小鳥「名付けて、好感度スカウター!」 (118)
※アイマスSSです
※3~4人くらいやります
※安価下にするときは無言でやります
※いちいち書き溜めながら投下していきます
小鳥「この『好感度スカウター』は、プロデューサーさんからアイドルに対する好感度が測れます」
小鳥「数値は01~100までで、数値が低いほど無関心、高いほどゾッコンということになるわね」
小鳥「さて、それじゃあ誰から行こうかしら?」
>>3 1人目の765プロアイドル
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426083077
響
響「じ、自分が行くぞっ!」ガタッ
小鳥「そう、まずは響ちゃんね。それじゃあ、このスカウターを左耳に装着してちょうだいね」
響「……ねぇ、これほんとに好感度なんて測れるの?」
小鳥「ええ、もちろん! だって日本製だもの」
響「そ、そっか……日本製なら信用できるぞ」スチャ
小鳥「それを装着したままプロデューサーさんの目の前に行ったら、耳のところのボタンを押してね」
響「わかったぞ」
小鳥「健闘を祈ってるわ!」グッ
・・・
響「プ、プロデューサー!」
P「ん? どうした、響―――って、なんだそれ。ドラゴンボールのオモチャか?」
響「日本製だぞ」
P「えっ、それはすごいな」
響「でしょ? ピヨ子によると、ちゃんと動くらしいぞ」
P「そうなのか。でも俺なんて計測しても、『戦闘力たったの5か、ゴミめ』ってなるのがオチだと思うぞ?」
響「やってみないとわからないぞ」
P「そうか? じゃあ試しにやってみてくれよ」
響「う、うん……えっと、それじゃあいくぞ」ピッ
ピピピピピッ……!!
>>7 プロデューサーの響に対する好感度(コンマ)
むむ
『83』ピピッ
響「83……?」
P「えっ、本当にか!? 流石に強すぎじゃないか!?」
響(えっと、数値は01~100までだから、83っていうのは……)
響(~~~っ!?)/// カァァ…!!
P「あれ、響……? どうかしたのか?」
響「うぇ!? にゃ、なんでもないぞっ!?」///
P「そうか? それにしては顔赤いぞ、本当に大丈夫なのか?」
響「ごめん、ちょっと用事を思い出したぞ!! またね、プロデューサー!!」ダッ
P「あ、おい……!?」
・・・
小鳥「そう……いきなり83が出るだなんて、思いもしなかったわ」
響「えっと、これってやっぱり高いの?」
小鳥「それはもう高いわ! 好感度80以上なんて、かなりゾッコンな恋愛感情よ!」
響「れっ……愛……!?」///
小鳥「プロデューサーさんったら、こんな情熱的な感情をおくびにも出さないだなんて、とてつもない鋼鉄の理性ね……」
響「あぅ……そんな、プロデューサーが……」///
小鳥「……えっと、響ちゃんの後じゃ手を挙げづらいかもしれないけど……次に行ってみたい人はいるかしら?」
>>14 2人目の765プロアイドル
律子
律子「……私が行きます」
小鳥「えっ、律子さんですか?」
律子「いけませんか?」
小鳥「いえいえ! ただ、ちょっと意外だったので」
律子「……あくまで同僚との円滑なコミュニケーションのための参考までに、ですよ」
小鳥「そういうことにしておきましょう。それでは、スカウターをどうぞ」
律子「これでいいですか?」スチャ
小鳥「ばっちりです! それでは健闘を祈ります!」
さすが>>7だぜ!
・・・
律子「プロデューサー殿」
P「お、律子―――って、律子までスカウター装着してなにやってるんだ?」
律子「べ、べつに……今は休憩中ですから」
P「いやべつに良いんだけどさ。でも俺の戦闘力は響に測ってもらったぞ」
律子「私に対しては、どんな数値になるか未知数ですから」
P「え?」
律子「……いきます」ピッ
ピピピピピッ…!!
