冬馬「ああそれだ…って!?」
翔太「………ごめん」
冬馬「ごめんじゃねえよ! 何だよそれ、砕けてるじゃんか!」
翔太「ごめん…、飴玉の中にまぎれてあってうっかりガリッとやったら…」
冬馬「マジかよ、普通間違えるか?」
翔太「どうしよう…スペアとかある?」
冬馬「うっかり忘れちまった…よりによって何で壊れた日に忘れるんだよちくしょう…」
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翔太「本当にゴメン…、悪気はなかったんだけど…」
冬馬「もう謝らなくていい、済んだことだしな」
翔太「だけどどうするの? このまま外出したら間違いなく騒がれるよ」
冬馬「確かにそうだな…、何か右目を隠すものがあれば…」
ガチャ
北斗「二人とも、お菓子持ってきたよ…ってどうしたんだ?」
翔太「実はうっかり冬馬君の義眼を僕が噛み砕いちゃって…」
北斗「何だその普通に聞いたらありえない話は?」
冬馬「本当なんだ、おまけにスペアも忘れてきてな」
冬馬「それで片眼を隠せるものがあるかどうかを探しているんだが…」
北斗「とりあえず医療用の眼帯をつけてみるか」
北斗「確か医療箱がここに…あった」
北斗「はい、これならどうだ?」
冬馬「う~ん、似合ってるのか?」
翔太「ちょっと違和感あるね…、何だか怪我をしている人みたい」
冬馬「実際に怪我してる人だから違和感もヘチマもねえよ」
翔太「…ごめん」
冬馬「謝らなくて良いって、もう過去のことだって」
冬馬「だがこのまま歩くのはちょっとカッコ悪いな…」
北斗「…それじゃあ玄武から借りるのはどうだい? 」
冬馬「ああ、神速一魂のメンバーの一人からか、確かにいいなそれ」
冬馬「それじゃあ早速話してみるぜ」
冬馬「借りてきたぜ」
北斗「意外と早いな、だけどこれで問題解決だな」
北斗「早速つけてみたらどうだ?」
冬馬「ああ、ちょっと待っててくれ」
冬馬「これでどうだ、似合ってるか?」
翔太「…」
北斗「…ちょっとそれで外を歩いてみるか?」
冬馬「ああ、別にいいけど」
冬馬「………」テクテクテクテク
ヒソヒソヒソヒソ
冬馬「………」テクテクテクテク
ヒソヒソヒソヒソ
冬馬「………///」
冬馬「恥ずかしくて大して歩けなかった…」
北斗「やっぱりかっこ悪くてもこの医療用をつけたほうがいいか」
冬馬「だな」
やめた、鬱しかならない
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