――アシュフォード学園

ルルーシュ「なっ!? シャ、シャルル!!」ﾋﾞｸｯ

シャルル「ふはははは!! 久しいなぁルルーシュ!」

ルルーシュ「貴様、何故ここに居る!?」

シャルル「些細な事を気にするでない! ここはブリタニア領なのだからなぁ!!」

ルルーシュ「…くっ」

ルルーシュ「……何の用だ!」

シャルル「先程の言葉が聞こえなかったのかぁ?!! 孫の予定を聞きに来たぁ!!」

ルルーシュ「………はっ？」

シャルル「子作りの予定はいつか聞いておる!!」

ルルーシュ「そんな予定は無い!!」

シャルル「なぁぜぇだぁ?!! 何故、子作りの予定が無いのだ?!!」

ルルーシュ「相手がいない！ しかも、俺にとってお前は敵なんだぞ!! 」

シャルル「むぅ…」

ルルーシュ「そんなことなら兄上達に言えばいいだろう!」

シャルル「この愚か者が!!」

ルルーシュ「!!」ﾋﾞｸｯ

シャルル「あやつらに孫など期待できるわけがなかろう!!」

ルルーシュ「…何故だ？」

シャルル「いい歳をして結婚もしてないのだぞ!! もう諦めたわ!!」

ルルーシュ「いや…」

シャルル「だからルルーシュ、お前しか居ないのだよ!! 孫の顔を見せてくれそうな我が子はな!!」

ルルーシュ「我が子だと!? ……自分かｒ」

シャルル「お前の事は全て報告を受けておる!! お前の回りに居る女たちの事もなぁ!!」

ルルーシュ「少しは人の話しも聞け！ それに、報告とは何のことだ!?」

シャルル「些細な事は気にするでない!! 」

ルルーシュ「なっ…」

シャルル「報告書によれば、ルルーシュは童貞となっておるなぁ？」

ルルーシュ「そ、そんなことはない!!」

シャルル「…反応を見るまでもなかったか…!!」

シャルル「この童貞が!!」

ルルーシュ「!!?」

シャルル「なるほど… お前に子作りをさせるにはハードルが高いようだ…」

ルルーシュ「…理解したなら、さっさと帰れ!!」

シャルル「そうだな… お前に期待した私が愚かだった!!」

シャルル「これで帰るとしよう」

？「お待ちください!!」

シャルル「…誰だぁ?!」

ナナリー「お久しぶりです、お父様」

シャルル「…ナナリー!?」

ルルーシュ「何故ここに!?」

ナナリー「お久しぶりです、お兄様。 お父様がこちらに向かわれたとお聞きしましたので追いかけてきました！」

シャルル「久しいなぁナナリー!!
エリア11の総督となったと聞いたが？」

ナナリー「はい。このエリアの総督をさせていただいています」

シャルル「そうか!! しかし、何ゆえワシを追ってきたのだ?!!」

ナナリー「お父様の後を追えばお兄様に会えると思いました」

シャルル「ほう、それほどまでに兄が恋しかったか?」

ナナリー「はい！ そして、今の話しもそこで聞いていました」

シャルル「………………」

ルルーシュ「ナ、ナナリー… さっきの話は……」ｵﾛｵﾛ

ナナリー「お兄様の子供は私が産みます!!」

ルルーシュ「!!?」

シャルル「……ほう」ﾆﾔﾘ

？「待ってください!!」

シャルル「今度は誰だ?!!」

ロロ「その話、お待ちください!!」

シャルル「お前は確か… ロロとかいう…」

ロロ「はい！ ロロ・ランペルージといいます。 ルルーシュ兄さんの弟です！」

ナナリー「!!」ｷﾞﾘｯ

ルルーシュ「ロロ…」

シャルル「それで？ ルルーシュの弟が何の用だ?!!」

ロロ「兄さんの子供は、僕が産みます!!」

ルルーシュ「!!?」

シャルル「ふむ…」

ナナリー「………」

ロロ「兄さんは誰にも渡さない…」

ナナリー「男なのに…」ﾌﾌｯ

ロロ「!!」ｷﾞﾘｯ

シャルル「この愚か者共が!!!」

ナナ・ルル・ロロ「!!?」ﾋﾞｸｯ

シャルル「ナナリーよ！ お前の体では出産は負担が大きすぎる!!」

ナナリー「!!…」ｼｮﾎﾞﾝ

ロロ「………」ﾌﾟｯ

ルルーシュ「待て、シャルル！ 止める理由はそれだけか!?」

シャルル「何か不都合があるのか、ルルーシュ？」

ルルーシュ「俺とナナリーは兄妹なんだぞ!!」

シャルル「ワシは兄妹愛で子が出来ても、一向に構わん!!」

ルルーシュ「なっ!?」

ナナリー「お父様///」