>>21 プロデューサーの律子に対する好感度(コンマ)
Go
『50』ピピッ
律子「ごっ……」
P「え? 戦闘力5?」
律子「……まぁ、そんなものよね……逆にこれくらいの方がリアルで信憑性があるわ」
P「あの、律子? 律子さん?」
律子「なんでもないです、気にしないでください……失礼します」
P「お、おう……?」
・・・
小鳥「50ですか。普通なら、全然悪くない数値なんですが……順番が悪かったですね」
律子「……べつに全然気にしてませんけど?」ジロッ
小鳥「そ、そうですか」ビクッ
律子「ちなみに50っていうのは、どんな数値なんですか?」
小鳥「40~60は、仲の良い友人くらいですね。50なら……結構気を許していると言えそうです」
律子「そうですか。まぁ、同僚として健全な距離感といったところでしょうか……」
小鳥「さて、気を取り直して……次は誰が行きますか?」
>>29 3人目の765プロアイドル
ミキ
美希「ミキが行くの」ザッ
小鳥「……!!」
美希「ハニーが響を好きでも、律子……さんはそうでもなくても、そんなのは関係ないの」
小鳥「美希ちゃん……」
美希「ミキはハニーを信じてるの! 響が83なら、ミキは120なの! 愛に不可能はないの!!」
小鳥「一応、スカウターの計測限界を超える数値を叩きだせば、スカウターは爆発して壊れるようになっているわ」
美希「!」
小鳥「頑張ってね、美希ちゃん!」
美希「うんっ!!」スチャ
・・・
美希「ハニー!!」
P「うおっ!? な、なんだ美希か……って、美希もスカウター付けてるのか」
美希「ハニー……いざ、尋常に……ショーブなの」ジリッ
P「勝負だと……? くくく、俺の戦闘力は63万だぞ」
美希「うん、信じてるよハニー。63万でも100万でも叩きだして!!」
P「えっ?」
美希「それじゃあ、行くの!!」ピッ
ピピピピピッ…!!
>>35 プロデューサーの美希に対する好感度(コンマ)
なの
なんて気の多いPだ。傷心の響は貰ってくわ
>>38
お前にばかりいい格好はさせられないから俺が手厚くもてなす(意味深)
『90』ピピッ
美希「……………………ったの」ボソッ
P「え?」
美希「やったのーッ!! よっしゃー、なの!!」グッ
P「美希? あの……?」
美希「愛してるよ、ハニー♪ アハッ☆」ギュッ
P「うおっ!? こらこら……アイドルが気安く男に抱き付くもんじゃないぞ」
美希「気安くないからいいの! えへへ~、それじゃあミキ、勝利を報告してくるねっ! またね、ハニー♪」
P「……な、なんなんだ一体……?」
ここで次のアイドル(いたら)で99を叩き出したら美希はどうなるんだろうか
・・・
小鳥「こ……これは予想外だったわ。まさか90を叩きだすなんて……」
美希「もうこれって運命の赤い糸で繋がってるってことでいいんだよねっ? ねっ!?」
小鳥「運命かはともかく……好感度90はもう、いつプロポーズされてもおかしくない数値よ」
美希「いやーん☆ 参っちゃうの! ごめんねハニー、あと1年だけ待っててね!」///
小鳥「……こんなに活き活きとしてる美希ちゃんは初めて見るわね」
キリがいいので、今日はここまでです。次は安価じゃなくて書き溜めになると思います。
響vs美希、リッチャンモカワイイデスヨ
一年先の愛(美希)より身近な恋(響)の可能性があると美希よ気付け‥‥
余裕は油断を生むから気づいた頃には響に取られてることもあるぞ
待てよ‥‥ってことは一番下(ミリオン抜いて)の亜美真美は好感度マックスじゃねーか!
いや待て、このPはロリコンおっぱい星人かもしれない
だとすればやはり美希の有利は揺るがない
>>55
もしそうなら(見た目的に)響が一番有利になるはず!
これって00が100扱いなるの?
