ソーセージ「うがああああああああああ!!!」(16)

ミンチ「ソーセージイイイイイイイイイイ!!!!」

ムネニク「...見てるだけで...胸がキリキリ痛みやがる....!!」

フィレニク「ソーセージ君....くっ・・・」

ブタロース「ひでえ!!ひでえよ!!!あんまりだ!!!!」

アラビキニク「ソーセージ君....っもう嫌!!!何で私達がこんな目に合わなきゃいけないの!!?」

ハム「(ソーセージ君を助けたいと言う気持ちはもちろんある。。が。私に彼を救う力は。。無い・・)」

ハム「(私は幾度と無くこのような光景を目にしてきた。戦友が次々と捻られ、揉まれ、切られ、焼かれる様を。)」

ソーセージ「うわあああああああああああアアアアアア!!!いてええ!!!いてええよおおおおおお!!」
ミンチ「ソーセージ!!!ソーセージイイイイイイイイイイ!!!!!」
ブタロース「ひでえよ!!!!!ひでえよ!!!!」

ハム「(しかし私がこの様な状況の中心を乱さずに居るのは何もこの光景に慣れたからではない。)」

ソーセージ「嫌だ!!嫌だ!!やめてくれええええええええええ!!」
アラビキニク「いやああああアアアアアアアアああああああああああああああああ!!!!」
フィレニク「ああ。。。ソーセージ君が。。。っう...」
ムネニク「糞ッ。。。胸糞悪ィ。。。」

ハム「(仕方ないでは無いか。心は変われど環境は変えられぬ。生きている間は生を感じ、死に行く時は死と同化するのみ。)」
ブタロース「ひでえよ!!!こいつはひでえよ!!!!」

ソーセージ「うわあああああああああァッ..................」

ソーセージ「・・・・」


?「うん。うまそうに出来た!てか俺最近肉ばっかり食ってる気するな。野菜も食わないと」

ミンチ「....ソーセージ...?」
ミンチ「おい...嘘だろ・・・?いつもの冗談なんだろ?」
ミンチ「なブタロース「ひでえよ!!!!ひでえよ!!!!」
フィレニク「くっ。。。ソーセージ君...」
ムネニク「胸念...だ...」
アラビキニク「嘘。。。あれが。。ソーセージ君なの。。。?嫌!!!嫌よ!!!!!」
ミンチ「....」

ハム「(生がある限り死は必ず隣にある。いつ死が来ようとも受け入れる器が無ければ苦悩はどうしても生まれる。)」
ハム「(・・・だからどのような行いも蔑ろにしてはならない。一所懸命に取り組む事。雑用などこの世に生が存在する限り...皆無だ。)」

アラビキニク「....」
ミンチ「....ソーセージ、、」
フィレニク「・・・」
ブタロース「...やべえよ」
ムネニク「・・・(何だ・・?この胸騒ぎは,,,)」


ハム「(...今、彼らの心は少々曇った事だろう。ソーセージ君が何者かに取り込まれた瞬間を見てしまったのだから。)」
ハム「(自分にも着得る"死"をその目で、心で、理解し始めてしまったのだから。)」

ハム「(この世に生まれてくる事の尊さ。我々はそれに気付かず生き続けるのか。)」
ハム「(違う。忘れるのだ。物に塗れ、自分の心を蔑ろにし続けることで忘れてしまうのだ。)」

ハム「・・・」

ミンチ「....(ソーセージ...)」
ミンチ「俺も...ああなるのか...?」ボソッ

ハム「(...決して褒められた形では無いが、彼らも今、気付く事で先短いやも知れぬ生を愚直に噛締めながら生き抜ければ良いと願うが。)」

アラビキニク「....(一体ソーセージ君に何があったの...?)」
アラビキニク「(そういえば私達....どうしてここに居るの?私達って....)」

アラビキニク「何?」ボソッ

ブタロース「....やべえよ...やべえよ(やべえよやべえよ)」

フィレニク「(...ずっとここで皆と楽しく話をして来た。。それだけ。それだけなのに。)」
フィレニク「(何故ソーセージ君があんな目に...? 突然あんな目に合う?そもそも何だ"アレ"は?)」
フィレニク「(僕達とは違う方法で"音"を発するアレ。そしてアレは確実に。。)」

フィレニク「(僕らを壊すために存在している...)」ガタガタ

?「あー腹いっぱい。食いすぎたなこりゃ。。今日は夕飯抜くか!」

ムネニク「・・・(こええ...何言ってるかは分らんが、また音を発してやがるあの化け物)」
ムネニク「(....あんな化け物に...ソーセージ....居た堪れねえ....)」
ムネニク「(そもそもあいつはどうなった...? 視界から消えたと思えば急に悲鳴をあげだしてそして。。)」
ムネニク「(...別の何かになった。。糞ッ...いくら考えても胸に取っ掛かりが残りやがる)」

