あかり「わあい妖怪!あかり妖怪大好き!」 (1000)

京子「明日から夏休みだな」

結衣「そう言って夏休み中もごらく部の活動するんだろ?」

京子「ああ」

ちなつ「しかも何もしないってなりますよね?」

ちなつ(あ、やることならいっぱいあるじゃない、お茶くみしたあとは結衣先輩と・・・)

京子「ちなつちゃんは何を考えているのかな~?」

京子「もしかして私と~」

ちなつ「んなわけないじゃないですか京子先輩」

京子「ちなつちゃ~んちゅ~」

ちなつ「い、いやですよお!やめてくださあい!」

結衣「やめろ!!」ゴツ

京子「ぐえっ」

ちなつ「うう~結衣せんぱ~い・・・」ダキッ

結衣「ちなつちゃんもあんまり強く抱きつかないでほしいけど・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426329506

結衣「そろそろ帰る時間だぞ、あんまり遅くまで部室使ってちゃ
   罰金バッキンガムだぞ。早いうちにここから出ろ」

京子「あ、そろそろ帰らなきゃな」

ちなつ「夏休み何しましょうか?」

京子「私はもちろん・・・」

結衣「宿題は早めに済ませろよ、夏休みの終盤に宿題が
   山ほどたまってたってことのないようにしろってんだよ」

京子「大丈夫なはずだって」

結衣「いくら短時間で宿題済ませられるからといって
   七月中は何もしてなかったというのなしにしろよな」

ちなつ「京子先輩は遊んでばかりという感じがするのですが・・・?」

京子「ま、宿題のことで慌てることのないようにな」

結衣・ちなつ「自分に向かって言え!!」
    

あかり「京子ちゃん、ちなつちゃん、結衣ちゃん、夏休み中も一緒に遊ぼう」

京子「あ、あかりまだいたんだ、先に帰ったのかと思ってた・・・」

結衣「そういえば部室入った時からまだ一言もしゃべってなかったな・・・」

ちなつ「あかりちゃんはずっといましたよ」

あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん、ひどいよ~」

結衣「いつの間にか私も忘れているから
   こう言われると弱るんだよな、京子の事言えないし・・・」

ちなつ「そろそろ帰りましょう」

京子「じゃあまたな」

結衣「また・・・明日になりそうだな」

あかり「みんな、まったね~」

あかりの家

あかり「明日の天気は晴れだしどこかに出かけよっかな?」

あかり「今のうちに宿題ちょっとだけやってみよ」


あかね「あかり、お風呂わいたわよ」

あかり「お姉ちゃん、もう少ししたら入るよ」

そして

あかり「まだ夏休みが始まる少し前だし宿題は今日はここまででいいかな?」

あかり「明日から休みだけどあかりもう寝よう」

翌日

あかり「さて、どこかに出かけよう、行ってきます」

あかね「行ってらっしゃい」


あかり「え・・・」

あかり「えええええっ!!!??」

あかり「一体どうなってるの!?ここ七森町じゃないよね!?」

あかり「これって夢なのかな?もしかしてあかりの家ごと違う世界に・・・」

あかり「お姉ちゃんに言わないと・・・!」

しばらくして

あかり「お姉ちゃんもこの世界の事信じてくれないしどうしよう・・・」

あかり「完全に七森じゃないよここ・・・」

あかり「って、ここは七森町!?だって近くにある家の車のナンバープレートに
    どれも富山と書かれているし・・・どれも見覚えのない家ばかりだけど・・・」

あかり「どういうこと?あかりの知ってる七森町はこんな感じじゃないよお」 

あかり「みんなに知らない世界に家ごと飛ばされたってこと知らせないと・・・」

あかり「あ、そう言えば携帯の電源切れてた・・・ 充電するためいったん戻ろう」  
    
    

そして

あかり「とにかくここがいったいどんな所なのかこの目で見ていかないと・・・」

あかり「・・・あれ?向こうに建物あったかな?
    さっき家を出たときにはなかったはずなんだけど・・・」

あかり「とりあえず行ってみよう」

建物内

店の人「いらっしゃい、おもいで屋に何か用かの?」

あかり「あ、ここ『おもいで屋』というんですね、
    中にはいろいろなものがあるよ」

店の人「あ、お嬢ちゃん、君に見せたいものがあるんじゃ」

あかり「え?」

店の人「これじゃよ」

あかり「うわあ、素敵な時計」

店の人「それはな、普段は見えないもんを
    見えるようにしてくれるスグレモノじゃ」

あかり「見えないものって何ですか?」

店の人「それは自分で確かめてみるといい、
    それにタダでこの時計を君にあげよう」

あかり「えっと・・・タダで物をもらうというのは悪い気がするのですが・・・」

店の人「いいんじゃ、それとこの虫取り網と黒蜜とバッグも君にあげよう。遠慮はいらんぞ」

店の人「では、このバッグに網と蜜を入れてみるとよい」

あかり「え?わっ、消えた・・・」

店の人「このバッグは入れたものをいったん消して
    必要になったら出してくれる魔法のバッグじゃ」

あかり「わあ、こんなすごいものをあかりがもらってもいいんですか?」

店の人「もちろんじゃ」

店の人「あ、そうじゃ、急にさっきの3人組を思い出したぞ」

あかり「3人組ですか?」

店の人「さっきの3人組にも君とおんなじ物をタダであげたんじゃが
    彼女達は『リアルじゃいくつも持ち切れないものをいくつでも持てるとか
    RPGのようだな』なんて話をしていた。彼女達の話を聞く限り
    同い年が二人で一人はその二人よりも一つ年下という感じじゃった」

あかり「え?それってもしかして・・・」

フウウウウ

あかり「何だろう?この妖気・・・」

店の人「ついでに100円をあげよう、
    その100円は外の不思議なガシャに使っていいぞ」

あかり「不思議なガシャですか?おじさん、ありがとうございます」

店の外で

あかり「おもいで屋の人が言ってた不思議なガシャはこのガシャかな?」

あかり「しかも中にはガシャ玉が一つしかないし・・・」

あかり「とりあえず回してみよう」

ガシャッ

コロコロ・・・

あかり「これ石でできている・・・これって開けれるのかな?」

あかり「あ、開けれそう、よし、開けてみよう」

パカッ

パアアアア

あかり「きゃーー!!」

あかり「え!?なに!?なに!?」

フウウウウ

あかり「え?だっ、誰?ゆ、幽霊!?」

ウィスパー「私は妖怪執事のウィスパー、封印を解いてくれたお礼に
      あなたの執事となりましょう、うぃっす!」

あかり「え?え?」

ウィスパー「いや~おどろくのも無理はありません。
      普通人間に妖怪は見えませんからね」

あかり「そうなんだ・・・」

あかり「でもなんであかりには見えたんだろう・・・」

ウィスパー「よくぞ聞いて下さいました!!」

ウィスパー「それはズバリ!あなたが身につけている妖怪ウォッチのおかげなのです!」

あかり「え?妖怪ウォッチってこれのこと?」

ウィスパー「それこそ人間と私たち妖怪とを橋渡しする
      夢のコミュニケーションツールなのです!」

ウィスパー「では、この私がおちかづきのしるしに
      妖怪ウォッチの使い方をご説明しましょう!!」


ウィスパーによる長い説明


ウィスパー「分かりましたかな?」

あかり「うん」

ウィスパー「そうだ、ジバニャンのところに行ってみましょう」

あかり「ジバニャン?」

ウィスパー「赤くてお腹に腹巻のある地縛霊の猫です。
      彼は確か我々が会う前に寸止め事故を起こしていましたから」

あかり「ええ!?大変じゃない!早く行かないと・・・」

ウィスパー「ジバニャンなら魚屋の近くにいるはずですよ、
      道に迷ったらこのナビが導いてくれますよ」

あかり「あ、本当だ。助かるな~。でもここあかりの知ってる七森町じゃないよ。
    今日、目が覚めて外へ行ったら町が激変していたし・・・」

あかり「あ、あかりの家とちなつちゃんの家と学校の場所は変わっていない。
    京子ちゃんと結衣ちゃんの家はどうなってるんだろう・・・」

あかり「ウィスパーさん。あかりも魚屋に行ってみるよ」

ウィスパー「『ウィスパー』でいいですよ、それと、自分の名前を一人称にしているのですね。
      では、あかりちゃん、よろしくお願いします」

あかり「こちらこそよろしくね」

ウィスパー「ところでちなつ、京子、結衣というのはあかりちゃんのお友達なのですか?」

あかり「そうだよ、七森中学校でごらく部として一緒に活動しているよ」

ウィスパー「ごらくですか・・・楽しそうですね」

あかり「あ、そうだ!魚屋行かないと!」

ウィスパー「そうでした!!」

そして

あかり(魚屋の場所が明らかに違う・・・)

あかり「ジバニャンだっけ?どこにいるのかな?」

ウィスパー「ここは妖怪レーダーで反応するところを探して
      妖怪レンズで調べてみましょう」


ウィスパーによる妖怪レンズについての説明、ついでにようかいスポットの存在も教える


ウィスパー「では、実際にやってみましょう」

あかり「うん」

あかり「あ、ジバニャン見つけたよ」

ジバニャン「ニャニャニャーーー!!!」

あかり「え!?危ないよ!!トラックにひかれちゃうよ!!」

ジバニャン「くらえ車め!必殺!ひゃくれつ肉球!!!」

ドーン

ジバニャン「バゴニャン!」

そして

あかり「大丈夫!!?」

ジバニャン「オレっちに声をかけてくれる人間・・・?」

ジバニャン「まさかエミちゃん!?」

ジバニャン「・・・ちがったニャン・・・髪型も髪の色も違ってるニャン・・・」

ジバニャン「エミちゃん・・・オレっちが生きていたころ飼い主だった女の子・・・!」

ジバニャン「オレっちがこの交差点で車にはねられてポックリ逝っちゃったあの日・・・」

『車にはねられるくらいで死んじゃうなんて・・・ダサッ』

ジバニャン「エミちゃんにこう言われたんだニャン・・・!」

あかり「うっ、うっうっ・・・」

あかり「うわああ~ん、かわいそうだよお・・・」

ウィスパー「何度聞いても悲惨な話ですね・・・」

あかり「で・・・でも・・・」

あかり「ジバニャンは・・・ジバニャンは決してダサくないよ!!
    だって車に挑むなんて普通できないよ」

ジバニャン「ニャ!?ニャンか涙が勝手に・・・」

フオオオオ

今日はここまで

今更だけどこのSSにおける設定

・実際のゲームと違って最大4人一緒に妖怪とバトルできる。
 つまり最大24匹の妖怪でバトルできる代わりに敵が強くなる。
 しかし自分の妖怪が全滅するとたとえ勝ってもその人は
 経験値もお金もアイテムももらえない。

・実際のゲームにはないイベントあり。

このSSにおける設定の説明はこれで全部ではないけど
今明かせるところはここまで

あかり「え!?なに!?」

ウィスパー「この光は・・・」

ウィスパー「妖怪メダル~、妖怪とおともだち契約をした証です!
      それを使えばいつでもおともだち妖怪を呼び出せますよ」

あかり「そうなんだ。そう言われるとあかり、妖怪大丈夫になってきた気がする」

あかり「あ、そうだ、ジバニャン、私、赤座あかりというよ」

ジバニャン「あかりちゃん、よろしくニャン」

あかり「あかりのお友達が増えたよ~」

あかり「あ、でもジバニャンはともかくウィスパーをちなつちゃんが見たら悲鳴をあげそう・・・」

ウィスパー「あ、そうだ、さっきの店まで行ってみましょう」

あかり「うん」

あかり「あ、ちょっと待って」

ウィスパー「あかりちゃん、どうしましたか?」

あかり「あかり、変わってしまった七森町をこの目で見て回るよ」

ウィスパー「分かりました。見て回りましょう」

ジバニャン「オレっちはまだ特訓中だから無理ニャン、
      用がある時はその妖怪ウォッチで呼び出してくれニャン」


しばらくして

あかり「あ、虫さんいる、捕まえよ~っと」

あかり「捕まえた」

さらにしばらくして

あかり「学校の場所は変わってないけど中はどうなってるんだろう?」

そして

あかり「中も変わってない・・・」

そして体育館へ

あかり「学校中も変わってないね。あ、レーダーなってる、誰かいるのかな?」

ウィスパー「調べてみましょう」

あかり「あ、いた」

そのあと

獅子まる「集中したいからあっちに行ってて、これあげるから」

あかり「腕輪もらったけどライオンさんに追い返されちゃった・・・」

あかり「あ、京子ちゃんポールに登ってる、今降りてったところだけど・・・」

ウィスパー「では、町中の探検を再開しましょう」

あかり「うん」

外に出ると

あかり「あ、京子ちゃんどこかへ行っちゃった・・・」

あかり「学校を出るよ」

あかり「あ、紫の箱がある、開けてみよう」

あかり「あ、ガムがある」

ウィスパー「これは回復アイテムですよ、他にもさまざまな回復アイテムがあります」

ウィスパー「詳しくはのちほど~」

さらにしばらくして

あかり「やっぱりこの町変わってる、ナビに団々坂とかそよ風ヒルズとか
    あかりの知らない町の名前が書かれてあるし、
    元の七森町に戻す方法はあるのかな?」

ウィスパー「何のことでしょうか?」

あかり「あかり達の住んでる七森町が異世界と化してるよ。
    だからこの目で確かめているところだよね?」

ウィスパー「あ・・・」

ウィスパー「そんなこと言われても私には分かりませんよ」

あかり「そうだよね・・・」
   

さらにしばらくして

あかり「虫さんいっぱい捕まえられたよ、セミさん、ちょうちょさん、てんとうむしさん
    いろいろとあるよ~みんなかわいいよ~」

ウィスパー「黒蜜をすべて使ってしまいましたけどね、
      アイテムもたくさん拾いましたね、あとで使い方教えます」

あかり「そろそろおもいで屋に行ってみるよ」

ウィスパー「はい、では、行きましょう」

あかり「うん」

その途中で

京子「お、あかり、あかりも妖怪ウォッチを手にしたのか」

あかり「京子ちゃん、もしかしてと思ったけど
    おもいで屋さんで妖怪ウォッチをもらった3人って・・・」

京子「私と結衣とちなつちゃんのことか?そうだよ。
   私、こんなものもらっちゃってさ~。
   そんでついでにもらった100円でガシャ回したら妖怪が仲間になったんだよ、
   ほら、これが妖怪からもらった妖怪メダルだ」

ウィスパー「この妖怪はえ~っと・・・おにぎり侍ですね」

京子「それと、あかり、幽霊連れてくるとは、また新たな趣味を持ったな」

あかり「この妖怪はウィスパー、わけがあってあかりの妖怪執事をやっているんだ」

京子「いいな~、私も執事が欲しいな~」

ウィスパー「この人があかりちゃんのお友達の京子ちゃんですか?」

あかり「そうだよ」
   

京子「あ、そうだ、ガシャの話の続きだけど
   結衣は全身砂の妖怪を出して仲間にしてたな」

ウィスパー「もしかして砂夫じゃないですか~?」

京子「ちなつちゃんはなんと2匹も仲間にしちゃいました。
   まさかガシャの中に妖怪が2匹もいるなんて・・・」

京子「白いのと黄土色のコマイヌがちなつちゃんの友達になったよ」

ウィスパー「コマさんとコマじろうじゃないですか」

京子「それと、話変わるけどこの町明らかにおかしくなってるよな?
   目が覚めたら世界が変わっていたぜ。もうなんじゃこりゃー!だよ」

あかり「うん、こんなのあかり達の知ってる七森町じゃないよ」

京子「だよな」

あかり「そういえばウィスパーはどうしてあのガシャの中に入っていたの?」

京子「あ!あの店なくなってる!!」

あかり「あ、本当だ、さっきまであったのに・・・」

ウィスパー「おっかしいですねぇ~。
      確かにさっきまでここにあったはずなんですが・・・」

ウィスパー「・・・話を本題に戻しましょう、話せば長くなるというか~・・・」

あかり「知らないの?」

ウィスパー「仕方ありません・・・今日のところはいったん引きあげましょうか」

あかり「そうだね・・・」

今日はここまで

京子「うお、妖怪レーダーが反応した、でもあかりに任せてもいいや、じゃ」ダッ

あかり「京子ちゃん、どうしたの?行っちゃった・・・」

あかり「レーダーが反応してる」

ウィスパー「あかりちゃん!この近くに妖怪がいますよ~!」

あかり「え!?本当!?」

ウィスパー「間違いありませんって!私のアンテナがキャッチしたんですから!」

あかり「ウィスパーの頭のクルクルはアンテナだったんだ」

ウィスパー「むむ・・・ゴミ捨て場あたりが実に怪しい!調べてみてください!」

あかり「うん」

あかり「あ、いた、逃がさないよ!」

あかり「よし、レーダーでとらえたよ」

かたづ家来「拙者はかたづ家来、戦よりも掃除に生きる道を見だした清き足軽だクリン!」

ウィスパー「妖怪不祥事案件でいうところの・・・」

ウィスパー「『え?家にお友達が遊びに来るの?まあ大変!急いで片付けないと!』という風に
      世のお母様方にとりつく例が数多く報告されている妖怪です!」

かたづ家来「キレイにして一体何が悪いんだクリン!
      さては近頃この辺りでゴミを捨てる不届き物はお主らだな!?」

あかり「ええ!?あかりはゴミ捨てなんか・・・」

かたづ家来「問答無用!拙者がきれいさっぱりお主らをかたづけてやるクリーン!」

ウィスパー「仕方ありません、妖怪ウォッチの本領を発揮する時です!
      妖怪メダルを使っておともだち妖怪を呼び出し戦ってもらいましょう!」

あかり「ジバニャン、あかり達を助けて・・・!」

シュウウウウ

ジバニャン「ムニャムニャ・・・ニャンか用ニャ?」

あかり「ええええ!?寝てる!?」

ウィスパー「妖怪たちは普通に暮らしています。それを呼び出すわけですから
      こういうこともありますって・・・」

ジバニャン「そうニャン・・・こっちにも生活があるニャン・・・」

ジバニャン「ZZZ・・・」

あかり「えええええ!!?」

ウィスパー「きまぐれなんです。なんせネコですから」

かたづ家来「コラ~!無視するんじゃないクリン!!」

あかり「ど・・・ど・・・どうしよう・・・かたづ家来怒ってるよ」

ウィスパー「フフフ、ここはできる妖怪執事、ウィスパーにお任せあれ!」

ウィスパー「ジバニャン、もし戦ってくれたら大好物のチョコボーを
      ゴチソウしてくれるってあかりちゃんが言ってますよ」

あかり「ええ!?あかりそんなの持ってなんか・・・」

ジバニャン「(ムクッ)大事な友達のためにオレっちがんばるニャン!」

あかり「ウィスパー・・・」

ウィスパー「ジバニャンをやる気にさせることができましたし
      ま、まあ結果オーライということで・・・」

ジバニャン「行くニャン!!」

かたづ家来「キレイにかたづけてやるクリーン!」

バトル開始直後にウィスパーによるバトルの説明のあとで・・・

ジバニャン「ハア・・・ハア・・・こいつなかなか手強いニャン・・・」

あかり「ど、どうしよう・・・ジバニャンが・・・」

かたづ家来「クリーン!クリーン!どんどん行くクリン!」

ジバニャン「あかりちゃんを守らニャいと・・・!」

かたづ家来「無駄だクリン!」

ジバニャン「ニャアっ!」

ウィスパー「あかりちゃん!妖気ゲージを上げましょう!
      必殺技OKの妖怪のゲージをためさせれば必殺技を出させることができます」

あかり「じゃあ早くしよう!ジバニャン、あかりも手を貸すよ!」

ジバニャン「あかりちゃん・・・ここからがオレっちの番だニャン!」

ジバニャン「必殺!ひゃくれつ肉球!」

かたづ家来「ぐわあ!」

そして

あかり「倒した」

ウィスパー「いや~ギリギリでしたよ・・・
      あ、そうそう、妖怪にはレベルというものがあります。経験値をためてレベルを
      どんどん上げていきましょう!お金とアイテムも敵から入手できますよ」

あかり「うん、でもできればお友達をたくさん作りたいな・・・」

少ししか書けなかったけどここまでにします

ジバニャン「ニャッハハハ!見たか!これが友情パワーってやつだニャン!」

かたづ家来「友達のためここまで戦えるとは・・・」

かたづ家来「なんと美しい友情!拙者感動したクリン!」

かたづ家来「ぜひとも拙者をお主の友達に加えてほしいクリン!」

あかり「もちろん!掃除の邪魔をしてごめんね」

かたづ家来「なんと心が広い!ますます惚れたクリン!では、よろしく頼むクリーン!」

あかり「かたづ家来、よろしくね」

ウィスパー「やりましたね、あかりちゃん」

ジバニャン「あかりちゃんの家でチョコボー食べ放題ニャンね♪」

あかり「それはちょっと・・・」

ウィスパー「そうだ、あかりちゃん、これをあげましょう、妖怪大辞典です」

妖怪大辞典の説明のあと

あかり「たくさんの妖怪を辞典に登録したいな、でも・・・」

ジバニャン「♪~」

ウィスパー「ここは楽しく帰りましょうよ~」

あかり「そうだね、じゃ、家に帰ろう」

ジバニャン「あかりちゃんの家に入るのも楽しみニャン」

ウィスパー「案内お願いします」

あかり「うん」

あかり「あかりも変わった世界にまだ慣れていないけどついてって」

ジバニャン「分かったニャン」


キン・ギン「・・・・・」

キン「やれやれ、最後の妖怪ウォッチも人間の手に渡ってしまったぞい・・・」

ギン「馬鹿な・・・妖怪ウォッチは一度我らが消し去ったはず・・・
   なのになぜ・・・しかも4つも・・・」

キン「今日のところはいったん退くとしよう」

ギン「何か手を打つ必要がありそうじゃ」

あかりの家

ウィスパー「ここがあかりちゃんの家ですか」

ジバニャン「あかりちゃんの家で新しい生活だニャン」

あかり「ええ!?」

ウィスパー「では、あかりちゃん、よろしくお願いしますよ」

あかり「う・・・うん・・・」

あかり「まず夏休みの宿題をするよ」

ウィスパー「早速ですか。あかりちゃん、えらいですねぇ」

翌日

ウィスパー「あああああ!思いだしたあああ!」

あかり「!」

あかり「ウィスパー、どうしたの?大声出して・・・」

ウィスパー「時が来るまでずっとだまっておくつもりでいましたが
      妖怪ガシャについて話す時が来てしまったようです!」

あかり「さっきの思いだしたってなあに?」

ウィスパー「え!?それは・・・」

ウィスパー「(ズン)とにかく!おともだち妖怪を増やす
      せっかくの大チャンスなんですってば!!」

あかり「えっと・・・そんなに近づかなくても・・・」

ウィスパー「おおもり山のご神木を目指しましょう!詳しい話はそれからです!」

あかり「う、うん・・・」

ウィスパー「行きましょう」

あかり「その前にうがい、手洗い、歯磨きをするよ」

家を出て

ウィスパー「あかりちゃん、ちょっと待ってください」

あかり「なに?」

ウィスパー「夏の間はこまめに栄養を取らないと妖怪でもすぐにバテてしまいますからね。
      ぜひこれを持って行って下さい」

あかり「うめおにぎりだ、ありがとう」

ウィスパー「では、そろそろ回復アイテムについて説明します」

ついでに町についての説明もして

あかり「じゃ、ご神木のとこ行く前にいらないものをよろず屋に売るよ。
    だってこけしとか特に効果のないアイテムでしょ?」

ウィスパー「確かに・・・」

そのあとおおもり山へ

ウィスパー「ずいぶんと寄り道をしたようですね、虫取りしてアイテムも拾って・・・」

あかり「でもどうしてこけしはよろずマートで高く売れたんだろう・・・」

ウィスパー「それはさておいてご神木へ行きますよ」

あかり「うん」

あかり「あ、ここにも虫さんいるのかな?見てくるよ」

ウィスパー「遅くならないようにしてくださいよ」

ウィスパー「あ、そうだ」

キュッピーについての説明

あかり「キュッピーさん可愛かったよね、あ、先進もう」

あかり「あれ?通れない、おかしいなぁ・・・」

ウィスパー「そんなわけありませんって!ほら行きますよ!」

ウィスパー「あれ?」

あかり「ね、通れないでしょ?」

ウィスパー「これは妖怪のしわざかもしれません、妖怪ウォッチで調べてみましょう!」

あかり「うん」

今日はここまで

あかり「あ、見つけた!なんでハリセンボンが山にいるの?」

トオセンボン「フンフンフン!ここから先は通行止めボン!」

ウィスパー「この妖怪は・・・これは厄介な相手ですよ。奴の名はトオセンボン。
      道行く人を通せんぼすることに情熱を注ぐ変な妖怪です!」

ウィスパー「妖怪不祥事案件でいうところの・・・
      『あの子に今日こそ告白するって決めたのになぜか一歩が踏み出せない!』ですね!」

あかり「ここを通りたいんだけど・・・」

トオセンボン「先へ進みたいってんならオレを倒してから行くんだボン!」

あかり「じゃあ戦うしかないね・・・」

バトル開始、ウィスパーによるさらなる説明を終えて

ジバニャン「ひゃくれつ肉球!」

トオセンボン「土俵際だボン!」

ジバニャン「ニャニャ~!?オレっちの必殺技に耐えたニャン!?」

かたづ家来「守りを固めるクリン」

トオセンボン「ボン!」

ジバニャン「ニャゴッ!やられてたまるかニャン!」

トオセンボン「ボオンッ!」ドタッ

ジバニャン「やっつけたニャン」

ウィスパー「たかなおにぎりもゲットです!」

トオセンボン「ちっ、なかなかやるじゃねえか。ほら、通っていいボン!」

ウィスパー「やりましたね、あかりちゃん!妖怪たちとのバトルにはいろんなコツがあるんです!
      少しずつ慣れていきましょう!」

あかり「あかり、あなたとお友達になりたいなぁ・・・」

トオセンボン「ムリだボン!」

あかり「ええ~!?」

ウィスパー「仕方ありません。行きましょう」

あかり「そんなぁ・・・」

その途中で

あかり「あ、さい銭箱ある、お賽銭入れてこよーっと」

ご神木前

ウィスパー「さあ、ご神木の前に到着でうぃす!」

あかり「あ、ガシャポンだ」

ウィスパー「そうです!私たちはこれを回しに来たのです!」

ウィスパー「実はおともだち妖怪を簡単に増やす方法があるのです!
      それがこのガシャマシン・・・妖怪ガシャです!」

妖怪ガシャについての説明のあと

ウィスパー「このガシャから妖怪を出してお友達になっちゃえば・・・
      楽勝でおともだち妖怪をゲットできちゃうってわけですよ!」

あかり「本当!?じゃああかり、ガシャを回しに行くよ」

ウィスパー「ちょっと待ってください!妖怪ガシャは
      特別なコインがないと回せませんよ!」

あかり「え?」

ウィスパー「私の持つエラベールコインも使えますよ!」

ウィスパー「このコインで妖怪ガシャを回せば出てくる妖怪を選べるのでうぃす!
      ただし、一枚しかない激レアアイテムですのでよ~く考えてから使ってください!」

あかり「うん」

ウィスパー「ふだんはお目当てのものがあってもそれが出るかどうかは時の運・・・
      しかーし!このコインはそんなの気にせずに
      ゲットできるありが~いものなんです!」

あかり「どれから選べるのか確かめてくる、あかり、このコインで回すよ」

ウィスパー「ちなみに妖怪ガシャ専用のコインは8色ありますよ」

あかり「この妖怪にしよ~っと」

バクロ婆「ババーン!!」

あかり「よろしくね」

ウィスパー「この妖怪はバクロ婆です。この妖怪は・・・」

あかり「あかり、虫さん取りに行ってくる」

ウィスパー「あっ、待ってください!私の話を~!!」

しばらくして

あかり「妖怪ガシャまた回したいなぁ」

ウィスパー「コインを見つけたらまた回しましょう」

ウィスパー「あ、そうそう、妖怪たちの中にはいろんな種類がいることに気づきました?」

あかり「え?」

ウィスパーの長い説明

ウィスパー「いろんな妖怪たちとお友達になれるといいですね」

あかり「うん!」

ウィスパー「では、そろそろ・・・」

「きゃああああ!!!」

あかり「え!?」

今日はここまで

あかり「あ、ちなつちゃん。何があったの?」

ちなつ「あかりちゃん・・・あかりちゃんのうしろに・・・」

あかり「え?あかりのうしろ?」

ちなつ「いやあ!こないでえ!!」

ウィスパー「あかりちゃん、後ろには特に何もないようですが・・・」

ちなつ「いやあああ!!!幽霊があかりちゃんの名前を言ったあああ!!」

ウィスパー「え?幽霊って私のことですか?」

ちなつ「私の妖怪たち、出てきて!」

コマさん・コマじろう・セミまる「」ボオン

ちなつ「あの幽霊をやっつけてえ!!」

あかり「え?ちなつちゃん、ちょっと待って・・・」

ウィスパー「い、いいや・・・私は・・・」

ウィスパー「ぎゃああああ!!!」

ちなつ「倒したのかな?また起き上がってこなきゃいいけど・・・」

ウィスパー「・・・・・」

ちなつ「よかった~幽霊倒せて・・・怖かったよ~!」ダキッ

あかり「ち、ちなつちゃん・・・」

あかり「ちなつちゃん、さっきの幽霊は昨日からあかりのお供になった
    妖怪執事のウィスパーだよ。悪い妖怪なんかじゃなかったんだよ」

ちなつ「だったら先に言いなさいよ!大きなお化けがいて怖かったんだからね!」

あかり「でもさっきの2匹のコマイヌさんと1匹のセミさんは
    ちなつちゃんのおともだち妖怪だよね?」

ちなつ「この妖怪達はいつでも私を守ってくれてるの。だから妖怪でも心を許しているのよ、
    妖怪ウォッチ持ってるといろいろな妖怪が見えてくるから怖くなってきて・・・」

ちなつ「そんな私をこのメダルから出てくる妖怪達が守ってくれているの。
    だから私の仲間達はべ~つ~な~の!」

ちなつ「私もこのコインで妖怪ガシャを回しに来たんだけど今日はもういい。
    だって怖くなってきちゃったし・・・」

ウィスパー「いや~さっきはヒドい目に遭いました・・・」

ちなつ「いやあああ!!ごめんなさい!ごめんなさい!許してええええ!!!」

あかり「ウィスパー、この子がちなつちゃんだよ。ちなつちゃんは怖いものが苦手なの。
    だからさっきのは悪気があってやったことじゃなかったんだけど・・・」

ウィスパー「そうだったんですか・・・だったら謝らなくてもいいですよ」

ちなつ「さ・・・さっきは襲ったりしてごめんなさい!」

ウィスパー「私も気にしてはいませんよ。でも次からは気をつけてくださいね」

ちなつ「そ・・・そうします・・・」

あかり「あ、そうだ、この山で虫さん取りながら七森町に戻ろう」

ちなつ「いつもと全く違う七森町にね」

あかり「うん、目が覚めたら世界が変わっていたんだ・・・」

ちなつ「そうなのよ。どうしてこうなっちゃったのかは分からないけど・・・」

ちなつ「あ、そうだ、虫取りなら負けないよ、
    この山にいる虫をあかりちゃんより多く取ってやるんだからね」

あかり「ちなつちゃんも一緒に取ろう」

少ししたあとで

あかり「あ~逃げられちゃった・・・」

ちなつ「つ~かま~えた」

あかり「ちなつちゃん虫取りうまいね・・・あ、向こうの木の虫さん取ろーっと」

そして

あかり「わあい、カブトムシ捕まえられた。あと草むらでバッタさん取れたよ」

ちなつ「私なんてカブトムシもクワガタムシも取ったわよ。その他いろいろあるけどね」

あかり「ちなつちゃんの方が多く虫さん捕まえられたね」

少ししたあとで

ウィスパー「あかりちゃん、ちなつちゃん、向こうに困っている人がいますよ」

ちなつ「あ、本当だ」

ウィスパー「少し話を聞いてみませんか?」

コマさんは兎も角どうやってコマじろう手に入れたおい
(ランクと場所の問題)

ウィスパーによるクエストについての説明のあと

あかり「うん、声かけてみるよ」

おじさん「あ~困った困った・・・どうしようかな~?」

あかり「どうしたのですか?」

ちなつ「困った事とかあるのでしょうか?」

おじさん「ん?ああ、見てたのかい?ちょっとねぇ、セミを探してたんだよ。
     おじさんの子供がね、大のセミ好きなんだよ」

おじさん「だから明日の誕生日に活きのいいセミをプレゼントしたくてね。
     ここでこうして狙ってるんだけどどうにも逃げ足が速くてねぇ・・・」

ウィスパー「誕生日プレゼントにセミですか・・・なかなかシブい選択ですね・・・
      しかし人の好みはそれぞれ!困っている人は見過ごせません!
      その自慢の虫取りテクでちゃちゃっと捕まえてあげましょうよ!」

あかり・ちなつ「うん!」
     

おじさん「君達が!?あのすばしっこいセミを捕まえられるって言うのかい!?
     そりゃすごい!是非お願いするよ!」

おじさん「セミはセミでもアブラゼミがいいかな、アブラゼミはセミの中のセミ、
     一番メジャーで王道のセミだからね!レアじゃなくてもいいよ、普通が一番だから」

ウィスパー「ん~微妙な注文ですねぇ・・・」

ちなつ「ふふふ、実はですねぇ、もう捕まえているので~すぅ」

あかり「あかりのも使っていいよ」

おじさん「うっひょー!!助かるよ!!これで子供も大喜びだー!!」

あかり「よかったですね」

ちなつ「そうだね」

おじさん「よーし!明日はセミパーティーだ!」

ウィスパー「セミひとつでこんなに喜ぶ人なんて私初めてみましたよ・・・」

ウィスパー「とはいえ人助けは気持ちいいですね!ここまで喜ばれると実にスッキリです!」

あかり「うん!そうだね」

ウィスパー「ということで!この調子でいろんな人を手助けしてあげましょう!」

あかり・ちなつ「うん!」

ウィスパー「クエストをクリアすると運が良ければ追加でアイテムをもらえることがありますよ」

あかり「あかり、このアッカンベーグルをもらうよ」

ちなつ「私はあいじょう天むす」

あかり「銅のこけしももらえたよ、コンビニで売ろーっと・・・」

ちなつ「私は小けいけんちだま」

ちなつ「虫いっぱい捕まえたしジャングルハンターに行ってこよう」

あかり「ジャングルハンター?」

ウィスパー「ジャングルハンターは生き物たちをポイントと交換して
      賞品をゲットできるところなんですよ」

あかり「いつか行ってみよう」

今日はここまで

このSSにおける設定その2

・実際のゲームでは一日に1回のイベントのところを何回もできるようになってる。

・いくつでも買えたり交換できるアイテムでさえ在庫が限りのあるアイテムになったりしてることがある。
 (実際のゲームではアッカンベーグル、カレーパン、ぜっぴん牛乳が在庫に限りのあるアイテム)

設定の説明はまだあるんだけど今明かせるところはここまで

>>66

そりゃこのSS今まで僕が書いたゲームの世界ネタよりもゲームにない展開多く入れてるから・・・

七森町

あかり「道端で拾った6つのけいけんちだまを2つずつ妖怪達にあげてコンビニに行こう」

ヨロズマート

店員「あっ!!い、いらっしゃいませー!!お客さんですか!?お客さんですよね!?」

あかり「え?そうですけど・・・」

店員「あっ、ご、ごめん・・・久しぶりだったからつい・・・」

あかり「何かあったのですか?」

店員「うちの店・・・全然お客さんが入らなくてね・・・兄弟でチェーン店をやってるんだけど
   うちの店がいつも最下位なのさ・・・お店の場所は悪くないと思うんだけどなぁ・・・」

ウィスパー「あかりちゃん!ものすごく困ってらっしゃいますよ!
      ここは私達で解決してやろうじゃありませんか!」

あかり「うん、あかりもこの店のような存在だしもっと目立ちたい」

あかり「でも何をすればいいのかな?」

ウィスパー「そうですねぇ・・・買い物してあげるというのもいいですけど・・・
      それだけじゃ解決したことになりません!!」

ウィスパー「私達の力でこのコンビニの経営を救ってさしあげるのですよっ!」

あかり「えーっ!!あかりはまだ未成年だよ?」

ウィスパー「なーにをおっしゃいますか!あかりちゃんには妖怪という
      頼れる友達がいるではありませんか!ドンと来いってやつですよ!」

あかり「大丈夫かなぁ・・・」

店の外

ウィスパー「むむむっ!!感じますよ!強い妖気です!!」

あかり「もしかしてお客さんが来ないのって・・・」

ウィスパー「妖怪のしわざかもしれません!こうなったらやることはひとつ!
      妖怪ウォッチでコンビニの周りを探してみましょう!」

あかり「ここかな?あ、見つけた」

あかり「あれ?看板?妖怪なのかな?」

ウィスパー「こ・・・これはっ!!ナゾのたてふだではないですか!!」

あかり「え?」

ナゾのたてふだについて説明

あかり「そうなの?」

ウィスパー「さあそういうわけで!ナゾナゾに答えましょうか!!」

あかり「大丈夫かなぁ・・・」

あかり「えっと、問題は・・・
   『一、和服がお似合い
    一、ポカポカ族
    一、とりついた相手のおなかをへらす』
    ・・・え?誰?」

ウィスパー「和服がお似合いでとりついた相手のおなかをへらすといったらひも爺でしょう!」

あかり「え!?」

ウィスパー「あ、うっかり答えてしまいました・・・
      これはあかりちゃん自身が答えなければいけないんでしたね・・・」

あかり「ウィスパー、ありがとう・・・と言っていいのかな?とにかく答えてみるよ」

そして

あかり「うわっ、変なサークルが出てきた・・・」

ウィスパー「あれほど言いましたのに・・・」
    

ウィスパー「まあいいです!これで妖怪サークル出現です!」

ウィスパー「この場合ひも爺を連れてくればよいみたいですね」

あかり「でもあかりのともだちにはまだいないよ?」

ウィスパー「あっ、そうでしたね。食べ物のあるお店にはよくいると思うのですが・・・」

ウィスパー「家のキッチンにいたりするかもしれません、ありえないことかもしれませんけど」

あかり「あかり、家に帰ってみるよ」

その途中で

あかり「自動販売機で何を買おうかな?」

ウィスパー「なるべく多く買っておくといいですよ。
      ですがお金の使いすぎには気をつけてください」

あかり「あれ?ヨキシマムゴッド?」

ウィスパー「これはレアなドリンクではありませんか!飲めば妖力を全てチャージできますよ!
      自動販売機でたまに出てくることがありますよ」

あかり「それはすごーい」

あかり「じゃ、ヨカコーラと妖緑茶を6つずつ買うよ」

そして

あかり「じゃあ家に帰るよ、アイテム拾いも兼ねて・・・」

ウィスパー「はい」

今日はここまで

あかりの家

あかり「あ、強い妖気を感じる、妖怪ウォッチで調べてみるよ」

あかり「あ、妖怪いた。でもこれって・・・」

ひも爺「ひ、ひもじぃ~・・・」

ウィスパー「まさかこんなところにいたなんて・・・!」

ウィスパー「ですがちょうどよかった!このひも爺と友達になってみてくださいよ!
      そしてあの妖怪サークルまで連れて行きましょう!」

あかり「うん」

あかり「ひも爺さん、ちょっといいですか?」

ひも爺「娘さん・・・わしが見えるんじゃな?ちょいと頼まれてくれんか・・・?」

ひも爺「あの冷蔵庫に食い物がつまっとるらしいんじゃが・・・
    開け方がさっぱりわからんのじゃ、最近の冷蔵庫は年寄りに厳しいわい・・・」

あかり「うーん・・・冷蔵庫のものは勝手にあげられないよ・・・
    あ、そうだ。このうめおにぎりをあげるよ」

ひも爺「そ・・・それは・・・う、う、うめおにぎりじゃあ・・・!」

ひも爺「娘さんや・・・!もしかしてじゃが・・・
    そのおにぎり・・・わしに恵んでくれるのか?」

あかり「はい、そうです」

ひも爺「おお・・・ありがたや・・・。これでひもじい思いせんで済むわい」

あかり「よかったですね」

ひも爺「これはせめてものお礼じゃ、わしの力存分に使ってくれてよいぞ」

あかり「わあい、ありがとう」

ウィスパー「ほうら!狙い通りでうぃっす!!」

ウィスパー「あっ!実は他にも友達にする方法はあるんですよ!
      バトルに勝利すると倒した妖怪が友達になることがあります!
      でもそれは簡単なことではありません。妖怪達の気分次第ですからね、
      さらにともだち妖怪が増えてくるとバトルでの戦い方も変わってきますよ!」

メンバーサークルについて説明

あかり「うわあ、一気にやることが増えたよ・・・
    でもこれで必要なおともだち妖怪を友達にできたよ」

ウィスパー「では、ヨロズマートに行きましょう」

外に出ると

あかり「あれ?あの人なんか困っているような・・・声かけてみよう」

会社員「あっちぃな~・・・今日みたいな日は汗が止まらん・・・暑すぎて動けん・・・」

会社員「そこの君、ちょっと頼みがあるんだが・・・」

あかり「何でしょう?」

会社員「ヨカコーラを3個くらい持ってきてくれんか?」

あかり「これですか?どうぞ」

会社員「おお・・・ありがとう」

会社員「」ゴクゴク グビグビ

ウィスパー「ああっ!そんなに一気に飲んじゃうと・・・」

会社員「ありがとう、これはお礼だよ、500円受け取ってくれ」

あかり「わあい、ありがとうございます」

会社員「あ・・・ト・・・トイレーーー!!!」ダッ

ウィスパー「ほらやっぱりおなかを壊しましたね・・・」

あかり「あ、アイテムある、もらってもいいのかな?」

ウィスパー「もらっておきましょう」

アイテムを拾いながらヨロズマート付近へ

あかり「あかりのともだち・・・出てきて!ひも爺!
    妖怪メダルセットオン!」

ボオオオオン

ひも爺「ふーむ、しばらくここに居座らせてもらうかのう」

しばらくすると

あかり「あ、お客さんがどんどんこの店に入っていくよ」

ウィスパー「ひも爺の食べ物に対する力はおそるべしでございます」

あかり「あかり達も中に入るよ」

店内

あかり「すごーい!レジ前が行列になってる!」

店員「こんなにお客様が来てくれたのは開店して初めての事です!
   よーし!お客様のご愛顧に感謝して・・・」

店員「今から店内の商品をすべて値下げしまーす!」

客一同「ワーーーー!!」

ウィスパー「あかりちゃん、これは相乗効果ってやつですよ!」

あかり「え?」

ウィスパー「せ・・・せっかくだから何か買っていきましょうよ!」

ジバニャン「ニャニャ~♪」

しばらくして

あかり「あ、やっとレジが空いた。誰か来る前に店員さんに話しかけよう」

ジバニャン「チョコボーニャかったニャン・・・でも買いたいものがいっぱいだニャン!」

あかり「店員さーん」

店員「おおっ、君!また来たね!聞いてくれよ!さっき急にお客さんが増えて大繁盛だよ!」

店員「まさか君が連れてきてくれたとか!?」

あかり(本当はひも爺が連れてきたんだけど・・・)

店員「って、雑談してる場合じゃなかった!商品安くしておいたから買って損はないよ。
   今ならどんなに物を買い取っても店の金が足りないってこともないしさ」

店員「あー!忙しい忙しい!バイト増やすかなー」

ウィスパー「いやはや・・・あのひも爺がこんな風に役に立つとは・・・
      あの爺さん侮れませんね!」

あかり「コンビニの問題も解決しちゃったしね」

ウィスパー「そうです!この店にとっての「いいこと」が起きたでしょう!?
      相乗効果でお店の商品も値下げです!!
      これが妖怪サークルの素敵な効果なのですよ!!」

ウィスパー「これからは妖怪だけでなくナゾのたてふだも探すといいですよ!」

あかり「ナゾのたてふだって誰があんなところに立てたんだろう・・・」

ウィスパー「それは・・・知りません!」

あかり「あ、そ、そうだよね・・・」

ウィスパー「あとクエスト解決のご褒美もありますよ!これは妖怪の性格を変えさせる本です!」

あかり「何か買ったり売ったりするよ。またこけし拾ったんだし」

そして

ウィスパー「待ってください!その本売っちゃうのですか!?」

あかり「だってやっぱり妖怪だってそのままの方がいいもん、無理して変わることもないし・・・
    無理矢理性格を変えさせるよりはそのままのみんなでいてほしいもん、
    あかり、そんなみんなが大好きなんだ」

ウィスパー「はいはい・・・って、その人形とっても大事なものですよ!
      ピンチの時必ず逃げれるスグレモノなんです!!」

あかり「でもあかりは逃げたくない、
    だって逃げてばかりじゃ主役と言われないし・・・」

ウィスパー「そ、そこですか!?」

買い物終了、でも・・・

あかり「ジバニャン・・・お買い物は計画的にやろうよ・・・」

ジバニャン「でもアイテムいっぱい変えたニャン♪」

ウィスパー「売っただけアイテムを買いましたね・・・」

ウィスパー「残金も安くなったヨロズマートで買い物する前と同じになりましたし
      これこそプラマイゼロってやつでしょうか?」

あかり「おにぎりとコーラは20個も買っちゃったし・・・
    でも何かのために役に立てばプラスだよ」

ウィスパー「それもそうですね」

しばらくして

あかり「黄色い箱開けるよ」

ジバニャン「あ、チョコボーだニャン、オレっち1個もらうニャン」

ウィスパー「ちょっと、ジバニャン・・・!」

ジバニャン「あーおいしかったニャン」

あかり「はは、ははは・・・」

今日はここまで

このSSにおける設定その3

・本がこけし同様換金アイテムとなっている(ただし秘伝書は使える)

・みがわり人形が実際のゲームで逃走不可のバトルイベントでも使えることがある

まだあるけど今明かせるところはここまで

さらにしばらくして

ウィスパー「アイテム結構拾いましたね、そして虫もたくさん取れましたね」

あかり「うん」

生徒A「B!ジュース勝手に飲まないでよ!!」

生徒B「飲んでない、飲んでナイよ」

あかり「あれ?AちゃんとBちゃんが喧嘩してる、何があったんだろう?」

あかり「あ、櫻子ちゃん、向日葵ちゃん」

櫻子「あ、あかりちゃん、ちょっと聞いてよ!
   Bちゃんがさ!Aちゃんが買ったジュースを勝手に飲んだのね!」

向日葵「それをBさんは飲んでない飲んでないと飲んだ事を認めようとしないんですの、
    Bさんはいつ嘘つきになったのかしら?Bさんは正直な方でしたのに・・・」

生徒B「飲んでない、飲んでナイよ」

生徒A「あなたねえ!ふざけるのもいい加減にしてよ!!人のジュースを勝手に飲まないでよ!!」

あかり「Bちゃん、Aちゃんに謝った方が・・・」

生徒B「飲んでナイよ」

櫻子「何だよその言い方!誰がどう見ても飲んだじゃん!」

あかり「・・・なんかおかしいよ」

ウィスパー「ここはひとつ、あかりちゃんが解決してあげるしかないですね!」

あかり「うん。Bちゃんなんかおかしいし・・・」

ウィスパー「もしかしたらこれは妖怪の・・・」

「そうじゃナイよ!!」

ウィスパー「何か言いました?」

あかり「あかりじゃないよ」

「何も言ってナイよ!」

あかり「え!?」

櫻子「あかりちゃんいったい誰と話しているんだ?」

向日葵「そんなの私に聞かれても困りますわ」

あかり「あ、誰かいる、妖怪ウォッチで調べたら妖怪を見つけたよ!」

生徒A「あかりちゃん、さっきから何言ってるの?
   あかりちゃんも暑さで頭おかしくなっちゃったの?」

あかり「えっと・・・なんでもないよ」

ウィスパー「どうやら私たち以外には聞こえていないようですね・・・ほら、いましたよ!」

認MEN「ここにいナイよ」

あかり「Bちゃんがおかしくなったのあなた達のしわざでしょ!?」

認MEN1「そうじゃナイよ!」

認MEN2「おかしくナイよ!」

認MEN3「鼻毛出てナイよ!」

あかり「絶対におかしいよ!おかしいと認めてよ!」

ウィスパー「どうやら認めんことこそが彼らの能力のようです・・・
      どんなことも認めない3人組の妖怪、その名も認MEN!」

あかり「名前のまんまだね・・・」

ウィスパー「話し合いで解決するかそれとも・・・」

認MEN1「そうじゃナイよ!」

認MEN2「ミー達はもう戦いの中でしか分かりあうことなんてできナイよ!」

認MEN3「鼻毛出てナイよ!」


バトル開始

ウィスパー「あかりちゃん、ちょっと話がありますよ」

あかり「ん?」

ウィスパーによる複数の敵とのバトルの説明のあと

ジバニャン「オレっちが一気にカタをつけるニャン!必殺!ひゃくれつ肉球!!」

認MEN・砂夫「うわーっ!」

そして

認MEN「ま・・・まだ・・・ミー達は負けてなんかいナイよ!」

ウィスパー「いやー本当に認めない人達ですね・・・」

あかり「でも3人とも息ぴったりですごかったよ、あかり、お友達になりたいなぁ・・・」

認MEN1「う・・・うわあっ!そんな事ナイよ!」

認MEN2「ほめられるの慣れてナイよ!」

認MEN3「鼻毛出てるの・・・知ってたよ・・・!」

ウィスパー「あれっ、なんか認めはじめましたよ」

あかり「お友達になろうよ、人にとりつくよりずっと楽しいよ」

認MEN1「ならナイよ!」

認MEN2「ミー達の好感度が全然足りナイよ!」

認MEN1「でももうとりついたりしナイよ・・・!」

認MEN3「鼻毛やっぱり出てナカッタよ!」

あかり「ええー!?そんなあ・・・」

ドロン

ウィスパー「まあ、これでBちゃんもAちゃんに謝ってくれることでしょう!」

ウィスパーによるバトルの補足のあとで

生徒B「え!?そんなことがあったの!?Aちゃん、本当にごめんなさい・・・」

生徒A「分かればいいのよB、今度からは気をつけてね」

生徒B「ごめんね・・・ジュース買ったときからの記憶がほとんどなくて・・・」

生徒A「暑さで頭がおかしくなってたのかもね」

生徒B「ええ~!?」

櫻子「よかったな、みんな仲直りできて」

向日葵「よかったですわ、ところであなたこそ私のジュースを勝手に飲もうとしてたでしょ?」

櫻子「まだまだのどが渇いていたんだよ!」

向日葵「櫻子は飲むのが早すぎですわ」

櫻子「なんだとー!?向日葵のくせに!」

生徒B「櫻子ちゃん、向日葵ちゃん・・・」

生徒A「2人は相変わらずね」

あかり「あはは・・・そうだね・・・あ、何か落ちてる、このバッジ可愛い」

ウィスパー「おやおや、もうこんな時間ですか、一日なんてあっという間ですね。
      では、早いうちにお家へ帰りましょうか」

あかり「うん、そうだね」

その途中で

あかり「あ、ジャングルハンターに寄ってもいいかな?」

ウィスパー「いいですけど・・・遅くならないようにしてくださいよ」

あかり「うん」

ジャングルハンター内で店長の説明を受けて

店長「やあ、おめでとうー!君は合計で虫を25種類捕まえたね!
   これはご褒美だよ、受け取ってくれ!」

あかり「こんなにいっぱいありがとうございます」

店長「なあに、5、10、15、25種類の褒美をまとめてあげただけさ。
   次は40種類で褒美をあげるよ」

店長「お!生き物を仕入れてきてくれたのかい?」

あかり「うん、ポイントをためるよ」

店長「賞品と交換しないかい?」

あかり「するする」

店長「この中から選んでくれ、あ、悪いけど大けいけんちだまは1つしか残ってないんだ。
   どこかで調達してくるよ。ついさっき黒くて短めの髪をしたやや背の高い女の子が
   1つ残してごっそり持って行ってしまってね・・・」

店長「生き物を多く手に入れられたからこっちはよかったんだけど・・・」

あかり「え?もしかしたらあかりの友達かも・・・」

あかり(でも結衣ちゃん虫さん苦手だし・・・)

店長「あとはいくらでもあるから好きなだけ持っていってくれ」

今日はここまで

そして

あかり「装備品は能力上昇する代わりに他の能力が下がるというのがちょっと・・・」

店長「なら中けいけんちだまとスタミナムアルファがおすすめだぞ」

あかり「じゃあ大けいけんちだま1つと中けいけんちだまをもらえるだけもらうよ」

店長「ありがとう!またいつでも来てくれたまえ!」

あかり「早速大けいけんちだまをジバニャンに使ってみるよ」

ウィスパー「レベルが一気に上がりましたね」

あかり「じゃあ他の妖怪達にも中けいけんちだまを3つずつあげるよ」

ウィスパー「そうですね、今のうちにレベルを上げておくというのもひとつの手です!
      中途半端な状態で経験を積まないまま進みすぎてしまうとあとで痛い目を見ますからね」

あかり「残りは今後お友達になってくれた妖怪にあげるよ」
      

外に出ると

結衣「あかり、ちょうどいいところに」

あかり「結衣ちゃん」

結衣「メール見たか?」

あかり「え?」

あかり「あ、これのこと?昨日はあかりの携帯の電源が切れていたから・・・
    昨日のうちに充電済ませたから今は大丈夫だよ」

あかり「このメールのことだけどあかりもそう思う、七森町はこんな感じじゃなかったし・・・」

結衣「それを昨日から伝えたかったんだよ」

結衣「ところであかりのうしろにいるウィスプはあかりのおともか?」

あかり「そうだよ、妖怪執事のウィスパーというんだ。
    ウィスパー、この人があかりのお友達、結衣ちゃんだよ」

ウィスパー「結衣ちゃん、よろしくお願いします」

結衣「あかり、妖怪持ちならいい場所があるぞ」

あかり「いい場所?行ってみよう」

結衣「ついてきて」

地下水道

あかり「ここがいい場所?ゆ・・・結衣ちゃん・・・」

ウィスパー「暗い場所ですねぇ・・・」

結衣「あかりは妖怪達を鍛えさせているか?ここではいくらでも仲間を鍛えさせることができるぞ。
   妖怪がいくらでもいるからな。他にもそういう場所があるけどな」

あかり「ええ~!?」

結衣「だがここはごまみそ隊という子供たちが縄張りとしているんだ。
   後ろからつかまえない限り通してもらえないぞ」

結衣「一人つかまえて通してもらったんだがその子は
   『本部に報告してやる』とか言って去っていったな・・・」

あかり「う~ん・・・ごまみそ隊のみんなとも仲良くなりたいんだけど・・・」

結衣「妖怪が襲ってきたぞ」

あかり「え!?」

そして

結衣「勝ったぞ。アイテムももらったな」

あかり「バクロ婆とひも爺いなかったら回復できずにやられてたよ・・・」

結衣「通れるところを通って箱なり光る物のある場所なり見つけた方がいいぞ」

あかり「うん」

しばらくして

あかり「あ、コイン見つけた。明日妖怪ガシャ回しに行こう」

結衣「あ~先越されたか・・・」

ウィスパー「あかりちゃん、もうすぐ夜になりますよ」

あかり「結衣ちゃん、あかりそろそろ家に帰らなきゃ」

結衣「ああ、気をつけろよ、さて、私は・・・」

あかり「えっと、あかりはどこからここに進んだんだっけ・・・」

ウィスパー「あかりちゃん!妖怪が襲ってきました!」

あかり「ええ~!?」

バトル開始

ジバニャン「一気にカタをつけるニャン!ひゃくれつ肉球!」

イガイガグリ「ぐわあっ」ボン

じめりんぼう「僕はまだやられないよ。じめ~!」

ジバニャン「ニャア!」

あかり「うわ、この妖怪強い、一気にHPを半分まで下げられた。
    これじゃあジバニャンが・・・」

バクロ婆「ババーン!」

ジバニャン「回復助かるニャン」

かたづ家来「クリン!」

ウィスパー「勝ちましたね」

あかり「ジバニャンあと一発でやられかけたけどね」

あかり「またウニもらったよ」

あかり「あと、バクロ婆の回復がなかったらジバニャンをおにぎりで回復させてたよ」

ウィスパー「そうする前に回復させましたからねバクロ婆」

ウィスパー「おや?妖怪が近づいてきましたよ」

じめりんぼう「君強いね~。友達になってほしいな?いいよね?」

あかり「友達に?わあい、お友達増えた~」

あかり「あ、ジャングルハンターでもらった中けいけんちだまと
    道端で拾ったミニけいけんちだまを2つあげるよ」

ウィスパー「やりましたね、あかりちゃん。ですがレベルが上がっても油断は禁物ですね」

あかり「うん、さっきの妖怪強かったし・・・それより早くここから出なきゃ」

今日はここまで

このSSにおける設定その4

・ダンジョン内の妖怪やウォッチマップの妖怪に襲われた時に連戦になることがある

・特定の場所にしか出てこない妖怪とは実際のゲームとは違う形で遭遇することがある

このSSにおける設定はまだまだあるけど全て明かすのはまだ早いということで・・・

少ししたあとで

あかり「ここだったかな?えっと・・・どこから入ったんだっけ?」

ウィスパー「ここじゃなかった気がしますよ」

あかり「わ、妖怪襲ってきた!」

そして

あかり「倒した・・・って、また襲ってきた!」

そして

ジバニャン「ニャアッ!」ボオンッ

あかり「ジバニャン!」

かたづ家来「負けるわけにはいかないクリン!」

イガイガグリ1「ぐあっ」ボン

あかり「いったんサークル回すよ」

じめりんぼう「じめ~」

イガイガグリ2「があ!」ボン

こおりんぼう「こおりんぼう~」

ひも爺「ぎゃっ!」

ひも爺「回復しなきゃの、いやしの術」

かたづ家来「行くクリン!」

こおりんぼう「ただではやられないよ~!」

かたづ家来「ぐっ!」

じめりんぼう「じめ~」

こおりんぼう「」ボン

あかり「なんとか倒せた・・・」

あかり「でも友達増えなかったよ・・・」

ウィスパー「こおりんぼうがすごいアイテム落としましたよ」

あかり「中けいけんちだまを次友達になってくれた妖怪にあげるよ」

しばらくして

こおりんぼう「かき氷好き?なら友達になろうよ!」

あかり「うん、あかりもかき氷好きだよ。友達になろう」

ウィスパー「あかりちゃん、私達道に迷っていますよ」

さらにしばらくして

ウィスパー「もう何回も妖怪に襲われていますよ」

あかり「うん」

ジバニャン「レベルは上がってもオレっちもうくたくたニャン・・・」

ウィスパー「もしかしてですが・・・出口はあっちじゃなかったのですか?」

ジバニャン「だったら先に言えニャン!」

ウィスパー「い、いいや・・・私もついさっき思い出したことですから・・・」

あかり「ジバニャン、チョコボー2つ残ってるから1つあげる、HP少しでも最大に近づけたいし」

ジバニャン「あかりちゃん、ありがとニャン」

あかり「わ、妖怪・・・」

そして

ジバニャン「今度はひゃくれつ肉球全発当てたニャン、外してたらまたやられてたニャン・・・」

イガイガグリ「友達になろっか・・・?断ったらのど・・・イガイガさせるよ・・・?」

あかり「そんなこと言わなくてもあかりはお友達になってあげるよ」

そしてまた何回か妖怪に襲われたあとで

あかり「やっと出口に着けた~」

ウィスパー「外も少し暗くなりましたね」

あかり「早く家に帰らないと・・・」

その途中で

あかり「あれ?あれはなまはげかな?あの子達何をしたんだろう・・・」

子供1「ひっ、ひいいい!!もうしません!もうしません!」

子供2「うわあああ!怖いよおお!!」

なまはげ「カワニゴミヲナゲステルワルイコハイネエガアア!!!」

子供1・2「たっ助けてええ!!!」

あかり「なまはげを止めなきゃ・・・!」

あかり「なまはげさん!あの子たちを許してあげて!お願い!」

なまはげ「ナンダア!?オマエハワルイコニミカタスルノカア!?」

なまはげ「ユルサン、ユルサンゾオオオ!!!」

バトル開始

ジバニャン「先制攻撃ニャン!」

なまはげ「ナンノ、ハンゲキダ!」

ジバニャン「ニャニャー!!すごい力だニャン!」

バクロ婆「ババーン」

ジバニャン「あ、助かったニャン」

かたづ家来「手強い相手だクリン」

あかり「一匹ずつ必殺技を出させた方がいいかな?まずはバクロ婆に出させよう」

バクロ婆「ババーン!!」

バーン

なまはげ「ナカナカヤルナオマエラ・・・」

ジバニャン「オレっちも行くニャン!」

あかり「なまはげさんが攻撃してくる前に急いで妖気を上げよう」

ジバニャン「ひゃくれつ肉球!!」

なまはげ「コンドハコッチノバンダ!」

かたづ家来「ぐうっ!」

あかり「やばい、メンバーサークルを回してかたづ家来を後ろに回そう」

ひも爺「そうれ!」

なまはげ「ナンダ・・・ハラガ・・・ヘッテキタ・・・」

じめりんぼう「じめりんシャワー!」

なまはげ「グッ!クラッテシマッタカ・・・ダガオハライデクウフクキブンヲカイショウダ!」

あかり「やばい、早くこおりんぼうにも必殺技使わせないと・・・」

なまはげ「サセナイゾオ!」

こおりんぼう「うわああっ!」ボオンッ

あかり「ああっ!こおりんぼう!!」

なまはげ「ヒッサツ・・・」

あかり「サークルを回して・・・」

ウィスパー「あかりちゃん、敵の必殺技が来ようとしてるのに群がらせたら危険ですよ!」

あかり「あ・・・じゃあかたづ家来とじめりんぼうを前にして・・・」

なまはげ「悪い子イネガー!!!」

かたづ家来・じめりんぼう「ぐわあああっ!!」ボオンッ

ウィスパー「あと3匹しかいません、どうしますか?」

あかり「道端で拾ったまず~い漢方をこおりんぼうに使うよ」

ウィスパー「こおりんぼうが復活しました!」

ジバニャン「ニャンッ!」

なまはげ「ナンノ!」

ジバニャン「ニャアッ!」

ひも爺「いやしの術」

ジバニャン「ここで倒れるわけにはいかニャいニャン!」

なまはげ「ワルイコニミカタスルナアア!!」

ひも爺「ぐおああっ!」ボオンッ

あかり「ひも爺もやられちゃった・・・」

バクロ婆「ババーン」

なまはげ「グウッ!ヤラレタラヤリカエス!!」

バクロ婆「ババーンッ!」

なまはげ「シトメソコナッタカ・・・」

ジバニャン「火花の術だニャン!」

なまはげ「ガッ」

なまはげ「ソウラ!」

バクロ婆「ババアーン!」ボオンッ

ジバニャン「あとはオレっちとこおりんぼうだけだニャン!やばいニャン!」

あかり「ジバニャン、お願い、持ちこたえて・・・!」

なまはげ「ソウラ!」

ジバニャン「しまったニャン!」ボオンッ

あかり「どうしよう・・・あとはこおりんぼうだけだよ・・・」

こおりんぼう「氷結の術!」

あかり「お願い・・・!決まって・・・!」

なまはげ「グアアアッ!」ボン

あかり「倒したよ・・・」

ウィスパー「いや~本当に苦しい戦いでしたね・・・」

あかり「もし決まらなかったらあかりのメンバーサークルの妖怪達が全滅していたよ・・・」

なまはげ「クッ・・・キョウノトコロハヒキアゲテヤル・・・!
     ダガワルイコヨ!ワルサヲスレバマタイツデモヤッテクルゾ!!」

子供1・2「すみませんでしたあ!!」

あかり「大丈夫だった?」

子供1「危うく死にかけたよ・・・」

子供2「でも悪いのは自分達だし・・・」

子供1「もう川にごみを投げたりしないよ」

子供2「うん・・・」

あかり「自然を大切にしようよ。ゴミとか投げたら川がかわいそうだよ、ねっ」

子供1・2「おっしゃる通りです・・・」

あかり「もう夜になっちゃうし家に帰ろうね」

子供1「うわー帰るの遅れたー」

子供2「早く帰らないとまた母ちゃんに怒られる」

子供1・2「急げー!!」

ウィスパー「やれやれ・・・むやみに急いだら危ないというのに・・・」

あかり「あかりも早く家に帰るよ」

今日はここまで

あかりの家

あかり「ただいま~」

ウィスパー「いや~今日は疲れましたね~」

あかり「ずっと浮いてたよね?」

翌日

「ここ数日、高岡市内においてカラスによる被害が多く報告されています・・・」

あかり「外出るときは気をつけないと・・・あ、出かけてこよーっと、まず手洗い歯磨きっと・・・」

おおもり山

あかり「お賽銭入れて、あとは妖怪ガシャを回すよ」

ウィスパー「何が出るか楽しみですね」

あかり「ショートケーキだ。お菓子好きそうな妖怪にあげよう」

ウィスパー「次はどこに行きましょうか?」

あかり「虫さん取りながら歩いてみるよ」

すると

あかり「うわ、妖怪襲ってきた」

バトルのあと

トホホギス「トホホ・・・。君強いね・・・。友達・・・なる・・・?」

あかり「もちろんだよ、よろしくね」

ウィスパー「やりましたね。では、おおもり山を出ましょう」

七森町

あかり「わ、木を調べたら妖怪襲ってきた」

バトル開始

あかり「うわ、3体出てきた・・・」

ジバニャン「オレっちに任せるニャン!ひゃくれつ肉球!!」

そして

あかり「勝った、そしてアイテムももらっちゃったけどお友達にはなってくれなかったよぉ・・・」

しばらくしたあとまたバトルになる

あかり「妖怪さんになにかあげようかな?・・・あ、もう倒しちゃった?」

そして

あかり「やっぱりお友達になってくれなかった・・・」

ウィスパー「妖怪達は気まぐれですから・・・」

少ししたあとで

京子「お、あかりじゃん。少ししたらみんなでジャングルハンター前まで集まって
   未知の場所を探検しようとしてたところなんだ。
   あかりにだけ言ってなくてごめんな」