>>58
01~100って言ってるからそうだと思うよ
>>59
やっぱそうか…答えてくれてありがと
・・・
美希「ふふ~ん♪」『90』
響「…………」『83』
律子「…………」『50』
美希「も~、2人ともそんなに落ち込むことないって思うな♪ ハニーは結婚してもお仕事続けるから安心していいの!」
響「ぐぬぬ……! じ、自分だって『83』もあるんだぞ! こんなの誤差の範疇さー!!」
美希「ちっ、ちっ、甘いの! 『83』と『90』のあいだには、大きな隔たりがあるって思うな」
響「なにっ!?」
美希「バストサイズで言ったら、『春香』と『貴音』くらい差があるの! これでも響は誤差の範疇だって言うの?」
響「うっ……ぐぐ……!?」
美希「テストの点数でも、『77点』と『80点』のあいだには絶望的な差があるの! 『十の位』っていうのは、それほどまでに決定力を秘めてるんだよ!!」
響「……!!」
美希「四捨五入したら、『80』と『90』……これはもう、正妻と側室くらいの差なの!!」ビシッ
響「う……うぅぅ~……」ジワッ
律子「……そんなに愛されてるのに、2人は今までまったくプロデューサー殿の好意に気が付かなかったの?」
響「え?」
美希「へ?」
律子「響も美希も、スカウターで数値が出るまで緊張してたり、数値が出たあとも驚いたりはしゃいだり……意外そうな反応だったわ」
響「そ、それは……」
美希「えっと……ハニーが優しくて真面目で照れ屋さんだから、その……」
律子「あの顔に出やすいプロデューサー殿が、プロポーズ寸前の好意を完全に隠しきれると本気で思うの?」
美希「えっ!? な、なに言ってるの、律子! ……さん!」
律子「いくら日本製とはいえ、あんなオモチャみたいなもので、好感度なんて正確に数値化できるものなのかしら?」
響「まさか、あの数値はデタラメだって言いたいの!?」
美希「それは穿ちすぎだって思うな! 律子、さんは自分の数値が低いからそんなこと言ってるの!」
律子「まぁ、そうかもしれないわね。だけどスカウターが本物で、数値が真実だとしても、無視できない『ある可能性』が存在するわ」
響「ある可能性?」
律子「……プロデューサー殿は優しくで真面目……さっき美希が言ったことよ」
美希「え?」
律子「あの超が付くほど真面目なプロデューサー殿が、『自分の担当アイドルに手を出す』なんてご法度を、できると思う?」
響「!!」
美希「なのッ!?」
律子「そう―――どれだけ響と美希を愛していても、2人のためを思って『すでに諦めている』……そんな可能性を否定できるかしら?」
美希「そんな、そんなこと認められないの! 担当アイドルがダメなら―――」
律子「響と美希は、プロデューサー殿が手塩にかけて育て上げて、やっと軌道に乗ってきたところよね?」
美希「ううっ……!?」
律子「それに2人は、うちのアイドルの中でも特に顕著に『才能』のあるアイドルよね。オールラウンドになんでもこなせる天才タイプ……」
響「……!!」
律子「そんな2人にアイドルをやめさせるくらいなら、プロデューサー殿がどんな行動に出るか……わからないあんたたちではないでしょ?」
響「プロデューサーのことだから、きっと自分を追いつめちゃうぞ……」
律子「そう、だから―――」
美希「だけど、それでもミキの有利はゆるがないの!!」
律子「!」
美希「たとえ律子……さんと小鳥のほうがハードルが低いとしても、好感度『50』程度じゃお話にもならないの!!」
響「そ、それにプロデューサーが優しいからって言うなら、自分たちのモチベーションのために、誰かと付き合うなんてことはしないはずだぞ!」
律子「……たしかに、それはそうね。だけどそれじゃあ条件はみんな同じになってしまうわよ?」
美希「ふふ、全然おんなじじゃないの!」
律子「!」
美希「すぐに結婚はできなくても、好感度『90』もあれば、結婚の約束はできるの! 約束して、待っててもらえばいいだけだって思うな!」
響「ふふん、何年も猶予があるなら、自分と美希の好感度をひっくり返すくらいワケないぞ!」
