渋谷凛「素直になったのに……」 (41)
※キャラ崩壊
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渋谷凛「お疲れ様です」カチャ
千川ちひろ「おかえりなさ~い。凛ちゃん、お茶飲む~?休憩しようと思って今淹れてるんだけど~」
凛「あ、はい。頂きます」
ちひろ「りょ~か~い」
凛「ふぅ……他に誰も居ないのか……ん?この原稿、美嘉が連載してるおもしろ恋愛相談……」ペラ
美嘉:今回の恋に迷える子羊ちゃんはこの子っ!
【美嘉ちゃん、好きな人にアピールする方法で手っ取り早いのない!?いろいろ試したけど、鈍感なカレってばもう駄目っ!気付かない!こっちの好意なんて霞の如くっ!ちょっと曇ってんな……ぐらいの!俺、仙人じゃないから食えんし……みたいな!それから】
PN・イチャイチャしてアンチエイジング
美嘉:うん、長い★ゴメンネ!かなりカットしちゃったけど、熱いソウルは伝わったよ★そうだね……そこまで鈍感なら、もう素直に自分の気持ちをぶつけちゃいなよ。そんな人に対してね、素直な娘が得してるって場面、何度か見たことあるんだ。もうアピールうんぬんじゃなくて、涙の一つでも見せて、愛の鼓動を感じさせちゃえば完璧!愛のままにわがままに★そして、PN通りイチャイチャしてアンチエイジング!アハッ★オトナな感じになっちゃった!あとねあとね
凛(愛の……鼓動?わからないわ……美嘉も長いし)
ちひろ「おまたせ~」カチャ
凛「あ、ありがとうございます。これ、美嘉のコメント、途中で切れてますね」
ちひろ「ふふ、ほんとはこの三倍くらい書いてたんだけど、プロデューサーさんが長いって削ったの。それに、ちょっとキワドイ事も書いてたから」
凛「経験もないのに、よく書けるよ……」
ちひろ「でも素直になるっていうのは一理あると思うな~。回りくどい事しても、プロデューサーさんは躱してくるだろうし」
凛「……なんでプロデューサー?」
ちひろ「さあ?」
凛「むぅ……でも素直か……」
ちひろ「ふふふ。あ、そうだそうだ。これ、新しいドリンクなんだけど良かったら」ス
凛「え、治験?」
ちひろ「私をなんだと……大丈夫、プロデューサーさんも飲んでるから」
凛「それじゃ……遠慮なく」
モバP「ただいま帰りました~」
ちひろ「噂をすれば……おかえりなさい。あら、菜々さんも一緒ですか」
安部菜々「はいっ!同伴出勤……あ、嘘です。凛ちゃん、そんな真顔で見つめられると……とても震えます」
モバP「迎えに行って一緒に軽く飯食ったから、ある意味同伴出勤……あ、嘘です。真顔やめて」
凛「……」
モバP「うん、何か喋ろうっ!怖いっ!!」
ちひろ「ビビり過ぎですよ……ん?」
三船美優「あの……お疲れ様で……」
モバP「美優さんっ!癒しの美優さんっ!!お疲れ様ですっ!」ダッ
凛「っ!」ダッ
美優「ひゃっ!お疲れ様です……Pさん。ふふっ」ギュッ
モバP「荒んだ、イッ!空気を、グッ!浄化する、んはっ!美優さんっ!!痛いっ!」
凛「っ!っ!っ!!っ!!!」バンバンバンダバンッ!
菜々「……女子高生が放つローキックではないですね、アレ」
凛「いつまで手を握ってんのっ!」
モバP「え、だって癒し……」
和久井留美「……P君?」
モバP「あ、お帰りなさい……」パッ
美優「ぁ……」
留美「……私には?」
モバP「え?」
留美「……」ギュッ
モバP「あ、あの……ほっぺ痛いかなぁって……」
凛「……」ギュッ
モバP「りんもはんでふねる?」
留美・凛「「……」」ンギュゥ!