あかり「京子ちゃん、あかりだけ仲間はずれなんてひどいよ~」

あかり「あ、道にアイテムとか落ちてないかな~」

京子「悪い、この辺りにあるやつもう私が全部拾っちゃった。あ、妖怪の気配」

あかり「本当だ、調べてみよう」

あかり「あ、いた」

京子「さあ、戦うか」

そして

京子「2人だとあっという間だな」

あかり「うん」

あかり「あ、また来た」

京子「今度はセミまるだな。こいつ昨日ちなつちゃんが仲間にしてたな」

あかり「うん、ちなつちゃんがこの妖怪持ってるのをあかりも見たよ」

京子「襲ってきたぞ!」

そして

京子「なんだよ、私何もできなかったじゃん・・・」

あかり「わあ!また来た・・・!」

京子「まさかの3連戦かよ・・・!」

そのあとも・・・

京子「一体何回襲ってくるんだよ!」

あかり「そろそろ友達欲しいよぉ」

京子「あんまり稼ぎプレーさせないでほしいんだけど・・・」

そして

京子「勝ったのはいいけど・・・」

あかり「友達にはなってくれなかった・・・」

あかり「あ、まだ妖怪いる」

京子「そろそろやめにしない?なんか私達でここにいる妖怪いじめているみたいだし・・・」

あかり「え?どうして?」

京子「私達何度も襲われてるとはいえ余裕で勝ってるから
   たちまち立場が逆転してるように見えるのは私だけかな?」

京子(ここに結衣がいたらとんでもないことになるな・・・)

あかり「わ、まだいた・・・」

京子「今の自分じゃ私達に勝てないってこと認めてくれよ・・・!」

そして

セミまる「お前なかなかやるミーン!ともだちになるミーン!」

京子「なろうなろう」

あかり「え!?京子ちゃんに言ってたの?あかりも仲良くなりたいよー」

あかり「あ、もう襲ってこなくなった」

京子「やっとここから離れられる・・・」

京子「なんか、勝ってもつまらないだけだよ・・・」

しばらくして

あかり「あ、誰かいる」

みちび鬼「こっちこっち~」

京子「あ、待てー!」

あかり「京子ちゃん、待ってよー」

京子「逃がさないぞー!」

あかり「待ってってばー!」

京子「お、観念したか?」

みちび鬼「なにが出るかな~?」

ボン

あかり「あ、黄色い箱になった。開けてみよう」

京子「小けいけんちだまが2つだな、私とあかりで1つずつもらうか」

あかり「うん」

今日はここまで

結衣「京子、こんなところにいたのか、あかりと一緒に」

あかり「結衣ちゃん」

結衣「ジャングルハンター前集合じゃなかったのか?」

京子「予定が狂うってことよくあるよね~」

結衣「お前なぁ・・・」

ちなつ「みなさんおはようございます」

あかり「ちなつちゃん」

ちなつ「京子先輩、待ち合わせ場所にいなかったってどういうことですか?
    結衣先輩と一緒に待っていたのですよ!」

京子「あーごめんごめん」

結衣「んで、今日は何するんだ?」

京子「そよ風ヒルズというところに行ってみようとしてたんだ。
   未知の場所だからみんなで行こうとしてたんだ。
   みんなで行けば怖くない!」

あかり「あかり、そよ風ヒルズに行ってみたいなぁ」

結衣「異世界って必ず一回は行かなきゃダメな場所があるのが常識だよな」

ちなつ「どんな場所でしょうか?」

京子「というわけで、そよ風ヒルズにレッツゴー!」

そよ風ヒルズ

ちなつ「ここがそよ風ヒルズですか」

あかり「わあ、きれいなお花。そしてあそこに大きな池があるよ」

京子「優雅に散歩だーい!」

結衣「それを優雅と言っていいのか・・・それとあんまり羽目を外すなよ」

すると

あかり「妖怪の気配がする」

結衣「こっちからもするぞ」

ちなつ「そっちにも」

京子「じゃ、手分けして探すか」

そして

あかり「あ、帽子さんがちかづいてきた」

わすれん帽「友達になろうよ!まだ友達になってなかったよ・・・ね・・・?」

あかり「さっきあげたショートケーキおいしかった?」

わすれん帽「まずくは・・・ないね」

あかり「友達になろう、あかり、みんな大好きだし」

わすれん帽「えへへ~」

ウィスパー「やりましたね!あかりちゃん」

あかり「うん」

京子「みんな勝ったな」

結衣「無傷で倒せた」

ちなつ「全体技で倒させました」

あかり「あかりなんて妖怪さんとお友達になれたよ」

京子「今回はあかりだけ仲間増やせたのか」

京子「あ、そうだ。あの建物に入ってみよう」

あかり「あかりも入ってみたいよ」

京子「じゃ、行ってみようぜ」

結衣「羽目外しが心配だな・・・」

その途中で

ちなつ「あ、妖気が・・・」

あかり「調べてみるよ」

京子「あ、向こうからも・・・」

結衣「じゃあ私達は向こうを見てくる」

あかり「あ、妖怪いた」

ちなつ「襲ってきたよ!戦おう!」

そして

からみぞん「みぞん、君の事気に入っちゃった。からんでみるみる?」

あかり「お友達になろう」

ちなつ「私は何もできなかったけどね・・・」

京子「あかり達も妖怪倒したみたいだよ」

結衣「京子、この程度の妖怪で必殺技を使うこともなかったんじゃないのか・・・?」

あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん、妖怪さんとお友達になれた?」

結衣「いいや、なれなかった」

京子「って、結衣は経験値目当てなだけでしょうが!」

京子「それはさておき建物を目指すぞ」

そして

京子「ここ博物館だったのか」

結衣「この辺りに博物館なんてなかったはずだが?」

京子「世界が変わってこうなったんだよ」

結衣「それは分かってる」

あかり「この博物館には何が展示されてるんだろう、見に行こう」

ちなつ「私も行きたいです」

京子「よ~し、入るぞー」

そして博物館を出て

あかり「いろいろなものを見れたね」

京子「ああ」

結衣「館内であんまりはしゃがないでほしかったんだけどな・・・」

ちなつ「あ、櫻子ちゃん、向日葵ちゃん」

櫻子「あ、ごらく部のみんな、ちょうどいいとこに」

向日葵「櫻子から話があるんですの」

あかり「櫻子ちゃん、どうしたの?」

櫻子「あのね!カラスが昨日向日葵と買ったアクセサリーを持っていったの!
   そんで向日葵と一緒に追いかけてんの!」

向日葵「あ、いましたわ!追いかけましょう!」

あかり「あかり達も追いかけるよ!」

向日葵「カラスが止まっているうちに行きますわ!」

櫻子「逃がさないぞー!アクセサリー返せ!!」

京子「私達も行くか!」

結衣「ああ」

今回はここまで

そして

櫻子「まだカラスがそこにいる、チャーンス!」

向日葵「ちょっと!信号まだ赤ですわよ!」

櫻子「さあ返せ!!」

バサバサッ

櫻子「あー飛んでしまった・・・!」

ポチャ

櫻子「ああー!私のアクセサリーが川に・・・」

京子「追いかけよう、幸いこの川の流れは速くないし」

向日葵「歳納先輩!いつの間に!?」

京子「ダーッシュ!」

結衣「信号が青になったぞ」

あかり「あかり達も京子ちゃんを追いかけないと・・・」

そして

京子「お、階段ある。この階段を降りてっと・・・」

京子「ん?妖怪の気配がするぞ、妖怪ウォッチで調べてみよう」

京子「お、カッパがいる。カッパのおなかの上にアクセサリーが落ちて来たって偶然だな」

ノガッパ「ZZZ・・・」

京子「よし、取れた」

京子「これを大室ちゃんに渡そう」

櫻子「あ、歳納先輩、取ってきてくれたんですか?」

京子「あ、みんな、こっちこっち」

そして

京子「これだろ?ほら」

櫻子「わあ!歳納先輩、ありがとうございます!」

向日葵「櫻子、最近カラスによる被害相次いでいるってニュースで報じられていましたわ。
    気をつけないとまたさっきのような目に遭いますわ」

櫻子「なんだよ!被害相次いでいるのならそれを先に言えよ!」

向日葵「どうせ言ったって同じですわ」

櫻子「なんだとー!?いつも私の事バカにして!」ボヨーン

向日葵「きゃあっ!何するんですの!?」

櫻子「私をバカにするのが悪いんだ~」ダッ

向日葵「こらー!待ちなさい!」ダッ

京子「あいつら口ではああ言っても相も変わらずのおしどりですな~」

あかり「櫻子ちゃんのアクセサリーが戻ってきてよかったね」

結衣「二人とも変わってしまった世界をどう思っているのかな?」

ちなつ「あ、聞くのを忘れていました」

あかり「次会ったら聞いてみよう」

京子「世界が変わってからしきりに妖怪が出てくるようになったけど
   私達ごらく部がその世界を元に戻すのだー!」

結衣「もしかしたらその妖怪達が異世界と化した私達の町と関わっているんじゃないのかな?」

あかり「この世界中の妖怪達とお友達になりたいなあ」

ちなつ「不気味なのは嫌だけどね」

京子「さて、みんなでこのそよ風ヒルズをまわってみましょうか。
   夏休み中でも部活動はやるぜー!」

結衣「世界を元に戻すと言って早々遊び呆けるのかよ」

ちなつ「やっぱり京子先輩は京子先輩なんですね」

あかり「何があるのかを見てこようよ」

京子「それじゃ行くぜ」

ひょうたん池の近くで

あかり「あ、空き缶がある、ゴミ箱に捨ててこよう」

すると

あかり「わあい、アイテム出てきた」

結衣「なるほど、ここはゲームの世界だからこその特典だな」

京子「お、こっちにも缶がある、どうせだからあのゴミ箱をゴールだとして・・・」

京子「空き缶をゴミ箱にシュート!!」

ボチャン

京子「あ・・・蹴る勢いが強すぎちゃった」テヘ

結衣「おい、お前何してんだよ!」

ちなつ「空き缶が池の中に入っちゃったじゃないですか!」

京子「あーこれじゃ取りに行けないな・・・」

結衣「軽い気持ちで済ませようとしないでくれるかな?」

なまはげ「イケニゴミヲステルワルイコハイネエガア!!」

京子「げ!なまはげだ!」

ちなつ「なんで私達まで巻き込まれてるんですか!?」

ちなつ「悪いのは京子先輩なのに~!!」

結衣「戦うしかないな・・・」

バトル開始のはずが・・・

あかり「あのー、あかりを忘れているんだけど・・・」

ウィスパー「みなさんも妖怪を6匹そろえているようですね」

あかりを差しおいてバトル開始

ちなつ「いきなり1匹やられちゃった・・・」

なまはげ「ソラ!ソラ!」

化けあられ「ぐわあ!」ボオンッ

結衣「しまった!必殺技を阻まれた!!・・・敵を倒して上がった攻撃力で
   レベル26の味方ですら一撃で倒すのか・・・」

雨ふらし「うおお!」ボオンッ

結衣「くそ・・・まだ漢方を温存したいのに・・・!」

京子「うげ・・・結衣ですら苦戦するのか・・・ならまもりのおふだでセミまるの防御力を・・・」

なまはげ「悪い子イネガー!!」

ズバズバズバズバ

京子「げえ!一気に3人合わせてこの一撃で9匹もやられちゃったよ。やべー!」

結衣「私なんてあと一匹だ・・・」

結衣「これじゃ復活させてもすぐやられるだけだし・・・
   ここは必殺技で最後のあがきと行くか」

ちなつ「私もいきます!」

砂夫「砂夫の素直な砂!」

ぶようじん坊「ツンツンようじ!」

なまはげ「グッ!マトモニクラッタカ・・・ダガマダダ!!」

砂夫「うわあ!」ボオンッ

結衣「うわー全滅した・・・!」

ちなつ「ああ・・・結衣先輩・・・」

なまはげ「ツギハオマエノバンダ!」

ぶようじん坊「わあっ!」ボオンッ

なまはげ「テヲユルメルワケニハイカネエ!!」

ちなつ「きゃああ!私の妖怪も全滅しちゃいましたー!!」

京子「やばい!このままじゃ・・・」

なまはげ「アトハオマエダケダナ、オマエハホカノフタリヨリモヨウシャハシネェ!」

京子「まず~い漢方でおにぎり侍を復活させよう」

なまはげ「ソウラ!」

ヨコドリ「ぐああっ!」ボオンッ

京子「げ!またあと3匹になってしまった・・・」

なまはげ「ワルイコニハコノテイドノオシオキジャスマサネェ!」

あかり「なまはげさん!もうやめて!」

なまはげ「オマエハアノトキノ・・・ヨイコデアリナガラワルイコノミカタヲスルノカア!!」

京子「おー、あかりのこと忘れてた・・・」

あかり「なまはげさん!やりすぎだよ!いくら悪いことしたからといっても・・・」

あかり「お願い!もうやめてよお!」

京子「あかりが緊急参戦か」

なまはげ「マタヨイコトタタカウコトニナッタカ・・・ヒッサツワザヲクラワセテヤル・・・!」

バクロ婆「ババーン!」

なまはげ「ヤ・・・ヤバイ・・・トリツカレタカ・・・ダガモチコタエテヤル!」

ジバニャン「ひゃくれつ肉球!」

あかり「メンバーサークルを回すよ」

こおりんぼう「フウウウウッ!」

京子「よし、私も・・・」

なまはげ「悪い子イネガー!!」

京子「わああ!前列の妖怪達が一瞬でやられたー!私の妖怪はあと一匹だー!」

あかり「まず~い漢方でひも爺を復活させるよ」

なまはげ「ワルイコニハオシオキダア!」

おにぎり侍「ぐうっ!無念・・・」ボオンッ

京子「あとはあかりだけか・・・勝ってくれ・・・あかり・・・」

なまはげ「サテ・・・オマエハワルイコヲカバウツモリカ・・・?」

あかり「もちろんだよ」

あかり「確かにあなたから見れば京子ちゃんは悪い子かもしれない・・・」

あかり「でも悪いことばかりするような人なんかじゃないよ!
    京子ちゃんもちなつちゃんも結衣ちゃんもみんなあかりの大切な友達なんだよ!」

あかり「だからどんなことがあってもあかりはみんなを信じる!」

あかり「みんな!お願い!あかりのお友達を助けて!」

ジバニャン「ニャニャン!!」

なまはげ「オハライデトリツキコウカヲケスゾ!」

バクロ婆「ババン!」

なまはげ「コレデドウダ!」

ジバニャン「ニャアアっ!!」ボオンッ

あかり「ジバニャン!!」

あかり「急いでバクロ婆に必殺技を出させないと・・・」

なまはげ「ソラ!ソラ!」

かたづ家来「間一髪だったクリン」

なまはげ「ナラモウイッパツ!」

かたづ家来「ぐあああ!」ボオンッ

あかり「お願い・・・急いで・・・このままじゃ・・・」

バクロ婆「」バーン

なまはげ「グオオ!」ボン

あかり「何とか倒せた・・・」

なまはげ「ヨイコヨ・・・マタワルイコニ・・・カタンシタナ・・・コンカイモヒク!」ドロン

今日はここまで

あかり「みんな、大丈夫だった!?」

京子「あかり~助かったよ~」

ちなつ「あかりちゃんのこと忘れてたよ」

結衣「どうやら全滅すると妖怪達のHPと妖力は戦う前の状態に戻るようだな。
   経験値およびお金、アイテムも得られなくはなるが・・・」

京子「お、近くで何か光ってる」

あかり「アイテムゲット」

京子「お~いあかり~、それ私にちょうだい」

あかり「ちょっと、京子ちゃん」

京子「ありがと~あかり」

あかり「ふえぇ・・・あかり、いいよなんて言ってないのに・・・」

結衣「こら、京子」

「ヒトカラモノヲトッチャ・・・」

「アカンアカーン!!!」

ごらく部一同「!!?」

バトル開始

赤鬼「アカーーーン!!!」

ごらく部の妖怪一同「ギャアアアアア!!!!!」


そして

結衣「罰が当たったな・・・」

ちなつ「京子先輩だけが悪いのになんで私達まで・・・」

ウィスパー「京子ちゃん!これこそ自業自得ってものです!!」

京子「あかり~これ返すよ・・・」

あかり「悪いことしたら鬼さんが来るとはいうけど
    本当に鬼さん来ちゃったね・・・」

結衣「あかりはこの歳になってまだそれを言っているのか・・・」

京子「そんな事より町巡りを続けよう」

結衣「お前悪さすんじゃねえぞ・・・」

ちなつ「京子先輩じゃ心配です・・・」

しばらくして

あかり「あれ?京子ちゃんは?」

結衣「あいつ一人でどこか行ったな・・・」

ちなつ「京子先輩は勝手気ままですね」

京子「おーい、みんなー」

結衣「おい、お前どこ行ってたんだよ」

京子「これを見つけてさ、みんなにあげようと思ってさ」

ちなつ「こけしですか?」

あかり「銀色に光ってるね」

結衣「換金アイテムだな」

京子(本当は5つあったから私だけ2つもらっちゃお)

結衣「ところでそれどこにあったんだ?」

京子「あの家の裏側にいっぱいあったからもちろんもらっておいたよ」

結衣「返してこい!!」

さらにしばらくして

あかり「わあい、友達増えたよ」

ちなつ「私も仲間が増えました」

そして

結衣「銀のこけしを売れたからと言って無駄買いはやめた方がいいよ」

京子「これらのアイテムはピンチになったら使うものだよ。
   アイテムは使うからこそのアイテムだよ」

結衣「そうだけどさ、使用は計画的にしろよ」

あかり「愛情天むすを2つ買ったよ」

ちなつ「3000円くらいは残しておくよ」

そしてそよ風ヒルズを出て七森町へ

結衣「みんな、ちょっといい?」

京子「どうしたんだ?結衣」

結衣「みんなの持ってる虫を私に預けてくれないか?あとでそれなりのものをやるからさ」

ちなつ「結衣先輩になら預けてもいいです~」

京子「自分のためじゃないのならいいぜ」

結衣「わ!手で触れさせるな!このバッグの中に入れろよ!」

あかり「何をもらうのか楽しみだね」

ちなつ「うん」

今回はここまでにします

結衣(みんなめちゃくちゃ虫持ってるな・・・レア物もあるし・・・
   いったん魚屋でアジを所持金の三分の一ほど買っていくか)

結衣「魚屋行ったあとジャングルハンターに行くよ」

そして

結衣「みんな、これを6つずつあげるよ」

ちなつ「大きな玉ですね」

京子「これ大けいけんちだまじゃん。序盤でこれじゃレベル上げすぎだよ」

結衣「だったらさっきのなまはげ戦での体たらくは何だ?私やられた地点でほぼ何もできずに終わってただろ?
   あの時あかりいなかったらどうなっていたのだろうか・・・」

京子「ウォッチマップで見れる妖怪相手じゃこれ使った地点で一瞬で勝負ついちゃうじゃん」

結衣「今のうちに手持ちの妖怪のレベルを上げないと今後なまはげのような敵が出た時に確実に詰むぞ」

ちなつ「私、すぐに使わせてもらいます」

京子「一応もらっておくけどさ・・・」

京子「それじゃ、今日の活動はここまで、またみんなで遊ぼうね」

あかり「うん」

そのあと

結衣「あかり」

あかり「結衣ちゃん、どうしたの?」

結衣「この玉を追加で4つあげる」

あかり「わあ、結衣ちゃんありがとう」

あかり「手持ちの妖怪に使ったあとはもしものためにとっておくよ」

結衣「まあ仲間集めすぎた感はあるが飼い殺し状態の仲間もいつか役に立つ時が来そうだな」

あかり「うん」

結衣「・・・ん?」

なまはげ「シンゴウヲマモラネェワルイコハイネエガア!!」

女の子「ご、ごめんなさーい!!」

なまはげ「ワルイコニハオシオキダア!!」

女の子「誰か助けてー!」

あかり「大変!やめさせなきゃ!」

結衣「私も行く、今度は負けないぞ!」

そして

結衣「よし、リベンジ達成だ、私とあかりで合計5匹やられたが・・・」

女の子「お姉ちゃん達ありがとう、これからはちゃんと信号を守るようにします」

結衣「周りに車がないとしても信号が赤ならきちんと止まろうね」

女の子「そうでした・・・」

あかり「よかったね、けがを負わされなくて」

女の子「わたしもそう思うよ」

女の子「あ、早く家に帰って宿題やらなきゃ、お姉ちゃん達じゃあね」

結衣「気をつけるんだよ」

女の子「うん」

結衣「私は別のとこ行ってる、また会おうね、あかり」

あかり「結衣ちゃん、またね」

しばらくして

あかり「わあい、またお友達が増えたよ」

ウィスパー「やりましたね、あかりちゃん」

あかり「あ、向こうに黄色い箱がある、住人さん、おじゃまします」

あかり「あ、赤コインだ。せっかくだからガシャ回してこよう」

ウィスパー「賛成です、行きましょう!」

その途中で

あかり「あそこ気になる・・・行ってみよう」

路地裏

あかり「わあ、妖怪いっぱいいる・・・あかりのお友達になってほしいなぁ・・・」

妖怪とバトル、そして

あかり「お友達になってくれなかったよぉ・・・」

あかり「あれ?ここ通れないよ」

ウィスパー「これはウォッチロックといって妖怪ランクが低いと封印が解けません。
      ですから今のままだと通れませんよ」

あかり「いつかこの扉の先へ行ってみたいなぁ・・・」

あかり「あ、そうだ。お友達増やさなきゃ」

そして

あかり「あと一匹友達を増やせばここにいる妖怪みんなと仲良くなれたことになるけど・・・」

さらにしばらくして

あかり「やっとみんなと仲良くなれたよ。さて、おおもり山へ行くよ」

ジバニャン「オレっちもうクタクタニャン・・・」

おおもり山

カランカラン

あかり「もっと目立てますように・・・」

あかり「さて、妖怪ガシャを回しにいこう」

今日はここまで

ガシャッ

ドンッ

あかり「ひっさつの秘伝書?」

ジバニャン「なにがニャンだか分からないけど読んでみるニャン」

あかり「あ、本が消えちゃった・・・」

ジバニャン「なんかオレっちのひっさつレベルが上がった気がするニャン」

あかり「じゃあおおもり山を出よう」

あかり「・・・と思ったけど虫さん取りに行こう」

そして

あかり「今回はあまり取れなかったよ・・・」

ウィスパー「そういうこともありますって」

あかり「とにかく七森町にも取ったらヨロズマートでアイテムの売買をするよ」

そのあと

あかり「あそこにも路地裏がある、行ってみよう」

ネコの通り道

あかり「友達増やしたらも取るつもりだけど・・・」

ウィスパー「あかりちゃん、2回にわたって噛んでいませんか?
      さっきのおおもり山を出るときも「戻る」というつもりで「も取る」と言ってましたよ」

あかり「あ、そうだったね・・・適当なところでヨロズマート近くに戻るよ」

そして

あかり「なかなかお友達になってくれないよぉ・・・」

ウィスパー「もしかして友達になってくれるまでバトルするつもりですか?」

少ししたあとで

おこ武者「ともだちにならないとおこだぞ」

あかり「そんなこと言わなくてもお友達になってあげるよ。
    でも味方を攻撃するのはやめてね・・・」

ウィスパー「あかりちゃんは何よりもおともだち妖怪なんですね」

あかり「うん」

あかり「さて、戻ろう」

京子「待てーー!!」

あかり「あ、京子ちゃん、何かを追いかけてるのかな?」

あかり「え?アクセサリーが浮いている・・・
    しかもあれは櫻子ちゃんの・・・」

京子「もう逃げられないぞ!!」

あかり「とにかく妖怪ウォッチで見てみるよ」

あかり「あ、出てきた」

ウィスパー「この妖怪はかりパックンですね。この妖怪は・・・」

あかり「京子ちゃんがもう倒しちゃったよ・・・」

ウィスパー「えー!?」

ボチャーン

京子「あー!あいつ大室ちゃんのアクセサリーをマンホールの中に入れやがった!あの野郎!!」

あかり「京子ちゃん、どうしたの?」

京子「あ、あかり、いたんだ・・・一緒に来てくれないか?」

京子「大室ちゃんのアクセサリーをこのマンホールの中に入れた妖怪がいてさー。
   このフタ開けられそうだし一緒に中に入ってほしいんだよ」

あかり「うん、あかりも協力するよ」

京子「じゃ、フタ開けていくぞー!」

地下水道

京子「うわ、ここくっさ!そりゃ下水道だからだけど・・・」

あかり「早く櫻子ちゃんのアクセサリーを見つけないと・・・」

京子「なんか汗が出てきたぞ」

あかり「本当だ。涼しいのにどうして?」

ウィスパー「さては暗い下水道が怖くて冷や汗かいているんじゃないのですか?」

あかり「そう言うウィスパーだって汗かいてるよ」

ウィスパー「なんですって~!?」

あかり「早くアクセサリーを見つけないと・・・」

京子「ちょっとぼく~?ごめん、そこ通して」

男の子「うわっ!つかまってしまった!ごまみそ隊の本部に報告だ!」

京子「なんだったんだ!?おいあかり、ここ通れるぞ」

あかり「あ、あそこに櫻子ちゃんのアクセサリーあった!」

京子「そうか、じゃあ行くか」

あかり「うん」

そして

あかり「さっきから汗が止まらないよぉ・・・」

京子「涼しいのになんでかな?」

ウィスパー「私も汗が止まりません」

京子「妖怪のしわざに違いないよ、調べてみる」

京子「あ、妖怪いた」

あせっか鬼「ごめんよ~ボクのせいで君達に汗かかせちゃって・・・」

ウィスパー「ひゃー!ものすごい汗ですね~」

あかり「ウィスパー、この妖怪はなんていうの?」

ウィスパー「えっとですねえ・・・」

京子「何か調べはじめたぞ」

ウィスパー「わわっ!汗で手が滑っちゃって妖怪パッドの操作がなかなか・・・
      あーそうでしたそうでした!あれはあせっか鬼です。あせっか鬼にとりつかれると
      汗が止まらなくなってしまうのです」

ウィスパー「妖怪不祥事案件『こんなに寒いのになんであいつは汗かいてんの?』というやつです」

あせっか鬼「ボクに何か用~?」

あかり「そこ通してくれませんか?そのアクセサリーはあかりのお友達のものなんです」

あせっか鬼「これボクのだもん」

京子「そのアクセサリーは人のだぞ!返して!」

あせっか鬼「や~だ~!これはボクが見つけたからボクのもんだ~い!あっち行け~!!」

今日はここまで

バトルになる、そのあとウィスパーによる説明のあと

京子「話が終わったと同時に倒しちゃったな」

ジバニャン「楽勝だったニャン」

ウィスパー「さああせっか鬼!アクセサリーを返してもらいますよ!」

あせっか鬼「いいモノ見つけたと思ったのに~」

あせっか鬼「ボクなんて暑苦しいってみんなから嫌われて・・・
      このままさびしく生きていくんだ~い・・・」

あかり「なんかかわいそうだよ。あかり、あせっか鬼とお友達になりたいよ」

あせっか鬼「え?ホント~?ともだち~♪ともだち~♪アクセサリー返すよ」ドロン

あかり「ありがとう・・・でも汗でベトベトしているよ~・・・」

ウィスパー「あせっか鬼の汗ですね」

京子「さて、ここを出よう。でもけいけんちだま使うと簡単に倒せてつまらない」

マンホールを出てネコの通り道

櫻子「アクセサリー待てー!」

向日葵「待ってですの~!」

あかり「あ、櫻子ちゃん、向日葵ちゃん、アクセサリー見つけてきたよ」

京子「汗もふき取ったし安心だな」

櫻子「あーありがとう、でもなんで急にアクセサリーが逃げたんだ?
   それ以前に七森町がおかしいんだよ」

向日葵「それは私もそう思いますわ、学校の人たちにそれを言っても信じてくれませんし・・・
    『櫻子のバカがうつったか?』とも言われる始末でしたわ・・・」

京子「だよな。おかしいよな?」

櫻子「もう何が何だか分からないんだよ!」

あかり「いつかきっと元の世界に戻ると思うよ」

京子「そこんとこは私達ごらく部にお任せあれ!」

あかり「ええっ!?京子ちゃん!?」

京子「さて、ここから出ますか」

櫻子「あ、そういえば学校で変な噂を聞いたんだ」

あかり「変な噂?」

向日葵「屋上に巨大なガイコツが現れたという知らせがありましたわ。
    夏休みが終わる前に学校から消えてほしいのですが・・・」

京子「私は見なかったけどな。ただ怪しい音は聞いたんだよね・・・」

ウィスパー「・・・どうやら私達がこの目で見る必要がありそうですね」

あかり「そうだね・・・でも今日はもう帰るよ」

京子「じゃ、私はその真相を探るべく学校に行きますか」

向日葵「あまり無茶はしないでほしいのですが・・・」

翌日

あかり「外に出る前に歯磨きしよーっと」

「虫歯にしてやろうか?」

あかり「え?」

虫歯伯爵「お前そんなに歯ばかりみがいて・・・
     己をみがこうとは思わないのか!?」

あかり「意味が分からないよ・・・」

虫歯伯爵「歯磨きは人を堕落させる・・・
     今すぐ歯をみがくことをやめ、虫歯とともに生きよ!」

虫歯伯爵「虫歯の痛みは人生に刺激を与え・・・己の精神をみがく最高のパートナーなのだ!
     さあ共に始めよう!虫歯とともに生きる人生を!」

バトル開始

ジバニャン「訳の分からニャイ妖怪にはオレっちの必殺技をくらわせるニャン!ひゃくれつ肉球!!」

デビビラン1「とえいついてやる!」

かたづ家来「おっと」

虫歯伯爵「ならこれはどうだ?」

かたづ家来「しまった!虫歯が痛むクリン・・・!」

あかり「大変!おはらいさせなきゃ!」

じめりんぼう「じめ~!」

デビビラン2「うおっ」

あかり「よし、おはらいできた」

デビビラン2「だがこれでどうだ!」

じめりんぼう「うわあ!!」ボオンッ

あかり「ああ、じめりんぼうが・・・こおりんぼうに急いで必殺技を使わせよう」

こおりんぼう「つめたい吐息!」

あかり「もう一度メンバーサークルを回すよ」

デビビラン1「そら!」

デビビラン2「それ!」

ジバニャン「ニャアッ!」

バクロ婆「ババアン!!」

ひも爺「ひもじインパクト」

バクロ婆「ババン」

ジバニャン「助かったニャン」

あかり「バクロ婆に必殺技出させよう」

虫歯伯爵「れんごくの術!」

ひも爺「ぐうはあっ!」ボオンッ

あかり「ああ、ひも爺やられちゃった・・・」

バクロ婆「ババーン!!」

デビビラン1「ぐおお!!」ボン

あかり「一匹倒した」

虫歯伯爵「もう一発れんごくの術をくらわせてやる!」

バクロ婆「ババーン!!」ボオンッ

あかり「でもまず~い漢方でバクロ婆を復活させるよ」

ジバニャン「ニャン!」

デビビラン2「ぐああ!」ボン

虫歯伯爵「デビビランが2匹ともやられたか・・・だがまだまだだぞ!そら!」

かたづ家来「ぐはあっ!」ボオンッ

バクロ婆「ババーン」

あかり「回復は間に合ってるのかな?」

虫歯伯爵「しぶとい奴らめ・・・必殺・・・!」

あかり「やばい!メンバーサークル回すよ!」

こおりんぼう「氷結の術!」

虫歯伯爵「漆黒ミュータンス!」

こおりんぼう「うわあ!」ボオンッ

あかり「ごめんね、こおりんぼう・・・こうでもしないと一気に2匹やられちゃうから・・・」

あかり「でもその間にジバニャンにヤカコーラを与えて・・・
    もう一度必殺技行くよ!ジバニャン!」

虫歯伯爵「そうはいくか!」

ジバニャン「ニャッ!」

バクロ婆「ババーン!」

ジバニャン「助かったニャン」

虫歯伯爵「ならお前にれんごくの術をくらわせてやる!」

バクロ婆「ババアーン!」ボオンッ

虫歯伯爵「ははは、あとはお前だけだな!そら!」

ジバニャン「ニャアッ!」

あかり「ジバニャン・・・お願い・・・耐えて・・・!」

虫歯伯爵「とどめといくか」

ジバニャン「そうはさせニャいニャン!ひゃくれつ肉球!!」

虫歯伯爵「そんなバカなーっ!!」ボンッ

あかり「なんとか倒せたね・・・」

今日はここまで

ジバニャン「みんなの思いを力に変えることができたニャン」

ウィスパー「あかりちゃん、かたづ家来が・・・」

あかり「え?」

アライ魔将「アライ魔将!」

ウィスパー「やりました!かたづ家来がアライ魔将に進化しましたよ!」

レベル進化についての説明

あかり「へえ、そうなんだ。じゃあ積極的に狙おう」

そして

虫歯伯爵「やるじゃないか・・・虫歯と共に生きれば
     さらなる力を得ることができるのに・・・もったいない」ドロン

ウィスパー「意味不明でしたね」

あかり「虫歯と共に生きるなんて痛くてできないよ・・・」

ウィスパー「あれ?何か落ちていますよ」

あかり「虫歯菌さんが落としたのかな?」

ウィスパー「虫歯の菌がついていそうでちょっと不気味ですね・・・」

あかり「うん・・・」

ジバニャン「オレっちに使わせるニャン」

あかり「ジバニャンにはさっき大けいけんちだま使わせたからだめだよ。
    今回はバクロ婆に使わせるよ」

ウィスパー「おおお!このけいけんちだまはすごいですねえ。
      おや?バクロ婆も・・・」

ババァーン「ババァーン!」

ウィスパー「バクロ婆がババァーンに進化しましたよ!」

あかり「さて、みんなのHPを回復させなきゃ」

あかり「って、もう全回復してる」

ウィスパー「レベルアップするとHPと妖力が回復するんですってば・・・」

あかり「それじゃ、外に出かけよう、行ってきまーす」

途中でアイテム拾ったり妖怪と戦ったりしつつ七森中へ

ウィスパー「あかりちゃんの学校・・・今日はまたずいぶんと静かですねぇ」

あかり「それは夏休み中だからだよ」

ウィスパー「おっと、そうでした。しかしおうちと比べると広いですね~」

あかり「さて、昨日のあの噂の真相を探るために校内をまわってみるけど・・・
    ガイコツさんいるのかなぁ・・・いろいろと見てこよう」

しばらくして

あかり「あ、この教室開いている。入ってみよう」

すると

あかり「あ、妖怪レーダーが反応してる、調べてみるよ」

あかり「あ、いた」

バク「・・・バク~」

ドタッ

あかり「妖怪が落ちてきた?」

ジバニャン「変わった登場だニャン」

ウィスパー「しかし、ちょっと様子がおかしいですね・・・」

バク「は、腹が・・・誰か・・・食べ物を・・・」

あかり「どうしたの?大丈夫?」

バク「む!?人間!?」

バク「くらえ!眠煙~!!」

シュウウウウ

ジバニャン「あかりちゃん!あぶニャイ!!」

ウィスパー「え!?何で私を盾に?」

ウィスパー「ZZZZZ・・・」

あかり「もしかしてあの煙のせいで・・・」

バク「ちっ、今度こそ力ずくで眠らせてやる!!」

バトル開始

アライ魔将「お清めじゃあ!」

バク「なんの!吸収の術!」

アライ魔将「なにっ!?」

ババァーン「ババァーン!」

バク「ぐわああっ!」

あかり「必殺技が決まったね」

アライ魔将「助かったぞ・・・ババァーン、感謝するぞ」

そして

バク「う~ん・・・、もう・・・限界・・・」

あかり「大丈夫!?どうして急に襲ってきたの?」

ジバニャン「すごく気になるニャン」

バク「すまない・・・どうかしていたよ。空腹だったあまり・・・」

あかり「あ・・・あなたってもしかして夢喰い妖怪のバクだよね?
    バクの話は聞いたことあるよ」

バク「その通りだ。人間、朝起きて夢を覚えていない時があるだろう?
   それはワシが夢を食べているからさ」

あかり「バクさん、夢なら今・・・」

バク「あ・・・」

ウィスパー「物知りすぎるのも困りものですね~!」ムニャムニャ

バク「遠慮なくいただこう」

そして

ウィスパー「・・・なるほど、それでバクは私の夢を・・・」

バク「ああ。ごちそうになった」

あかり「どうしてバクは学校にいたの?夏休みだから先生以外誰もいないのに・・・」

バク「なんだと~!?ワシの見当違いだったか・・・だから誰の夢も食べられなかったのか~!
   でもお前達のおかげで本当に助かった。ありがとう。お礼にお前と友達になってあげよう」

あかり「わあい、ありがとう」

ウィスパー「また妖怪メダルが手に入りましたね、やりましたね、あかりちゃん」

あかり「うん、そろそろ帰るよ」

学校を出ると

あかり「あ、雨が降ってきた・・・あれ?かばんの中にいつの間にか雨合羽が、羽織ってみよう」

ウィスパー「いや~まさかあんな展開で契約ができるとは思いもしませんでしたね~」

ゴゴゴゴゴ・・・・

ウィスパー「おや?どうしたのでしょう?急にうす暗くなりましたね・・・」

ジバニャン「ニャニャー!!?」

あかり「ウィスパー!後ろ!きゃあああ!?」

ウィスパー「え!?」

「ガ~・・・シャ~・・・」

ウィスパー「ギャ~!バケモノ~!!」

ジバニャン「とにかく逃げるニャー!!」

あかり「そうしよう!」

あかりの家

あかり「はあ・・・はあ・・・あの噂は本当だったんだね・・・」

ウィスパー「とんでもない大きさでしたね」

あかり「あんなのがずっと学校にいたら困るよ~」

ウィスパー「こうなったらこちらも戦力アップが必要ですね」

あかり「そうだね。でもどうやって?」

ウィスパー「うぃす!今よりもずう~っと強い妖怪とお友達になるのです!
      ところであかりちゃん、今の妖怪ランクはどれくらいですか?」

あかり「妖怪ランク?Eだけど・・・」

ウィスパー「なら妖怪ランクをもっと上げましょう!でないと強い妖怪を見つけることができませんよ。
      今の性能では見つけること自体が不可能です!ウォッチを強化するなら今のうちです!」

あかり「妖怪ウォッチを強化するにはどうすればいいの?」

ウィスパー「時計のことならなんでもおまかせ時計とメガネのチョーシ堂♪
      時計のことなら時計屋です!チョーシ堂へ行ってみましょう!」

あかり「チョーシ堂ってどこにあるの?」

ウィスパー「それは明日教えます。明日に備えて今日は休みましょう」

あかり「そうだね、ウィスパー、おやすみ」

真夜中

バク「う、うまそうな夢・・・」

今日はここまで

翌日、家を出て

ウィスパー「時計のチョーシ堂は団々坂のところにあります。あかりちゃんの持ってるナビを見てください、
      知らない所でも場所が分かりますよ」

あかり「あ、本当だ。最初からそれ使えばよかった・・・」

あかり「でも先におおもり山の神社にお参りしてくるよ」

ウィスパー「遅くならないようにしてくださいよ」

あかり「あ、あそこに困っている人がいる・・・」

会社員1「あつい~」

会社員2「暑くて一歩も動けん・・・」

ウィスパー「暑さで動けない会社員たちですね。今度は二人ですか」

あかり「この前の人とは違うみたいだけど話しかけてみるよ」

そして

会社員1「僕は栄妖ドリンクを3個」

会社員2「俺はヨカコーラを3つ頼む・・・」

あかり「はい、どうぞ」

会社員1「ああ、ありがとう」

会社員2「はあ~生き返った。さあ行こうか」

会社員1「はい」

ウィスパー「よかったですね~」

あかり「うん」

おおもり山

カランカラン

あかり「みんなとずっと友達でいられますように・・・」

しばらくして

あかり「あそこ気になる・・・行ってみよう」

すると

あかり「あ、妖怪の気配、調べてみよう」

ウィスパー「いましたよ」

イガイガグリ「花粉と一緒にイガイガ菌もとんでけ~♪」

イガイガグリ「あ・・・す、すみません!これで勘弁して!」

あかり「何かもらったね」

ウィスパー「あかりちゃん、そろそろ戻りましょう」

あかり「うん」

七森町

おばあちゃん「そこのお嬢ちゃん、ちょっと待っておくれ、そこの保育園へ行きたいんじゃが・・・」

あかり「はい、私、道を知っていますので案内します」

そして

あかり「着きました」

おばあちゃん「ここだよ、ここに来たかったんだよぉ、
       あんた優しい子だね、お礼にこれを受け取っておくれ」

あかり「ありがとうございます!」

ウィスパー「おお、いい事をしたらいい事が返ってきましたね!」

あかり「いい事すると気持ちいいよね、あかり、困っている人がいたらどんどん助けていくよ」

ウィスパー「その意気です!あかりちゃん!」

少ししたあとで

京子「あ、あかり」

あかり「あ、京子ちゃん」

京子「結衣見なかったか?電話してもつながらないしメールしても返事が来ないんだ」

あかり「えっ!?それって行方不明ってことだよね!?大変!!」

京子「一緒に結衣を探そうぜ」

あかり「あ、あそこに妖怪いる」

ウィスパー「あれはナガバナですね」

あかり「声かけてみよう」

ナガバナ「よっ、姉ちゃん、もうかりまっか!?」

あかり「え!?」

京子「???」

ナガバナ「おいおい!ここはノータイムで『ぼちぼちでんな~』やろ!」

あかり「ごめんね、あかり、君の言いたいことが分からないよ・・・」

京子「ところで黒い短めの髪してクールな目つきの女の子見なかった?その子私の友達なんだ」

ナガバナ「あ、そうや、あんたらにがっぽり儲かる話をするでー!」

京子「そんな事は聞いてないぞ」

ナガバナ「がっぽり儲けるにはまず場所が重要や、
     この辺は平和すぎてアカン。思うように稼げへんで」

京子「だから人の話聞けって!」

今日はここまでにします

ナガバナ「せやから路地裏とかトンネルとか薄暗~い所を攻めるのがええねん。
     ああゆうところは妖怪がうろうろしとるからなんぼでもバトルできるやろ?」

ナガバナ「いちいちレンズで妖怪探さんでも経験値もお金も稼ぎ放題や!たとえばこの辺やったら
     コンビニの裏とか魚屋の裏とかにちょうどええ場所があるわ」

京子(経験値?)

京子「お、いい話をありがとう、よし、魚屋の裏とかに行ってみるか、
   結衣は絶対妖怪がうろうろしてる場所にいるはずだ!」

京子「おいお前」

ナガバナ「なんや?」

京子「私達が探してる子は今の話には私達が飽きるくらい付き合わされるほど目がないんだ。
   あいつの稼ぎ癖にはもうお手上げ状態だよ・・・
   あんたの儲け話も儲けすぎはゲームを楽しむ人としてどうかしているよ」

ナガバナ「ところでチョーシ堂には行ったことあっか?」

あかり「あかり達、今からそこに行くところなんだ」

ナガバナ「団々坂にも妖怪うろついてるとこあるで、ほな、じゃんじゃん稼いでやー」

京子「よし、まずは魚屋の裏へ行こう」

怪しい路地裏

京子「お、アイテムいっぱいある、ゲーット」

あかり「結衣ちゃん、どこー!?」

京子「うわ、妖怪襲ってきた!」

そして

京子「10秒で勝負着いたんだけど・・・わ、また来た!」

しばらくして

京子「妖怪出すぎだろここ」

あかり「妖怪来たよ」

京子「またかよ!」

そして

ネガティブーン「強すぎるブーン・・・絶対勝てないから友達になるブーン」

あかり「うん、友達になろう」

あかり「あ、あそこに黄色い箱ある、アイテムゲット」

京子「この扉は今のランクでは開かないな」

京子「あ、マンホールある、開けてみようぜ」

京子「って、また妖怪襲ってきたー!」

そして

あかり「わあ、京子ちゃんもお友達増やせたね」

京子「じゃ、気を取り直してマンホール開けるか」

地下水道

あかり「結衣ちゃんいないね・・・」

京子「・・・わっ!」

女の子「もーっ!うしろからつかまえるなんてずるい!ごまみそ隊本部に通報だ!」

あかり「京子ちゃん、いったんここを出て団々坂行こう」

京子「だな」

団々坂

あかり「あ、駄菓子屋だ。アイテム買ってこよう」

京子「アイテム補充しようか」

かわしま商店

あかり「あ、またナガバナいる」

ナガバナ「また10円ガムかーい!!」

ナガバナによる三角くじについての説明

京子「お、面白そう、やってみよう」

あかり「うん」

あかり「わあい、レアアイテムゲット」

京子「私もレアなものゲットしたぞ、あとは10円ガムだったけど・・・」

あかり「あかりもあとは駄菓子だったよ。クジ引き券全部使っちゃった・・・」

京子「私も」

店を出て

あかり「チョコボー買いすぎちゃった・・・」

京子「あそこにも路地裏があるぞ、行ってみるか」

あかり「うん」

こっそり空地

ちなつ「きゃあああ!!こいつら何回襲ってくるのよ!」

あかり「あ、ちなつちゃん!」

京子「助けに行こう!」

あかり「と思ったらもうバトルは終わっていたよ・・・」

京子「ちぇ、ちなつちゃんにいいとこ見せようと思ったのに・・・」

ちなつ「あ、あかりちゃん、京子先輩」

ちなつ「なんなんですかここ!?ここを出ようとしても妖怪次々と襲ってくるから
    もう出られない状態が続いているんですが・・・」

あかり「わ、襲ってきた!」

京子「うげ、こっちにも・・・!」

ちなつ「一気に9匹ずつですか!?」

ウィスパー「3匹ずつ片づけましょう!」

そして

かたのり小僧「けっ!お前やるじゃん!友達になるぞ!」

あかり「うん、友達になろう」

ちなつ「また襲ってきた!もうアイテムが少なくなってきたというのに~!」

しばらくして

獅子まる「君強いですねえ~。ボクと友達になりませんか?」

あかり「もちろんだよ」

あかり「あ、京子ちゃんもちなつちゃんも友達増やしたんだ」

ちなつ「この妖怪は強そうだよ」

京子「さて、ここ出ようぜ」

ちなつ「賛成です・・・」

あかり「ここにいる妖怪みんなと仲良くなれたしここを出よう」

団々坂

ちなつ「みなさんは聞きましたか?結衣先輩が行方不明になったという噂を・・・」

京子「私達もちょうど結衣を探していたところなんだよ」

あかり「チョーシ堂に行くのはそれからにしてるんだ」

ちなつ「チョーシ堂の店の人・・・さっきまで向こうのアパートにいたんですけど
    そよ風ヒルズの博物館に向かったという話を聞きました」

京子「そうなのか?」

あかり「でも先に結衣ちゃん探さないと・・・」

ちなつ「先にコンビニ寄らせて下さい、アイテムを補充しに行きます」

あかり「あかりも」

京子「じゃ、私は先に結衣を探しに行くよ。次はアパートの南西の裏道を探してくる。
   私には根拠がある!結衣は絶対妖怪うじゃうじゃいるところにいる!じゃ」ダッ

ちなつ「京子先輩の根拠は何なんでしょうか?」

あかり「う~ん・・・でも行方不明なんだったら人気のない所にいたりするんじゃないのかな?」

ちなつ「早くコンビニに行くわよ!早くしてよね、私だって結衣先輩が心配なんだから!」

ヨロズマートでアイテムの売買をしたあとで

あかり「キュッピーに妖怪入れ替えさせてもらおう。じめりんぼうとこおりんぼうを控えにおいて
    ばか頭巾と獅子まるを手持ちの妖怪にするよ。あ、その2匹にけいけんちだまあげよう」

店を出てないしょの横道近く

あかり「京子ちゃんはここに行ってたね」

ちなつ「本当に結衣先輩はいるのかな?」

あかり「入ってみよう」

ちなつ「人気がないと怖いんだけどね」

ないしょの横道

ちなつ「妖怪出たああ!」

バトルになる

こおりんぼう「氷結の術!」

アライ魔将「しまった!まともにくらった!」

セミまる「ミンミン斬り!」

あかり「勝った」

そして

あかり「ちなつちゃんの妖怪に助けられたね」

ちなつ「やっぱり2人で行こうよ。私こんなところ1人で行くの嫌だし・・・」

このあと妖怪達によって立ち往生状態が続く、そして

あかり「お友達増えたのはいいけど・・・」

ちなつ「湧いて出てくる妖怪によってアイテムごっそり使うことになるのはもう嫌!」

あかり「あ、京子ちゃんいた」

ちなつ「また妖怪いいい!!」

そして

ちなつ「やっぱり怖い・・・でも結衣先輩のために・・・」

あかり「あ、アイテム出てきた」

ちなつ「こっちのアイテムは私のだからね」


京子「こおりんぼうの奴こんなもの落としちゃって・・・
   結衣の犠牲になるぞ・・・あ、あかり、ちなつちゃん」

あかり「京子ちゃん、今そっち行くね」

ちなつ「結衣先輩いましたか?」

京子「いたぞ、私、結衣がマンホールの中に入っていくのを見たんだけど妖怪に行く手を阻まれてさ」

ちなつ「じゃああの中に結衣先輩がいるんですか!?」

あかり「だったら早く入ってみよう」

京子「急げよ、こおりんぼうが犠牲になる前に」

ちなつ「え?」

あかり「もう、オーバーな言い方だよ、京子ちゃん」

京子「と、とにかく入るぞ!」

今日はここまで

地下水道

ちなつ「結衣先輩、どこですか~?」

京子「結衣~!」

あかり「くまなく探してみようよ」

京子「あ、あのときいた子供がいなくなってる、ってことはここ行けるようになったんだな」

ドドドドド・・・

あかり「え?」

京子「うわー!イガイガグリの大群だー!」

ちなつ「数が多すぎます~!」

バトル開始

ジバニャン「先制攻撃だニャン!」

イガイガグリ「ばかめ」

ジバニャン「ニャニャー!トゲが痛いニャン!」

あかり「これじゃむやみに攻撃できないよ、だってイガイガグリの能力は・・・
    でも必殺技なら効果を無効にできるかも・・・」

おにぎり侍「鬼斬り一閃!」

イガイガグリ「ぐわっ!やられたらやり返す!」

おにぎり侍「しまった!とりつかれた!のどがイガイガしてきたでござる・・・!」

京子「やばい、おはらいしないと・・・」

おにぎり侍「京子どの、助かったでござる。かたじけない」

イガイガグリ「とげガードだ!」

コマさん「もんげーっ!」

ちなつ「コマさんのHPがやばい!うめおにぎりで回復させよう!」

あかり「一体何匹いるの!?」

アライ魔将「ぐっ・・・!とりつかれた・・・!のどが・・・!」

ジバニャン「ニャニャー!のどが痛いニャン!」

あかり「アライ魔将とジバニャンがとりつかれちゃった!はやくおはらいするよ!」

京子「お、さすらいだまだ。よし、当てたぞ!」

ちなつ「これで決めさせます!」

コマじろう「風来サンダー!」

ちなつ「何とか全滅させた・・・」

京子「一匹もやられずに済んだな。苦しい戦いだったが・・・」

ちなつ「30匹倒した割には経験値がしょぼいです・・・ウニを5つ手に入れたとはいえ・・・」

京子「私はしんせんなウニを8つも手に入れたぞ」

あかり「あかりは6つ」

ちなつ「結衣先輩・・・どこにいるのですか~?」

京子「とにかく探してみるぞ」

少ししたあとで

京子「ん・・・?」

ドドドドド・・・

ウィスパー「わわわっ!今度はこおりんぼうの大群です~!」

京子「やっば!回復するの忘れた!」

ちなつ「私も・・・!」

バトル開始

おにぎり侍「しまった!不意を突かれたでござる!無念なり・・・」ボオンッ

セミまる「ミーンッ!」ボオンッ

京子「やっば!一気に2匹やられちゃった~」

こおりんぼう「つめたい吐息!」

コマさん「もんげーっ!」ボオンッ

コマじろう「危なかったズラ・・・運良くよけられたズラ・・・お兄ちゃんやられちゃったズラ?」

あかり「ちなつちゃんと京子ちゃんの妖怪達が危ない・・・あかりもなんとかしないと・・・」

ジバニャン「オレっちに任せるニャン!ひゃくれつ肉球!」

獅子まる「まだ半分以上いますね・・・僕にも必殺技出してほしいのですか?」

こおりんぼう「こおりんぼう~!」

獅子まる「やられるわけにはいきません!刀はまだ早い拳!」

そして

あかり「何とか倒した・・・」

京子「みんなの力で乗りこえられたな」

ちなつ「って、ほとんどあかりちゃんのおかげじゃないですか!」

京子「全滅しかけたその時に奇跡という幻の光が・・・という感じだったな」

あかり「ええ~?あかり幻なんかじゃないよ~」

ちなつ「妖怪達回復させるよ」

あかり「あかりもそうする」

京子「今こそアイテムを使えるだけ使う時だな」

京子「それにしてもなんで今日は妖怪が何十匹にも群がって襲ってくるんだ!?」

ドドドドド・・・

京子「あっちにもこおりんぼうの大群がいるよ・・・」

あかり「しかもさっきよりも数多いよ!」

ちなつ「でもこおりんぼう達は私達の方には向かっていませんよ」

ウィスパー「みなさん!対岸の火事だと思ってはいけません!こおりんぼうの大群を追いかけましょう!」

あかり「そうだね、みんな、行こう!」

少ししたあとで

京子「確か大群はそっちに向かっていったな」

ちなつ「でももしかしたらその大群に結衣先輩が襲われているって事が・・・!」

ちなつ「・・・大変!早く追いかけなきゃ!」

あかり「まだ分からないよ、ちなつちゃん。結衣ちゃんまだ見つかっていないし・・・」

京子(でも結衣にとっちゃこおりんぼうの大群は極上の獲物かもしんねえかもな・・・)

ちなつ「こおりんぼうの大群を見つけました!」

あかり「あ、本当だ!行ってみよう!」

あかり「・・・って、もう消えちゃったみたい・・・」

京子「もしかして・・・とにかくそっち行くぞ」

あかり「うん」

今日はここまでにします

あかり「あ、結衣ちゃんいた!」

京子「結衣が相手じゃこおりんぼうがかわいそうだな・・・」


結衣「よし、さっきよりも早く倒せた。お目当てのアイテムもゲットだ」

あかり「結衣ちゃーん」

京子「結衣~!探したぞ!」

ちなつ「心配してました~」

結衣「あ、あかり、京子、ちなつちゃん、来てたんだ」

京子「結衣~!心配したぞ!結衣ん家で遊ぼうと思ったらいなくて電話してもつながらなかったしさ」

ちなつ「私も学校の友達から結衣先輩が行方不明になったという噂を聞きました。
    それで私・・・結衣先輩が心配になって・・・」

あかり「結衣ちゃんが無事でよかったよ」

結衣「あ、気づけばもうこんな時間か。みんな、心配させてごめん・・・」

あかり「あ、そうだ、博物館に行かなきゃ!」

結衣「博物館?ここから博物館に行くなら・・・」

結衣「とりあえず私についてきて」

ちなつ「はい」

七森町

結衣「あの橋を渡ればそよ風ヒルズだよ」

あかり「あ、本当だ」

ちなつ「こんなところに抜け道があったのですね」

京子「博物館へレッツゴー!」

博物館内

ウィスパー「チョーシ堂の店主はこの博物館のどこかにいるはずです。
       館内を回って店主を探しましょう!」

結衣「チョーシ堂?」

ウィスパー「あなた達の妖怪ウォッチのランクを上げてくれる所です。
       チョーシ堂の店主は館内のどこかにいるはずですよ」

結衣「あ、だから博物館に用があったんだ。ランクが上がるのは魅力的だな、よし、店主を探そう」

あかり「うん」

結衣「ナビ見て見た限り店主は2階にいるぞ」

京子「それじゃ、2階に行くか」

ちなつ「はい」

2階

京子「いたぞ」

あかり「すみません」

チョーシ堂の店主「ん?もしかしてお前達も昔の七森町を見に来たのかい?」

あかり「昔の七森町?」

結衣「とはいってもこの世界全体が異世界なんだけどな」

チョーシ堂の店主「何だ、違うのか、まあよい、まわりを見てみな。

          お茶の間にちゃぶ台、ブリキの看板・・・今じゃ見なくなったもんばかりだ。
          いや~なつかしくなっちまうぜ」

京子「お茶の間はうちらの部室にもあるけどね」

チョーシ堂の店主「おっと悪い。つい長話しちまった。で、ワシに何か用か?」

京子「実は妖怪ウォッチを強くしてもらいたいんです」

チョーシ堂の店主「なにっ!?妖怪ウォッチとな!?」

チョーシ堂の店主「ってことはお前達、妖怪の姿が見えるのかい?」

京子「はい」

あかり「もっと強い妖怪が見えるようにしてほしいんです」

チョーシ堂の店主「なるほど、妖怪ウォッチの機能を強化してくれってわけだな?
           よし!引き受けよう!任せておけ!!」

ごらく部一同「ありがとうございます!」

チョーシ堂の店主「じゃがワシはもう少しここを見て回るんでな。少ししてからチョーシ堂に来てくれ」

あかり「分かりました」

チョーシ堂の店主「あ、そうじゃ、七森公民館に『公式』について説明するおじさんがいる。
           公民館にて詳しい話を聞いてくれ」

京子「はい・・・でも公式ってなんだろう?」

チョーシ堂の店主「あと、団々坂の正天寺に妖怪に詳しい和尚さんがおる、会ってみてはどうかの?」

あかり「分かりました」

京子「じゃ、私達は博物館を出ますか」

1階

西垣「お、お前達、ちょうどいいところに」

あかり「西垣先生?」

西垣「至急資料保管庫に来てほしい」

ちなつ「何か用があるのですか?」

京子「行ってみよう」

結衣「実験につきあう以外ならつきあいます・・・」

資料保管庫

京子「ほ~、中はこうなってたんですか」

ちなつ「・・・ってかここ勝手に研究室にして大丈夫なんですか!?」

西垣「なあに、きちんと許可もらってるから大丈夫だ。
   それより世界が変わったと思わないか?」

あかり「はい」

京子「明らかにおかしいです」

結衣「家や学校ごと異世界に飛ばされた感じがします」

ちなつ「私達の家と学校以外は地形ごと変わってました」

西垣「夏休みに入ってから世界が変わってるな、
   これはもしかしたら妖怪のせいかもしれないな、そう思うだろう?そこの妖怪」

ウィスパー「はいいっ!?アナタもしかして私の姿が見えているのですか!!?」

西垣「それにごらく部がそろいにそろってつけているもの、
   私も似たようなものを持っているぞ、改良の余地があるけどな」

ちなつ「先生も妖怪ウォッチを持っているのですか?」

西垣「私のはただ妖怪が見えるだけだ。それより私には気になることがある。
   きまぐれゲートの存在だ」

あかり「きまぐれゲート?」

西垣「そこでだ、お前達にその調査に協力してもらいたい、お前達の持ってるものでも
   きまぐれゲートをサーチできるはずだ。博物館を出てすぐのところにもあるぞ」

ちなつ「西垣先生、私達そんなの一度も見てないんですけど!?」

西垣「きまぐれゲートは不思議な扉、扉の中がありえない空間につながっている。
   お前達にはその中に入ってゲートボールというものを取ってきてほしい」

あかり「ゲートって・・・この扉もきまぐれゲートですか?」

西垣「いいや、この扉はゲートボールが5つないと開かない、
   それにゲートの中に入ればすぐにお題が出てくる」

西垣「お題は全部で4つ、戦の間は妖怪とのバトルにお題の数だけ勝てばいい」

西垣「疾走の間は制限時間内に出口を目指せばいい」

西垣「修羅の間はとてつもなく強力な妖怪に勝つという難易度の高いお題だ」

西垣「そして最後の奇妙の間は私にもよく分からない、さあ!博物館の外にレッツゴーだな」

ウィスパー「強引ですね・・・」

あかり「よく分からなかったのですがみんなで行ってきます」

西垣「では、頼んだぞ」

館外

ちなつ「あ、レーダーが反応しました。探してみます」

ちなつ「あ、ありました」

京子「これがきまぐれゲートか」

結衣「入ってみるか」

あかり「みんなで行ってみようよ」

戦の間

『バトルで2回勝て!』

京子「うわっ、どこだここ!?ここ本当にパン屋かよ・・・」

あかり「ちょっと違うかな?」

結衣「妖怪がいるぞ、倒しに行こうか」

あかり「みんなで2回ってことだから手分けしてもいいよね?」

結衣「たぶんな」

京子「結衣、こっちの妖怪倒そうぜ」

結衣「ああ」

あかり「ちなつちゃん、あっちの妖怪さんと戦おう」

ちなつ「うん」

今日はここまで

そして

あかり「あ、ゲートボール出てきた」

京子「1個しかないぞ、どうする?」

あかり「あかりが持つよ」

京子「じゃ、私達は先行くか」

あかり「えー!?みんな待ってよー!」

きまぐれゲートの外へ

あかり「え!?今どこから出てきたの!?・・・ってかみんなどこー!?」

あかり「あ、ウィスパー、大丈夫?」

ウィスパー「はっ!・・・あまりの出来事で放心状態に・・・」

ウィスパー「きまぐれゲートの入口はありえない場所につながっていましたが・・・
       出口もありえない場所につながっているみたいですね・・・」

あかり「そうだったみたいだね」

ウィスパー「まあ・・・無事ゲートボールは手に入りましたし。西垣先生に知らせましょうか」

あかり「うん、あ、遊具のところにみんないた。おーい」

京子「あ、あかり、ちょうどいいとこに」

あかり「あ、妖怪いる」

ヨコドリ「他人の物なら何でもヨコドリ!オマエの大事なものほどヨコドリ!」

ヨコドリ「・・・と思ったけどもう持ちきれないからオマエらちょっともらってくれよ」

京子「お。これを一冊ずつくれるのか、ありがたい」

あかり「早く西垣先生のところへ行こう」

京子「どうせなら虫取りしながら行こうぜ」

ちなつ・結衣「おい!」

そして資料保管庫へ

結衣「ずいぶん道草食ってしまったが・・・あ、先生」

西垣「お、お前達無事にゲートボールを手に入れたな」

ちなつ「わけわからなかったのですが・・・」

西垣「ははは、でもお前らならすぐ慣れる、じゃあゲートボールを渡してくれ」

あかり「はい」

西垣「よし、これであと4つだな」

ウィスパー「おおっ!数字が一つ減りましたよ!!」

西垣「じゃあこの調子でゲートボールを集めてくれ」

西垣「そうと決まったら長居は無用!とりあえずゲートボールを4つ集めてくれ!」

ウィスパー「押しが強うぃっす・・・」

西垣「あとこれはごほうびだ」

ちなつ「この輪っか、ジャングルハンターにもありましたね」

京子「あ、ジャングルハンターに行ってみよう、そのあと公民館へ行こう、
   チョーシ堂の店主があれだけ言ってるんだし」

結衣「あれであれだけなのか?」

あかり「みんなで行ってみようよ」

そして

結衣「あかりの赤い地縛霊のネコの攻撃のわざレベルもう7かよ、あかりもやるな・・・」

あかり「わざレベルはほとんど秘伝書かなまはげさんに上げさせてもらっているよ」

京子「やっり~装備品ゲット」

ちなつ「ポイントはとっておきます」

結衣「私も」

そして

あかり「ウィスパーが合成アイテムとポイントを交換してしまったんだけど・・・」

ウィスパー「まあ・・・サビれた刀も爆音クラクションもあとで役に立ちそうですよ、たぶん・・・」

あかり「このクラクション・・・使わせたら大変なことになりそうな
    おともだち妖怪があかりのおともだちにいるんだよね・・・」

ウィスパー「あ、そうでしたね」

京子「みんな~、そろそろ公民館に行こうぜー」

公民館

京子「あれだな、チョーシ堂の店主の言ってたおじさんは」

あかり「声かけてみよう」

公式おじさん「君達、妖怪バトルをたしなんでいるみたいだね」

あかり「え!?」

結衣「たしなんではいるけど・・・」

京子「結衣はたしなみすぎだよ・・・」

公式おじさん「私は公式バトル協会から公式に派遣された公式おじさん!」

ウィスパー「公式公式うるさいおっさんですね・・・」

公式おじさん「君!聞こえているぞ!」

結衣「どうやら公式おじさんにも妖怪が見えているようだな」

公式おじさん「当然だ!今の発言は公式イエローカードだよ!」

公式おじさん「次に同じことがあれば公式に退場してもらうからね!」

ウィスパー「う・・・うぃす・・・」

少ししか書けなかったけどここまでにします

そのあとも公式おじさんの説明は続き・・・

公式おじさん「じゃ、4人で公式バトルをやってくれ。バトルは2組同時に行ってもいいぞ」

京子「同じレベル戦えるのなら結衣にも負ける気しないぞ」

結衣「それはどうだろな」

あかり「ちなつちゃん、一緒に公式バトルしよう」

ちなつ「いいよ、負けないからね」

そして公式バトルを3回やり終わり

あかり「勝ったあ、全敗回避できた・・・」

結衣「あかりに負けて全勝逃した・・・」

ちなつ「もし結衣先輩に勝っていたら私全勝でしたね」

京子「もしあかりに負けてたら私全敗だったよ・・・」

公式おじさん「君達、本当に素晴らしかったぞ!」

公式おじさんの説明がまた始まる、そして

公式おじさん「それでは、君達の公式に幸あれ!」

公式おじさん「では、ほうびもやろう」

ごらく部一同「ありがとうございます」

京子「最後は正天寺だな」

結衣「和尚さんに会いに行こう」

正天寺前

京子「ここが正天寺か・・・」

結衣「結構寄り道したな・・・」

京子「さて、入りますか」

結衣「羽目外すなよ」

あかり「和尚さんに会いたいな」

ちなつ「どんな人でしょう」

寺の中へ

正天寺和尚「妖怪を連れとるということはあれかのう?」

ウィスパー「あれ?なんのことでしょう?」

正天寺和尚「ほっほっほ、妖怪の合成じゃよ」

ウィスパー「おお、やっぱりアレだったんですね」

正天寺和尚「そうじゃそうじゃ、ガチコーン!と合成じゃ!」

正天寺和尚「せっかく妖怪と仲良くしとるんじゃからやってみたらどうじゃ?」

ウィスパー「妖怪やアイテムを組み合わせてより強力なものに変化・・・
       ワクワクが止まりませんね!やってみましょう!」

ごらく部一同「お願いします」

正天寺和尚「そうこなくっちゃの~!さてと、それじゃ合成するかの~」

正天寺和尚「・・・わしとした事が、うっかりしとった!
       妖怪もアイテムも合成できる組み合わせが決まっていてのう・・・」

正天寺和尚「例えば・・・かたのり小僧なんかを連れてきたら合成できるんじゃが・・・」

京子「あ、私達のおともだち妖怪の中にかたのり小僧います」

ちなつ「あの場所には嫌な思い出があるんですけどね・・・」

あかり「そういえば獅子まるもかたのり小僧と一緒に仲間にしたよね」

結衣「獅子まるを2匹仲間にしようとしてかたのり小僧が3匹仲間に入ってきたな、私の場合は」

京子「お前あそこに来てたのかよ」

ちなつ「じゃああの時もっと早くあそこに来てたら
    結衣先輩をもっと早く見つけることができましたね・・・」

ちなつ「そしたらもし私が襲われてる時結衣先輩が・・・きゃっ❤」

正天寺和尚「おおっとそうじゃそうじゃ!もう一つ大事な事を忘れとった!」

京子「今度は何ですか?」

正天寺和尚「妖怪にはそれぞれ好きなものと嫌いなものがあるんじゃ」

結衣「それは私も分かっています。ですが私はそれなしで戦っています。
   そうした方がアイテムを温存しつつ経験値とお金を稼げるので・・・」

京子「結衣はやりすぎだっつーの!」

正天寺和尚「ほっほっほ、おぬし達に教えることはもう何もないかの?」

正天寺和尚「では、親方ダンベルを忘れないうちにおぬし達に渡しとこう」

正天寺和尚「これでかたのり小僧と合成できるはずじゃ、覚えておいてよかったよかった・・・」

ウィスパー(意外とうっかり屋さんですね・・・)

正天寺和尚「親方ダンベルが合成アイテムであったことを忘れておった。
       これからも合成できる妖怪かアイテムを手に入れたらいつでも来るといい。
       どんどん合成してやるからの」

ウィスパー「何はともあれやりましたね!みなさん!」

ウィスパー「これでまた強力な妖怪とどんどん出会えますよ!」

正天寺和尚「では、マジカルベルをおぬし達にやろう」

ごらく部一同「ありがとうございます」

続きは早ければ明後日に書きます

正天寺和尚「おぬし達に教えておこう。おふだを持っているのならボロボロの鈴を見つけておくとよい、

        たとえばマッスルベルはちからのおふだとボロボロの鈴を合成させれば入手できる、
        先ほどおぬし達にあげたマジカルベルはようりょくのおふだとボロボロの鈴を合成させればよい」

ウィスパー「これはいい話を聞きました。早速探しに行きましょう」

京子「じゃあ私は先にチョーシ堂へ行ってみるよ」

結衣「おい!みんなが合成し終わるのを待て!」

京子「」サッ

結衣「全く・・・それより寺の外の裏道が気になるな、少ししたら京子に電話しよう」

あかり「あ、オレンジコインある」

ウィスパー「時間があったら妖怪ガシャを回しに行きましょう」

あかり「今度こそ妖怪さん出てくるかなぁ・・・」
       

ちなつ「あかりちゃん、私合成し終わったよ」

あかり「じゃああかりも和尚さんに合成してもらうよ」

ちなつ「あれ?結衣先輩どこですか~?」サッ

あかり「みんな行っちゃった・・・」

あかり「合成させてもらおう」

そして

ウィスパー「かたのり小僧がかたのり親方になりましたね、
        あ、もう一匹合成できる妖怪がいるようですよ」

あかり「おともらしにこれ使わせて大丈夫かなぁ・・・」

そして

ウィスパー「おともらしが爆音ならしになりましたよ」

あかり「こうなるとは思っていたよ、でも爆音はやめようね」

正天寺和尚「合成は以上かな?」

あかり「はい」

正天寺和尚「ほっほっほ、合成したくなったらいつでもおいで」

あかり「あ、あかりも気になるとこあるからそこに行くよ」

ウィスパー「どこにいくつもりですか?あかりちゃん」

ひみつの抜け道

あかり「あ、ここ今の妖怪ランクでは開かない・・・」

あかり「ジバニャンにマジカルベル装備させよう」

ジバニャン「火花の術の威力が上がったような気がするニャン」

あかり「じゃあ早速・・・というのは鶴さんがかわいそうかな?でも・・・」

あかり「鶴さんと仲良くなりたいからバトルしにいこう」

ジバニャン「やっぱりそうなるのかニャン!」

バトルのあと

あかり「お友達になってもらえなかったよぉ・・・」

あかり「仲良くなってくれるまであかりは戦うよ」

ウィスパー「あかりちゃんならどんな妖怪とも仲良くなれそうですね」

しばらくして

ズルズルづる「君強いねぇ~、どう?友達になる?」

あかり「もちろんだよ、仲良くなろう」

あかり「さて、そろそろ戻ろう」

団々坂

あかり「あ、きまぐれゲートある、入ってみよう」

そしてお題をクリアし団々坂に戻る

あかり「あ、雨降ってきた。合羽着なきゃ」

プルルルル

あかり「あ、携帯鳴ってる。まずどこかで雨宿りしよう」


あかり「あ、京子ちゃんからメール来てる」

『チョーシ堂の店主さんが仕事をするのに大事な商売道具のネジ回しを
 おつかい横町のめっけもんという店に忘れてしまったらしいんだ。
 しかもあの店は夜にならないと開かないそうなんだ。
 だからまだ妖怪ウォッチの強化はできないよ。
 妖怪ウォッチの強化ができるようになったらまたメールするよ』

あかり「もうすぐ夜になるけどこのまま外にいたらお姉ちゃんが心配しちゃうし・・・」

ウィスパー「困りましたね・・・夜となりますと・・・」

バク「それならワシの出番だな」

ドロン

あかり「あ、バク」

バク「夜でも眠くならないようにワシがお前の眠気を吸い取ってやる。
   家族のことなら心配ない、夜に部屋から抜け出すときは
   ワシがお前に化けて家族の目をごまかす」

ウィスパー「バクは何にでも化けることができるのです!」

あかり「本当!?バクってすごいんだね」

ウィスパー「それでは、早速おうちに帰って活躍してもらいましょう!」

あかりの家

バク「では、お前の眠気をいただくぞ」

あかり「あれ?さっきまですごく眠たかったのに全然眠くない」

バク「うまうまうま・・・いっぱい食べれたな、
   あとのことはワシにまかせておけ」

そして

ウィスパー「さて、そぉ~っと出かけましょうか」

あかり「まず手洗いと歯磨きをそぉ~っとやるよ」

外に出る

あかり「あ、雨やんでる。あそこにおでん屋がある、おでん買いに行こう」

おでん屋大将「おでんほしいかい?」

あかり「うん、買っておく」

おでん屋大将「まいど」

あかり「さて、ガシャ回しに行こう」

その途中で

ウィスパー「あかりちゃん、アイテム拾いに妖怪バトルもいいのですが
       気がついたら朝だったということがないようにしてくださいね」

おおもり山

カランカラン

あかり「みんなと仲良くなれますように」

あかり「さて、妖怪ガシャは何が出てくるのかな?」

ガシャッ

あかり「わあい、妖怪出てきた~」

モノマネキン「モノマネしてたら出れなくなっちゃったー。次はキミのまねさせてー」

あかり「ええ!?」

あかり「でもお友達になろう」

ウィスパー「では、おつかい横町まで行きましょう」

あかり「うん」

今回はここまでにします

おつかい横町

あかり「あ、空き缶落ちてる、ゴミ箱に捨てよう」

あかり「わあ、緑コインが出てきた」

ウィスパー「いい事するといい事が返ってきましたね」

しばらくすると・・・

あかり「ええ!?あかりがいっぱいいる・・・」

ウィスパー「こっちに向かってきました!」

あかり「ど・・・どうしよう・・・」

あかり1「探したよ」

あかり2「早く列に入ろう。みんな待ってるから」

あかり「え?あかりも混ざるの?」

あかり3「みんなで楽しいことしよう」

そして

あかり「楽しかったね。ついていくの大変だったけど・・・」

あかり1・2・3・4・5・6「おつかれさま~」

あかり4「じゃあ元に戻ろう」

あかり「え?」

ドロロロン

ウィスパー「あ、モノマネキンだったのですね・・・」

モノマネキン「君、元に戻らないの?」

あかり「あかりは人間だよ」

モノマネキン「えっ!君って本物!?全然気づかなかった!」

あかり「ふえぇ・・・」

モノマネキン「さっきの行進はすごかったよ。これあげる」

あかり「・・・今のは何だったんだろう」

あかり「あ、誰かもめている。妖怪同士で何があったんだろう・・・」

その途中で

あかり「あ、あの建物から妖怪の気配がする」

バトルのあと

つづかな僧「むむむ・・・わしと友達になるかの?長続きするか分からんがの・・・」

あかり「そんなことはないよ。あかり、ずっと友達になってあげる」

あかり「さて、妖怪さんのけんかを止めなきゃ」


グレるりん「オレだよ!」

イガイガグリ「ボクだよ!」

あかり「二人とも、どうしたの?」

グレるりん「いやよお~コイツが『自分はこの世で一番トガってる』って言って聞かねえんだ。
       どう見てもオレの方がトガってるのによ!」

イガイガグリ「絶対ボクの方がトガってるよ~、ていうか君
        どこをどうみてもトガってないじゃ~ん・・・」

グレるりん「は・・・?心の中がバリバリにトガってんだよ!!」

グレるりん「かぁ~こうなったららちがあかねえ!
       そこの奴に決めさせてもらおう」

あかり「え?あかりが決めるの!?どっちもトガってる気がするけど・・・」

グレるりん「こういう時は客観的視点っていうのが大切なんだよ!」

グレるりん「お前もそれで文句ねえだろ!?」

イガイガグリ「うん!それなら文句ないよ~」

グレるりん「さあ、早く決めてくれよ」

あかり「君の方が心がトガってるよ、それに君とお友達になりたい。
    だって性格はかなり悪くてもこう見えてお友達を大事にしていそうだもん」

ジバニャン「オレっちもそう思うニャン」

グレるりん「お前ら分かってんじゃねえか!気に入ったぜ」

ウィスパー「おお、これはともだち契約ですか!?」

グレるりん「ほらよ!」

ジバニャン「ニャッ!?」

あかり「ええっ!?」

ウィスパー「まさかの合成ですか!?」

ワルニャン「夜露死苦!」

あかり「あっ!ジバニャンが!!」

ワルニャン「へへ・・・お前ら気に入ったから合成進化してやったぜ~。
       これから夜露死苦頼むゼ!」

ウィスパー「ジバニャンが進化してよかったのやら悪かったのやら・・・」

あかり「うん・・・」

ワルニャン「うううう・・・」

ポーーーン!

ジバニャン「オレっちは進化なんかしないニャー!!」

ジバニャン「ふう、危なかったニャ。オレっちはオレっちのままでいたいにゃ!」

あかり「そ、そうだよね・・・」

あかり「あ、このメダル使っておこう」

しばらくして

あかり「あ、きまぐれゲートだ。入ってみよう」

奇妙の間

チョーシ堂の店主「ドキドキ妖怪クイズー!!!!」

あかり「えっ!?」

チョーシ堂の店主「妖怪にまつわる三択クイズ!頼れるのは己の知識のみ!
            誰かから答えを教えてもらうのはなしじゃぞ!」

ウィスパー「分かりました。では、私は黙っておきます・・・」

チョーシ堂の店主「では、第一問、ムリかべの種族は何?」

あかり「この前あかりと友達になった妖怪だね・・・」

あかり「え~っと・・・ゴーケツだったかな?」

チョーシ堂の店主「お見事、正解だ!」

チョーシ堂の店主「第二問、ジバニャンの好きな食べ物は?」

あかり「あ、簡単。チョコボー」

チョーシ堂の店主「すごいぞ、正解だ!」

チョーシ堂の店主「最後の問題だ、じんめん犬は犬と何が合体した姿?」

あかり「人間」

チョーシ堂の店主「そんな選択肢はないぞ、選択肢の中から答えてくれ」

あかり「えっと・・・この選択肢の中からだったらおっさんだね。
    おっさん以外あかりにはよく分からないよ・・・」

チョーシ堂の店主「お見事!!!全問正解だ!ゲートボールを進呈だ!!」

あかり「ゲートボール3個ゲット。これで西垣先生の言ってたあのドアを開けられるよ」

ウィスパー「ですがまずはめっけもんを優先してください」

おつかい横町

あかり「あ、ここからは開かないんだ」

ウィスパー「仕方がありませんね、別の道を探しましょう」

今日はここまで

あかり「いったんヨロズマートに行くよ」

店内でアイテムの売買を済ませて

キュッピー「キュキュ?」

あかり「ばか頭巾とワルニャンを入れ替えるよ。あと、メダルの位置も変えるよ」

店を出てしばらくしたあと

あかり「わあい、黄色コインだ」

あかり「この裏道からめっけもんに行けそうだね」

商店街の細道

あかり「あ、妖怪いる、お友達になってもらおう」

そして

あかり「お友達できなかったよ・・・」

あかり「あ、マンホールある、入ってみよう」

地下水道

あかり「術の秘伝書ゲット、ババァーンに使おう」

あかり「うわ、妖怪襲ってきた」

そして

あかり「青コインもゲット、もうここ出よう」

商店街の細道、何度も妖怪とバトルして

あかり「やっとお友達になれた」

ウィスパー「ワカメくんもコンブさんもなんか楽しそうな妖怪ですね」

あかり「うん、こっちも楽しくなりそうだよ」

あかり「さて、ここを出よう」

おつかい横町

あかり「あ、めっけもんあった」

ウィスパー「では、入りましょう」

あかり「うん」

めっけもん

店長「ん?ウチのガラクタに興味があるのか?お前さんも変わっとるの・・・」

あかり「あの・・・チョーシ堂の・・・」

店長「んんっ?チョーシ堂?時計屋のじーさんの忘れもんならさっき金髪の子が取りに行ったよ」

あかり「京子ちゃんが?そうですか、ありがとうございます」

あかり「では、失礼します」

店長「じーさんにもう物を失くすなと言ってくれ」

店を出ると・・・

あかり「え?何が起きたの?」

ウィスパー「鬼時間がやってきます!」

赤鬼「アカーーー!!!」

あかり「きゃああ!鬼が出たあーー!!」

ジバニャン「こわ~いおしおきされちゃうニャー!!」

鬼時間の説明のあと

ウィスパー「とにかく今は逃げましょう!」

あかり「どこに逃げればいいの?」

ウィスパー「え?と・・・とにかく逃げるんです~!」

少ししたあとで

あかり「あかり達どこにいるの?もしかして道に迷っちゃった?」

ウィスパー「えーっとえーっと・・・」

シュウッ

ウィスパー「あかりちゃん!見つけました!ゴールはあそこです!」

ウィスパー「あの襖をくぐれば元の時間に戻ることができるはずです!」

あかり「分かった。あの襖まで逃げよう」

そして

あかり「鬼さん近くにいる!逃げなきゃ!」

ジバニャン「襖は近くにあるニャ!」

ウィスパー「わわわ!鬼がすぐそこに!」

あかり「お願い!!間に合ってー!」

バアアン

あかり「はあ・・・はあ・・・間に合った・・・」

ウィスパー「元の時間に戻れたようですね」

あかり「中けいけんちだまもらったけど・・・鬼玉集めてる場合じゃないよ・・・」

あかり「しかも急に来るとか怖いよぉ・・・」

ウィスパー「夜に出歩くことができるようになっても鬼時間には気をつけなければいけませんね!」

ウィスパー「夜に子供だけで遊び回るのは危険ということです!」

あかり「うん、気をつけるよ」

ブルルルル

あかり「あ、京子ちゃんからメール来た」

『チョーシ堂で妖怪ウォッチの強化ができるようになったぞ』

あかり「分かった。じゃあチョーシ堂へ行こう」

チョーシ堂

京子「おうあかり」

あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん、ちなつちゃん」

ちなつ「夜なんですからあまりはしゃがないでください」

結衣「私達はもう妖怪ランクを上げたぞ、あかりも早くランクをEからDにしてもらってくれ」

あかり「うん」

そして

あかり「わあい、妖怪ウォッチのランクがDになったよ」

ウィスパー「やりましたね」

京子「じゃ、みんなで学校行くか」

ちなつ「ええ!?今からですか!?」

結衣「夜の学校がおかしくなってるって話を聞いたぞ」

京子「私も今その真相を探ろうとしてたとこなんだ」

京子「でっかいどくろにはあの時はビビってしまったが今回はそうはいかないぞ!」

あかり「あ、それ夕方頃にあかりも見たよ」

あかり「とっても大きかったよ、あのガイコツさん・・・」

結衣「私は見なかったぞ、お前達が見たのはおそらくがしゃどくろだな。
   大きなガイコツと聞いたらそれしか思い浮かばないが・・・」

ちなつ「ひいい・・・そんな話しないでよぉ・・・」ダキッ

結衣「ちなつちゃん・・・」

ウィスパー「ガ・・・ガ・・・ガシャどくろですかあ!?」

あかり「ウィスパーも知ってたの?」

ウィスパー「それはあとで教えます」

結衣「本当はよく知らなかったんじゃないのか?それよりがしゃどくろを
   夏休みが終わる前にどうにかして倒さないとな・・・」

京子「ならばこの世界の未来の救世主ことごらく部が
   学校に潜む大魔物を見事に退治しよう!」

結衣「勝手に未来の救世主とか決めてんじゃねえ!」ゴツ

あかり「みんなで行動しよう」

ちなつ「わ、わ、私を一人にしないでくださいね・・・」

今日はここまで

七森中校内

あかり「学校内がおかしくなってるよ!」

ちなつ「きゃあああ!妖怪いっぱい出そうですううう・・・」

結衣「みんな!離れるんじゃないぞ!」

京子「ガシャポンの音も聞こえてくるよ」

ガシャリンコ・・・ガシャリンコ・・・

ウィスパー「不気味な音ですね・・・」

あかり「あ、音が止まった」

京子「音は上の方から聞こえていたぞ」

結衣「とにかく上へ行こう」

その途中で

ガシャリンコ・・・ガシャリンコ・・・

ウィスパー「また聞こえてきましたね・・・」

あかり「あ・・・あれ・・・!」

ゴロゴロゴロゴロ

京子「うわー!!ガシャ玉が・・・でっかいガシャ玉が転がってくる!」

結衣「急げ!あそこなら玉が届かない!避難しろ!」

ごらく部一同「わああああ!!」

そして

あかり「何とか逃げられたね・・・」

ちなつ「結衣先輩、怖かったですよ~!!」ギュッ

結衣「ほら、もう怖くないよ・・・」

ちなつ「先輩・・・」

京子「恐怖はまだまだ続くけどね」

ちなつ「いやあああああ!!!」

結衣「おい京子!ちなつちゃんを怖がらせるな!」

あかり「上に行きたいけどガシャ玉が邪魔してくるよぉ・・・」

ウィスパー「みなさんで上で何が起きているのか確かめましょう!」

そして

結衣「素早い行動が大事だな・・・」

ガシャリンコ・・・ガシャリンコ・・・

結衣「来たか!教室に逃げ込むぞ!」

そして

結衣「みんな逃げきったな・・・」

ちなつ「きゃあああ!妖怪襲ってきたあああ!!」

バトルのあと

結衣「結局私だけで勝ったな・・・先行こう」

あかり「あ、そこに箱がある、アイテムゲット」

あかり「って、みんな待って・・・」

ガシャアン

あかり「きゃああ!玉に閉じ込められちゃったあ!」

そして

あかり「外に戻されちゃったよぉ・・・」

ウィスパー「あかりちゃん、そうと知ったらガシャ玉に当たらないようにしましょう」

あかり「うん」

2階

あかり「ここでもガシャ玉が転がっている・・・」

ウィスパー「さらに上から聞こえるようです」

ウィスパー「あかりちゃん!上の階へ向かいましょう!」

あかり「みんなと早く合流しないと・・・」

3階

ちなつ「きゃああああ!」

あかり「あ、ちなつちゃん」

ちなつ「何なのよあの玉!・・・あ、あかりちゃん、先輩達とはぐれちゃったよぉ・・・怖いよ~」

あかり「ちなつちゃん、もしかしてちなつちゃんも玉に閉じ込められちゃったの?」

ちなつ「そうなのよ、玉の転がってない場所に逃げ込もうとしてたけど私だけ逃げ遅れて・・・」

あかり「それでここに戻されたんだね」

ちなつ「早く結衣先輩を見つけないと~」

あかり「結衣ちゃんも京子ちゃんも4階にいるんじゃないのかなぁ・・・」

ちなつ「こうしちゃいられない!早く4階に行くよ!あかりちゃん!」

あかり「うん」

その途中で

あかり「あ、ガシャ玉来た、この教室に逃げ込もう」

ちなつ「あ、あかりちゃん、そこ入っちゃ・・・」

バタン

あかり「わあ!?閉じ込められた!?」

ちなつ「だから言ったのに・・・」

バアアン

「出してほしかったらつかまえてみな~」

ちなつ「あかりちゃん、真ん中の妖怪を倒せば出られるよ!
    他の妖怪だと何回も妖怪と戦うことになるからね」

あかり「うん、分かった」

あかり「あれが当たりだね」

ちなつ「あ、あかりちゃん、ちゃんと周り見て!」

あかり「わあ!」

バトルになる、勝ったのはいいが・・・

あかり「また出てきたよ~」

ちなつ「ハズレの妖怪に当たったからよ、今度はちゃんとして・・・」

ちなつ「きゃああ!いつの間に妖怪が・・・!」

そして

ちなつ「もう最悪!当たりの妖怪までなかなかたどりつけないじゃない!」

あかり「今度こそここから出るよ」

あかり「当たりの妖怪は・・・あ、チャーンス!」

そして

ちからモチ「すごい人間見つけちゃったモチ!友達になるモチ!」

あかり「うん、友達になろう」

ちなつ「あ、ドアが開いたよ、やっと出れた~」

あかり「早く京子ちゃんと結衣ちゃんを見つけないと・・・」

ちなつ「またガシャ玉来たよ!」

あかり「ここに避難するよ」

ちなつ「きゃあああ!妖怪いいい!」

そして

ちなつ「友達になろう、でも怖がらせるのはもうやめてよね」

あかり「ちなつちゃんもお友達増やせたね」

ちなつ「早く4階へ行くわよ」

4階

あかり「道がふさがっててあっちの階段とこっちの階段を行き来きしないとだめなんだね・・・」

ちなつ「そうみたいね」

あかり「もしかしたら音は屋上なんじゃないのかな?まず5階へ行かないと・・・」

その途中で

あかり「わ、ガシャ玉だ、避難しよう」

ちなつ「きゃああああ!!」

あかり「ちなつちゃん間に合わなかったんだ・・・」

あかり「あ、あかりも閉じ込められてる」

ウィスパー「あかりちゃん、真ん中の妖怪を倒して早くここから出ましょう!」

あかり「うん」

しばらくして

ウィスパー「やっと出られましたね・・・」

あかり「何回もハズレを引いちゃったけどお友達がまた増えたよ」

あかり「あ、ちなつちゃん」

ちなつ「やっと追いついた・・・って、あかりちゃん、ずっとそこに閉じ込められてたの?」

あかり「そうなんだ・・・今出れたところで・・・」

ちなつ「急いで5階に向かおう、結衣先輩、待ってて下さい」

あかり「みんなと合流しなきゃ」

5階

あかり「屋上から音がする、屋上を目指そう!」

その途中で

あかり「あ、この教室開かない、どうなってるんだろう・・・」


ちなつ「京子先輩と結衣先輩の声がするよ、
    先輩達ここに閉じ込められてるんじゃないのかな?」

あかり「あ、ガシャ玉来た、隣の教室に逃げよう!」


あかり「間に合ったみたいだね」

ちなつ「うん」

その頃

京子「だからそれハズレだって!」

結衣「あ、ハズレだった」

京子「わざとやってんじゃん!」

結衣「早く戦うぞ」

そして

京子「これで50回目だよ・・・」

結衣「まだ出るべきではないな・・・」

京子「もう私がやるよ!」

そして

京子「やっとここから出れた」

結衣「まだまだ稼ぐ余地はあったけどな」

京子「51戦ともかなり余裕で勝てたじゃん!稼ぎプレーなんてもうやんなくていいって!」

あかり「あ、京子ちゃん、結衣ちゃん」

ちなつ「やっと追いつけました・・・」

京子「あ、あかり、ちなつちゃん」

結衣「心配してたぞ」

あかり「京子ちゃんと結衣ちゃんはどれくらいあの教室に閉じ込められてたの?」

京子「もう40分も閉じ込められてたよ。結衣がガンガンハズレの妖怪に当たるからさ・・・」

京子「私は妖怪達がどれだけ動こうが当たりの妖怪全部分かってたからね」

結衣「がしゃどくろとの戦いの備えは充分にできただろ」

京子「充分すぎだって!」

ウィスパー「ではみなさん、屋上に向かいましょう!」

あかり「うん」

京子「それじゃあいっくぜー!!」

今日はここまで

屋上

京子「怪しいものは・・・ないかな?」

ちなつ「気のせいだったんじゃないのですか?」

結衣「うーん・・・」

あかり「・・・あ!危ない!よけて!」

ゴロゴロゴロゴロ

京子「え!?わあ!」

結衣「危ない!」

ちなつ「うまくよけられました」

京子「なんだ?このたくさんのガシャ玉は?」

ガシャン

ウィスパー「・・・!」

京子「ああ!?ウィスパーが・・・!」

ボン

あかり「消えちゃった・・・」

ジバニャン「みんな!あれ見るニャン!」

ウィスパー「助けてくださあああああい!」ドンドン

結衣「やっぱりがしゃどくろだったか・・・」

京子「ドクロがガシャを出すからガシャどくろ」

結衣「くくく・・・って、笑わせるな!!」

ガシャどくろ「お、こっちにもレアもの発見~」

ごらく部一同「きゃああああ!!」

ジバニャン「そうはさせニャいニャン!」

あかり「ジバニャン、ありがとう」

京子「じゃ、みんなで戦うぞ!」

ガシャどくろ「これは大収穫だな~」

結衣「確かがしゃどくろの弱点は・・・」

ガシャどくろ「ガシャガシャ~」

カアーー

前列の妖怪一同「ぐわあーっ!」

あかり「ああっ!ジバニャン達が・・・!」

ジバニャン「う・・・うう・・・」

ちなつ「おはらいしましょう!」

京子「よっしゃあ!みんな助けてやるぞ!」

結衣「弱点はそこだ!ピンを刺したあとは全速力でおはらいだ!」

ガシャどくろ「それ~」

アライ魔将「ぐうっ!」

ガシャどくろ「ガシャもう一回~」

カアーー

ガシャどくろ「ガシャガシャ~」

後列から前列に回った妖怪一同「うわあああ!!!」

ちなつ「ああ、一気に3匹やられちゃいました・・・」

京子「私もだよ」

結衣「よし、おはらい完了、あとは・・・」

ひも爺「ここは必殺技による回復が必要かの?」

あかり「うん!ひも爺!お願い!」

ガシャどくろ「何してるのかな~そこの爺さ~ん」

ひも爺「うおお!」ボオンッ

あかり「ああ!回復阻止されちゃった・・・」

アライ魔将「負けるわけにはいかん!」

獅子まる「刀はまだ早い拳!」

結衣「よくやった!獅子まる。あと少しで・・・」

結衣「っと、サークル回そう、回復アイテムはまだ使いたくないし・・・」

あかり「あかりもサークル回そう、そして・・・」

ジバニャン「あかりちゃん!あとは任せるニャン!ひゃくれつ肉球!」

ガシャどくろ「ガ、ガシャ~!・・・」

ジバニャン「倒したニャン」

結衣「よし、一匹も死なせずに倒せた、でも戦闘不能者出さなかったのは私だけか・・・」

ジバニャン「ニャッハハハ!オレっちたちにかかればこんなの楽勝ニャン!
        ひと仕事終わったしあかりちゃんの家に帰るニャン♪」

京子「みんなで戦えば怖いものなどない!」

ちなつ「私と京子先輩は苦戦しかしてませんでしたけどね・・・」

京子「さて、家に帰りますか、今日の活動はここまで」

結衣「もうすぐ朝になるよ」

結衣「って、みんなもう帰ってるし・・・」

結衣「ん?」

ウィスパー「誰かここから出してーー!!!」

結衣「・・・・・」

今日はここまでにします

このSSにおける設定その5

・ボス妖怪が使う必殺技の威力が実際のゲームの3倍近くになっている
 (ただし、一人で戦う場合は被ダメージ倍率がぐんと下がるがそれでも実際のゲームよりはダメージが大きい)

・実際のゲームではダンジョン内にいる場合時間は進まない(!?)のに対しこのSSではどこにいようが時間が進んでる
 (実のところこれは僕自身よく分かっていない・・・)

まだあるけど明かせるのはここまで

帰り道

ウィスパー「いや~結衣ちゃんには感謝ですよ、もし結衣ちゃんいなかったら私ずう~っとガシャ玉に
        閉じ込められたままになっていましたよ。もう置いてけぼりはやめてくださいよ~」

あかり「ウィスパー、ごめん・・・」

ジバニャン「オレっちも忘れてたニャン・・・」

ウィスパー「では・・・」

ボス戦の説明を終えて

あかり「うん、分かった」

ウィスパー「あとは慣れるのみです。では、家に帰りましょう」

あかりの家近く

あかね「おかえり、あかり」

あかり「あ、お姉・・・ちゃん・・・」

あかね「あかり、いつまで外にいたのかしら?」

あかり「え?」

ウィスパー「もしかしたらバレてたのではないのですか!?」

ジバニャン「やばいことになったニャン!」

あかね「もうすぐ朝になるというのに外出とはねぇ・・・?」

あかり「え・・・えっと・・・それは・・・」

あかね「でもよかったわ、もし帰ったのが4時間早かったら・・・」

ウィスパー「・・・?どういうことでしょうか?」

ジバニャン「ニャ?」

あかり「え?よかったって・・・」

警察1「すみません。警察です」

あかり「え?おまわりさん?」

ウィスパー「一体何があったのでしょうか?」

警察1「赤座あかねさんですか?」

あかね「あ、はい、そうです」

警察2「こちらは妹さんですか?」

あかね「そうです」

あかり「え?何があったのですか?」

警察1「妹さんのお部屋はどちらにあるのでしょうか?」

あかね「案内します」

あかり「おまわりさん。何があったのですか?」

警察2「君のお姉さんから君そっくりの泥棒が君の部屋に入ったという通報があったんだよ」

あかり「えええ!??」

あかり(まさか・・・まさかそんなこと・・・)

あかりの部屋

警察1「このベッドで妹さんのパジャマを着て泥棒が寝ていたわけですね・・・」

あかね「はい、あと少しで撃退できたというところで突然すごく眠くなって・・・」

あかね「なので通報が遅れてしまいました・・・」

警察1「あなたはどういう風に泥棒と会ったのですか?」

あかね「それは・・・」

あかね(あかりの寝顔見たさに部屋へ入ったとは言えない・・・)

あかね「妹の部屋へ行ったらそこに泥棒が寝ていました」

警察1「盗まれたものはありますか?」

あかね「パジャマを盗まれたのかと思いましたが
    タンスを見たらあったので何も盗まれていませんでした」

警察1「あなたはどうしてあなたの妹そっくりの泥棒だと分かったのですか?」

あかね「それは・・・」

あかね「寝方が私の知ってるあかりと違ってたからです。
    あかりは布団をかけずに寝ることはありません」

あかね(ということにしましょう)

警察1「分かりました。ただちに犯人の行方を追います」

あかね「ありがとうございました」

警察2「しかしこの頃怪事件が続いてるなぁ・・・」

警察1「そのことはいいから行方を追うぞ」

警察2「はい」


あかね「さて、あかり、今日は一緒に寝ましょう」

あかり「う、うん・・・」

あかね「それと・・・」

あかり「お姉ちゃん、どうしたの?」

あかね「あかりの部屋から知らない人のにおいがするわ。誰か入れたのかしら?」

あかり「え?どういうことだかわからないよ・・・」

あかね「それに夏休み中その時計みたいなの肌身隠さず持っているわね。それは何かしら?私にも見せて」

あかり「あ、お姉ちゃん。それは・・・」

フウウウウ

あかね「何かしら?・・・あ、そういうことだったのね・・・」

ウィスパー「私が見えるようになったのですね・・・!」

あかね「あかりが一人で何を騒いでいるのかしら?と思ったけれど
    幽霊とか地縛霊のネコとかあかりも変わった趣味をしてるわね」

あかり「お姉ちゃんに妖怪のことバレちゃった・・・」

あかね「あかりにこんなに遅くまで出歩かせたのはあなた達ね」

ウィスパー「ひっ、ひいいいい!」

あかね「あなた達にはお仕置きが必要ね。
    あかりにこれ以上変なこと教えられなくするために・・・!」

ジバニャン「ニャニャー!助けてニャー!」

ウィスパー「すみませんでしたああああ!!」

そして

ウィスパー「えらい目に遭いました・・・」

ジバニャン「あかりちゃんのお姉ちゃん怖いニャン・・・」

あかり「何とかお姉ちゃんを止めれたけど・・・」

あかり「大丈夫じゃないよね・・・?」

ジバニャン「オレっちは大丈夫じゃないニャン!」

ドロン

バク「すまない・・・変装作戦大失敗した・・・」

バク「まさか匂いでバレるとは思いもしなかった・・・」

あかり「今度出かけるときはお姉ちゃんに断ってから行くよ」

あかり「あ、今日は家にいるよ。夏休みの宿題進めておかないと・・・」

その夜

あかり「あれ?ジバニャンは?」

ウィスパー「なんか・・・新しいアプリを見つけてきたと言って
        アプリの中へ入っていったようですが・・・」

今日はここまで

ジバニャン「やっと赤鬼に勝てたニャン・・・」

ウィスパー「ジバニャン、戻ってきたのですね。そのアプリはもしかして・・・」

ジバニャン「このアプリを使うといつでも鬼時間に行けるようになるニャン。でも妖怪専用なんだニャン」

ジバニャン「それで赤鬼と戦い、10回目の挑戦でやっと勝てたニャン。アイテムももらえたニャン」

ウィスパー「景品もありってことですね」

あかり「あかり、そろそろ歯を磨いて寝るよ」

ウィスパー「私にも歯磨きさせてください」

洗面所

あかり「歯磨き終わり」

ウィスパー「歯はいつでもきれいにしましょうね」

「虫歯にしてやろうか・・・?」

ボン

あかり「え?わあ!また出た!」

虫歯伯爵「歯みがきは人を堕落させる、今度こそ虫歯と共に生きる人生を与えてやろう!」

ウィスパー「相も変わらずめちゃくちゃですね・・・」

バトル開始

ワルニャン「お前ら気に入らニャイニャン!ニャろうめ!」

デビビラン1「どこ狙ってんだ?」

虫歯伯爵「攻撃っていうのはこうやるものだ!」

ワルニャン「ニャんだとーっ!?」ボオンッ

あかり「あっ!ワルニャン!」

虫歯伯爵「そしてれんごくの術!」

ジバニャン「ニャアッ!」ボオンッ

あかり「ああ・・・ジバニャンまで・・・」

虫歯伯爵「必殺技をお見舞いさせようか」

ウィスパー「あかりちゃん!必殺技が来ますよ!」

あかり「こっちも必殺技をババァーンに使わせるよ」

デビビラン1「それ!」

デビビラン2「必殺技使うのか?させるかよ!」

ババァーン「ババアン!」ボオンッ

あかり「やばい!阻止されちゃった・・・」

ウィスパー「前列の妖怪がいなくなったことで強制的にサークルを回されましたよ!」

あかり「あ、本当だ!早く2匹後ろに行かせて必殺技の被害を最小限に・・・」

虫歯伯爵「今だ!漆黒ミュータンス!」

妖怪一同「ぐわああああっ!」ボオンッ

あかり「間に合わなかった・・・負けちゃった・・・・」

虫歯伯爵「ふっはっは、思い知ったか、これからは歯をみがくことをやめ、
      虫歯と共に人生を過ごすことだな!」ドロン

ウィスパー「・・・・」

ウィスパー「あかりちゃん、それでも歯をみがきましょうね」

あかり「うん・・・あかり虫歯になりたくないし・・・」

ウィスパー「今日は早く寝ましょう」

あかり「うん」

翌日

あかり「歯磨き、手洗い、洗顔したらおおもり山行こーっと」

おおもり山

カランカラン

あかり「みんなとずっと仲良しでいられますように」

あかり「さて、妖怪ガシャを回しに行こう」

そして

あかり「う~ん・・・このおまもりは今は使い道ないなぁ・・・」

少ししたあと

あかり「わあい、2匹の妖怪さんとお友達になれたよ」

ボン

ウィスパー「妖怪ガシャが消えてしまいました・・・明日を待ちましょう」

あかり「あ、あれ妖怪かな?」

ツチノコ「」スタタタタ

あかり「あ、見失っちゃった・・・」

あかり「そうだ。高岡町にいってみよう。あの場所の地形がどうなってるのかを見てくるよ」

高岡町

あかり「高岡町もすっかり変わっちゃってる・・・」

あかり「高岡駅は本当はここよりももっと遠くにあるもん。駅の場所まで変わっちゃってる・・・町中見てこよう」

その途中で

あかり「わあい、コイン見つけた。あ、少ししたらおつかい横町に行ってみよう」

しばらくして

ウィスパー「あかりちゃん、かなり歩きましたね。途中で虫取りしたり妖怪仲間にしたり
        アイテム買ったりそしてコインもまた見つけたりもしましたし」

あかり「じゃあおつかい横町へ行くよ」

おつかい横町フラワーロード

あかり「調子に乗ってお金全部使っちゃった・・・」

ウィスパー「アイテムの補充はよいのですがお金は計画的に使わなければいけません!
       18000円のものを2つも買ってしまって・・・」

ウィスパー「おかげで4万円が一気にとんでしまいました」

あかり「とにかくそれはお肉が好きそうな妖怪さんにあげるよ・・・」

あかり「あ、団々坂に行ってみようかな?」

あかり「チョーシ堂のおじさんウォッチランク上げてくれるかな?
    まだ早いような気はするけど・・・」

その途中で

あかり「あ、またなまはげさん見た」

あかり「あれは1先輩と2先輩、一体何したんだろう・・・?」

なまはげ「シンゴウガテンメツシタラワタラズニトマランカアアアア!!!」

生徒1・2「きゃああああ!」

あかり「なまはげさん!」

なまはげ「マタオマエカ・・・ワルイコニミカタスルノカ?」

あかり「お願い!やめてあげて!」

なまはげ「マタコレカ・・・ワルイコニミカタスルナア!!」

バトル開始

生徒1「何が何だか分からないけど今のうちに逃げよ」

生徒2「誰だか知らないけどありがとうございます」

なまはげ「ソラ!ソラ!」

ジバニャン「前みたいに一撃でやられたりはしないニャン!」

ババァーン「ババーン」

ジバニャン「回復ありがとニャン」

ワルニャン「ニャめんじゃねえぞ!ツッパリ夜露死苦!」

なまはげ「グオオ!」

ババァーン「ババァーン」

なまはげ「ヤバイ・・・」

ウィスパー「なまはげの守りが下がりましたよ」

ジバニャン「行くニャン!ひゃくれつ肉球!!」

なまはげ「グッ!マダマダ・・・!」

なまはげ「ソラア!」

ワルニャン「どうした?自分で自分を攻撃してよぉ」

あかり「いったんサークル回そう」

なまはげ「オハライダア!」

あかり「なまはげさんに特上しもふりをあげよう」

獅子まる「行きます!刀はまだ早い拳!」

なまはげ「ナンノ!悪い子イネガー!!」

前列の妖怪一同「ぐわあああ!!!」ボオンッ

あかり「あー、一気に3匹やられちゃった・・・」

ワルニャン「おめえ!もう許せねえなア!ニャろうめ!」

なまはげ「ワルイコニハヨウシャシネエ!!」

ワルニャン「何だとおおお!」ボオンッ

あかり「ワルニャンもやられちゃった?」

あかり「あと2匹だし・・・どうしよう」

ジバニャン「ニャッ!」

なまはげ「グオオオ!」ボン

あかり「あ、ジバニャンが倒したんだ・・・苦しい戦いだったよ」

今日はここまで

あかり「みんなよく頑張ったね、あ、なまはげさんがこっちに来てる」

なまはげ「強い子はいねがー友達なるべー」

あかり「え?本当?あかりからもお願いするよ」

なまはげ「よい子になら力貸すべー」

ウィスパー「おおっ!心強い仲間ができましたねえ」

ボン

ワルニャン「派手にやられたなー。どっかに回復できるもんねえかニャー?」

ワルニャン「お、うめ~もん発見、この肉もらうぜー」

あかり「あ、ちょっと、ワルニャン」

ワルニャン「HP全快だぜー!極上愛羅武勇!」

なまはげ「ヒトカラモノヲウバウワルイコハイネエガアア!!」

ワルニャン「ひえー!すみませんでしたあー!!」

ドロン

あかり「しもふりあっという間になくなっちゃった・・・
    あ、コンビニでキュッピーに手持ちの妖怪変えてもらおう」

そして

あかり「前列にはジバニャン、ババァーン、なまはげを。
    後列にはワルニャン、ひも爺、アライ魔将をセットしよう」

あかり「あ、団々坂の駄菓子屋でくじ引き引こう。せっかく途中でくじ引き券何枚か拾ったんだし」

かわしま商店

あかり「わあい、アイテムたくさんもらえた」

店のおばさん「あんた強運の持ち主だねえ」

あかり「大地のお守りをなまはげに持たせてセミ忍刀をセミまるに持たせよう」

店を出て

あかり「わあい、カマキリさんたくさん取れた」

あかり「さて、チョーシ堂へ向かおう」

チョーシ堂

チョーシ堂の店主「いらっしゃい、そろそろ来ると思っとったぞ。
            もっと強い妖怪と友達になりたいんだろ?」

あかり「うん、もしかしてまた妖怪ウォッチを強化してくれるの?」

チョーシ堂の店主「強化した妖怪ウォッチを本当に使いこなせるか確かめたいのさ」

チョーシ堂の店主「使いこなせもないのに強化しても強い妖怪に襲われちまうだけだからな」

ウィスパー「それはその通りですね・・・」

チョーシ堂の店主「そこでだ、竹林のおんぼろ屋敷にいるカブトさん、わらえ姉、おにぎり侍の3匹を
            倒してほしいんだ。今のお前さんが力試しをするにはちょうどいい相手だろうよ」

あかり「分かりました。ところでおんぼろ屋敷はどこですか?」

チョーシ堂の店主「駄菓子屋のかわしま商店の向こうの竹林にある。
            それにカブトさん、わらえ姉、おにぎり侍の3匹はそこらにいる妖怪とはちょっと違う」

チョーシ堂の店主「同じ妖怪に見えても他とは違ってなかなか手強いからな、
            どっしりとかまえとるはずだからナビを見ればすぐにわかると思うぞ」

ウィスパー「なるほど~、油断はなりませんがあかりちゃんなら大丈夫!
        早く倒しに行きましょう!うぃす!」

チョーシ堂の店主「ちなみにお前さんと一緒にいた3人は昨日この試験をクリアしたぞ」

あかり「え?京子ちゃんも結衣ちゃんもちなつちゃんも
    とっくにクリアしてランク上げてるの?あかりも早く行かないと」

チョーシ堂の店主「頑張るのじゃぞ」

おんぼろ屋敷

あかり「この襖を上げると開ければいいのかな、あ、開いた」

あかり「あれ?このドア開かない・・・別の場所行こう」

あかり「わあ、開いた」

ウィスパー「あかりちゃん、襖は上げるものではなく開けるものですよ」

あかり「また言い間違っちゃったよ・・・」

ウィスパー「どうやら目が描かれているドアは目を開けている方でしか開けられないようですね」

あかり「はしごを登るよ」

そして

あかり「あ、いた」

ウィスパー「わらえ姉ですね、戦いましょう!」

そして

あかり「この調子で残りの妖怪も倒していくよ」

そのあとおにぎり侍を倒しカブトさん戦

カブトさん「ようっ!」

ジバニャン「ニャア!負けニャいニャン!」

ババァーン「ババァーン」

カブトさん「とりつかれてたまるか!そら!」

ババァーン「ババアン!」

なまはげ「イヨオーッ!」

カブトさん「なんの!」

なまはげ「グッツ、ダガ、悪い子イネガー!!」

カブトさん「このままやられてたまるか!」

ウィスパー「相手もなかなかしぶといですねぇ・・・」

カブトさん「そうれ!」

ジバニャン「油断したニャン!」ボオンッ

あかり「あ、ジバニャンやられちゃった・・・」

なまはげ「ソラ!ソラ!」

カブトさん「ぐおおお!」ボン

あかり「勝ったね」

ウィスパー「これで試験の妖怪には全部勝ちましたね!さあ!チョーシ堂の店主のところに戻りましょう!」

あかり「待って!あかり、ここにいる妖怪達と仲良くなりたいよ」

ウィスパー「そうですか、お友達を増やしましょう」

そして

あかり「わあい、みんなと仲良くなれたよ」

ウィスパー「結構戦いましたね」

あかり「そろそろチョーシ堂へ行くよ」

チョーシ堂

チョーシ堂の店主「おう、全部倒してきたな、試験は合格!これなら大丈夫だ!」

チョーシ堂の店主「あとは任せな!お前の妖怪ウォッチを強化してやろう!」

あかり「ありがとうございます!」

そして

あかり「これでもっと多くの妖怪と仲良くなれるよ」

ウィスパー「あかりちゃんの楽しみがまた増えましたね」

あかり「あ、そうだ。裏道にあるウォッチロックを片っ端から開けていくよ」

ウィスパー「まずは正天寺へ行ってみましょう」

あかり「合成させてもらえるかな?」

正天寺

正天寺和尚「ほっほっほ、合成しとくかの?」

ウィスパー「ちからモチとだるだるまが合成できるみたいですよ」

あかり「うん、合成させてもらおう、では、お願いします」

今日はここまで

そして

ウィスパー「だるまっちょになりましたよ!」

あかり「ありがとうございます」

正天寺和尚「ほっほっほっ、合成したくなったらいつでもおいで」

あかり「さて、次は・・・」

ひみつの抜け道

あかり「ウォッチロックを開けるよ」

ウィスパー「さて、先には何があるのでしょうか」

あかり「わあ、箱からコインが出てきた」

ウィスパー「やりましたね!」

あかり「うん」

あかり「次は七森町に戻って魚屋の裏を見てくるよ」

怪しい路地裏

あかり「あ、ウォッチロックあった。開けるよ」

ウィスパー「中はどうなってるのでしょうか?」

あかり「入るよ」

さびしげな水路

ウィスパー「こんな場所があったなんて・・・」

あかり「妖怪達と仲良くなりに行くよ」

そして

あかり「わあい、お友達増えたあ」

ウィスパー「箱から大けいけんちだまも見つけましたね」

あかり「じゃあ次は・・・地下水道に行こう。あそこにも確かウォッチロックがあったはず・・・」

地下水道

あかり「あ、見たこともない妖怪いる、お友達になってもらおう」

そして

あかり「お友達になってくれなかったよぉ・・・」

あかり「あー、道に迷っちゃった・・・」

ウィスパー「あかりちゃん、そろそろここを出た方がよろしいのではないのですか?」

あかり「うん、そうする」

七森町

あかり「あ、学校のまわりを見てみるかな?」

すると

あかり「あ、京子ちゃん」

京子「おうあかり、あ、聞いて聞いて。屋上に妖怪がいるんだ。
   ポールをよじ登ってみたら妖怪がいたんだよ」

あかり「え?」

京子「早速バトルしにいったけどやられちゃってさー・・・」

あかり「そんなに強い妖怪なの?」

京子「そうだな。じゃ、私はもう家に帰ってるよ」サッ

あかり「屋上に行ってみよう」

屋上

ウィスパー「あれはブリー隊長ではありませんか!」

あかり「声かけてみよう」

ブリー隊長「なんだお前、一緒にトレーニングでもやりたいのか?」

ブリー隊長「ハハハハハ、その軟弱な体でついて来れるのか?さっきの金髪の子はついてこれなかったぜ」

あかり「あかりもあかりの妖怪達もついてきてみせるよ」

ブリー隊長「トレーニングの厳しさってものを身を持って教えてやろう!ウォッチ!ニー!サン!ポー!」

あかり「行くよ!」

バトル開始

ジバニャン「ニャ!」

ブリー隊長「お、軟弱な妖怪にしてはなかなかやるな、今度はこっちの番だ!」

ジバニャン「ニャアッ!」

ババァーン「ババァーン!」

ジバニャン「回復できたニャン」

なまはげ「悪い子はいねがー・・・」

ブリー隊長「なんだ?ずいぶんと余裕だな。攻撃の手をゆるめはしないぞ!」

ジバニャン「ニャニャー!」

ババァーン「ババアン!」

なまはげ「グワア!」

ジバニャン「負けニャいニャン!ひゃくれつ肉球!」

ブリー隊長「今のはかなり効いたぜ」

あかり「ジバニャン、チョコボーあげる。HPやばいし・・・」

ジバニャン「あかりちゃん。ありがとニャン」

あかり「じゃあ・・・」

なまはげ「悪い子イネガー!」

あかり「よし、邪魔されずに済んだ」

ブリー隊長「やるな。ここまでついていくとは」

あかり「えっと・・・ピンで刺してみようかな?あ、この妖怪ハンバーガー好きなんだ」

あかり「・・・まずサークルを回そう」

ワルニャン「お、そろそろ俺様の出番か、待ちくたびれたぜ」

あかり「あ、アイテム使えるようになった。じゃあダブルバーガーをブリー隊長にあげるよ」

ブリー隊長「なんだ?これをくれるのか?気に入ったぞ、その気持ちに全力で応えてやる!」

ワルニャン「ぐっはああ!!こいつ強くなりやがった・・・」

ワルニャン「だが負けちゃいねえ!ツッパリ夜露死苦!」

ブリー隊長「うおおお!」

そして

ブリー隊長「ハハハハハ!」

ブリー隊長「素晴らしい動きだ!今日から一緒にビクトリアーーン!」

あかり「お友達になりたいの?もちろんいいよ」

ブリー隊長「お前なかなか鍛えてるな」

ジバニャン「妖怪ブリーズビートキャンプよくやってるニャン」

あかり「さて、家に帰ろう」

ここまでにします

あかりの家

あかね「あかり、これ、あげるわ」

あかり「お姉ちゃん、この銀のこけしどうしたの?」

あかね「銀行からお金下ろしに行ったらなぜか妖怪が出てきてこれをくれたの、しかも3つもよ。
    でも使い道ないからあかりに上げる、あと、このコインもあげる」

あかね「それにしてもこの家もだんだん賑やかになってきたわね」

ウィスパー「あかりちゃんのお姉さん、私達が見えるようになったのですね・・・」

あかね「その妖怪達に私のあかりを取られた気もするわ・・・」

ウィスパー「え・・・?それはですね・・・」

ジバニャン「オレっちは・・・」

あかり「?」

翌日再び地下水道へ

あかり「今度こそウォッチロックを見つけるよ」

しばらくして

ジバニャン「ここ妖怪出すぎだニャン・・・」

ウィスパー「妖怪の出る場所では充分に気を付ければなりませんね・・・」

あかり「あ、ウォッチロックあった。開けに行くよ」

先に進むとそこは・・・

ウィスパー「おおもり山に着きましたね。こんなところにつながっていたのですか」

あかり「あ、黄色い箱が2つもある。開けてみよう」

あかり「わあい、アイテムゲット」

ウィスパー「これはすごいものですよ」

あかり「でも使い道は・・・」

あかり「けいけんちだまもとっておくよ」

あかり「あ、虫さん取りに行こう」

そして

あかり「わあい、たくさん取れたよ」

ウィスパー「今日はやけに虫がかなり集まってきますね」

ジバニャン「お天気アプリ見てみたら今日はたくさん虫が集まってくると言ってたニャン」

ジバニャン「それよりアプリではなく生でニャーKBを見たいニャン・・・」

さらにしばらくして

ウィスパー「これだけ虫を取ったのならジャングルハンターに行ってみませんか?」

あかり「まず賽銭入れるよ。あと妖怪ガシャを回しに行くよ」

ご神木前

あかり「じゃあ回すよ」

ウィスパー「何が出てくるんでしょうかねぇ」

ガシャ

あかり「銅のこけし出てきた」

ガシャ

あかり「今度は銀のこけしだね」

ガシャ

あかり「超けいけんちだまでてきた。今度はお姉ちゃんからもらったコインを使うよ」

ガシャ

あかり「また超けいけんちだまだ。妖怪さん出ないかな~?最後の一枚を使って回すよ」

ガシャ

あかり「やっと妖怪出てきたよ」

ウィスパー「びんボーイが友達になりましたね」

あかり「2つの超けいけんちだまをびんボーイに使うよ。あと、
    2つの大けいけんちだまはセミまるに使うよ」

あかり「キュッピーに手持ちの妖怪入れ替えさせてもらおう。
    びんボーイをさっそく使ってみるよ。ひも爺ひかえに置いちゃうけど・・・」

あかり「あの向こうには何があるのかな?行ってみよう」

すると

あかり「あ、トンネルがある。入ってみよう」

ウィスパー「こういうところには妖怪がたくさんいますよ」

あかり「トンネル内の妖怪達と仲良くなりに行こう」

トンネル西空洞

あかり「あ、ここにもキュッピーがいたんだ」

ウィスパー「妖怪うろついてる所にキュッピーがいると大助かりですね」

あかり「奥へ行くよ」

あかり「あ、トロッコある、乗ってみよう」

あかり「あれ?動かない・・・」

ウィスパー「ものすごい妖気を感じます!妖怪ウォッチで調べてみてください!」

あかり「うん」

あかり「あ、妖怪いた!」

バトルのあと

ウィスパー「これでトロッコに乗れますね」

あかり「じゃあ乗ってみるよ」

そして

あかり「箱からアイテムゲット」

ウィスパー「では、戻りましょうか」

すると

あかり「このレバー何だろう?」

ウィスパー「どうやらトロッコを元の場所に戻したいときに使うレバーのようですね」

あかり「あっちのトロッコにも乗ってみるよ」

あかり「あ、さっきの妖怪さんいる」

ウィスパー「倒しに行きましょう!」

あかり「うん」

今日はここまでにします

あかり「トロッコ使えるようになったけど・・・お友達できなかったよぉ・・・」

ウィスパー「仕方ないですね。そういうことはよくあります」

西空洞内を見て回り、出口へ

ウィスパー「あかりちゃんはよくアイテムを相手にあげますね、
       でもこのトンネル内の妖怪達と仲良くなれましたね」

あかり「新しい妖怪さん見たらまたお友達になりに行くよ。
    あかり、みんなと仲良くなりたいもん」

あかり「ミニけいけんちだまをびんボーイにあげよう」

あかり「あ、びんボーイが進化しそうだ。進化させよう」

ウィスパー「やりましたね!びんボーイがお金ナイダーになりましたよ!」

あかり「でもキュッピーに手持ちの妖怪替えてもらうよ」

ウィスパー「そうですか、どんな妖怪を使うのかはあかりちゃんが選ぶんですからね、それもいいでしょう」

そして

キュッピー「キュキュ?」

あかり「お金ナイダーとセミまるを入れ替えるよ。忍刀の力この目で見てみたいし」

トンネルを出る

あかり「次は向こうに行ってみよう」

ウィスパー「うぃす」

あかり「途中で虫さん捕まえに行くよ」

虫取りしつつおおもり山登山道へ

あかり「あ、また新しい妖怪さん見つけた」

バトル開始、そして

あかり「お友達になるまで何回もバトルするよ」

しばらくして

あかり「なかなかお友達になってくれないよぉ・・・」

ウィスパー「アイテムばかり減っていきますね・・・」

あかり「でもそのうち友達になってくれるよ」

そしてついに

あかり「やっとみんなとお友達になれたよ。でももっと早くお友達になってほしかったな・・・」

あかり「あ、地図落ちてる。拾ってみよう」

あかり「これって何の地図だろう・・・そこがどこだかもわからないけど・・・とにかく山を登ってみるよ」

頂上

あかり「あ、もしかしてあそこじゃないのかな?」

ウィスパー「行ってみましょう」

あかり「また地図がある・・・そこはどこにあるんだろう・・・」

ウィスパー「とにかく辺りを見てみましょう」

ジャンボスライダー前

あかり「あ、この滑り台滑ってみたいな~」

ウィスパー「滑ってみましょうか?」

あかり「うん」

そして

あかり「わあい、楽しかったー」

ウィスパー「それにしてもかなり長いローラー滑り台でしたね」

あかり「ここから出るよ、ウィスパー」

ウィスパー「出口へ行きましょう」

ウィスパー「・・・・・」

ウィスパー「おや?誰かが滑り台を滑っているようですね」

あかり「うん、今ローラーの音がしたよね」

あかり「あ、京子ちゃん、結衣ちゃん、ちなつちゃん」

京子「ひゃっほーい」

結衣「長い滑り台だったな」

ちなつ「でも結局宝は見つかりませんでしたね」

結衣「私は宝の話なんて信じてなかったけどな。
   地図に書かれた場所へ行っても何もなかったしな」

ちなつ「あ、あかりちゃん」

京子「え?あ、本当だ」

結衣「全然気づかなかった・・・」

あかり「もー!気づくのが遅いよ!」

京子「あ~すまん。それより早くここを出よう」

結衣「だな」

そよ風ヒルズ

あかり「あ、ここにつながってたんだ」

京子「あ、そうだ、みんなにこれあげるよ」

結衣「ん?一日乗車券?」

ちなつ「電車の券ですか?」

京子「みんなで旅行行こうと思ってね、なぜか高岡駅で一日乗車券が買えてさ、しかも300円で。
   せっかくだから4枚買ったよ。行き先はもう決めてるけど駅に着いたら教えるよ」