美希「甘いの! 何年も猶予があったら、美希の好感度が100をオーバーして計測不能になっちゃうの」
響「そんなことないぞ! っていうか美希はボディタッチが激しいから、それで数値が水増しされてるに違いないぞ!」
美希「違うの! ミキの愛がハニーに届いてるからこその『90』なの!」
律子「……そもそも美希の好感度が、うちの事務所で最大なのかしら?」
響「え?」
美希「っ!?」
律子「響の『83』が出た時点で、正直それが最大の数値だと思ったわ。誰も敵わないんじゃないかって……」
響「う、うん……まぁ、正直そう思ってたかも」
律子「だけど美希の数値はそれを上回ったわ。上には上がいた……ということは」
美希「そ、そんなことありえないの! ハニーはそんな軽い男じゃないの! きっと好感度80超えは、響とミキの2人だけだって思うな!」
響「そ、そうだよ! きっと他のみんなは50とか60とか、その辺りだぞ」
律子「わからないわよ? あのプロデューサー殿のことだから、自分の担当アイドルはみんな平等に愛してるかも」
美希「し、嫉妬は見苦しいの! 大人しく負けを認めて引き下がるのが、大人だと思うな!」
律子「大人……ね。そう、私は大人で、響は高校生で、美希は中学生なのよね」
美希「だから子供の美希たちに譲って……」
律子「じゃあ美希が私と同じ年齢になったとき、好感度はどうなっているのかしらね?」
美希「!?」
律子「自分で言うのもなんだけど、私は結構大人っぽいと思うのよ。スタイルもそうだし、それに社会人でいつもスーツだし」
美希「り、律子……さん……それ以上はいけないの」
律子「もちろん同僚と担当アイドルじゃいろいろ差が出て当然だけど……一緒にいた時間ならほとんど一緒なのよ」
響「……」
律子「それなのに、どうしてここまで好感度に差が出るのか……そう、プロデューサー殿の好みの問題よ。それが数値に直結しているはず」
美希「そ、それは……」
律子「きっとスタイルはあまり関係がないわね。身長もスリーサイズも、私は美希と響のちょうど中間ぐらいだし」
響「じゃあ、美希→自分→律子の順番になってるものは……」
律子「その1つが―――年齢ね」
響「!」
美希「!!」
律子「私が19歳、響が16歳、美希が15歳……そう、つまり数字だけを見るなら、『年齢が1つ変わるごとに好感度がおよそ10変わっている』のよ」
響「あっ……! 15歳=90、16歳=80、17歳=70、18歳=60、19歳=50!!」
美希「そ、そんなのただの偶然なの!! ハニーは年齢で人を選んだりしないの!」
律子「たしかにそうかもしれない。だけど、考えるうえで1つの基準にはなりうるわ」
響「……やよいの好感度も調べてみる?」
美希「ひ、必要ないの!」
律子「他の可能性も考えてみましょうか。美希→響→私になっている要素を。それがプロデューサー殿の好みを知ることにもつながるかもしれないわ」
美希「……うぅ~」
響「えっと、髪の長さは……美希より自分の方が長いか」
律子「プロデューサー殿は、女の子に世話を焼いてあげたいタイプなんじゃないかしら」
美希「え?」
律子「私はなんでも自分でやってしまうし……響はいろいろできるけど、どこか頼りない面もある」
響「でも美希は寝てばっかりだから……だらけてた方が、プロデューサーは嬉しいのかな?」
律子「無防備な女の子が好きとか、ガミガミ怒らない女の子が好きとかかもしれないわね」
響「じゃあ伊織の好感度は低くなって、雪歩の好感度は高くなりそうだぞ」
律子「プロデューサー殿は猫よりも犬が好きそうなタイプね」
美希「……ふ、2人して言いたい放題なの……」
なんだってー!(棒)
りっちゃんの理論だとあずささんは30前後って事に…
>>76
30…30ってことは嫌ってはいないができるだけ関わりたくないレベルかな?
社長は…
>>79に先に言われた…だとあとsageようぜ
>>83
ダメな”娘”?それなんてアラサーのこと言ってるの?
>>84
??「私はまだ20代ぴよ!」
・・・
律子「……」カタカタ
P「……」カチッ、カタカタ
律子「プロデューサー殿」カタカタ、ターンッ
P「うん?」カタカタ、ターンッ
律子「社内恋愛ってどう思います?」
P「ぶふぉっ!?」
P「な、なんだよ、急に……」
律子「すみません。ちょっと気になったもので」
P「……それは『一般的に』ってことか? それとも『身近なこととして』ってことか?」
律子「どちらも聞かせてもらいたいですね」
P「まぁ、一般的に言えば、いいんじゃないか? あまり出会いのない職業もあるだろし、身近な異性に惹かれるのは自然だということもあるだろう」
律子「なるほど」
P「身近なこととしては……そうだな……メディアに密接なこの業界としては、そういうのはマスコミに餌を与えるようなものだろう」
律子「否定的なスタンスであると解釈しても?」
P「恋愛は好きにしたらいいとは思うが、少なくとも俺はそんなリスクを冒したいとは思えないな」
律子「……そうですか」
律子「でもそれって、アイドルと恋愛すること前提の話ですよね?」
P「え? ……あっ」
律子「たとえば小鳥さんとプロデューサー殿が付き合ってたとしても、マスコミが賑わうことなんてありませんから」
P「それは……」
律子「好きなんですね、アイドルの子が。……誰を、とは聞きませんけど」
P「……」
律子「というか誰が好きか、なんていうのはだいぶ前からわかってますけど。プロデューサー殿は顔に出やすいですから」
P「うぐっ……」
律子「……ちなみに私は、きちんと節度と分別を持って交際する分には、そういったことには寛容です」
P「!」
律子「ですから……職業とか、立場とか、そういったことを言い訳にするのではなく、きちんと自分の気持ちに正直な答えを出してあげてくださいね」
P「律子……」
律子「……言いたいことは、それだけです。さ、今日は定時で上がれるように、きりきり働いてくださいね」
P「……ああ!」
・・・
響「……」
P「あれ? 響、今日はもう帰りじゃなかったか?」
響「あ、うん……そうなんだけど」
P「なにか事務所に用か?」
響「いや、えっと、その……」
P「……」
響「……」
P「お茶でも入れるか」
響「あっ、じゃあ自分が!」トテテ
・・・
P「……旨いな」
響「そう? えへへ」
P「で、どうした?」
響「あ、うん……あの……」
P「もしかして、昼間のスカウターに関係することか?」
響「!」
P「響はすぐ顔に出るな」
響「うぅ……」///
P「響は『83』って言って喜んでたな。それと律子は落ち込んでて、美希はすごく喜んでた」
響「……」
P「察するに、あのスカウターは使う人によって0~100くらいの数値が計測されるんじゃないか? そして戦闘力とは別のものを測ってる……どうだ?」
響「!」
P「お、正解か? 俺もなかなかやるもんだろ」
響「うん……ピヨ子が言うには、プロデューサーからの好感度が測れるんだって」
P「こッ……!? 好感度……そ、そうか、それで……相変わらず音無さんは妙なアイテムを持ってるな」
響「ねぇ、数値は合ってたの?」
P「美希の数値はわかるか?」
響「『90』って言ってたけど……」
P「あー、うん……じゃあきっと、本物だな」
響「……そっか」ズキッ
P「……だから律子はあんなことを言ってたんだな」
響「え?」
P「ああいや、なんでもない」
響「……ねぇ。自分より、美希のほうが好き?」
P「そうだな……たぶん、数値の通りなんだと思う」
響「……!!」
響「これから、美希よりも自分の方が好きになることってないの……!?」
P「……それはもしかして、告白か?」
響「うぇっ!? いや、その、違っ……!?」///
P「その質問には答えられるが、たぶん、最低な答えだから聞かないほうが良いかもしれないぞ」
響「え?」
P「どうする?」
響「き、聞かせて……」
P「……わかった」
P「響の方が好きになるってことも、きっと十分に考えられると思う。2人とも同じくらい好きだからな」
