男「チュゼンの葉を、探しているのですが」 (7)

男、出発前夜。



ガサゴソ、ガサゴソ
ジジジィーー…

男「よし、完成」ドスッ

男「地域の地図は列車物販で買うからよし…短剣入れて…」

男「固形食、あっ、厄除御守…入れたっけ」ガサガサ

ーーーコンコン

男「あ、少し待ってください」アセ

男「えっと、あとは…わっ」ガツン

ゴロゴロゴロ…

男「あ、あぁあ…」アワアワ

ーーーキィ、ガチャ

?「……大丈夫ですか?」

男「つ、妻さん…」アセ

妻「ごめんなさい、覗いてはならないとはわかっていましたが…あなたが心配で」ガチャ、

男「いえ、僕のことはお気になさらずに……寝ていてください、明日、起こしますから」モタモタ

男「さあさあ、ベッドまで行きましょう」ぐいぐい

妻「…」

妻「ねえ、あなた。本当に平気?」チラ

男「な、なにがですか?」

妻「隠したって無駄ですよ、あなたの焦りの色はよくわかります……。私のために、」

男「つ、妻さん!」ギュウ

パタパタ

男「だめです、それは禁句です。それに僕は、妻さんのためだけにこれから出発するわけじゃないんですよ」

ガチャ、ギィー

男「ほら、大丈夫ですか?横たわれますか?」

妻「ええ、大丈夫です」ポスン

男「……チュゼンの葉を探すのは、僕自身のためでもあります」

パタパタって何の音っすか?

男「僕は、妻さんなくてはこの世に生きていられません。なので……」

妻「…」

男「これは、僕自身のためでもあるのです。ね、妻さん。」

ニギニギ
ギュウ、

妻「…そうですか、ありがとうございます」ニコ

男「…明日の早朝、見送ってください。必ず、チュゼンの葉を見つけて帰りますから」

妻「ええ、わかりました。……でもね、あなた。無理はしないで?」ジィイ

男「…はい、もちろんですよ」ニコ

>>5
歩いてた音ー
自分でもちょっとわかりづらいと思いました。すまそ。

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