女「好きです!」男「無理!」(28)
女「なんでですか」
男「まだ…そういうのはいいかな…みたいな」
男「あと胸のサイズ」
女「胸!?胸を膨らませればいいんですね」
男「そう、せめてCは欲しいね」
女「豊胸ってどれくらいかかるんですかね…」
男「いや、手術で得た胸なんてまがい物だよ」
女「ではどうすれば!?」
男「とある学者の一説なんだが…」
男「女性の胸部は、異性の手の平から分泌される汗によって膨れるらしい」
女「はー……つまり男の人に触ってもらうのですか」
男「そうだね、例えば僕とか」
女「お父さんに頼んでみます!」
男「あー…………まあ、がんばれ?」
女「はいっ!」
女家
女「お父さん!!いや、父上!!」
女父「なんだ娘?申してみよ」
女「私の胸を触ってください!!できれば激しく!!」
女父「!?!?!?」
女母「あら……娘を性的虐待?警察呼ぼうかしら」
女父「えー…、女、そういうことは家族に言うもんじゃない」
女「と言われますと?」
女父「部屋で1人、こっそりとするものだ」
女「ですが父上、男の人の手でなければ意味がないのです」
女父「!?!?!?!?」
女母「あら、もうそんな年頃なのね」
女「私も一人前の女になるべく、父上に触ってもらいたいと…」
女父「だ、大体そういうのは彼氏とかにやってもらいなさい、許さないけどね彼氏なんて」
女母「そうよ女ちゃん、こんな冴えない男に胸なんて触らせちゃダメ」
女父「………」
翌日
女「男先輩!!!」
男「なんだ後輩、胸は大きくなったんだろうね?」
女「それが…お父さんに頼んでみても、彼氏にしてもらえ、と言われて…」
男「まあ、それが普通だわな」
女「というわけで…」
男「?」
女「男先輩、私の彼氏になってください!」
男「………………胸が大きくなったらね」
女「だから大きくするために彼氏が…………あれ???」
女「こ、これじゃあどうやっても胸が大きくならない…?」
女「どうすればいいのでしょう男先輩!?」
男「うーん………あ、僕の友達紹介してあげよっか」
女「おお、それは是非!」
男「じゃあまた明日ね」
女「はい!また明日!」
翌日
男「これがその友」
友「こ、こんにちは?」
女「こんにちは!!友先輩、で宜しかったでしょうか!」
友「ああうん、いいけど」
女「早速で悪いのですが友先輩!!」
友「は、はい、なんでしょう」
女「私の胸を揉んでください!!」
友「」
友「ちょっとまってね」
女「?はい」
友「おい待て男、急に連れてきといて何なのこれ」
男「いいじゃん胸の一つや二つ」
友「いいわけ無いだろ…なんで俺が脈絡も無しに女ちゃんの胸揉むんだよ」
男「たまにはこういうのも良いだろ?」
友「意味がわからなすぎる、俺はどうしたらいいの」
男「揉む一択じゃねーの」
友「揉まねーよ馬鹿」
女「友先輩!返事を頂きたいのですが…」
友「あ、ああ!とりあえず俺は、ね、遠慮しておくよ」
女「そうですか……残念です」
友「そ、そう……」
男「じゃあ次は担任でも行ってみるか」
友「は!?お前それ洒落じゃ済まんぞ」
男「あの担任適当だしどうにかなるだろ」
女「では次は先生にお願いですね!」
翌日
担任「夫婦揃ってなんだよお前ら」
女「ふ、夫婦だなんてそんな…」
担任「何照れてんだよ…」
男「先生、今日はお願いがあるんです」
担任「お?なんだよ改まって、成績関係なら断るぞ」
男「いえ………実は、女の…」
担任「女の?なんだよ」
女「私の胸を揉んで欲しいのです!!」
先生A「!?」
先生B「!?」
担任「あー……したいのは山々なんだけど…立場的になぁ」
男「やっぱり、ダメですか?」
担任「ダメとかじゃなくて社会的に死ぬからなぁ…こればっかりは」
女「そうですか…残念です」
担任「ちなみに理由は聞いていいの?」
女「大きくしたいんです!」