結衣「分かった、高岡駅に行こう」

あかり「京子ちゃんはどこに行きたいんだろう」

高岡駅

京子「着ーいたっ」

結衣「かなり寄り道したな」

ちなつ「珍しく結衣先輩が一番寄り道しましたね」

あかり「でもおかげで友達増やせたよ」

京子「結衣は無駄にレベルを上げたがるよな。しかも仲間増やせたのあかりだけだったし・・・」

あかり「ところで京子ちゃん、行き先は?」

ちなつ「あ、そういえば聞いていませんでしたね」

ちなつ「京子先輩、どこに行くつもりでいるのですか?」

京子「行き先はケマモトってとこだよ。行ったこともないところだけどナビがあるから大丈夫」

結衣「知らない場所ではみんなで行動しろよ」

京子「えっと・・・路線そのものが変わってるな・・・」

京子「まずは高岡中央線快速で福ノ宮まで行ってそのあとやまびこ線に乗り換えて終点で降りる」

ちなつ「でも快速出るまでに一時間もありますよ」

京子「あーっ!本当だー!」

京子「じゃあ予定変更でみんなで自由行動にするよ。50分くらいしたらここに集まってね」

結衣「じゃあ京子、私、行きたいところがあるんだ。ついてこい」

ちなつ「結衣先輩が行くなら私も・・・」

京子「まさか人気のない所じゃないでしょうね?」

結衣「とにかくついてこい」

そして

ウィスパー「結衣ちゃんはどこに行くつもりだったのでしょうか・・・」

あかり「あ、あかり、ジャングルハンターに行ってくる。走れば5分以内に着くし。
    歩いても15分くらいかな?またアイテムもらいに行くよ」

あかり「カブトムシ以外の虫さんをポイントに変えるよ。カブトムシはまだとっておきたいし・・・」

あかり「じゃあ行くよ」

ウィスパー「はい」

ジャングルハンター前

あかり「え?明日から3日間お休みなの?今日のうちにポイントためなきゃ・・・」

今日はここまで

このSSにおける設定その6

・電車は1時間に1~3本くらいとなっている

・妖怪ウォッチバスターズはジバニャンが知らぬ間にやっていることがある

設定の説明はこれで終わりではないけど明かせるのはここまで

ジャングルハンター内

店長「さあ、今日は出血大サービスデー。一万ポイント分の生き物を仕入れれば
   先着1名に超スペシャルなアイテムをありえないほどプレゼントするぞ。
   ただし、みんなで出し合って代表者一名が数人分の生き物を仕入れるというのはなしだからな」

ウィスパー「おおっ、出血大サービスデーですってよ」

あかり「あかり、生き物を仕入れてきました」

そして

店長「おおっ、君は一万ポイント分の生き物を仕入れてきたようだね、
   持ってる全てのポイントを払えば超スペシャルなアイテムをどどーんと交換するぞ」

あかり「是非お願いします」

店長「では、これを90個とこのバンドをあげよう」

ウィスパー「これは超けいけんちだまじゃないですか」

ジバニャン「すごいゲームバランスブレイクイベントだニャン!
        実際にあったら反則すぎるニャン!」

あかり「でも手持ちの妖怪にはあげないよ。レベルが18以下の妖怪にだけ使うつもりでいるし。
    余ったものはランクEの一部の妖怪に使うつもりだし」

店長(短く黒い髪の子じゃなくてよかった・・・)

そして

ウィスパー「たくさんの妖怪を進化できましたね」

あかり「このけいけんちだまは5つほど残しておくよ。
    新しくお友達になった妖怪にあげるつもりでいるから」

あかり「それと、このバンドはブリー隊長専用装備なんだ・・・じゃあブリー隊長に装備させるよ」

あかり「あ、コンビニでいらないものを売るついでにお昼ご飯買おう」

ヨロズマート

あかり「あ、キュッピーに手持ちの妖怪変えさせてもらおう。
    カゲまるとブリー隊長を交代するよ。
    セミ忍刀結構使えたし、ブリーバンドも使えるアイテムに違いないよ」

あかり「せっかくだからお昼ご飯の弁当はウィスパーとジバニャンの分も買っておくよ」

ジバニャン「あかりちゃん、ありがとニャン」

ウィスパー「おお!気が利きますね~」

店の外で

あかり「いただきま~す」



女子高生1「え?なに?あの子の隣の弁当が勝手に動いているんだけど・・・」

女子高生2「やだ・・・幽霊とかいるんじゃないの?」

女子高生1「なんか不気味だしコンビニから離れよう」



そして

ジバニャン「おいしかったニャン」

あかり「まだ時間あるし、かわしま商店でくじ引きしてくるよ」

かわしま商店

あかり「駄菓子しか当たらなかったけどアイテムとしては使えるはずだしとっておこう」

あかり「あ、そうだ、あの屋敷に行ってみよう。見たことのない妖怪いるかな~?」

おんぼろ屋敷

あかり「あ、初めて見る妖怪いた。お友達になってもらおう」

そして

あかり「わあい、お友達増えたよ」

ウィスパー「ブリー隊長、最後の一撃のときだけ動いていましたね・・・」

あかり「じゃ、屋敷を出るよ」

団々坂

あかり「えっと・・・待ち合わせの時間まであと10分かな?急がないと・・・」

タタタタタ

あかり「ん?」

あかり「あ、みんな!みんなしてあの屋敷にいたの?」

結衣「あかりもおんぼろ屋敷に行ったんだな」

ちなつ「それより早くしないと電車行ってしまいますよ」

京子「急げー!・・・ってかさっきまで結衣に振り回されっぱなしだったよ・・・」

結衣「京子はいつもみんなを振り回しているだろ」

京子「あ、こひなた駅から行く手段があった!」

結衣「電車5分以内に来なかったらアウトだぞ、とにかく行ってみるか・・・」

こひなた駅構内

京子「あ、ラッキー。ちょうどいいタイミングで電車来た」

結衣「運がよかったな」

あかり「乗ってみよう」

ちなつ「これで快速列車の発車時間に間に合いますね」

高岡駅

京子「間に合ったぜー、あ、もうすぐ快速列車が来るよ」

結衣「福ノ宮まで行ってそこからケマモトに向かうんだろ?
   どこに行っても妖怪だらけだと思うぞ。気をつけろよ」

少ししか書けなかったけどここまでにします

ケマモト駅周辺

京子「着いたぜーケマモト、お、バス停だ。バスに乗ってみようか」

ちなつ「バスはどこへ行くのでしょうか」

結衣「未知の場所を観光することさえごらく部の活動内容の一つにもなってるな。
   というより24時間部活動という日もあったな」

京子「ケマモト村行きのバスが来るのは30分後か、
   どこかにお昼食べれるとこないかな~?」

あかり「あ、あかりは電車来る前に食べてきたからいいよ」

結衣「向こうにラーメン屋があるぞ、食べていくか」

ちなつ「はい、そうします~」

京子「じゃあラーメン食べに行こう」

あかり「あかり、駅周辺を見て回るよ」

あかり「空き缶落ちてる、ゴミ箱に捨てよう」

あかり「あれ?何か落ちてる。わあ、青コインだ」

ウィスパー「いい事するといいことが返ってきますね」

あかり「あ、路地裏がある。妖怪さんいるかな?」

駅前の古い民家近くの路地にて

あかり「わあい、たくさんの妖怪さんと仲良くなれたよ」

ウィスパー「おおっ、かりパックンが泥ボックンに進化しましたよ!私達の知らないうちに・・・」

あかり「モレゾウにも超けいけんちだまをあげるよ
    ・・・って、けいけんちだまなくなっちゃった・・・って、どういうこと?」

ウィスパー「あ・・・どうやら超けいけんちだまを3つかりパックンに
        借りパクされてたようですね・・・だからどうりですぐに進化したと思ったら・・・」

あかり「ええ~!?も~!ひどいよ~!」

そのあとバスに乗ってケマモト村へ

京子「よ~し、今からバスが来るまで村中探検だー!」

結衣「バスが来るの今から3時間後だよ」

京子「その3時間をこの村で過ごすので~す」

あかり「まずはこの村を見て回ろう」

ちなつ「みんなで行動しましょう」

京子「OK」

少ししたあと

京子「今から1時間自由行動だ。一時間後にこの入山商店前に集合ね」

あかり「じゃああかりはまずこの店で何か買っていくよ」

そのあと

あかり「虫さん捕まえに行こう」

あかり「わあ、初めて見るいきものばかりだ~。1匹逃がしたけどあとの2匹をゲット」

しばらくして

ウィスパー「やりましたねあかりちゃん!ここでもおともだち妖怪をたくさん増やせましたね」

あかり「うん」

少ししたあとで

あかり「あ、ちなつちゃん子供たちと鬼ごっこしてる。楽しそうだなぁ」


男の子「うわ~つかまった~」

ちなつ「あと一人どこにいるのかな~?・・・隠れてないで出てらっしゃい!」

女の子「あ~ん、ここにいれば安全だと思ったのに~!」

ちなつ「これはかくれんぼじゃなくて鬼ごっこだよ。隠れるのはいいけど私には君の姿が見えてたんだよ」

女の子「そうだったの~!?」


さらにしばらくして

あかり「わあい、コイン見つけちゃった」

あかり「あ、お寺ある、行ってみよう」

今日はここまで。相変わらずの遅筆で申し訳ありません

結衣「あ、あかり、ちょうどいいところに、この一徳寺では魂へんげのできる和尚さんがいるんだ」

魂(こん)についての説明

結衣「というわけだ。あ、そうだ、あかりにこのお金ナイダーの魂をあげるよ、レベル1だけど」

結衣「一緒に寺へ行こう。私はもう魂へんげし終わったよ。魂のレベルが高くないと使い勝手悪いけど・・・」

あかり「結衣ちゃん、一緒に行こう」

一徳寺の和尚「はっはっはっ、魂へんげしていくかの?」

結衣「あかり、あかりの妖怪の魂へんげ、私に決めさせて」

あかり「え?」

そして

結衣「あかり結構妖怪のレベル上げたな。おかげで少ない妖怪でレベル10の魂を2つも作れたしな」

あかり「結衣ちゃん、あかりの妖怪さん半分以下になっちゃったよ~」

結衣「じゃあ私は別のとこ行ってる。25分後に入山商店でまた会おうね」

あかり「近くのキュッピーにババァーンをキュン太郎と交代させよう、そして
    お金ナイダーの魂をアライ魔将とキュン太郎に装備させるよ」

少ししたあとで

あかり「わあい、ミヤマクワガタゲットー」

ウィスパー「しかもレアものですよ」

ウィスパー「あ、ノガッパがいますよ。声かけてみましょう」

あかり「うん」

すると

京子「ノガッパ、モレゾウを倒してきたよ」

あかり「あ、京子ちゃん」

京子「あかりじゃないか、私、今ノガッパからのたのみごとを終えて報告しに行くところなんだ。
   川にはモレゾウがいっぱいいてさー、とりつかれなかったのが幸いだったよ」

ウィスパー「モレゾウにとりつかれると・・・モレそうになってトイレに行きたくなってきますからね」

あかり「ええ!?」

ウィスパー「ええ!?ってあかりちゃん、モレゾウとお友達になってるじゃないですか!」

あかり「でもモレゾウの能力は初めて知ったよ」

京子「あ、そうだ、モレゾウのこと知らせなきゃ」

京子「モレゾウこらしめてきたよ」

ノガッパ「もうっすか!?さすがっすね!!」

ノガッパ「これでゆっくり釣りができるっす!お礼に釣竿をあげるっす!」

ノガッパ「きょうはたくさん釣るつもりで釣竿もたくさん持ってきたんす!
      あ、そこの君にもあげるっす!」

あかり「わあい、ありがとう」

京子「さて、私達も・・・って、釣りできるの私とあかりだけだな、
   ちなつちゃんと結衣は釣竿ないしなぁ・・・」

あかり「カッパさん・・・釣竿持ちすぎなんじゃないのかなぁ・・・」

ノガッパ「あ、この釣竿2つあげるっす!友達にでもあげてやってっす!」

京子「お、ありがとう、ノガッパ」

釣りについての説明のあと

あかり「うん、やってみる」

そして

あかり「フナ3匹釣れたよ。あれ?京子ちゃんは?」

ノガッパ「お友達なら他のお友達に釣竿あげに行ったっす」

ノガッパ「それと・・・モレそうっす~!」

あかり「えええ~!!?」

ウィスパー「もしかして私達が釣りに行ってる間にモレゾウにとりつかれたのでしょうか?」

ジョババババ

あかり「わわわ、河でおしっこしないで~」

ノガッパ「スッキリしたっす~」

あかり・ウィスパー「・・・・・」

あかり「あ、もうこんな時間だ。入山商店に行かないと・・・」

ウィスパー「そろそろ集合時間でしたね」

あかり「急がないと間に合わないよ」

その途中で

京子「お、あかり、ちょうどいいとこに」

あかり「あ、京子ちゃん、結衣ちゃん、ちなつちゃん」

京子「今からみんなであの山の頂上に行こうとしてたんだ。一緒に行こうよ」

結衣「途中まであかり抜きで行ってたんだけどな・・・」

ちなつ「しかもうんがい鏡という妖怪を3人で助けたんだよね」

ウィスパー「うんがい鏡?えっと・・・うんがい鏡・・・うんがい鏡・・・」

ちなつ「ウィスパー、妖怪に対する知識ほとんどないよね」

ウィスパー「ありました!由緒正しき古い鏡に霊魂が宿り、妖怪になった姿・・・だそうです!」

ウィスパー「そして鏡の中の空間をつなぐことでどこへでも行ける能力がある・・・そうです」

京子「しかも私達うんがい鏡とおともだち契約したんだよね、
   そして鏡を使ってワープできるようになってさ」

京子「これはいい話を聞いたぞー」

結衣「いつでも私の家にってのはなしだぞ」

ちなつ「そしてら私も結衣先輩と・・・」

結衣「あ・・・」

あかり「みんなそろったし入山商店に行かなくてもいいよね?」

京子「もちろんだよ、さあ、あの山へ行こう」

ちなつ「先輩・・・もしうんがい鏡でどこまでも・・・そしてら・・・」

結衣「ちなつちゃん、妄想はもういいよ。それに妄想するあまり滑舌悪くなってるよ」

ちなつ「あっ!・・・結衣先輩の前でこんな恥ずかしいことを・・・?きゃー!恥ずかし~い」

京子「でもちなつちゃんには京子がいるでしょー?」

ちなつ「そんなわけないですよ!」

結衣「分かったから早く山に行こうか」

京子「OK」

あかり「みんな、一緒に行こう」

今日はここまで

キウチ山正面岩

あかり「あれがうんがい鏡だね、あかりもうんがい鏡と仲良くなりたいなぁ。話しかけてみるよ」

うんがい鏡「ぺろ~ん、私に何か用ですか?」

あかり「あかり、あなたとお友達になりたいの、お友達になってくれるかな?」

うんがい鏡「いいですよ、これあげます」

あかり「わあい、ありがとう」

うんがい鏡「それと、遠出する際はぜひ私をご利用ください」

結衣「よかったな、あかり」

京子「さて、頂上まで行っくぜー」

かわせみ渓谷

ふじのやま「おいどんと友達になって毎日けいこじゃ!どすこーい!」

あかり「けいこは・・・う~ん・・・でもあかりと友達になろう」

ちなつ「妖怪もだんだん強くなってきてるね」

京子「結衣~のんびりしてると置いてくよ~」

結衣「あ、待て」

ちなつ「京子先輩、先行かないでください!」

キウチ山山頂

京子「着いたー!」

ちなつ「ここまで来るのに苦労しましたけどね」

結衣「景色が最高だな」

あかり「あー気持ちいい!」

パラパラパラ

あかり「あ、雨降ってきた」

結衣「山の天気は変わりやすいからな」

京子「あれ?なんか私達がいるところだけ雨が降ってこないぞ」

ちなつ「妖怪ウォッチで調べてみますね」

京子「あ、妖怪いた。傘の下でちなつちゃんと相合傘~」

ちなつ「京子先輩!やめてください!」

京子「大丈夫大丈夫、濡れた場合は私が・・・」

ちなつ「嫌ですよー!」

から傘お化け「カラカラカラ・・・雨の中でも元気いっぱいの子を久しぶりに見たわい、嬉しいのう・・・」

ウィスパー「あ、あなたは・・・!!古より名の知れたメジャー妖怪!
       まさに傘の中の傘といわれるから傘お化けさん!!」

あかり「え?そんなに有名な妖怪さんなの?」

ウィスパー「あったり前ですとも!」

ウィスパー「まさか実際にお会いできるとは!大変光栄でうぃす!」

から傘お化け「カラカラカラ~♪そんな風に言われると照れるわい・・・」

あかり「から傘お化けさん、一緒に遊ぼう」

から傘お化け「嬉しいことを言ってくれるのう♪」

あかり「あ、雨やんじゃった・・・」

から傘お化け「カラ・・・カラ・・・カ・・・ラ・・・」

あかり「どうしたの?」

から傘お化け「すまん、やっぱり・・・帰るわい・・・」

ウィスパー「ああっ、ちょっと待ってください!」

ウィスパー「そんな・・・せっかくお会いできたのに・・・」

あかり「どうしたんだろ・・・」

京子「何があったんだ?・・・それより山を下りよう」

結衣「無茶な降り方はやめろよ。最悪怪我じゃ済まないぞ」

ちなつ「京子先輩が心配です」

ケマモト村

京子「まだバス来るまで1時間もあるな、これ逃すとさらに2時間待つことになるから
   遊びすぎには十分気をつけなければいけないな・・・」

結衣「ん?どこかから助けを求める声が・・・」

あかり「あ、あのトンネルに入ろう」

あかり「みんなも一緒に・・・あれ?京子ちゃんと結衣ちゃんどこ?」

ちなつ「先輩達ならあっち行ったけど・・・」

あかり「えー?みんなでトンネル入ろうと思ったのに・・・」

ちなつ「私達だけで行く?一人じゃ怖いし・・・」

あかり「ちなつちゃん、一緒に行こう」

ちなつ「そうだね」

あかり「京子ちゃんと結衣ちゃんはどうして向こうに行ったんだろう・・・」

えんえんトンネル

ちなつ「このトンネルどこまで続くの~!?」

あかり「わ、妖怪襲ってきた!」

ちなつ「いやあああ!!」

そして仲間を増やして出口へ

あかり「わあ、景色がすごーい」

ちなつ「トンネルの中は怖かったけどとっても綺麗だよね」

ちなつ「あ、うんがい鏡がいる。ワープさせてもらおう」

そしてケマモト村へ

ちなつ「だったら非常口使えばよかったのに!」

あかり「ごめんごめん・・・」

京子「あ、あかり、ちなつちゃん」

結衣「2人はどこに行ってたんだ?」

今日はここまで

あかり「ちなつちゃんとあのトンネルに入ったんだけどとっても長いトンネルだったよ。
    ところでその妖怪は新しく仲間にしたの?」

結衣「強そうな妖怪に襲われてたところを私と京子で助けたんだ。
   そしたらお礼に仲間になってくれたよ。キズナメコはヒーラーとして使えるぞ」

京子「私は危うくやられかけたけど・・・」

結衣「お前はろくにレベル上げないしな・・・」

京子「あ、そうだ、うんがい鏡探ししよう。ワープできる場所増やそうよ」

あかり「あ、賛成」

ちなつ「探しましょう」

しばらくして

京子「この家の中には入れるのかな?」

結衣「おい、勝手に人の家に入るなよ」

家の中

京子「あ、うんがい鏡あった~。でもこの家空き家かな?
   もしかしたら私達の拠点が増えたかも・・・」

結衣「さらりと不法占拠しようとするな!」

家を出て

京子「もしかしたらこの蔵の中にアイテムがあるかも・・・」

あかり「京子ちゃん、勝手に開けて大丈夫?」

京子「大丈夫だって、すぐ閉めるからさ」

ガチャッ

京子「だあああ!!あれ!あの時のでっかい猫・・・!」

ちなつ「京子先輩、どうしましたか?」

あかり「あの時の・・・って、京子ちゃん、この妖怪を見たことあるの?」

結衣「戦うことになりそうだな」

京子「この前こいつ見た時周りの物がでっかくなってさ、もうお手上げ状態だったんだよ」

あかり・ちなつ・結衣「ええ~!?」

デカニャン「妖怪ウォッチを持ってる子を見つけたでふ~、60年ものあいだずっと探してたでふ~」

あかり「ええ~!?」

デカニャン「その前に悪いんだけどここから引っ張り出してもらえないでふかあ~?」

あかり「そんなの無理だよ!」

京子「いいや、できるかもしれないぞ、みんなですれば」

ちなつ「京子先輩、その根拠は何処から来てるのですか?」

京子「特にはなし」

ちなつ・結衣「ないのかよ!!」

ウィスパー「ですがたとえ無理だとしても私達がやらなければ話が先に進まなそうです」

京子「じゃ、強引にでも引っ張ってやろう」

そして

ごらく部一同「せーのっ!」

ポーン

ウィスパー「抜けましたね」

ちなつ「いったった・・・」

京子「出せたぜ~・・・」

デカニャン「デ~~カニャ~~~ァン・・・!」

あかり「え?もしかして君はデカニャンっていうの?」

デカニャン「そうでふ~、ありがとでふ~、でもそれはそれぇ~」

デカニャン「さあ妖怪ウォッチを持つ者たちよぉ~。その力試させてもらうでふ~!」

バトル開始

デカニャン「たつまきの術でふ~!」

京子「げえ!威力がすごい・・・!たかなおにぎりをおにぎり侍に使おう」

ジバニャン「負けニャいニャン!」

デカニャン「のしかかるでふ~」

万尾獅子「ぐっ・・・!」

キズナメコ「いやしの術を使います!」

万尾獅子「助かった」

デカニャン「いきなりだが本気出すでふ~!桃色吐息でばっふうん!」

ちなつ「あああ!一気に2匹やられた!」

コマじろう「兄さんやられちゃったズラ?でもオラは兄ちゃんのようにはいかないズラ!」

コマじろう「とはいってもオラもやられそうズラ・・・」

ちなつ「サークル回そう」

コマじろう「・・・やられる前に退くズラ」

京子「わ~!一気に3匹やられたよ~!」

結衣「一気にケリをつけなきゃな」

万尾獅子「開眼・獅子抜刀!」

デカニャン「しまったでふ~!」

砂夫「えい!」

デカニャン「まいったでふ~・・・」

結衣「よし、倒した」

京子「ほぼ結衣しか活躍できてないじゃん」

ちなつ「結衣先輩素敵です~」

デカニャン「やられてしまったでふ~・・・」

ちなつ「・・・この栓が気になります。抜いてみます!」

ボオオオオン

ちなつ「きゃっ!だ・・・誰!?」

結衣「巨大化は解けたみたいだが・・・」

フユニャン「オレはフユニャン!さっきは騒がせてすまなかった!」

あかり「もしかしてさっきのデカニャンがフユニャンだったの?」

フユニャン「ああ、オレは長い間ずっと君のような人間を探していたんだ」

フユニャン「だが条件を満たすものが見つからず何年も・・・
        そして気がつけばどんどん妖気が体にたまって大きくなり・・・」

フユニャン「いつのまにか60年が過ぎデカニャンになってたんだ・・・」

ちなつ「いったいどうすればそうなるんですか!」

フユニャン「オレはここに詰まって動けなくなったが霊体として外に出て・・・」

フユニャン「遠く離れた高岡町でついにキミと出会ったんだ」

京子「あのときはこの世の終わりを感じたよ!」

フユニャン「すまなかった・・・だが・・・腹が減った・・・まんじゅうを・・・くれ・・・」

京子「まんじゅうならあるよ」

フユニャン「」ドタッ

京子「あ、大丈夫!?今食べさせてあげるから・・・」

コロコロコロ・・・

京子「ん?この石は何だ?」サスサス

フユニャン「あ・・・!それは!!!」

キュルキュルキュル

京子「え?なに?なに?」

キュルキュルキュルキュルキュルドオオオオオオン

ごらく部一同「きゃあああああああああ!!!」

今日はここまで

ケマモト村(過去)

ウィスパー「ふぎゃ!」

ジバニャン「ニャッ!」

ウィスパー「がふ!」

ごらく部一同「わあっ!」

ウィスパー「げふ!ぐふう!」

フユニャン「とう!」


京子「えええ~!?ここどこ~!?」

結衣「さっきいたところと同じように見えるがどこか違うな」

ウィスパー「あのー・・・」

フユニャン「60年前のケマモト村だ」

あかり・ちなつ・京子「えええ~!?」

ウィスパー「ふんでいますよ~」

京子「まさかタイムスリップ!?あの石のせいで!?」

フユニャン「それよりまんじゅう食べさせてくれ」

京子「あいよ」

ウィスパー「ようやく出られました!さっきまでずっと踏んでいましたよ!!」

あかり「え?」

京子「あ、ごめん・・・」

フユニャン「ああ、助かった・・・ありがとう、過去の世界に行ってしまったのは
       オレが持ってるマキモド石のせいなんだ」

ごらく部一同「マキモド石!?」

フユニャン「・・・む?」

男「うおおおお~!!!」

フユニャン「まずい!この男、怪魔にとりつかれてるぞ!」

ごらく部一同「怪魔!?」

男「人間・・・!グフフフ・・・次ハオマエニトリツイテヤル・・・!」

バシュッ

ジバニャン「ニャッ!何か出てきたニャン!」

あかり「えっ?えっ?何が出たの?」

京子「妖怪ウォッチでも見えないんだけど・・・」

ウィスパー「見えないのですか!?この世のものとは思えないあの凶悪な姿が!」

フユニャン「怪魔は通常の妖怪とは比べ物にならないくらい邪悪な存在!
       人間にとりつき、人の中にある悪い心をふくらませ、お互いにケンカさせてしまう」

ウィスパー「なんとおそろしい・・・!」

ジバニャン「ニャニャー!こっち来たニャン!」

フユニャン「危ない!」

ウィスパー「あふぅ・・・」

ジバニャン「ウィスパーがとりつかれてしまったニャン!」

ごらく部一同「えええ~!?」

フユニャン「まずいぞ・・・こうなってしまってはオレには手の施しようがない・・・!」

あかり「そんな~!」

ちなつ「どうしましょう!」

結衣「やばいことになったな・・・」

京子「過去に来ていきなり絶体絶命だよ!」

フユニャン「オレはひみつの抜け道を知ってる!そこまで逃げるんだ!」

あかり「でも・・・ウィスパーを放っておけないよ!」

ジバニャン「ウィスパー!今助けるニャン!」

結衣「あかりの仲間を助けるぞ!」

ちなつ・京子「うん!」

あかり「みんなでいこう!」

フユニャン「だめだ!怪魔と戦うな!!」

バトル開始

ごらく部の妖怪一同「ぐわあああ!!」

あかり「そんな・・・」

ちなつ「一瞬で全滅・・・?」

京子「あああ・・・まさかこんなことが・・・」

結衣「くっ・・・!」

フユニャン「まずい!とどめをさされる前に逃げるぞ!オレについてこい!」

結衣「・・・っ!」

京子「くそーっ!そうするしかないか・・・!」

あかり「ウィスパー、ごめん・・・!」

ちなつ「早くしましょう!」

その途中で

京子「うわ、あっちの人もこっちの人も怪魔にとりつかれてる・・・!」

ちなつ「どうしてこんなことに・・・」

結衣「できれば私達が助けたいが今はその時ではない・・・」

あかり「追いつかれる前に逃げなきゃ」

ちなつ「今はフユニャンを信じるしかないね」

フユニャン「もうすぐだ、もうすぐ抜け道に着くぞ」

京子「早く逃げこめー!」

フユニャン「最後まで力を振り絞って走れ!」

しのびの森

あかり「はあ・・・はあ・・・」

ちなつ「もう走れないよ・・・」

京子「ここまで来れば安心だな」

結衣「だがウィスパーは・・・」

フユニャン「抜け道に入ったからといっても油断はできないぞ」

京子「油断できないんだったらもしかしたらやばいことになるってこともあるじゃん」

フユニャン「そうならなきゃいいが・・・」

ウィスパー「グフウウウウ!」

フユニャン「なに!?もう追いついて来たのか!!」

あかり「えええ!?どうしよう・・・」

結衣「やばいぞ、もう逃げ場がない・・・」

ちなつ「どうにかならないのですかあ!?」

京子「やだよ・・・!こんなところで終わりたくないよー!」

ウィスパー「コンドハニガサナイゾ!フアアアア!!」

フユニャン「や・・・やめろ・・・!!!」


ドオオオン

今日はここまで

ウィスパー「グウッ!」

フユニャン「なんだ?何があったんだ?」

ジバニャン「あ、怪魔が逃げたニャン」

ウィスパー「う~ん・・・私は一体何を・・・?」

ちなつ「何があったのでしょうか?」

結衣「私たち助かったみたいだな」

あかり「誰かが助けに来てくれたみたいだね」

京子「よかった~助かった~」

京子「あ、西垣ちゃんと会長じゃん」

西垣「どうやら怪魔を追い払えたようだな」

りせ「・・・・・」

西垣「ん?怪魔が先生に取り憑かれそうになった時のは私達まで爆発に巻き込まれるところだっただって?
   今回はあの時のようなヘマはしなかったぞ、爆破具合もよかったしな」

西垣「あらかじめ妖怪に対する備えをしていた甲斐があったな」

結衣「先生、会長」

フユニャン「先生?もしかしてお前達の学校の・・・?」

あかり「そうだよ」

京子「理科の担任でありながら発明家でもあるんだよ」

西垣「なんだ?お前達も過去に飛ばされてたのか?過去の世界は怪魔がうろついていて危険だぞ」

ちなつ「それはさっき知りました。それと、先生は怪魔が見えるのですか?
    私達は全然見えなかったのですが・・・」

西垣「ん?妖怪ウォッチでも見えなかったのか?私には怪魔が見えたぞ」

りせ「・・・・・」

西垣「松本にも見えていたらしい」

りせ「・・・・・」

西垣「時計の超視堂でもらった時計があってこそ見える妖怪だったと言ってるようだ。
   博物館でも言ったが私達のは妖怪が見えるだけだ」

りせ「!!」

西垣「む?また怪魔か!?とう!」

ドカーン

西垣「これだから万が一のため爆弾を大量に持ってきた」

西垣「あと、あの空き家に研究に使えそうなものがたくさんあったので
   過去の世界にいるときはここを新たな研究室とした」

ちなつ「博物館の方はどうするのですか?」

あかり「あっ、博物館で思いだした。これ・・・」

西垣「お、ゲートボールを見つけてきたのか?赤座、よくやった。
   これであの門を開けられる、だがゲートボールはお前が持ってろ」

あかり「あ、はい」

西垣「きまぐれゲートの研究は続けるぞ。だが妖怪ウォッチの研究もやっていかないとな」

西垣「この世界には特別な妖怪ウォッチを作るための部品が隠されているようだ」

ごらく部一同「えー!?」

ウィスパー「おおっ、どうやら昔の妖怪ウォッチでは怪魔の姿をとらえることができたようです」

ウィスパー「しかし現代には怪魔がいないのでその機能は外されてしまったようです」

あかり「へぇ~!そうなんだ!」

西垣「もしかしたらあの部品があればお前達のための妖怪ウォッチを作れるかもしれないぞ」

ウィスパー「そうですか!ぜひ怪魔の見える妖怪ウォッチを作ってもらいましょう!」

結衣「でも西垣先生じゃ心配だな・・・」

フユニャン「確かその部品というのは時計の超視堂、おおもり神社、高岡鉄工所にあるぞ」

ウィスパー「では、我々の手でその部品を集めましょう!」

フユニャン「この3ヶ所はどれも高岡市にある。汽車に乗って高岡駅に行くならケマモト駅に行くぞ!」

あかり「うん」

西垣「あ、お前達にこのコインをやろう」

あかり「あ、桃コインだ」

京子「ラッキー」

結衣「親切だな」

ちなつ「回復、装備アイテムもいろいろです」

西垣「それと、ケマモト駅に行くなら私がいい場所を知ってるぞ」

ちなつ「本当ですか?」

西垣「ああ、本当だ。じゃあ行くぞ」

今日はここまで

その途中で

女の子「あ、お姉ちゃん達、お願いがあるの」

あかり「え?」

西垣「何かあったのか?」

女の子「あの男の子達の喧嘩を止めてきてほしいの、カブトムシとクワガタのどっちがかっこいいかで
    もめているのよ、男の子って子供よね~。そんなこと決めて何になるのかしら?」

女の子「とりあえずあの2人に混ざってみて」

あかり「あ、あかりカブトムシもクワガタムシも持ってるよ。
    クワガタは・・・今ミヤマクワガタしかないけど・・・」

男の子1「ん?お前ら話聞いてたのか?ぜってーカブトムシの方がカッコいいよな?」

あかり「カブトムシ?うん、カッコいいよ」

男の子2「ちょっと!カブトムシの方がカッコいいって言うんですか!?」

あかり「あかりはクワガタさんも好きだよ。ほら見て、2匹ともカッコいいでしょー?」

男の子2「すごい・・・確かにカッコいい・・・」

男の子1「そうだろ?」

男の子1「でも俺、実はクワガタも好きなんだ」

男の子1「スリムな体なんか速そうですごくカッケエし!」

男の子2「そうですよね!クワガタも負けてませんよね!すみません、ちょっと意地になっていました」

男の子1「このクワガタカッケエよな~」

ウィスパー「なんだか仲直りできたみたいでよかったですね!」

あかり「うん!」

結衣「じゃ、ケマモト駅に向かおう」

その途中で

あかり「緑コインゲット」

京子「お、あれうんがい鏡じゃん」

西垣「そうだ、私がケマモト駅からこの村に向かった時に見つけたんだ。これを使ってワープした」

京子「西垣ちゃんもうんがい鏡見つけたんだ。これは楽できそうですな~」

そしてケマモト駅へ

あかり「あ、鏡さんいる」

ちなつ「でもうんがい鏡とは違うみたいだよ」

フユニャン「あ、お前は」

京子「フユニャン?」

フユニャン「うんがい三面鏡!!」

うんがい三面鏡「あっフユニャ~ン!しばらく見なかったけどどうしてたの~?」

京子「あ、フユニャンと知り合いなんだ」

うんがい三面鏡「あの子たちはフユニャンの友達かな~?」

フユニャン「ああ、そういうことになるかな?あとこいつらを
        元の世界とこの世界を行き来きできるようにしてくれ」

うんがい三面鏡「キミのたのみならお安いご用さ、それと・・・」

うんがい三面鏡「これを渡してくれ、メダルは4つしかないけど」

フユニャン「お前は誰にでも心を開くよな・・・」

フユニャン「お前ら、これを受け取ってくれ、うんがい三面鏡がおともだち契約をするようだ」

あかり「本当!?よろしくね」

ウィスパー「これで自由に現代と過去を行き来きできます!」

西垣「では、いったん現代にこの子たちを戻させてくれ、もうこんな時間だ、部品探しは明日やるぞ」

うんがい三面鏡「キミは3時間前にボクを見つけたのにまだボクの力を使わないのかな~?」

西垣「ああ、私は元の世界に戻る前にやることがあるからな」

西垣「宿泊先も決めているから心配するな」

りせ「・・・・・」

西垣「ん?先生と同行したい?お前はしょうがないな・・・特別だぞ。
   だがいつでもOKだとは限らないことは覚えておけ」

ちなつ「え!?西垣先生ってうんがい三面鏡も見つけてきたのですか!?
    うんがい三面鏡、『3時間前にボクを見つけた』とか言っていましたが・・・」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

西垣「ああ、新たな研究材料を求めていろんな場所をまわってたら不思議な石を拾った。
   そしたら急に過去の世界に来てしまった・・・」

西垣「が、元の世界に戻るついでにこの世界の面白そうなのを見つけてからでもいいやと思った。
   幸い途中でうんがい鏡とうんがい三面鏡を見つけた。その鏡はどこにでもワープできるみたいだから
   うんがい鏡を使ってワープしたらケマモトというところに着いた」

西垣「そこに研究所として使えそうなところを見つけ、一時的にそこを研究所として使うことにした。
   そのあと村を出たら恐ろしい怪魔のうわさを聞き、研究所に戻ったらお前たちが怪魔に襲われていた」

西垣「だから私は急いでこの爆弾で追い払ったというわけだ」

フユニャン「しまった!デカニャンになってた時もう一つのマキモド石を落としていたんだった!忘れてた!」

西垣「赤座、吉川、船見、歳納、現代に戻って体を休めろ」

ごらく部一同「はい」

ケマモト駅前

京子「あ、うんがい鏡いる、話しかけてみよう」

そして

京子「これでバス使わずにケマモト村へ行けるな」

結衣「もうすぐ電車来るぞ、ホームへ急げ」

電車内

京子「よーし、明日は10時にケマモト駅集合ね」

あかり「うん」

ちなつ「そしてまた過去へ行くんですね」

結衣「部品を取りにな」

京子「それにしても特別な妖怪ウォッチってなんだろなー?」

結衣「ろくなものだったらいいんだが・・・」

ちなつ「西垣先生じゃ心配です・・・」

結衣「私もそう思ってきた」

あかり「高岡駅に着いたらさっさと帰っちゃおう」

あかりの家

あかり「ただいま」

あかね「おかえり、遅かったわね」

あかり「お姉ちゃん、ごめんね、心配させて・・・」

あかね「夕飯できてるわよ、早く食べましょ」

あかり「うん」


あかりの部屋

あかり「あ、うんがい鏡いる、明日は少しのんびりしてようかな?」

翌朝

あかり「あれ?ジバニャンは?」

ジバニャン「オレっちはここだニャン・・・」フラフラ

あかり「ジバニャン?大丈夫?眠れなかったの?」

ウィスパー「さては・・・!」

ウィスパー「あかりちゃん、もちものバッグを見せてくれませんか!」

あかり「え?」

ウィスパー「アイテムが増えている・・・」

あかり「あ、本当だ。しもふりと超けいけんちだまと中けいけんちだまが2つずつ増えている、
    それにジバニャンのレベルが上がっているよ」

ウィスパー「ジバニャン!私達より先に起きたあと鬼時間へ行ってましたね!?
       朝からゲームは駄目ですよ!!」

ジバニャン「あかりちゃん、オレっちにはもうけいけんちだまいらニャいニャン、
       これ以上はレベルバランスが悪くなりそうだニャン」

ウィスパー「ですがこの先強い妖怪が出てきますよ」

ジバニャン「余裕で勝ちすぎるとつまらニャいニャン!!」

あかり「やっぱりいろいろまわってからうんがい鏡使おう」

今日はここまでにします

朝食のあと

あかり「歯磨きしてこよう」

虫歯伯爵「虫歯にしてやろうか?」

ドロン

あかり「ふああ~!また出た~!」

虫歯伯爵「虫歯と共に人生を過ごせと言っている!今度こそ虫歯を与えてやるぞ!」

バトル開始

虫歯伯爵「れんごくの術!」

ジバニャン「ニャア!!」

ジバニャン「オレっちも負けてニャいニャン!!」

デビビラン1「そら!」

ワルニャン「前みたいに一撃でやられると思うなよ!ツッパリ夜露死苦!」

虫歯伯爵・デビビラン1・2「ぐわーっ!」

ウィスパー「あかりちゃん、まずはデビビランを狙いましょう」

あかり「ジバニャンにも必殺技出させよう」

虫歯伯爵「させるか!」

キュン太郎「回復キュン」

ジバニャン「助かったニャン、ひゃくれつ肉球!」

デビビラン2「ぐお!」ボン

あかり「1匹倒したよ」

デビビラン1「まだ・・・!」

デビビラン1「ぐはっ!」ボン

ワルニャン「何だ?こいつ自分を攻撃してやられちまったぜ」

虫歯伯爵「おはらい完了、厄介な技を使いおって・・・」

ウィスパー「必殺技が来ますよ!」

あかり「メンバーサークルを・・・」

虫歯伯爵「漆黒ミュータンス!!」

あかり「え?もう来たの!?あ~一気に3匹やられちゃった・・・」

虫歯伯爵「そしてとりつきだ」

ブリー隊長「おっと危ない」

ブリー隊長「このバトルはオレが出るまでもないな」

ウィスパー「前列に来たとたんにさぼっていますね・・・」

なまはげ「コノコウゲキヲウケテミロ!」

虫歯伯爵「れんごくの術!」

アライ魔将「ぐっ!」

虫歯伯爵「そして疾風づきだ!」

アライ魔将「ぐわーっ!」ボオンッ

あかり「わー、あと2匹だよ・・・」

ブリー隊長「なんだ?お前らもうおしまいか?仕方ないな・・・とう!!」

虫歯伯爵「ぐはあ!」ボン

ブリー隊長「相手もなかなか鍛えてるな」

ウィスパー「何とか倒せましたね・・・」

あかり「うん・・・」

虫歯伯爵「虫歯と共に生きればさらなる力を得ることができたものを・・・」ドロン

あかり「虫歯になんてなりたくないよ・・・」

ウィスパー「何か落ちていますよ」

ボン

ワルニャン「お、いいもんみっけ、もらっとくぜ~」

あかり「あっ・・・!」

ワルニャン「おお~力がみなぎってくるぜ、こいつはいいもん手にしたな」

ボン

なまはげ「ヒトカラモノヲトルナトイッテルダロウガアア!!」

ワルニャン「ひえ~すみませんでした~!」

ドロン

ウィスパー「ワルニャンすっかりなまはげに頭が上がらなくなりましたね・・・」

あかり「気を取り直して出かけよう、まずおおもり山に行くよ」

おおもり山

あかり「あ、レーダーなってる、妖怪さんいるのかな?」

あかり「あ、うんがい鏡だ。話しかけてみよう」

うんがい鏡「ぺろ~ん、夜のお祭りを楽しみたいですか~?」

あかり「夜のお祭り?」

うんがい鏡「はい、とある方がお祭りの楽しさをみんなに伝えたいというので
       私はここでみなさんを鏡の世界の向こうにあるお祭りの空間へと連れてっています」

うんがい鏡「帰りたくなったらまたここに戻しますよ~」

あかり「わあ、あかりお祭り行きたい、いかせていかせて」

ウィスパー「行くのはいいんですが待ち合わせの時間に間に合うようにしてくださいよ」

ジバニャン「オレっちも行きたいニャン」

ウィスパー「では、いきましょうか・・・」

あかり「どんなお祭りなんだろう・・・」

ジバニャン「楽しみニャン」

うんがい鏡「では、夜のお祭りにご案内~」

今日はここまで

そして

あかり「わあ、人がいっぱいいる、いつの間に空も暗くなっているよ」

ジバニャン「あ、お店がいっぱいだニャン」

あかり「せっかくだからアイテムたくさん買っていくよ」

そして

ウィスパー「あかりちゃん、少し買いすぎたのでは・・・?」

あかり「あ、あそこに妖怪の気配が・・・調べてみるよ」

あかり「出てきたよ」

和田どん「あ、もしかして君達もお祭りを楽しみに来たのカッ?」

あかり「わあ、太鼓がしゃべった!?」

ウィスパー「この妖怪は「どんちゃん」の愛称で知られる和田どん、この妖怪はですね・・・」

和田どん「ボクはもともとお祭りの和太鼓だったドン!
      みんなに叩かれて叩かれまくったら・・・」

和田どん「魂がこもって妖怪になっちゃったドン!自己紹介終わりだドン」

ウィスパー「ぜ、全部言われたー!」

和田どん「あ、ジバニャン、元気してたカッ?」

ジバニャン「ニャニャ?ニャンでオレっちの名前知ってるニャ?」

あかり「ジバニャン太鼓さんと知り合いなんだ」

ジバニャン「違うニャン!オレっちこんな奴知らニャいニャン!」

和田どん「覚えてないなんて悲しいドン・・・」

あかり「ねえどんちゃん、ジバニャンと知り合いなの?
    ジバニャンは違うって言っていたけど・・・」

和田どん「ジバニャンとは時空を越えた冒険の途中で出会ったドン、
      そのあとは仲間たちと一緒にいろいろな時代を冒険したんだドン」

ウィスパー「どんちゃん、もしかしたらその話が本当だとしても
       ジバニャンの記憶には残っていないはずです・・・」

和田どん「ジバニャン・・・そんなことよりボクとどんちゃん騒ぎするドン!」

あかり「うん、楽しもう!あかりお祭り大好き」

そして

和田どん「ボクと友達になってほしいドン!」

あかり「うん、あかりとお友達になろう」

和田どん「あかりちゃん、よろしくだドン、ボクも一緒に冒険するドン!」

和田どん「ボクは妖怪と戦うときはこの不思議なバチで戦うドン!」

あかり「あ、キュッピーに手持ちの妖怪変えさせてもらおう」

あかり「手持ちの妖怪はワルニャン、ジバニャン、ババァーン、
    なまはげ、アライ魔将、どんちゃんにしよう」

あかり「どんちゃんに超けいけんちだま2つあげて戻ろう」

元の場所へ

あかり「お祭り楽しかった~」

ウィスパー「ところで今何時ですか?」

あかり「9時20分だよ」

ジバニャン「あ、あそこに何かいるニャン」

あかり「あ、ここにもうんがい鏡あったんだ」

うんがい鏡「ぺろ~ん、見つけていただきありがとうございます。
       わたくしの鏡の世界を通れば遠いところにもひとっ飛びでございます」

あかり「時間になったらこれでケマモト駅まで行こう」

あかり「あ、ガシャ回しに行こう」

そして

あかり「アイテムしか出てこなかったよ・・・」

ウィスパー「そういうときもありますって・・・」

あかり「あ、そうだ、博物館の資料保管庫に行ってゲートボールの扉を開けに行こう」

資料保管庫

あかり「あ、ここにもうんがい鏡ある、よかった~」

ウィスパー「あかりちゃん、あれ・・・」

あかり「あ、ドア開いてる、入ってみよう」

中に入ると

あかり「この5つのドアは何だろう・・・」

あかり「10、20、30、40はきっとその数だけゲートボールを入れればいいとは思うけど・・・」

あかり「真ん中の大きな4は何だろう・・・」

ウィスパー「きっと扉の中の関門をクリアすれば数字が減るものだと思いますよ」

あかり「あ、そういえば真ん中のドア除いて扉は4つあるもんね」

シュウウウウッ

ウィスパー「あかりちゃん、うんがい鏡から誰か出てきましたよ!!」

あかり「西垣先生、会長」

西垣「赤座、いたのか、きまぐれゲートを開けたようだな、私も行ってみる」

西垣「あのきまぐれゲートの奥にはこんな場所が隠されていたんだ・・・」

ウィスパー「さっきそれを知ったばかりです・・・」

あかり「あかりは今持ってるゲートボールを10とある扉に入れようとしてたところです」

西垣「では、早くやってみろ」

あかり「はい」

ガチャッ

あかり「これであと5つです」

西垣「そうか、ごらく部のみんなもよくやるな、
   この調子でどんどんゲートボールを集めていこうじゃないか」

あかり「は、はい」

ウィスパー「もう断れませんね・・・」

りせ「・・・・・」

西垣「え?『大事なことを忘れてる、昨日もだった』だって?あっ、しまった、また忘れてた」

西垣「昨日は3つの部品のうちの2つをすでに見つけていたんだったな」

りせ「・・・・・」

西垣「『それだけじゃない、あのあと最後の部品も手に入れて深夜になる前に
   妖怪ウォッチ零式を完成させていた』か、あの時は怪魔と戦ったな・・・」

西垣「赤座、これを受け取ってくれ、妖怪ウォッチ零式だ」

あかり「わあ、妖怪ウォッチがパワーアップしたよ」

ウィスパー「って、怪魔と戦ったんですか!?」

西垣「ああ、過去の高岡鉄工所で怪魔にとりつかれてた妖怪と戦った。
   あの時は激闘になったな、アイテムをたくさん所持した甲斐があったってもんだ」

りせ「・・・・・」

西垣「ん?『それでよく鉄工所が爆破されずに済んだ』?爆発あっての研究と成功だろ?
   そのあと怪魔に操られた妖怪を救ったのだが・・・」

西垣「どうやら彼女も松本の言葉が分かるようだ」

あかり「ええ?」

西垣「それより赤座、今から妖怪ウォッチ零式の使い方を教えるぞ」

説明を終えて

ウィスパー「おお~それは便利な能力ですね~」

あかり「うん」

西垣「では、私はもう一度ケマモト駅に行って過去へと向かう」

りせ「・・・・・」

西垣「え?『ここはどうするの』だって?今回ここに来たのは単なる様子見だ。
   そしたら偶然赤座がいていち早く妖怪ウォッチ零式を渡せたぞ」

西垣「うんがい三面鏡のそばで吉川、歳納、船見をまって妖怪ウォッチ零式を渡さないとな」

西垣「行くぞ」

ビシュウウウウッ

ウィスパー「ところであかりちゃん、今何時ですか?けっこう過ぎた気がするのですが・・・」

あかり「そろそろケマモトへ行ってみんなと待ち合わせの場所で合流しないと・・・」

あかり「えっと時間時間・・・」

あかり「あー!もう10時5分だ!遅刻だ~!早く行かないと・・・!」

ウィスパー「あかりちゃん、うんがい鏡を使いましょう」

あかり「もちろんだよ!」

ケマモト駅周辺

あかり「みんな、遅れてごめん」

結衣「今度こそあかりか・・・」

京子「さっきのはあかりだと思ったら西垣ちゃんだったしな」

京子「ってかなんだよ!あかり私達より早く零式もらってたのかよ!」

ちなつ「一応先生にしては成功品のようですけどね」

結衣「途中で爆破しそうだな・・・」

京子「じゃ、予定変更で今日の部活動はなし」

結衣「ま、あってもなくても同じだろ」

ちなつ「そういう気がします」

今日はここまで

あかり「あ、そういえば部品取りに過去まで行く予定だったけど西垣先生がすでに手にしちゃったもんね・・・」

あかり「あかりはケマモト村に行ってえんえんトンネルに入ってみるよ」

ちなつ「私はもう嫌」

京子「私は過去の街めぐりをしよう」

ビシュウウン

結衣「行ってしまったな・・・相変わらずせっかちな奴だ・・・」

結衣「私は夜になったら団々坂のおんぼろ屋敷にもう一度行ってみる。
   あかり、もし来れるのなら一緒に来てくれ」

あかり「うん」

ちなつ「結衣先輩となら私も・・・」

結衣「私もえんえんトンネルに入る。どんな所なのかが楽しみだ」

ちなつ「結衣先輩行くなら私も行きま~す」

あかり「じゃあ行ってみよう」

えんえんトンネル

あかり「今回はどんな妖怪さんに会えるのかな?」

ちなつ「怖くなったら非常口へ行こうね・・・」

結衣「・・・・・」

ちなつ「あ、結衣先輩とならどこにでも・・・」

すると

あかり「あ、汽車が来た。乗ってみよう」

結衣「・・・・・」

あかり「え?汽車に乗るのあかりだけ!?」

親切な車掌「では、あなただけを乗せて汽車は出発します」

あかり「えええ~~!?」

そして

あかり「みんなを置いてきちゃったけど・・・」

あかり「でもどうして線路もないのに汽車が来たんだろう・・・」

あかり「あ、出口だ」

ウィスパー「汽車に感謝ですね」

あかり「でも妖怪さんには会えなかったよ・・・」

出口

あかり「あ、場所が変わってる、あれ?あの女の子は誰だろう?」

あかり「でもここからは行けないし・・・」

ウィスパー「それにしても彼女はどうして泣いているのでしょうか?」

あかり「うんがい鏡を使ってここから出るよ」

ケマモト村

あかり「あの子のことが気になるよ。ちなつちゃんも結衣ちゃんもまだトンネルの中にいるし、
    あかり、もう一回トンネルの中に入るよ」

再びえんえんトンネルへ

あかり「今度こそ妖怪さんを見つけるよ」

しばらくして

あかり「妖怪ウォッチ零式の使い方もよく分かってきたし、この調子でお友達を増やそう」

少ししたあとで

あかり「バトルには勝ったけどお友達になってくれなかったよぉ・・・」

ウィスパー「強い妖怪はお友達になりにくいですからね」

>>499がどういうことだかわからない人は>>71を見てね

しばらくして

あかり「途中でいろんな人に会ったりするけど
    このトンネルに入った人って結構いるんだね」

♪~チャンチャラッチャチャンチャランチャチャンチャラッチャ

あかり「わあ、あの人たち楽しそう、邪魔にならないように端っこ歩こう」

あかり「さて、どんどん進んでみよう」

さらにしばらくして

♪~チャンチャラッチャチャンチャランチャ

あかり「あ、ここにも一人踊ってる人いた。でも進む方向はあかりと同じようだけど・・・」

ウィスパー「何かのお祭りに向けての練習でしょうか?」

あかり「う~んどうだろう・・・」

ひょっとこ?「今は踊らにゃ損々!ソンソンのソーン!」

あかり「ひょっとこさんちょっと失礼しまーす」

あかり「それにしても結衣ちゃんとちなつちゃんどこにいるんだろう・・・」

あかり「先へ進んでみよう」

ボオオンッ

あかり「あれ?後ろで何か音がしたよ」

ウィスパー「はるか後ろの方でしたね」

あかり「でも戻れないようになってるし・・・」

あかり「進むほかないみたい、でもあの音は一体何だったんだろう・・・」


その頃

結衣「あの3人組は一体何だったんだ?3人組を見てたら体が勝手に・・・」

結衣「っていうか口も勝手に動いて・・・その時に言ったことあかりに聞かれていたような気が・・・
   ちなつちゃんともはぐれてしまったし急がないと・・・!」

結衣「あかりを追いかけよう、
   っていうか・・・あれは恥ずかしい!!」

そしてあかりは

あかり「えんえんトンネル脱出、あ、また景色が変わってる」

あかり「あ、さっきの女の子いた、どうして泣いて・・・」

フウウウウ

あかり「え?なに?なに?」

フウッ

あかり「消えちゃった・・・今のは何だったんだろう・・・」

あかり「うんがい鏡を使ってここから出よう」

ケマモト村

あかり「あ、向こうにちなつちゃんいる」

あかり「でもその前にキュッピーに回復させてもらおう」

そして

あかり「完了、あれ?もしかしてちなつちゃんどこか行っちゃった?」

あかり「あ、フユニャン」

フユニャン「ちょうどいいところに来たな。協力してほしいことがあるんだ」

あかり「協力?あかりにできることなら協力するよ」

フユニャン「実はオレの仲間がキン、ギンという双子の悪の妖怪によって
       石にされてしまったんだ。このフタの裏を見てくれ、
       これがオレの仲間の名前と石にされた場所だ」

ウィスパー「フユニャンって河童とかメジャー級の妖怪と仲間になってたんですか!?」

あかり「あ、から傘お化けとはキウチ山で会ったよ」

フユニャン「何だと!?・・・どうやら60年の時が過ぎ、石化の呪いが弱まってるようだな」

フユニャン「よし、あ前ら、オレと一緒に彼らを助けてくれ!
       そして彼らをもう一度オレの仲間にしてくれ!」

あかり「うん、あかりも手伝うよ」

ウィスパー「では、フユニャンの仲間達を助けにいきましょう!」

「そうはさせんぞ」

今日はここまで
それと、「お前」を「あ前」と打ち間違えることってあることだとは思う・・・

>>506

修正
よし、あ前ら、
  ↓
よし、お前ら

僕、よく入力ミスするなぁ・・・

ボンッ

フユニャン「お前達はキンとギン!」

あかり「フユニャンの友達を石にした張本人・・・!」

フユニャン「さらに一度妖怪ウォッチをこの世から消し去った妖怪だ!」

あかり「妖怪ウォッチを?」

フユニャン「つまりお前は一度は消えた妖怪ウォッチを偶然手に入れることができたって事だ」

あかり「?????」

キン「我々が一度は消し去った忌々しき妖怪ウォッチ」

ギン「じゃがよりによって4つに増えて復活しおった・・・」

キン・ギン「おまえたちも妖怪ウォッチともども消し去ってくれる!」

キン「石となったお前の仲間も」

ギン「この手で砕き壊してやる」

あかり「・・・そんなこと、あかりが絶対許さない!」

あかり「みんな!行くよ!!」

フユニャン「あかり・・・頼むぞ!」

バトル開始

キン「そうれ!」

ワルニャン「ぐお!よくもやりやがったな!」

キン「ぐあ」

ギン「そうれ!」

ワルニャン「おっと、あっぶね・・・」

ジバニャン「妖怪ウォッチは絶対に消させニャいニャン!」

ギン「くっ・・・まともにくらってしまったわい・・・」

キン「よくもギンを・・・!」

ウィスパー「気をつけてください!キンがパワーアップしましたよ!」

キン「天空岩落とし!」

ジバニャン「ニャッ!」

ババァーン「ババァーン!」

あかり「ババァーン、ジバニャンのHPを回復してくれてありがとう」

ギン「キンが行くなら我も行かねばな、天空打ち水!」

ババァーン「バアッ!」

キン「そして落雷注意報!」

前列の妖怪一同「わああああっ!」

ジバニャン「だがまだだニャン!ひゃくれつ肉球!」

キン・ギン「ぐおおっ!」

あかり「ジバニャン、あんまり無理しないで、メンバーサークルを回すよ」

和田どん「太鼓の達人パワーをなまはげに注入するドン!」

和田どん「必殺!どんちゃんさわぎだドン!」

ドーンドーン

キン「ぐっ・・・!」

ギン「まずい・・・このままじゃ・・・」

ウィスパー「あかりちゃん、これはG技で2人まとめて倒すチャンスですよ!」

あかり「うん、妖怪ウォッチ零式モード起動、そしてなまはげにG技使わせるよ!」

キン「とりつくぞい」

アライ魔将「とりつかれるわけにはいかんぞ!」

なまはげ「悪い子イネガーG!!」

キン「しまったあ!」

ギン「ぐわあーっ!」


キン・ギン「な~んてな」

キュルキュルキュル

あかり「え?なに!?なに!?」

なまはげ「クッ・・・!」

アライ魔将「時間を戻されている・・・?」

和田どん「これは・・・」

あかり「そんな・・・キンとギンが・・・!」

和田どん「ボク、この感覚初めてじゃないドン。

      あの時の冒険で同じような力を見せられたドン。
      だからあの力は一度見たことがあるドン!」

キン「今度は我らの番だな、天空岩落とし」

ギン「打たせ滝水」

キン「そして落雷注意報じゃ!」

なまはげ・アライ魔将「ぐわあーっ!」ボオンッ

あかり「あああ、一気に2匹やられちゃった・・・」

和田どん「ドンギャーッ!威力が格段に上がってるドン!」

ギン「そら!」

和田どん「しまったドン!」ボオンッ

ウィスパー「サークルが強制的に回されましたよ!」

あかり「早く誰かを復活させないと・・・」

キン「そろそろ終わりにしようかの」

ギン「これでおさらばじゃ」

キン・ギン「お姉妹じゃ~!」

前列の妖怪一同「ぐわああ!!」ボオンッ

今日はここまで

あかり「そんな・・・あかり達の負け・・・?」

キン「さて、今度はお前がそうなる番じゃ」

ギン「どう料理してくれようか」

フユニャン「やめろーーー!!」ドン

ギン「ぐっ・・・」

キン「おまえのことを忘れておったわい・・・」

ギン「じゃがおまえもまとめて消し去ってやる」

あかり「フユニャン・・・」

ウィスパー「一人で戦って大丈夫でしょうかねぇ・・・」

そして

フユニャン「ぐわああああああっ!!」

あかり「フユニャン!!」

ウィスパー「フユニャンが高く飛ばされましたよ!私達も絶体絶命です!!」

キン「たった一人で挑むとは命知らずな・・・」

ギン「じゃが我々を手こずらせた以上奴を真っ先に始末しなければな」

キン「では、追うかの」

ギン「じゃな」

ドロン

あかり「大変・・・!このままじゃフユニャンが・・・」ダッ

ウィスパー「あかりちゃん、もしかして今のままでフユニャンを助けにいくつもりじゃ・・・」

あかり「キュッピー!お願い!みんなを回復させて!」

キュッピー「キュキュー!」

あかり「キウチ山へ向かうよ」

ウィスパー「しかし我々は時間を戻す力になすすべもなく・・・」

あかり「でもあかりは行くよ!」

あかり「あかり・・・大切な友達を見捨てられないし・・・
    今はフユニャンもおともだち契約してなくても友達だよ・・・」

あかり「だから無謀だとしてもあかりはフユニャンと一緒に戦いたい!」

ウィスパー「分かりました・・・では、キウチ山へ向かいましょう」

キウチ山正面岩

フユニャン「今だ!!ど根性ストレート肉球!!」

キン「ぐおあっ!」

フユニャン「もう一発!!」

ギン「バカなあっ!!」

キン「くっ、今回は引き揚げじゃ!」

ギン「次は・・・こうはいかないぞ・・・!」

ドロン

フユニャン「助かった・・・礼を言わなきゃな・・・」

フユニャン「あれ?オレを助けてくれた魔法使いはどこへ行ったんだ?」

フユニャン「っと、あかり、いたのか」

あかり「フユニャン、キンとギンを倒したの?あかり見てたんだけど・・・」

フユニャン「ああ、だがさっきまではやられかけた、だがオレがやられそうになった時、
        二人の魔法使いがオレを助けてくれた。二人のおかげでオレは奴らに勝てた」

フユニャン「だが礼を言おうとした時彼女達はいなくなってた・・・」

フユニャン「次会ったらありがとうを言いたいな・・・」

あかり「魔法使いかぁ~」

今日はここまでにします

あかり「あかりにも心当たりはあるんだけど・・・」

あかり(でもこの世界って平行世界とつながっているのかな?)