モバP「いひゃい!いひゃいっ!!」
―――――
本田未央「それで、プロデューサーの頬赤いんだ」
北条加蓮「まあ、それはPさんが悪いね」
モバP「えぇ……」
佐久間まゆ「Pさんは悪くないですよ。彼女でもないのに嫉妬して、ましてや暴力なんて……ちょっと信じられないですねぇ」
留美「そう言われると堪えるわね。ごめんねP君」
凛「……ごめん」
モバP「いやっ!そんな大袈裟にせんでもっ。全然気にしてませんから!まゆも、な?」
まゆ「Pさんがそう言うなら……それじゃ、まゆが擦ってあげますねぇ」
モバP「ぃよっし!学生組はテスト勉強するんだろ?ほら、頑張れ頑張れ」サッ
まゆ「あん。つれないですねぇ」
加蓮「んじゃ、やろうか。……う~ん」
未央「いざやろうと思うと、アレだね。ここの空気、居心地良くてもういいかなぁってなるね」
加蓮「ね?ていうことで、Pさん遊ぼ?」
モバP「馬鹿言ってないで、はよせい。凛とまゆはもう始めとるぞ」
凛「ねぇ、まゆ。ここなんだけど――」
まゆ「それはですねぇ――」
加蓮「あの二人、Pさん絡んでないと仲良いよね」
未央「切り替え早くて、たまに混乱するよね。それじゃ、私達も……早速なんだけど、これどうやるの?」
加蓮「ん、わかんない」
未央「おう、先輩」
菜々「テスト勉強とか懐かしいですねぇ」
モバP「ナウいJKが言うと説得力が違いますね」
菜々「……そうですよ?ナウいJKですよ?何か言いたい事でも?」
モバP「え?言っていいんですか?」
菜々「駄目ですよぉ~。うわ~ん、ちひろさ~ん。プロデューサーがイジメるんですよぉ~」タタ
ちひろ「あぁ、可哀想に。人生の先輩をイジメるとは、許せませんね!」
菜々「ウーサミン! っハイ! 」パシッ
ちひろ「あうっ。うさみみビンタでのご指導……ありがとうございます!先輩っ!」
菜々「うわ~ん、美優ちゃ~ん。いい歳した二人がぁ~ナナを、ナナを~」タタ
美優「えっと……お二人とも菜々さんとじゃれあいたいだけですから……よしよし」
留美「ここで悪ノリしないのが美優らしいっていうか」
モバP「ですね。普通、いい歳した二人がって所に、絶対突っ込み入れますもんね」
留美「それはどうかしら……ふふ」
菜々「そうですよ!美優ちゃんが普通なんです!留美ちゃん!なんでちょっと笑ってるんですかっもう!」
ちひろ「17歳っていう設定で、留美ちゃん美優ちゃんはどうなんでしょう……あら?CDが落ちてますね」ヒョイ
モバP「あ、すいません。俺のですね」
ちひろ「昭和の名曲集?何かの資料ですか?」
モバP「いえいえ。この前実家帰った時、発見しまして。これ、俺が小さい頃、親父が車でよく流してたんですよ。それで懐かしいなって」
ちひろ「へぇ……あ、この曲知ってます。もしも~♪ですよね?菜々さん」
菜々「『あなた』ですね。……ナナもお母さんが聞いてたから知ってるんですよ」
モバP「即座に菜々さんに聞いたちひろさんって生粋ですよね」
ちひろ「何がでしょう??」
モバP「あ、これは無自覚なんだ。ま、いっか。ていうか、それ!その曲ですよっ」
菜々「全然良くないんですけど……この曲がどうかしたんですか?」
モバP「幼い頃から聞いてた所為なんですかね?将来住むならこんな感じがいいなぁとかガキの頃から漠然と思ってて」
菜々「えっと…………大きな窓と~小さなドアーと~♪部屋には古い暖炉があるのよ~♪でしたっけ?」
モバP「そうそう!久しぶりに聞いて、やっぱいいな~って」
留美「……それだけ?」
モバP「いえ、この前実家帰ったって言いましたけど、祖父母が親父達と一緒に住む事になったんですよ。それで元々住んでた家は取り壊すことになって」
ちひろ「それで、プロデューサーさんに土地を譲って、後はお前の好きにしな~みたいな展開ですか?」
モバP「……こういうお金が絡んでくることには察しがいいですね。概ねその通りです。手続きやら、税金のことやらで面倒でしたね」
