短い
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絵里「今年は穂乃果のために気合いをいれてガトーショコラを作ったわ!」
絵里「亜里沙監修の傑作ね…胃袋を制した者恋愛を制するのよ」
絵里「今の時期私たちの学年は授業が無いけども…だからこそサプライズ告白が炸裂するのよね」
絵里「穂乃果ったらもう何週間も前から…」クスッ
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穂乃果「もう2月だね!早いねー!」
穂乃果「2月って何かイベントあったかな?うーん、節分、あとは~なんだっけね?」チラッチラッ
穂乃果「家で調べることをオススメするよ~穂乃果も調べるから!」
穂乃果「お饅頭飽きたー!洋菓子とか食べたいな、穂乃果最近チョコにはまってるんだ!」
穂乃果「いいよね~チョコ!」
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絵里「もう穂乃果ったら…かーわいい♡」
絵里「…っと、穂乃果たち来たみたいね」
海未「『ともちょこ』っておかしくないですか?バレンタインデーとはそもそも愛を告白する日です。これはローマの故事として語られてきたもので、バレンタイン卿が」
穂乃果「もー海未ちゃんそれ去年も聞いたよー!」
ことり「まぁまぁ、海未ちゃん友チョコのお陰で女子高でも楽しめるんだし」
穂乃果「そーそーことりちゃんの言う通り!あー良い日だったよ~」
穂乃果「バレンタインデーに愛の告白なんて穂乃果はどうでもいいの!」
絵里は「なっ…!?」
穂乃果「バレンタインデー…それは」
ことり「それは?」
穂乃果「チョコをいっーっぱい食べて良い日だよ!がお~っ」ガバッ
ことり「きゃっ!」
穂乃果「ことりちゃん今日は朝からずーっと良い匂いしてるよね!幸せ~」クンクン
穂乃果「いっつも甘い匂いしてるけど今日は格別あまーい♪あまーい♪」グリグリ
穂乃果「穂乃果、ことりちゃんならくれるって信じてたよ!」
ことり「穂乃果ちゃんみんなの前で抱きつていて嗅がないでぇ」クスクス
穂乃果「ことりちゃんチョコいーっぱいくれてありがとっ!世界一大好き!」ギューッ
ことり「穂乃果ちゃんったらぁ」
ことり「穂乃果ちゃんもいつもと同じように甘いミルクの匂いする♪」クンクン
穂乃果「もぉ~くすぐったいよぉ」
キャッキャッ ウフフ
絵里「……」
穂乃果「でも本当に最高の日だね!バレンタインって!」
ことり「そんなに?」
穂乃果「クラスのみんなもたーっくさんチョコくれるしぃ、後輩の子もいっぱいくれたもん」
絵里「…………!!」
穂乃果「去年もいっぱいいっーっぱい貰えたし…バレンタインデー…素晴らしいよぉ…」オオ…!
ことり「でも穂乃果ちゃんには何だか餌付けしたくなっちゃうのことりわかるな♡」
ことり「尻尾ぶんぶんっ!てしてお目目キラキラ~!って」
穂乃果「ことりちゃん穂乃果は犬じゃないよぉ~」アハハ
穂乃果「あー、でもうーん」
ことり「どうしたの?」
穂乃果「もうチョコ貰いすぎてこれ以上はいらないから?なーんちゃって!」
絵里「!?」
あっはっはっはっは
もぅ~穂乃果ちゃん貰い過ぎ~うふふ
絵里「…………………」
絵里「」メキョッ
海未「と、このように悲劇で終わった故事ですので、あまり浮かれずにですね」クドクド
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絵里「昨日こんなことがあったのよ酷くない?」
にこ『で?』
絵里「でってなによ」
希『その…結局穂乃果ちゃんにあげられたん?』
絵里「あげられるわけないじゃない!あんなこと聞いたあとで!」
希『えりち…』
にこ『…はーっ』
にこ『じゃおやすみ』
にこ さん が退室しました
絵里「ちょっとぉ!?」
希『…あげなきゃ作った意味なくなるやん?』
絵里「そうだけど…」
希『まっ、バレンタインデーも終わっちゃったからまた明日から頑張ろ?』
希『おやすみな~』
希 さん が退室しました
絵里「…なによぉ」
絵里「穂乃果のおたんちん…」グスッ
絵里「このガトーショコラ頑張って作ったんだけどな」
絵里「焼き加減が難しくて、練習用に作ったの焦げちゃうし」
絵里「……」ムカムカ
絵里「えーい穂乃果なんて知らないわ!」
絵里「やけ食いしてやるんだから!」
絵里「……」ジッ
絵里「はぁ……私も寝よ」
2/15に続く!