フユニャン「一人は普通に攻撃するのが得意だったな」

フユニャン「もう一人は・・・なにげに奴らと同類という感じがした。あくまでオレの勘だが・・・」

フユニャン「あいつは本気でオレを助けたのか?それともオレを助けてオレを信じ込ませ、
       そのあとオレを始末しようとしてるのか?」

フユニャン「・・・今はそれを考えてる場合じゃなかったな」

フユニャン「そういえばここはから傘お化けが石にされた場所だな」

フユニャン「とにかくオレについてこい」

あかり「うん」

ウィスパー「二人の魔法使いというのがすごく気になります・・・」

そして

あかり「結構きつい道だったよぉ・・・」

フユニャン「ここだ」

あかり「あ、本当だ」

あかり「から傘お化けが石になってる・・・どうしよう・・・」

ウィスパー「・・・・・」

ウィスパー「こういうときこそデキる妖怪執事、ウィスパーにおまかせあれ!」

ウィスパー「ジャジャーン!この前通販で買った薬、
       その名もセキカトケール、これを石にかけると・・・」

あかり「あ、から傘お化けが元の姿に戻ったよ」

フユニャン「おお、ものすごく使えるアイテムを手にしたみたいだな」

ウィスパー「私はいつでもデキて使える妖怪執事なんですよ」

あかり「いつでもじゃないじゃん・・・」

フユニャン「から傘お化け!無事だったか!」

から傘お化け「カラカラカラ♪おかげで助かったわい。
         感謝のしるしとして我が輩のメダルをあげよう」

から傘お化け「フユニャンのためなら力になるぞい!」

フユニャン「だがまだオレのことはいい、あかりを補佐してくれ」

から傘お化け「分かった、そうするぞい」

あかり「これであと4匹だね」

フユニャン「よし、次は河童だ」

あかり「カッパさんのいる所ならあかりも分かるよ、一緒に行こう」

フユニャン「おお、場所が分かるのなら話は早い」

ウィスパー「では、行ってみましょう」

あかり「キウチ山を出るよ」

フユニャン「降りるときにケガをするなよ」

あかり「うん」

ケマモト村

フユニャン「ん?あの帽子をかぶったピンクの髪の後ろ姿は・・・」

フユニャン「間違いない!さっきオレを助けてくれた女の子だ!
       礼を言いに行こう・・・と思ったが彼女はどこかへ行ってしまった・・・」

あかり「フユニャン、どうしたの?」

フユニャン「あ、今は河童を助けに行こう」

あかり「そうだね」

ウィスパー「ここから河童のいる場所までは近いですよ」

あかり「うん、分かってるよ」

その頃

ガンボー「いいか、ウバウネとやらが率いる妖怪どもよりも先にこの世界を征服するのだ、
      奴らにこの世界を征服されると我々ギガギガ団にとって都合が悪い、分かるな?」

ライバるん「分かっています。ガンボー様」

ガンボー「奴らがこの世界を奪れば我々の全てすら奪われてしまう
      全てを奪い去るのは我々の役目だ、奴らではない」

ライバるん「はい、ゆえにミラクるんと協力したふりをして
       手下のキン、ギンを倒してきました」

ライバるん「ミラクるんにはあとでキン、ギンのようになってもらうよ」

ガンボー「よし、機が訪れたらまた行動に移るぞ」

ライバるん「はい」

ライバるん(トキヲ・ウバウネ・・・あなたにやれる世界はないわ・・・)

今回はここまで

その頃あかり達は

ウィスパー「あれです!河童が石になっています!セキカトケールの出番です!」

あかり「うん、ウィスパー、お願い」

シュウウウウ

ウィスパー「フッ、いい買い物でした。セキカトケール、ホントよく効きますね」

フユニャン「河童!無事だったか!」

河童「なんだ、フユニャンか、ところでこいつら誰だ?見かけねえ顔なんだが・・・」

フユニャン「ああ、あいつらはオレが認めた妖怪とあかりという妖怪ウォッチ持ちだ」

ウィスパー「お初にお目にかかるっス!河童先輩!私ウィスパーと申します!以後お見知りおきをっス!」

ジバニャン「なんでウィスパーは古典妖怪の前だといっつもあんな感じになるニャン・・・?」

フユニャン「河童、オレからお願いがある」

河童「なんだ?」

フユニャン「あいつらの力になってほしい」

河童「いいぜ、だが本当にフユニャンが認めた奴なのか試してみたくなってきた。
   もし本当にフユニャンが認める者ならオレにも勝てるはずだ!」

河童「さあ!オレと勝負しろ!」

バトル開始

河童「いきなりだがひっさあつ!カッパッ波ー!!」

ワルニャン「なにいいい!!」ボオンッ

あかり「わあ、いきなりワルニャンやられちゃった・・・」

ジバニャン「オレっちも負けニャいニャン!」

河童「ムダだ」

ジバニャン「ニャアっ!」

あかり「河童さん強い・・・でも・・・」

河童「どうした?これがフユニャンに認められた人なのか?」

ジバニャン「フユニャンはオレっちもお前も信じているニャン!」

ジバニャン「あかりちゃんだってみんなを信じているんだニャン!」

河童「ならこれに耐えてみろ!大滝の術!」

ジバニャン「ニャアアア!」ボオンッ

ババァーン「ババァーン!」

河童「くそ、とりつかれたか・・・やべえ・・・」

あかり「まず~い漢方でワルニャンを復活させるよ」

河童「こしゃくな・・・はあ!!」

ワルニャン「ぐわ~!出て早々かよ~!!」ボオンッ

あかり「サークル回してなまはげにG技使わせるよ」

河童「そうはいくかよ!」

なまはげ「グウッ・・・!」

和田どん「回復させるドン!」

河童「大滝の術もくらわせてやるか!」

なまはげ「マダマダ・・・!」

河童「くっそ、しとめ損なったか・・・!」

なまはげ「悪い子イネガーG!」

河童「ぐわああっ!」

河童「まだまだやられてたまるか!そらあ!」

なまはげ「シマッタ・・・」ボオンッ

ウィスパー「さすがはメジャー級の妖怪ですね・・・」

あかり「1匹で3匹も倒しちゃったし・・・こっちもやばい状況だよぉ・・・」

あかり「でもあかり達は最後まで・・・」

河童「そのあきらめの悪さでフユニャンに認められたんだろうなきっと」

河童「思えばフユニャンも同じだったな・・・だからフユニャンはお前らを選んだんだろうな」

和田どん「攻撃するドン!勝負はまだ続いているドン!」

河童「しまった~!油断したー!」ボン

あかり「なんとか勝てたよ」

ウィスパー「苦しい戦いでしたね、さすがは河童先輩です・・・」

そして

河童「へっ、負けたぜ・・・約束通りお前らに力を貸してやるよ」

あかり「わあい、ありがとう」

河童「それじゃ、オレたちの友情の証に・・・こいつを渡しておくぜ」

ウィスパー「まさか河童先輩とおともだちになれるとは!くぅ~!感激ですね!!」

フユニャン「次はざしきわらしだな、民家に向かうぞ」

あかり「あかりは寺でもいいんだけど?」

フユニャン「寺?一徳寺のことか・・・」

フユニャン「あ!しまった!大事なことを言い忘れた!」

あかり「なに?どうしたの?」

ウィスパー「大事なこととはいったい・・・」

今日はここまで

フユニャン「人魚とくだんの石像はこの前何者かに持ってかれたという知らせを伝えるのを忘れてた!」

あかり「ええ~~!?」

フユニャン「だが場所は分かる、人魚はナギサキにある海辺の洞穴に、
       くだんはさくらEXツリーの超高層タワーの展望台にいる」

フユニャン「ナギサキにはナギサキ駅で、さくらEXツリーにはさくらぎ駅で降りるといけるぞ」

あかり「また電車を使うんだね」

フユニャン「だがまずは民家でざしきわらしを見つけるぞ」

フユニャン「あとオレはいったん別行動を取る、お前達の成功を祈ってるぞ」

ドロン

ウィスパー「行ってしまいましたね・・・」

あかり「じゃあ民家へ行くよ」

民家

あかり「まずキュッピーにHP回復させてもらうよ」

そして

あかり「あ、あった、あれだよ」

ウィスパー「では、セキカトケール」

シュウウウウ

ざしきわらし「ふわぁ~・・・もう朝なの?」

あかり「急に起こしちゃってごめんね、実は・・・」

あかり「というわけなの」

ざしきわらし「ふ~ん、じゃ、おいらの宝物を見つけてくれたら一緒に行ってやってもいいよ」

あかり「宝物?どこにあるの?」

ざしきわらし「全然寒くないのにお外で白い息を吐いているものな~んだ?」

ざしきわらし「このなぞなぞの答えの場所においらの宝物があるよ、コレわっかるかな~?」

あかり「う~ん・・・」

ジバニャン「オレっちにはさっぱりニャン」

ウィスパー「とにかく家を出て答えを探しに行きましょう」

すると

あかり「寒くないのに白い息・・・」

ウィスパー「あかりちゃん!あれを見てください!なぞなぞの答えって・・・」

あかり「あ、分かった!答えは煙突だ!」

ウィスパー「では、宝物を探しましょうか」

すると

あかり「ん?何かが壁との間に挟まってる?」

あかり「これかな?ざしきわらしのところに戻るよ」

そして

ざしきわらし「あっ、なぞなぞが解けたんだね?そう、これこれ!懐かしいな~。
         おいらガッツ仮面大好きでこのメンコを宝物にしてたんだ~」

ざしきわらし「持ってきてくれてありがとう。お礼にこれあげる」

あかり「わあい、妖怪メダル、ざしきわらしさん、ありがとう」

ざしきわらし「フユニャンに会ったら絶対に呼んでね~」

あかり「うん」

あかり「次どこ行こうかな~?」

ウィスパー「うんがい鏡で駅までワープしてそこからナギサキに行くかさくらぎに行くか決めましょう!」

あかり「うん」

あかり「あ、でも高岡駅から行くなら一番近いさくらEXツリーに行こうよ」

ウィスパー「そうですか、では、くだんを探しましょう」

うんがい鏡で高岡駅まで行って電車でさくらぎ駅へ

ウィスパー「着きましたよ」

あかり「さあ、さくらEXツリーへ行くよ」

今日はここまで

さくらEXツリー

あかり「うわあ、大きなビル」

ウィスパー「では、あかりちゃん、あの超高層タワーを目指しましょう!」

あかり「でもその前に辺りを見回ってみるよ」

あかり「まだお友達になっていない妖怪さんがいそうだし、妖怪さんと仲良くなりたいなぁ」

ウィスパー「地形確認もいいですね」

あかり「じゃあいったん階段を下りるよ」

ウィスパー「うぃす」

そして

あかり「わあい、お友達増えた~」

ウィスパー「隣の車の下にも妖怪がいるみたいですよ」

あかり「うん、調べてみるよ」

バトルのあと

メラメライオン「メラメララ~!」

あかり「あかりとお友達になりたいの?いいよ、あかりも友達作りたかったところだし」

あかり「じゃあそろそろビルの中に入るよ」

ウィスパー「では、来た道を戻り、超高層タワーを目指しますかでうぃす!」

さくらEXツリーエントランス

あかり「うわあ、人がいっぱいいる」

エクセレントくん「エクセレーント」

あかり「うわあ、このキャラ可愛い~」

ウィスパー「では、エレベーターを探しましょう」

あかり「エレベーターならあそこにあるよ」

ウィスパー「そうでしたか、では、行きましょうか」

あかり「うん」

あかり「あれ?作業員がいる、点検中なのかな?話しかけてみよう」

あかり「失礼します」

作業員「どうした?」

あかり「あの・・・上の階に行きたいんですが・・・」

作業員「あ~ダメダメ、今、このエレベーターは点検中なんだから」

あかり「それっていつ終わるのですか?」

作業員「う~んどうだろう?どれから点検した方が早いのかな?とりあえず保留で~」

あかり「ええ~!?」

ウィスパー「どうもおかしいですね・・・これは妖怪のしわざに違いありません」

ウィスパー「妖怪ウォッチで少し調べてみましょうか」

あかり「うん」

少ししたあとで

あかり「あ、いた」

ホリュウ「おやおや見つかってしまったか・・・」

あかり「ウィスパー、この妖怪はなんていうの?」

ウィスパー「え?アレですよ、アレアレ、ちょっとお待ちを・・・」

ウィスパー「そう!この妖怪はホリュウ、何事もすぐに決断できず保留・・・
       先送りにしてしまう妖怪なのです!」

ウィスパー「妖怪不祥事案件でいうところの・・・
       『夏休み宿題するのを保留にしてたら最後の日が恐ろしいことに・・・』です!」

あかり「エレベーターの点検が終わらないのはあなたのしわざなんだね?
    あかりはもう分かっているよ!」

ホリュウ「う~ん今は答えられんの~・・・とりあえず保留で~」

ウィスパー「ちょっとアナタ!人様のご迷惑だからササッと道をおあけなさいよ!」

ホリュウ「考えとくわい、でも今はとりあえず保留で~」

ウィスパー「ムキー!もう話になりませんね!こうなったら力ずくで通りましょう!」

ホリュウ「そのバトルも保留にしたいの~」

バトル開始

ホリュウ「どうしようかな~?とりあえず保留で~」

ワルニャン「なんだあ~!?ナメてんのかオメエよお!!」

ジバニャン「チャンスだニャン!」

ワルニャン「ナメンなよコノヤロー!」

ホリュウ「ぐぅ・・・」ドロン

ジバニャン「何もしてこないとかえって不気味だニャン・・・」

ワルニャン「まったくだぜ・・・ナメられてる感じがしてイヤだぜ!」

今日はここまで

そして

ウィスパー「やりましたね!これで点検作業の方も進みそうです!」

あかり「じゃあ作業員にもう一度話しかけるよ」

すると

作業員「またキミか、いいところに来たね、たった今点検が終わったところさ」

あかり「ええ~!?」

作業員「点検してみると意外と簡単な作業でね、何か今までの僕がとんでもなくバカみたく思えたよ」

あかり「なんか複雑な気分だよ・・・」

ウィスパー「まあ結果オーライということで上の階に行きましょう!」

さくらEXツリー展望台

あかり「あ、妖怪の気配がする、調べてみよう」

すると

あかり「あ、ナガバナだ」

ジバニャン「ナガバナは無視するニャン・・・」

あかり「でも何か困ってる様子だよ、声かけてこよーっと」

ウィスパー「ちょっと、あかりちゃん?」

ナガバナ「う~ん。お土産何を買って行ったらエエかな~?
      なあ、君も一緒に考えてぇや」

あかり「うん」

ナガバナ「お、ホンマ?それやったらワイが考えてるお土産候補聞いてや」

長話のあとで

ナガバナ「ほなそういう事で」

あかり「お土産決まってよかったね。でもナガバナの言ってたこと・・・
    ほとんどウィスパーから教わった事ばかりだよ・・・」

ウィスパー「まったくもってその通りです!」

ウィスパー「あかりちゃん!見てください!あれはもしかして石にされたくだんじゃないのでしょうか?」

あかり「行ってみるよ」

そして

ウィスパー「では、セキカトケール!」

シュウウウウ

くだん「モー。キミたちが来るのをずっと待っていたんだモー」

ウィスパー「え?我々を待っていたってことですか?」

くだん「ボクには予知能力があるからキミたちが来ることも知っていたんだモー」

くだん「フユニャンの頼みを受けてここまで来たということも知ってるモー。
    だったらキミとお友達になるモー」

あかり「よろしくね、くだん」

ウィスパー「さて、あとはにんぎょだけですね」

あかり「うん、ナギサキに行ってみよう」

ナギサキ駅前

あかり「ここがナギサキか。海がとってもきれいだね」

ウィスパー「にんぎょがいるのは確か海辺の洞穴でしたね」

あかり「見たことのない妖怪がいたらお友達になりたいな」

ウィスパー「では、いろいろと見てみましょうか」

しばらくして

ウィスパー「かなり寄り道をしましたね。でもお友達が増えましたし結果オーライですね」

あかり「うん」

ウィスパー「そろそろ洞穴を目指しましょうよ」

あかり「そうだね」

その途中で

あかり「あ、妖気が・・・レンズで調べてみるよ」

すると

あかり「ナガバナここにもいたんだ・・・」

ウィスパー「ナガバナは無視しておきましょう・・・」

海辺の洞穴

あかり「この洞窟の中に見たことのない妖怪がいたらお友達になってもらいたいよ」

ウィスパー「あかりちゃんも妖怪との生活に慣れてきましたね」

少ししたあとで

あかり「わあい、お友達増えたよ」

ウィスパー「ムム~!なにやらあやしい気配がピンピンしますよ!あかりちゃん、
       この辺りで妖怪レンズを使ってみましょう!」

あかり「うん」

あかり「あ、なぞのたてふだだ」

あかり「なになに?『一、海藻パワーで元気
    一、名物ワカメ音頭
    一、コンブさんをライバル視』・・・」

あかり「分かった。答えはワカメくんだ!」

ピーンポーン

あかり「あ、妖怪サークルが出てきたよ。じゃあ洞窟内で仲間にしたワカメくんを早速・・・」

あかり「あかりのともだち・・・出てきて!ワカメくん!!妖怪メダルセットオン!!」

そして

ワカメくん「あそれそれ!ワカメ音頭でさ~げさげ~」

ウィスパー「あっ、先に進めるようになりましたよ」

あかり「じゃあ先に進もう」

しばらくして

あかり「またなぞのたてふだを見つけた。なになに?活力エキスで・・・」

あかり「分かった!答えはコンブさんだ!」

あかり「あかりのともだち・・・出てきて!コンブさん!!妖怪メダルセットオン!!」

コンブさん「はーい、ワンツーワンツーレッツアップよ~♪」

あかり「コンブさん、ありがとう、じゃあ先に進むよ」

しばらくして

ウィスパー「あかりちゃん、この洞穴内で一気に3種類もの妖怪を仲間にしましたね。
       お友達を増やすためだけにバトルを繰り返していますね」

あかり「あ、分かれ道だ。右には行けないから左へ行こう」

あかり「ここにもなぞのたてふだが・・・」

ウィスパー「あ、これってもしかしてあのパターンでしょうか?
       となるとこのナゾナゾの答えはメカブちゃんじゃないのでしょうか?」

あかり「まだ立て札読んでないよ」

あかり「とにかく読んでみるよ」

すると

あかり「ウィスパーの言った通りだ。じゃあ・・・」

あかり「あかりのともだち・・・出てきて!メカブちゃん!!妖怪メダルセットオン!!」

そして

メカブちゃん「さげさげダンスでいっぱいさげちゃうわよ~」

そして

ウィスパー「では、先へ進みましょう」

あかり「え?これどうやって行くの?まさか飛び降りてってこと・・・」

ウィスパー「そのようですね」

あかり「ええ~!?」

ウィスパー「ゆっくり降りればいいだけのことですよ」

あかり「うん・・・」

そして

あかり「うまくいったけど足が痛いよぉ・・・」

ウィスパー「ですがダメージを最小限に抑えることができたじゃないですか」

あかり「それでも足に衝撃が走ったよ!」

ウィスパー「では、先に進みましょう」

そして

あかり「こっちかな?あ、あった!」

ウィスパー「あれは間違いなくにんぎょの石像です!」

あかり「うん、行ってみる」

ウィスパー「うぃす」

今日はここまで

そして

ウィスパー「では、いきますよ、セキカトケ・・・」

「ああ~ん?だれだ~?だれかいるのか~?」

ジバニャン「ニャんか近づいてくるニャン!」

ドドーン

大後悔船長「にんぎょに手ェ出すヤツァこの大後悔船長サマがゆるさねえドォ~!」

大後悔船長「にんぎょはオレ様のおヨメさんダァ!誰にも渡さねぇドォ~!!」

ジバニャン「ニャ?おヨメさん?」

大後悔船長「自慢じゃねえがその昔・・・オレ様はにんぎょに一目惚れしちまって・・・
        何ヶ月も漂流したり何度も船を沈めたりよく後悔したもんダァ~」

あかり「それって自慢じゃないよね?」

大後悔船長「あの頃はオレ様にとってまさに『大後悔時代』ってヤツよ・・・」

あかり「って、あかりの話聞いてない!」

大後悔船長「だがよォ!男は後悔っつー海を乗り越えて初めて一人前になるんダァ~!
        オメエらにも後悔してもらうぞ。オレ様にボコボコにされたあとでナァ~?」

バトル開始

ジバニャン「絶対に負けニャいニャン!」

ワルニャン「オメエににんぎょは合わねえな」

大後悔船長「なんだとォ!!?オレ様のおヨメさんが合わねえだとォ~!!?」

大後悔船長「その言葉、忘れんじゃネエ!!後悔させてやる!!それェ!!」

ワルニャン「ぐおお!怒りとイカリをつなげた一撃がサムい割にはかなりの威力じゃねえかよ!」

大後悔船長「オレ様の攻撃はまだまだ続くゾォ!舵は任せろ!!」

ガシャン

あかり「え?何が起きたの?」

大後悔船長「面舵いっぱい!!」

グルグルグルグル

ウィスパー「わわわっ、メンバーサークルが勝手に回されています!」

あかり「あ、止まった。あれ?サークルが回らない・・・」

大後悔船長「ぐあ~っはっはっはァ!オレ様の舵さばきはどおだアア!」

ウィスパー「どうやらサークルを固定したのはあの舵のようです!」

あかり「みんな!あの舵を壊して!」

ジバニャン「よーし!ニャら・・・ひゃくれつ肉球!」

大後悔船長「ぐおォ!弱点に気づきやがったかァ!」

大後悔船長「だがもうおせェんだよォ!くらえエエエ!!!大航海狂う図!!」

ババァーン「ババーーーン!」

大後悔船長「チッ・・・まだ息がありやがる・・・!だが」

ババァーン「ババアン!!」ボオンッ

あかり「え?」

ジバニャン「ニャにがあったニャン?」

ウィスパー「見てください!あんなところに水たまりが・・・!」

あかり「え?」

大後悔船長「よそ見してんじゃねエ!すごく重い思い出!!」

ジバニャン「ニャッ!」

あかり「ジバニャン!チーズケーキでHP回復させてあげる!」

ジバニャン「あかりちゃん、助かるニャン」

大後悔船長「チイッ!これでもくらえエエ!爆弾の後悔!」

ジバニャン「ニャアアア!!」ボオンッ

ワルニャン「ぐうっ!」

あかり「ジバニャン!!」

あかり「どうしよう・・・アイテムは今使えないし・・・このままじゃ・・・」

ワルニャン「まだまだ終わっちゃいねえ!!」

大後悔船長「ムダだゼエ!」

ワルニャン「ぐわああ!!」ボオンッ

あかり「あとはどんちゃんとアライ魔将となまはげだけ・・・
    どんちゃんに必殺技使わせるよ!」

バシャアアアン

和田どん「ドンギャーッ!水柱にやられたドン!でもボクだって・・・どんちゃんさわぎだドン!」

大後悔船長「グッ!今のはかなり効いたゼェ・・・!
        だが舵があればオレ様は無敵だアアア!すごく重い思い出!」

和田どん「ドンギャーッ!」ボオンッ

あかり「この妖怪・・・強いよ・・・」

なまはげ「イヨォーッ!」

バキャン

大後悔船長「チイイッ!舵を壊されたか・・・」

アライ魔将「お清めじゃ!」

大後悔船長「グアア!だがいい気になってんじゃねえぞオオオ!」

なまはげ・アライ魔将「ぐっ・・・!」

なまはげ「マダマダア!悪い子イネガー!」

大後悔船長「グオオ!まともにくらっちまったア!」

あかり「今のうちににが~い漢方でどんちゃんを復活させるよ」

和田どん「ドーン」

和田どん「回復の術でボクのHPを回復するドン」

なまはげ「ソウラ!」

大後悔船長「しまったア!またもモロにくらっちまったアア!」

アライ魔将「お清めじゃ!」

大後悔船長「グウハアッ!・・・にんぎょは・・・オレ様だけの・・・」ボオン

あかり「なまはげさん、アライ魔将さん、ありがとう」

あかり「苦しい戦いだったよ・・・」

そして

ウィスパー「では、気を取り直して、セキカトケール!」

シュウウウウ

今日はここまで

ボンッ

フユニャン「お、あかり達、今にんぎょを元の姿に戻したところか」

あかり「フユニャン、いつの間に」

ウィスパー「たった今石にされた妖怪達を全員元に戻したところでうぃす」

フユニャン「おお、そうか」

にんぎょ「あら、フユニャンじゃない、フユニャンも来てくれたの?」

フユニャン「オレはたった今ここに来たところだ」

フユニャン「あかり達がおまえを元に戻してくれたんだ。オレから頼みがある」

にんぎょ「何かしら?フユニャンの頼みなら何でもしてあげるけど?」

フユニャン「そのお礼としてあかりとおともだち契約をしてくれ」

にんぎょ「あかりというのはあの赤い髪の子かしら?」

フユニャン「ああ」

にんぎょ「もちろんそのつもりでいたわ、だってあの子は恩人だもの」

にんぎょ「あなたがあかりちゃんね」

あかり「はい」

にんぎょ「私の力、存分に使ってちょうだい。フユニャンがいなくても
      ざしきわらし、くだん、から傘お化け、河童と共に力になってあ・げ・る♪」

あかり「わあい、人魚さんありがとう」

ウィスパー「では、海辺の洞穴から出ましょう」

その頃

キン「モトジメ様、申し訳ありません・・・」

ギン「一度は存在を消し去ったあの妖怪ウォッチが4つになって復活し、4つとも人間の手に・・・」

キン「我々がやられたばっかりに・・・我々の呪いも解かれてしまいました・・・」

ウバウネ「アレで人間と妖怪が仲良くされると必ずやアタクシ達の邪魔になる・・・」

ウバウネ「そうなる前にもう一度ひとつ残らず消し去ってしまうんだっヨ~ン!」

ウバウネ「だっヨ~ン!だっヨ~ン!だっヨ~ン!」

ナギサキ

ウィスパー「すっかり夜になってしまいましたね・・・」

あかり「うんがい鏡を使って団々坂へワープするよ。
    おんぼろ屋敷で結衣ちゃんがあかりを待ってるし・・・」

そして団々坂のおんぼろ屋敷へ

結衣「あかり、やっと来たか、一時間も待ったぞ」

あかり「ええ~!?結衣ちゃんごめん・・・」

結衣「結局屋敷探険は一人でやったよ」

あかり「そうなんだ・・・」

結衣「そしたらでっかい雀が襲ってきた。だが一匹も死なずに倒せた。
   つづらが非常に厄介だったが・・・」

結衣「実はあかりを待っている間に夜中の学校にも行ってみた。
   妖怪達に経験を積ませようとしてたら今度は巨大なクモに襲われて絶体絶命だった・・・」

あかり「クモ!?結衣ちゃんクモさん苦手だよね・・・?」

結衣「ああ、だから妖怪達に指示を出すのもままならなかったがなんとか短時間でけりをつけた・・・」

結衣「あ、そうだ、あかり、一緒に行ってほしい場所がある」

あかり「え?」

結衣「まずはうんがい鏡のとこに行くぞ」

そしてケマモト村で

あかり「もしかしてえんえんトンネルかな?結衣ちゃんが一緒に来てほしいと言ってたとこって・・・」

結衣「そうだよ」

あかり「トンネル入るなら一緒に行こう、それでトンネル出たら家に帰ろう」

結衣「そうするつもりだよ」

結衣「あ、そうだ、本題に移るよ」

あかり「本題?」

結衣「トンネルを出たところにとんでもない強敵が出てきたんだ。
   奴の名はでるくいたたき。私はその妖怪に勝てずに詰んでるところなんだ・・・」

あかり「でるくいたたきってそんなに強いの?」

結衣「5回挑んでも結果は惜敗だ。あともう少しで倒せそうだったんだが・・・」

結衣「まずはトンネル内で実力を蓄えよう、進めば進むほど敵は強くなってくるぞ。
   でもメリットはかなりあるぞ、敵が強いと仲間になった時のレベルが50だしな」

結衣「だがでるくいたたきはそれ以上に強いぞ」

あかり「結衣ちゃん、あかりも協力するよ」

ウィスパー「では、えんえんトンネルへ向かいましょう!」

今日はここまで

えんえんトンネル内

結衣「1000mごとに妖怪が強くなるぞ」

あかり「うん」

結衣「行くか」

あかり「一緒に行こう」

しばらくして

あかり「うまく息を合わせられてるね」

結衣「だが油断するなよ」

あかり「うん」

あかり「あ、このスイッチ何だろう?」

あかり「でも押すべからずって書いてある・・・」

カチッ

あかり「え?・・・って、ウィスパー!何押してるの!?」

ウィスパー「いや・・・スイッチって押してみたくなるもんですから・・・」

結衣「出口までの距離がとんでもなく遠くなった気がしてきたな」

あかり「え~!?もう、ウィスパー!」

結衣「だがこれでゆっくり経験を積める。HPの回復はヒーラーに任せて
   アイテムは回復が追いつかなくなったときに使おう」

さらにしばらくして

あかり「いつ出口に着くんだろう・・・人に会うたびに出口が遠くなったような気が・・・」

結衣「あ、自動販売機がある、高確率で妖怪が出るからここで経験値稼ぐのもありだな」

結衣「って、最初から動いてないってありかよ!」

あかり「先行こう」

結衣「・・・目の前に妖怪がいるぞ、襲ってきた!」

あかり「じゃあ戦おう」

そして

結衣「妖怪もだんだん強くなってきて手ごたえが出てきてるな」

あかり「必殺技なしだと確実にやられてたね・・・」

さらにしばらくして

あかり「おともだち妖怪を増やして辞典にまた新たな妖怪さんを載せたよ」

結衣「とはいえまだ準備が不十分だしこのまま出口というのは困るんだが・・・」

さらにしばらくして

♪チャンチャランチャチャンチャランチャ

結衣「ひょっとこは無視するか」

あかり「ぶつからないようにしよう」

あかり「あ、汽車が来た」

結衣「乗るのはお勧めしないぞ」

あかり「え?どうして?」

結衣「汽車は一気に進ませてくれる時もあれば戻されることもある。
   汽車で進みすぎるとそのまま出口へ直行することもあるが
   実力を蓄えられずに終わることになるから私は嫌だな」

結衣「それに今出口に着いたらたぶん前と同じだ。もうちょっと妖怪達に経験積ませろ」

少ししたあとで

♪チャンチャランチャチャンチャランチャ

あかり「またひょっとこさんが踊ってるよ」

結衣「またかよ・・・」

♪チャンチャランチャチャンチャランチャ

結衣「一体何人いるんだ?」

あかり「でもみんな楽しそう」

ウィスパー「こういうのをこの狭いトンネルで大人数でやられると通りづらくて迷惑ですねぇ・・・」

あかり(こうかな?)チャンチャランチャチャンチャランチャ

あかり(あんまり覚えられないけどいいよね?)

ウィスパー「それにしてもこの行列はどこまで続いているのでしょうか・・・」

そして

ウィスパー「やっとひょっとこの行列から抜け出せましたね」

ウィスパー「おや?向こうにもひょっとこが一人我々の進んでいる方向と同じ方向に進んでいますよ」

ウィスパー「ところであかりちゃんは何をしているのですか?」

あかり「え?あ・・・みんな楽しそうだったからつい・・・」

ドロオンッ

あかり「あ、この音この前も聞いたよ」

ウィスパー「今度は向こうで音がしましたね」

あかり「行ってみよう」

あかり「あれ?結衣ちゃんどこ?」

ウィスパー「もしかしたらひょっとこの行列を抜ける途中ではぐれてしまったのではありませんか?」

あかり「どうしよう、結衣ちゃん追いかけないと・・・」

あかり「結衣ちゃんにもさっきの音のことを知らせたいし・・・」

ウィスパー「では、行きましょうか」

すると

あかり「あ、結衣ちゃん、よかった~遠くに行ってなくて・・・」

結衣「あかり・・・お前も体が勝手に踊りだす呪いにかかったのか?遅かったからそう思ったぞ」

あかり「え?えっと・・・あ、そうだ、さっきね、あっちですごい音がしたのね」

結衣「それなら・・・もしかして呪いが解除された時の音ってそっちにも聞こえてたのか?」

あかり「え?それってもしかして・・・」

結衣「ついさっきその呪いが解けたばかりなんだけどな」

あかり「???」

結衣「・・・先行くぞ」

しばらくして

あかり「あ、初めて見る妖怪いる」

結衣「襲ってきたぞ!」

そして

結衣「結構手こずってしまったな・・・温存するべきアイテムが・・・」

あかり「妖怪さん友達になってくれなかった・・・」

さらにしばらくして

あかり「なかなか友達増えないね・・・」

結衣「あかり、まさかお前も結構アイテム使うとは思っていなかったぞ。京子ならともかく・・・」

あかり「妖怪達と仲良くなりたいもん」

結衣「後先考えてよ。アイテムたくさんあるからといってもね・・・」

あかり「あ、出口だ」

結衣「ついに来たか・・・」

今日はここまで

トンネルを出て

結衣「いたぞ!」

あかり「あれがでるくいたたきかな?」

結衣「ああ、そうだ」

でるくいたたき「また来たかあ!まったくこりねえやっちゃあ!!」

結衣「今度こそ・・・今度こそ倒してやる・・・!」

あかり「あかりも協力するよ」

でるくいたたき「おめえもうちの娘泣がした奴に味方するのかあ!?」

あかり「え?結衣ちゃんがあの子を・・・?」

結衣「あいつには何を言っても無駄だよ」

でるくいたたき「ゆるさねっぞーーー!!!」

バトル開始

でるくいたたき「杭打ち叩きだああ!!」

あかり「わわっ!サークルを回せなくなった・・・!」

結衣「杭を2つ壊すとサークルを回せるようになるけど
   でるくいたたきは杭を壊させる隙を与えないから
   ピンで杭を狙おうとするとやられやすくなるよ」

結衣「だから杭を狙うなら全体技だ!」

でるくいたたき「おうら~!杭は壊させっぞーー!」

前列の妖怪一同「ぐああっ!!」

あかり「わわっ・・・前列の妖怪達が・・・」

結衣「まずい・・・もう一発くらったら・・・」

万尾獅子「開眼・獅子抜刀!!」

結衣「よし、間に合った」

ジバニャン「オレっちも必殺技使うニャン!」

ババァーン「ババァーン!」

ジバニャン「え?オレっちじゃなくワルニャンの方回復させたのかニャ?」

あかり「えっと・・・とんこつラーメンをババァーンにあげよう」

ジバニャン「オレっちにも回復させろニャン!」

ジバニャン「・・・やられてたまるかニャン!ひゃくれつ肉球!!」

でるくいたたき「ぐおっ!」

でるくいたたき「おうりゃ~!」

ザンバラ刀「ぐおあ!」ボオンッ

結衣「しまった!1匹やられた・・・!」

でるくいたたき「ひっさあああああつ!!」

ババァーン「ババァーン!」

ジバニャン「やっと回復できたニャン・・・」

ワルニャン「必殺技出させるかよ!そりゃ!」

ワルニャン「やっべ・・・キャンセルさせられなかった」

でるくいたたき「でるでる落下星!」

万尾獅子「ぐっ・・・!」ボオンッ

結衣「これは復活させたらかえって危険だな、わざとやられさせれば
   サークルを回せなくてもサークルは強制的に回るから・・・」

ワルニャン「ニャろうめ!」

ジバニャン「おうりゃ!」

でるくいたたき「おうらあ~!!」

ヒョウヘンヌ「あああ!!」ボオンッ

結衣「よし、今こそにが~い漢方をザンバラ刀に使う時だな」

ワルニャン「そら!」

でるくいたたき「よぐもやっだなああ!!」

ワルニャン「ぐああ!!」

ババァーン「ババァーン!」

ワルニャン「へへ、助かったぜ」

あかり「ワルニャンに必殺技使わせるよ」

でるくいたたき「おうらあ~!おうらあ~!」

結衣「しまった!全体技来たか・・・!」

ワルニャン「ツッパリ夜露死苦!」

でるくいたたき「ぐおお!」

少ししか書けなかったけど今日はここまでにします

でるくいたたき「おおお~!杭壊されたどお~!!馬鹿力ためっどー!」

あかり「いったんサークル回して前後の妖怪を入れ替えるよ」

あかり「みんな!頼んだよ!」

なまはげ「イクゾ!」

でるくいたたき「やり返してやるっとお~!」

なまはげ「グッ・・・!」

和田どん「回復させるドン」

なまはげ「アリガタイ」

和田どん「疲れちゃったドン・・・」

でるくいたたき「なんだあ!?おめえ!戦う途中で寝転がるとかコケにしてっかあー!?」

でるくいたたき「ゆるさねっとー!!」

和田どん「ドンギャーッ!」ボオンッ

あかり「ああ!どんちゃん・・・!」

アライ魔将「それ!」

あかり「なまはげさん、必殺技お願い!」

結衣「こっちも行くか」

雨ふらし「雨雨スコール!」

でるくいたたき「ぐおお!」

でるくいたたき「こうなったら怒涛の攻撃だああ!!」

結衣「まずい!全体技をしきりに使ってきたか!」

結衣「くっ・・・!敵のHPもあとわずかというところで・・・」

なまはげ「悪い子イネガー!!」

でるくいたたき「ぐおー!杭打ち叩きだあー!」

結衣「しまった!ここで使われたか・・・!」

でるくいたたき「そうれええええ!!!」

前列の妖怪一同「ぎゃああああ!!!」ボオンッ

結衣「やばい・・・!」

あかり「どうしよう・・・あと3匹だよ・・・」

ババァーン「ババァーン」

ジバニャン「回復できたニャン」

でるくいたたき「そうりゃあ~!」

ザンバラ刀「ぐわあ!」ボオンッ

結衣「あー!全滅だ・・・」

あかり「結衣ちゃん!!」

ワルニャン「ニャろうめ!」

でるくいたたき「おうりゃあ~!」

ワルニャン「ニャにいいい!?」ボオンッ

あかり「ワルニャン!・・・にが~い漢方で復活させるよ!」

ワルニャン「助かったぜ~」

でるくいたたき「おうりゃあ~!」

ワルニャン「うぎゃー!復活して早々かよー!」ボオンッ

ジバニャン「負けニャいニャン!」

ジバニャン「必殺技を使うニャン!」

あかり「うん、お願い!あかりも手伝うよ!」

でるくいたたき「ひっさあああああつ!!でるでる落下星!!!」

ババァーン「ババァアン!!」ボオンッ

あかり「どうしよう・・・!このままじゃ・・・!」

でるくいたたき「おうりゃあ~!とどめだああああ!!!」

ジバニャン「まだまだ・・・!オレっちはまだ・・・倒れニャいニャン!!」

あかり「お願い、間に合って・・・!」

でるくいたたき「今度こそとどめざ刺してやるぞおーー!!」

ジバニャン「そうはさせニャいニャン!!ひゃくれつ肉球!!」

でるくいたたき「おおお~!!なんだとお~!?」

でるくいたたき「うおおお・・・!」ボンッ

結衣「あかり、でるくいたたきを倒せたのか・・・」

あかり「倒せたね、ジバニャン、耐えてくれてありがとう」

ジバニャン「大量の経験値とお金をゲットだニャン♪」

ジバニャン「あ、超けいけんちだまはオレっちに使わなくてもいいニャン」

結衣「私は何も得られなかった・・・
   あかりいなかったら前と同じか・・・」

えんえん少女「・・・・・」

あかり「あ、そうだ、あの女の子に話しかけよう」

あかり「君、大丈夫?怪物さんは倒したからもう平気だよ」

えんえん少女「すごい」

あかり「え!?」

えんえん少女「まさかあいつを倒しちゃうなんて、あなた達、タダものじゃないみたいね」

結衣「私はやられてしまったけどな・・・」

えんえん少女「さっきの怪物は私が作り出した幻・・・」

あかり「ええっ!?」

結衣「そうだったの?」

えんえん少女「ふふっ、このえんえんトンネルはね、私の気分によって長さが変わるの」

えんえん少女「だからここまでたどりつくのってけっこう大変だったんじゃない・・・?」

あかり「確かに・・・」

結衣「いい稼ぎ場所になったんだけどな」

えんえん少女「しかもあの怪物まで倒しちゃうなんて素敵、いい感じよ」

あかり「じゃあ友達になろう」

えんえん少女「うふふ、よろしくね、それじゃあまたここに遊びに来てね」

ドロン

結衣「消えた・・・」

ウィスパー「どうやら彼女は妖怪ではないようですね、もしかすると彼女自身も幻なのかも・・・」

ウィスパー「えんえんトンネル、なかなか『奥が深い』ですぞー」

ウィスパー「トンネルだけにね!うぃす!」

結衣「くすすっ・・・ドヤ顔になってしまったなウィスパー」

あかり「じゃあここを出よう、そしてもう家に帰ろう」

結衣「だな」

翌日

「現在大型の台風が鹿児島県南部に上陸し、明日の未明頃には
 富山県内に最接近する見込みです」

あかね「雨や風がおさまるまで買い物もできなくなるわね」

あかり「外にもいけないよ、でも雨音を聞くのは好きだよ」

「また、高岡市内において珍しい現象が報告されています。
 晴れのち雨のち晴れのち雨・・・というように短い間に天気がコロコロと変わり・・・」

あかり「ええっ!?」

あかね「ありえない現象ね」

あかり「お姉ちゃん、あかりは家にいるよ」

あかね「あら、そうなの」

あかり「あかり、朝食食べ終わったら部屋で少し寝ている。昨日の疲れがまだ取れていないし・・・」

あかね「ふふ、昼寝ならぬ朝寝もいいわね」

今日はここまで

あかりの部屋

あかり「すぅ・・・」スヤスヤ

数分後

ブリー隊長『手を羽のように伸ばして腕を上下に上げ下げ上げ下げ
        三角筋に効くんだ。ウォッチニイサンポー』

ウィスパー「ウォッチ・・・ニイ・・・」

ジバニャン「サン・・・ポー・・・!」

あかり「・・・・・」

ブリー隊長「この位で音を上げてんじゃヘタレって呼んでやるぜッ!」

ウィスパー「」ワーワー

ジバニャン「」ワーワー

ウィスパー・ジバニャン「イェーイ!」

あかり「もー!うるさくて寝られな~い!!」

ウィスパー・ジバニャン「・・・!」

ジバニャン「あかりちゃん、何怒ってるニャン?」

ウィスパー「気持ちいいですよ~。『妖怪ブリーズビートキャンプ』は」

ジバニャン「あかりちゃんもオレっちみたいに運動したらどうニャン?」

あかり「お願いだから寝させてよ~!あかりまだ眠いし・・・
    寝られないから静かにやってね・・・」

あかり「あかり、少し寝てるからね・・・」

あかり「ZZZZ・・・」

ウィスパー「仕方がないですねぇ・・・」

ジバニャン「じゃあ続きといくかニャン」

ウィスパー「それじゃいっきましょうか!」

ウィスパー・ジバニャン「」イェーイ

ウィスパー・ジバニャン「ビクトリアーン!!」

あかり「うう・・・寝られないよぉ・・・」

ガチャ

あかね「何を騒いでいるのかしら?私の部屋にまで聞こえているわよ。
    人が寝ているというのにドタバタ騒ぐとはどういうことかしらねぇ?」

ウィスパー「・・・!」

ジバニャン「あかりちゃんのお姉ちゃん・・・!」

あかね「あなた達にはたっぷりとお仕置きする必要があるわね」

ウィスパー「ひ、ひいいいい!」

ジバニャン「お仕置きはいやだニャン!」

ウィスパー「あ・・・あかりちゃん・・・」

あかり「すぅ・・・」スヤスヤ

ウィスパー「ね、寝ている!?」

ジバニャン「わ、わわわ・・・」

あかね「さて、私の部屋でお仕置きの時間ね、私の部屋にいらっしゃい」ズルズル

ジバニャン「ニャニャー!!」

ウィスパー「助けて下さい!ヘルプミー!!」

あかり「ZZZZ」

しばらくして

あかり「ふぁっ?いつの間に2時間も寝ちゃってたんだ・・・」

ウィスパー「やっと起きましたか・・・さっきはすみませんでした・・・
       いや~えらい目に遭いました・・・」

あかり「あれ?ジバニャンは?」

ウィスパー「はっ!さっき泣きながら家を飛び出してしまいました!」

あかり「ええっ!?家出!?一体何があったの!?」

ウィスパー「それはですねぇ・・・」

ウィスパー「なんだか怖くて言えないような気が・・・」

あかり「ええ!?」

あかり「と、とにかくジバニャン探さないと!ウィスパー!出かけるよ!」

ウィスパー「でも外は晴れと雨が交互に来ますよ」

あかり「でもジバニャンを放っておけないよ」

ウィスパー「それは私も同じです。では、行きましょう」

外に出て

あかり「あ、誰かいる。ちなつちゃんのおともだち妖怪だよね?」

ウィスパー「コマさんじゃないですか」

コマさん「さっき誰かがもんげー速さでパン屋の方へ走っていったズラ」

ウィスパー「ジバニャンのことかもしれません!パン屋へ行きましょう!」

あかり「うん」

今日はここまで

アッカンベーカリー近く

あかり「あ、雨降ってきた。雨合羽を着よう」

ウィスパー「ツチノコがいます。ジバニャンについて聞いてみましょう」

そして

ツチノコ「ジバニャンならさっき河原の方へ猛ダッシュしていったよ」

あかり「ありがとう、じゃあ行ってみるよ」

しばらくして

あかり「ジバニャン!ジバニャンどこ?」

ウィスパー「あかりちゃんが心配していますよ」

ピシャアアアア

あかり「え!?なに!?」

ウィスパー「あちらの方から音がしましたね、行ってみましょうか」

あかり「うん」


グレるりん「いや~すげぇ音だったな・・・一体何が起きたんだぁ?」


そして

あかり「ジバニャーン!どこ~!?」

ウィスパー「ここにもいませんね・・・」

あかり「あ、雨やんだ」

あかり「ジバニャンどこにいるんだろう・・・」

しばらくして

あかり「ジバニャンどこにもいないよ・・・」

ウィスパー「七森町を一周しましたね・・・」

あかり「ジバニャン家に戻ってきたのかなぁ・・・」

ウィスパー「いいや、今回はそれはないでしょう」

あかり「ジバニャン・・・」

ピューーー

ジバニャン「ズコにゃん!」ドンッ

あかり「あっ、ジバニャン!」

ウィスパー「見つかってよかったですね」

ジバニャン「あいたた・・・なんか不思議な体験をしたニャン・・・」

ジバニャン「でもなんかすっきりしたニャン!」


キン「残念ながらあのネコ妖怪はあの小娘から引き離せなかったようじゃ」

ギン「今回の一件、モトジメさまにはなんと報告するべきかのう・・・」

キン「いや、愚かなネコの話など報告するまでもあるまい・・・」

ギン「うむ、確かにそうじゃ」

ドロン

ジバニャン「エミちゃん・・・」

回想

「車にひかれたくらいで死んじゃうなんて・・・ダサッ」

「・・・・・」

「なんでだよ・・・」ポロポロ

「なんでだよ!」

「なんでお前がこんなにダサく死ななきゃいけないの!?」

「アカマル・・・なんでだよーっ!・・・」

回想終了

ジバニャン「エミちゃんはひどい奴じゃなかったニャン・・・」

あかり「ジバニャン、心配したよ」

ウィスパー「ずっと探しましたよ」

ジバニャン「あかりちゃん、ウィスパー・・・勝手に家出してごめんニャン・・・」

ジバニャン「あ、何か落ちてるニャン」

ウィスパー「これは鈴でしょうか?」

ジバニャン「オレっち、この鈴欲しいニャン」

あかり「いいよ、持たせてあげるよ」

ジバニャン「ニャニャ~♪あかりちゃん大好きニャン」

あかり「じゃあ家に帰ろう」

ジバニャン「もちろんだニャン」

あかね「こんなところにいたのね・・・いないと思ったら・・・」

あかり「お姉ちゃん?どうしてここに・・・」

あかね「晴れと雨が交互にやってくるというのにあかりが出かけちゃうから
    心配になってあかりを探していたの」

ジバニャン「ニャニャニャ・・・」

ウィスパー「お姉さん心配していたんですか?相当なまでに・・・」

あかね「さて、家に帰りましょう、あ、もちろんあかりに何かした場合はお仕置きさせてもらうわよ」

ジバニャン「・・・やっぱり家出したいニャン!」

あかりの家

ウィスパー「いや~とんだ災難でしたね・・・」

ジバニャン「オレっちもうこりごりニャン・・・」

ウィスパー「おや?雨が降り始めましたよ」

ジバニャン「いきなり強く降ったニャン」

あかり「夜になる前にジバニャン見つけられてよかったよ」

ウィスパー「台風が近づいて風も強くなってきましたね」

今日はここまで

ウィスパー「おや?もう雨止んだのですか?」

あかり「そうかな?」

ガラ

あかり「あ、雨止んでる、でもすぐに降ってきそうな・・・」

ザアア

あかり「やっぱり降ってきた。しかもさっきよりも強い、窓閉めよう。
    あかりもう寝るよ、早く寝ないと寝られなくなりそうだし・・・」

翌日

ウィスパー「今日はいい天気ですね、台風はもう過ぎたのでしょうか?」

あかり「下に降りてみるよ」

すると

あかね「あかり、驚きのニュースよ」

あかり「え?」

「きょう未明、台風が突然消えたという異常現象がありました」

あかり「ええ~!?」

「なぜ台風が北陸地方で突然消えたのかは不明ですが
 それにより今日は全国的に晴れ間が広がりそうです。熱中症対策を十分にしてください」

ウィスパー「よかったですねと言いたいけどこれは・・・」

あかり「妖怪のせい?」

ウィスパー「正確にいえば今回の台風が起きたのは妖怪のせいかもしれません」

ウィスパー「実は寝てる途中で妖気がビビビッとしていましたが・・・
       私のしたことが、寝るのを優先してしまいました。
       昨日の朝での経験上あかりちゃんの睡眠を妨害しないようにと
       そのままにしてしまいました・・・」

ウィスパー(またあのような目に遭うのはもうこりごりですので・・・)

ウィスパー「妖気があるにもかかわらず睡眠優先をした私ですが
       朝起きたら妖気はしなくなっていました」

ウィスパー「となるとその妖怪がいなくなって台風一過が早まったんじゃないのでしょうか?」

あかり「う~ん・・・あかりに言われても分からないよ・・・」

ジバニャン「オレっちにも分からニャいニャン・・・」

あかり「あ、そうだ。チョーシ堂へ行ってみよう。妖怪ウォッチを強化してくれるかな?」

ウィスパー「そうですね、そろそろウォッチランクを上げたい頃ですね」

あかり「じゃあ行ってみよう」

ウィスパー「はい」

チョーシ堂近く

あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん、ちなつちゃん」

ちなつ「あかりちゃんも妖怪ウォッチを強化しに来たんだね」

あかり「うん、ウォッチランクをBにしようとしてたんだ」

結衣「B?私達は今からAランクの試験のためにおつかい横町の廃病院へ向かうところなんだが?」

京子「あかりまだウォッチランクCだったのかよ」

あかり「ええ!?みんなもうランクBなの?っていうか晴れと雨が交互に来る中で大丈夫だったの?」

京子「大丈夫だったよ、あ、ちなみにBランクの試験はナギサキでやるぞ。
   詳しくはチョーシ堂の店主に聞いて」

ちなつ「私と京子先輩は試験の対象となる妖怪にやられかけたんですけどね」

結衣「私はそうでもなかったけどな、少し手こずったけど・・・」

京子「結衣は全然そんな感じはなかったぞ」

ちなつ「結衣先輩と一緒なら今回の試験も大丈夫そうです」

あかり「あ、そうだ、今日未明に突然台風が消えたとニュースに出ていたよ」

ちなつ「その台風は私達で止めたよ」

結衣「もし止められなかったら七森町そのものが吹き飛ばされていたな」

あかり「ええ!?」

結衣「あの台風は巨大な妖怪によって起きたものだったんだ。
   夜中にものすごく強い風が吹いて眠れないなと思っていたら
   突然携帯が鳴りだしてメールが届いたんだ。京子からのメールでさ。
   『七森町が危ない!巨大な妖怪が出てきて町中を吹き飛ばすほどの風を吹かせている』
   という知らせを受けて家を飛び出したんだ」

ちなつ「そのメール私も見ました。風の音がうるさくて眠れなかったので・・・」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

ちなつ「それにしてもお姉ちゃんそれでよく寝られるもんだと思いました」

京子「そんであかりだけ来なかったんだよな・・・あかりにもメール送ったんだけど」

あかり「京子ちゃんごめん・・・あかり、寝てたから分からなかったよ」

結衣「お前あの轟音の中でよく寝られたな・・・」

京子「でもみんなの町を守れてよかった~」

ちなつ「って、結衣先輩が来なかったら一巻の終わりだったじゃないですか!!」

京子「みんなで協力すれば奇跡を起こせたはずなんだけどなー」

結衣「まったく・・・京子はろくにレベルを上げないから
   いつもそうやってやられかけるんだ。
   もう何回言ってると思ってるんだ?」

京子「これだけ苦戦したほうが面白いでしょ?」

結衣「お前このままだと確実に詰むぞ」

結衣「あと、台風との戦いのあとでちなつちゃんの仲間が進化したな」

ちなつ「コマさんがししコマになりましたね。それを見てたコマじろうが
    『オラも兄ちゃんみたいに大きくなりたいズラ』とか言ってましたよ」

結衣「ちなつちゃんの組み合わせはすばやさを大きく上げる組み合わせだったな」

結衣「ところであかり、Bランクの挑戦を受けに来たらどうだ?」

あかり「あーっ!そうだったー!」

結衣「じゃあ私達はかげむら医院に行くか」

ちなつ「はい」

京子「結衣ならAランクの試験も余裕なんじゃないの?」

チョーシ堂に入り、挑戦を受け、そしてナギサキへ

あかり「うんがい鏡があるから移動が楽だよ」

ウィスパー「そうですね」

ウィスパー「ん?あかりちゃん、向こうで誰かが困っているようですよ」

あかり「じゃあ行ってみるよ。困ってるとなると放っておけないし・・・」

そして

あかり「あっ、ワカメくんだ」

ワカメくん「僕はもう本当に踊れないんだろうか・・・」

あかり「え?」

あかり「あ、メカブちゃんいる、声かけてみよう」

メカブちゃん「・・・・・。ワカメくん・・・・・」

メカブちゃん「・・・はっ!あなたは・・・!」

メカブちゃん「あなたもしかして・・・もしかして私達のことが見えてる・・・?」

あかり「え?う、うん」

メカブちゃん「そう、でもいいの。私達のことはほっといて・・・」

ウィスパー「思わせぶりですね・・・気になるじゃあないですか」

あかり「なんかかわいそう・・・」

メカブちゃん「私にはあの人を見つめることしかできない・・・」

あかり「あの人?」

メカブちゃん「ワカメくんの苦しみはもう・・・」

ウィスパー「ちょっとちょっと、何があったんです?聞かせてくださいよ!」

あかり「うん!あかりも力を貸してあげたいよ」

メカブちゃん「・・・そうね、妖怪が見えるあなたになら・・・」

メカブちゃん「いいえちがうわ!これは私達だけの問題なの」

あかり「たとえあかりには関係ないことでもどうにかしてあげたい!」

ウィスパー「これは下手に首を突っ込むとめんどくさいことになりますよ・・・!」

あかり「でも・・・」

あかり「あかりには放っておくなんてできないよ・・・!」

あかり「メカブちゃん、あかりにその話聞かせて」

メカブちゃん「ふふ・・・しょうがない人・・・」

メカブちゃん「分かったわ」

メカブちゃん「まずは・・・そうね、私たち3人の夢の話かしら・・・」

あかり「3人?」

あかり(あ、もしかして・・・)

あかり「ワカメくん、コンブさん、そしてあなたのこと?」

メカブちゃん「そうなの、あの頃、夢に情熱のすべてを注いでいたわ・・・」

メカブちゃん「私達の夢、そう、ダンスにね」

ウィスパー「あっ・・・なんか話長くなりそうですね・・・」

メカブちゃん「あの頃はただ・・・楽しかったわ」

メカブちゃん「3人でただ踊っているだけで・・・」

メカブちゃん「でも夢を見る日々は終わる。いつか現実を見つめなきゃいけなくなる」

メカブちゃん「そして私もコンブさんも結局は現実を選んでしまったの」

メカブちゃん「プロになんてなれるわけないって気づいてしまったのよ・・・」

メカブちゃん「でも・・・彼は・・・ワカメくんだけは今も夢を追い続けてる」

メカブちゃん「だけど無理なの!叶うわけない!あの人だってもう限界なのよ!」

メカブちゃん「ほら・・・今日もずっと・・・あそこで1人海を見てるだけ・・・」

メカブちゃん「私はそんな彼を見守ることしかできない・・・」

今日はここまで

あかり「それでワカメくんをずっと見てたんだ・・・」

メカブちゃん「あなたたち・・・いろんな妖怪の悩みを解決してきたんでしょ?私にはわかる」

あかり「そうなんだ」

あかり「じゃああかりがワカメくんを助けてあげる!」

あかり「だって妖怪はみんなあかりのお友達だし・・・」

あかり「妖怪といったら怖い、怖がられるというイメージがあるけどみんなの場合は別だよ」

ウィスパー「だったらストレートにワカメくんの悩みを聞いてあげてと言えばいいですのに・・・」

メカブちゃん「ええ・・・私にはもう何もしてあげられないもの・・・」

メカブちゃん「そしてできるとこなら彼を現実に・・・また私のところに・・・」

メカブちゃん「ううん、なんでもないわ。それはあの人が決めることだもの・・・」

メカブちゃん「夢か現実か・・・どっちかを選ぶなんて・・・」

あかり「わかった。あかり、ワカメくんのところに行ってみる!」

そして

あかり「ワカメくん」

ワカメくん「何か用かい?それとも僕を笑いに来たのかい?」

あかり「えっ!?そんなわけないよ!」

あかり「それよりさっき『もう本当に踊れないのだろうかとか』言ってたけど・・・」

ワカメくん「・・・僕も堕ちたものだよ」

あかり「堕ちたなんて言わないで」

ワカメくん「まあいいさ、聞きたいなら聞かせてあげるよ。
        夢をあきらめきれなかった哀れな男の昔話をね」

ウィスパー「また話が長くなりそうですよ?」

あかり「うん」

あかり「それで何があったの?聞かせて」

ワカメくん「僕は今までダンス一筋で夢を追い続けてきたんだ。
       プロになって妖魔界のステージで踊る・・・それが子供の頃からの夢だった・・・」

ワカメくん「でも現実は厳しかった。プロの壁はひたすら高かった・・・」

ワカメくん「でも僕は夢をあきらめきれず何度も何度ももがき続けているうちに・・・」

ワカメくん「いつしか僕は踊ることができなくなってしまったんだ・・・」

あかり「そうだったんだ・・・」

ワカメくん「踊ることのできない僕にはもう・・・何もないんだよ・・・」

あかり「う~ん・・・どうしよう・・・」

あかり「ワカメくんのために何かできないことはないかな?」

ウィスパー「妖気は感じられませんし・・・ここは逆に妖怪の力を借りるべきなのでは?」

あかり「そうだね、ダンスのうまい妖怪が確かいた気がする・・・」

ウィスパー「いいや、もともとワカメくんがそういう妖怪なんですけどね・・・」

あかり「ええ!?だめじゃん!」

ウィスパー「陽気なダンスを踊るにはもっと明るく前向きにならなくては!」

ウィスパー「たとえば晴れ男さんみたいに・・・」

あかり「あっ、そうだったね、でも明るすぎるような・・・」

ウィスパー「ムリヤリにでも明るくしちゃえば陽気に踊れるようになりますって!」

あかり「それダメな気がするんだけど・・・?」

ウィスパー「とりあえずやってみる価値はありますよ、呼び出して見ましょうか」

あかり「うん、やってみる」

ウィスパー「あかりちゃんはみんなでケマモト村に行った時晴れ男を仲間にしましたよね?」

ウィスパー「早速呼んでみましょう!」

あかり「うん」

あかり「あかりのともだち、出てきて!晴れ男!!妖怪メダル、セットオン!!」

ボオンッ

晴れ男「呼んだかい!?」

あかり「お願い!そこのワカメくんを明るくしてあげて!」

晴れ男「その力は雨女さんだけに使いたかったんだけど・・・」

晴れ男「キミの頼みなら仕方ない!さあ笑って!!」

あかり(雨女という妖怪もいたんだ・・・まだ友達になっていないよ・・・)

