千住扉間「安価で艦隊これくしょんだと?」 (40)

はじめに
このスレはかれこれ1年ほど艦これを放置していた>>1が久しぶりにゲームを再開するついでに立てたものです
参加者は火影のおっさんども+α提督を導いて艦娘たちと一緒に世界の平和を取り戻すことが目的となります

だが本当は違うのだ…

卑劣な>>1が自分より偉い提督たちに合法的に編成とか建造とかを丸投げし
攻略まで導いてもらおうという卑劣なリプレイssスレなのだ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425388411

大蛇丸「はい。それが今この里で流行ってるゲームの名前です」

扉間「で、それが貴様が我々火影を再び穢土転生した理由とどう繋がるのだ?」

大蛇丸「ふふふ…それはですね」

柱間「おお、見ろ扉間!前回は戦争中だったこともあって静かなものだったが、今回の里は随分と活気に満ちておるのう!」

扉間「…」

柱間「むっ?随分と美味そうな匂いがするの。ヒルゼン。あの店はなんぞ?」

ヒルゼン「初代様。あそこはラーメン屋ですな。ナルトの一番の好物ですぞ」

柱間「ほう!あのナルトのな!それにラーメンとは一体どんなものだ?ううむ気になる!扉間、小難しい話は後にしてまずは腹ごしらえぞ!」

扉間「兄者…」

大蛇丸「ゾンビにも食欲ってあるのね。今度研究してみようかしら」

柱間「って、しまった!ワシ死んでるし金を持っとらんの!ヒルゼン、お主手持ちはいくらある?」

ヒルゼン「初代様。ワシも同じ死人ですゆえ…」

柱間「扉間。お主は持っておらぬか?一両でよい。一両あればワシが博打でなんとか増やしてだな…」

大蛇丸「この人単に博打したいだけなんじゃないかしら。話があさっての方向に行っちゃって戻ってきそうにないわね」

扉間「兄者。猿。しばらく黙れ」ギロッ

柱間「はい」

ヒルゼン「ひいっ!す、すみませんですじゃ!二代目様!」

大蛇丸「ふふ。二代目様にかかれば猿飛先生も型なしね」

扉間「で?話を続けろ。大蛇丸」

大蛇丸「では…どこまで話したかしらね。そうそう、艦隊これくしょん。通称艦これっていう遊びが最近里で流行りだしたってところまでだったわね」

柱間「っていうかそれしか聞いておらんかったの」

扉間「一体誰のせいだと…もう無視して続けろ。大蛇丸」

大蛇丸「…それでね。ざっくばらんに言うと艦隊これくしょんっていうのは、プレイヤーが海軍の提督になって艦娘っていう女の子を指揮して敵と戦争するゲームなんですけど」

柱間「ちょっと待った」

大蛇丸「…」

扉間「なんだ兄者。話が進まんからちょっとその辺で砂利の数でも数えてろ」

柱間「ぬお!酷くない!?」

ヒルゼン「二代目様。初代様のことをそう邪険に扱われては…」

柱間「そうだそうだ!おお、三代目火影はいいこと言うのう!のお?二代目!」

扉間「…言いたいことがあるなら早く言え。兄者」

柱間「うむ。ワシが気になったのはそのゲームとやらの性質ぞ。女の子を使って敵と戦争とな?何故わざわざ女子供を戦いに駆り出す?我らは忍ぞ」

大蛇丸「なんでってそういうゲームだからです」

柱間「それに敵と戦うとは…やはりいつの世も戦いというのか…はぁ」