絵里「穂乃果がね、チョコを軽い気持ちでたくさん受け取っていたのよ」
亜里沙「うん」
絵里「酷いと思わない?乙女の心を踏みにじっているのよ!」
亜里沙「うーん?」
絵里「バレンタインデーはチョコをたくさん食べられる日だよなんて言うのよ」
亜里沙「穂乃果さんらしいなぁ」
絵里「あろうことかね、穂乃果ったらね、『チョコ飽きた~』なんて言ってのけたのよ!」
亜里沙「わぁカッコイイ…///」パアア
絵里「感心してないで…それでもう怒って罰を与えなきゃ!ってあげなかったのよ」
亜里沙「ホント…?勇気が出なかったとかじゃなく…?」
絵里「ち、違うわよ!ホントに罰を与えたかったの!」
亜里沙「でも穂乃果さんには効かないよ、たぶん」
絵里「……」
亜里沙「だってそれだけチョコ貰ってるんだもん、一個ぐらい貰わなくても…」
絵里「……そうですね」ハイ
亜里沙「罰より未来のことを考えよう…よし、アドバイザーを呼ぼう」
絵里「アドバイザー?」
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雪穂「私のこれのためにお呼ばれされたの…?」
絵里「お願い雪穂ちゃん!どうにか穂乃果を懲らしめたいのよ!」
亜里沙「お姉ちゃん…」
雪穂「無駄ですって、あれはもう才能です。私はもう諦めました」
絵里「……ちょうど着なくなったコートが一着あったわね。誰か貰ってくれる人は…」
雪穂「お姉ちゃんのことならこの私に任せてください!」
亜里沙「雪穂…」ジト
雪穂「まず食を断つメリットは一切ありません。誰かが必ず抜け駆けするので結局損をするだけですね」
絵里「むむ」
絵里「とにかくお姉ちゃんは何かを貰う天性の才能があるんです!なら私たちはもうこれを生かすしかありません」
絵里「というと?」
雪穂「ことりちゃん方式です……!」
絵里「!?」
雪穂「現状お姉ちゃんの胃を鷲掴みしているのは間違いなくことりちゃんです」
雪穂「あの料理スキル、そして和菓子に飽きたお姉ちゃんの心理を上手くつく洋菓子…」
雪穂「ほんと、美味しいんですよねぇ…」ホワワ
亜里沙「妹の胃袋まで掴んでる…!ハラショ…」
雪穂「とにかく、お姉ちゃんの胃袋を上手く使ってしつけてください」
雪穂「それこそ遠回りのようで最短のルートなんです!」
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絵里「餌をあげるときには…えーときちんと…よし」
絵里「うーん、なんだかブリーダーになれそう」
たったったっ
穂乃果「絵里ちゃん!おっまたせー!」ギュッ
絵里「おっと…ふ・ふ・ふ来たわね」ニヤ
穂乃果「…? あ、絵里ちゃんもう穂乃果楽しみで朝ごはん抜いてきちゃった!」
絵里「任せなさい穂乃果、美味しいスペインバルでご馳走してあげる♪」
・・・
穂乃果「ほわぁーっ!じゅーじゅー言ってるパエリア!アボガドサラダ!ホントにホントにこれ穂乃果全部食べていいの!?」
絵里「穂乃果、待て!」
穂乃果「!はいっ!」
絵里「よーし。いい、穂乃果食べる前にお約束をしましょう」
穂乃果「おやくそく!なに」ジュルッ
絵里「まず月に一回私が料理をご馳走するので必ず来ること」
穂乃果「えっホントに!?絵里ちゃん大好き!」
絵里「ぐ…っ!///」
絵里「ゴホンッ…まだあるわ。ご馳走を楽しみにして、ご馳走してくれる人をずーっと考えましょう」