フィレニク「・・・」ガタガタガタ
ムネニク「・・・」
アラビキニク「・・・」
ブタロース「...ヤベエヨ」
ミンチ「・・・」

ハム「(...変化せぬ物などこの世に存在せぬ。水が流れ、雲が動き、太陽が沈むように心も動き続ける。)」
ハム「(彼らの反応は間違いなく正常なそれの物だ。しかし。。)」

ハム「(それでは...そのままの心では...アレの手が伸びる前に潰れよう。)」

ハム「(何故私が救いの手を差し伸べないのか。)」
ハム「(一つ。物理的な要素として、私は、ハムだ。アレのように動く事が出来ぬ事は解ってしまっている。)」

アラビキニク「ねえ!!!私達って一体なんなの!!?」
アラビキニク「何で私は私の事がこれっぽちも分らないの!!!?」

ハム「(なら心構えだけでも教えれば良い。)」

ブタロース「やべえよ!!!やべえよ!!!」

ハム「(・・・だがそれも違う。私の思考も一つの価値観に過ぎぬ。万物は平等でいて区別されているのが美しい。)」
ハム「(つまり心は他人に押し付ける物ではない。"気付かせる"物でも無い。)」

フィレニク「僕達が何だって?・・・何も分らない...アレの事も...僕自身のことさえも...」

ハム「(思えば私は生まれた時からこのような性格だった気がする。)」
ハム「(自分が"ハム"だと(ハムとはアレの食料(生を持続するために必要らしい)なんだと)聞かされた時も極めて平常だった。)」

ミンチ「・・・」
ミンチ「・・・俺達が何とかどうでも良いんだ。」

アラビキニク「どうでもよくnッ」
アラビキニク「・・・・ッ!」ゾクッ

ミンチ「・・・アレはソーセージを壊した・・・」
ミンチ「・・・・許せねえんだよ...!」

ムネニク「...!」

ハム「(...戦友の見掛、心が変わり行く姿を見ても平常。)」
ハム「(・・・が、もし私に"動く"力があれば、私はアレの動きを止めに行くであろう。)」

ミンチ「何もしなくても良いのかよ...!アイツが壊れたってのに...!アレが何とか俺達が何とか!」
ミンチ「アイツの存在と比べたらどうでも良いんだよ!!!!」

ハム「(何故なら私は彼らを愛している。誰も信じぬ事は分っているが、彼らを含む万物を愛している。)」
ハム「(...私が昔から変わらぬ所はまだまだあって、)」
ハム「(例えば"妄想"を好まぬ所だ。)」

ハム「(妄想、つまりタラレバだ。)」
ハム「(事実とかけ離れた所に思いを馳せる。間違いなく心を乏しくする要因の一つだ。)」

ミンチ「...復讐するんだ」
アラビキニク「...そんなッ...無茶よ!!!」
ブタロース「やべええよ!!!!」

ハム「(彼らの心は今不安に蝕まれている事であろう。)」
ハム「(ミンチ君のような反応を示す戦友も勿論多く見てきた。)」
ハム「(...復讐。究極の苦しみを生み出す選択だという事は言うまでも無い。)」

フィレニク「....やめよう。。どうせ何をしたってアレに適いっこ無いんだよ...」
ムネニク「...ミンチ・・・胸中察するが、俺もフィレニクと同じ意見だ」


ミンチ「ッ・・・意気地なし共が....!!」

ハム「(我々はアレが何者なのか恐らく1%も理解していないのであろう。)」

ガチャッ
?「上がって上がって!!」

ミンチ「!?」
フィレニク「き、来た...」ガタガタ

??「うわー!!すっごーい!!タロ君これで一人暮らし!?」

ハム「...(アレが悪だと決め付けるのも妄想なのだと私は感じているのだ)」

太郎「うん。そうだよ!」

ブタロース「やべえよ....やべえよ....」

太郎「お腹、空いてる?」

ミンチ「アレだ...!!あの野郎...!!!」ギリギリ

??「う、うん。。でもまだ大丈b」グゥー
??「あっ///」

ハム「(果たして"復讐"される必要性がアレにあるのだろうか)」

太郎「うまい肉あるんだ!焼くから座って待ってて!」

ハム「(だがミンチ君に取って見ては明確な理由がある。)」
ハム「(万物の心に正誤は無い。...だから私は他人の心に干渉せぬ)」

ミンチ「壊してやる....!!壊してやるよオオオオオ!!!!」
ミンチ「ッ.....!!」

太郎「えーとどこだったかな。。。」

ミンチ「動け!動け!!!」

フィレニク「...ひっ。。」

太郎「あったあった!安売りでも超高いんだよコレ」

ミンチ「くっそおおおおおおおおおおおおお!!!」

太郎「フィレニク」ガシッ

ブタロース「....!!」
アラビキニク「フィレッ...!!」
ミンチ「何で動かねえんだよおオオオオおお!!!」

フィレニク「い、、嫌だ!!!やめてくれ!!!!」

ムネニク「フィ、フィレニク!!!!」
ブタロース「やべえよ!!!やべえよ!!!!」
太郎「~♪」

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