フウウウウッ

ワカメくん「・・・心が晴れていくようだ。僕は何を悩んでいたんだろう・・・」

ワカメくん「僕が踊れなくなるわけがない!僕はダンスが大好きなんだから・・・!!」

晴れ男「フフ・・・ボクの役目は終わったようだね。晴れ晴れしたよ!」

ドロン

ウィスパー「ほーら!明るくなったらバッチリ踊れましたでしょ!」

あかり「なんか心配だなぁ・・・」

ワカメくん「もう立ち止まってはいられない!再び夢に向かって踊りだすんだ!」

「まだそんなことを言っているのか!」

今日はここまで

ワカメくん「・・・コンブさん!」

コンブさん「ワカメくん!お前は・・・!いつまで夢を追いかけるつもりだ!」

ワカメくん「いつまでもだよ!僕は夢をあきらめない!!」

コンブさん「いい加減にしろ!夢のためならどうなってもいいのか!?現実を見ろ!現実を!!」

ワカメくん「僕にはもう失うものなんてない!」

コンブさん「・・・それがメカブちゃんだとしてもか?」

ワカメくん「・・・!!」

ワカメくん「なんだと!!」

コンブさん「なに!?」

メカブちゃん「やめて!!」

ワカメくん・コンブさん「!」

メカブちゃん「二人とももうやめて!私・・・こんな二人見たくない!」

ワカメくん「・・・・・」

コンブさん「・・・・・」

ワカメくん「くっ・・・!」

コンブさん「メカブちゃん・・・!」

ワカメくん「・・・でも」

ワカメくん「これは僕の問題だ!」

ワカメくん「相手が誰であろうと・・・関係ない!」

メカブちゃん「!?」

メカブちゃん「・・・・・」

メカブちゃん「うっ・・・うううっ・・・」

メカブちゃん「うう・・・」

メカブちゃん「うええええええん!!!」ダッ

コンブさん「メカブちゃん!」

コンブさん「くっ・・・!」

コンブさん「ワカメ!!いい加減にしろ!!」

コンブさん「・・・まあいいさ、お前の勝手にしろ!」ダッ

ワカメくん「ああ、僕はプロになるまで止まらないよ!」

ワカメくん「・・・これでいいんだ」

ウィスパー「なんなんすかねこれ・・・」

あかり「あかり、ずっと思ってたんだけどワカメくんたちって・・・」

あかり「こんな妖怪だったっけ?」

ウィスパー「いや~同じ妖怪の中でもいろいろあるんですよ、きっと・・・!」

あかり「そうだよね」

あかり「・・・でも」サッ

ウィスパー「あかりちゃん、どこへ行くんです?」

あかり「2人を追いかけるんだよ、ショック受けてたし・・・」

あかり「2人とも向こうへ行ったしそこを探してみるよ」

潮騒の岩屋

あかり「いた」

コンブさん「聞いただろ?あいつは自分の夢しか見えてない」

コンブさん「夢のためなら俺たちがどうなってもいいのさ・・・」

メカブちゃん「でもいつか・・・」

あかり「君達ちょっといい?」

コンブさん「!」

コンブさん「なんだお前は!?邪魔するな!!」

メカブちゃん「コンブさん・・・!」

コンブさん「・・・・・」

コンブさん「くっ・・・!」

コンブさん「」ダッ

メカブちゃん「・・・・・」

メカブちゃん「私は・・・」

メカブちゃん「私はいったいどうしたら?」

メカブちゃん「ううっ・・・」

あかり「メカブちゃん」

メカブちゃん「あ、あなたは・・・!」

メカブちゃん「もしかして見てたの?」

あかり「さっきからここにいたよ」

メカブちゃん「そうなの・・・?」

メカブちゃん「・・・でも私のことは気にしないで」

メカブちゃん「だって・・・」

今日はここまで

メカブちゃん「私よりもあなたには見るべき人がいるのでしょう?」

メカブちゃん「ワカメくんよ・・・」

あかり「?」

メカブちゃん「ワカメくんを見てあげて」

メカブちゃん「あの人も傷ついてると思うから・・・」

あかり「・・・・・」

メカブちゃん「あ・・・!でも・・・!」

あかり「?」

メカブちゃん「さっきのことは言わないで・・・」

あかり「うん、そうする」

ウィスパー「ワカメくんのところに戻りますか」

そして

あかり「ワカメくん・・・大丈夫?」

ワカメくん「大丈夫?何がだい!?」

ウィスパー「えっと・・・あのですね・・・」

ワカメくん「今特訓中だから邪魔しないで!」

あかり「・・・・・」

ウィスパー「仕方がありませんね、日を改めてまたここに来ましょう」

あかり「あ、そうだ。ミチクサメ、しょうブシ、のらりくらりの3人を倒しにいかなきゃ」

そして

ウィスパー「これで試験はクリアですね」

あかり「でも・・・」

あかり「ワカメくんもコンブさんもメカブちゃんも・・・
    洞穴内のワカメくん達のように明るく、そして仲良くしていてほしいんだけど・・・」

あかり「もうナギサキから出たいよ、早くチョーシ堂の店主のところに行くよ・・・」

ウィスパー「あかりちゃん・・・」

あかり「みんな・・・みんなかわいそうだよぉ・・・!」

うんがい鏡でチョーシ堂へ

チョーシ堂の店主「おお、試験をクリアしたようだな」

そして

チョーシ堂の店主「妖怪ウォッチを強化してやったぞ」

あかり「ありがとうございます」

チョーシ堂の店主「では、お前さんもかげむら医院の試験を受けに行くかの?」

あかり「もちろんです」

チョーシ堂の店主「それにしてもあの3人まだ帰ってこないんじゃが・・・」

チョーシ堂の店主「よっぽど試験に手こずっているのかもしれないな」

そのあとAランクの試験の内容を聞き終えて

あかり「では、行ってきます」

チョーシ堂の店主「気をつけるのだぞ」

あかり「はい」

外に出て

あかり「急いで行かないと・・・」

ウィスパー「かげむら医院はおつかい横丁の南東の方角にありましたね」

あかり「京子ちゃんも結衣ちゃんもちなつちゃんもまだ戻ってきてないというし・・・」

あかり「あかり、心配になってきたよ」

ウィスパー「かげむら医院の中にいる妖怪はかなり手ごわいと思われますよ。用心してください」

あかり「うん」

続きは早ければ明後日に書きます

>>1は酉の付け方知らんようだから書いとく

◆トリップ(酉)に関して
名前欄に#(半角シャープ)と適当な文字や数字を入れるとトリップ、いわゆる酉が表示されます。

#SS速報VIP:◆82qWBuLEU6
#123:◆TJ9qoWuqvA
これを使うと作者本人の証明となり、他人になりすましをされる危険性もありません。
また、既に他の誰かが同じトリップを使っている可能性もあるため、一度そのトリップで検索することをお勧めします。

>>680
では、早速やってみます。果たしてうまくいったのだろうか・・・

>>681
念のためもう一度やってみる・・・

うまくいったようなので続き書きます。
>>680
誠にありがとうございました。

その途中で

おばあちゃん「そこのお嬢ちゃん、ちょっと待っておくれ」

あかり「あ、あの時のおばあちゃん、また会いましたね」

ウィスパー「ひょっとしてまた道に迷ったとか・・・」

おばあちゃん「かげむら医院へ行きたいんじゃが・・・」

あかり「がげむら医院?」

あかり「あ、私たちと行き先一緒ですね」

あかり「おばあちゃん、一緒に行きましょう!あかり、案内してあげます」

ウィスパー「かげむら医院は今使われていないはずなのですが・・・
       まあ、場所がわからないときはマップナビを見てください」

あかり「かげむら医院はもう使われていない病院なのですが・・・」

おばあちゃん「いいんじゃよ、案内しておくれ」

そして

ウィスパー「あれがかげむら医院ですね」

あかり「着きました」

おばあちゃん「・・・・・」

おばあちゃん「・・・ヒヒッ」

おばあちゃん「ヒッヒッヒッ・・・ウヒッヒヒヒッ・・・」

おばあちゃん「ウソだよ~!」

あかり「!」

バトルになる

しわくちゃん「さて、ここには誰もいないことだし、あんたの若さを奪ってやるか!」

ジバニャン「そんな事させニャいニャン!とりゃっ!」

しわくちゃん「よくもやったね!」

ジバニャン「ニャッ!」

わらえ姉「私も行こうかねぇ~ヒャッヒャッヒャッ!」

ジバニャン「ま、まだまだだニャン!」

ババァーン「ババァーン!」

ジバニャン「回復ありがとニャン」

青くちびる「私はねぇ・・・それ!」

ババァーン「ババーン・・・」

あかり「ババァーンとりつかれちゃった?後ろに回すよ」

あかり「そして・・・」

あかり「おはらい完了、ワルニャンに必殺技使わせよう」

ワルニャン「よっしゃあ!いくぜ~!ツッパリ夜露死苦!」

しわくちゃん・わらえ姉・青くちびる「ぎゃっ!」

しわくちゃん「とうりゃ!」

しわくちゃん「ぐは!」

ワルニャン「自分を攻撃してやがるぜ~こいつ」

あかり「妖怪ウォッチ零式でとりつき状態になってる敵をつついてみんなをサポートするよ!」

あかり「まずは・・・」

しわくちゃん「ぎゃ!」

あかり「よし、つつけた。あとは・・・」

あかり「つつき成功」

しわくちゃん「ぐぎゃあ!」ボンッ

ジバニャン「そりゃ!」

青くちびる「なんの!」

和田どん「ぎゃ!」

わらえ姉「ひゃひゃひゃ!」

和田どん「またボクに来たのカッ?ギャー!」

和田どん「とにかく回復するドン!」

ジバニャン「ニャ!」

ワルニャン「ニャろうめ!」

青くちびる「ぎゃあ!」ボンッ

ワルニャン「あと1匹だぜ!」

わらえ姉「ひぇひぇひぇ・・・」

わらえ姉「ひゃっ!」

ワルニャン「こいつも自分を攻撃しやがったな」

和田どん「ドンドーン!」

ジバニャン「オレっちも必殺技使うニャン!ひっさつ・・・!」

ワルニャン「とどめだ!」

わらえ姉「ひゃー!」ボンッ

ジバニャン「ニャ?もしかして倒しちゃったニャン?」

ジバニャン「ニャニャー!まだいたニャン!早くケリをつけるニャン!ひゃくれつ肉球!!」

口だけおんな・おつぼね様・しゃれこ婦人「きゃああっ!」

しゃれこ婦人「よくもやったわね!」

ジバニャン「ニャッ!」

口だけおんな「そうれ~」

おつぼね様「こうしてやるわ」

ジバニャン「オレっちだけで十分ニャ」

ワルニャン「やってらんねえな~」

あかり「大変!おはらいしないと・・・!サークル回すよ」

アライ魔将「そら!」

なまはげ「イヨォーッ!」

しゃれこ婦人「きゃー!!」ボンッ

おつぼね様「それ」

アライ魔将「おっと」

口だけおんな「えい」

アライ魔将「くっ・・・かわせなかったか・・・」

あかり「ジバニャンのおはらい完了、あとはワルニャンだね」

なまはげ「トォ!」

アライ魔将「お清めじゃ!」

口だけおんな「きゃあっ!」ボンッ

おつぼね様「吸収の術!」

なまはげ「グッ・・・」

和田どん「太鼓の達人パワーをなまはげに注入するドン!」

あかり「おはらい完了」

なまはげ「イクゾオ!」

おつぼね様「きゃああ!!」ボンッ

あかり「倒したね」

和田どん「ボク達の勝ちだドン」

今日はここまでにします

そして

あかり「びっくりした~、今の何?」

ウィスパー「どうやら妖怪がおばあちゃんに化けていたようですね・・・」

ウィスパー「どうりで『たち』と言ったのに「?」と思わなかったわけですね・・・」

あかり「そうなの?妖気は感じられたの?」

ウィスパー「いやあ~妖気は感じられませんでしたね・・・」

あかり「もー!ちゃんとやってよ~!」

ウィスパー「では、気を取り直してかげむら医院に行きましょう」

あかり「うん・・・」

かげむら医院

あかり「ここ、妖怪いっぱいいそうだね、仲良くできるならみんなと仲良くなりたいな~」

ウィスパー「確認しますがここで倒さなきゃいけない妖怪は・・・」

ドロン

ゴリだるま「ウホー!強そうなやついるぜー!戦うしかねえぞー!」

さとりちゃん「あなたが探しているのは私達ですね」

ヨミテング「読書の邪魔しないでくれるかな?」

ウィスパー「なんと!向こうから来ましたか!」

あかり「じゃあ戦おう!」

バトル開始

ジバニャン「そうりゃ!」

ワルニャン「短期決戦といくゼー!」

あかり「まずさとりちゃんをねらうよ」

さとりちゃん「ぐうっ!ピンを刺されましたか・・・

         各個撃破を狙いましたね。
         各個撃破はバトルの基本ですからね」

ゴリだるま「ウッホー!」

ワルニャン「筋肉最高!」

あかり「ワルニャンとりつかれちゃった?早く後ろにまわさないと・・・」

ワルニャン「筋肉最高だぜー!」

ジバニャン「ニャニャー!オレっちを攻撃するなニャー!!」

さとりちゃん「では、こちらも各個撃破といきましょう」

あかり「ワルニャンをおはらいするよ」

ウィスパー「あかりちゃん!ジバニャンが危ないですよ!!」

あかり「え!?」

さとりちゃん「落石の術をくらわせましょう」

ヨミテング「こっちは嵐の術!」

ジバニャン「ニャニャー!!」ボオンッ

あかり「あ!ジバニャン!気づけなくてごめん・・・」

あかり「ワルニャンをおはらいしたあとはまず~い漢方をジバニャンに使うよ!」

ウィスパー「あかりちゃん!アイテムの無駄遣いはダメですって!」

ゴリだるま「しぶといやつだぜ!だが倒しがいがあるぞー!」

ジバニャン「ニャニャー!復活して早々やられたニャー!!」ボオンッ

ウィスパー「だから言いましたのに・・・」

あかり「この妖怪たち・・・強い・・・!味方を復活させてもすぐやられちゃうし・・・」

さとりちゃん「ふふ・・・私達は他の妖怪たちのようにはいきませんよ。
        それにあなたにはあなたのお友達と合流するという目的があるゆえに
        勝負を急ごうとしているのでしょう?私にはわかりますよ」

さとりちゃん「あなたの戦い方にも乱れがありますしね」

あかり「・・・!」

あかり「・・・まずはサークル回そう・・・こんなときこそ平常心・・・」

なまはげ「イヨォーッ!」

さとりちゃん「ぐっ・・・!厄介な妖怪が出てきましたね・・・
        さすがにHPがやばいじょうたいですね・・・」

ヨミテング「必殺・・・」

さとりちゃん「あなたは必殺技を使うつもりですね。
        ですが相手は全力で阻止に来ますよ。
        私の代わりに攻撃を受けようというのなら話は別ですが・・・」

あかり「あ、ヨミテングが必殺技を使おうとしてる・・・!
    全力で阻止するよ!」

なまはげ「ソラッ!」

アライ魔将「お清めじゃ!」

ババァーン「ババーン!」

ヨミテング「まだやられはしないぞ!」

アライ魔将「しまった!攻めきれなかったか・・・!」

さとりちゃん「私の読みどおりですが私自身は必殺技を使えない状態ですね・・・」

さとりちゃん「むやみに使おうなら敵の集中攻撃を受けてしまいますしね」

さとりちゃん「では、無難に落石の術をくらわせましょう」

なまはげ「グッ・・・!」

ゴリだるま「ウッホー!」

なまはげ「シマッタ!コンシンノイチゲキヲクラッタカ・・・!」

あかり「あ、やばい!どうしよう・・・アイテムを使うべきかサークル回すべきか・・・」

ヨミテング「黄泉嵐!」

なまはげ「グアッ!」ボオンッ

アライ魔将「ぐはあ!!」

ババァーン「ババアーン!」

あかり「ああ・・・なまはげやられちゃった・・・」

ゴリだるま「俺も必殺技使うぞー!」

あかり「標的変えよう。あと、サークル回そう!」

和田どん「疲れちゃったドン・・・」

あかり「ええー!?」

ウィスパー「なんということでしょう!回復役の妖怪にサボられるなんて・・・」

ゴリだるま「チャーンス!ゴリおしストレート!」

和田どん「え?ボクにきたのカッ!?」

和田どん「ドンギャーッ!」

さとりちゃん「ゴリだるまが余計なことをしたせいで私達まで標的を変える必要が出てきましたね・・・」

さとりちゃん「落石の術!これでおしまいです!」

和田どん「や~ら~れ~た~ドン!」ボオンッ

あかり「どうしよう・・・あと3匹になっちゃった・・・」

アライ魔将「まだまだだ!」

ゴリだるま「ぐお!やられたらやり返す!」

アライ魔将「ぐわあ!また会心の一撃・・・!」ボオンッ

あかり「あ・・・いったんサークル回して・・・ワルニャン必殺技使えるから、ワルニャン!お願い!
    もし阻止されそうになってもババァーンが回復させてくれるよ!」

ワルニャン「わかったぜ!やられっぱなしじゃイヤだしな!」

さとりちゃん「これは・・・攻めきれないと回復技かアイテムで
        回復させられてしまいますね。こっちも大急ぎで必殺技を出しましょう」

ウィスパー「あかりちゃん!敵も必殺技を使おうとしてますよ!」

さとりちゃん「三つ目読心術!」

ワルニャン「ぐわー!まさか先に必殺技出されるとはー!」

ババァーン「ババァン!」

ヨミテング「嵐の術だ!敵もあとわずかだ!一気にいくよ!」

ババァーン「ババアアアン」ボオンッ

あかり「どうしよう・・・あとはワルニャンだけだよ・・・お願い・・・間に合って・・・!」

ゴリだるま「ウッホー!」

ワルニャン「筋肉最高!」

さとりちゃん「え?あなた、何を考えてるのですか?
        とりついても必殺技を打ち消すことはできませんよ」

ゴリだるま「ウホ?」

ワルニャン「ツッパリ夜露死苦!」

さとりちゃん・ゴリだるま・ヨミテング「ぐわああっ!」ボンッ

ワルニャン「一気に3匹倒したゼ!俺様最強~」

ウィスパー「何とか勝てましたね・・・」

そして

あかり「苦しい戦いだったよ・・・危うく負けるところだったし・・・」

ウィスパー「なにはどうあれこれで試験はクリアですね。では、チョーシ堂に・・・」

今日はここまで

あかり「ウィスパー!待って!京子ちゃんと結衣ちゃんとちなつちゃん探さないと!」

ウィスパー「あ、そうでした!」

ウィスパー「・・・でも3人とももうここにはいないと思いますけど・・・」

ウィスパー「あー!置いていかないでくださーい!」

しばらくして

あかり「ここにはいないみたい・・・」

さらにしばらくして

あかり「おともだち妖怪は増えたけどみんなどこにいるんだろう・・・」

ウィスパー「もう院内をずいぶん探し回ったはずですが・・・」

あかり「まだ行っていないところがあるよ。1階に戻るよ」

そして

あかり「あ、プールのところに扉がある。入ってみよう」

すると

あかり「この階段を下りた先には何があるんだろう・・・」

ドンドンドン・・・!

「てー・・・!か・・・けてーー!!・・・」

ウィスパー「!」

ウィスパー「あかりちゃん!扉の先から声がしますよ!」

あかり「行ってみるよ」

「誰かーー!誰か助けてーーー!!」ドンドンドン

あかり「あ!この声は・・・!」

あかり「妖怪の気配がする。調べてみよう」

あかり「いた!」

まてんし「もう待てんし!あっちへ行きたいのにドアが開かねえ!!
     向こうに人がいるのにどういうことだし!」

ウィスパー「お互いにドアを引っ張り合ってるから開かないのでは?」

まてんし「うるさい!こうなったらお前に八つ当たりだ!!」

バトル開始、その頃向こうでは

ガチャッ

京子「あ~やっとドア開いた~。一生このままかと思ったよ~」

ちなつ「不気味な部屋で一生を終えるなんて嫌ですよ!」

結衣「ドアの向こうから妖怪の気配が今でもしてるのに
   ドアが開いたのが不思議だな」

結衣「あ、妖怪だ。あいつが私達を閉じ込めたんだな」

結衣「・・・と思ったらたった今あかりが倒したな。仲間が1匹やられたようだが・・・
   しかもその妖怪を仲間にしたようだ」

ちなつ「あ~!私が倒そうとしてたのに~!」

あかり「あ、京子ちゃん!結衣ちゃん!ちなつちゃん!大丈夫だった!?」

結衣「ああ、今ここから出られたところなんだ」

京子「怖かったよ~!一生この怪しげな実験室の中に閉じ込められたままになるのかと思っていたしさ」

ちなつ「こうなるんだったら病院探検なんてやらなきゃよかったですね・・・」

ジバニャン「みんなは大丈夫でもオレっちは大丈夫じゃないニャン・・・
       ってかまた味方から攻撃されてやられたニャン・・・!」

結衣「この部屋に閉じ込められる前にもモンスターに襲われたぞ。誰かさんのせいでな・・・」

ちなつ「京子先輩が変なスイッチなんか押したりするからひどい目遭いましたしね」

京子「みんなごめん、さすがに謝るよ」

結衣「さすがにじゃねえだろ・・・」

ちなつ「それにバトルでは私と京子先輩は全滅でしたからね!」

結衣「フラスコ壊したら突然前が見えなくなってその間に私以外がやられたしな・・・」

ちなつ「結局経験値稼げなかったじゃないですかー!」

結衣「経験値得られたの私だけだしな・・・」

京子「チョーシ堂に戻るよ」

あかり「あかりも一緒に行くよ」

結衣「あかりも3匹の妖怪倒してAランクの試験クリアしたの?」

あかり「うん、入った途端にその3匹の妖怪に襲われたんだ。
    かなり苦戦したよ。ここまで来ると妖怪たちも強くなっているってことを
    この身を持って知ったよ。もう少しで負けるところだったし・・・」

京子「うわ、あかりだけかなり早く試験終わらせてたのかよ」

ちなつ「私達はその妖怪たちを探すためにいろいろと探し回ったけどね」    

ちなつ「もしあかりちゃんがそのままかげむら医院を出てってしまったら
    私達一生出られなくなっていたんだからね!」

あかり「うん・・・みんなを助けられてよかったよ。いろいろと探し回った甲斐があったよ」

あかり「プールのドアも気になってさ・・・」

京子「プールの水なかったよね?」

あかり「なかったよ」

京子「あれ、私達が抜いたんだ。途中で拾ったレバーを穴にはめ込んでみたら
   水が引いてドアが出てきたんだ」

あかり「そうだったんだ・・・」

京子「じゃ、みんなでチョーシ堂へ行こう!」

今日はここまで

そしてクエスト終了

京子「イェーイ!ウォッチランクAだぞ!」

ちなつ「妖怪達も手ごわくなってきてるので心配です」

結衣「だな」

京子「結衣は心配しなくていいでしょ。レベルとんでもなく高いんだしさ」

結衣「京子のレベル今ので大丈夫か?レベル30以上の妖怪いないのお前だけだぞ」

京子「あー、いけね!」ダッ

京子「オーディション受けていたんだった!早くしなきゃアイドルオーディションに遅れちゃう~!」

ちなつ「京子先輩どうしたんですか?」

結衣「急に走り出していったなあいつ・・・」

あかり「京子ちゃん何が用事でもあったのかな?」

ウィスパー「何が用事・・・ですか」

あかり「ウィスパー、いつの間に話聞いてたの!?・・・あー!また言い間違えた!
    京子ちゃん急に走り出していったんだけど何か用事があったかもしれないよ」

結衣「ふふっ・・・焦らなくてもいいぞ、あかり」

結衣「あ、私もいろいろと見てくる、うんがい鏡探しも兼ねてね、じゃ」

あかり「結衣ちゃん、またね」

ちなつ「じゃあ私もうんがい鏡探ししてくる。まだ見つけていないうんがい鏡があるかもしれないし・・・」

あかり「あかりは結構うんがい鏡見つけてるから大丈夫だよ」

ちなつ「じゃああかりちゃん、チョーシ堂にいるうんがい鏡に話しかけて、もちろん私も一緒にね」

あかり「ええ!?」

ちなつ「私がまだ見つけていないうんがい鏡の場所をこの目で見せなさい」

あかり「ちょっと!?ちなつちゃん・・・」

そして

ちなつ「さくらEXツリー?あかりちゃん結構広い場所回ってきたね。
    あ、あかりちゃんの家にもうんがい鏡あったんだ」

あかり「ちなつちゃんの家にもうんがい鏡があるの?」

ちなつ「という事で今日夕食食べた後であかりちゃんの家に泊まるね」

あかり「う・・・うん・・・」

あかりの家

あかり「ただいま」

あかね「それでね・・・」

あかり「あれ?お姉ちゃん電話中かな?あ、そうだ。宿題やっておこう」

しばらくして

あかり「そろそろ夕飯かな?降りてみよう」

すると

あかね「なるほどね・・・」

あかり「あれ?お姉ちゃん、まだ電話してる・・・」

ウィスパー「長電話でしょうか?」

あかり「いつもならこの時間には夕食出してくれてるけど・・・」

あかり「・・・あ、妖気がする、レーダーが反応してる。ってことはこれは・・・」

ウィスパー「妖怪ウォッチで調べてみましょう」

あかり「妖怪どこにいるのかな?」

ピーンポーン

あかり「あ、誰か来た。でも先に妖怪を・・・」

あかり「ここでもない・・・」

ドンドンドン

あかり「・・・もしかしてちなつちゃんかな?鍵開けよう」

そして

あかり「ちなつちゃん」

ちなつ「あかりちゃん、開けるのが遅いよ!家に来た人を待たせないでよね」

あかり「ごめん・・・」

あかり「あ、そうだ。ちなつちゃん、あかり、まだご飯食べてないんだ。
    お姉ちゃんがずっと長電話してて・・・」

ちなつ「あ、お姉ちゃんと同じだ!もしかして・・・お姉ちゃんの電話相手ってあかりちゃんの・・・」

あかり「ええ?」

ちなつ「だから私がお姉ちゃんの代わりに適当なもので夕食作ったの。
    お姉ちゃんのは作らなかったけど・・・」

ちなつ「話変わるけど、私ね、うんがい鏡でワープしようと思ったら
    あかりちゃんの家にワープできなくて・・・」

ちなつ「だから歩いてきたのよ。お姉ちゃんにはメモ用紙で
    あかりちゃんの家に泊まると伝えたけどね」

あかり「あ、妖怪探さなきゃ!台所行くよ!」

ちなつ「あ、レーダーが反応してる」

あかり「いた!」

少ししか書けなかったけど続きはつながればまた明日

ちなつ「あ、こいつナギサキとか団々坂の駄菓子屋にいた・・・」

ウィスパー「この妖怪はナガバナですよ!これは大変なことになりました!」

ちなつ「この妖怪の話は長くて迷惑だよ」

あかり「早くお姉ちゃんの電話を止めさせないと・・・」

ナガバナ「ん?ワイになんか用か?」

ナガバナ「ワイみたいな普段は隠れている妖怪を妖怪スポットっちゅーんやけど・・・」

ちなつ「そんなのどうでもいいよ!」

あかり「あかり、おなかすいているんだよぉ・・・」

ナガバナ「ワイらが見つけられたあとにやることって大体次の2つのどっちかやねん」

ナガバナ「ひとつは何かご褒美をあげること。そしてもうひとつは・・・これや!!」

ウィスパー「襲いかかってきましたよ!」

あかり・ちなつ「うん!」

バトルになる、そして

ナガバナ「ずいぶんと手荒やな・・・けどあんたらのこと気に入ったで。
     でもメダルは1個しかあらへん・・・」

あかね「いけない!私ったらつい吉川さんと長電話を・・・」

あかね「あらちなつちゃん。今日はお泊まりかしら?」

ちなつ「あかりちゃんのお姉さん?は・・・はい・・・」

あかね「それと、あかりはまた妖怪連れてきたのね。長~いお鼻の妖怪さんを・・・」

あかり「え?この妖怪はさっきからいたよ」

ちなつ(え!?あかりちゃんのお姉さんにも妖怪が見えるの!?)

ナガバナ「あんたにもワイの姿見えとんのか?」

あかね「私に言ってるの?そうよ」

ウィスパー「あかりちゃん、これは変ですよ・・・」

あかり「どういうこと?」

ウィスパー「人にとりついた妖怪はその妖怪が姿を消すまでとりついた人を別人格にさせますが
       今回の場合、妖怪が姿を消す前に長話をやめました」

ちなつ「今回の件は妖怪のしわざではないって事?」

ウィスパー「もしかしたらナガバナがとりついていなくてもあかりちゃんのお姉さんは
       電話を続けていたのかもしれません」

ちなつ「あ、そういえばこの前もお姉ちゃんの電話が長かった気が・・・」

ナガバナ「ワイ、とりついてはおらへんよ。人間界にも妖魔界一のべしゃり妖怪であるこのワイを
      打ち負かすようなべしゃり人間を見つけてもうたわ・・・」

ナガバナ「あ、そうや、メダルはあんたにやるで」

あかり「わあ、ありがとう」

ナガバナ「あっちの方だとこき使われそうやしな・・・」

ちなつ「なんですって?」

あかり「ちなつちゃん、顔怖いよ・・・」

ナガバナ「ほな、そういうことで」

ドロン

あかね「妖怪は神出鬼没ね・・・あ、夕飯作らなきゃ。ちなつちゃんの分も作らないと・・・」

ちなつ「あ、さっき食べてきたのでいいです・・・」

あかり「お姉ちゃん、あかりも手伝うよ」

ちなつ「私も手伝いたいけどあかりちゃんのお姉さんの得体が・・・」

しばらくしてあかりの部屋

ちなつ「あ、うんがい鏡見つけた。もしかしたら結衣先輩の家にも・・・」

ちなつ「あ、京子先輩がそれぞれの家にうんがい鏡があるって知られたら
    家に押しかけてきそうだしうんがい鏡のこと話すのはやめておこう・・・」

そして

あかり「ちなつちゃん。もしかして帰るときもうんがい鏡使うつもりなのかな?」

ちなつ「もちろんよ、万が一何かあったとき緊急脱出できるしね」

あかり「お姉ちゃんうんがい鏡にきづいてないみたいだけどいつかバレそう・・・」

ちなつ「ひいい・・・」

あかり「あ、そうだ。どこか行ってこよーっと」

うんがい鏡「ぺろ~ん。鏡の世界に連れて行ってさしあげます」

あかり「さて、どこへ行こうかな~?」

ちなつ「え?夜でも学校へワープできるの?学校は嫌だからね」

あかり「あの博物館、夜でもワープできるんだ・・・」

あかり「じゃあ博物館に行ってくるよ」

ちなつ「私はここにいるよ。夜の博物館なんて妖怪が出そうで怖いし・・・」

資料保管庫

西垣「あ、赤座、ちょうどいいとこに」

あかり「西垣先生、会長」

りせ「・・・・・」

西垣「今このレンズからものすごい妖気を感じた。
   もしかしたらこの博物館内にゲートボールが隠されているかもしれないんだ。
   まずは1階を見て回ろうか」

あかり「え?」

りせ「・・・・・」

西垣「私はどうしたらだって?それはお前の好きでいいぞ。
   私とともに行くか赤座とともに行くかはお前が決めてくれ」

今日はここまで

そして

あかり「会長と一緒に探索することになったね」

ウィスパー「そうですね」

りせ「・・・・・」

あかり「え?あ、レーダーが鳴ってる。調べてみるよ」

あかり「あ、妖怪いた」

りせ「・・・・・」

そして

あかり「バトルには勝ったけどゲートボールはなかったよ・・・」

りせ「・・・・・」

ウィスパー「仕方がないですね、先生のところに戻りましょう」

あかり「あ、妖怪襲ってきた!」

そして

あかり「わあい、お友達増えた~。さて、西垣先生のところに・・・」

あかり「って、先生、いつの間に・・・」

西垣「赤座、そっちはどうだった?」

あかり「見つかりませんでした」

西垣「こっちもだ・・・」

西垣「でもまだ妖気はある、2階に行くか」

りせ「・・・・・」

西垣「1階にないのなら2階にもない?それもそうだな」

西垣「じゃ、予定変更で資料保管庫に戻る。実はそこがゲートボールのある有力候補だったんだ。
   でも念のためほかのところも回ってみようと思ってな」

ウィスパー「結局全て計算違いだったじゃないですか・・・」

西垣「では、資料保管庫に行くぞ」

りせ「・・・・・」

資料保管庫

あかり「あ、ものすごい妖気・・・妖怪ウォッチで調べるよ!」

あかり「あ!いた!ものすごく大きな妖怪・・・」

あかり「先生!!危な・・・」

ドガーン

あかり「きゃあああ!!」

あかり「西垣先生は大丈夫かな?心配になって・・・」

西垣「なるほど・・・このネズミがこの妖怪を動かしていたのか・・・」スッ

西垣「」ドギャッ

西垣「・・・・・」

西垣「ゲートボールはなかったか・・・」

西垣「どうやら妖気の正体はこれだったようだ・・・」

あかり「西垣先生!今のはやりすぎじゃないのですか!?
    ハンマーで思いっきり叩くなんてネズミさんがかわいそうだよぉ・・・」

ウィスパー「あのネズミさん・・・確実に死にましたね・・・」

ウィスパー「というよりあの鈍器はどこから持ってきたのですか!?」

西垣「何はともあれみんなを守れてよかった」

あかり「ちっともよくないよぉ・・・」

ウィスパー「都合のいい人ですねぇ・・・」

りせ「・・・・・」

西垣「ん?『私達まで爆発に巻き込まれるところだった』?悪かったな」

ウィスパー「悪かったなで済む話ではないですよ!
       もし周りのものの下敷きにでもなったらどうするつもりでいたのですか!?」

あかり「周りはもうぐちゃぐちゃだね・・・」

ウィスパー「まったく・・・処理はどうするつもりでいるのですか?」

あかり「キュッピーで回復させたあと、ゲートの中に入ってみるよ」

そして

あかり「あ、中央の大きな数字が0になってる、
    京子ちゃんと結衣ちゃんとちなつちゃんやってくれたのかな?」

西垣「ごらく部のみんな、よくやった。では、中に入ってみるぞ」

創造主の間

西垣「ほう、これは興味深い」

今日はここまで

しばらくして

りせ「・・・・・」

西垣「誰かいるな」

ウィスパー「あれだけ大きけりゃ誰でも気づきますって」

ゲートキーパー「我はゲートキーパー、妄想の力できまぐれゲートを作りしもの・・・」

西垣「こいつが全ての元凶だな」

ウィスパー「あれって妄想の世界だったんですね・・・」

あかり「確かに変な世界だったよ」

ゲートキーパー「我が作りしきまぐれな試練を越える勇者がついに現れたのダナ・・・」

あかり(とはいえほとんど京子ちゃんと結衣ちゃんとちなつちゃんなんだけど・・・
    あかりの知らない間にやってくれたんだね・・・)

西垣「そうだ!私が生徒の助けを得てお前の謎を解いた者だ!」

りせ「・・・・・」

ウィスパー「ほとんど我ら任せだったじゃないですか・・・」

ゲートキーパー「勇者よ、最後の仕上げダ。その力、試させてもらうゾ!」

西垣「あ、しまった・・・」

あかり「どうしたのですか?」

西垣「もしものための兵器を持ってくるの忘れた・・・!」

あかり「ええ~!?」

西垣「今から取りに行って来る!その間は赤座、お前に任せたぞ!
   赤座なら持ちこたえられるはずだ!」サッ

りせ「・・・・・」

ウィスパー「ええ~!?都合よすぎでしょ!」

あかり「先生も会長も行っちゃったよ・・・」

ウィスパー「こうなったら仕方ありません!戦いましょう!」

あかり「うん!」

ゲートキーパー「レッツ!キ・マ・グ・レ~!!」

バトル開始

ゲートキーパー「きまぐれな監視ダ!」

ババァーン「ババン!」

あかり「ババァーンがとりつき状態になっちゃった・・・
    いったん後ろに回すよ」

ウィスパー「あかりちゃん、おはらいを優先しなくてもよいのでは?

       HPを減少させたり行動不能や同士討ちさせるタイプなのならともかく
       能力下降の場合はきりのいいところでいいはずですよ」

ウィスパー「あかりちゃん。まずは左右の手を狙いましょう」

あかり「じゃあ右から狙うよ」

ゲートキーパー「いくぞ!勇者ヨ!」

ジバニャン「ニャー!」

あかり「わわ・・・攻撃の威力がすごい・・・
    でも回復はどんちゃんに任せてババァーンをおはらいしよう」

ジバニャン「負けニャいニャン!」

ワルニャン「俺様もいくぜ!!」

和田どん「ジバニャンを回復させるドン!」

ゲートキーパー「回復役がいるノカ、なら全体技ダナ!カオスの領息!!」

前列の妖怪一同「うぎゃーっ!」

ワルニャン「くっそー!今のはかなり効いたぜ・・・」

あかり「あ、そうだ。サークル回してなまはげに必殺技使わせよう」

アライ魔将「そうれ!」

ゲートキーパー「やるナ、テンション上がってきたゾ、ハイテンション!」

なまはげ・アライ魔将「ぐうっ!」

ゲートキーパー「一匹当て損ねたがこれは楽しめそうダ、これでどうダ!」

ババァーン「ババァン・・・!」

ババァーン「ババァーン!」

なまはげ「カンシャスル、イクゾ!悪い子イネガー!」

ゲートキーパー「今のは・・・かなり効いたゾ!次は我の番だナ」

なまはげ「ギクッ・・・」

あかり「まずババァーンにとんこつラーメンをあげてそのあとアライ魔将にも必殺技使わせるよ」

アライ魔将「行くぞ!ピカピカ除菌の術!」

ババァーン「ババーン」

なまはげ「タスカッタ、コレデオハライデキタゾ、コンドハコッチノバンダ!」

ゲートキーパー「回復しつつおはらいカ、カオスの領息!
          今度は全員に当ててやるゾ!」

前列の妖怪一同「ぐううっ!」

アライ魔将「お清めじゃ!」

ババァーン「ババーン」

なまはげ「ソレ!!」

ゲートキーパー「ぐう!」

今日はここまで

パキャアン

ゲートキーパー「ぐおっ!左手の目ガ・・・!」

あかり「よし、次は左っと」

ゲートキーパー「くらエ!」

ババァーン「ババアン!」

なまはげ「ソウレ!」

ゲートキーパー「必殺・・・」

あかり「あ、やばい、アイテム誰に使おうかな?」

あかり「なまはげに牛タンをあげるよ」

アライ魔将「必殺技を使われる前に攻撃だ!」

ゲートキーパー「いくゾ!キマグレ大旋風!!」

ババァーン「ババアアアン!!」ボオンッ

アライ魔将「ぐわあーっ!」ボオンッ

なまはげ「グハア!」

ゲートキーパー「とどめダ!」

なまはげ「シマッタ!」ボオンッ

あかり「どうしよう・・・アイテムしばらく使えないし残りのみんなもHP半分以下だし・・・」

和田どん「回復させるドン!」

ジバニャン「ありがとニャン、いくニャ!」

ワルニャン「負けてらんねえ!」

パキャーン

ゲートキーパー「右手の目もつぶされたカ・・・けど我が優勢ダナ、カオスの領息!」

ワルニャン「しまったー!」ボオンッ

和田どん「まともにくらったドーン!ギャー!!」ボオンッ

ジバニャン「ニャニャー!」

ゲートキーパー「勇者ヨ!我を楽しませてくれたナ、楽しかったゾ!我の勝ちダ!」

「待てーい!」

ゲートキーパー「ム?また新たな勇者の登場カ?一緒にかかってくるとよいゾ」

あかり「あ、フユニャンの妖怪達だ」

河童「オレたちに任せろ!フユニャンはいねえが5人でもフユニャンとの約束を今こそ果たすとき!」

くだん「力を貸すモー!」

ざしきわらし「わーい、ガッツ仮面ごっこだー!」

から傘お化け「久しぶりのケンカじゃ~!腕が鳴るわい!」

にんぎょ「じゃあいくわよ!」

フユニャンの仲間達「せーのっ!」

ゲートキーパー「ぐおおおおっ!!また新たな勇者を見つけたゾ!」

ジバニャン「オレっちもいくニャン!」

ゲートキーパー「面白くなってきタ!キマグレ大旋風!!」

妖怪一同「ぎゃああああ!!」

あかり「あー!みんなとばされちゃった・・・」

西垣「赤座!よく持ちこたえてくれた!行くぞ・・・!」

スポッ

りせ「・・・!」

ウィスパー「あー!妖怪達が大砲の中に・・・!まさかこのまま発射するつもりじゃ・・・」

西垣「発射!!」

ドガーン

妖怪一同「ぎゃああああああああ!!!!」

ボガーン

ゲートキーパー「ぐおおおお!!」ボン

あかり「ああ・・・みんなが・・・」

ウィスパー「ゲートキーパーを倒せましたがボーナス得られずで敗北扱いですね・・・」

そして

ゲートキーパー「むグググ・・・見事にやらレタ・・・」

西垣「フフフ、思い知ったかな?」

ウィスパー「アナタ!!私達をダシにしましたね!?」

あかり「みんな!大丈夫!?」

ジバニャン「オレっちは大丈夫じゃないニャン・・・」

ゲートキーパー「我は満足ダ。きまぐれゲートを作ってよかったゾ」

ゲートキーパー「おぬしのようなすごい奴に会いたくてきまぐれな試練を作ったのダ」

西垣「そうか、満足できてよかったな」

ウィスパー「あなたの事ではないのですが・・・」

りせ「・・・・・」

ゲートキーパー「妄想の世界を作るのは楽しかっタ。これからもきまぐれゲートを作るのはやめないゾ」

ゲートキーパー「さらばじゃア~!」ドロン

西垣「きまぐれゲートの裏にこんな大いなる秘密が隠されていたとはな・・・」

西垣「赤座、ごらく部のみんなにも言ってくれ、「協力してくれてありがとう」とな」

西垣「さて、私は今度の発明に役立ちそうなものを探しに行くか」

あかり「あの~、大砲の弾にされた妖怪達はどうするのですか?」

ウィスパー「・・・行ってしまいましたね」

河童「う~ん・・・」

あかり「あ、みんな目を覚ました!大丈夫!?ジバニャンは大丈夫じゃないと言ってたけど・・・」

河童「あの妖怪は倒したのか?嵐でとばされたあとでまた何かにとばされて
   そのあとの記憶がねえんだが・・・」

くだん「大砲で打ち上げられたあと相討ちになったんだモー」

から傘お化け「カラ・・・カラ・・・」

ざしきわらし「おいらは負けても本物のガッツ仮面は絶対に負けないんだぞ」

にんぎょ「私達は負けてもあかりちゃんを守ることはできたんだし
     あかりちゃんが無事ならそれでいいじゃない」

あかり「あかりもみんなが無事なだけでよかったんだよぉ・・・」

河童「そうか」

あかり「あ、そろそろ家に帰ろう。キュッピーでみんなのHPを回復させたあと
    うんがい鏡を使って帰るよ」

今日はここまで

あかりの家

あかり「あれ?ちなつちゃん下へ行ったのかな?
    あかりもお風呂入ってこよう」

洗面所

あかり「あ、ちなつちゃん。あれ?ちなつちゃんの妖怪たちまで・・・」

ちなつ「はぁ・・・やっとあいつに勝てた・・・」

ししコマ「手ごわい妖怪だった・・・」

ちなつ「というか、あかりちゃんの家にもいたの!?あの妖怪・・・
    あんなのがどこにでもいたら怖くて歯みがきすることができないんだけど・・・!」

あかり「ちなつちゃん、もしかしてちなつちゃんも・・・」

ちなつ「あ、あかりちゃん。私ね、歯みがきしてたら
    いきなり妖怪に襲われたのよ。
    私の家でも3回襲われたんだけど・・・」

ウィスパー「虫歯伯爵はちなつちゃんの家にも現れたのですね・・・」

あかり「あかりも何回も歯みがきしたあと襲われたよ」

ちなつ「あかりちゃんも!?ってかあの虫歯の妖怪もう来ないでほしいんだけど・・・」

コマじろう「・・・下に落ちているこの玉は何ズラ?さわってみるズラ」

パアアアア

コマじろう「ズラ!?」

ピカアアアアアッ

ちなつ「あ、コマじろうが進化した!」

とらじろう「オレもようやくここまでたどり着けたか・・・」

ししコマ「とらじろう、よくやったな」

とらじろう「兄さん。やっと追いついたぞ」

ししコマ「よし、これからも精進していくか」

とらじろう「おう!」

あかり「ちなつちゃん、また妖怪を進化させたんだね」

ちなつ「自分からけいけんちだま触って進化していったんだけどね。
    でもこれで頼れる仲間が増えたよ」

ししコマ「共にちなつちゃんを守り通そう」

とらじろう「いざというときはオレ達を呼んでくれ!」

ちなつ「もちろんだよ!」

ちなつ「ところでウィスパーもあかりちゃんと一緒に入るつもりなのかな・・・?」

ウィスパー「え・・・?」

ジバニャン「オレっちも3人一緒に入るニャン」

ガチャッ

あかね「何がどうしたのかしら?」

ウィスパー・ジバニャン「あ・・・!!」

ちなつ「ひっ・・・」

あかね「あかりは今風呂に入るところね、ちなつちゃんはもう入り終わったのよね」

ちなつ「は、はい・・・」

あかね「それと・・・」

あかね「まさかあなたたちあかりと一緒に風呂入ろうなんて思ってないよね・・・?」

ししコマ「ここにいづらくなった・・・」ドロン

とらじろう「いったん退く!」ドロン

ウィスパー「執事としてあかりちゃんのそばにいるという役目を・・・」

ジバニャン「ニャんか嫌な予感が・・・」

あかね「あ、あかり、先に入ってて」

あかり「う、うん・・・」

そして

あかり「久しぶりに一人でお風呂に入ることになったけど
    お姉ちゃん何かただならない感じだったしジバニャンとウィスパー大丈夫かなぁ・・・」

その頃

あかね「私の部屋に来てくれな~い?」

ウィスパー「わ、私は・・・!」

ジバニャン「た、助けてニャー!」

あかね「さて、お仕置きが必要ね」

ウィスパー・ジバニャン「ぎゃああああ!!」

ちなつ「・・・やっぱり入る気でいたのね・・・異性と風呂なんて信じられない!」

ちなつ「あ、面倒なことになる前にあかりちゃんの部屋に戻ろう」

そして

あかり「あれ?みんな2階に行ったのかな?歯磨いて今日は寝よう」

あかりの部屋

あかり「ちなつちゃん!何してるの!?」

ドガッ、バキッ

ウィスパー「げ!ふ!がっ!」

ちなつ「あかりちゃん。いたの?こういう変態は
    お仕置き程度じゃ済まさないわ!!」バン!

ウィスパー「ヘールプ!!」

あかり「ちなつちゃん!やりすぎだよ!もうやめて!!」

ちなつ「」バキッ、ボギュッ

ちなつ「今回はこれで勘弁してあげるけど
    許すなんて一切言ってないからね」

ジバニャン「・・・2回も死にかけたニャン・・・

       妖怪に死はないとはいっても
       ポックリ逝かされるところだったニャン・・・」

ウィスパー「今までの中で一番生と死をさまようような出来事でした・・・」

ちなつ「あかりちゃん!もしかして今までこの妖怪たちと
    一緒にお風呂入ってたの!?信じられないんだけど!」

あかり「ちなつちゃん、今のはやりすぎたんじゃないの?」

ジバニャン「あかりちゃんのお姉ちゃんにお仕置きされて
       そのあとで今度はちなつちゃんからもお仕置きとかもうこりごりニャン・・・」

ちなつ「いいのいいの、まったく、乙女に対して何が『一緒に風呂入る』よ!」

ちなつ「あかりちゃん、今日はもう寝ましょう」

あかり「うん、おやすみ」


あかり「・・・ジバニャン、ウィスパー、大丈夫?」

ジバニャン「全然大丈夫じゃないニャン・・・」

ウィスパー「今日は寝られなくなりそうです・・・」

あかり「遅くなる前にあかりも寝るよ、おやすみ」

ウィスパー「もうあんな目には遭いたくありません・・・」

ウィスパー「ですがあかりちゃんがよく寝られるといいですね」

今日はここまで

翌日

ちなつ「じゃあまたね、あかりちゃん」

あかり「うん、またね」

ちなつ「さて、うんがい鏡使ってっと」

シューッ

あかり「あ、あかりもうんがい鏡使おう、ナギサキ行かなきゃ」

ウィスパー「ナギサキに行くのですね」

あかり「うん、ワカメくんの様子見に行かなきゃ」

ウィスパー「そうでしたね」

あかり「じゃあ行くよ」

ナギサキへ、すると

あかり「あっ、ワカメくん、メカブちゃんもいる」

ウィスパー「なにやら言い争ってるようにも見えますけど・・・」

メカブちゃん「そんなに・・・!そんなに夢が大事なの!?」

ワカメくん「そうさ・・・僕には・・・僕にはもうダンスしかないんだ・・・!!」

メカブちゃん「・・・!!それなら・・・それなら私は・・・!」

メカブちゃん「・・・・・」ダッ

ワカメくん「・・・・・」

あかり「ワカメくん・・・」

ワカメくん「・・・君、いたのかい?もしかして・・・」

ワカメくん「まあいいさ・・・僕もああいったけれど
       夢までの道のりはまだ遠いんだ・・・」

ワカメくん「僕のダンスには足りないものがある。踊り続けて気づいたんだ!」

あかり「足りないもの?」

ウィスパー「えーっと・・・もっとダンスに詳しい妖怪っていませんかねぇ~」

あかり「う~ん・・・それって人間でもいいような気が・・・」

ジバニャン「人間かニャ?」

ジバニャン「・・・・・」

ジバニャン「あ!オレっちダンスにすごく詳しい人間で心当たりのある人がいるニャン!」

あかり「え?本当!?教えて」

ジバニャン「ドリアン佐藤って人がすごくダンスに詳しいニャン」

ウィスパー「ああ、あのふとっちょのダンサーですね」

あかり「え?誰それ?あかり知らないんだけど・・・」

ウィスパー「彼は確かそよ風ヒルズのステージの上にいました。
       アフロでサングラスをしているふとっちょの人がドリアン佐藤ですよ」

ウィスパー「早速ダンスの極意を教えてもらいましょう」

あかり「じゃあうんがい鏡を使うよ」

そよ風ヒルズ

あかり「あ、ステージの方に人がいっぱいいる」

ウィスパー「何かのイベントでもあるのでしょうか?」

あかり「行ってみるよ」

すると

ウィスパー「あれがドリアン佐藤ですね」

あかり「あ、京子ちゃんいる」

お姉さん「みなさんお待たせしましたーっ!Y級グルメグランプリついに開催っ!!」

お姉さん「Y級グルメとはヤセるグルメ!!至高のダイエット料理が決定しますっ!」

あかり「客席にいるのは杉浦先輩と池田先輩だね」

お姉さん「それでは!審査員の紹介ですっ!
     まずはおなじみドリアン佐藤さんっ!!」

ドリアン佐藤「イェーッ!Y級グルメとダンシングでイッキにスリムになろうぜ!ベイベー!」

お姉さん「続いてママさん代表!クマシマ製作所の熊島雅代さん!」

雅代「今日はどんな料理が出てくるのかい?期待しているよ!」

お姉さん「最後は中学生代表!特別に七森中の生徒が審査してくれますっ!歳納京子ちゃんでーすっ!」

京子「歳納京子、華麗に参上!キュピーン☆と審査しちゃいま~す☆」

お姉さん「食べてヤセたいふくよかサンが大集合!
     それではいよいよグランプリ開始っ!」

綾乃「あの人、まじめに審査できない気がするんだけど・・・
   ってかどうして歳納京子が審査員に選ばれたのよ」

千歳「歳納さんほんま張り切ってますなあ~」

そして

お姉さん「まずは最初の出場者っ!フラワーロードのタイヨー軒!」

タイヨー軒の店主「アイヤー!Y級グルメも中華が一番ネ!
           激カラ激ヤセヘルシーマーボーアル!!」

今日はここまで

ドリアン佐藤「イッツヘルシー&スパイシー!!チャイニーズ料理に8ポインツだぜ!」

雅代「うん!家ではこの味出せないよ!9点あげちゃおうかねぇ!」

お姉さん「おおっと!最初からなかなかの高得点!さあ!京子ちゃん!!」

京子「ぐはあー!辛い!!」

京子「でもなぜか食が進む!これはヤセれるぞ!」

京子「食欲をあおらせるスパイスに9点!豆腐に9点!ネギには7点!」

お姉さん「京子ちゃん?いったい何点なんですか?」

京子「そしてこのおっきな豆腐と他の材料の組み合わせも最高!その組み合わせに9.5点!!」

お姉さん「京子ちゃん、小数点はなしにしてくれませんか?」

京子「これらの点数を平均して8.625点、四捨五入してヘルシーマーボーに9点!!」

お姉さん「わ、わかりました。9点という事でいいんですね?」

京子「アイヤー!!OK!!」

ウィスパー「京子ちゃんテンション高いですねぇ・・・」

さらにしばらくして

お姉さん「ハイッ、気を取り直して次の出場者!カレーハウスナマステですっ!」

ナマステの店長「ナマステー!野菜ごろごろカレーをドゾ!お肉とかナイヨ!スパイスもいっぱいネ!」

ドリアン佐藤「キャロット&ホーレンソーがグッ!!これは9ポインツあげちゃうぜ!」

雅代「なにこれ!いいじゃない!10点!!あとでレシピ教えてちょうだいよ!!」

お姉さん「おおっ!早くもタイヨー軒大ピンチ!?さあて!京子ちゃんは!?」

京子「この暑さの中でこの辛さ!汗かかせてヤセさせるパターンですな!カレーに10点!
   にんじん9点!ほうれん草のバランス10点!グリーンピースには5点だけど
   ご飯と一緒なら7点!カレーと一緒なら9点!」

お姉さん「京子ちゃん、食材ひとつひとつじゃなくて料理そのものに得点を・・・」

京子「あー!しまったー!ご飯の点数がつけられない!
   ご飯の点数つける前に完食しちゃったー!」

京子「う~・・・おかわりっ!!もう一杯!!!!」

お姉さん「あ、あのね!京子ちゃん!?審査だからね?食べ物のおかわりは・・・」

京子「カレーは飲み物じゃん、頼むよ~」

係員「は、はい・・・」

京子「お~!ありがとー!これで点つけられる!」

京子「なんて神々しいお米なんだ!!そして味も最高!
   このご飯なら悪魔の王のように辛いこのカレーもいくらでも食べれる!!
   この組み合わせに9点!ご飯の神々しさに20点!!」

綾乃(歳納京子~!!)

お姉さん「き、京子ちゃん!?10点満点中ですよ!?20点は・・・」

京子「10、9、10、5、7、9、9、20、平均して9.875点!
   四捨五入して野菜ごろごろカレーに10点!!」

綾乃「ちょっと!まじめに審査しなさいよ!」

お姉さん「なんと!3人中2人が10点という高得点となりました!!
     果たして、この得点を超えられる店は出てくるのでしょうか!?」



そしてY級グルメグランプリ終了、そのあとで

京子「あ、あかりも来てたんだ。いや~昼食代が浮いたな~。
   あと、ラーメンもお寿司もこれだけヘルシーなのは初めてだよ」

ウィスパー「京子ちゃん、かなり悪目立ちしていましたが・・・」

京子「でもやっぱり一番はカレーだったよ、あのスパイスは汗かいてヤセたい時にまた食べてみたいな。
   なるほど、あの店が優勝するわけだよ」

京子「あ、そうだ、団々坂の銭湯に寄ってこよーっと、銭湯までダーッシュ!!」ダッ

あかり「京子ちゃんどうして審査員に選ばれたのかな?」

あかり「あと、見に来てた杉浦先輩も池田先輩も仲良さそうにグランプリを見ていたね」

あかり「あ、ドリアン佐藤まだいる。声かけてみよう」

そして

あかり「あの・・・ドリアン佐藤さん・・・!」

ドリアン佐藤「ヘイ!ユー!!トゥデイは何の用だい!?」

あかり「えっとね・・・ドリアンさんはダンスのこと詳しいんですよね?」

ドリアン佐藤「オフコース!!ダンシングはミーの専門分野だぜ!」

あかり「じゃあダンスがうまくなる方法とかも・・・」

ドリアン佐藤「オーッ!ユーのソウル理解したぜ!ミーにレッスン受けに来たんだな!?」

あかり「え?レッスン!?」

ドリアン佐藤「ダンスレッスンさ!!ユーもやっちゃいなよ!!」

ドリアン佐藤「ドリアンズ・ダンスレッスン!!スタンバイ・オーケー!?
        これができなきゃダンスがうまくなる方法なんて身につかないぜ!」

あかり「じゃあ・・・やってみます!」

今日はここまでにします

ドリアン佐藤「そこの赤いキャッツ!ユーもやってみないかい?」

ジバニャン「ニャ?オレっちが見えてるのかニャン?
       オレっちももちろんやるニャン」

ドリアン佐藤「おおーっと、妖怪の場合はレッスン料として
        ダンシングスターをミーに渡してもらうぜ」

ドリアン佐藤「ところでキャッツ、ユーのレベルはいくつだい?」

ジバニャン「58だニャン。もうすぐ59になるところニャン」

ドリアン佐藤「レベルが50以上なら全てのコースを受けられるぜ。
        ちなみに、これがダンシングスターだぜ」

ウィスパー「あかりちゃん、あなたはダンシングスターを11個持っていますよ」

ドリアン佐藤「全てのコースを受けるならダンシングスターを合計10個支払ってもらうぜ」

あかり「では、ダンシングスターを10個払います」

ドリアン佐藤「オーケー!では、ガールもキャッツもレッツ!ダンシング!」

3時間後

ドリアン佐藤「オーーウ!!ナイスダンシング!!ベリーグッドなレッスンだったぜ!!」

あかり「疲れた~・・・」

ジバニャン「ニャンかカッコいいポーズを覚えられた気がするニャン」

あかり「ジバニャン物覚え早いね・・・1時間で一気にダンスをマスターしてたし・・・」

ジバニャン「オレっち、体を動かすのは大好きニャン。
       でも何よりも好きなのはあかりちゃんと一緒にいることニャン♪」

ドリアン佐藤「ユーはなかなかスジがあるな!レッスンを続ければプロにだってなれる!
        ミーのレッスンがないときもこのブックを読んでレッツスタディ!」

あかり「わあ、ありがとうございます」

ウィスパー「おおっ!なんかイイものをいただきましたよ!!」

あかり「これをワカメくんに渡そう」

ドリアン佐藤「ユーにはついでに2巻もあげちゃうぜ!」

あかり「ありがとうございます」

ウィスパー「では、ナギサキに行きましょう」

ナギサキに戻り

ワカメくん「僕のダンスには・・・いったい何が足りないんだー!?」

あかり「ワカメくん・・・これ・・・!」

ワカメくん「これは・・・?僕に・・・?」

あかり「うん、ぜひ読んでほしいものなんだ。
    人間が書いたものだけど参考になるかなーって」

ワカメくん「そうか、人間の・・・ありがたく受け取っておくよ」

ワカメくん「・・・・・」パラパラ

ワカメくん「・・・・・」パラパラ

ワカメくん「これは・・・!!」

ワカメくん「そういうことだったのか・・・!!」

そして

ワカメくん「今こそありのままのワカメ見せるんだ!」

ワカメくん「やらなきゃいけないのは・・・!この夢をかなえることだけ!!!」

数日後、再びナギサキヘ

あかり「あれ?ワカメくんどこだろう?」

あかり「ナギサキを見て回るよ」

そして

あかり「結局どこにもいなかったよ・・・明日もう一度見てくるよ」

ウィスパー「では、帰りますか?」

あかり「ううん、釣りでもしてみるよ」

しばらくして

ウィスパー「いっぱい釣れましたね」

あかり「じゃあそろそろ家に帰るよ」

あかりの家

ピーンポーン

あかり「はーい」


あかり「あ、京子ちゃん」

京子「おう、あかり」

京子「今日、一緒に結衣の家に泊まりに行かないか?
   ちなつちゃんは家の事情で行けないけれど・・・」

あかり「うん、でもそれなら先にお姉ちゃんにも言っておくよ、
    お姉ちゃんを心配させたくないし・・・」

京子「よーし、今日はお泊りだ!」

結衣の家

結衣「あかりも来たのか、今から夕食作るから待ってて」

あかり「うん」

京子「さーて、待ってる間なにしてよっかな~」

あかり「部屋に行ってみる?」

京子「賛成」

結衣の部屋

あかり「あ、うんがい鏡だ」

京子「私の家にもあるぞ。うんがい鏡のおかげで
   同居生活もよりできるようになったぜ」

あかり「はは・・・京子ちゃんと結衣ちゃんは二人で一つだね」

京子「あ、そうそう。この前綾乃の家に遊びにいったんだけど
   さすがに綾乃の家にはうんがい鏡はなかったよ」

京子「誰の家にでも泊まれるようになったと思ったんだけどな~」

少ししたあとで

結衣「夕飯できたぞ」

あかり「京子ちゃん、行こう」

京子「ああ」

今日はここまで

このSSにおける設定その8

・自転車はこのSSでは使えないので(電車、バスは使えるが)終始移動は徒歩になる

・キークエストは4人のうちの誰かがやればストーリーを進められる

というようになってます。自分自身このタイミングで今更感がするんだけど・・・

そのあと

結衣「さて、片づけしないとな」

京子「さて、私はシャワー浴びるか、あかりも一緒に浴びるか?」

あかり「いいよ、でもあかりにいたずらしないでよ?」

ウィスパー(いたずらですか?あかりちゃんが心配になってきましたね・・・)

京子「あー、冷凍庫にラムレーズンあるかな?デザート食べてから浴びよう」

あかり「じゃああかり、先にシャワー浴びるね」

京子「あいよ」


京子「おー、ラムレーズンだ。結衣わかってんじゃん」

結衣「お前本当に居候状態だな・・・皿洗い手伝ってくれないか?と言いたいんだが・・・」


浴室

ウィスパー「お湯を入れていないのですね」

あかり「うん、暑いから結衣ちゃんはお風呂を入れる必要がなかったんだね」

ジバニャン「オレっち、湯船につかりたいニャン」

あかり「うーん・・・」

あかり「あ、ジバニャンの大きさなら・・・」

あかり「ジバニャン、はい」

ジバニャン「ニャニャ~♪」

ウィスパー「桶を湯船として使ったのですね、そういえばあかりちゃん、

       浴槽にジバニャンを入れていましたからね。
       あかりちゃんは配慮がうまいですから自分の体を使ってジバニャンの足が届くようにしてますしね」

あかり「うん」

洗面所

京子「お、あかり、出てきたか・・・って、おい!!
   何でお前らも入ってんだよ!」

京子「ってかあかり、もしかして家でもこいつらと一緒にシャワー浴びていたのか?」

あかり「あ、それちなつちゃんにも同じ事言われたよ。あとお姉ちゃんにも・・・」

あかり「そのあと2人ともひどい目に遭わされたけど・・・」

京子「当たり前だろそんなの、というよりこの歳になってこの赤いのはともかく
   ウィスパーと入るというのはウィスパーの声的にもありえないぞ」

ウィスパー「えええええ!!?ありえないの私だけですか~!!?」

結衣「どうしたんだ?って、あかり、妖怪たちとシャワー浴びたのか?」

京子「ウィスパー、もしかしてあかりに変な事してないよな?」

結衣「京子、それお前だろ」

ウィスパー「とんでもありませんよーー!!」

あかり「あかり、パジャマに着替えるよ」

結衣「私は少しだけ部屋でゆっくりしてからシャワー浴びるぞ」

あかり「あかりは歯磨きしてから部屋に行くよ」

京子「歯磨き?じゃ、じゃあ私も歯磨きしてからシャワー浴びるよ。
   ってかあかり、歯磨きするときそばにいてくれ」

あかり「ええ?」

結衣「あいつこの前からずっとそうなんだ。
   京子のお母さんからも一人で歯磨きしようとしなくて変だという連絡があったしな」

あかり「そうなの!?あ、もしかして・・・」

結衣「私は部屋にいってるぞ」

バタン

ウィスパー「京子ちゃんに妖怪はとりついていないようですよ」

あかり「うん、わかってるよ、京子ちゃん、歯磨くなら先にやってもらっていい?」

京子「私?大丈夫かなぁ?と、と、とりあえず歯を磨くよ。
   ここ最近あいつ現れないから大丈夫かなと思ったんだけどやっぱり怖い・・・!」

シャカシャカ

京子「終わり、あ、あ、あいつ来ませんように・・・!!」

「虫歯にしてやろうか?」

京子「あああああああああ!!!!来たああああああああ!!!!」

虫歯伯爵「おまえ、見ない間に歯をみがいてばかりいるな。
     虫歯と共に生きる楽しさをもう一度思い知らせてやる!」

京子「わああああ!!助けてーー!!出てきて!私の妖怪たち!!」

あかり「京子ちゃん!あかりも行くよ!!京子ちゃんを虫歯になんてさせない!!」

バトル開始

おにぎり侍「今度は負けないでござる!!」

デビビラン1「疾風突きだ!」

おにぎり侍「ぐはっ!」

ズキュキュン太「ボクの出番だね、それ」

おにぎり侍「かたじけない」

虫歯伯爵「これでどうだ!」

おにぎり侍「しまった!!まともにくらったあ!!」ボオンッ

京子「わああ、いきなりやられた」

ムリカベ「ムーリー!」

デビビラン2「けっ、とりつかれるかよ」

京子「サークル回して妖怪の場所変えるよ」

あかり「京子ちゃんが危ない・・・みんな・・・早くしないと・・・」

ワルニャン「よーし、いっくぜー!!ツッパリ夜露死苦G!!」

デビビラン1・2「ぐわあっ!」

虫歯伯爵「くっ!まともにくらってしまった・・・!」

虫歯伯爵「だが、必殺技を使うか、そろそろ虫歯のよさを知る時だ」

デビビラン1「そうれ!」

デビビラン2「とお!」

虫歯伯爵「ぐうっ!お前ら!どこを狙っている!?」

ジバニャン「チャンスだニャン!」

虫歯伯爵「しまったあ!」ボンッ

ワルニャン「ニャろうめ!」

デビビラン2「ぐわ!」

ワルニャン「あー・・・しとめそこなった!なんでやられてくれねえんだよお!」

からみぞん「みぞん、電流流すよ」

デビビラン2「うわー」ボンッ

ワルニャン「ちっ、先を越されたか」

デビビラン1「おりゃあ!」

デビビラン1「ぐう!」

ワルニャン「こいつまた味方を攻撃したぞ」

ババァーン「ババーン・・・」

ワルニャン「あいつサボってやがる・・・」

けうけげん「けうけうっ!」

デビビラン1「ぐっ、まだまだ・・・」

ホノボーノ「最後はわたしが決めるボーノ!」

デビビラン1「があ」ボンッ

京子「あー勝てた。あかり、ありがとう」

あかり「倒したの3匹中2匹を京子ちゃんの妖怪だったね」

京子「あかりいなかったらまたやられてたよ」

あかり「虫歯にされなくてよかったね、京子ちゃん」

京子「ところで『2匹を』ってなに?『2匹が』じゃないのか?」

あかり「あ、また言い間違えちゃった・・・」

あかり「あれ?京子ちゃんの妖怪が・・・」

京子「おおっ!ムリカベとからみぞんとけうけげんが一斉に進化したぞ」

あかり「よかったね、京子ちゃん」

京子「でもあかり、おまえパーティーのレベル全員55以上かよ。
   私なんて全員30以下だぞ。結構進めたな、でもこれだけレベルが上がったら
   回復アイテムほとんど使わずに済むんじゃないのか?」

あかり「そんなことないよ、キュッピー使わない限りほとんどアイテム使っちゃうよ・・・」

京子「だよな、私はそのためにアイテムをいっぱい用意してるからな。
   アイテムは、使ってこそのアイテムだ」

京子「ん?何か落ちてるぞ」

あかり「あ、神けいけんちだまだ。虫歯伯爵が洗面所で必ず落とすものだよ」

京子「マジ?おにぎり侍に使ってみるよ」

すると

京子「うおお、今日だけで一気に4匹進化させたぞ」

京子「でもお願い、今の話、結衣には内緒にして」

あかり「え?どうして?せっかく安心して歯みがきできるようになったのに・・・」

京子「虫歯伯爵といったかな?そいつがこの玉を必ず落とすとか言ってたな、あかり」

あかり「うん」

京子「結衣がそんなの知ったらカモるに決まってるって!
   だいたいあいつのレベル一番高いやつなんか91だぞ」

あかり「えええええ!!!!??」

今日はここまで。
だが実際のゲームよりも被ダメージが大きいので
レベル云々ではないというのがこのSS・・・

翌日

あかり「結衣ちゃん、あかり、このうんがい鏡使ってナギサキまで行って来るよ」

結衣「ああ」

シューッ


京子「さーて、今日はいよいよ最終審査だ。これに受かれば・・・」

結衣「京子?どうしたんだ?」

京子「実はね~、この前からアイドルオーディションを受けて今日がいよいよ最終選考なんで~す」

結衣「お前、そこまで勝ち進んでいたのかよ!?」

京子「しかも、最終選考ではみんなの前で歌って踊るんで~す、思いっきり目立ってやるぞー!」

結衣「そんな軽い気持ちでアイドルやっていいのか?」

京子「オーディション開始まで少し時間あるけどもうそよ風ヒルズのステージ会場前に行ってるよ」

結衣「私も見に行くか。オーディションの時間になったら・・・」

そしてあかりはナギサキへ

あかり「ワカメくんいるかな?」

ナギサキ内を回る途中で

あかり「あ、コンブさん、メカブちゃん」

コンブさん「・・・あいつ遠いところに行っちまったな」

メカブちゃん「ええ・・・もう私達とは・・・何もかも違うのよ・・・」

あかり「え?遠いところ?」

メカブちゃん「・・・あなた。聞いてたの?いつの間に・・・」

あかり「うん・・・ワカメくんもしかして・・・」

コンブさん「ワカメくん?違うな、今のあいつはただのワカメじゃない、ワカメ☆スターだ」

あかり「あ、そういえばワカメくんは進化できる妖怪だったね」

メカブちゃん「私は・・・間違っていたのかしら?夢をあきらめてしまった私は・・・」

コンブさん「いや、あいつは夢を選び、俺たちは現実を選んだ。
       ただ選んだ道が違っていた。それだけさ」

メカブちゃん「そうね・・・」

あかり「ワカメくん夢をかなえたんだね・・・でも・・・
    コンブさんとメカブちゃんは・・・」

コンブさん「それにあいつの夢はもうあいつにとって現実なんだ。
       それぞれ別々の現実を歩んでいくのさ・・・」

メカブちゃん「ええ・・・でも・・・これで私たち3人の物語は・・・終わってしまったのね」

あかり「あ、団々坂の駄菓子屋でくじ引きしていこう」

団々坂

あかり「さて、店に入るよ」


少ししたあとで店の外では

胡桃「あ、あの時のネコさん」

フユニャン「あの時?オレ、君と会ったことあるか?」

胡桃「あ、なんでもない、なんでもない。人違いでした~」タタタ

フユニャン「さっきの女の子はいったいなんだったんだ?」

その頃かわしま商店では

あかり「駄菓子しか当たらなかったけどまあいいや、店を出よう」

店を出て

あかり「次どこ行こうかな?」

フユニャン「あ、あかり!ちょうどいいところに!」

あかり「あ、フユニャン、どうしたの?」

フユニャン「もう一度キミの力を貸してくれ!」

あかり「え?何があったの!?」

フユニャン「詳しい話は過去で話す。過去の七森町でまた会おう!」

シュッ

あかり「フユニャンどうしたんだろう・・・」

あかり「あ、ちなつちゃん!」

ちなつ「あかりちゃん、どうしたの?」

あかり「あかり、さっきフユニャンに会って、過去に来てほしいって言われちゃった。
    ちなつちゃんも一緒に来てほしいの!」

ちなつ「フユニャンと?過去ならケマモト駅のうんがい三面鏡の力で行くことになるわね」

ちなつ「あ、結衣先輩と京子先輩が向こうにいる。私、呼んでくるよ」

あかり「うん」

結衣「客席見た地点で受かってほしくないとは思っていたが
   まさか道間違えたと言って棄権の口実作っていたとは・・・」

京子「そうだよ~、私、女の子なら誰でもよかったんだよ。
   でもずっきゅ~ん☆とさせたい客がいなくてさ~・・・
   だからパスしちゃったよ・・・」

ちなつ「結衣先輩!京子先輩!あかりちゃんが呼んでいます!!」

京子「あ、ちなつちゃん」

結衣「あかりからの用事か・・・わかった。すぐ行く!」

あかり「あ、みんな!あのね、過去に来てほしいんだ!!
    フユニャンが待ってるから。何か力を貸してほしいことがあるみたいだけど・・・」

ちなつ「早くケマモト駅に行きましょう!」

結衣「?、何か一大事でもあったんだな」

京子「波乱の予感がするなこれ」

そして過去へ

結衣「フユニャンいないようだが?」

京子「フユニャンどこだ?」

ちなつ「あかりちゃん、フユニャンはどこにいるの?」

あかり「あ、フユニャンは七森で待ってるんだったね」

京子「七森だったら汽車でいけるよ」

あかり「あ、汽車来た」

結衣「急ごう」

ちなつ「はい」

あかり「あかり、この汽車に乗るの初めてだよ」

今日はここまで

過去の七森町

あかり「ここが過去の七森町かぁ~」

結衣「いいや、ここも異世界だと思うぞ」

京子「私、この町をぐるーっとまわった事あるから道はある程度知ってるよ」

ちなつ「だからといってバーっと行かないでくださいよ」

あかり「あ、フユニャンいた」

フユニャン「みんなで来たのか、思いのほか早くて助かったぞ」

あかり「ねえ、いったい何があったの?」

フユニャン「妖怪の世界には元祖と本家の二大勢力が存在する。その二つのグループは同じくらいの大きさで
       仲良くはなかったが大きな揉め事もなく穏やかに過ごしてきたんだ」

フユニャン「だが・・・周りを見てくれ」

あかり「あっ、妖怪さんたちが・・・!」

ちなつ「何があったのですか?」

京子「けんかしてるな・・・」

結衣「気になるな」

フユニャン「元祖と本家の仲が急に悪くなってきたんだ!このままでは全面戦争になる、
       今すぐにでも大合戦が始まりそうだ。こんなことは今までなかったはず・・・」

フユニャン「オレはそう考え、いろいろと調べてきた。だが手がかりは何一つつかめていない」

あかり「あ、それより早くけんかをやめさせないと・・・!」

フユニャン「ムダだ!やめろ!団々坂の向こうにある平釜平原という場所で起きつつある
       戦争を止めない限りはこのけんかは止められないぞ」

あかり「そんなぁ・・・」

フユニャン「オレが場所を案内するぞ。ついてこい」

ごらく部一同「うん」

その途中で

京子「あれ?何があったんだ?」

兄さん「君たち、ちょっといいか?」

京子「ん?」

兄さん「あのじいさんたち、海の幸と山の幸どっちがうまいかでケンカしてんだよ。
    道の真ん中じゃ人の迷惑になるって言ってんのに聞かなくてな・・・
    ほっとくわけにもいかねえし・・・」

結衣「確かに・・・

兄さん「わりぃがケンカを止めるの手伝ってくれないか?」

京子「私達も急いでんだけど迷惑となればほっとけないな。
   よーし、我らごらく部が止めて見せましょう!」

ちなつ「京子先輩もですがあのじいさん達本当に大人げないですね・・・」

あかり「でも海の幸も山の幸もおいしいですよね!」

兄さん「そうだけどさ・・・君たち、じいさん達に一言・・・」

海好きじいさん「なんじゃ?さっきの話聞こえたぞ」

山好きじいさん「おじょうちゃんが山の幸がうまいとか言ってたの」

海好きじいさん「なんじゃと!?女の子は海の幸がうまいと言ったんじゃ!!」

結衣「ん?このおじいさん達・・・ケマモト村の子供達と雰囲気が似ているような・・・」

ちなつ「あ、私もそう思います。カブトムシとクワガタのときもこういう感じでした」

京子「これはひょっとするとアイテムひとつで解決しちゃうパターンかな?」

結衣「あ、だったら・・・」

結衣(えんえんトンネルの自動販売機で手に入れた極上の食べ物を今こそ・・・
   あと早くバトルでレア妖怪達の威力を使って敵の妖怪達をぶっつぶしたい・・・)

結衣「海の幸と山の幸の両方のよさを分かってもらうために
   おじいさん達が納得しそうなものを持ってきました」

海好きじいさん・山好きじいさん「なんじゃと!?」

結衣「これです」

海好きじいさん「これはマツタケ・・・くうう・・・!なんとうまそうなものじゃ・・・」

山好きじいさん「これは極上マグロ・・・マグロには負けたわい・・・」

海好きじいさん「じゃがわしにはやっぱり海の幸じゃな」

山好きじいさん「わしにはやっぱり山の幸じゃ」

ごらく部一同「えええええ~!!?」

海好きじいさん「マツタケには負けれんな、まずはナギサキにでも行って
          一大ブームメントを起こしてやるかの~」

山好きじいさん「ならこっちもケマモトにでも行って一大ブームメントを起こしてやるわい」

海好きじいさん・山好きじいさん「さあ!ブームよ!起これー!!」ダッ

兄さん「やれやれ・・・あれでよかったのやら・・・」

兄さん「あ、君たち、ありがとな。これはお礼だ」

あかり「わあ、妖怪コインだ」

ちなつ「ありがとうございます」

京子「じゃ、予定変更でおおもり山でガシャ回すか」

結衣「また寄り道か・・・」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

おおもり山

京子「地形は違っているけど妖怪ガシャはここにもあるよ」

あかり「どんなの出てくるのかな~。あかり、楽しみだよ」

結衣「だが時間がないぞ、合戦始まったらなんて考えると・・・」

ガシャを見つけてまわす。そして

あかり「妖怪さん出てこなかったよ・・・」

京子「私もアイテムしか出てこなかった、でもアイテムをたくさん持っていこう」

結衣「私が一番ろくなの出なかったんだけどな。妖怪は化け草履だったし・・・」

ちなつ「最後は私の番ですね、行きます!」

そして

結衣「神けいけんちだまを2回連続で!?ちなつちゃんすごい強運の持ち主だな」

ちなつ「残りはこのピンクのコイン1枚だけですがこのコインを入れて・・・えい!」

ガシャッ

ちなつ「あ、妖怪出てきた」

あかり「河童さんかな?」

京子「でもなんか微妙に違う気がするけど?」

結衣「これ水虎じゃないのか?私、えんえんトンネルでこいつと何回も戦ったぞ。
   仲間にはできなかったが・・・」

あかり「結衣ちゃんまたえんえんトンネルに行ったんだ」

結衣「何回も出入りしたよ。とてもいい場所を見つけたな」

結衣「気づけば真夜中になったってことが2日連続であったよ」

結衣「ちなつちゃんまさか妖怪ガシャでSランクの妖怪を当てるとは・・・」

ウィスパー「あかりちゃんの持ってるなまはげもSランクの妖怪でしたね」

京子「って、Sランクの妖怪持ってないの私だけ~!?」

京子「でもいけるはず。私のパーティー6匹中4匹がAランクだし・・・そして全員C以上だし」

ちなつ「私、こんなすごい妖怪当てたのですか?」

ボオン

あかり「あ、ガシャが消えちゃった・・・」

ちなつ「あ、私、妖怪入れ替えてきます。でもキュッピーどこにいるのですか?」

フユニャン「確かキュッピーは駅の北側のバス停の近くにいたな」

結衣「急ごう」

あかり「あかりは妖怪変えないけど妖気を回復させていくよ」

七森町に戻って

ちなつ「さて、水虎を入れたことだし、神けいけんちだまを2つ水虎に使うよ」

京子「なんというバランスブレイクアイテムなんだこれ・・・」

京子「あ、フラワーロードでアイテム補充してから平釜平原に行こう」

結衣「京子が一番アイテムを無駄に使っているな・・・」

そしてひがん山トンネルへ

フユニャン「ずいぶんと寄り道をしてしまったようだが大丈夫だったのか?」

京子「大丈夫だって、もし合戦が始まってたらそれこそ私達ごらく部の出番だよ!
   ごらく部は今!異世界の救世主になるんだ!!」

ちなつ「七森町すら守れない京子先輩が何を言うのですか、
    あの時は私もやられてしまいましたが・・・」

あかり「でもこの世界を救えるのはあかり達だけだよ」

結衣「もうすぐトンネルを抜けるぞ」

フユニャン「平釜平原に着くぞ」

平釜平原

京子「平釜平原にとうちゃ~く」

りせ「・・・・・」

京子「って、えええ~~!?か、か、会長!?」

ちなつ「どうしているのですか?」

結衣「西垣先生と一緒じゃなくて一人でここに?」

結衣「あと、会長のとなりにいる妖怪はえんらえんらだな、それと、合戦もう始まってる・・・」

えんらえんら「あ~ら、あなた達は~?あなた達もこの合戦を?」

えんらえんら「人間達がここから先へ行ったら危険よ~ん」

あかり「でもこの戦いをどうしても止めさせたい!!」

りせ「・・・・・」

えんらえんら「あなた達、この子からお願いしたいことがあるわよ~」

ごらく部一同「え!?」

りせ「・・・・・」

えんらえんら「『君たちならもしかしたらこの合戦を止めさせることができそうだから
         この合戦を止めさせて、早くしないと誰も止められなくなるよ』らしいわ~」

京子「え!?」

ちなつ「会長の言葉がわかるのですか?」

京子「私達は全然わからないんだけど・・・」

あかり「この妖怪さんどうして会長の言葉がわかるんだろう・・・」

ブオオオオ

フユニャン「両軍総攻撃をかけてきたらしいな」

あかり「大変!!みんな!!早く行こう!!!」

りせ「・・・・・」

えんらえんら「あなた達の成功と無事を祈るわ~ん」

あかり「うん!あかり達でこの戦いを止めてみせるよ!無茶といわれたって
    止めなきゃいけないものがあるならみんなの力を合わせて止めに行くよ!」

フユニャン「オレはいったん別行動をとらせてもらう。
       妖怪大合戦の真相を探るためにいろいろと調べてくる、お前達、頼んだぞ!」

あかり「うん、フユニャンも無事でいてね」

フユニャン「分かった」

ドロン

京子「では、行くか!」

結衣「みんな、ちょっといい?」

あかり「結衣ちゃん、どうしたの?」

結衣「4人で同じところに行くよりも二手に分かれて行動した方が早いんじゃないのかな?
   あとで合流する予定でいるよ。私は京子と一緒に行く」

あかり「・・・とにかく、時間ないしあかりはもう行くよ!」

ちなつ「あかりちゃん、だったら一緒に行こう」

あかり「もちろん!」

京子「結衣、私達も行くよ」

結衣「ああ、できるだけ多くの妖怪を倒していこうか」

京子(う・・・なんか嫌な予感・・・)
   

今日はここまで

そして

だっせんしゃ「いくぞー!!」

一つ目小僧「今のオイラならいける!」

あかり「みんな!!争いなんかやめて!!」

だっせんしゃ「ぬ?乱入者か?」

一つ目小僧「誰が来たって倒してやるぞ~」

だっせんしゃ「ならお前から倒してやる!」

ちなつ「わわ、一斉に襲ってきた!」

あかり「ちなつちゃん、いくよ!」

ちなつ「当たり前でしょそんなの!」

バトル開始

だっせんしゃ1「大砲発射!」

ワルニャン「ぐおーっ!」

ワルニャン「よくもやりやがったな!」

だっせんしゃ1「なにっ!?」

ししコマ「加勢するぞ」

とらじろう「兄さんには負けられない!」

だっせんしゃ1「集中攻撃かよー!」

水虎「はあ!!」

だっせんしゃ1「ぐおーっ!」ボンッ

あかり「ちなつちゃんの妖怪たちすばやいなぁ」

ウィスパー「すばやさを大いに活かせる陣形を発動させていますからね、
       あかりちゃんもすばやさと攻撃力を活かせる陣形を発動させてるじゃないですか」

あかり「あ、そうだったな、今はすばやさが上がっているね」

ウィスパー「ちなつちゃんは本来怖いものが苦手ですが妖怪の使い方がうまいですね」

あかり「敵が攻撃してきた!」

だっせんしゃ2「大砲発射だ!」

一つ目小僧「オイラもいくぞ~!」

水虎「うお!二人とも俺を狙ってきたか!あっぶね・・・」

ババァーン「ババン!」

ちなつ「水虎ナイス回避」

ジバニャン「ししコマたちに遅れをとるわけにはいかニャいニャン!ニャー!」

一つ目小僧「しまった!まともにくらってしまったぞ~」

水虎「今だ!!大河の暴れ水!!」

一つ目小僧「わああああ!」ボンッ

ししコマ「れんごくの術!」

とらじろう「正拳突き!!」

だっせんしゃ2「まだまだ・・・」

ワルニャン「お、ご苦労、とどめはオレ様に任せろ~」

だっせんしゃ2「ダッセーン!!」ボンッ

あかり「勝ったね」

ちなつ「最初はこんなものよね、でも休んでる暇なんかないよ!」

あかり「早く戦いをやめさせよう」

しばらくして

あかり「妖怪達もだんだん強くなってきてる・・・」

ちなつ「私達の妖怪達も結構手こずってきてるしね」

あかり「あ、あっちにも争っている妖怪さんが・・・!
    この妖怪たち倒したら京子ちゃん、結衣ちゃんと合流しよう」

ちなつ「うん」

そして

ちなつ「妖怪達のHP回復させないと」

あかり「うん」

あかり「さて、合流に向かうよ」

ちなつ「結衣先輩にも私の活躍を見せたかった・・・」

一方その頃

元祖妖怪一同「ぐわあああっ!!」

本家妖怪一同「ぎゃああああ!!」

結衣「多くの妖怪を倒せたが京子の妖怪のレベルを考えるとまだまだ倒し足りないな」

京子「結衣~!倒しすぎだって!確かに私の妖怪達のレベルを5つも上げれたけど
   これくらいあげればもう十分だよ」

結衣「まだいる・・・獲物~!!」

京子「わわわ・・・妖怪たちが結衣の犠牲に・・・」

結衣「よし、いったんみんなと合流しに行こう」

京子「・・・そうだね」

今日はここまでにします

そして

あかり「あ、京子ちゃん、結衣ちゃん」

京子「あかり、ちなつちゃん」

あかり「妖怪達に争いをやめるように言ったけど一向に話を聞いてくれなくて・・・」

ちなつ「まだ戦う必要がありそうです」

結衣「ここからは4人一緒に行動しよう、次は本隊がやってくる。
   4人一緒に正念場を乗り切ろう」

結衣「元祖および本家妖怪に多大なる損害を与えてしまったしな・・・やむをえなかったとはいえ・・・」

京子「って、その状況作ったの結衣でしょ!通った場所には草木一本残らないような勢いで妖怪なぎ倒していったし・・・」

ちなつ「結衣先輩はすごいです」

京子「いや、それほめるところじゃないから」

あかり「みんなで力を合わせよう」

ちなつ「結衣先輩とならどこまでも」

京子「結衣の奴もう獲物を狙うケモノのようだよ・・・」

ザッ

あかり「えっ!?」

結衣「なに!?もう来たのか!」

京子「わ~囲まれてるよ~」

ちなつ「ど、ど、どうしよう・・・」

土蜘蛛「貴様らか、大合戦に乱入してきた人間どもは」

大ガマ「ずいぶんハデにオレの仲間をやってくれたもんだな」

ウィスパー「わわわ・・・!元祖、本家両方の大将がやってきましたよ・・・」

オロチ「人間よ、部外者の分際で土蜘蛛様に刃向かうのか?」

キュウビ「大胆だねぇ・・・両軍を相手にするなんて・・・」

土蜘蛛「乱入者め!貴様らから始末してくれる!!」

大ガマ「ソッコーでケリをつけてやるぜ!!」

あかり「みんな!お願い!妖怪同士で争うなんてやめて!!」

土蜘蛛「なに!?」

大ガマ「なんだと?」

あかり「どうして・・・どうしてみんなで争いあうの?
    これ以上みんなが傷つくのを見たくないよお!!」

土蜘蛛「吾輩はあの日の決着を今日つけると決めていた・・・」

大ガマ「それはオレの台詞だぜ、土蜘蛛さん」

あかり「お願い!!あかりの話を聞いて!!」

土蜘蛛「我ら元祖は本家の連中が気にくわんのだ!」

大ガマ「オレ達だって元祖のヤツらが気にいらねえんだよ!」

オロチ「という訳だ」

キュウビ「今、人間の話なんて聞いてられないんだよね」

土蜘蛛「人間よ!連中は流行りものにのるばかりで古き良き伝統をバカにしている!」

大ガマ「言ってくれるね!そんな古臭い伝統とかにこだわって新しいものに目を向けようともしない
    おめえらこそ十分に気に入らねえんだよ!!」

オロチ「古臭い・・・だと!?」

キュウビ「キミたち元祖の者は時代遅れだねぇ~」

土蜘蛛「おのれ!長年語り継がれてきた良き伝統をそういうか!」

オロチ「歴史ある伝統に対する侮辱、許すまじ!!」

結衣「まずいぞ・・・私達の声が届いてない・・・」

京子「げえ~!!絶体絶命じゃん!!」

ちなつ「逃げ場もないですし・・・」

土蜘蛛「者ども!かかれ!!」

大ガマ「おめえら!いくぜ!!」

元祖・本家妖怪一同「おおーっ!!」

あかり「みんな、やめてーっ!!」


土蜘蛛・大ガマ「ぐっ・・・!!」

あかり「え?」

結衣「これは・・・」

京子「いったいどうなってんだ?」

ちなつ「今、両軍の大将が味方に攻撃されましたよね!?」

今日はここまでにします

土蜘蛛「おまえら・・・」

大ガマ「なんでオレを攻撃するんだよ!敵はあっちじゃねえかよ!!」

ドロン

フユニャン「これは・・・」

オロチ「血迷ったか!なぜ土蜘蛛様を・・・!」

キュウビ「一体なにが起きているのかな?」

フユニャン「土蜘蛛!大ガマ!オロチ!キュウビ!やつらはお前らの仲間じゃない!!」

フユニャン「」シュッ

フユニャン「」ボゴッ

あかなめ「げふっ・・・!」

あかり「え!?どういうこと!?」

シュウウウウッ

結衣「・・・!あかなめが・・・!」

京子「わああ!よりによって怪魔かよ!」

ちなつ「こんなところにまでいたのですか!?」

フユニャン「みんな!気をつけろ!!怪魔はこいつだけじゃないぞ!!
       出てこい怪魔ども!!正体を現せ!!」

ドロロロロン

あかり「えええええ!!?」

土蜘蛛「なんだと・・・!?」

オロチ「我らを除く全ての者が怪魔だったとは・・・!」

大ガマ「しんじらんねーぜ!」

キュウビ「まさかこんなことになろうとはね」

「ヒッヒッヒ、おどろいたかい?」

ドロン

フユニャン「キン!ギン!バカな・・・!おまえたちは・・・!!」

キン「残念じゃったな」

ギン「我らは何度でもよみがえる。モトジメ様のお力でな!」

フユニャン「モトジメ様だと?まさか・・・!」

「人間と妖怪にとりつき、いがみ合わせてゆくゆくはほろぼしちゃおう計画、
 これをジャマする者はみ~んなやっつけちゃうのだっヨ~ン!」

ドオオオオオン

フユニャン「トキヲ・ウバウネ!!」

京子「フユニャン、こいつ知ってんの?」

フユニャン「ああ、ヤツは怪魔をたばねる長だ!」

フユニャン「どうやらあいつがこの合戦を引き起こした張本人だったようだ」

ごらく部一同「えええええ!?」

ウバウネ「さ~て、怪魔達、アイツらをやっつけるのだっヨ~ン!」

オロチ「そうはさせない!!」

キュウビ「ボクたちを計画の道具にしたことを後悔するといいよ!」

ドドドドドドン

あかり「わあ・・・すごい・・・」

結衣「手下の怪魔が一瞬で全滅したな」

ウバウネ「アタクシの仲間達が・・・」

大ガマ「さあ!次はテメーがそうなる番だ!!」

土蜘蛛「怪魔を使い、元祖と本家を争わせた報い、その身で受けてもらうぞ!」

ウバウネ「だ~が、詰めが甘いのだっヨ~ン」

シュッ

厄怪「チュチュチュ~」

ビュグッ

土蜘蛛・大ガマ「ぐっ!」

土蜘蛛「吾輩たちの一撃を止めるとは・・・!」

大ガマ「テメー!何モンだ!」

フユニャン「あいつは厄怪!ウバウネの手下の上級怪魔5幹部の一人だ!」

ウバウネ・キン・ギン「」ドロン

フユニャン「あっ・・・!」

大ガマ「あの野郎・・・!説明の途中で・・・待ちやがれ!!」

キュウビ「大ガマ!危ないよ!!」

厄怪「チュ♪」

シュッ

キュウビ「くっ!いつの間に・・・!」ボンッ

大ガマ「キュウビ!!」

厄怪「よそ見してる場合かな?」

シュッ

オロチ「しまった!!」ボンッ

土蜘蛛「オロチ!くっ・・・!なんてことだ!」

ウィスパー「ああ・・・元祖・本家両軍の大将が苦戦していますよ~!!」

厄怪「言っておくよ、きみたちのようなノロマ妖怪じゃぼくには勝てないよ」

シュッ

厄怪「ぼくのおもちゃとしてつきあってもらうよ」

土蜘蛛・大ガマ「・・・・・」

土蜘蛛「こうなったら・・・大ガマ!」

大ガマ「ああ!いくぞ!土蜘蛛ォォ!!」

バシュウウウウ

厄怪「チュチュ!?何のマネだっチュ?」

大ガマ「おしゃべりがすぎたな、小僧」

土蜘蛛「こやつは吾輩たちが結界に閉じ込める!お主らはその間に早く逃げろ!!」

あかり「でも・・・」

フユニャン「ここは彼らの言うとおりにしよう。
       今のオレたちが戦っても全滅するだけだ」

結衣「くっ・・・!撤退するほかないか!」

ちなつ「これじゃどうしようもありませんね」

京子「どうすりゃいいんだよ~!」

フユニャン「まずはキウチ山に行ってみよう。あの山には伝説の最強妖怪、
       マスターニャーダがいる。彼の力を借りるしかない!!」

京子「お、伝説の最強妖怪だってさ」

結衣「だが伝説となるといつもはいないんじゃないのか?
   もしもそうなら徒労に終わるぞ」

フユニャン「だが行ってみるしかない!もしいなくてもマスターニャーダは最近

       この町中に顔を出しているらしい。
       ・・・長話が過ぎてしまったがとにかくキウチ山へ急ぐぞ!!」

ちなつ「はい!」

京子「逃げろー!」

タタタタタ

あかり「・・・・・」

ウィスパー「ちょっと!あかりちゃん!何立ち止まっているのですか!!早く逃げないと・・・」


今日はここまで

ビュッ

大ガマ「しまった!」

土蜘蛛「吾輩とした事が・・・!」

厄怪「チュチュチュ~、それでぼくを封じ込めたつもりかな~♪」

厄怪「チュ♪」

大ガマ「チイッ!」

土蜘蛛「無念・・・!」

あかり「みんな・・・!」

シュッ

厄怪「あれ~?きみまだいたんだね、次はきみの番だよ」

あかり「この戦いが避けられないことはわかっていた。
    みんなが怪魔にやられていくのをあかりはだまって見られない!」

あかり「彼らには逃げろと言われたけどそれでは彼らが危ないと思っていたよ」

あかり「だからあかりは逃げなかったんだよ、できればみんなであなたと戦いたかった・・・」

あかり「あかり、あなたを絶対に許すわけにはいかない・・・!」

厄怪「面白い事を言うっチュね」

あかり「もしここで逃げていたらみんなやられてこの平原が怪魔達に支配されていたかも知れない。
    だから・・・それを考えると逃げようとしたって足が動かない・・・」

あかり「あかりが逃げたことでこの世界が怪魔のものになってしまったと考えるのが怖くて
    ここから逃げることができないんだ!足が動かないのはあなたが怖いからじゃないよ!」

あかり「もしあかり達があなたに遠く及ばないとしても
    あかりの大切な友達を逃がすための時間稼ぎなら・・・できるはず!」

厄怪「やっぱりぼくが怖いんじゃないの~?」

あかり「だったら最初から尻尾を巻いて逃げてるよ!」

スッ

ジバニャン「オレっちも逃げるつもりはないニャン!」

あかり「あかりの妖怪たち、出てきて・・・!」

ボン

あかり「怪魔の魔の手からみんなを助けて!」

ウィスパー「まさか正面から怪魔に挑むつもりで?」

あかり「このままじゃフユニャンも京子ちゃんも結衣ちゃんもちなつちゃんもあぶなくなるよ!
    遠くに逃げても必ず安全になるというわけでもないし・・・」

ジバニャン「だったらウィスパーだけ逃げるといいニャン」

ウィスパー「なんですと~!?じゃあ私もサポーターとして戦います!!」

ジバニャン「ウィスパーのは見守り人の間違いニャン」

あかり「みんな!ケンカしてる場合じゃないよ。早く怪魔を止めよう!」

厄怪「ムチャだねぇ~ぼくに挑むなんて・・・ぼくのおもちゃとしていっぱい遊んであげてね~」

ほんのわずかしかかけなかったけど今日はここまで

このSSにおける設定その9

・フユニャンは怪魔一族と面識ありという設定

設定説明は以上、まだあるかもしれないけど・・・

バトル開始

ワルニャン「ニャろうめ!オメエは遠慮なくボコってやるぜ」

厄怪「それで当てたつもりかな?」

ワルニャン「なに~!?ぐわあ!」

ババァーン「ババーン!」

厄怪「チュチュ?回復役がいるんだね、ならこれでどうだ」

ババァーン「ババン・・・」

あかり「とりつかれちゃった?」

ジバニャン「ニャア・・・」

ワルニャン「なんだよこれ・・・!」

ジバニャン「身体が動かニャいニャン・・・」

ワルニャン「くそ・・・」

ババァーン「ババァン・・・」

あかり「大変!後ろに回さなきゃ」

厄怪「じゃ、必殺技使うっチュ」

あかり「ジバニャンのおはらい完了。次は・・・」

ウィスパー「あかりちゃん!敵が必殺技使おうとしていますよ!」

あかり「あ・・・だったらアライ魔将に必殺技使わせよう。サークルを少し動かしたあとで・・・」

厄怪「厄介な呪いっチュ!」

なまはげ「グッ・・・!」

ババァーン「ババン・・・」

アライ魔将「がっ・・・!」

厄怪「そ・し・て」

シュシュシュッ

アライ魔将「なに!?ぐわあ!!」ボオンッ

あかり「あー、必殺技封じられた・・・じゃあワルニャンのおはらいを急ごう」

厄怪「チュチュ~♪」

なまはげ「ナンテスピードダ・・・!グハア!!!」ボオンッ

あかり「よし、おはらい完了」

ババァーン「ババァーン!!」ボオンッ

あかり「あと3匹に・・・あの瞬間移動をどうにかしないと・・・」

厄怪「」シュッ

和田どん「わあ~っ!速すぎるドン!」

厄怪「それ、もう一発」

ジバニャン「させニャいニャン!」

厄怪「じゃ、きみにも一発・・・」

あかり「ジバニャン!危ない!!」

ジバニャン「ニャアー!!」

シュシュッ

厄怪「ぼくには勝てないよ。なんせぼくはエリート怪魔なんだから」

ワルニャン「この野郎・・・!バカにしやがって!!」

あかり「みんな!このままじゃ危ないよ!」

厄怪「チュチュ~」

あかり「みんな~!!」

ダッ

あかり「がああっ!」

ジバニャン「あ、あかりちゃん・・・!あかりちゃーん!!」

ウィスパー「なんということでしょうか・・・!」

厄怪「チュチュ~、自分からやられにいくなんてほんとバカだね~」

ジバニャン「あかりちゃんは・・・あかりちゃんはオレっちをかばってくれたんだニャン!
       あかりちゃんをバカにする人は誰だろうと許さニャいニャン!」

厄怪「ま、怪魔にたてつく事自体がバカなことだけどね~」

ジバニャン「うるさい!ニャーーー!!」

厄怪「」シュッ

ボゴッ

ワルニャン「ぐわーっ!オレ様に当たってるっての!何しやがる!」ボゴッ

ジバニャン「ニャーっ!」

ウィスパー「ちょっとお!仲間割れしてる場合じゃないですよお!!」

和田どん「ケンカはよくないドン!」

厄怪「チュチュ~、仲間割れなんてもう終わったっチュね~」

厄怪「司令塔の人間を失った妖怪なんて楽勝だね、チュチュ~」

ジバニャン・ワルニャン「ニャーッ!」

厄怪「同士討ちを見るのは楽しいっチュ」

ウィスパー「こうなったら私があかりちゃんの代わりに妖怪ウォッチで・・・」

厄怪「」シュッ、ボゴボゴッ

ウィスパー「がっ・・・!」

厄怪「チュチュ~、きみはなにしようとしていたのかな~?
   ぼくにはお見通しだよ~」

ウィスパー「これでは・・・おはらいもアイテムも必殺技も使えない・・・!
       でも・・・万事休すとは認めませんよ!」

厄怪「やれやれ、ほんとにバカだね~。あ、あのケンカをそのままにしてもいいのかな?」

ウィスパー「ああっ!早く止めないと・・・!」

厄怪「チュチュ~、つぶしあいに巻き込まれるといいよ~」

厄怪「さて、みんな消えてしまったあとは・・・この子の持ってる
   妖怪ウォッチを消し去るだけっチュね」

ボガッ、ボゴボゴバキッ

厄怪「チュチュ~、もっと殺し合うといいよ、本当に楽しい気分っチュ♪」

今日はここまで

和田どん「みんな!やめるドン!」

ワルニャン「おめえは引っ込んでな!」

和田どん「ドンギャーッ!」

ウィスパー「ちょっとお!見方同士で争ってる場合じゃ・・・」

ジバニャン「ニャにー!?」

ガシッ

ジバニャン「ウィスパーに指図されたくニャいにゃん!」

ジバニャン「そうりニャああああ!!」ブンブンブン

ウィスパー「あ~れ~!」

ワルニャン「お、ジャイアントスイング面白そうだな、よ~し、オレ様も・・・」ボガッ

和田どん「ぎゃ!」

ワルニャン「」ガシッ

ワルニャン「こうすりゃ投げれるぜ」

ブンブンブン

和田どん「あ~れ~だドーーーーン!」

厄怪「チュチュチュ~♪あいつらもう終わりっチュね~♪」

グルグルグルグル・・・

厄怪「しまった・・・奴らを見てたらつい・・・」フラフラ

ジバニャン「え~い!!」

ウィスパー「あ~~!!」

厄怪・ウィスパー「ぎゃ!」

ワルニャン「そうれ~!」

厄怪・和田どん「ぎゃああ!!」

厄怪「」ピクピク

ジバニャン「ふぅ、すっきりしたニャン」

ワルニャン「な~んて思うなよォ!オレ様に一撃をくらわせた代償は高くつくぜ」

ジバニャン「ニャに~!?」

ワルニャン「・・・でもさ、いちいち張り合ってもラチあかねえしよぉ。
       怪魔の野郎を先にぶっ倒したほうが勝ちってことでどうよ?」

ジバニャン「その話、のったニャン!」

ワルニャン「さて、怪魔の野郎は・・・」

ジバニャン「チャンスだニャン!ぐったりしてるニャン」

ワルニャン「なに~!?くっそー!出遅れた!」

ジバニャン「そうりゃあ!」

厄怪「ぐわっ!」

ワルニャン「オレ様も行くゼー!」

厄怪「わああああ!」

厄怪「」シュッ

厄怪「くっそー!ウバウネ様に言いつけてやる~!おぼえてろ~!」ボンッ

ワルニャン「ちっ、とどめをさせなかったか・・・」

ジバニャン「でも何とか勝てたニャン」

ワルニャン「勝負チャラになっちまったなぁ・・・結局オレ様達の手で倒せなかったしよ。
       最後の最後で瞬間移動により怪魔の野郎を取り逃がしちまったしさ・・・」

ウィスパー「う~ん・・・」

和田どん「ど・・・ドン・・・」

ジバニャン「でもオレっち達の勝利に変わりはないニャン」

ワルニャン「お、あいつら起きやがったぜ」

ジバニャン「あ、本当だニャン。ウィスパーとどんちゃんが起きたニャン」

ジバニャン「あー!そういえばあかりちゃん・・・!」

ワルニャン「あー!そうだった!!」

ウィスパー「どうしましたか?」

和田どん「けんかはもうやめたのカッ?」

ジバニャン「それどころじゃないニャン!あかりちゃんが心配になってきたニャン!
       あかりちゃんはオレっちをかばって・・・」

ウィスパー「あー!そうでした!!」

シュッ

ウィスパー「あかりちゃん!あかりちゃん!!」

ウィスパー「目を覚ましてくださあああい!!」

あかり「・・・・・」

あかり(・・・みん・・・な・・・)

『あかりちゃん!あかりちゃん!!』

あかり(みんなの・・・声が・・・)

ウィスパー「あかりちゃん!!聞こえていますか!?」

ジバニャン「あかりちゃん!大丈夫かニャン!!死んじゃいやだニャーン!!」

あかり「(パチッ)みんな・・・」

ジバニャン「あ・・・あかりちゃん・・・」

ジバニャン「よかったニャーーーン!あかりちゃんが目を覚ましてくれたニャン・・・」

ウィスパー「あかりちゃんが無事でよかったでうぃす」

あかり「・・・あっ、怪魔は?もしかしたらあかりが倒れている間にみんな・・・」

ジバニャン「怪魔ならもう倒したニャン」

ジバニャン「それと・・・あかりちゃん・・・」

あかり「?」

ジバニャン「さっきはありがとうニャン」

あかり「ジバニャン・・・」

ジバニャン「あかりちゃんの思いをムダにはしなかったニャン」

あかり「みんな・・・迷惑かけてごめん・・・」

あかり「あかりね、みんなを守りたくて・・・みんながやられていくのを黙って見てられなくて・・・」

あかり「そのあとの記憶がなかったんだけど・・・」

あかり「・・・うっ・・・ううっ・・・」ポロ

ジバニャン「ニャ?あかりちゃん?」

あかり「もしかしたら・・・みんなやられて・・・」ポロポロ

あかり「ぐすっ・・・あかりのせいで・・・」ポロポロ

あかり「平釜平原が怪魔に支配されちゃったのかも・・・」ポロポロ

あかり「知れなかったの・・・!」ポロポロ

あかり「みんな・・・心配させてごめんね・・・」ポロポロ

あかり「あかり・・・みんなのことが大好きだよお!」

あかり「ううっ・・・」ポロポロ

あかり「いつまでも一緒に・・・笑っていようね・・・」ポロポロ

ウィスパー「あかりちゃんの仲間思いには私も執事として感激でうぃす!」

ワルニャン「言ってくれるじゃねえか、それでこそオレ様のダチだぜ」

和田どん「ボクもみんなのことが大好きだドン」

ジバニャン「あかりちゃんはずっとオレっちたちのお友達だニャン」

あかり「みんな・・・ありがとう」


土蜘蛛「うう・・・」

大ガマ「てて・・・」


あかり「両軍の大将さんも起きたみたいだね・・・無事でよかったよぉ・・・」ポロポロ

ウィスパー「はいはい、もう泣くのはやめましょう」

あかり「みんな・・・」

土蜘蛛「む?怪魔の姿が見えんが・・・」

大ガマ「あ・・・あいつ・・・」


あかり「みんな・・・うっうっ・・・大好きだよ・・・」


土蜘蛛「逃げろと言ったのに・・・」

大ガマ「こいつは驚いたな。オレたちが太刀打ちできなかったあの厄怪を倒しちまうとは」

えんらえんら「戦いが終わったようね~」

りせ「・・・・・」

大ガマ「えんらえんら」

土蜘蛛「ここにも人間がいたのか」

りせ「・・・・・」

えんらえんら「戦いが始まる直前からずっといたわ~ん」

土蜘蛛「そうか・・・」

りせ「・・・・・」

えんらえんら「この子、元祖と本家、共に生きていてほしいと願っているそうよ~ん」

大ガマ「へっ、言われなくてもそのつもりでいるぜ」

土蜘蛛「共通の敵ができたのでな。その敵がいなくなっても
    未来永劫ともに生きていくつもりでいるぞ。これからはな」

大ガマ「オレも土蜘蛛と同じだぜ」

りせ「・・・・・」

えんらえんら「ありがとう、二人とも」

今日はここまで

そのころ京子たちは

マスターニャーダ「見事じゃ!ワシっちの試練をクリアするとはの」

京子「ここまでがんばった甲斐がありました」

結衣「お前ほぼ何もしてなかっただろ」

ちなつ「何が『これは楽してクリアできそうだな』ですか!
    京子先輩、七森町で偶然マスターニャーダを見つけたときとは全然違いましたよ!」

鬼食い「まさかこのワイが何もできずに終わってまうとは・・・
    お師匠はんよりもガッツあるんやないのかおまえら」

京子(結衣恐ろしい・・・)

鬼食い「おまえらならお師匠はんの助けなどいらへんで!
    フユニャンとおまえら3人で力を合わせれば怪魔にも勝てるで!
    ワイも応援してるからがんばれや~!!」

京子「え・・・?」

結衣「3人・・・?」

フユニャン「鬼食い、何言ってるんだ?」

ちなつ「あ!」

フユニャン「あ!あかりちゃんがいない・・・!しまった!今までずっと忘れていたのか・・・!」

結衣「あかりどこにいるんだ?」

京子「ずっと気づかなかったよ!」

ちなつ「しかもこれが初めてではありませんよ」

フユニャン「まさか・・・あかりちゃんは逃げ遅れてしまったのか・・・!?」

ちなつ「急ぎましょう!このままじゃあかりちゃんが・・・!」

フユニャン「急いで平釜平原に戻るぞ!」

一方平釜平原では

土蜘蛛「お主には感謝しているぞ」

大ガマ「助かったぜ、ありがとな、まさかお前が厄怪ってヤローを倒してしまうとはな」

土蜘蛛「お主を見くびっていたようだ。逃げろとか・・・
    吾輩たちが太刀打ちできないからといってすまないことを言ってしまった・・・」

あかり「そんなことはないよ。だって土蜘蛛さんはあかり達を心配してくれたんでしょ?」

土蜘蛛「そう言ってもらえると助かる」

大ガマ「キュウビもオロチも無事だった。よかったな」

土蜘蛛「だが・・・!」

大ガマ「ここからが正念場だろ?」

土蜘蛛「吾輩が何を言いたいのかがわかっていたのか。
    では、先程も言ったがこれからは共に戦っていこうではないか!」

大ガマ「へっ、何度も言うなって」

あかり「みんな・・・ありがとう・・・いつまでも一緒に笑いあっていようね」

あかり「そして元祖さんも本家さんもずっと一つになれるように・・・がんばっていこうね」

その頃

ウバウネ「さーてさてさて、今日はどれくらい人間にとりついたのかな~?
      どっきどき成績発表の時間だっヨ~ン!」

ウバウネ「第1位は破怪くん!さすが上級怪魔のトップだっヨ~ン!」

破怪「ブモォ~!破壊は常に全開!!全力を尽くすのみブルァ~!!!」

ウバウネ「続けて第2位!難怪じぃ!」

難怪「フォフォフォ・・・勝負は時の運。次こそはワシがトップをいただくぞい」」

ウバウネ「そしてお次は・・・」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

シュッ

厄怪「ウバウネ様~!あいつらナマイキだよ~!仕返ししてほしいでチュ~!!」

不怪「あらら、アンタ遅刻だけならまだしも人間に負けてくるなんてそれでも怪魔?」

厄怪「グッ・・・」

ウバウネ「厄怪くんは成績もビリッケツだしもうクビだっヨ~ン!」

厄怪「ウバウネ様・・・まだぼくは・・・!」

ウバウネ「バイバイだっヨ~ン!」

シュオオオオオ

厄怪「いやーーーーーーーっ!!」

ピューッ

豪怪「ガーッハッハッハッ!厄怪かわいそォ~」

不怪「チッ、心にも無いこと言わないでよ豪怪。気持ち悪いから・・・!」

難怪「しかたあるまい、あやつはワシらの中でも特に落ちこぼれじゃったからのォ・・・
   むしろ足手まといがいなくなってウバウネ様の計画を進めやすくなったわい」

破怪「怪魔の真のエリートである・・・オレたちが動く時がついに来たブルァ~!!」

破怪「破壊して・・・破壊して・・・破壊しまくってやる!ウオオオオ!荒ブルアアア~!」

ウバウネ「フフフ・・・アタクシたちの計画はこっからが本番だっヨ~ン!」

平釜平原

あかり「あ、そうだ。みんなと合流しないと」

ドロン

土蜘蛛「おお、マスターニャーダ様」

大ガマ「オレたちに力を貸してくれるんだって?」

マスターニャーダ「今それを話すどころではない」

土蜘蛛「なんだと!?・・・まさか・・・!」

マスターニャーダ「ウバウネがついに動き始めた・・・七森町が危ない・・・」

大ガマ「なんだって!?」

マスターニャーダ「七森町に・・・あやしい気配が集まろうとしておる」

あかり「ええっ!?」

マスターニャーダ「大きな怪魔の反応が4つもきておる」

ウィスパー「ということはあの厄怪よりも強い怪魔がまだそんなにいるってことですか!?」

あかり「それってもしかしてフユニャンが言ってた上級怪魔5幹部のこと?
    あかりは全然知らないけど・・・」

マスターニャーダ「厄怪以外の上級怪魔の反応があるわけじゃ!」

あかり「大変!急がなきゃ!京子ちゃん、結衣ちゃん、ちなつちゃんと早く合流しよう!」

そのころ汽車の中で

京子「うわ、なんだよあれ・・・!」

ちなつ「なんか黒い雲が渦巻いています」

結衣「これは最終決戦の予感がするな・・・」

フユニャン「まずい・・・この世の終わりと同じくらいにまずい・・・!!」

京子・結衣・ちなつ「ええっ!?」

フユニャン「あれはウバ雲という怪魔たちがとけこんでいる暗黒の雲だ・・・!

       あの雲がこの町を覆いつくした時、人間は皆怪魔にとりつかれてしまう!
       もしかしたらあかりちゃんは・・・」

京子「げえ~!!どうすんだよ!!」

結衣「あかりが怪魔にとりつかれてしまってるというのか・・・」

フユニャン「その可能性はありそうだ。もうすぐ汽車は駅に着く。駅に着いたら急げ!!」

京子・結衣・ちなつ「うん!!」

七森町

京子「急ぐぞ!・・・って、駅員たちまで怪魔になってる・・・!」

結衣「運転手も怪魔になってるぞ!」

ちなつ「早くあかりちゃんのところにいかないと・・・!」

一方あかりは・・・

あかり「あっ・・・!町中が・・・!」

ドロン

ウバウネ「だっヨ~ン!」

あかり「ウバウネ!」

ウバウネ「もう遅いのだっヨ~ン!この町はもうアタクシ達のものだっヨ~ン!」

ジバニャン「ニャに~!?」

ウバウネ「ほら、空を見てごらん。町を覆っている雲はただの雲じゃない。

      あの雲には怪魔たちがとけこんでいるのさ。人間どもの完全支配まであと少し・・・
      それまで大人しくするんだっヨ~ン!」

あかり「どうしてそんなことするの?」

ウバウネ「それは自分達の目で確かめるといい・・・」

ウバウネ「では!アタクシがプロデュースするアタクシ達の望んだ未来へ3名様ご案内だっヨ~ン!!」

キュルルルルルルル

あかり「きゃああああ!!」


現代の七森町

ヒューッ

ウィスパー「げふ!」

ドンッ

ジバニャン「ニャッ!」

ウィスパー「がふ!」

ドンッ

あかり「わあっ!」

ウィスパー「ぐふ!」

あかり「・・・・・」

あかり「ここって・・・あかりの家の目の前だよね・・・」

あかり「ということは現代にとばされたんだね・・・」

ウィスパー「ふんでます~・・・」

ジバニャン「そのようニャンね」

ウィスパー「また・・・ふんでます~・・・」

あかり「でもここ本当に七森町なの?町中が暗闇に覆われているんだけど・・・」

ウィスパー「だ~か~ら~!ふんでるっていってんでしょうがっ!!」

ウィスパー「あんたらこれで2回目ですよ!わざとやってんじゃないでしょうね!?」

ジバニャン「今そんなこと言ってる場合じゃニャいニャン!」

ツカツカツカ・・・

あかり「あ、人が近づいてくる・・・でもなんか様子がおかしいような・・・」

男「グウオオオオオ!!」

ジバニャン「あかりちゃん!あぶニャい!!」

ドゴッ

男「グハアア!」

シュウウッ

あかり「え?怪魔?どうして現代にも怪魔が・・・?」

今日はここまで

あかり「さっきの男の人大丈夫かなぁ・・・」

ジュウウウ

男「グフオオオ!!」

ジバニャン「ニャニャー!別の怪魔がとりついてきたニャン!」

ウィスパー「キリがありません!家に逃げましょう!!」

あかり「うん」

あかりの家

あかり「よかった・・・追ってこなくて・・・」

ウィスパー「おや?家の中は明るいようですね」

ジバニャン「電気がついたままになってるニャン」

あかり「外は真っ暗闇だよ。ウバウネはこれをあかり達に見せたかったんじゃないのかな?」

あかね・母親「・・・・・」

あかり「あ、お姉ちゃん、お母さん、ただいま」

あかね・母親「・・・・・」

あかり「お姉ちゃん・・・?お母さん・・・?」

あかね・母親「お~か~え~りぃ~~ん」

あかね・母親「かい~ん」

あかり「・・・!!お姉ちゃん!お母さん!」

あかり「大変!みんな怪魔になってる・・・!外に出よう!もう家の中も危ないよぉ!」

ガシッ

あかり「えっ!?」

ウィスパー「あっ、あかりちゃん!!」

あかね「グフフフフ・・・」

あかね「あ~かりぃ~ん、せっかく帰ってきたんだし楽しいことしようかい~ん?」

母親「かぃん」

あかり「お姉ちゃん、お母さん、離して!」

ジバニャン「あかりちゃんに手出しするなニャン!」

トン

あかね「無断で居候しているのはどこの誰かい~ん?」

ジバニャン「ニャに~!?オレっちの一撃を止めたニャ?」

母親「一緒にまざろうかい~ん?」

ジバニャン「ニャニャー!!」

ドシャア

あかり「きゃああ!!」

あかり「いや・・・やめて・・・」

あかね「あかりぃ~ん、私のものになろうかい~ん」

母親「お母さんね、寂しかったの、そう思わないかい~ん?」

あかり「お姉ちゃん!お母さん!お願い!正気に戻って!」

ウィスパー「あかりちゃん!ジバニャン!・・・このままだと・・・」

ウィスパー「デキる執事として2人を助けなければ!」

ウィスパー「私が行くしかありませんでうぃすー!」

母親「邪魔者がいるのかい~ん?」

ぶぎゅっ

ウィスパー「ギャーー!!」

ジバニャン「ウィスパーじゃこうなると思ったニャン・・・」

ジバニャン「でも・・・これは使えそうだニャン」

母親「では、楽しいことの続きを・・・」ドガッ

ウィスパー「ぐう!」

ジバニャン「」スッ

ウィスパー・母親「ぐふあ!」

ジバニャン「ウィスパーがいい武器になったニャン、早くあかりちゃんを・・・」

あかね「ちゅちゅちゅぅ~ん」

あかり「お姉ちゃん、だめだよ・・・こんなお姉ちゃんいやだよ・・・」

ジバニャン「今度こそあかりちゃんを助けるニャン」

ウィスパー「わわわ・・・また私を鈍器がわりに・・・」

ジバニャン「ニャー!」

ウィスパー「がふ!」

あかね「・・・!」

あかね「お楽しみの邪魔をする人は誰かい~ん?」

ウィスパー「私・・・もう・・・限界・・・」

あかり「ジバニャン・・・ウィスパー・・・」

あかり「あかり、何とか助かったのかな?でも・・・」

あかり「みんな!ごめん!!先に外に出てるよ!」ダッ

ウィスパー「あー!あかりちゃーん!」

母親「人を殴る暴力妖怪はどこかい~ん?」

ウィスパー「げ!母さんもう起きてきました!?こうなったら・・・」ドロン

ジバニャン「ニャニャー!オレっちを置いていくなニャーー!!」

あかね「さ~て、たっぷりとかわいがってやろうかい~ん」

母親「悪いネコにはおしおきかい~ん」

ジバニャン「ニャアあああ!!!」

外では

あかり「はぁ・・・はぁ・・・何とか助かった・・・」

ドロン

ウィスパー「いや~とんだ災難でした・・・ところでジバニャン置いていきましたよね?」

あかり「でもジバニャンを見捨ててはいないよ、だって・・・」

あかり「あかりの妖怪、出てきてジバニャン!妖怪メダル、セットオン!!」

パアアア

ジバニャン「ここは?・・・よかった~助かったニャン。あかりちゃん、信じてたニャン」

ウィスパー「なるほど、妖怪メダルを使って呼び出したのですか。
       私とした事が、妖怪ウォッチでこんな事もできるということを忘れていました」

あかり「それより家から離れよう!そのあと過去へ行く方法を・・・」

ウィスパー「残念ながら今のままではどうにも・・・」

ビビビッ

ウィスパー「あっ・・・!!」

あかり「ウィスパー、どうしたの?」

今日はここまで

ウィスパー「執事としてのカンが公民館に行けと言っています。公民館に行きましょう!」

ジバニャン「アテにならない根拠ニャン」

あかり「ジバニャン、あかりはウィスパーを信じるよ。公民館に行ってみる価値はありそうだよ」

ジバニャン「あかりちゃんがそういうなら一緒に行くニャン」

その途中で

「ここは通さない~ん!」

あかり「怪魔!?いいや・・・まさか・・・そんな・・・!」

櫻子「グフフフフ、お前にもとりついてやる!」

向日葵「人間よ、覚悟はいいのかい~ん?」

あかり「櫻子ちゃん!向日葵ちゃん!」

ボン

ワルニャン「怪魔なんかに負けてたまるかよ」

ババァーン「ババァーン!」

ジバニャン「いくニャン!!」

あかり「みんな!やめて!」

あかり「」スッ

ウィスパー「これはみがわり人形」

ジバニャン「あかりちゃん、逃げるニャンか?」

あかり「うん、あかりの友達を傷つけたくないし・・・
    櫻子ちゃん、向日葵ちゃん、あとで必ず助けてあげる・・・!」ダッ


櫻子「グフフフ、ズタズタにしてやる!」

向日葵「それはただの人形なんじゃないのかい~ん?」

七森公民館付近

あかり「中には入れないみたい」

ウィスパー「妖気を感じたのは中ではなく正面のドアからここから少し左にいったところです」

あかり「うん、行ってみる」

あかり「あ、妖怪ウォッチが反応してる。調べてみるよ」

あかり「あ、ナゾのたてふだ出てきた」

ウィスパー「では、ナゾナゾに答えていきましょう」

あかり「正解の妖怪さんがいるといいけど・・・」

その頃現代の七森町の別の場所では

綾乃「はぁ・・・はぁ・・・一体どうなってるのよ・・・!
   どこに逃げても変な妖怪だらけだし・・・どういうことなのよー!」

綾乃「もうびっくりクリミア半島よー!」

おじさん「一人で何を叫んでいるのかい~ん?」

綾乃「いやあああ!!ここにもいたあああ!!」ダッ

しばらくして

綾乃「あ、千歳、お願い・・・!助けて!」

千歳「・・・・・」

綾乃「千歳・・・?」

千歳「な~に~か~用かい~ん?」

綾乃「きゃあああああ!!千歳まで~!!」

綾乃「誰か助けてーーー!!!」

千歳「あ~や~の~ちゃ~ん。何を怖がっているのかい~ん」

綾乃「いやあああ!」

綾乃「あ、会長・・・い・・・いや・・・」

りせ「・・・・・!」バタバタ

綾乃「複数の変な妖怪にからまれてる・・・!」

グイ

千鶴「お姉さんと楽しくやろうかい~ん」

綾乃「いやあ!千鶴まで・・・!いつの間に・・・」

千歳「一緒に楽しいことしましょうかい~ん」

怪魔「グフフフフ・・・・」

綾乃「きゃあああああ!!」

りせ(先生・・・助けて・・・!)

