ずか「わたしか、主人公のおいちゃんかってくらい長い間SHIROBAKO出てるんですけど」
ずか「最近杉江さんと人間関係がぎくしゃくしてるんです」
絵麻「杉江さんというと、ムサニの原画マンとして今なお活躍されている方ですが」
ずか「こないだもですね」
ずか「ずかちゃん、重ね着が似合ってないねって言われて」
ずか「わたし、かちーんときて」
ずか「杉江さんも似合ってないですねって言ったんです」
絵麻「…………」
ずか「そういうことなんです」
みゃーもり「坂木さんとの思い出を振り返るためにも」
みゃーもり「坂木さん本人が選んだずかちゃん名場面集がありますから」
みゃーもり「ちょっとそれを見ていきましょう」
坂木しずか、22歳
今まで数々の名場面を生み出してきた坂木さんが番組を卒業することになりました。
そこで彼女が残してくれた偉大なる軌跡をもう一度振り返ります。
第五位。
『負けたら承知しないからあああ(裏声)』
9話、野球のプリンス様でのガヤの収録における名場面。
ガヤという難易度の低い演技でさえ満足にこなせない彼女の無能さが描かれている。
続く場面で後輩二人に気を使わせている点もポイントが高い名シーンである。
第四位
『うめーいたいよー起こしてうめー』
17話、ウメブーの中の人となったしずかの名場面。
無能であることに定評があるしずかには珍しく、機転を利かして窮地を脱している。
数少ない活躍シーンだが、所詮バイト先の話であることがポイント。
また、続くダンスシーンでは本職にまったく劣らない切れのあるダンスを見せている。
ダンサーへ転向した方がいいのではないかと思わせる名シーンである。
第三位
『私ゃしっぱいこいちまってさ』
しずか唯一のタイトルともなった名場面。
現代のアニメにおいてつかみとされる三話の後に放送されたあたり、
彼女の今後を表しているとも言える。
しかし、この頃は後輩二人よりも出番に恵まれていたことを忘れてはならない。
坂木しずかが主演五人の中で上位三人にいた数少ない瞬間である。
第二位
『じゃあ、代わったげようか』
22話、一人飲んだくれる名場面。
平岡とタローの感動的なシーン、みーちゃんが転職時におけるアニメの仕事をするという希望を正に叶えているそのシーンと平行して描かれたことでよりその悲惨さが際立つ結果となった。
ベストバリュのロゴが何とも言えない哀愁を漂わせる名シーンである。
第一位
『少しだけ夢に近づきました』
高まる坂木しずか不要論の中で、編集茶沢のスーパープレーにより実現した最大の見せ場。
キャサリン妹のセリフにマッチし非情に印象深いシーンとなった。
一方で、それを見ていた宮森あおいに全て持って行かれた感があることに触れてはならない。
みゃーもり「なるほど。さすが1話目からですから」
みゃーもり「VTRも豊富に残ってますね」
みゃーもり「では、ずかちゃんにみんなから花束を贈りましょう」
みゃーもり「まずはSHIROBAKOの監督を務められました水島さんから」
みゃーもり「お別れの言葉です」
水島「ずかちゃんどうもお疲れ様でした」
水島「えー今年に入りまして毎日放送の株価はものすごい上昇してますね」
水島「一万六千円だったものが一万九千円になり、一時期は高値で二万円と言うときがあった」
水島「なぜなんだ、と原因を調べたところ」
水島「どうやらずかちゃんがSHIROBAKOを辞めるっていうのが市場に出回った頃から」
水島「ぐっと株価が上がったんですね」
水島「で、多分TOKYO MXもテレビ愛知もこれに気づいて」
水島「ずかちゃんを出さない方向で株価を上げていくってことになるとは思いますけど」
水島「それは経済の発展のためですから。ここできっぱり辞めていただきたい、と思っております」
ずか「…………」
水島「ほんとご苦労様でした」
ずか「ありがとうございました」
みゃーもり「では、脇役を代表しまして久乃木さんからもお別れの言葉をお願いします」
ずか「久乃木さん」
ずか「いつもありがとう!」
久乃木「あんた口臭いんだよ!」
ずか「…………」
みゃーもり「では、わたしたちも一言ずつ声をかけていきましょう」
みゃーもり「まずは後輩の二人から」
りーちゃん「本当にお疲れ様でした」
りーちゃん「坂木さんはりーちゃん、りーちゃんってわたしを呼ぶんすけど」
りーちゃん「何でこいつタメ口なんかな、とはずっと思ってたんすね」
りーちゃん「まあ、でも今回SHIROBAKOを辞めると言うことで」
りーちゃん「ファンの方からりーちゃんって呼ばれてもそんなにムカつかないんで」
りーちゃん「これからは坂木もりーちゃんって呼んでくれてもいいと思う」
りーちゃん「ありがとうございました」
ずか「…………」
みーちゃん「えー」
みーちゃん「戦争とあなたが嫌いです」
ずか「…………」
みゃーもり「お疲れ様」
みゃーもり「うちの番組で言えば安藤さん、佐藤さんも良い具合に育ってきてますし」
みゃーもり「良い時期かな、と思います」
ずか「…………」
みゃーもり「本当にお疲れ様でした」
絵麻「ずかちゃんが辞めた後も人数は五人がいいってことで」
絵麻「急にがらっと変わるのもあれなのでってことで」
絵麻「艦これの朧を入れる方向で今交渉しています」
ずか「…………」
絵麻「お疲れ様でした」
みゃーもり「では最後に坂木さんの方からお別れのご挨拶です。お願いします」
ずか「二十四話やってきて」
ずか「誰がこんないっぱいの花束に囲まれると思いまっか」
ずか「二十四話SHIROBAKOをやってきて」
ずか「初めて悲しいと思ったです」
ずか「ああああああああああああああああああああああああああ!!」
ずか「辞めたくなああああああああいい!!!!!」
ずか「絶対に辞めたくなあああああああああああああいいい!!!!!!!!」
みゃーもり「でも、しょうがないですね」
絵麻「本人の気持ちが変わらないようなので」
みーちゃん「来週からがんばるしかないですね」
りーちゃん「そうっすね」
ずか「待てえええええええええええええええええええええええ!!」
ずか「ずかちゃんはSHIROBAKO辞めへんでええええええええええええええええ!!!!!」
みゃーもり「…………」
絵麻「…………」
みーちゃん「…………」
りーちゃん「…………」
ずか「…………」
おわり
以上。
元ネタは勿論さようなら山崎邦生。また、
未央「さようなら本田未央」
のSSも参考にした。というか二番煎じ。
元ネタが今夜放送なのでやりたくなってしまった。
感想もらえるとうれしい。
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