扉間「兄者、何か勘違いしておらんか?」

柱間「む?」

扉間「ゲームだぞ。遊びだ」

柱間「む?」

大蛇丸「そうです。実際に戦争するわけじゃなくて遊びの上での話ですよ。現実には誰も傷つきません」

柱間「むう…」

大蛇丸「ナルトくん達が一生懸命治世して今の世に本当の戦争ってのが無くなったからこういうのが出てきたんですよ」

柱間「お、おお…!」

扉間「なるほどな。その点に関しては俺も引っかかっていたが合点がいった。この時代、若い世代に戦争を体験したことのない者が増えてきたということだな」

ヒルゼン「どういうことですじゃ?」

扉間「戦争を痛ましいものとして捉えるだけでなく、娯楽として楽しめるほど今の世と本物の争いが縁遠くなっているということだ」

扉間「当事者達には生々しく残る傷跡や鮮明な悪夢も、それを知らない人間にとって戦争というのは、言ってしまえば武勇伝の塊となる」

扉間「戦争は誰であろうと二度と起こってほしくないものだ。だから人は戦争を悪と教える。実際には互いの正義と正義のぶつかり合いなのだがな」

扉間「だが、戦争の再発防止のため戦争そのものを悪と教えれば、先に起こった戦争に参加していた自分たちはどうだ?戦争をした自分たちは悪ではないのか?」

扉間「自分たちの身内がそういった疑問を持ってしまうのは危険だ。だから勝者はこう語るのだ。あの戦争には大義があった。敵は悪辣非道で、自分たちは正しかった」

扉間「だから正しく強い自分たちは良い存在なのだとな。幼い内からそうやって教えられてくれば人はその戦争で活躍した英雄という存在に憧れ、戦争自体にも抵抗感を失ってしまう」

扉間「多少危険な傾向ではあるかも知れんが…逆に戦争の敗者に全てを押し付けることに成功していれば、里の者はなんの憂いも罪悪感もなく生を謳歌することができよう」

扉間「それこそ若者が戦争を題材にした遊びを思いつく程度にはな」

ヒルゼン「ふむ…となるとあのマダラとの戦争から此方では随分と時間が経過したようですな」

大蛇丸「流石私の最も尊敬する二代目火影の千住扉間様。それに猿飛先生。理解が早くて助かるわ」

扉間「で、その戦争ゲームがどうしたというのだ?」

大蛇丸「おっと、また話がズレていたわね。ふふ…でも今回は二代目様の講釈のせいでもあるわよね」

柱間「おお!そうだぞ扉間!お主ワシにばっかり嫌味言いおって自分だって話の腰を折っとるではないか!」

扉間「元はといえば…いや、いい。話を進めろ」

大蛇丸「…それでですね。そのゲームなんだけど、開発者に私の知り合いがいんですよ」

扉間「ほう。それで?」

大蛇丸「それで、開発を務めてたその子…ああ、私の昔のモルモットなんだけど、新作を作るにあたって強烈なインパクトが必要って相当頭を悩ませてたらしくってね」

大蛇丸「里で大人気のゲームの開発なんてなんだか随分面白そうなことやってるし、私もちょうど新しく作った術を試してみたかったし、利害の一致ができると思いません?」

ヒルゼン「いやぁ無理じゃろ」

大蛇丸「あらそんなことありませんでしたよ」

大蛇丸「あの子のまだ幼い子どもと遊びながら家で帰宅を待っててあげたら『何でも言うこと聞きますからその子にだけは手を出さないでください』って快く協力を申し出てくれたし」

扉間「ワシが言うのもなんだが、お主なかなか卑劣な男よの…」

大蛇丸「その後はトントン拍子。変化してその子の知り合いに身分を偽って、艦これの新作の開発に監修役として携わってたの」

扉間「…それで、だから何故それがワシらの穢土転生に繋がった。早く結論を言え」

大蛇丸「せっかちですね…なら結論を言うと、貴方達にこの完成したてのゲームのテストプレイをして欲しいんですよ」

扉間「……は?」

大蛇丸「ふふふ…まだ里の人間には新作のことも内緒にしてるしね」

柱間「つまり、どういうことぞ?」

大蛇丸「ゲームで遊んで欲しいって言ってるんです」

柱間「おお!なんだそんなことか!ワシはてっきりまた戦いに駆り出されるのかと」

大蛇丸「ふふ。戦争のゲームだけどね」

扉間「ふざけるな!!」

柱間「扉間?」

大蛇丸「あらご立腹」

扉間「当たり前だ!わざわざそんなことのために我々すでに死亡した火影達を呼び出したというのか!?どんな倫理観だ!!」

ヒルゼン「そういえばミナトのやつはおらんが、どうしたのじゃ?」

大蛇丸「ああ。本当はあの子をいの一番に先に呼んだのよね」

ヒルゼン「むっ、そうであったか。して奴は今どこに?」

大蛇丸「ええ。それでまあ、彼は素直な子だから、ちゃんと私に協力してテストプレイしてくれてたんだけど」

ヒルゼン「…」

大蛇丸「序盤まではある程度一人で攻略してもらったから、今度は複数人でのテストプレイを試してみようって思ったわけ」

扉間「…で、ワシらか」

大蛇丸「いいえ。その前に別の人です。折角だから夫婦仲睦まじく遊ばせてあげようってクシナを呼び出したんですよ」

ヒルゼン「なんじゃと!?」

大蛇丸「クシナも説き伏せて、ゲームを始めさせたんだけどね。そこで彼女が見たのは、自分を慕う若い女の子に囲まれてデレッデレになったミナト」

大蛇丸「真っ赤なハバネロがトマトを潰して世界が真っ赤になったせいでゲームにならないからテスト終了よ」

ヒルゼン「あやつらの力関係、死んでも変わらんのじゃな…むっ、ということは」

大蛇丸「お気づきになられましたか。さっきも言ったけどピチピチの若い子が沢山いるゲームですから。…ねえ?」

ヒルゼン「やれやれ…ワシにも妻はおるんじゃがな。しかし今は穢土転生の身。逆らうことも出来んか」キリッ

大蛇丸「まずは猿飛先生ゲットね」

柱間「そうかそうか、遊びか!なんだかよくわからんがならばワシもやろうぞ!今の遊びがどんなかワシも気になるしな!」

大蛇丸「流石初代様。よろしくお願いします。きっと退屈はさせないわ」

扉間「おい待て!まだワシの話は終わっていないぞ!」

大蛇丸「面倒になってきたわね。できれば最初に同意はとっておきたかったんだけど、二代目様も協力ってことで強引に参加させちゃっていいかしら」

柱間「うむ!ワシが許す!始めてくれ!」ガシッ

扉間「兄者ァアアアア!!」

大蛇丸「では…ゲームを開始しましょう」スッ

柱間「む?印を結ぶのか?」

大蛇丸「ええ。言ってなかったけど、このゲーム、私が監修してるくらいだから忍術バリバリよ」

大蛇丸「具体的に言えば…貴方達にはこれから、私の生み出した仮想現実空間に移動してもらいます」

大蛇丸「限定月読って知ってるかしら?それの応用で作った限定的な仮想世界…艦これ世界にね」

大蛇丸「体感としては普通に現実を生きてるのと何も変わらないし、相手もまともな一個の人間としての意識があるから…あんまりいじめちゃダメよ」

扉間「兄者!おい!聞いておるのか!おい!兄者!!猿!兄者をワシから引き剥がせ!」

ヒルゼン「二代目様。どうか落ち着いてくだされ。大蛇丸は私の弟子です。関心しないやり方ではありますが、戦争でも功績もありますし、一度くらい付き合ってやっても…」

扉間「ええい話にならん!おい大蛇丸!お主このワシにこんなことをして後でただで済むと…」

大蛇丸「それじゃあ…行ってらっしゃい。お三方」

フッ

大蛇丸「…」

大蛇丸「…ふふふ」