響「……っ!!」///
P「まぁその、なんだ……2人とは他よりも長い付き合いだし、美希ほど露骨じゃないにせよ、響の気持ちも何となく察してはいたよ」
響「ええええっ!?」
P「アニメの鈍感主人公じゃないんだ、さすがにそれくらいはな」
響「うぅ……」///
P「自意識過剰なんじゃないかと思ってたけど、今日の様子を見てすごく安心したし、嬉しかったよ」
P「だけど俺はプロデューサーだから、アイドルの誰かに入れ込みすぎるようなことがあってはいけないんだ」
響「それは、うん……わかってるぞ」
P「そういうわけで、まだ当分は……せめてみんなをトップアイドルにするまでは、今のままの関係で我慢しようと思ってる」
響「我慢?」
P「ああ。……俺も健全で正常な男なんだぞ? 美少女たちに囲まれながら、今までどれほど頑張って我慢してきたことか、察してくれ……」
響「そっか……えへへ、じゃあ早くトップアイドルになってあげないとね!」
P「ああ、頼むよ」
・・・・・・
響「よぉし、じゃあ自分はそろそろ帰るね!」
P「ああ、気をつけて帰るんだぞ」
響「うんっ! ……あ、最後に」
P「ん?」
響「えいっ!」ギュッ
P「っ!?」///
響「……へへ、美希のマネ♪ じゃあまた明日ね、プロデューサー!」ダッ
P「お、おう……またあした」
・・・
美希「ハニー♪ お仕事お疲れ様なの!」ギュッ
P「こら美希、何度も言うようだが、気安く男に抱き付くんじゃない」
美希「え~? 響も抱き付いたのに?」
P「えっ!? な、なんで知ってるんだ!?」
美希「知らないけど、言ってみただけなの」
P「!?」
美希「ふ~ん、そっか、響もダイタンなことするね」
P「…………っ」ダラダラ
美希「スカウターのこと、響に聞いたんだってね?」
P「…………」
美希「これはさっき電話で聞いたから、カマかけじゃないの」
P「そ、ソウデスカ……」
美希「今は美希がちょっと有利だけど、油断ならないカンジだってことは聞いたよ。それと、ハニーがミキたちのために、いろいろガマンしてくれてることも」
P「……まぁ」
美希「ミキたちがトップアイドルになったら、その時に答えをくれる?」
P「いや……それだとちょっと違うな」
美希「え?」
P「俺が言いたいんだ。美希たちが聞いてくるから答えるんじゃない……その時の正直な気持ちを、受け身じゃなくて、俺の意思で伝えたいんだ」
美希「……うんっ♪」///
P「そういうわけだけど、でもこれから先、俺たちの気持ちがどうなるかはわからない。だから俺も愛想尽かされないように努力するよ」
美希「ん~、そんな必要ないって思うな。ミキの気持ちは変わらないよ♪」
P「そう言うなって。……まぁひとまず、お前たちをトップアイドルにすることに専念しなくちゃな」
美希「うん! ハニーがミキをキラキラさせてくれるから、きっとあっという間だと思うな。アハッ☆」
P「頼もしいな、まったく」
・・・
P「聞きましたよ、今回は音無さんが暗躍していたそうですね」
小鳥「あ、暗躍って……人聞きが悪いですよぅ」
P「まぁきっとどうなるかわかっててけしかけたんでしょうから、一応、お礼を言っておきます。ありがとうございました」
小鳥「いえいえ。ちょっともどかしかったので、良いきっかけになればと」
P「今では、これまで以上に良い関係を築けていると思っています」
小鳥「それは良かったです。……ですが、知られざる想いを秘めているのは、スカウターを使った子だけとは限りませんよ?」
P「それは……」
小鳥「ふふっ、プロデュースは、まだまだこれからが本番かもしれませんね」
P「……が、がんばりますっ」
俺たちのアイドルマスターはこれからだ!
おしまい。
このPを一瞬でもイケメンと思った俺を誰か殴って!
ドゴォ
∧,,∧
(´・ω・) ∧_∧ ,";`
⊂( ⊆ ̄つ☆))Д`)
\ /⊂ ⊂~ノ >>105
と丿⊂ と_ノ
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