そしてあかり達は

あかり「あかりの妖怪、出てきて、うんがい三面鏡!妖怪メダル、セットオン!!」

パアアアア

うんがい三面鏡「あけっぴろ~ん、過去にワープしちゃうって感じ~?」

あかり「おねがい!あかり達を過去に連れてって!」

ウィスパー「みんなと合流しましょう!」

あかり「うん!」

過去に到着

京子「あ、あかり、探したぞ」

結衣「無事だったのか、よかった・・・」

ちなつ「どこ行ってたの?心配したよ」

フユニャン「今はどこに行ってもウバ雲だらけだ」

あかり「ウバ雲って・・・あの雲のこと?」

フユニャン「その通りだ」

あかり「あかり、ウバウネのせいで現代に飛ばされてしまったの!
    元の世界の人たちも怪魔にされてたよ!櫻子ちゃんも向日葵ちゃんも・・・!」

ちなつ「ええっ!?」

結衣「これは事を急ぐ必要があるな」

京子「現代の人たちまで怪魔になってるのか・・・」

あかり「なんとしてもウバウネを止めないと・・・!」

フユニャン「まずは雲の発生を止めなきゃな」

今日はここまで
ちなみにいつの間にかあかりとともに現代に飛ばされて
あかりとは別の場所に着いたりせ会長はともかく
なんで綾乃は怪魔にならなかったのかは僕も決めていませんwww

フユニャン「そういえば町の妖怪たちから聞いた話によると町中の数ヶ所からあやしい煙が・・・」

ボガーーン

フユニャン「なんだ?今の音・・・ひょうたん池方面から聞こえたな」

あかり「何があったのかな?」

フユニャン「分からない、だがひょうたん池にはウバ雲発生装置があった。
       他にもかげむら医院と小学校にもウバ雲発生装置があるぞ」

ボン

キュウビ「やれやれ・・・危うく爆発に巻き込まれるところだったねぇ・・・」

フユニャン「キュウビ」

キュウビ「ボクは負けたわけじゃないんだけどさ・・・」

フユニャン「キミは相も変わらず素直じゃないな・・・」

キュウビ「まあいいや、白状するとボクは上級怪魔と戦っていたが

      あの巨体から繰り出される体当たりでやられかけたところ
      突然機械が大爆発してさ。ボクまで巻き込まれそうになったから
      瞬間移動でここに避難したってわけさ」

フユニャン「なるほど、おまえは豪怪と戦っていたのか」

フユニャン「ところでおまえらはのんびりしていられないぞ」

京子「あーっ!そうだった!!」

結衣「まずは一番近い小学校へ向かおう」

フユニャン「小学校はここから北西のところにあるぞ」

あかり「行ってみよう」

ちなつ「早くしないと大変なことになります!!」

ドガーーン

京子「わわ、またさっきの爆発音が・・・」

フユニャン「今度は小学校方面で音が鳴ったな・・・」

キュウビ「一体何が起こっているんだね?」

ドロン

大ガマ「ふぅ、爆発に巻き込まれずに済んだぜ」

キュウビ「大ガマ、キミもここに来たんだね」

大ガマ「はっ、レディーを相手に最後までおされるとはオレも堕ちたもんだなぁ・・・」

フユニャン「しかし豪怪に続いて不怪も突然の爆発にやられたというのが何か気にかかるな・・・」

結衣「突然機械が故障したとか・・・」

フユニャン「いいや、それはない、だからこそかなり気にかかっている・・・」

フユニャン「それよりおまえたちはかげむら医院に行け、オレは別行動をとる」

あかり「分かった、みんな、行くよ」

キュウビ「キミたちになら期待してもいいかな」

大ガマ「応援してるぜ」

その途中で

京子「ウバ雲発生装置はあと1ヶ所、ここは私達が決めてやろうじゃないか」

結衣「そんなノリじゃ間違いなくやられるぞ」

あかり「みんな一緒に行こう」

ちなつ「この世界を守る・・・」

ゴーーーーー

ちなつ「あれってもしかして・・・」

結衣「ん?ちなつちゃんはあの物体が気になるのか?」

ちなつ「間違いないです。あれがウバ雲発生装置の突然の爆発の原因です」

ボゴーーーン

ちなつ「どんぴしゃです~」

ちなつ(しかしあの距離から爆発物を発生装置めがけて落とせるなんて一体何者?)

京子「よ~し、これでウバ雲は・・・」

ウィスパー「大変でうぃす~!今までにないほど強力な妖気が鉄工所付近に・・・!」

結衣「こいつもあの物体に任せてしまおう・・・」

ちなつ「だめですよぉ結衣先輩、ここは私達が決めないと・・・」

ちなつ「それに・・・あれに任せたら危険です!もし私達まで巻き込まれたらどうするつもりですか!」

結衣「分かった。じゃあ自力で倒そう」

京子(ん?あの物体、よく見たら・・・)

あかり「みんな、急ごう!」

京子「だね」

鉄工所付近

破怪「ブモオオオ!この程度でオレに挑むなどォ十年早い!」

土蜘蛛「くそっ・・・!万事休すか・・・!」

破怪「お前を破壊しつくしてやるアアア!覚悟オオオ!!」

あかり「そんなことさせない!!」

破怪「む?邪魔者が現れたか」

結衣「なるほど、中ボスらしい面構えだな」

破怪「だがそれも好都合ブルアアア!
   破壊して破壊して破壊の限りをつくして・・・」

ヒュルルルル

「わあああああ!!」

ドオオオオオオン

破怪「ぐわあああ!!」

土蜘蛛「ぐっ・・・!」

破怪「まさかこの装置の爆発に・・・」ボンッ

あかり「土蜘蛛さん!大丈夫!?」

土蜘蛛「ああ、何とか・・・爆発に巻き込まれて危うく昇天するところだった・・・」

結衣「しかしあの声すごく聞き覚えがあるような・・・」

ちなつ「あ、西垣先生」

ちなつ「・・・だとは思っていました」

京子「西垣ちゃん!」ダッ

京子「大丈夫!?」

西垣「ああ、危うく死ぬところだった。ロケットベルトの突然の墜落でな・・・」

西垣「歳納じゃないか、ごらく部のみんなもそろってるな」

ちなつ「ウバ雲発生装置を止めたのは先生ですね?」

西垣「ああそうだ。しかしとんでもない世界になってしまったな。
   町中が暗闇の世界だ。怪魔もうじゃうじゃうろついている・・・」

西垣「だが4つの発生装置を爆破したとはいえそれだけではあの雲は消えない。
   黒幕をどうにかしない限り暗闇は消えはしないだろうな」

あかり「じゃあ・・・」

京子「ウバウネってやつを倒さない限りこの町は暗闇に包まれたままってことか・・・」

結衣「しかし居場所も分からないのではどうにもならないな・・・」

ちなつ「どうしましょう・・・」

今日はここまで
ちなみにたったの5スレで上級怪魔4人が
ウバ雲発生装置の爆発により倒されたという設定は
尺の都合によるものではありません。
実際のゲームのイベントかなりとばしたとはいえ・・・

ドロン

フユニャン「みんな!オレについてこい!夕陽ヶ丘工場に向かうぞ!!」

あかり「夕陽ヶ丘工場?」

ちなつ「そこで何をするのですか?」

結衣「あ、これはもしかするとラスボスの居場所を突き止めたというパターンだな・・・」

京子「よーし!そうと決まれば出発!」

フユニャン「察しがいいな、そのとおりだ。あの工場がウバウネの居場所だ」

フユニャン「よし!行くぞ!」

西垣「あ、お前達、しばらくしたらとっておきの物を持ってやってくる、それまで待ってろ。
   お前達は私が何とかして探す」

結衣「期待はできませんが手助けになりそうなアイテムをどうか・・・」

ちなつ「一度成功したからといって安心はできませんからね」

あかり「早く行こう、みんなを、この世界を救うために」

京子「よーし!未来の救世主、ごらく部参る!!」

フユニャン「時間がない、急げ」

夕陽ヶ丘工場付近

あかり「あ、キュッピーいる」

結衣「・・・結局怪魔との戦いで回復アイテム使うだけ無駄だったな」

京子「それでこそのアイテムだってば」

ちなつ「私達の持ってる回復アイテムは足りるようで足りなさそうですね・・・」

結衣「アイテム使うのはいいけどちゃんと後先考えろよ」

京子「ここにウバウネがいるのか」

京子「よーし、待ってろよウバウネ!」

フユニャン「入るぞ」

あかり「4人で行けば不可能も可能になるよ」

結衣「この町を元に戻そう!」

京子「行っくぜー!!」

夕陽ヶ丘工場内

京子「あ、門が閉まってる」

結衣「となるとまずは手下との対決になるな」

ちなつ「どこにいるのでしょうか?」

結衣「分からない、だが用心して進もう」

ガララ

あかり「みんな、開いたよ」

あかり「」スタタ

あかり「みんなも一緒に・・・」

ガシャーン

あかり「ええっ!?」

ウィスパー「もしかして私達閉じ込められました?」

ジバニャン「フユニャン達と分断されたニャン!」

あかり「ええ~!?どうしよう・・・」

あかり「あ、ウバウネ」

あかり「・・・あかりはそれでも行くよ。
    みんなを信じて先にウバウネと戦うよ」

あかり「きっと京子ちゃんも結衣ちゃんもちなつちゃんも
    フユニャンもこの状況を乗り越えてこの門を開けてくれるはず・・・」

あかり「もう引き下がれないし行くよ!」

一方京子たちは

ドロン

キン「ヒッヒッヒ、我らが簡単に通すとでも思ったのかい?」

フユニャン「キン!!ギン!!」

ギン「あの赤い娘はこれからウバウネ様によって消されてしまうのさ。
   それと同時におまえたちは我らの手にかかって死ぬ」

京子「何だと?勝手に決めんなよ」

結衣「早くこいつらを倒そう!でないとあかりが・・・!」

ちなつ「早くあかりちゃんを助けましょう!」

キン「面倒じゃ・・・」

ギン「束になってかかってくるがよい!」

キン「そしてウバウネ様にひざまずくのじゃ!」

フユニャン「みんな!行くぞ!!」

そしてあかりは

ウィスパー「トキヲ・ウバウネ!あやしい雲を作り出す機会は全て破壊しました!
       あなたの悪だくみはもうおしまいです!!」

ウバウネ「それはどうかな?ここまでウバ雲が広がれば
     七森町を怪魔の町にすることも充分に可能なんだっヨ~ン!」

あかり「そんなこと絶対にさせない!七森町を覆う雲を消してきれいな空を返してもらうよ!!」

ウバウネ「アタクシの邪魔をする者はみーんなひねりつぶしてやるのだっヨ~ン!」

バトル開始

ウバウネ「さーて、アンタのレベルを奪って怪魔を呼ぶのだっヨ~ン!」

ワルニャン「うぐぇ・・・なんだこれ・・・」

あかり「あ、ワルニャンが・・・」

ウィスパー「レベル59の怪魔が出てきましたよ!!」

ジバニャン「ニャニャー!レベルを奪ってくるなんて反則だニャン!」

ウバウネ「さーて、お次は・・・」

ジバニャン「しまった・・・ニャン・・・」

あかり「ジバニャン!」

あかり「いったんサークル回すよ」

ウィスパー「レベル61の怪魔が新たに出てきました!」

ウバウネ「さーて、この杖で攻撃だっヨ~ン!」

和田どん「ドンギャーッ!でも回復の術でダメージ回復だドン!
      この戦い、絶対に負けられないドン!!」

アライ魔将「お清めじゃ!」

なまはげ「コノイチゲキヲウケテミヨ!」

ウバウネ「ぐう・・・!」

あかり「なまはげに必殺技使わせるよ」

怪魔1「グフフ!」

怪魔2「グヒ!」

なまはげ「グワッ!ダガタオレルワケニハイカナイ!」

なまはげ「ハンゲキダ!悪い子イネガー!!」

怪魔1・2「グフウ!」

ウバウネ「今のはかなり効いたね・・・」

ウバウネ「アイスだっヨ~ン!」

なまはげ「オット」

アライ魔将「間一髪・・・」

和田どん「ぎゃーっ!」

和田どん「回復の術で・・・ボクではなくなまはげを回復するドン」

なまはげ「タスカルゾ」

あかり「どんちゃんにも必殺技使わせるよ」

和田どん「行くドン!どんちゃんさわぎだドン!」

怪魔1・2「グオオオオ!」ボンッ

ウバウネ「あ~、アタクシの怪魔が・・・」

あかり「よし、レベルが戻ってきたしサークル回すよ」

ワルニャン「よくもオレ様を弱体化させやがったな!ニャろうめ!」

ジバニャン「レベルを奪われる前に反撃するニャン!」

ウバウネ「なんだってえええ!!」

ウバウネ「くぅ・・・」

ウバウネ「」ドタッ

ジバニャン「倒したニャン」

ワルニャン「割とあっけなかったな」

あかり「じゃあみんなと合流しよう」

ウィスパー「これで扉も開くはずです」

ウバウネ「・・・・・」


ウバウネ「これで終わりと思ったのかい?」

あかり「・・・え?」

キュルルルルル

ウィスパー「なんということでしょう!
       ウバウネが回復しちゃいましたよ!?」

あかり「これってもしかして・・・」

ウバウネ「アタクシは不死身なんだっヨ~ン!
      なんせ時間を巻き戻せるからなんだっヨ~ン!」

ウバウネ「だっヨ~ン!だっヨ~ン!だっヨ~ン!」

ジバニャン「ニャンですと~!?そんなの反則過ぎるニャン!!」

あかり「どうしよう・・・これじゃ・・・」

ウィスパー「あれ?前にもこの力を使う敵と戦ったような気が・・・」

あかり「戦った、確かにあかり達はそんな敵と戦ったよ」

あかり「ウバウネの手下のキンとギンだよ」

ウィスパー「あーっ!そうでした!!だとすると・・・」

ウィスパー「あかりちゃんのお友達がキンとギンを倒してくれればもしかしたら

       勝ち目は見えてくるかもしれません。
       キン、ギンがいての不死の力があるのかもしれませんから・・・」

あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん、ちなつちゃん、フユニャン・・・お願い・・・早くここに来て・・・」

ウバウネ「さあ!遊びはおしまいなんだっヨ~ン!」

今日はここまで

バアンッ

京子「あかりーーー!!」

結衣「よかった。無事だったか」

ちなつ「あとはウバウネだけですね」

フユニャン「キンとギンはオレたちが倒したぞ。マキモド石はまさかピンさしで壊せるとは思わなかったな・・・」

結衣「あれがなかったら不死の力の前になすすべなしだったけどな」

京子「結衣があの石の弱点に気づいてくれたおかげであとは私達の時間だったよ」

ちなつ「結局ほとんど結衣先輩の手柄だったんですけどね」

あかり「みんな、ありがとう・・・」

ウィスパー「さて、これで不死身の力は封じたはずです!もう一度ウバウネに挑みましょう!!」

ごらく部一同「うん!!」

ウバウネ「あああ、なんてことに・・・」

あかり「何度も言うけどみんなの力を合わせよう!」

ウバウネ「よくもキンさんとギンさんを・・・」

ウバウネ「アンタたち!絶対に許さないんだっヨ~ン!ふぬぬぬぬ・・・!」

あかり「この町の支配なんて絶対にさせない!!みんな!行くよ!」

バトル開始

ウバウネ「はああああ!!」

あかり「・・・!!みんな!!気をつけて!!あれは妖怪のレベルを吸い取って怪魔を・・・!」

フユニャン「ぐうっ!!力が抜けていく・・・」

あかり「フユニャン!」

フユニャン「くっ・・・奴の能力を忘れてた・・・!」

あかり「みんな!怪魔が来たよ!」

フユニャン「あの怪魔を倒せば奪われた力を取り戻せる・・・」

ししコマ「ならあの怪魔にれんごくの術をくらわせよう!」

とらじろう「兄さんには負けられない!たあ!!」

怪魔「ぐふう!」

結衣「ここは全体技を使おうか・・・いったんサークル回して・・・」

ウバウネ「ふん、小ざかしい!アイスだっヨ~ン!」

妖怪一同「わあっ!」

京子「うわ~!全体攻撃厄介だな・・・」

怪魔「フウ!!」

焼きおにぎり「しまった!」

京子「やば、怪魔も攻撃してくるんだった・・・」

きらめ鬼「胸きゅん☆キラー光線!」

ウバウネ「ぐは!!」

怪魔「」ボン

虫歯伯爵「れんごくの術!」

ウバウネ「ぐぬぬ・・・!妖怪の分際で人間達に味方するなんて・・・!
      こんな力ありえないのだっヨ~ン!」

京子「いいや、ありえるよ。でもあれは・・・」

ウバウネ「ならなおさら奪ってやるのだっヨ~ン!」

ウバウネ「レベルウバウネ」

心オバア「あららら・・・」

京子「げ!よりによって結衣の妖怪のレベルを奪ったのかよ!」

ウバウネ「さーて、怪魔が出たのだっヨ~ン!もう一体呼んでやるかな~?」

虫歯伯爵「なんだ・・・これは・・・」

京子「わああ!!最悪だあああ!!」

ちなつ「京子先輩?」

あかり「最悪って・・・」

フユニャン「どういうことだ?」

ウィスパー「わわわ・・・レベル99の怪魔が2体もやってきましたよ・・・!」

あかり「き、99!!?」

ちなつ「あ、そういえば・・・」

結衣「まさかこんなことになるとは・・・」

京子「結衣レベル上げすぎだって!!言っておくけど結衣の妖怪6体ともレベル99だから」

あかり「ええ~!?」

京子「これ余裕で倒せるんじゃないのかな?って思ってたらこういうことだったんだよ」

結衣「それ本当は何も知らないだろ?あと、サークル回すよ」

怪魔1「グフフフ!!」

フユニャン「だめだ!!防ぎきれない・・・!ぐわあああ!!」ボオンッ

ごらく部一同「フユニャン!!」

怪魔2「グッフフフ!」

水虎「なんだとお!!」ボオンッ

ジバニャン「なんとしても怪魔を倒さなきゃいけニャいニャン、ニャー!!」

ワルニャン「ニャろうめ!」

怪魔2「グフウ!」

ウバウネ「イネズマだっヨ~ン!」

妖怪一同「ぐうっ!!」

ウバウネ「か~ら~の、トキヲかけるババアだっヨ~ン!!」

妖怪一同「ぐわあああ!!!」

京子「うわー!前列の妖怪が全滅したー!」

ちなつ「私もあと3匹に・・・」

あかり「わ、ババァーンやられちゃった・・・ジバニャンとワルニャンは無事だったけど・・・」

ジバニャン「ニャんだこれはニャン!?」

ワルニャン「体が動かねえ!」

結衣「くっ、こういうときに状態異常をかけられるとは・・・!」

結衣「急いでおはらいしよう、あ、みんな!!怪魔を相手にしていても埒があかないぞ。
   ウバウネだけを狙え!!」

あかり「まずサークル回すよ」

怪魔1「グフフ!」

カゲまる「ぐはあ!」ボオンッ

怪魔2「グフフフ!」

ふさふさん「なにい!!」ボオンッ

京子「わわわ・・・味方がどんどんやられてく・・・」

適当なところで終わってしまったけど今日はここまで

あかり「みんな、持ちこたえて・・・」

なまはげ「トオ!」

アライ魔将「お清めじゃ!」

結衣「くそ、一番時間がかかる鎖を切るタイプか・・・何とかおはらい完了」

結衣「そして次は・・・また鎖かよ・・・」

ウバウネ「イナズマだっヨ~ン!」

ホノボーノ「回復するボーノ」

ウバウネ「アイスも使うんだっヨ~ン!」

結衣「なに!?まさかの2連続全体攻撃か・・・!」

ちなつ「ああ~~!全滅です~!!」

あかり「ちなつちゃん!」

京子「こっちはあと1体だけだよ。いくらおにぎりでホノボーノを回復させるよ」

あかり「おはらい完了」

結衣「こっちもだ。よし、サークル回した後は、麒麟の必殺技で受けたダメージを取り返そう」

オオクワノ神「手ごわい相手だな。だがそんな相手ほど戦いがいがあるな!いくぞ!」

いのちとり「今まで何度も戦った友のためにも負けられへん!!」

ウバウネ「ぐう!」

怪魔1「フフフ!」

いのちとり「しもた!」

怪魔2「グフフフ!」

ホノボーノ「ボーーノーーー!」ボオンッ

京子「うわー!やられたー!!」

いのちとり「こっちは助かったが戦況はよくあらへんな」

結衣「京子じゃああなるとは思った。だが怪魔はガン無視するに限る」

麒麟「天下泰平の響き!」

結衣「よし、間に合ったな」

京子「結衣~頼むよ~。でもこっちがやられたのは結衣のせいだよ!」

ちなつ「あの怪魔強すぎます・・・」

和田どん「回復させるドン」

アライ魔将「かたじけない」

ウバウネ「ビームをくらわすのだっヨ~ン!」

和田どん「しまったドーン!」ボオンッ

あかり「あっ、どんちゃん・・・!にが~い漢方で復活させるよ!」

ウバウネ「復活だと・・・!?こざかしい!アイスだっヨ~ン!」

あかり「あーしまった!一気に3匹やられちゃった・・・!」

あかり「こうなったら・・・」

ジバニャン「みんなのためにも負けられニャいニャン!!」

ウバウネ「人間と妖怪が仲良くするなダッヨ~ン!」ヒョイ

ジバニャン「しまったー!外したニャン!」

ワルニャン「ツッパリ夜露死苦!」

ウバウネ「ぐう!!だがこんなものでアタクシは・・・」

怪魔1「グフ!」

怪魔2「グフフ!」

ウバウネ「なにい~!?アタクシを・・・おまえら・・・なにをしてるのだっヨ~ン!」

いのちとり「千載一遇のチャンスやな!たーるでー!!」

オオクワノ神「この好機を見逃すわけにはいかないな!それ!」

ウバウネ「くっ・・・!こんな時にまともにくらうなんて・・・」

ワルニャン「オレ様はこれを狙っていたんだぜ。とどめだぜ!!」

ウバウネ「ぐわあああ!!でも・・・アタクシは負けるわけにはいかないのだっヨ~ン!」ボンッ

ジバニャン「ウバウネを倒したニャン」

ウィスパー「でもなんか変じゃないのですか?」

京子「あ~あ、なんかこうなることが目に見えていてつまらないな~」

結衣「・・・・・」

フユニャン「みんな、すまない・・・オレがふがいないばかりに・・・」

あかり「フユニャン、もう大丈夫だよ。でもウバウネはどこに消えたんだろう・・・」

結衣「嫌な予感がする。ラスボスがこんなに簡単に倒せるなんておかしい・・・」

フユニャン「なんだと・・・?まさか・・・」

結衣「みんな!ここを出よう!!外が心配になってきた!」

あかり「うん!」

ちなつ「結衣先輩どうしたのでしょうか?」

外に出て

あかり「キュッピーで回復しよう」

結衣「だな」

ちなつ「私と京子先輩はそうするほかありませんしね」

京子「全滅しちゃったもんね」

あかり「あかりも半分以上の仲間がやられちゃったよ」

結衣「でもこれで全快だな」

フユニャン「外から嫌な気配がする・・・」

結衣「急ごう!!」

あかり「ウバウネを追いかけなきゃ!」

今日はここまで

すると

京子「うわ、なんだよあれ・・・」

ちなつ「ウバウネが巨大化しています」

結衣「姿も豹変してるぞ」

あかり「あ、誰か戦ってる」

結衣「ここからじゃ確認できないな・・・」

フユニャン「」フユユユユ・・・

フユニャン「あれは・・・あの時の魔法少女達・・・!」

京子「魔法少女!?」キラキラ

結衣「こいつミラクるんだと確信しているな・・・」

フユニャン「あの時オレを助けてくれた桃色の髪の先端に星がついたステッキを持った子・・・
       あ、そういえばあの時はあかり以外いなかったな・・・」

京子「ミラクるんじゃん!!その桃色の子」

ちなつ「それより早く行かないと・・・!ウバウネを止めなきゃいけませんし!」

京子「急げー!!ミラクるんと一緒に戦うぞー!」

フユニャン「ミラクるん・・・?もしかしてそういう名前の子だったのか?」

あかり「あかりもあの時キンとギンからフユニャンを助けてくれた人はたぶん彼女だったと思うよ」

そして

結衣「これは・・・」

京子「うわー、ミラクるんやられてるよ・・・ライバるんも一緒か」

結衣「いつの間にか共闘してたんだろあいつ。あいつ本当に悪役に向いていないな」

ミラクるん「う、うう・・・」

ライバるん「くっ・・・はあ・・・」

ウバウネ「人間達からスベテ奪ってやるのだっヨ~ン!」

あかり「そうはさせない!!」

フユニャン「この世界の全てを奪わせたりはしない!」

ウバウネ「ま~たあんた達かい?アタクシはかつて人間どもに
     全てを奪われた・・・今度はアタクシがスベテ奪ってやるのだっヨ~ン!!」

ウバウネ「人間絶対に許さないのだっヨ~ン!」

フユニャン「ふざけるな!それはオレたちの台詞だ!!」

あかり「みんな!行こう!」

京子「ミラクるんの無念を私達が晴らす!!」

ちなつ「それはさておいてこの世界を守ります!!」

結衣「怪魔の支配なんて絶対にさせないぞ!」

ウバウネ「ならその思いも奪ってやるのだっヨ~ン!!」

バトル開始

ジバニャン「先制攻撃だニャン!!」

ウバウネ「ぐっ、ちょこざいな・・・!」

ウバウネ「チカラを奪ってやるのだっヨ~ン」

ジバニャン「ニャア・・・」

あかり「あっ、ジバニャン・・・!」

ウィスパー「これはレベルウバウネのとき同様おはらい不可能の状態異常です」

結衣「なら左右の竜を先に倒そう」

いのちとり「これ以上力を奪われるわけにもいかへんな!」

オオクワノ神「いくぞ!!」

ウバウネ「左右の竜の弱点にすぐ気づくとは小ざかしい!」

ウバウネ「ウバウ!!」

前列の妖怪一同「ぐわあ!」

結衣「くっ、弱点に気づけば全体技か・・・」

ししコマ「れんごくの術!」

ウバウネ「そんなの止めてやるのだっヨ~ン!コウドウウバウネ」

ししコマ「な、何が起きた!?」

とらじろう「兄さん!」

ウバウネ「お前にもくらわせてやるかな~?」

とらじろう「しまった!」

水虎「大滝の術!!」

ウバウネ「そんなのくらうわけにはいかないのだっヨ~ン!」

水虎「しまった!外したか・・・!」

ちなつ「強すぎる敵です・・・」

結衣「そりゃラスボスだから・・・」

ちなつ「でも負けるわけにはいきません!」

ウバウネ「そう言ってられるのも今のうちだけなんだっヨ~ン!」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

むりだ城「タックルだじょ~!」

ウバウネ「くっ・・・!」

京子「よし、竜を一匹倒した」

ウバウネ「だがいい気になってる場合かな?ヨウキウバウネ」

焼きおにぎり「くっ・・・!」

京子「あー、これから必殺技使おうと思ったのに・・・」

ウバウネ「そしてタマシイウバウネ、スベテ消してやるのだっヨ~ン」

あかり「なにかとんでいる・・・」

ちなつ「あれはなんでしょうか?」

京子「あ、ピンをもう片方の竜につけて・・・」

京子「やば、狙いがそれた・・・」

京子「今度こそ・・・よし、ピンさせた」

あかり「あれ?タマシイの数が1つ減ってる気が・・・」

結衣「・・・そういう事か!弱点に・・・」

ウバウネ「タマシイトンデイクネ!」

結衣「しまった!間に合わなかったか・・・!」

前列の妖怪一同「ぐわあーっ!!」

ウバウネ「まだまだこれからなんだっヨ~ン!それー!!」

結衣「くっ!こういうときに全体技か・・・!」

京子「わー!ズキュキュン太やられた。でもにが~い漢方を使って復活だ!
   こういうときにアイテムの使い道がある!」

ちなつ「いったんサークル回します。そしてししコマにチャーシューメンをあげます」

ババァーン「ババァーン!」

あかり「ババァーンは自分で回復できるからいいや。ジバニャンにロイヤルパンケーキあげて回復させよう」

あかり「あ、サークル回してワルニャン後ろに回そう・・・」

京子「私もサークル回す」

心オバア「極楽の術をかけようかねえ」

結衣「誰を回復させた?自分自身か、よしOKOK」

京子「結衣、さすがにアタッカーたちのHPやばくない?」

ウバウネ「アイテムウバウネ!」

あかり「わあ!アイテムが・・・」

ちなつ「いざという時使おうとしてたのに!」

京子「うわー最悪だー!」

結衣「心オバアに必殺技使わせようか・・・」

いのちとり「た~るで~!」

ウバウネ「ぐあ!力竜を倒されてもアタクシは倒れないのだっヨ~ン!」

ウバウネ「どの妖怪を差し向けようがスベテウバウ!!」

前列の妖怪一同「ぐわあーっ!」

いのちとり・オオクワノ神「ぐぶうっ!」ボオンッ

京子「やばい・・・アイテム使えないというときに全体技を使われた・・・」

ちなつ「負けるわけにはいかないのに・・・」

あかり「お願い、みんな持ちこたえて・・・」

結衣(よし、今だ)

心オバア「ポカポカばーちゃん」

京子「え!?」

ちなつ「この妖怪、蘇生技も使えるのですか?」

あかり「結衣ちゃんすごい・・・」

ウバウネ「なんだってええ~!?一気に2匹も復活させただとお!?」

京子「よし、私も・・・」

ウバウネ「しぶといヤツはなおさら許さないのだっヨ~ン!」

ウバウネ「ヒッサツワザウバウネ」

京子「ええ!?」

結衣「なに!?そんなこともできるのか!?これじゃいざというときに必殺技を使えないぞ・・・」

ウバウネ「何もかも滅びてしまうのだっヨ~ン!

      人間どもがアタクシにした忘れられない仕打ち、
      今こそ思い知るのだっヨ~ン!!」

ウバウネ「スベテ・ホロビルネ!!」

ごらく部一同「っ・・・!!」

前列の妖怪一同「ぎゃああああ!!!」ボオンッ

ウバウネ「さーて、残りのみんなも始末してやろうかねえ・・・」

ちなつ「な・・・なんて威力なんですかあれ・・・!」

あかり「一気にみんなの妖怪たちが3匹ずつやられちゃったよ・・・」

京子「くっそー!アイテムも使えないしどうしろっていうんだよ・・・!」

結衣「・・・っ、二つの竜が復活した」

ウバウネ「力竜と妖竜の力でまたお前らを弱体化してやるのだっヨ~ン!」

ウバウネ「それ!」

なまはげ「グッ・・・!」

ししコマ「くうっ!」

結衣「まずい状況だな・・・」

あかり「あ、アイテム使えるようになってる。にが~い漢方でジバニャンを復活させるよ」

京子「こっちはまず~い漢方でホノボーノを復活だ」

ちなつ「にが~い漢方でカゲまるを復活させます」

結衣「ふか~い漢方でもちろん心オバアを復活させるぞ」

ウバウネ「タマシイウバウネ」

結衣「まずい、ピンでタマシイを消せ!」

京子「わわ、狙いが定まらない・・・」

京子「よし、消せた」

ちなつ「竜にピンをさしましたが・・・まずはタマシイが優先です」

あかり「必殺技使わせようかな?お願い・・・奪われないで・・・」

結衣「これで全部かな?用心しながら必殺技使おう」

ウバウネ「タマシイトンデイクネ」

前列の妖怪一同「ぐわっ!」

結衣「しまった!まだ一つ残っていたのか・・・!」

水虎「大滝の術!」

ちなつ「なんとしてもあの竜を引っ込ませなきゃ」

きらめ鬼「胸きゅん☆キラー光線!」

ウバウネ「ぐうっ!!」

あかり「よし、つぶされずに済んだ」

ワルニャン「ツッパリ夜露死苦!!」

ウバウネ「なにっ!?」

きらめ鬼「そして流星パンチ!」

結衣「よし、ひとつ引っ込めたぞ」

虫歯伯爵「れんごくの術だな」

麒麟「自分にとりつくか」

ししコマ「こっちもれんごくの術をくらわせるぞ」

ウバウネ「ああ、力竜と妖竜が・・・」

なまはげ「チカラヲトリモドセバコッチノバンダ!!」

ウバウネ「ぐうっ!」

ウバウネ「なら・・・ウゴキウバウネ!」

前列の妖怪一同「ぐうっ・・・」

結衣「全員とりつかれたのか?」

あかり「おはらいしないと・・・!」

ウバウネ「させないのだっヨ~ン!ウォッチウバウネ!」

結衣「なに!?」

京子「げえ!!おはらいができなくなった・・・!」

ちなつ「こんな時に・・・!」

あかり「どうしよう・・・」

あかり「あ・・・、にが~い漢方でアライ魔将を復活させてそのあと・・・」

あかり「サークルをこの配置にまわして・・・」

あかり「ウバウネに気づかれないように必殺技を・・・」

京子「げえ、全然動こうとしねえ。最後の漢方も使ってしまうが・・・こんがらギャルを復活させよう」

ちなつ「私も漢方があと2つしかないのですが・・・キュン太郎を復活させます」

結衣「私はヨキシマムゴッドを心オバアに使わせて・・・
   漢方は温存しておこう、そして・・・」

アライ魔将「ピカピカ除菌の術!!」

あかり「ワルニャンはまだ状態異常が続いているけどもう少し持ちこたえれば・・・」

京子「あかりの奴考えたな」

結衣「そういえばあかりには状態異常を解除させる妖怪がいたんだったな・・・」

ちなつ「その手で来ましたか」

ウバウネ「なんだって!?そんな妖怪がいるだと!?」

ウバウネ「・・・む?」

ウバウネ「あの妖怪は仲間を復活させる・・・」

ウバウネ「させないのだっヨ~ン!!ヒッサツワザウバウネ!」

結衣「しまった!!気づかれたか!!」

ウバウネ「そ・の・あ・と・は」

あかり「ごめん・・・なまはげ・・・アライ魔将・・・ここは犠牲になって・・・」

あかり「あの技は避けられないし・・・どんちゃんを後ろに回すよ」

ウバウネ「スベテ・ホロビルネ!」

前列の妖怪一同「ぎゃああああ!!!」ボオンッ

結衣「幸いこっちは被害を最小限に抑えたが・・・
   ふか~い漢方でいのちとりを復活させるか」

結衣「そしてサークルを回す」

ちなつ「どうしよう・・・私あと2匹です・・・」

京子「私もあと2匹だよ・・・」

ウバウネ「」ニッ

京子「げえ!しかもよりによって竜が復活しやがった!」

ウバウネ「今回は力竜と妖竜にも~っと多くのものを
      奪わせるのだっヨ~ン!」

結衣「まずい、こんな時に・・・!」

あかり「今度は誰の力が奪われちゃうんだろう・・・」

ちなつ「結衣先輩だけは狙わないでください・・・」

ウバウネ「・・・っ!」

ウバウネ「お前達!いったいどこを狙っているのかい!?
      敵はあっちだぞ!何を奪うのかい?」

あかり「何があったのかな?」

結衣「攻めるチャンスかな?いくか」

京子「竜がまったく違う方向に向かって攻撃してきたしな」

ちなつ「とりあえず総攻撃です~!」

あかり「あ、あれは何かな?」

結衣「なにかウバウネのところにとんできたぞ」

京子「アイテムかな?でもこんなアイテムあったっけ?
   4本のフラスコがとんできたけど・・・」

結衣「これって薬で無理ゲーだと思うほど強くなるパターンなのでは?
   1本だけでも十分な強さを得るのに4本となると・・・」

ちなつ「でもあの薬・・・なんか嫌な予感が・・・」

結衣「あっちにあるのはさすらいだまかな?」

結衣「・・・速すぎてピンをさせない!」

ちなつ「あれなんか違うような・・・」

あかり「あっ・・・!ウバウネが・・・!!」

ウバウネ「チカラがみなぎってくるのだっヨ~ン!!」

結衣「げ!」

ウバウネ「これはよいものを奪ってきたね~。力竜、妖竜」

ウバウネ「さ~て、スベテを奪ってやるのだっヨ~ン!」

あかり「わわわ・・・妖怪ウォッチの性能が・・・」

ちなつ「な、なんですかこれ・・・?」

京子「げげげ、絶体絶命だ!!」

結衣「やばい!温存していたアイテムが・・・」

結衣「まさか禁断級の薬をよそから奪ってくるとは・・・」

あかり「でも・・・あきらめたくない・・・!」

あかり「世界が危ないというのに・・・!」

京子「でもこの状況どうすんだよ」

今日はここまで

ウバウネ「タマシイウバウネ」

結衣「それはもう通用しないぞ」

京子「みんなでピンをさせ」

ウバウネ「タマシイトンデイクネ」

結衣「なに!?」

京子「もう飛んできたのかよ!?」

ちなつ「防ぎきれない・・・!」

京子「ぐわー!全滅だ!!」

ちなつ「みんなやられちゃった・・・」

あかり「あ、京子ちゃん!ちなつちゃん!」

あかり「ジバニャンとワルニャンは・・・」

ジバニャン「オレっちはなんとかよけれたニャン」

ワルニャン「あっぶね~、間一髪だったぜ」

あかり「よかった・・・でも・・・」

結衣「やばい・・・絶体絶命だ・・・あとはいのちとりだけ・・・」

結衣「技の威力がここまで上がってるなんて・・・!」

京子「やばい・・・もうムリだ・・・」

ちなつ「京子先輩・・・」

結衣「仮にクリティカルを出せたとしてもウバウネを倒せないな・・・」

あかり「あきらめたくない・・・でもこのままじゃ・・・
    世界が怪魔に支配されるなんて嫌だよ・・・」

ウバウネ「グッフフフ、これで終わりなんだっヨ~ン!
      やる気さえも奪っただけではアタクシの気が済まないのだっヨ~ン!!」

ウバウネ「おまえらには分からない・・・!
      かつてアタクシが人間どもに何をされたかなんてね」

あかり「?」

ウバウネ「楽しみ・・・大切な時間・・・人生のすべてを奪われた
      アタクシの憎しみはもう誰にも分かられず、止められないのだっヨ~ン!!」


回想

アタクシはかつて町で人気の町娘だった・・・

『すまないね、手伝わせて』

『かまわないよ。アタシから手伝ってあげると言ったんだから』

『おかげで助かったよ。ありがとな、おトキ』

『また何か困った事があったらいろいろと手伝いますよ』


『なあ、見たか今の』

『おトキは気が利いているな~。さすがはおらが理想としているお嫁さんだ』

『俺もおトキを嫁にしたいな~』

『あの娘ほどの美人はこの町にはいないからな』

『でも俺たちに合う相手じゃないんだよな・・・』

『あの娘には仙吉さんがいるからな・・・』

『ああ、あの腕利きの職人さんか』

『おらも仙吉さんみたいにこの世に二つとないものを作りたいな』

『ははは、おめえも夢のでかい奴だ』

『あら、どうしたの?』

『あ・・・おトキさん』

『いつの間にいたのですか?』

『俺は何も・・・』

『うふふ、憧れることは悪くないわ。アタシだって憧れてるものがあるんだもの』

『そ、そうですね・・・』

『やっぱり周囲の目線が・・・』

『やっぱり・・・失礼します』

『おらも急な用事が・・・』


『あら・・・恥じる必要なんてなかったのに・・・』

『あの人たちにも話しかけてみようかしら』

『こんにちは』

『あっ、おトキさん』

『あなた達とお話しようと思いまして』

『そうですか・・・では・・・今日はこんな話を・・・』

『おトキさん、お呼び出しです』

『そうですか、では。行きましょう』

『・・・では、またいつかいろいろな話をしましょう。おトキさん』

『はい、では、私は城に向かいます』

アタクシは幸せな毎日を送っていた。
町の人々からも城の中の人々からも信頼されていた。

あの日が来るまでは・・・

『早くこの時計を主に届けないと・・・休んでいる暇なんてないし・・・』

ガシャ

『ああっ、時計の針が・・・』

『この時計は最初から壊れていたの?早く誰かにこの事実を伝えなくては・・・!』



『これは・・・』

『なんと、時計が壊れているぞ!誰がやったんじゃ!!
 主にも伝えよ!!殿に贈られるはずだった時計が何者かによって壊されたとな!!』

『それがし、犯人に心当たりがあります。』

『なに!?まさかおトキか?いいや、そんなことは・・・』

『ですが時計が壊されたとき時計のあった部屋にはおトキしかおりませんでした』

『なんじゃと!?早く奴を捕らえよ!!』

そして・・・

『あ、ちょうどいいところに、主に贈られるはずの時計の話ですが・・・』

『おトキ、今すぐ殿のところに来てもらう』

『えっ!?どういうことですか?』

『それは殿のところで話す』

『あの・・・!時計の話は・・・』

『その時計はおぬしが壊したのであろう!?』

『いいえ!ちがいます!あの時計は最初から・・・』

『ええい、こやつを連れて行け!』

アタクシはそのあと無実を訴え続けたが・・・

『おトキを牢につなげ!!』

『本当に違うんです!!あの時計は最初から壊れていました!!
 私は壊してなんかいません!!信じてください!!』

こうしてアタクシは牢に入れられた・・・
無実であることを誰にも信じてもらえないまま・・・

町の人たちにも裏切られた・・・

そして長い年月が過ぎ・・・

そのまま獄死した・・・

今日はここまで

回想終了

ウバウネ「アタクシは誓ったのさ、人間どものスベテを奪ってやると・・・!」

ウバウネ「この世にある楽しみ、笑顔、心、未来・・・」

ウバウネ「そして生きる喜びや大切な時間もぜ~んぶ奪ってやろうと!」

ウバウネ「それにアタクシが最も憎む人間どもに加担した妖怪たちにも・・・」

ウバウネ「おんなじ苦しみを与えてやるのだっヨ~ン!!」

ウバウネ「人間どものせいでアタクシがどれだけ苦しんだか・・・」

ウバウネ「思い知らせてやるのだっヨ~ン!」

ウバウネ「これで終わりにしてやるのだっヨ~ン!!」

結衣「まずい、これではなすすべないぞ・・・」

ウバウネ「スベテ・ホロビルネ!!」

あかり「」ダッ

京子「おい、あかり・・・」

ちなつ「もしかして・・・」

妖怪一同「」ボオンッ

あかり「ああ・・・間に合わなかった・・・」

結衣「あかり・・・」

ちなつ「もしかして妖怪達の身代わりになろうと・・・」

あかり「そうだよ・・・でも・・・間に合わなかった・・・」

あかり「あかり達と妖怪たちは今までみんな仲良く暮らしていたんだよ。
    だから消えちゃいやだと思って・・・」

結衣「どうせ負けるくらいならってことだな」

あかり「いいや、そうじゃなくて・・・」

結衣「だが妖怪たちはみんなやられてしまった・・・」

あかり「・・・・・」

京子「世界を救えなかったのか・・・」

ちなつ「そんな・・・私達の世界はどうなってしまうのでしょうか・・・?」

ウバウネ「で~は、お前達人間にもとどめをさしてやろうかな~」

フユニャン「くそ・・・オレが身代わりになったところで
       みんなそろってやられることになる・・・」

フユニャン「なんてことだ・・・!くっ・・・!!」

あかり「みんな・・・どこにいても一緒だよ」

京子「それは私の台詞だよ」

ちなつ「私だって同じですよお!」

結衣「そうだな、ごらく部は4人いてのごらく部だからな」

結衣「・・・必殺技がくるぞ!」

ごらく部一同「っ・・・」

フユニャン「もはやこれまでか・・・」

ウバウネ「スベテ・ホロビル・・・」

ビキイイイッ

ウバウネ「ぐうううっ!!」

ウバウネ「なにが・・・おきたのか・・・?」

あかり「何があったの!?ウバウネの様子がおかしいよ」

京子「本当だ」

ちなつ「すごく苦しそうです・・・」

結衣「これって・・・」

フユニャン「今は様子を見てみよう」

ウバウネ「くううっ・・・!ううっ・・・!」

ウバウネ「があああ・・・!」

ウバウネ「アタクシの・・・身体よおおお!!」

ウバウネ「言うことをオオオ!・・・・はあ・・・・」

ウバウネ「きいいけええええ・・・!!」

ウバウネ「言うことをおおお!・・・っ・・・」

ウバウネ「聞くのだっヨ~ン・・・!!」

フユニャン「身体が言うことを聞かないだと?」

あかり「ええっ!?」

結衣「あ、これは・・・アレだな・・・」

京子「アレ?」

結衣「ウバウネはどうやって非常に強い力を手にした?」

京子「巨大化」

結衣「違う!!それのもっとあと!!」

ちなつ「私もウバウネの異常の理由が分かりました」

京子「あ、そうか・・・!」

あかり「え?」

フユニャン「そういうことか」

あかり「どういうこと?」

フユニャン「あかり、分からないのか?」

あかり「うん」

京子「薬だよ」

ちなつ「あの薬には副作用があったんじゃないのかな?」

ちなつ「私には分からないんだけど・・・」

あかり「そんなに危ない薬だったの?ウバウネがどこかから奪った薬って・・・」

フユニャン「そうだと確信する」

結衣「きっとウバウネは薬で自分の力を強くしすぎて
   このような副作用を起こしてしまったのかもしれない」

ウバウネ「うぐぐぐぐ・・・・・」

ウバウネ「うぐああああ・・・・」

結衣「ボスって割と自分の体を考えずに自らを強化するもんだな・・・」

結衣「自分の身よりも目的を優先してしまうからこういう結果を招く・・・」

結衣「できれば自分達の手で倒したかったが・・・」

結衣「私達は敗北してしまったしなぁ・・・」

結衣「だが副作用の効果が切れてしまったら本当に打つ手がないぞ」

京子「あ・・・!」

結衣「あの様子じゃそれはないとは思うけど・・・」

京子「なんだよ結衣、不吉なこと言うなよ!」

ちなつ「でももしかしたら・・・」

あかり「もしどんなことになってもあかり達はずっと一緒だよ」

フユニャン「オレもそうであってほしいと願う」

結衣「だがどうなるかは分からないな・・・」

ウバウネ「お~の~れ~・・・!こういう・・・とき・・・に・・・!」

ウバウネ「早く・・・動くのだっヨ~ン!!」

ウバウネ「ううううごおおおおけえええ!!」

ウバウネ「アタクシのおおお身体よおおお!!」

ウバウネ「くう・・・はあ・・・・」

あかり「ウバウネ本当に苦しそう・・・」

結衣「強化は自分の身体と相談しないと身体を壊してしまうぞ」

京子「結衣はいつも必要以上に強化してるでしょ?」

結衣「それはゲームの話だろ!?ゲームとリアルを一緒にすんな!」

ちなつ「あ、何か飛んできます・・・」

あかり「え!?」

今日はここまで

ヒュルルルル

「うわーーー!!」

ウバウネ「ぐぐぐ・・・」

京子「あれ西垣ちゃんじゃん」

結衣「え!?」

結衣「となるとまたジェットが故障したか・・・」

ちなつ「まさかあの薬は西垣先生が・・・」

ちなつ「先生の発明品は失敗作ばかりだから間違いない!」

あかり「こっちに向かってくるよ!」

フユニャン「危ない!!」

京子「でもあれだと・・・」

結衣「ウバウネから離れろ!!」

ドカーーーーン

ウバウネ「だっヨ~~~~~ン!!」

キラン

結衣「はるか上空まで飛んでいったな・・・」

京子「あっ、空が・・・」

ちなつ「だんだん青くなってきます」

結衣「ということは・・・」

あかり「この世界が救われたんだね」

京子「救世主の降臨だーい!」

結衣「いいや、やられておいて何が救世主だ」

ちなつ「京子先輩、いい加減にしてくださいよ」

あかり「・・・それより先生のことが心配になってきた」

京子「あーっ、そうだった!!」

京子「西垣ちゃーーん!!」ダダダ


京子「大丈夫!?しっかりして・・・!」

結衣「先生・・・まさかそんなこと・・・」

西垣「・・・・・」

ちなつ「息・・・してるのかしてないのか分かりません・・・」

あかり「分からないって・・・」

京子「西垣ちゃん、死んじゃ嫌だよ・・・」

結衣「先生が・・・そう信じたくない・・・!」

ちなつ「せんせ~い・・・!!」

あかり「しっかりして!!」

フユニャン「意識不明・・・か・・・」


「先生!お願い!!しっかりして!!」

「目を覚まして!お願いだから!!」

西垣(ん?みんなの涙を感じる・・・)

西垣(あの声はごらく部のみんなだな)

西垣(しかし聞こえるのは悲しみにくれた声ばかりだな・・・)

西垣(もしかして私は・・・)


京子「みんな!!」

京子「よく見てみたらまだ息があるよ!」

あかり「本当!?」

結衣「先生!!しっかりしてください!!」

ちなつ「よかった~・・・死んでいなくて・・・」

パチ

西垣「どうした?みんなして泣いて・・・」

ムク

西垣「ずっと私のそばで泣いているようだが・・・」

ごらく部一同「せ・・・せんせぇい・・・!!」

ごらく部一同「う・・・うああああ・・・」

西垣「もしかして私は・・・」

西垣「死んでしまったのか?」

ごらく部一同「・・・・・」

ちなつ「な・・・」

ちなつ「何を言っているのですかあ!!」

ちなつ「聞こえなかったのですか!?よかったの声が!」

西垣「ん?」

ちなつ「死んでいたらよかったなんて言うわけないじゃないですか!!」

ちなつ「そうしてボケるんでしたら私達の涙を返してくださいよ!!」

結衣「確かに今ので涙が台無しになりました」

西垣「ああ、心配させて悪かったな・・・」

ウィスパー「う~む・・・なんか複雑です・・・」

ジバニャン「戦いが終わってこうして復活できたのはいいけど
       オレっちも泣きたくなって損した気分ニャン・・・」

今日はここまで

ちなつ「ところであの薬作ったの先生ですよね?」

西垣「そうだ。失敗に失敗を重ねてやっと成功させた。
   人間の限界まで能力をアップさせる薬を空から届けるつもりだったが
   敵に奪われてしまった・・・」

西垣「そのあとまたロケットベルトのコントロールが効かなくなってな・・・」

ちなつ「あの薬は失敗作でした!もし無事にあの薬が届けられていたら
    私達の身体が壊されていました!しかも世界が怪魔のものにもなっていましたし・・・!」

西垣「そうか・・・この前実験に成功させて自信満々だったんだが・・・」

結衣「とにかくもう変なもの作らないでください!!」

京子「ある意味あの薬が敵に奪われてよかったのかもしれないね・・・」

西垣「さて、そろそろ現代に帰るぞ」

京子「はい」

フユニャン「じゃあ・・・頼むぞ、うんがい三面鏡」

うんがい三面鏡「OK」

フユニャン「この世界が平和になってよかった。あと、お前たちとは
       またどこか出会えるような気がする」

あかり「あかりもそう思っているよ」

ウィスパー「あかりちゃん、私たちは先にうんがい三面鏡に入ります」

ジバニャン「フユニャンさよならニャン」

ジバニャン「あかりちゃん、今までオレっちと一緒にいてくれてありがとニャン」

あかり「うん・・・あかりもみんなと一緒に入れて幸せだったよ・・・」

シュウウッ

あかり「ジバニャン・・・ウィスパー・・・」

京子「さて、私達も帰りますか」

結衣「そうだな」

ちなつ「あ、現代に戻っても地形は変わったままなんじゃ・・・」

結衣「それなら心配ないよ。ボス倒して平和が戻った後はきっと
   平行世界から元の世界に戻っているというパターンだろうし・・・」

ちなつ「だったら心配ないですね。私、ず~っと結衣先輩を信じます」

京子「あー、それ私が言おうとしてたのに・・・」

ちなつ「ちょっと、京子先輩!」

西垣「じゃあ・・・行くか!」

うんがい三面鏡「あけっぴろ~ん」

シュウウウウッ

フユニャン「またな・・・」

土蜘蛛「長いようで短かったな・・・」

大ガマ「ああ」

あかり「・・・・・」

土蜘蛛「む?お主、まだいたのか・・・」

大ガマ「みんな行ってしまったぞ」

フユニャン「あかり、どうしたんだ?」

あかり「あのね、あかりね、今うんがい三面鏡に入ったら・・・」

あかり「もう妖怪さんたちと会えなくなるんじゃないのかな~って・・・」

あかり「思うと・・・」

フユニャン「あ、あかり・・・」

あかり「あかりは・・・ううっ・・・みんなと・・・
    もっと・・・一緒にいたかった・・・」

あかり「この世界に来てさまざまな妖怪さんを見てきたよ。
    最初は怖いというイメージしかなかったけど・・・うううっ・・・」

あかり「みんな・・・みんな・・・いい妖怪も・・・悪い妖怪もいたけど・・・
    あかり・・・この世界の・・・妖怪が大好きになったの・・・ぐすっ・・・ううっ・・・」

大ガマ「おいおい、泣くなよ」

土蜘蛛「確かに名残惜しいところではあるけどな」

フユニャン「どんなに遠く離れていてもみんなは仲良しだぞ、あかり」

あかり「み・・・みんな・・・」

あかり「う、うああああ・・・・うわああああん・・・」

あかり「いつまでも・・・一緒に・・・いようね・・・」

あかり「うううっ・・・」

少ししか書けなかったけど今日はここまで

あかり「みんな・・・ありがとう・・・ううっ・・・」

土蜘蛛「フッ、それはこちらも同じだぞ」

大ガマ「元祖と本家がここまで仲良くいられるようになったのはお前のおかげだぞ」

土蜘蛛「おぬしには借りがある。その借りを返せるのはいつになるのだろうか・・・」

あかり「でも・・・これから離れ離れになることを考えると・・・」

フユニャン「それはオレも同じだ」

フユニャン「オレはさっきまた会えそうとか言ってたが・・・」

あかり「うん・・・すぐには会えなさそう・・・」

大ガマ「たとえ今の別れが永遠の別れだったとしても
    お互いのことをを忘れなかっただけで心の中ではいつでも会えるんだぞ」

土蜘蛛「吾輩たちにはその心はなくてはならないものだぞ」

大ガマ「ああ、大将として今まで出会った者を、離れてしまった仲間を忘れるわけにはいかねえよ」

あかり「あかりもみんなのことはいつまでも忘れないよ・・・」

あかり「今まで出会った妖怪たち全てを・・・」

あかり「いつになっても忘れないよ~・・・」

土蜘蛛「ははは、思いやりに関してはおぬしに負けたな」

大ガマ「オレもだ。あはは、このオレが他人に比べて劣っているものを堂々と認めるとはな」

あかり「でもあかりはあなた達にはなれない」

あかり「あかりにもみんなと比べてはるかに劣っているものがいっぱいあるんだもの」

フユニャン「そうだな、オレもそう思う」

フユニャン「オレもあかりには絶対になれないな・・・」

フユニャン「自分は他人にはなれない、他人も自分にはなれない」

フユニャン「・・・そういうことだ。分かるか?」

あかり「・・・・・」

フユニャン「人間も妖怪も強い奴が弱い奴に何でもかんでも勝っているわけじゃない」

フユニャン「強くても他のものが弱い奴に劣っているところが一つ以上は必ずある」

フユニャン「何から何まで完璧な人はいないんだ・・・」

フユニャン「そのように見える人にも欠点は必ずある」

フユニャン「だからオレたちはあかりになることはできないんだ」

フユニャン「だがなることはできなくてもみたいなのになることはできる」

フユニャン「あえて言えばあかりのその思いやりと心は女神のようだ」

フユニャン「あかりは女神にはなれないが女神みたいな人にはとっくになれてるぞ、お前は」

土蜘蛛「」コクリ

大ガマ「そうだろうな」

あかり「みんな・・・」

土蜘蛛「些細なものにでも涙できるのは情ある証だ。
    その思いには心打たれたぞ」

大ガマ「お前なら強く生きられる」

フユニャン「そろそろうんがい三面鏡に飛び込め、
       現代でお前の帰りを待ってる人々がいるぞ」

あかり「うん・・・」

あかり「みんな・・・あかりはみんなのような妖怪達に出会えて幸せだよ」

あかり「だからあかりは一人一人のことも決して忘れないよ」

あかり「みんな、さよなら・・・」

あかり「あかりはまたみんなに会えると信じてるよ」

土蜘蛛「ああ」

大ガマ「はは」

フユニャン「約束しよう、みんなのことは絶対に忘れないと」

あかり「うん」

うんがい三面鏡「じゃあキミを現代にワープさせるよ」

あかり「みんな。またね」

シュウウウウ

現代の七森町

あかり「あ、地形が元通りになってる」

あかり「あかり、元の世界に戻れたんだね」

あかり「みんなどうしてるかな?」

ちなつ「あ、あかりちゃん」

あかり「ちなつちゃん」

ちなつ「何していたの?心配したよ」

あかり「あ、ごめん・・・」

ちなつ「元の世界に戻れてよかったと思ったらあかりちゃんだけいなくて
    またあかりちゃん置いていっちゃったと思ったのよ私は」

ちなつ「気づくのが遅かった私も悪いんだけど・・・」

あかり「あかりね、もう少しだけみんなと・・・妖怪さん達と一緒にいたくて・・・」

あかり「だからちなつちゃんは悪くないよ」

ちなつ「それで私を気遣ったつもり?」

ちなつ「だったら私を心配させたあかりちゃんが悪かったってことにしてもいいよね?」

あかり「あ、ごめん、じゃ、さっきのなしってことで・・・」

ちなつ「前言撤回な~し!」

あかり「えええ~!?」

その頃2年組は

京子「ち~づる~」ダキッ

千鶴「・・・っ!」

京子「おおっ、こんなによだれたらしてどうしたんだ?」

千鶴(歳納め・・・!せっかくいいところだったのに・・・!)ドガッ

京子「ぐえっ」

結衣「京子、千鶴にちょっかい出すな」

千歳「みんな仲良くやってますなぁ~」

綾乃「・・・・・」

千歳「綾乃ちゃん、まださっきのこと引きずっどるんか?」

綾乃「べ・・・別にそんなんじゃないから・・・」

千歳「綾乃ちゃんは相も変わらず素直やないな。
   うちの記憶がない間綾乃ちゃんは相当怖い思いしたと
   さっき言うたやん・・・」

千鶴(お姉さんと杉浦さんがいい感じだというときに・・・
   おかげでまた見逃した・・・)

一方

りせ「・・・・・」ポロッ

西垣「そうか・・・そんなことがあったのか・・・」

りせ「・・・・・」ポロポロ

西垣「それくらい怖かったんだな、だがもう怪魔はいないぞ」

西垣「この世界も元の世界に戻ったじゃないか」

りせ「・・・・・」

西垣「そうだな・・・一度怖い思いをしたらそれが一生の記憶として残ってしまうからな・・・
   お前がどんな思いをしたかを考えるとずっと一人にしてしまったのがまずかったと思うな」

そしてあかり達は

向日葵「あ、皆さん、ちょうどいいところに」

ちなつ「向日葵ちゃん」

櫻子「宿題手伝ってくれ~」

向日葵「これから櫻子の家で一緒に宿題やろうとしていたところでして、
    皆さんにも手伝ってほしいのですわ」

あかり「うん、いいよ、あかり、もうすぐ宿題終わるし」

ちなつ「私はもう終わらせたんですけどね」

向日葵「櫻子、もうすぐ夏休み終わるというのに
    宿題全然やってないってどういうことですの!?」

櫻子「あ~もう、向日葵はうるさいな~」

向日葵「宿題手伝ってもらうにしろ
    赤座さん、吉川さんの宿題うつさせるってのはなしですわよ」

あかり「櫻子ちゃんまだ宿題やってなかったんだ・・・」

ちなつ「夏休みの終わりが近いというのに宿題がまだまだいっぱい残ってるというのは
    よくあることだけど私はそうならないようにしてるから
    その分だけ夏休みを楽しめているよ」

櫻子「そうなの?うらやましいな~」

向日葵「櫻子のは自業自得以外の言葉がないですわよ」

京子「あかり~!」

あかり「あ、京子ちゃん」

京子「夏休みの宿題を早く終わらせたのはいいけど
   同人誌の締切があさってだというのを忘れていてさ」

京子「結衣にも手伝ってもらってんだけどあかりにも手伝ってもらえないかな~?」

あかり「ごめん、今この4人で一緒に宿題やろうとしてたところなので・・・」

櫻子「歳納先輩からも頼みごとか?行ってきなよ、あかりちゃん」

櫻子「3人だけでも宿題するからさ」

あかり「うん・・・」

ちなつ「じゃあ私も漫画の方を選びます」

あかり・京子「ダメーーー!!!」

櫻子「ちなつちゃん、それじゃ頼むよ」

ちなつ「いいよ、でもあんまり向日葵ちゃんに迷惑かけないでよ」

しばらくして

あかり(ジバニャン・・・ウィスパー・・・)

京子「あかり~」

結衣「どうしたんだ?さっきからぼんやりして」

あかり「え?あ、ううん・・・ちょっとね・・・」

京子「う~~ん・・・ここの場面どうしようかな~?
   考えてる展開が3つもあるんだよね~」

結衣「私に言われても困る」

京子「う~~~ん・・・考えても仕方がない!ここは・・・こうしよう」

結衣「結局お前の考えてた3つの展開とは無関係かよ」

あかり「あ、でもあかりはこっちの方好きかな」

京子「あ、でも次どうしよう・・・」

結衣「やっぱりさっきの3つの中から選んだほうがよかったんじゃないか?」

あかり「え~?」

あかり(ウィスパーやジバニャンにも京子ちゃんがみんなと一緒に書いた漫画を
    見せたかったな・・・やっぱりみんながいないと寂しい・・・)


あかり「ジバニャン、ウィスパー、フユニャン、いつまでも元気でね」



終わり

最初はスレタイを「あかりの影が薄いのは妖怪のせい?」にしようとしましたが、
考えてた内容的にそのスレタイじゃあんまりタイトル関係なくなるので
妖怪大好きというスレタイにしました。このSSの中盤まで妖怪メダル集めに
夢中になっているという設定だったのでやっぱりこのスレタイでよかったと思います。
「○○!○○大好き!」というスレタイでゲームの世界に迷い込むネタを作ったので
(基本僕はそういうネタしか作れない)
スレタイは「わあいSAO!あかりSAO大好き!」のもじりだと自分で思ってます。
ゲームにない展開を作るのはやっぱり楽しいです。
なので今まで以上にゲームにない展開を入れました。

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