大蛇丸「上手くいったわね」

大蛇丸「さて、それじゃあもう一人くらいテストプレイヤーを追加してみようかしら…」







扉間「う…」

扉間「!?」

扉間「くっ!ここは!?」

柱間「おお、目が覚めたか扉間」

扉間「兄者!よくも…」

柱間「まあまあ扉間。だから落ち着け。お主の悪い癖ぞ」

扉間「何が落ち着けだ!兄者はことの深刻さを理解しておらん!」

柱間「お主が難しく考え過ぎなのだ。たかが遊びに付き合う程度ぞ?」

ヒルゼン「おやお二方、目が穢土転生のものでは無くなっておりますな。それに罅もない」

柱間「ほー!これはいい、本当に生き返ったようではないか!それにこの空間もまるで現実そのものよ!」

柱間「大蛇丸という忍、やるものだの!流石お主の弟子よな、ヒルゼン!」

ヒルゼン「もったいなきお言葉」

扉間「」イライラ

柱間「扉間よ、そう拗ねるな!何度も言うが、これは遊びぞ!終わったらちゃんと帰ればいい!それだけではないか!」

扉間「…どうやってだ」

柱間「どうやってって、そりゃ…」

柱間「…」

柱間「…」

柱間「…」

柱間「…どうやってかの?」

扉間「ええい!だからさっき最初に黙っておれと言ったのに!やるならやるでそれくらい聞き出してからやると言え!」

扉間「兄者が余計な口を出し続けるから最悪の状況ではないか!」

ヒルゼン「この幻術、完璧ですな。内側からではどうやって解術するか見当もつきませぬ」

柱間「ま、まあなんとかなるであろ!こういう術は目的をしっかり果たせば解けるものと相場は決まっておる!」

扉間「相場があればいいがな!…仕方ない。癪だがこうなってはルールに従うより他にあるまい」

柱間「うむ!さあ、遊びを楽しもうぞ!」

扉間「ぐぬぬぬ…」

ヒルゼン「お、落ち着いてくだされ二代目様…」

扉間「分かっておる。だがまずは何をすればいいのか。すでにそこから分からぬ…」

柱間「改めて状況を確認すると、ここは…ふむ、砂浜だの?日差しも暖かいし、風が気持ちいいのう…」

扉間「何を呑気な…むっ、誰か来るぞ」

ヒルゼン「どうやら少女のようですな。我々に向かって歩いてきているようですじゃ」

柱間「ふむ…ということは、彼女が例の艦娘とやらか。ならばどうやら彼女がこの遊びの攻略の鍵となるようだの」

扉間「…ふん。まずは情報だ。とにかく状況を把握しなければ…」


「はじめまして!お待ちしていました、提督!……達?」

書き溜め終了…

柱間「ふむ…」

ザザーン…

「…」

ザザーーーン…

扉間「…」

ザザー……

ヒルゼン「…」

ザッバーーン……

「…?えっと…」

柱間「…のう扉間」

「…」

柱間「提督とはなんぞ?」

「えっ」

扉間「…艦隊の総司令官のことだ。またはその用法から転じ、海軍の将官である元帥、大将、中将 、少将、准将及び代将の総称又は敬称を指す」

「あの」

柱間「つまりどういうことだってばぞ?」

扉間「……艦隊の指揮官のことだ」

柱間「ふむ……それならわかるってばぞ」

「…」

扉間「兄者、本当にわかっているのか?」

柱間「わからぬ…」

扉間「…ナルトの真似か?」

柱間「おお、よくわかったのう!」

扉間「わからいでか」

「え~っと…」

ヒルゼン「お二方。この子が困っておりますれば…」

扉間「だな。漫才はこの辺にしておこう」

柱間「応」

「…」

扉間「で、貴様が艦娘とか云うやつだな?」

「えっ?アッ、ハイ」

扉間「…そうか」

「…」

柱間「…」

ヒルゼン「…」

ザザーン…

「…」

ザザーーーン…

扉間「…」

ザザー……

「…」

ザッバーーン……

(居心地悪い……)

扉間「で、貴様の名は?」

「あ、えっと……」

火影達を迎えに来た艦娘を決めてください
その子がしばらく秘書艦になります
ただし、>>1が持っている艦娘に限定されます
1年前に出てて、あんまりレアじゃない子はそこそこ持ってる……はず

↓で一番最初に名前の出た持ってる子にします

残念ながら秋月は持っていないのだ……
だらしない>>1ですまない

朝潮いた(レベル5)ので朝潮が秘書艦になります
実際にゲームでも今朝潮を秘書艦にしました

朝潮「あ、申し遅れました!私、朝潮と申します!」ビシッ

扉間「うむ。千住扉間だ」

柱間「おっ!なかなかしっかりした女の子ぞ。ワシは千手柱間ぞ。よろしく頼むぞ」

ヒルゼン「まだ幼いのにしっかりしておるのう」

朝潮「ありがとうございます!」

扉間「で、貴様が我々の出迎えだったのは察しがついておる。我々はこれからどこに行き何をすればいい?」

朝潮「そうですね。こんなところで立ち話もなんですので、まずは鎮守府へ行きましょう!こっちです!」ダッ

柱間「鎮守府か…向こうの大きな建物のことだな」

ヒルゼン「ほう。里にあるどんな建物にも負けぬ立派な建物ですな」

扉間「そうだな…見たことのない建築様式だ。興味深い」

朝潮「こっちですよー!」

柱間「はっはっは!もうあんなところまで行ってしまったぞ。足の早い子だの!」

扉間「兄者…忍の我らが言う言葉ではない」

柱間「いやなに、あれくらいの子を見るとツナを思い出してな!」

ヒルゼン「綱手姫はもっとやんちゃでしたがの」

鎮守府

大淀「あっ、朝潮ちゃん」

明石「おかえり!提督はお連れできた?」

朝潮「はい!任務完了です!」

大淀「お疲れ様。それでは早速提督にご挨拶させてもらえる?」

朝潮「はい!こちらのおじいさんがえっと……」

ヒルゼン「おっと、ワシはまだ名乗っておらんかったの。猿飛ヒルゼンですじゃ」

大淀「猿飛提督ですか。新鋭軽巡洋艦、大淀と申します。よろしくお願いいたします」

明石「工作艦の明石です!」

ヒルゼン「おっ。こっちの娘さんは随分と……」デレッ

明石「?」

扉間「ゴホンッ!ゴホンッ」

ヒルゼン「おっと失礼」

明石「はあ……」

大淀「ところでそちらのお二人は?部下か、従者の方ですか?」

扉間「ん?」ピクッ

ヒルゼン「はうっ!?」ビクッ

柱間「はっはっは!確かに見た目だけなら我らのほうが遥かに年下ぞ!無理もなかろう?扉間!」

扉間「…」ギリギリ

ヒルゼン(二代目様の視線が痛い…!)

扉間「…フン。見た目『だけ』ではない。実際に生きておった帰還もこやつのほうが長いのだ」

朝潮(あ。拗ねてる)

大淀「ええっと…」

扉間「我らのことはあとでいい。どうせこれだけの大きな建物だ。他にも大勢暮らしているのだろう?」

大淀「は?は、はあ…そうですが…」

扉間「ならば自己紹介は後で全員が揃った時に纏めてする。まずは我々がここで何をすればよいのか、状況と目的を報告しろ」

大淀「あ、は、はい…わ、わかりました…」

明石「珍しいねぇ…大淀が押されっぱなしとか…」

柱間「扉間…あやつは言い方がきついからのう…」

大淀「あの…では、まず状況についてなんですが…」

****

柱間「ふむ。深海棲艦とな」

大淀「はい。彼女らは、平和な世界に突如出現し、人類の生存域を脅かし始めました…」

明石「その正体は一切不明。一説には沈んだ艦の怨霊とも、戦いで散った人々の憎しみの権化とも言われているわ」

ヒルゼン「敵は魑魅魍魎の類じゃったか」

扉間「ふん。今の我らも対して変わるまい。なにせこの身は穢土転生の身体よ」

ヒルゼン「…」

大淀「今は彼女らに抗える唯一の存在である艦娘が対抗戦力として存在しているから戦線は拮抗しているけれど…最近敵が怪しい動きを始めているんです」

扉間「というと?」

大淀「近々、大規模な作戦を立てて大戦力をぶつけてくるのではないかと」

扉間「なるほど」

朝潮「あの…」

柱間「おお、すまん!退屈な話だったの!いやぁしかし艦娘というのは随分と正義感溢れ勇猛果敢な者たちなようだの!ワシら忍顔負けぞ!」

扉間「兄者…またそうやって」

柱間「だが小さな身体で今まで恐ろしい目に耐え、よう人々のため頑張った!後は我々火影達がやるから安心ぞ」

朝潮「いえ、司令官の皆さんに戦わせるわけには…」

柱間「ん?どうしてぞ?」

明石「どうしてって…決まってるじゃないですか!艤装もなしにどうやって深海棲艦と戦うっていうんですか!」

柱間「え?そりゃ忍術で…」

朝潮「に、忍術…?」

柱間「あれ?おい扉間。ワシなんかおかしなこと言っとるか?」

扉間「兄者は少し黙ってろ。また話が進まなくなる」

柱間「」ズーーーン

朝潮(あ、落ち込んだ)

扉間「で、話の続きだ。直接その深海棲艦とやらと戦えるのは貴様ら艦娘だけだということだな?ならば我々はここで何をしろというのだ?」

扉間「…まあ、さっきから提督だの司令官だの呼ばれていることから察しは付くが…」

大淀「はい!」

明石「それはつまり…」

大淀明石「みなさんには私達の艦隊の指揮を取って欲しいんです!」

木ノ葉隠れの里

大蛇丸「さて、猿飛先生たちは上手くチュートリアルに進んでくれてるみたいね」

大蛇丸「だったら私はあと一人、艦隊の指揮を取ってくれるテストプレイヤーを呼び出すとしましょうか」

大蛇丸「さて、それじゃあ穢土転生の準備を…」

白ゼツ「あのさぁ…」

大蛇丸「あらなあに?生贄」

白ゼツ「いや…ナチュラルに生贄って」

大蛇丸「いいじゃない。どうせアンタら意識共有してんでしょ。その内の一人や二人欠けてもなんの支障もないわよ」

白ゼツ「支障はないかもしれないけど、いくらなんでもボクの命、ゲームのテストプレイより下ってのは酷くないかな」

大蛇丸「何言ってんの。どうせ殺すんだしそれなら有効活用しなきゃでしょ」

白ゼツ「うわっ!マジでひどっ!」

大蛇丸「まったく…酷いのはどっちよ。あの戦争の時、こっそりマダラ達が失敗した時に備えて予備を隠してたんでしょ」

白ゼツ「まーね。で、再びカグヤかーさんの復活に備えてたわけ。そしたらサスケに見つかってゲームオーバーだよ。まったくとんだクソゲーだよね。こっちこそテストプレイして欲しいよ」

大蛇丸「残念。コンティニューやってないのよねそれ」

白ゼツ「あーあ。コイン入れてもダメ?地味に蓄えあるんだけど」

大蛇丸「私を買収しようっての?でもそれも残念。連コインも禁止」

白ゼツ「ケチンボ」

大蛇丸「うるさいわね。アンタ拘束しとくのにもサスケくんから貰ったアンタは研究の分は他にもう取ってあるし、維持費も馬鹿になんないのよ」

白ゼツ「だからエドテンで要らない分処分するんだ」

大蛇丸「クリーンな再利用でしょ?それじゃおしゃべりはもうおしまい」

白ゼツ「だ、ちょ、ちょー!だから待ってってば!」

大蛇丸「ダメ。待たない」パンッ

白ゼツ「ぎゃっ!」

大蛇丸「穢土転生の術」

白ゼツ「…」スーッ

大蛇丸「ふふふ…」

「…ここは?」

大蛇丸「ようこそ。久しぶりね」

「…!」

大蛇丸「アンタにはこれからゲームのテストプレイをしてもらう。拒否はさせないわよ」

話が進まぬ…
今日はここまでにしておく

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月10日 (火) 03:07:25   ID: ayPAY0ZI

続きお願いします!!

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