伊勢「提督、日向。はい、チョコレート!」 (12)
日向「そうか、バレンタイン・・・か」
提督「そういや今日バレンタインか」
伊勢「二人とも興味なさ過ぎじゃない!?」
バレンタインボイスを聞いて寝起きの頭で書きなぐったSSです。なので短いです
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日向「いや、そんなことはないぞ。なあ提督」
提督「そうだ、別に興味がなかったわけじゃないぞ」
伊勢「それにしてはまったく浮かれた様子もなかったけど・・・」
提督「浮かれてどうするんだよ。俺もらえなくて普通だと思ってたし」
日向「私は本来は渡す側だからな」
伊勢「日向はそうかもしれないけどさ、提督はちょっとは気になったりしません?」
提督「俺はそういうのは学校にいたときに捨て去ったんだよ」
提督「うきうきしててももらえないものはもらえないんだ・・・ってな」トオイメ
日向「そういうの反応に困るな」
伊勢「というか日向は用意してないの?」
日向「ん?」
日向「・・・ほら、提督にはこの特別な瑞雲をやろう」スッ
提督「なんで瑞雲!?チョコならまだしも瑞雲なんていらんわ!」
日向「なら仕方ないな、伊勢にやろう」
伊勢「いや私も持ってるんだけど・・・」
日向「特別と言っただろう?伊勢のとは違う」
提督「まず特別な瑞雲っていうのがよくわからんぞ」
日向「瑞雲12型(六三四空)だ」
伊勢「すごい特別だった!何でそんなの持ってるの!?」
日向「この間夕張が暇そうにしてたから瑞雲を改造してもらったんだ」
提督「あいつすごいな!」
日向「工廠のスペシャリストだからな夕張は」
伊勢「工廠のスペシャリストって・・・完全に妖精さんのポジション奪ってるじゃない」
日向「ある意味私と夕張の友情の証ともいえるだろう」
提督「そんな描写まったくなかったけどな」
日向「ところで本当にいるか?そんな事言った手前流石の私も手放しにくくなってきた」
伊勢「いやいいよ・・・夕張にちゃんとお礼いいなよ?」
日向「言ったさ。私をなんだと思っているんだ」
伊勢「瑞雲大好きっ子」
日向「合ってるな」
提督「否定しないのかそこ」
提督「しかしこれ、伊勢のチョコレート手作りか?」
伊勢「当然ですよ。乙女の嗜みってやつです」
日向「じゃあ私は乙女ではないと?」
提督「お前いちいち突っかかってくるな・・・」
伊勢「ていうか日向お菓子作るの上手でしょうに」
提督「マジか!?」
伊勢「意外でしょ?」
日向「たいしたものは作れないぞ」
提督「まず作れることに驚きだ」
日向「欲しいなら作ってきてあげるぞ?」
提督「いいのか?じゃあ頼む」
日向「じゃあすぐに取り掛かる、と、言いたいが材料がない。伊勢、これから買いに行こう」
伊勢「いいよ。じゃあ提督、ちょっと行ってきますね」
提督「おう、気をつけてな」
伊勢「あ、それと提督、ちょっと耳かして」
提督「なんだ?」
伊勢「そのチョコレート、私の愛情込めてますから。大事に食べてくださいね?」ボソボソ
提督「・・・そうか、ありがとう」
伊勢「あら?薄い反応」
提督「恥ずかしいんだよ・・・ほら、日向が待ってるぞ」
伊勢「はいはい。じゃあ行ってきますね」
日向「私のチョコレートに期待しているといい。それじゃ」
提督「おお、楽しみにしてるぞ」
日向「伊勢、さっき提督になんて言ってたんだ?」
伊勢「ん?んー、秘密」
日向「まあ提督の反応をみただけで大体わかるんだがな」
伊勢「あはは、そりゃそうか」
伊勢「日向も提督に愛情込めたチョコレート、渡すんでしょ?」
日向「ああ。私の溢れんばかりの愛を込めてやるさ」
伊勢(すごい棒読みなのが気になるわ・・・)
日向「いや嘘だぞ?私は別に提督のことを愛しているわけじゃないからな、伊勢と違って」
伊勢「さ、最後のは別に関係ないでしょ!」
日向「周知の事実だろう。提督とも仲よさげにしてるしな。その割にはバレンタインに興味なさげだったが」
伊勢「ん、や、まあそうなんだけどさ・・・改めて言われると恥ずかしいよ」テレテレ
日向(どの口がそれを言うのか・・・)
日向「まったく・・・これを機にケッコンしてしまえばいいのにな」
おわり
伊勢が出てくるSSはあんまりない気がしたのと、日向のバレンタインボイスで吹いたので書いた
この後の展開は今は考えてないので後で思い浮かんだらおまけとして書きます。読んでくれた人いたらどうもありがとうございました
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