兄(兎)「おい、お前ら!!俺のおやつ食っただろ!?」
姉(猫)「あたしが食べる訳ない。……あんたでしょ」
弟(狼)「ぼく違うよ!おいしそうとは、まぁ思ったけど……」
妹(熊)「お兄ちゃん、また食べられたの?」
兄「そうだ畜生!!大事に取っておいたのを!!」
母(狐)「騒がしいから叫ぶのやめてもらえないかしら?毎度毎度、よく声が枯れないわね」
父(鼠)「…………」(思わず目を逸らす
兄「親父!親父なら何か知ってるだろ!?ずっとここ(居間)に居るんだし」
父「………し、知らん」
兄「はぁ!?……おい、お前もなんか言えよ!!さっきから黙ってばっかでよ!」
姉「迷惑だって。ねぇ?猶ちゃん」
弟「猶兄ちゃん!無視していいよ?」
妹「猶お兄ちゃん、元気ないけど……大丈夫?」
おれ(人間)「………(あ゛ぁ~~~)」
おれ、猶。中2。
この家でただ一人の人間。
おれ(人間)「(まともな奴がいねぇ……)」
これがおれの日常。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424010773
ある日の朝
おれ「行ってきまーす」
母「いってらっしゃーい」
父「今日は早めに帰ってこいよ」
おれ「………?なんで?」
父「何でって……そりゃあ今日はおm」
次の瞬間、狐の母に潰される鼠の父。
母「何でもないわ、ちょっと用事があるのよ。ねぇ?お と う さ ん?」
父「……ぅ、で……」
おれ「早く帰ってくればいいのは分かったから、早くどかないと死ぬぞ父」
母「まぁ」
おれ「っと!おれそろそろ行かねえと遅刻する!」
おれはそう言って、
足早に通学路を駆けていった。
おれ「間に合った…………」
息を切らしながら席に着く。
僚「よ」
おれ「……よ」
僚「毎度お疲れのようで」
おれ「それ言いに来ただけなら殴るぞこのやろ」
僚「こっちはいたわってやってんのに」
クラスメートで友人の僚。
やたらとつっかかってくるウザい奴。
おれ「誠意がねえ」
僚「ゆっち(猶のこと)は誠意込めるレベルじゃないから」
ひでえ。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません