ユウキ「え、ハルカちゃん何?」
ミズゴロウ「ごろ~・・・」
ハルカ「何? じゃないわよ!ユウキ・・・アンタここが何処だか分かってる?」
アチャモ「チャモ!」
ユウキ「えーと・・・ハルカちゃんの秘密基地だよね?」
ミズゴロウ「ごろ~・・・」
ハルカ「そうよ! ここはサイクリングロードの真下の水辺に浮かぶ私の秘密基地! 110番道路に浮かぶ、わ・た・しの秘密基地なの!」
アチャモ「チャモ!」
ユウキ「う、うん・・・だからそれは分かってるよ。ハルカちゃん」
ハルカ「じゃあ、何で私の秘密基地にユウキが当たり前の様に毎日帰ってくるのよ!」
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ユウキ「何でって・・・ハルカちゃんがまた来ていいって言ったんじゃん」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
アチャモ「チャモ?」
ハルカ「た、確かに言ったけど・・・」
ハルカ「(ハァ・・・何でこうなったのかしら?)」
初めてあった時
オダマキ「ハルカ! この子が今日隣に引っ越して来たユウキくんだ!」
ユウキ「ど、どうも・・・」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ハルカ「ふぅん(何か暗い子ね・・・・正直ポケモンも弱そう)」
アチャモ「チャモ」
そして一週間前
ハルカ「旅を初めてから一週間!いろいろあったけど・・・」
アチャモ「チャモ!」
ハルカ「ついに理想の秘密基地を見つけたわ!!」
アチャモ「チャモ~!」
ハルカ「そう言えばお隣のユウキくんも旅をした見たいだけど大丈夫かな?」
アチャモ「チャモ~」
ハルカ「なんかあのミズゴロウもボケーってしてたしちゃんとバトルできてるのかな・・・ね~アチャモ?」
アチャモ「チャモ!」
ガチャ!
ユウキ「こんなところに秘密基地があったなんて・・・え?」
ハルカ「え・・・?」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
そして現在
ハルカ「確かにあの時、私の一人だけの秘密基地ライフは幕を閉じた!」
ユウキ「幕を閉じたって・・・でも、僕はここの場所を誰にも言わないって言ったじゃないか? 実際にあれからここの場所は誰にも言ってないよ!」
ハルカ「ええ、確かに私はあの時ユウキに、たまになら来ていいから、この場所を誰にも言わないって約束させたわ! そうして秘密にしてもらえば私の時間を他人に邪魔されなくて済むからね!」
ユウキ「じゃあ、何も問題ないじゃん」
ハルカ「だから、誰もこなくてもユウキが毎日ここに来てたら私だけの秘密基地の意味がないって言ってるのよ!!」
ハルカ「大体ただいまって何!? ここは私の秘密基地でしょ? なのに何でユウキは自分の家みたいにただいまって言ってんのよ!」
ユウキ「え? だって僕にとってここはもう僕とハルカちゃんの家みたいな感覚だからつい言葉に出ちゃった~」
ハルカ「わ、私とユウキのい、家~~っ!!/////」
ユウキ「どうしたの? ハルカちゃん、顔が真っ赤だよ?」
ハルカ「うっ/// うるさい! バカユウキ! ユウキのバカバカばぁか!」
アチャモ「チャモ?」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ハルカ「はぁ・・・何か叫んでたらいろいろ疲れたわ」
ユウキ「な、なんかハルカちゃん疲れているみたいだから今日は僕もう帰るね?」
ハルカ「・・・べ、別にいいわよ」
ユウキ「え?」
ハルカ「・・・・・」
ユウキ「ハルカちゃん?」
アチャモ「チャモ~?」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ハルカ「ご飯!」
アチャモ&ミズゴロウ「「!?」」
ユウキ「え?」
ハルカ「ご飯・・・食べていきなさいよ・・・どうせいつも食べてから帰るんだからいいでしょ?」
ユウキ「・・・うん、じゃあもう少しお邪魔しようかな」
ハルカ「じゃあ、支度するからアチャモたちを見ててね」
ユウキ「分かったー」
アチャモ「チャモ!」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ハルカ「いただきます」
ユウキ「まーーす!」
アチャモ「チャモ!」
ミズゴロウ「ごろ〜!」
ユウキ「わー今日はハルカちゃんの手作りカレーだ!」
ハルカ「何カレーくらいで浮かれてるよ」
ユウキ「え、だってハルカちゃんがカレーを作るのって気分がいい時だけじゃん? 今日何かいい事あったっけ?」
ハルカ「なっ/// べ、別にそんな事ないわよ!」
ユウキ「えーそうかな? まぁ、僕はハルカちゃんのカレーって家族みたいな味がして好きだからいいんだけどね」
ハルカ「うっ・・・バカユウキ」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ハルカ「ふぅ、ごちそうさま」 ガタ
ユウキ「あ、ハルカちゃん!テーブルに膝を着くのは行儀が悪いよ!」
ハルカ「いいのよーここは私の秘密基地なんだし私以外誰も見てないプライベートな空間なんだからー」
ユウキ「誰も見てないって僕がいるじゃん」
ハルカ「ユウキはいーのよ」
ユウキ「えー何で?」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ユウキ「じゃあ、僕はもう遅いし出ていくね」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ハルカ「はいはい~どうせまた明日も来るんでしょう?」
アチャモ「チャモ~」
ユウキ「うーん、明日は来れないかも」
ハルカ「え・・・ちょっと」
ユウキ「じゃあね!ハルカちゃんー!」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」 波乗りバシャバシャ~
ハルカ「あ! ユウキまっ・・・て」
ユウキ「バイバ~イ」
ハルカ「もう・・・バカユウキ」
アチャモ「チャモ?」
翌日、夕方になってもユウキは秘密基地に現れなかった
ハルカ「はぁ・・・そうだよね。ユウキだって各地のジムを巡って旅をしてるんだからこれない日だってあるよね」
アチャモ「チャモ?」
ハルカ「そもそも、旅をしている身でありながら毎回秘密基地に来ること自体がおかしいのよ」
アチャモ「チャモ~」
ハルカ「大体、私はいつからユウキが来ることを当たり前に思っていたんだろう・・・」
ガチャ!
ユウキ「ハルカちゃん! ただいまー」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
ハルカ「ちょっと待ってゴラ」
ユウキ「え、え・・・とハルカちゃん?」
ハルカ「ユウキ、アンタたしか今日は来れないって言ってなかったかしら?」
ユウキ「うん、そうだね」
ハルカ「じゃあ、何で今日もここに来てるのよ! 昨日の言葉は何! 私を動揺させたかったの? あの言葉のせいで私がどれだけナーバスになったかー」
ユウキ「うん! だから、ハルカちゃんに会うために頑張ったんだ!」
ハルカ「ぁー・・・は、入りなさいよ」
ミズゴロウ「ごろ〜・・・」
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