穂乃果「わかった!」
絵里「よし…何かを貰う時、その子は穂乃果のことが好きだからしているの。軽く考えないできちんと受け止めてあげること。貰えてラッキー♪じゃダメよ」
穂乃果「わかったよ!任せて!」
絵里「よしよし。最後に一つだけ!餌をもらう時に欲しいって言っちゃダメよ。あげるつもりなかったのに穂乃果にせがまれて無理にあげてたら可哀そうでしょ」
穂乃果「うんうん」
絵里「だから相手から貰うまでは口に出さないこと!いいわね」
穂乃果「わかった!パエリア!」
絵里「…食べてよし、穂乃果」パンッ
穂乃果「~~~♡」イタダキマース!
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穂乃果「あー美味しかった♡ありがとう、絵里ちゃん」
絵里「どういたしまして。はい、これ」
穂乃果「?」
絵里「チョコよ。ま、まあチョコいーっぱい貰った人にはいらないかもだけど一応…」
穂乃果「わぁ…!チョコケーキ…♡」
絵里「ガトーショコラ。結構自信作なんだから」
穂乃果「美味しそ~ありがとー絵里ちゃん♡」ぎゅ~~~っ!
絵里「ちょ、ちょっと!」
絵里「…もう穂乃果ったら」クス
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ことり「あっ穂乃果ちゃんおはよう~」
海未「おはようございます、穂乃果」
穂乃果「海未ちゃんおはよ!」
穂乃果「あと、ことりちゃん…」ピタッ
ことり「? なあに穂乃果ちゃ、ん」
だきっ
穂乃果「~~~う~ことりちゃん!ことりちゃんことりちゃんこっとりちゃん!」
ことり「穂乃果ちゃん!?」
穂乃果「いつも美味しいお菓子をありがと!も~ことりちゃんなしには生きていけない!だいすきっ!ありがとっ!ことりちゃんのポカポカ笑顔に癒されるっ!穂乃果の憧れ!やわらかいし暖かいし良い匂いだし、それから、それから」ぎゅっぎゅっ
ことり「ふぇ、ぇえ/// ちょ、ほ、ほの、ほの」
海未「な、人前でなにやっているんですか!ふ、ふしだらなっ!」グイ
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海未「まったく…今朝はなんだったんですか」
ことり「うーん、ことりは嬉しかったけどぉ…」エヘヘ
海未「ことりは甘やかしすぎなんです!まったくっ!」プンプン
ことり「あっ海未ちゃんそれって…手作りクッキー?」
海未「え、ええちょっと挑戦してみたのですが」
穂乃果「…………」ジーッ
海未「なんです穂乃果、穂乃果は最近ちょっと食べ過ぎなのであげませんよ」
穂乃果「…………」クウーン
海未「そ、そんな目をしてもダメです!あげませんよ、あげませんから…」
穂乃果「ウ~~あんっ」ブンブン
海未「だ、ダメですそんな顔を近づけては……!」
穂乃果「あむっ」カプッ
海未「~~~!!!!」
絵里自宅
亜里沙「お姉ちゃん結局どうしたの?」
絵里「穂乃果が簡単に餌付けされないようにきちんとしつけたわ」フフン
絵里「乙女の心をふみにじらないようにきちんと言い聞かせたからもう安心ね」
デンワダヨー エリチャンッ デンワダヨー エリチャンッ
亜里沙「なら良かったけど…あ、電話なってるよ」
絵里「あら」
絵里「海未じゃない。はーいどうしたの?」
海未『絵里!あなたですね!?穂乃果に変なことを吹き込んだのは!』
絵里「!?」