担任「…そんだけ?」
女「はい!!」
担任「………それ、誰から聞いた?」
女「男先輩です!!」
男「うっ」
担任「…まあ、ほどほどにしとけよ、男」
男「…わかってますよ、先生」
女「???」
女「うーん……もう当てがないです……」
男「……あ、思い出したぁ」
女「え?何をです?」
男「実は、男じゃなくても、仲の良い同性でもいいんだったぁ」
女「おお!!そうなのですか!!!」
女「では、まだ望みがありますね!!」
翌日
男「で、来てもらったけど」
委員長「何…?告白でもするの?」
男「委員長なら告白より嬉しいんじゃない?」
委員長「何のことよ」
女「男先輩ー!!」
男「あ、来た」
委員長「!?女ちゃん!!??」
女「委員長先輩ではないですか!!では今日は委員長先輩に?」
男「おう、多分OK貰えると思う」
委員長「あ、お、女ちゃん、どうしたの?」
女「実はですね………」
女「…私の胸を揉んで欲しいのです………」
委員長「」
委員長「…………え、え、何、どういうこと?」
男「そのまんまの意味だけど」
委員長「私が女ちゃんの胸を?」
男「揉む」
委員長「………よ、喜んでお受けいたします、よ?」
女「おおお!!!!ありがとうございます!!!」
男「よかったなー女」
委員長「え、何なの、どど、どうすればいいの?」
男「じゃあ俺帰るねー」
女「はい!さようなら!!」
委員長「ちょちょ、ちょっとまってよ男」
男「いいから揉んどけ、役得だから」
委員長「どうしたらいいのよおおお」
女「では、とりあえず脱ぎますね」
委員長「えっ!?ぬ、脱ぐの!?」
女「え?はい、脱ぎます」シュル
委員長「あ、いや、それならそれでいいんだけど、ね」
女「じゃあ、揉んで…ください」パサ
委員長「う、うん…」
翌日
男「どうだった?」
女「それが……触り始めてから5分ほどで、ギブアップだと言われて…」
男「え」
女「あまり効果を得たような気がしません…」
男 (あの意気地無しめ)
男「じゃあ、次に行く?」
男「と言ってもなぁ…もう女の事知ってるような奴なんて…」
女「では男先輩!私のクラスの子を呼んでもいいですか!?」
男「え?別に…いいんじゃないの?」
女「では、呼んできます!!」
男「あ、うん」
女「呼んできました!!!」
清楚「も、もう…何?女ちゃん……あ、男先輩」
男「こんにちは、清楚ちゃん、だっけ?」
清楚「はい、女ちゃんのクラスメイトの清楚です」
女「では早速…」
清楚「なにするの?」
女「私の胸を揉んでくれないか!?」
清楚「え、また何か変な遊び?」
女「遊びじゃない!!真剣だ!!」
清楚「はいはい」
清楚「男先輩、状況の説明をお願いします」
男「女が胸大きくしたいんだってさ」
清楚「で、揉めと」
男「はい」
清楚「揉むぐらいなら別にいいですけど…」
清楚「男先輩は何を?」
男「いや、僕はもう帰るよ、お楽しみを邪魔したりしない」
清楚「楽しみではないですけどね」
女「じゃあ、よろしく、清楚ちゃん」シュルル
清楚「今回だけだからね、女ちゃん」
女「もちろん大きくなるまでだからね?」パサ
清楚「え………それいつになるのよ……」
翌月
男「うーん……」
女「うーん……」
男「変わらないねぇ……」
女「ですねぇ……」
男「………あ、そういえば」
女「?」
男「とある作家が遺した言葉なんだけど」
男「女性が胸を大きくしたいなら、異性との口付けが一番だ」
男「ってのがあってね」
女「……それはつまり、キス、ですか?」
男「そう、例えば僕と、とかね」
女「では次はキスをしてくれる人を探しましょう、男先輩!!」
男「ああ……うん、そうだね」
エロも無いしラブラブも無いし
内容すっからかんすぎた
おわり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません