凛「おしゃべりーな?」李衣菜「おしゃべりん!」 (18)



―――事務所


がちゃ


凛「おはようございます」


李衣菜「……あぁぁぁ……ぉぅぅぁぁぁぅ……!!」プルプル

凛「あ、李衣菜」


李衣菜「ぁ、ぁぁぅぅ……り、凛……お、はy」ピキーン

李衣菜「あぁぁぁぁ指がぁぁぁぁあああ……!」

凛「…………」


凛(李衣菜がギターを抱えながら悶えてる)

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李衣菜「はぁ、はぁ……や、やっと治まってきた……」グター

凛「ああ、指攣ったの……大丈夫?」

李衣菜「う、うん……よくマッサージしないと」

凛「ギターの練習してたんだ?」

李衣菜「あっはは、調子出てきたと思ったらこれだもん……死ぬかと思った」

凛「大げさ」クスッ

李衣菜「あ、笑ったなー? 凛じゃ痛みに耐えられなくて、きっと泣いちゃうねっ」

凛「そう? でも、そもそも私なら指を攣るなんてヘマ、しないけどね」

李衣菜「あぁっ、そんな根本的なとこから!」

凛「ふふっ」

李衣菜「……へへへっ」

凛「おはよ、李衣菜」

李衣菜「うん、おはよう凛!」

凛「今日は一緒のお仕事だよね。よろしく」

李衣菜「ん、こちらこそ。一緒なの、結構久しぶりかも?」

凛「そうだっけ……? レッスンでよく会うからそんな気しないな」

李衣菜「あはは、だねっ」

凛「ま、李衣菜が居れば安心かな」

李衣菜「えっへへ。どんどん頼りにしてよね」

凛「困ったら李衣菜をイジればいいからね」

李衣菜「ちょ、酷いよ!?」

凛「ふふ、嘘だよ。ほんとに頼りにしてるから」

李衣菜「いーよいーよ……どうせ私の方が子供っぽいもんね……」イジイジ

凛「そんなことないよ、李衣菜は……」

李衣菜「私は、なに?」

凛「……うん、ほら。えっと…………」

李衣菜「…………」


凛「ごめんなんにもなかった」

李衣菜「凛なんか嫌いだー!」

凛「ごめん、ごめんってば李衣菜」クスクス

李衣菜「うぅ……」

凛「ちゃんと分かってるから、李衣菜の良いところ」

李衣菜「ふんっ」

凛「好きなことへの情熱はすごいし、そのためにいつも努力してるよね」

李衣菜「…………」

凛「それだけじゃなくて、いつだって楽しそうに歌ってて……私、李衣菜のこと尊敬してるよ」

李衣菜「……へへ。ありがと」

凛「李衣菜はかっこいいよ。私が保証する」

李衣菜「えへへ。凛にそう言われたら悪い気はしないなぁ」

凛「ふふ……」

李衣菜「私だって凛のこと尊敬してるよ。どんなときも前を向いて、一生懸命だから」
 
凛「そ、そうかな」テレ…

李衣菜「私って不安がりだから……あんまり、自分に自信なかったんだよね」

凛「そうだったの?」

李衣菜「うん。アイドルに成り立ての頃は、ネガティブなことばっかり言ってたんだ」

凛「……初めて聞いた」

李衣菜「あはは、初めて言ったもん。……で、輝いてる凛やみんなを見てさ」

李衣菜「『私もやってやる!』って気になれたんだ」
 
凛「…………」

李衣菜「何度も何度も挫けそうになったけど……諦めないで本当によかった」

李衣菜「こうして今、凛と一緒にアイドル出来るしね!」

凛「……!」

李衣菜「って、なんか恥ずかしいこと言っちゃったな……これ、私たちだけの秘密ね?」

凛「…………」

李衣菜「あれ? 凛?」

凛「……よし」

李衣菜「?」


凛「今の話、今日の収録で言ってみよう」

李衣菜「だああああ! ダメだってばぁぁ!」

凛「ゆるひてりーにゃ」

李衣菜「秘密だからね? ぜっっっったい誰にも言わない。おーけー?」ギュゥゥゥ

凛「ぁい」グニィー

李衣菜「ったくもう……!」パッ

凛「いたい……」ヒリヒリ

李衣菜「知らないよっ、このバカリン!」

凛「む、バカは酷いよ李衣菜」

李衣菜「じゃアホリン」

凛「あんまり変わってないよ……」

李衣菜「わがままだなぁ」

凛「わがままとかそういう……ふふっ」

李衣菜「えへへっ」

凛「ふふ、李衣菜とお喋りしてると楽しい」

李衣菜「さすが私。会話術もお手の物だね」

凛「李衣菜はロックだからね」

李衣菜「おっ。よく分かってるね凛!」

凛「って適当に言っとけば喜ぶってプロデューサーが」

李衣菜「ぐぬぬ、プロデューサーめぇ……!」

凛「ふふっ。さ、そろそろお仕事行こうか」

李衣菜「ん、おっけー。時間はまだあるけど、余裕をもって行動、だね!」

凛「そういうこと。じゃあ準備して……」


李衣菜「――よしっ、今日もよろしく相棒ッ!」

凛「うん、任せてよ!」



おわり

というお話だったのさ
アニメでももっともっと絡んでもいいのよ

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