ちひろ「え!?適当に言ったのに、びっくりですよ。それじゃ、まさか……」
モバP「はいっ!懐メロが切っ掛けと言うのもなんですが……土地とか俺には持て余すし、この際家建てちゃおっかなって」
アイドル達「「「!?」」」
ちひろ「幸せにしてくださいね?」
モバP「は?」
ちひろ「一戸建てを買えるほどの年収ではあるということですよね?一千万はあるのかな?ローンの組み方は?あ、土地はもうあるんだから……」
モバP「ほんとゲスいですね。冗談にしては必死さが垣間見えてますよ」
ちひろ「プロデューサーさん……菜々さんの設定をお笑い視点で、イジッたりもしましたが」
菜々「ちょっ!?お笑い!??」
ちひろ「私だって結婚を意識しなきゃヤバイくらいの歳なんですよ!そんな私の前で一戸建ての購入の話をされたら、それはもうプロポーズと捉えてもおかしくないでしょーが!?」
モバP「おかしいでしょーよ。美優さん、癒しパワーであの黄緑の人を落ち着かせ」
美優「おかしくないですよ?」
モバP「おほぉ……留美さ」
留美「おかしくないわね」
モバP「ふわぁ……こっちも食い気味で…………あ、あー!レッスンの時間だぁ!!菜々さん、行きましょうっ!!ルキちゃんが僕達を待ってる!」ギュ
菜々「ほあっ!?ちょっ待っ!引っ張らないでっ!こけ、こけるっ!ふぎゅっ」ドタ
モバP「あ、すいません……ナイスパンツ!」グ
菜々「ひょあ!」バッ
モバP「……お先」ダッ
菜々「なぁ!?何逃げてるんですかぁ!いろいろ責任とって貰いますからねぇ!!」ダッ
アイドル達「「「……」」」
―――――――――
――――――
―――
モバP「疲れたぁ~幸子~つかれたよ~」ノシ
輿水幸子「ちょっ!圧し掛からないでくださいっ!お~も~い~!」ヨタヨタ
モバP「マストレさんのレッスンがあんなにもハードだとは思わなかったんだよ~」ズルズル
幸子「運動不足解消したいとか迂闊に言うから……ふぬっ!もうっ!自分で歩いてください!」ヨタヨタ
モバP「なんだよ~俺とさっちゃんの仲じゃ~ん」ズルズル
幸子「イラッときますねっ!大体これセクハラですよっ!!」ヨタヨタ
モバP「それはイカンね」パッ
幸子「あ……」
モバP「名残惜しそうなさっちゃんカワイイ」
幸子「……そんな事あるわけないでしょう!」
モバP「え?カワイくないの?」
幸子「こ、この……」
モバP「ふはは、ごめんごめん。ほら、入るぞ。……ただいま帰りましたぁ」カチャ
幸子「まったくもう……お疲れ様です」
ちひろ「おかえりなさい……プロデューサーさん、なんとかして下さいね」
モバP「え?何を……」
凛「おかえり。ほら、ハナコもプロデューサーにおかえりって」
ハナコ「あんっ!」タタッ
モバP「……うん。ただいま……なんか、あんまり突っ込みたくないなぁ……なぁ?ハナコ~」ワシワシ
ハナコ「わふっわふっ!」ペロペロ
モバP「うわっぷ!ははっお前はかわいいなぁ!よ~しよし!!」ワシワシ
凛・幸子「「むっ!」」
未央「犬に嫉妬しなさんな。おかえり、さっちー」
幸子「カワイイという形容詞はボクに対してだけ使われるべきなんですよ。嫉妬なんかじゃありません」
未央「ほんとかなぁ~?くふふ」
幸子「そうなんですっ!それで、なんです?この状況。やけにバラとパンジーがありますけど」
未央「あ~……それね」
宮本フレデリカ「フンフンフフーンフンフフー♪……あなーたー!あなーたー!あなーたーがっ!!いて、ほー!しぃー!!いぃ~!!!」
未央「……ってな、感じなんだよ」
幸子「全っ然わかりません。なんかもう色々とギリギリですよ」
フレデリカ「ふぅ!いい歌だね!あ、幸子ちゃん、めるし~ぼくー?幸子ちゃんも聞いてみるといいよ、コレ!」スチャ
幸子「遠慮しときます。ヘッドホンなんかしたらボクのカワイイ髪がへちゃげて」
フレデリカ「はいっ!」スチャン!
幸子「うなぁ!言ってるそばからっ!」
未央「まぁ、聞いてみなよ。なんとなくわかると思うから」
幸子「わかりましたよ……」
フレデリカ「それじゃ、再生~」ポチ
―――
幸子「……なるほど。真っ赤なバラと、白いパンジー。そして子犬ですか……」
未央「そうっ!そしてこの曲の影響でプロデューサーは家を建てると言いました!それを聞いたちひろさんが一言っ!」
ちひろ「え!?……それはプロポーズも同然?」
未央「はいっ!そうですね!それを聞いたしぶりんは?」
幸子「キタコレ?」
未央「正解!で、これっ!」
幸子「いやいやっ!おかしいでしょう!なんで家建てることがプロポーズなんですかっ!?そもそも、凛さんに……Pさん、家建てるんですか!?」
ちひろ「落ち着いて、幸子ちゃん。もう、とっちらかってる」
幸子「だって……だって!」
未央「うんうん、わかるよ。でもね、そういうもんだと割り切らなきゃ、厳しい芸能界渡り合えないと思うんだ……」
幸子「そういう問題じゃ……」
未央「まあとにかく!昨日事務所に居た娘は、程度の差はあれ、チャンスだと思った訳」
幸子「はぁ……じゃあこのゼクシィの束は、献本とかではなく」
未央「プロデューサーへのアピール?」
ちひろ「留美さんが置いて仕事に行き、まゆちゃんが置いて、加蓮ちゃんが置いて……」
未央「無論っ!私も持ってきた!」
幸子「そんな胸張って……ていうか、アピールじゃなくてプレッシャーじゃないですか」
未央「そこはご愛嬌!」
幸子「……もう、なんでもいいです。とりあえず、Pさんに助け舟出さなくていいんですか?凛さん、かなり詰めてますよ?」
未央「……ねー?どうしよっか」
フレデリカ「あなーたーっ!!!あなーたーがっ!!!」
幸子「それはもういいですっ!!……あの、一ついいですか?美優さんなんですけど……」
未央「うん……一言も喋らず、様子をうかがってるね」
フレデリカ「ばくだんいわ?」
ちひろ「怖いこと言わないでください……」
―――
凛「ねぇ、プロデューサー。昨日言ってた曲さ」
モバP「待て、凛。あの曲に深い意味はない」
凛「ふふ……照れなくていいよ。ちひろさんも言ってたじゃん。プロポーズだって」
モバP「それは、家を建てることについてであって……ていうか、それがプロポーズになることが、そもそもぶっ飛んで」
凛「いいからっ!」
モバP「良くないよ!?それは絶対良くないよ!?」
凛「真っ赤なバラと~、白い~パンジ~……子犬の横には~あな~た~……花屋でペットのハナコ……ふふ、遠まわし……」
モバP「凛が遠い……」
凛「だからさ、とりあえず用意してみたよ。バラ、パンジー、ハナコ」
モバP「そうね……それじゃ、このレースも」
凛「それは、まゆ……」
モバP「そっか……なんか赤いもんね、コレ」
凛「でも、あなたの横でレースを編むのは私だからっ!」
モバP「あなたって……凛、正気に戻ろう。お茶でも淹れようか?」
凛「私は正気だよ。……あのね、これはいい機会だと思ったんだ。素直になるね」
モバP「素直?」
凛「うん。私、プロデューサーが好き。ううん……愛してる。だからさ」
モバP「ちょちょちょ待って待ってっ!」
凛「……だからさ、プロポーズの返事……いいよ?結婚しよ?」
モバP「うそん……この娘、待ってくれない……凛、冷静になろう!俺はプロポーズなんかしてない」
凛「は?」
モバP「あ、いや……えぇ……。り、凛まだ十五歳だろ?法律的にも……」
凛「今から家の施工を始めても、十六歳になってるよ。その歳で結婚って、伝説のアイドルと一緒だね。ふふ」
モバP「アイドルがそんなこと許される訳ないだろ!?あと、戦車でパーティー会場を破壊するような人と一緒にしちゃいけないからなっ!」
凛「分かってる。だから、辞めるよ。アイドル」
モバP「んな!?倒置法!!」