海未『チョコくれた方々に猛烈なハグをお見舞いして学校が大混乱です!』
絵里「えっあの」
絵里『それになんだかふしだらな方法で餌をねだっているんですよ!聞いたら絵里がこうしてねだれと教えてくれたって…!』
絵里「い、言ってないもの!いや言ったけども!」
海未『餌を拾ってくるテクニックが洗練されてしまっているんです!あと!毎月ご馳走する約束してんですって?そういうのはことりで充分です!無暗に餌を与えないでください!わかりましたね?では失礼します!』ブツッ
ツー、ツー、ツー
絵里「…………」
亜里沙「お姉ちゃん…」
絵里「いっそ首輪でもつけて閉じ込めて…」ジャラ
亜里沙「もうみんなで飼えばいいんじゃないかな…」
おわり
急ごしらえでオチなんてなかった
ハッピーバレンタイン!時間合わせではなく単なる遅刻です。おやすみなさい
>>4
絵里「もう穂乃果ったら…かーわいい・」
絵里「…っと、穂乃果たち来たみたいね」
海未「『ともちょこ』っておかしくないですか?バレンタインデーとはそもそも愛を告白する日です。これはローマの故事として語られてきたもので、バレンタイン卿が」
穂乃果「もー海未ちゃんそれ去年も聞いたよー!」
ことり「まぁまぁ、海未ちゃん友チョコのお陰で女子高でも楽しめるんだし」
穂乃果「そーそーことりちゃんの言う通り!あー良い日だったよ~」
穂乃果「バレンタインデーに愛の告白なんて穂乃果はどうでもいいの!」
絵里「なっ…!?」
穂乃果「バレンタインデー…それは」
ことり「それは?」
穂乃果「チョコをいっーっぱい食べて良い日だよ!がお~っ」ガバッ
>>4
絵里「もう穂乃果ったら…かーわいい♡」
絵里「…っと、穂乃果たち来たみたいね」
海未「『ともちょこ』っておかしくないですか?バレンタインデーとはそもそも愛を告白する日です。これはローマの故事として語られてきたもので、バレンタイン司祭が」
穂乃果「もー海未ちゃんそれ去年も聞いたよー!」
ことり「まぁまぁ、海未ちゃん友チョコのお陰で女子高でも楽しめるんだし」
穂乃果「そーそーことりちゃんの言う通り!あー良い日だったよ~」
穂乃果「バレンタインデーに愛の告白なんて穂乃果はどうでもいいの!」
絵里「なっ…!?」
穂乃果「バレンタインデー…それは」
ことり「それは?」
穂乃果「チョコをいっーっぱい食べて良い日だよ!がお~っ」ガバッ
>>6
穂乃果「でも本当に最高の日だね!バレンタインって!」
ことり「そんなに?」
穂乃果「クラスのみんなもたーっくさんチョコくれるしぃ、後輩の子もいっぱいくれたもん」
絵里「…………!!」
穂乃果「去年もいっぱいいっーっぱい貰えたし…バレンタインデー…素晴らしいよぉ…」オオ…!
ことり「でも穂乃果ちゃんには何だか餌付けしたくなっちゃうのことりわかるな・」
ことり「尻尾ぶんぶんっ!てしてお目目キラキラ~!って」
穂乃果「ことりちゃん穂乃果は犬じゃないよぉ~」アハハ
穂乃果「あー、でもうーん」
ことり「どうしたの?」
穂乃果「もうチョコ貰いすぎてこれ以上はいらないかな?なーんちゃって!」
絵里「!?」
あっはっはっはっは
もぅ~穂乃果ちゃん貰い過ぎ~うふふ
絵里「…………………」
絵里「」メキョッ
海未「と、このように悲劇で終わった故事ですので、あまり浮かれずにですね」クドクド
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