ちひろ「……プロデューサーさん、かなり混乱してますね……」
未央「仕方ないよ、アレじゃ……」
島村卯月「お疲れ様です!お仕事頑張りましたっ!」カチャ
神谷奈緒「お疲れです。……どうしたんだ、アレ。Pさん、すごい狼狽えてるな」
未央「アレね~……」
フレデリカ「実は、かくがくしかじかで……」
卯月「ふんふん、なるほど……。かくがくしかじかじゃ全く分からないですねっ!」
フレデリカ「やっぱり~?だと思った!」
幸子「何がしたいんですか……。アレは――――――」
奈緒「また馬鹿なことを……」
未央「でも、家を建てるのはホントみたいだよ?しぶりん程じゃないけど、私だって、それなりに……」
奈緒「ごにょるなよ……本気みたいじゃないか」
未央「……あはは」
奈緒「……Pさん!!」
モバP「!?おおっ!おかえり!撮影どうだった?上手くいったか?」ダッ
凛「あっ!もうっ!」ダッ
奈緒「あたしに黙って結婚とかっ!!」
モバP「あちゃ~……奈緒もかぁ……」
卯月「奈緒ちゃんも、プロデューサーさんと結婚したいの?」
奈緒「え!?いやっ!その……」
卯月「そっかぁ……私は結婚とかまだ考えられないなぁ……」
モバP「良かった……卯月はまともだ」
卯月「ふふ……でも、プロデューサーさんが結婚かぁ」
凛「幸せになるね」
モバP「凛。ちょっとあっちでお茶飲んでな?」
凛「ん」トト
モバP「素直だな……」
卯月「……ねぇ、プロデューサーさん。私のちょっとした秘密教えてあげましょうか?」
モバP「それは聞かん訳にはいかんな」
卯月「私だって女の子ですからね~。結婚に憧れはあるわけですよ」
モバP「うん」
卯月「それで、想像するわけです。私の旦那様はどんな人だろう……どんな人がいいかな?優しいひと。でもだらしない私を叱ってくれる人。一番はいつも笑顔でいられる人かな、とか」
モバP「……」
凛「ん?」
卯月「そこで思うんです。あれ?そんな人、近くに居るなって。……間抜けですよね。どんな人がいいかじゃなくて、その人がいいんだって、ここで気付くんですよ」
モバP「……卯月」
凛「ちょちょ!待って!!」ガタ
卯月「なんかドキドキしちゃって……もし、想いが通じ合ったら、結婚の前に恋人でいる時間も大切にしたいなぁ、とか妄想したり……ふふ」
モバP「……卯月、お前」
凛「卯月!それ、そういうのっ!私がっ!!」ダッ
幸子「り、凛さん!今はマズイです!なんか……マズイですっ!!」ガッ
フレデリカ「お~、ナイスブロックだね」
卯月「でもですね?私アイドルなんです。ずっとず~と夢だったアイドル……辞めることは出来ない、出来ないなぁって……」
モバP「……そうだな」
凛「離して!あれ、駄目!駄目なやつ!!」ググ
幸子「くぬぬ!誰かっ!誰かっっ!!」ググ
奈緒「お、おうっ」ググ
未央「ご、ごめん!しぶりん、落ち着いて!」ググ
卯月「こんな感じで、勝手に失恋してましたって秘密……で……した。あ、あれ?涙が、勝手に……おか……しいな……」ポロポロ
モバP「ほら、これ使え」ス
卯月「ご、ごめんな……さい……えへへ。お芝居じゃなかなか泣けなくて困るのになぁ。こ、こんな……ふぇぇ」ポロポロ
モバP「卯月が誰に対して失恋したなんて言ってるのかはわからんけど、そいつは待てない奴なのか?」
卯月「ふぇ?」
凛「ふんなぁ!行かせてぇ!!あ゛あ゛あ゛っ!!」グググ
幸子「っ!!~~~~っ!!!」グググ
未央「ふ、ふふ……しぶりん……」
奈緒「笑うとこじゃないって!ふぬぬ」グググ
フレデリカ「のこったのこった~。頑張れ~前頭三枚目~」
幸子「乙女にっ!対して関取、ふぬっ!扱いしないで下さい!て言うか、手伝って!!」グググ
フレデリカ「え?関脇のほうが良かった?ごめんごめん!」
幸子「うなぁぁぁあああ」グググ
三村かな子「……」ピタ
緒方智絵里「どうしたの?……入らないの?」
かな子「今入ると、とっても傷つきそうな気がする……智絵里ちゃん、休憩室でケーキ食べよ?」
智絵里「う、うん……いいけど……」
かな子「今日はとっても甘いケーキなんだよ。アメリカのケーキ、ほら」
智絵里「うわぁ……うわぁ……かな子ちゃん、これ真っ青だよ?若干発光してる……」
かな子「美味しいから大丈夫だよ」
智絵里「その理屈だと、ふぐ丸々一匹……テトロドトキシンごといけちゃうよ?」
かな子「美味しいから大丈夫だよ」
智絵里「え?……あ、うん……ごめんね?でも、それ……じゃがいもの芽ぐらいのパワーがありそう……」
かな子「美味しいから大丈夫だよ」
智絵里「……はい」
かな子「じゃ、行こ?」
智絵里「……うん」
かな子「大丈夫。美味しいから」
智絵里「……はい」
モバP「なんか騒がしいな……卯月、それでどうなんだ?そいつは、卯月がアイドル辞めるその時まで待てない奴なのか?」
卯月「うぅ……わかりません……だって、その人は家も建てて、いろんな娘から求婚されるような人ですから」
モバP「そっか。関係ないけど、卯月が立派にアイドルを勤め上げるまで、俺結婚しないだろうなぁ。なんてな」
卯月「ふぁぁあああ!うわぁぁあああ!プロデューサーさ~ん!!わぁぁあああああ」ギュウ
凛「■■■■■■■■■■■ーーー!」グン!
フレデリカ「……バーサーカー?」
奈緒「んふ。あ、笑っちゃった」
幸子「何を自分にビックリしてるんですかぁ!!離さないでくださいっ!!うわっうわわ!!」ズルズル
未央「ていうか、幾らなんでもしぶりんの様子おかしいって!ちひろさん、なんか飲ませた!?」ズルズル
ちひろ「っ!気配消してたのに……なんで、私が原因みたいに……確かに昨日、新作のドリンクあげましたけど」
奈緒「ちヒロポンかっ!」ズルズル
ちひろ「なんてこと言うんですかっ!変な成分なんて入ってないですよっ!!」
凛「☆☆☆☆☆☆!!あ゛ー!!☆あ゛ー!!☆んあ゛あ゛~!☆」グイグイ
奈緒「ガンギマリじゃねぇか!!アッパーなシュガーハートみたいになってるぞ!!」ズルズル
ちひろ「本当に害は無いはずなんですよ!プロデューサーさんもいつも飲んでるし!これは凛ちゃんのポテンシャルです!」
未央「それを引き出したのが問題でありっ!」ズルズル
ちひろ「それは、あの二人の仲に当てられたからですよ」
モバP「卯月はまだまだ子供だなぁ」ポンポン
卯月「すんっ……えへへ。こうして抱きついてるとプロデューサーさんの鼓動が聞こえて、安心します」
モバP「そっか。まあ、なんだ。ゆっくりな」
卯月「はいっ!」
凛「ぅなぁ……」ガクン
幸子「……急にぐったりしましたね。はぁ……ボクも疲れました」
未央「だね。あ~あ、今回はしまむーが持ってったかぁ」
奈緒「まぁ、今すぐどうこうって訳じゃないから……でも、卯月の勝ちだなぁ」
フレデリカ「決まり手は~シリアス~シリアス~」
ハナコ「あんあん!!」
ちひろ「ふふ、ハナコちゃんかわいいですね。……美優さん?」
美優「……は…………して」スク
ちひろ「ぁ……」
美優「Pさん……ん」クイ
モバP「え?んん!?」
卯月「!?!??!?」
アイドル達「「「」」」
美優「んん」クチュ
モバP「!」
卯月「――」
美優「二人は幸せなキスをして……二人は幸せなキスをして……」グイグイ
モバP「え!ちょっ!まっ」ズルズル
美優「二人は幸せなキスをして……」パタン
ハッピーエンド
参考;あなた 小坂明子
渋谷凛「好きな人にアピールする方法……」
渋谷凛「愛されるということ……」
モバP「みんな……今まで、ありがとう。俺忘れないよ」
こんなん書いてます。よろしかったら……
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